JP6621119B2 - スイッチギアキャビネット配置用ラック - Google Patents

Description

本発明はスイッチギアキャビネット配置用ラックに関し、当該ラックは、４本の垂直なプロファイル部材の支柱と８本の水平なプロファイル部材の支柱とを含むメインフレームを備え、当該メインフレームのプロファイル部材の支柱の中の４本が、一定の断面を有する矩形状のラックフレームを形成しており、このラックフレームは周辺用のレセプタクルを有し、当該レセプタクルは、前記プロファイル部材の支柱の少なくとも２つのプロファイル材側面部により形成され、このプロファイル部材側面部は、前記ラックフレームの外部側面に対して開いている。このようなラックは、ドイツ特許出願公開第１０ ２０１４ １０１ ４０４号明細書や米国特許出願公開第２００１／００５０５１６号明細書から周知である。

ドイツ特許第４３ ３６ ２０４号明細書では、１２本のプロファイル部材の断面矩形の支柱から成るメインフレームを開示しており、断面が開いている追加のプロファイル部材を用いて、当該支柱の全てを外側に位置させている。

ドイツ特許出願公開第１０ ２０１４ １０１ ４０４号明細書 米国特許出願公開第２００１／００５０５１６号明細書

先行技術から周知のラックは、特に、それぞれ要求される最少の荷重負担能力に関して、用途に応じて異なる要件に柔軟に対応できる態勢が整っていない、という欠点を大抵は有している。その結果、前記ラックのプロファイル部材の支柱の断面形状は、最大の負担能力用に設計され、当該最大の負担能力は、多くの用途に対して不必要である。スイッチギアキャビネットの製造元は、顧客が後で、どのような用途でこのスイッチギアキャビネットを作成するのかも、大抵は予想できない。その結果ラックは、一般的に、それらの特定の用途に対して測定されたときに過剰な材料を使用し、もしくは、ラックが不必要に複雑な製造手順を用いて製造され、複雑で、特に柔軟性に欠ける断面形状を作り上げ、想定され、要求される全てのプロファイル部材に対応できるように準備している。

したがって本発明の目的は、用途に応じて柔軟に適合できるスイッチギアキャビネット用のラックフレームを提案することであり、この提案されたラックフレームは、その負担能力に関して変化可能であるだけではなく、必要に応じて、追加の機能を提供することも可能にしている。

この目的は、請求項１の特徴を有するラックにより達成される。従属請求項は、本発明の有利な実施形態と共に行なう必要がある。

その結果、矩形の追加のフレームがレセプタクルに挿入できるようになっている。前記追加のフレームは、用途に応じて、ラックフレームの外部側面の中の１つや、それぞれのラックフレームから形成されたレセプタクルに挿入でき、前記ラックフレームを補強するようにしており、あるいは追加の構成要素用の、追加の支持側面部または追加の組立用側面部を利用可能にしている。

例えば追加のフレームは、４本の下部の水平な支柱により形成されるフレームラックに挿入されるベースフレームであってよく、当該追加のフレームを用いて、スイッチギアキャビネットにメインフレームを取付けている、もしくは、ベースパンを取付けるための取付用レセプタクルを有する、追加の支持側面部および／または追加の組立用側面部を、メインフレームの内周に沿って提供している。

追加のフレームは屋根のフレームであってもよく、当該屋根のフレームは、例えば屋上型の空気調和機のような、屋上型構造の組立用のように、４本の上部の水平なプロファイル部材の支柱により形成されるラックフレームに配置されている。

同様に、メインフレームの垂直側面部の１つにおけるラックフレームのレセプタクルで、追加のフレームが外側から挿入されることが考えられ、当該メインフレームは、２本の垂直な支柱および２本の水平な支柱から形成されるラックフレームにより形成され、必要に応じて、このラックフレームに固定されている。このような構成は、例えば、ラックフレームの垂直方向の負担能力を増やすために設けられてよい。さらに、このような追加のフレームを用いて、ラックを隣接するラックに並べる用意をすることが考えられる。このことを超えている用途が考えられる。

８本の水平なプロファイル部材の支柱および４本の垂直なプロファイル部材の支柱から組み立てられた立方体状のメインフレームは、本発明による６つの矩形状のラックフレームを有し、これらのラックフレームは、前記メインフレームの６つの仮想の立方体表面の中の１つに隣接している。メインフレームの６つの矩形状のラックフレームの中の１つだけは追加のフレームが設けられていること、あるいは、複数のラックフレームは追加のフレームが設けられていることが考えられる。１２本全てのプロファイル部材の支柱が、同一のプロファイル部材の断面を有する場合、達成されることは、メインフレームが費用効率の高い方法で製造できることであり、かつ、あらゆる用途の準備のため、水平なベース部や屋根面と同様に、垂直側面部の準備のために、追加のフレームの１つの型のみが必要であるということである。

またラックフレーム用に、プロファイル部材の断面を相違させた複数の追加のフレームが準備され、したがって、相違する要件への対応が可能になることも予測できる。製造におけるメインフレームが、プロファイル部材の同一の断面外周を有するとき、様々な断面形状を有する少数の追加のフレームを用いて多数の要求に柔軟に対応することが、すでに可能である。

レセプタクルは、追加のフレーム用の支持側面部を有してもよい。さらに、レセプタクルは接続側面部を有してもよく、当該接続側面部を用いて、支持側面部が、プロファイル部材側面部外側またはラックフレームの外縁と接続されている。追加のフレームを部分的に受け入れるように、換言すると完全には受け入れないように、レセプタクルを設けてもよく、前記追加のフレームは、ラックフレームの前記レセプタクルから突出している部分を有している。しかしながら、追加のフレームもまた、レセプタクルで完全に受け入れられてもよい。

さらに、追加のフレームのプロファイル部材の支柱が、周囲が閉じられた中空のプロファイル部材の断面を示していてもよい。これらもまた、開かれたプロファイル部材の側面部を有する中空のプロファイル部材の断面を示していてもよく、当該開かれたプロファイル部材の側面部は、レセプタクルにおいて受け入れられ、メインフレームのプロファイル部材の支柱のプロファイル部材の側面部により閉じられる。

追加のフレームは、お互いに固定される方法で、または軽く、接続された個別のプロファイル部材の支柱から組み立てられてもよい。特にラックの製造中に、このラックのラックフレームが４本の個別のプロファイル部材の支柱を備えることが予測でき、当該プロファイル部材の支柱は、追加のフレーム形成用のラックフレームのレセプタクルにおいて、最初に組み立てられ、および／または、それぞれの配置により、お互いに平行に並べられる。このように、事前に配置された個別のプロファイル部材の支柱は、例えば、ねじ止めあるいは溶接により、必要に応じて、お互いに、および／またはラックフレームを形成しているプロファイル部材の支柱と接続できる。レセプタクルに個別のプロファイル部材の支柱を備えることは、固定され、予め組み立てられて完成した追加のフレームを用いることよりも、ラックフレームおよび追加のフレームの製造中に、より限定された製造公差を維持する必要があるという点で有利である。特に、レセプタクルで個別のプロファイル部材の組立中に、ラックフレームの任意の製造公差の補償を可能にするように、追加のフレームの個別のプロファイル部材と、必要なら、例えば、２つの機能を有することができ、ラックフレームの角コネクタでもある追加のフレームの角コネクタと、を設計できる。このため、角コネクタは、細長い孔として構成された、補償要素および／またはボルトのための取付用レセプタクルを有することができ、当該補償要素および／または取付用レセプタクルにより、追加のフレームの個別のプロファイル部材がコーナー片と接続されている。

ラックの、特にラックフレームの、プロファイル部材の支柱は、周囲が閉じられた中空のプロファイル部材の断面を有していてもよい。さらに、これらのプロファイル部材の支柱は、シール面からラックの内側領域にずらされた、少なくとも１つの組立面を有していてもよい。例えばプロファイル部材の支柱は、ドイツ特許出願公開第１０ ２０１４ １０１ ４０４号明細書に開示されているような形状を有していてもよい。さらに、プロファイル部材の支柱は、同日に開示されたドイツ特許出願公開第１０ ２０１５ ｘｘｘ ｘｘｘ号明細書の開示文書に開示されているような形状を有していてもよい。

支持側面部および接続側面部は、それぞれ支持面を有してもよく、当該支持面において、追加のフレームが、合致するような方式で少なくても部分的に隣接し、当該隣接面同士がお互いに対して傾斜して延び、特に90°の角度で延びている。レセプタクルに受け入れられた追加のフレームは、取付によりメインフレームのラックフレームと接続されてもよい。取付の手段として、ねじ接続が考えられる。その代わりに、またはそれに追加して、追加のフレームをラックフレームに溶接してもよい。

追加のフレームは、シール手段を用いて、少なくとも１つの支持面に隣接してもよい。特に、追加のフレームがベースフレームを形成し、当該ベースフレームに、メインフレームのベース側のラックフレームが立設しているとき、水分がレセプタクルを通って前記メインフレームに囲まれたスイッチギアキャビネットの内部に入り込むことを防止するのに、シール手段は役立つことができる。そのため、追加的に、例えばスイッチギアキャビネットのベース部のようなベース部に追加のフレームが立設する、追加のフレームの立設側面部を形成する外側のプロファイル部材側面部を完全に閉じることができ、したがって外側のプロファイル部材側面部は、特に、取付用レセプタクルや他の開口部を有さないことができる。このように、追加のフレームを用いて達成されることは、特に高いＩＰ（International Protection：インターナショナル・プロテクション）保護能力であり、当該ＩＰ保護能力は、スイッチギアキャビネットの設計において非常に関連している。

ラックフレームと追加のフレームとの間のレセプタクルに流路を形成することも考えられ、当該流路は、ラックフレームおよび／または追加のフレームのコーナー部で開いている。このように、浸漬塗装中にまだ液体の塗料を用いることで、一方では、ラックフレームと追加のフレームとの間の塗料を、より良好に浸透させることを達成でき、他方では、前記塗料をより良く流出させることを達成できる。追加のフレームの挿入部分を有することにより流路を構成でき、当該挿入部分により、追加のフレームがレセプタクルに挿入され、当該挿入部分は、レセプタクルを完全に満たすのではなく、むしろ、例えばレセプタクルのコーナー領域に空き空間を残し、当該空き空間は、ラックフレームの全長に亘って延びており、または、その代わりに追加のフレームの全長に亘って延びている。

追加のフレームは、ラックフレームの内周を超えて突出してもよく、また追加のフレームが、ラックフレームの外部側面と平行である、組立用側面部および／または支持側面部を有してもよい。この組立用側面部および／または支持側面部は、ラック内部に面して配置されてもよく、また、当該組立用側面部および／または支持側面部が取付けられたラックまたはスイッチギアキャビネットの内側から付属品を取付けるのに役立ってもよい。

追加のフレームは、４本の追加のプロファイル部材の支柱を有してもよく、当該支柱は、それらの端部において、コーナー片を用いて他の追加のプロファイル部材の支柱と90°の角度で接続される。ラックフレームのコーナー領域において、少なくとも１つのコーナー片が、レセプタクルの切り欠きによりラックフレーム内に入り込む接続片を有し、合致するような方式および／または圧力嵌め方式で受け入れられている。接続片は、例えば、ラックフレームにより形成されたレセプタクルに追加のフレームを簡単に滑り込ませることができるように、ラックフレームに関して、追加のフレームを予め位置決めするのに役立ってもよい。これにより挿入時の、ラックフレームと追加のフレームとの傾斜のずれを回避している。さらに接続片を用いて、ラックフレームに関して追加のフレームを予め正確に位置決めしてもよく、その後、必要に応じて、ラックフレームと追加のフレームとの間の圧力嵌め接続用の、さらなる手段のみが必要となるようにしている。この手段は、例えば、ラックフレームと追加のフレームとの間のねじ接続および／または溶接を含んでもよい。

追加のフレームがベースフレームであり、メインフレームに配置されるとき、この追加のフレームが垂直な開口部を有してもよく、当該開口部を用いて、追加のフレームがスイッチギアキャビネットのベース部に固定されている。これによれば、追加のフレームは４本の追加のプロファイル部材の支柱を有することができ、当該追加のプロファイル部材の支柱は、端部で延長方向に対して45°の角度を成し、当該追加のプロファイル部材の支柱のそれぞれは、端部で、コーナー片により他のプロファイル部材の支柱と、90°の角度を形成しながら接続されている。追加のプロファイル部材の支柱の、傾斜したプロファイル部材の端部のそれぞれが切欠きを有することができるようにしてもよく、これらのプロファイル部材の支柱がコーナー片を用いてお互いに接続され、隣接しているプロファイル部材の支柱の切欠きが開口部の１つを形成している。このようにして達成されることは、プロファイル部材の支柱やコーナー片から組み立てられた追加のフレームのねじ接続が、最終的には止めワッシャを使用しながら行なわれるときに、追加のプロファイル部材の支柱も、同時にお互いに接続されるということである。

コーナー片は、少なくとも１つの追加の開口部を有するタブ部を有してもよく、当該タブ部は、追加のプロファイル部材の支柱の傾斜した端部に延び、この追加のプロファイル部材における開口部が、当該タブ部における他の開口部と一直線になっている。例えば、何か他の方法で形成されたねじ、またはねじボルトによってなどの、ねじ接続用に、この一直線になっている開口部を使用でき、例えばスイッチギアキャビネットのベース部などの支持面に追加のフレームを接続し、それにより、追加のフレームの他の追加のプロファイル部材の支柱に対してコーナー片を同時に固定することが、一直線になっている開口部を用いるねじ接続によって達成される。

追加のフレームは、レセプタクルに係止状態で受け入れられてもよく、当該レセプタクルは、追加のフレームがレセプタクルへ挿入する方向に一定の断面を有している。

追加のフレームがレセプタクルへ挿入する方向において、レセプタクルは、追加のフレームの当該挿入方向の寸法と一致する寸法を有してもよく、追加フレームがレセプタクルに挿入された状態で、追加フレームの外側のプロファイル部材側面部が、ラックフレームの外側プロファイル部材側面部または外縁部と並ぶようにしている。

追加のフレームがレセプタクルへ挿入する方向と垂直に、支持側面部が整列していてもよく、当該挿入方向と平行に接続側面部が整列していてもよい。これによれば、支持側面部が、対向する縁部をラックの内周側面部や接続側面部へと移行させることができ、当該内周側面部は、前記接続側面部と平行に延びている。接続側面部および内周側面部は、縁部に垂直な支持側面部の寸法だけお互いにずらして配置されてもよい。

ラックフレームは閉じられたプロファイル部材の断面を有してもよく、追加のフレームは開かれたプロファイル部材の断面を有してもよい。この場合、追加のフレームがレセプタクルに受け入れられたときに、ラックフレームのレセプタクルの、少なくとも１つの閉じられたプロファイル部材の側面部により、開かれたプロファイル部材の側面部が閉じられる。

追加のフレームの形状は、あらゆる定められた形状に限定されない。しかしながら、追加のフレームが挿入部を有してもよく、当該挿入部を用いて、追加のフレームがレセプタクルに挿入される。追加のフレームがレセプタクルに挿入されるときに、挿入部の案内面がレセプタクルの対応する誘導面に沿って、例えば接続側面部に沿って、誘導されるように、当該挿入部の形状を設計してもよい。この挿入過程によれば、レセプタクルの支持側面部が、特に、この挿入動作を制限するストッパーの機能を有することができ、追加のフレームが支持側面部に隣接している状態で、追加のフレームの定められた端の位置をラックフレームに対して到達させている。

また追加のフレームは、組立用開口部を有する取付部を有してもよい。取付部のプロファイル部材の側面部に組立用開口部を構成してもよく、当該取付部は、ラックの内部に面している。しかしながら、ラックフレームのそれぞれの外側に対して、組立用開口部を開いてもよい。ラックフレームの内周側面部を超えてラックの内部へ突出するように、取付部を特に設計してもよい。これによれば、挿入部を用いて、追加のフレームがレセプタクルに挿入されるときに、取付部を有する追加のフレームが、ラックフレームの内周側面部で取付部に隣接することができる。追加のフレームは、特にラックフレームの平面部において、ラックフレームの内周側面部を超えて突出してもよい。

追加のフレームを使用することにより、特に、メインフレームと相違する材料から同一のものを製造することを可能にしている。この点において、材料の選択により強度要件や他の条件に対応することも可能である。特に、このことにより、例えばガラス繊維強化プラスチックなどのプラスチック材料製である、例えば追加フレームを可能にしている。さらに、追加のフレームは非導電性材料から製造されてもよく、このようにして、ラックの追加フレームやメインフレームを用いて取り付けられた部品間を電気的に絶縁している。

本発明のさらなる詳細は、以下の図を参照して説明される。
例示的なラックを示す斜視図である。 図１のラックのベース組立部を示す図である。 例示的なラックのベース組立部のコーナー領域を示す図である。 他のラックを示す断面斜視図である。 さらなる他のラックを示す断面斜視図である。 さらなる他のラックを示す断面斜視図である。 ラックフレームと追加のフレームを結合するのに可能な方法を示す概略図である。 ラックフレームと追加のフレームを結合するのに可能な方法を示す概略図である。 追加のフレームをラックフレームに取付ける２つの方法を示す図である。 ラックのスイッチギアキャビネットへの取付を示す図である。 追加のフレームのラックフレームへのコーナー片を用いた接続を示す図である。 ラックフレーム用および追加のフレーム用のプロファイル部材の支柱の、可能な組み合わせの追加の断面形状を示す図である。 ラックフレーム用および追加のフレーム用のプロファイル部材の支柱の、可能な組み合わせの追加の断面形状を示す図である。 ラックフレーム用および追加のフレーム用のプロファイル部材の支柱の、可能な組み合わせの追加の断面形状を示す図である。

図１は例示的なラック１を示しており、当該ラック１は、メインフレーム２と、ベース側および屋根側における追加のフレーム８とから構成される。追加フレーム８はメインフレーム２に、外部側面Ａから結合されている。例えば、このために、メインフレーム２を底部側の追加のフレーム８に配置すると速やかに、下部の追加のフレーム８をサブベース部に結合でき、または例えば、下部の追加のフレーム８をスイッチギアキャビネットのベース部に固定できる。屋根側の追加のフレーム８は、メインフレーム２の屋根側の外部側面Ａから、メインフレーム２に結合されている。メインフレーム２は、４本の垂直な支柱と８本の水平な支柱を有し、全ての当該垂直な支柱および水平な支柱は、同一の断面形状を有している。

追加のフレーム８は、プロファイル部材の支柱３の内周側面部における底部側および屋根側のラックフレーム４を超えて突出しており、当該プロファイル部材の支柱３は、スイッチギアキャビネットの内部に面していることが理解できよう。底部側の追加のフレーム８の場合、底部側のラックフレーム４を超えて内側に突出する追加のフレーム８の一部が組立用側面部や支持側面部を形成し、当該組立用側面部および支持側面部は、例えば、スイッチギアキャビネットのベースパンの組立に使用できる。屋根側の追加のフレーム８を用いて、水平な組立平面が利用可能になり、当該水平な組立平面に、例えば、空気調和機などの形態で屋根構造を配置し取付けることができる。

追加のフレーム８は、恒久的な方法または取り外し可能な方法で、メインフレーム２と接続できる。特に、必要に応じて、少なくとも１つの追加のフレーム８がエンドユーザにより組み込まれることが予測でき、メインフレーム２と追加フレーム８の間に、ねじ接続が設けられている。このことに関する、さらなる詳細な事項を図８に示している。

図２は、図１によるラック１の底部の集団を例示的な方法で示している。同一のものは底部側のラックフレーム４から成り、当該底部側のラックフレーム４に、図１のメインフレーム２の外部側面Ａから、追加のフレーム８が取付けられる。図２は底部の集団を示しているため、図２による描写において、追加のフレーム８が、結果的に下方からラックフレーム４に取付けられ、またはその代わりに、図１によるラックフレーム４が、追加のフレーム８の上に取付けられる。

ラックフレーム４は長方形状を有しており、その結果として、２×２の等しい長さのプロファイル部材の支柱３から構成されている。これらはコーナー部１３で、コーナー片１６により矩形状のラックフレーム４に接続されている。それに応じて、追加のフレーム８は４本の追加のプロファイル部材の支柱１５から構成され、当該追加のプロファイル部材の支柱１５は、ラックフレーム４の内周側面部２７を超えて、ラックフレーム４の内部の方向に突出している。追加のフレーム８の追加のプロファイル部材の支柱１５の接続、およびラックフレーム４のプロファイル部材の支柱３の接続の両方で役立つように、コーナー片１６を構成できる。このため、追加のフレーム８の追加のプロファイル部材の支柱１５は、コーナー片１６を用いてお互いとねじ接続される一方で、このような方法で予め取付けられた追加のフレーム８は、次の組立工程において、同一のコーナー片１６を用いてラックフレーム４に、例えば溶接またはねじ接続により接続される。

図３は、例示的なラックの底部の集団のコーナー領域を示している。メインフレーム２の水平な支柱３および垂直なプロファイル部材の支柱３の両方が、同一の断面を有するように設計されていることが理解できよう。したがって、ベースフレームが、全周で１つのプロファイル部材の型しか使用しないという事実により、このベースフレームを容易かつ費用効率が高くなるように製造することが可能になる。しかしながら、水平なプロファイル部材の支柱３から形成されたラックフレームにさらなる強度を与えるため、追加のフレーム８が挿入方向Ｘへの挿入動作により、外部側面Ａから、すなわち図３に描写されるように下方から、ラックフレーム４のレセプタクル７へ挿入されている。このコーナー領域において追加のフレーム８は開口部２０を有し、当該開口部２０により、追加のフレーム８を、例えばスイッチギアキャビネットのベース部に固定できる。開口部２０は追加のフレーム８のプロファイル部材の部分に構成され、当該追加のフレーム８は、ラックフレーム４の内周側面部２７を超えて、このラックフレーム４の内部方向に突出している。例えばベースパンなどの組立のためなどの、組立用開口部２８は、一方の組立用側面部および／または支持側面部１４に構成され、当該組立用側面部および／または支持側面部１４は、ラックフレーム４内部に向かって折り曲げられ、かつ当該組立用側面部および／または支持側面部１４を有する追加のフレーム８は、ラックフレーム４の内周側面部２７を超えて突出している。レセプタクル７が挿入方向Ｘにおいて均一な形状を有することが理解されよう。このことは、図４〜図６を参照して詳細に説明される。

図４〜図６は、追加のフレーム８用の様々な形状を示しており、それぞれの当該追加のフレーム８用の様々な形状を、同一のベースフレーム形状と組み合わせている。メインフレーム２のプロファイル部材の支柱３はレセプタクル７を有し、当該レセプタクル７は、外部側面Ａと、プロファイル部材の支柱３により形成されたラックフレーム４の内部と、の両方に対して開かれている。レセプタクル７は基本的に、支持側面部５と、この支持側面部５から折り曲げられた接続側面部６とから形成され、支持側面部５は、接続側面部６を用いてプロファイル部材の支柱３の外縁部１０と接続されている。レセプタクル７に受け入れられた端部側の部分で、追加のフレーム８は挿入方向Ｘにおける寸法を有し、当該挿入方向Ｘにおける寸法は、接続側面部６の長さと正確に一致し、追加フレーム８がレセプタクル７に完全に挿入されたときに、追加のフレーム８の外側で底部側のプロファイル部材側面部２５が、ラックフレーム４の外縁１０と並ぶようにし、外縁部１０および外側のプロファイル部材側面部２５が平坦な支持面を形成するようにしている。追加のフレーム８を挿入方向Ｘに沿ってレセプタクル７に滑り込ませるとき、支持側面部５は追加のフレーム８用の支持面を形成する。接続側面部６および／または支持側面部５と追加フレーム８との間にシール剤１１が設置され、水分が外部側面Ａからレセプタクル７を通って、メインフレーム２に囲まれた空間内に入らないようにしている。この目的のために、追加のフレーム８の外側のプロファイル部材側面部２５も全面に亘って閉じられ、特に、組立用開口部などを有しておらず、水分が外部側面Ａによって浸透しないようにしている。スイッチギアキャビネットの内部に面する組立用側面および／または支持用側面１４は、外側のプロファイル部材側面部２５から垂直距離に位置しており、例えばベースパン用の、取付のための選択肢を提供している。この選択肢のために、組立用開口部２８が設けられている。

追加のフレーム８はプロファイル部材の支柱１５から組み立てられ、当該プロファイル部材の支柱１５は、図４の上部領域に示される断面を有している。プロファイル部材の支柱１５の断面は挿入部Ｓと取付部Ｂとに分けられ、当該挿入部Ｓを用いて、追加のフレーム８がレセプタクル７に挿入され、当該取付部Ｂを有する追加のフレーム８は、ラックフレーム４の内周側面部２７を超えて内側へ向けて突出し、ラックフレーム４により形成される平面内に突出している。

図４による実施形態からの発展で、図５による実施形態において、プロファイル部材の支柱１５の挿入部Ｓの断面には傾斜側面部２９が設けられ、当該傾斜側面部２９は、追加のフレーム８がレセプタクル７に完全に挿入されたときに、追加のフレーム８がレセプタクル７を完全に充填しないようにし、その代わりに、レセプタクル７のコーナー領域に空き流路を残し、当該空き流路は、プロファイル部材の支柱３，１５の長手方向に延びている。これにより、浸漬被覆法によるコーティングを行なうときに、塗料の排出を容易にすることができる。さらに、図４によるプロファイル部材の支柱１５と比較したとき、傾斜側面部２９から生じる傾斜面により、材料の節約が達成される。しかしながら、挿入部Ｓは支持側面部５および接続側面部６の両方に隣接し、次に、プロファイル部材の支柱３に対する追加のフレーム８の明確な位置決めを達成していることが理解できよう。

図６に示される実施形態において、追加のフレーム８の追加のプロファイル部材の支柱１５の断面は、開かれたプロファイル部材側面部３０を示しており、当該開かれたプロファイル部材側面部３０は、正確には挿入部Ｓの一部であり、当該挿入部Ｓは、追加のフレーム８がレセプタクル７に挿入された状態で、接続側面部６および／または支持側面部５に面している。これにより達成されることは、追加のフレーム８がレセプタクル７に完全に挿入された状態で、接続側面部６および／または支持側面部５により追加のフレーム８の開かれたプロファイル部材側面部３０が閉じられるということである。この実施形態により、追加のフレーム８がレセプタクル７に完全に挿入されたときに、開かれたプロファイル部材側面部３０にもかかわらず、お互いに直角に延びている角度がついたプロファイル部材３１を少なくとも用いて、挿入部Ｓが支持側面部５や接続側面部６にそれぞれ隣接するようになっており、次に挿入部Ｓが、プロファイル部材の支柱３に対する追加のフレーム８の明確な位置決めを達成するようになっていることも、順に理解されよう。

図７ａおよび図７ｂを参照すると、追加のフレーム８をラックフレーム４に接続するための２つの可能な方法が示されている。図７ａに示される説明では、追加のフレーム８のプロファイル部材の支柱１５とラックフレーム４のプロファイル部材の支柱３との両方が、個々のプロファイル部材として、お互いにコーナー片１６を用いて接続される一方で、図７ｂに示される説明では、追加のフレーム８がコーナー片１６を用いて予め取付けられ、次の段階で、ラックフレーム４のプロファイル部材の支柱３を位置決めするようになっている。すでに完全に組み立てられたメインフレーム２が次に追加のフレーム８を備える、という改良した解決方法も考えられる。追加のフレーム８をラックフレーム４に接続する型は、このことが製造過程の一部としてすでに発生しているかどうかによって決定でき、あるいは解決方法が好ましいかどうかによって決定できる。

図８は、ラックフレーム４のプロファイル部材の支柱３を追加のフレーム８の追加のプロファイル部材の支柱１５に取付けるための、２つの可能な変形例を示している。上部の描写において、ラックフレーム４と追加のフレーム８とは、破線で示される縁部に沿って共に溶接されている。これにより、ラックフレーム４の外縁部１０と追加のフレーム８の外側のプロファイル部材側面部２５との間に、第１の溶接線が正確に配置される。ラックフレーム４の内周側面部２７と、この内周側面部２７と隣接して一直線になっている追加のフレーム８のプロファイル部材側面部３２との間に、第２の溶接線が配置される。

下部の図は、ラックフレーム４と追加のフレーム８が、お互いにねじ結合もできることを示している。プロファイル部材の支柱３の支持側面部５と、プロファイル部材の支柱１５のプロファイル部材側面部との間にねじ接続部が形成され、当該プロファイル部材側面部は、このねじ接続部の上に合致するような方式で隣接している。ねじ回しを使用してボルト３５などを回すことが可能な工具用開口部３３がプロファイル部材の支柱３の追加のプロファイル部材側面部に形成され、当該プロファイル部材側面部は、支持側面部５および追加のプロファイル部材１５の対応するねじ開口部に対して、支持側面部５からねじ方向に距離を置いて平行に配置されている。

図９は、最初にメインフレーム２と追加のフレーム８がお互いに接続された後の、スイッチギアキャビネットのベース部２１におけるメインフレーム２および追加のフレーム８から成るラック１の組立を示している。このため、コーナー領域における追加のフレーム８は開口部２０を有し、当該開口部２０は、スイッチギアキャビネットのベース部２１のベース部のコーナー片３６において対応するねじ穴３７と一直線になっている。耐久性のある接続を作り出すため、追加のフレーム８とベース部のコーナー片３６がボルト３５を用いてねじ止めされ、当該ボルト３５は、止めワッシャ３４を使用しながら、開口部２０を通ってねじ穴３７に突出している。

図１０は、追加のフレーム８が下部のフレームである実施形態を示しており、当該下部のフレームに、メインフレーム２が配置されている。追加のフレーム８は、コーナー領域において垂直開口部２０を有し、当該垂直開口部２０を用いて追加のフレーム８を、例えばスイッチギアキャビネットのベース部２１（図９参照）に固定できる。追加のフレーム８は、端部で延長方向に対して45°の角度になっている、４本のプロファイル部材の支柱１５を有しており、当該プロファイル部材の支柱１５は、コーナー片１６を用いてそれらの端部でお互いに接続され、90°の角度を形成している。プロファイル部材の傾斜した端部は切欠き部２２を有し、プロファイル部材の支柱１５同士がコーナー片１６を用いてお互いに接続された状態で、お互いに隣接しているプロファイル部材の支柱１５の切欠き部２２が開口部２０を形成するようにしている。コーナー片１６は接続片１７を有し、当該接続片１７は垂直に延び、レセプタクル７のコーナー領域において切欠き部１８によってラックフレーム４に入り込み、合致するような方式および／または圧力嵌め方式でそこに受け入れられている。コーナー片１６は、追加の開口部２４を有するタブ部２３を追加的に有し、それにより、タブ部２３は、プロファイル部材の支柱１５の傾斜した端部を用いて、当該プロファイル部材の支柱１５に延びている。開口部２０および開口部２４は、お互いに一直線になるように正確に配置され、追加のフレーム８がねじ接続されるときに、追加のフレーム８のプロファイル部材の支柱１５に対して、コーナー片１６が予め正確に位置決めされるようにしている。

図１１〜図１３は、ラックフレーム４のプロファイル部材の支柱３および追加のフレーム８のプロファイル部材の支柱１５の、可能な形状を示している。これら全ての実施形態に共通することは、例えばプロファイル部材のフレームの設置面を形成するラックフレーム４の外側のプロファイル部材側面部９は、プロファイル部材の支柱１５の外側のプロファイル部材側面部２５と一直線になっており、外側のプロファイル部材側面部９および２５が平坦な支持面を形成するようにしている。さらに、追加のフレーム８の挿入部の形状は、ラックフレームのレセプタクル７を可能な限り完全に満たすように構成されている。また追加のフレーム８は、フレームラック４の内周側面部２７に常に隣接している。図１１による実施形態において、追加のフレーム８の組立用側面部および／または支持側面部１４は、この追加のフレーム８の上に隣接するラックフレーム４のプロファイル部材側面部と一直線にしており、したがって、可能な限り大きな表面の、スイッチギアキャビネット部品用の支持部を提供している。

図１２による実施形態はラックフレーム４を示し、当該ラックフレーム４において、プロファイル部材の支柱３は、特に重量がある垂直荷重用に設計されている。そのためプロファイル部材の支柱３は、その内部において、プロファイル部材の水平面から垂直方向に延びている２層のリブを有しており、内側における当該リブは、外側のプロファイル部材側面部９で支持している。追加のフレーム８は組立用側面部および／または支持側面部１４を有し、当該組立用側面部および／または支持側面部１４は、ラックフレーム４の内周側面部２７と垂直に延び、したがって、外縁部がラックフレーム４により形成された状態で組立用開口部２８を有する組立面を利用可能にしている。図１３に別の変形例を示している。

上述した詳細な説明、図面および特許請求の範囲に開示された本発明の特徴は、本発明の実施のために、単独でも、また任意の組み合わせでも必須であってよい。

１ フレームラック
２ メインフレーム
３ プロファイル部材の支柱
４ ラックフレーム
５ 支持側面部
６ 接続側面部
７ レセプタクル
８ 追加のフレーム
９ ラックフレームの外側のプロファイル部材側面部
１０ ラックフレームの外縁部
１１ シール剤
１２ 流路
１３ コーナー部
１４ 組立用側面部および／または支持側面部
１５ 追加のプロファイル部材の支柱
１６ コーナー片
１７ 接続片
１８ 切欠き部
１９ コーナー領域
２０ 開口部
２１ スイッチギアキャビネットのベース部
２２ 切欠き部
２３ タブ部
２４ 開口部
２５ 追加のフレームの外側のプロファイル部材側面部
２６ 縁部
２７ ラックフレームの内周側面部
２８ 組立用側面部の組立用開口部
２９ 傾斜側面部
３０ 開かれたプロファイル部材側面部
３１ 角度がついたプロファイル部材
３２ 追加のフレーム８の一直線になっているプロファイル部材側面部
３３ 工具用開口部
３４ 止めワッシャ
３５ ボルト
３６ ベース部のコーナー片
３７ ねじ穴
Ａ 外部側面
Ｂ 取付部
Ｓ 挿入部
Ｘ 挿入方向

Claims (15)

1. ４本の垂直なプロファイル部材の支柱（３）および８本の水平なプロファイル部材の支柱（３）を含むメインフレーム（２）を備え、
   前記水平なプロファイル部材の支柱（３）の中の４本は、一定の断面を有する矩形状のラックフレーム（４）を形成し、
   前記ラックフレーム（４）は周辺用のレセプタクル（７）を有し、当該レセプタクル（７）は、前記ラックフレーム（４）を形成する前記水平なプロファイル部材の支柱（３）の少なくとも２つのプロファイル部材側面部（５，６）により形成され、当該２つのプロファイル部材側面部（５，６）は、追加のフレーム（８）用の支持側面部（５）および接続側面部（６）であり、当該追加のフレーム（８）が下方から前記レセプタクル（７）へ挿入可能なスイッチギアキャビネット配置用ラック（１）において、
   前記追加のフレーム（８）はベースフレームであり、
   前記追加のフレーム（８）に前記メインフレーム（２）が配置され、
   前記追加のフレーム（８）が垂直な開口部（２０）を有し、当該開口部（２０）を用いて、前記追加のフレーム（８）がスイッチギアキャビネットのベース部（２１）に固定されることを特徴とするラック（１）。
2. 前記接続側面部（６）を用いて、前記支持側面部（５）が前記ラックフレーム（４）の、外側のプロファイル材側面部（９）または外縁部（１０）と接続されることを特徴とする請求項１記載のラック（１）。
3. 前記支持側面部（５）および前記接続側面部（６）は、それぞれ支持面を形成し、
   前記支持面において、前記追加のフレーム（８）が、合致するような方式で少なくとも部分的に隣接し、
   前記支持面同士がお互いに対して傾斜して延び、特に90°の角度で延びていることを特徴とする請求項２記載のラック（１）。
4. 前記追加のフレーム（８）は、シール材（１１）を用いて、少なくとも１つの前記支持面に隣接することを特徴とする請求項３記載のラック（１）。
5. 前記ラックフレーム（４）と前記追加のフレーム（８）との間の前記レセプタクル（７）に流路（１２）が構成され、
   前記流路（１２）は、前記ラックフレーム（４）および／または前記追加のフレーム（８）のコーナー部（１３）で開いていることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１つに記載のラック（１）。
6. 前記追加のフレーム（８）は、前記ラックフレーム（４）の内周側面部を超えて、当該ラックフレーム（４）の内部方向に突出し、
   前記追加のフレーム（８）が、前記ラックフレーム（４）の外部側面と平行に並べられた組立用側面部および／または支持側面部（１４）を含むことを特徴とする請求項１〜５のいずれか１つに記載のラック（１）。
7. 前記追加のフレーム（８）は、４本の追加のプロファイル部材の支柱（１５）を含み、
   追加のプロファイル部材の支柱（１５）は、それらの端部のそれぞれにおいて、コーナー片（１６）を用いて他の追加のプロファイル部材の支柱（１５）と90°の角度で接続され、
   少なくとも１つの前記コーナー片（１６）は接続片（１７）を含み、
   前記接続片（１７）は、前記ラックフレーム（４）のコーナー領域（１９）において、前記レセプタクル（７）の切り欠き（１８）を通って前記ラックフレーム（４）内に入り込み、合致するような方式および／または圧力嵌め方式で前記ラックフレーム（４）に受け入れられていることを特徴とする請求項１〜６のいずれか１つに記載のラック（１）。
8. 前記追加のフレーム（８）は４本の追加のプロファイル部材の支柱（１５）を含み、
   前記追加のプロファイル部材の支柱（１５）は、端部で延長方向に対して45°の角度を成し、
   前記追加のプロファイル部材の支柱（１５）のそれぞれは、端部で、コーナー片（１６）により他のプロファイル部材の支柱（１５）と、90°の角度を形成しながら接続され、
   前記追加のプロファイル部材の支柱（１５）の、前記傾斜したプロファイル部材の端部のそれぞれが切欠き（２２）を有し、前記プロファイル部材の支柱（１５）が前記コーナー片（１６）を用いてお互いに接続されるときに、前記プロファイル部材の支柱（１５）の前記切欠き（２２）が前記開口部（２０）の１つを形成することを特徴とする請求項１記載のラック（１）。
9. 前記コーナー片（１６）は、少なくとも１つの追加の開口部（２４）を有するタブ部（２３）を含み、
   前記タブ部は、前記前記追加のプロファイル部材の支柱（１５）の前記傾斜したプロファイル部材の端部を用いて、前記追加のプロファイル部材の支柱（１５）に延び、
   前記追加のフレーム（８）における前記開口部（２０）の中の１つが、前記タブ部（２
   ３）における前記追加の開口部（２４）と一直線になっていることを特徴とする請求項８記載のラック（１）。
10. 前記追加のフレーム（８）は、前記レセプタクル（７）に合致するような方式で捕捉され、
    前記レセプタクル（７）は、前記追加のフレーム（８）が前記レセプタクル（７）へ挿入する方向（Ｘ）に一定の断面を示していることを特徴とする請求項１〜９のいずれか１つに記載のラック（１）。
11. 前記レセプタクル（７）は、前記追加のフレーム（８）が前記レセプタクル（７）へ挿入する方向（Ｘ）において、前記追加のフレーム（８）の前記挿入方向（Ｘ）の寸法と一致する寸法を示し、
    前記追加フレーム（８）が前記レセプタクル（７）に挿入された状態で、前記追加フレーム（８）の外側のプロファイル部材側面部（２５）が、前記ラックフレーム（４）の、外側のプロファイル部材側面部（９）または外縁部（１０）と並ぶようにしていることを特徴とする請求項１〜１０のいずれか１つに記載のラック（１）。
12. 前記支持側面部（５）は、前記追加のフレーム（８）が前記レセプタクル（７）へ挿入する方向（Ｘ）と垂直に延び、
    前記接続側面部は、前記挿入方向（Ｘ）と平行に延びていることを特徴とする請求項２記載のラック（１）。
13. 前記支持側面部（５）は、対向する縁部（２６）を前記フレームラック（４）の内周側面部（２７）に移行させて、前記接続側面部（６）へと移行させ、
    前記内周側面部（２７）は、前記接続側面部（６）と平行に延び、
    前記接続側面部（６）および前記内周側面部（２７）は、前記縁部（２６）に垂直な前記支持側面部（５）の寸法だけお互いにずらして配置されることを特徴とする請求項１２記載のラック（１）。
14. 前記ラックフレーム（４）は、閉じられたプロファイル部材の断面を示し、
    前記追加のフレーム（８）は、開かれたプロファイル部材の断面を示し、
    前記追加のフレーム（８）が前記レセプタクル（７）に捕捉されたときに、前記ラックフレーム（４）の前記レセプタクル（７）の、少なくとも１つの閉じられたプロファイル部材側面部（５，６）により、前記追加のフレーム（８）の開かれたプロファイル部材側面部（３０）が閉ざされることを特徴とする請求項１〜１３のいずれか１つに記載のラック（１）。
15. 前記追加のフレーム（８）は、挿入部（Ｓ）と、組立用開口部（２８）を有する取付部（Ｂ）とを含み、
    前記挿入部（Ｓ）を用いて、前記追加のフレーム（８）が前記レセプタクル（７）に挿入され、
    取付部（Ｂ）を用いて、前記追加のフレーム（８）は、前記ラックフレーム（４）の前記内周側面部（２７）を超えて突出し、
    前記追加のフレーム（８）が前記挿入部（Ｓ）を用いて前記レセプタクル（７）に挿入されるときに、前記追加のフレーム（８）が、前記ラックフレーム（４）の前記内周側面部（２７）で、前記取付部（Ｂ）と隣接することを特徴とする請求項６記載のラック（１）。

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