JP6620748B2 - インジェクタユニット、及び点火プラグ - Google Patents

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Description

本発明は、インジェクタユニットに関する。特に、既存のディーゼルエンジンにおいて圧縮天然ガス(CNG:Compressed Natural Gas)等の気体燃料を使用可能とするためのインジェクタユニットに関する。また、このようなインジェクタユニットに用いられる点火プラグに関する。
ディーゼル排ガスを減らすための一手法として、レトロフィット技術がある。レトロフィット技術とは、既存のエンジンに対して部品を変更・追加することによりエンジンの排気性能を改善するものである。例えば、アメリカ合衆国環境保護庁(EPA:Environmental Protection Agency)が推奨している(非特許文献1)。このレトロフィット技術はアフターマーケットとも呼ばれている。
また、ディーゼル排ガスを減らす方法として、燃料を軽油からCNGに変更することも有効である。そこで、軽油インジェクタをCNGインジェクタに交換することも考えられる。
しかし、CNGは軽油よりも着火温度が高いので、単にインジェクタを交換するだけでは着火することができない。そこで、軽油をパイロットとして使用するか、点火プラグ等の着火手段を併用することが考えられる(非特許文献2)。前者の例としては特許文献1が、後者の例として特許文献2、3がある。
http://www.epa.gov/cleandiesel/technologies/index.htm(米国EPAホームページ、平成26年5月30日検索) 「高効率大型ガスエンジンを開発」(三井造船技報No.191(2007-6), P.19-25) 特開2012−149537号公報 米国公開2012−103302号公報 米国特許8091528号公報 米国特許7963262号公報 特開2007−113570号公報 国際公開第2012/005201号公報
しかし、特許文献1の構成を採用した場合、自動車に軽油用タンクと天然ガス用タンクの両方を搭載する必要があり、自動車の重量が大きくなったり、メンテナンス負担が増大したりする。また、軽油の給油と天然ガスの給油の両方を考慮する必要があり、運転手には煩雑である。
特許文献2に記載の構成では、吸気マニフォルド側に別途インジェクタを設ける必要があり、インジェクタ挿入用の孔を加工する必要がある。したがって、レトロフィット技術には適さない。
特許文献3に記載の構成を採用した場合、マニフォルドに孔を設ける必要は無いが、構造が複雑であり高価なため、レトロフィット技術には適さない。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものである。
本発明のインジェクタユニットは、インジェクタと、共振構造によりマイクロ波を昇圧し、放電を行うイグナイタと、インジェクタ及びイグナイタを収納するケーシングを備える。イグナイタは、放電部、入力されたマイクロ波を伝送する第1部分、マイクロ波と該イグナイタとのインピーダンス整合を行うために容量結合を行う第2部分、容量結合されたマイクロ波を放電部に伝送する第3部分を有する。該イグナイタは、第1部分と第2部分の境界、第2部分と第3部分の境界、又は第1部分内において屈曲していることを特徴とする。
本発明のインジェクタユニットによれば、既存のディーゼルエンジンにおいてCNG等の気体燃料を使用可能とする。
インジェクタユニット1の構成を示す図である。(a)は一部断面の正面図、(b)は一部断面の側面図、(c)は一部断面の背面図、(d)は平面図、(e)は底面図である。 イグナイタ3の構成を示す図である。(a)は正面図であり、(b)は断面正面図である。 イグナイタ3の等価回路である。 インジェクタユニット1の他の構成例を示す図である。 インジェクタユニット1の他の構成例を示す図である。 インジェクタユニット1の他の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、インジェクタユニット1の構成を示す図である。(a)は一部断面の正面図、(b)は一部断面の側面図、(c)は一部断面の背面図、(d)は平面図、(e)は底面図である。同図に示すように、インジェクタユニット1は、気体燃料の一種であるCNGを噴射する2個のCNGインジェクタ2、2と、イグナイタ3と、これらを収納するケーシング4からなる。
インジェクタ2は、本例では、ポート噴射用のインジェクタで広く用いられているソレノイドインジェクタである。図1(a)を参照して、インジェクタ2は、フィルタ等が収容される後端部2a、ニードルバルブを駆動するためのソレノイド等が収容される中央部2b、ニードルバルブやノズル等が配置される先端部2cを有する。中央部2bの直径は先端部2cの直径よりも大きく、典型的には2倍以上である。
イグナイタ3は、CNGを着火するための着火手段の一種である。このイグナイタ3は、共振器による昇圧方式により高電圧を生成して放電を行う点火プラグの一種である。この放電により、その近辺のガス分子から電子が放出されて非平衡プラズマが生成され、これにより燃料が点火する。CNGは軽油よりも着火温度が高く、圧縮自着火が困難である。そこで、インジェクタユニット1では、着火アシストのためイグナイタ3が用いられる。
図1(a)又は図2(a)を参照してイグナイタ3は、マイクロ波が入力される入力部分3a、マイクロ波とイグナイタ3のインピーダンス整合等を目的とした容量結合が行われる結合部分3b、及び電圧の増幅や放電を行う増幅/放電部分3cに分かれる。そして、図1(b)を参照して、入力部分3aと結合部分3bの境界及び結合部分3bと増幅/放電部分3cの境界で屈曲している。イグナイタ3は導電性の金属からなるケース31により内部の各部材が収容される。イグナイタ3の構成の詳細は後述する。
ケーシング4は、複数の筒部を有する円柱状の部材であり、図1(a)のように後端部4a、中央部4b、先端部4cに分かれる。各部位の直径は、4c、4b、4aの順に小さくなっている。ここで図1(d)又は(e)を参照して、2つのインジェクタ2は、ケーシング4の中心に対し点対称に配置され、イグナイタ3は、インジェクタ2A及び2Bを結ぶ線分に直交する方向に配置される。
インジェクタユニット1は、圧縮着火方式エンジンの一種であるディーゼルエンジンのシリンダヘッドに、ケーシング4ごと挿入される。CNGインジェクタ2、イグナイタ3の放熱の関係上、ケーシング4は熱伝導率の高い金属で構成される。従い、実際にはインジェクタ2やイグナイタ3はケーシング4に隠れるので、インジェクタユニット1を正面視等した場合視認できないが、本図では説明の便宜上、ケーシング4は透明なものとして図示している。
なお、図1の例では、インジェクタ2のうち、後端部2aと中央部2bはケーシング4の後端部4aに配置され、先端部2cは中央部4bに配置される。また、イグナイタ3のうち、入力部分3aはケーシング4の後端部4aに配置され、結合部分3bは後端部4aと中央部4bにまたがって配置され、増幅/放電部分3cは中央部4bに配置される。
インジェクタ2は、先端部2cに比べて中央部2bの直径が大きい。従って、仮にイグナイタ3が通常のイグナイタのようにストレートな構造の場合、イグナイタ3の入力部分3aとインジェクタの中央部2bが干渉する。これに対し、イグナイタ3は屈曲しているため、上記入力部分3aと中央部2bは干渉しない。
換言すれば、イグナイタ3がストレートな構造の場合、増幅/放電部分3cをケーシングの中央部4bに配置することができず、後端部4aに配置せざるを得ない。この結果、インジェクタ2の噴射口よりも後ろ側で放電が起きることとなるので、燃料を点火させることが困難となる。
尚、仮に2つのインジェクタ2を中心線(ケーシング4の中心を通る線)からずらせて配置すれば(例えば2個のインジェクタ2を、図1(b)における紙面左側にずらせて配置すれば)、イグナイタ3を曲げ構造にしなくてもインジェクタ2とイグナイタ3の両方の先端部がケーシングの中央部4bに位置するように配置させることもできる。しかし、噴射性能を考慮すれば、2つのインジェクタ2はケーシング4の中心に対し点対称に配置した方が好ましい。従い、イグナイタ3を曲げ構造にすることは、インジェクタ2の噴射性能向上にも寄与する。
次に、イグナイタ3の構成を説明する。イグナイタ3の断面正面図である図2(b)も参照して、入力部分3aには、外部の発振回路で生成されたマイクロ波を入力する入力端子32、第1中心電極33aが設けられる。第1中心電極33aはマイクロ波を伝送する。第1中心電極33aとケース31の間にはセラミック等の誘電体39aが設けられる。
結合部分3bには、第1中心電極33b、第2中心電極34が設けられる。この結合部分3bは、専ら、発振回路とイグナイタ3のインピーダンス整合を行うことを目的に設けられている。第1中心電極33bは、第1中心電極33aに接続しており、かつその接続部分で屈曲している。第2中心電極34は、増幅/放電部分3c側に底部を有する筒状構成であり、筒状部が第1中心電極33bを囲む。棒状の第1中心電極33bと筒状の第2中心電極34の筒部内壁は対向しており、この対向部分において第1中心電極33からのマイクロ波が容量結合により第2中心電極34へ伝送される。第2中心電極34の筒状部分には、セラミック等の誘電体39bが充填され、第2中心電極34とケース31の間にもセラミック等の誘電体39aが設けられる。
増幅/放電部分3cには、第3中心電極35、放電電極36が設けられる。第3中心電極35は、第2中心電極34と接続しており、第2中心電極34のマイクロ波が伝送される。放電電極36は、第3中心電極35の先端部に取付けられる。第3中心電極35はコイル成分を有しており、マイクロ波の電位は第3中心電極35を通過するに従い高くなる。その結果、放電電極36とケース31の間に数十KVの高電圧が発生し、放電電極36とケース31の間で放電が起きる。
図3は、イグナイタ3の等価回路を示す図である。外部の発振回路(MW)から入力されるマイクロ波(電圧V1、周波数2.45GHz)は容量C1を介して、容量C3、リアクタンスL、容量C2からなる共振回路に接続される。また、容量C3と並列に放電部が設けられる。
ここで、C1は結合容量に相当し、主に第2中心電極34と第1中心電極33の位置関係(両電極間の距離や対向する面積)や電極間に充填される材料(本例ではセラミック構造の誘電体39b)により決まる。第1中心電極33は、インピーダンスの調整を容易にすべく、その軸芯方向に移動可能な構成としても良い。
容量C2は、第2中心電極34とケース31によって形成される接地容量であり、第2中心電極34とケース31との距離や対向面積、及び誘電体39cの誘電率によって決まる。ケース31は導電性の金属で構成されており、接地電極としても機能する。
リアクタンスLは、第3中心電極35のコイル成分に相当する。
容量C3は、第3中心電極35、放電電極36及びとケース31によって形成される放電容量である。これは、(1)放電電極36の形状、大きさ及びケース31との距離、(2)第3中心電極35とケース31との距離、(3)第3中心電極35とケース31の間に設けた間隙(空気層)37や誘電体39dの厚み、等で決まる。C2>>C3とすれば、容量C3の両端の電位差をV1よりも十分に大きくすることができ、その結果、放電電極36を高電位にすることができる。更にはC3を小さくすることができるから、コンデンサの面積も小さくて済む。なお、容量C3は実質的には、第3中心電極35とケース31のうち、誘電体39dを挟んで対向する部分によって決まる。逆に言えば、間隙(空気層)37の軸方向の長さを変えることで容量C3の調整を行うこともできる。
結合容量C1が十分に小さいと看做せる場合、容量C3、リアクタンスL、容量C2は直列共振回路をなし、共振周波数fは数式1で表現できる。
Figure 0006620748
つまり、f=2.45GHzとした場合に、放電容量C3、コイルリアクタンスL、及び接地容量C2が数式1の関係を満たすようにイグナイタ3は設計される。
上述のようにイグナイタ3は、共振器による昇圧方式により、電源電圧(イグナイタ3に入力されるマイクロ波の電圧V1)よりも高い電圧Vc3を生成する。これにより、放電電極36と接地電極(ケース31)間に放電が生じる。放電電圧が、その近辺のガス分子のブレークダウン電圧を超えると、ガス分子から電子が放出されて非平衡プラズマが生成され、燃料が点火する。
また、2.45GHz帯の周波数を使用するため、コンデンサの容量が小さく済み、イグナイタ3は、小型化に有利である。また、昇圧方式を採用する結果、イグナイタ3のうち、放電電極36の近傍のみが高電位となるので、アイソレーションの点でも優れる。これらの点において、本発明のイグナイタは、従来の共振構造のイグナイタ(例えば、特許文献4)よりも優れている。
更にイグナイタ3は屈曲構造としているので、インジェクタユニット1のように、狭い空間にイグナイタを挿入することができる。
なお、イグナイタ3では、入力部分3aと結合部分3bの境界、及び結合部分3bと増幅/放電部分3cの境界において屈曲している。仮に結合部分3bで屈曲させる構成とすると、第1中心電極33と第2中心電極34の間で生じる容量結合の大きさの分布が軸対象にならず、この結果、放電電極56から生じる放電が指向性を持つので好ましくない。また、筒状部材である第2中心電極34を屈曲させることは、製造面でも困難性を伴う。
これに対し、一方、入力部分3aと結合部分3bの境界では、第1中心電極33と第2中心電極34は対向しないので、この位置で屈曲させても第1中心電極33と第2中心電極34の間で生じる容量結合の大きさにはさほど影響を与えない。従って、既に設計したイグナイタの設計値が活かせるので、電気設計の工数を減らすことができる。
なお、上記のイグナイタ3屈曲部は角状であるが、R状に(ゆるやかに)曲げた構造であっても良い。
(第2の実施形態)
図4に示すような形態も考えられる。
同図(a)のように、1箇所のみを屈曲させたイグナイタ3を用いても良い。この構成によれば、イグナイタの放電箇所をインジェクタの噴流に近づけることができる。なお、このイグナイタ3は、入力部分3aと結合部分3bの境界部分を屈曲させ、結合部分3bと増幅/放電部分3cの境界部分は屈曲させない構成とすることにより実現できる。
同図(b)のように、結合部分3bの長さを長くしたイグナイタ3を用いても良い。この構成によれば、インジェクタ及びイグナイタの先端部をケーシング4の先端部4cに配置でき、インジェクタの噴射口やイグナイタの放電部を燃焼室に接近させることができる。これにより、インジェクタユニット1による着火特性を向上させることができる。なお、このイグナイタ3は、第1中心電極33bのうち、第2中心電極34と対向しない部分の長さを延長することで実現できる。
同図(c)のように、結合部分3bの長さを長くし、かつ、1箇所のみを屈曲させたイグナイタ3を用いても良い。この構成によれば、インジェクタの噴射口を燃焼室に接近させ、かつ、イグナイタの放電箇所をインジェクタの噴流に近づけることができる。
但し、上記(a)〜(c)のいずれを採用するかは、インジェクタユニット1が取付けられるシリンダヘッドの孔(インジェクタ挿入用の孔)の形状、大きさによる。本発明のイグナイタは屈曲することができ、かつ長さの変更ができるため、様々なシリンダヘッドに対応させることが容易である。特にインジェクタユニット1をレトロフィット用に使用する場合、様々なタイプのディーゼルエンジン(のシリンダヘッド)に対応する必要があるが、各エンジンに対し、個別にイグナイタを設計することは煩雑である。しかし、本願発明のイグナイタによれば、電気特性に影響を及ぼさない箇所で曲げたり、或いは長さ調整を行ったりするので、電気設計の工数を著しく増加させること無く、様々な形状のイグナイタの設計が可能となる。この結果、開発コストを低減でき、ひいては商品のコストダウンを図ることができ、購入者に恩恵を与える。
(第3の実施形態)
図5に示すような形態も考えられる。(a)は一部断面の正面図、(b)は一部断面の側面図、(c)は一部断面の背面図、(d)は平面図、(e)は底面図である。
第1、第2実施形態では、イグナイタ3の先端部(増幅/放電部分3c)がケーシング4の中心軸からずれていたが、本実施形態では、イグナイタ3の先端部がケーシング4の中心軸上にある。
仮にイグナイタ3が通常のイグナイタのようにストレートな構造の場合、イグナイタ3の入力部分3aとインジェクタの中央部2bが干渉するため、イグナイタ3の先端部をケーシングの中心軸上に配置させることができない。
これに対し、本実施形態のイグナイタ3は屈曲しているため、インジェクタ2と干渉することなく、イグナイタ3の先端部をケーシングの中心軸上に配置させることができる。つまり、ケーシングの中心でイグナイタ3による放電が行われるので、燃料の着火特性の向上に寄与する。
(第4の実施形態)
図6に示すような形態も考えられる。本実施形態では、イグナイタ3を2つ用いた構成としている。
同図(a)はイグナイタ3の先端部(増幅/放電部分3c)をケーシング4の中央部4bに配置させた例である。この例では、インジェクタ2の噴射口近辺でイグナイタ3による放電が行うことができる。
同図(b)は、イグナイタ3の先端部をケーシング4の先端部4cから露出させ、エンジンの燃焼室内に突き出させた例である。これにより、イグナイタ3による放電が行われるので、燃料の着火特性を向上させることができる。
同図(c)は、2つのイグナイタ3のうち、一方のイグナイタはケーシング4の先端部4cから露出する一方、他方は露出させず、インジェクタ2の噴射口近辺に先端部を配置させる。例えば、燃料の噴射前は、インジェクタ2の噴射口の近辺にあるイグナイタ3を放電させ、この状態で燃料を噴射させることで種プラズマを生成させる。そして、燃料の噴射後は、ケーシング4から露出する方のイグナイタ3を放電させることにより、種プラズマを拡大させる。これにより、燃料の着火特性を向上させることができる。
なお、これらの例はいずれも、イグナイタ3が屈曲構成であるからこそ実現可能な例である。仮に通常のイグナイタのようにストレートな構造の場合、これらの配置は不可能である。即ち、屈曲構造のイグナイタ3を用いることにより、燃料の着火特性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。本発明の範囲はあくまでも特許請求の範囲に記載された発明に基づいて定められるものであり、上記実施形態に限定されるべきものではない。
1 インジェクタユニット
2 インジェクタ
3 イグナイタ
3a 入力部分
3b 結合部分
3c 増幅/放電部分
31 ケース(接地電極)
32 マイクロ波入力端子
33 第1中心電極
34 第2中心電極
35 第3中心電極
36 放電電極
37 空隙
39 誘電体
4 ケーシング

Claims (2)

  1. インジェクタと、
    共振構造によりマイクロ波を昇圧し、放電を行うイグナイタと、
    前記インジェクタ及び前記イグナイタを収納するケーシングを備え、
    前記イグナイタは
    力されたマイクロ波を伝送する第1中心電極を有する第1部分と、
    前記第1中心電極に接続された電極と、該電極と容量結合されて前記第1部分から入力されたマイクロ波を伝送する第2中心電極とを有する第2部分と、
    前記第2中心電極に接続されて前記第2部分から入力されたマイクロ波を伝送する第3中心電極と、前記第3中心電極の先端部に設けられた放電電極とを有する第3部分を有し、
    前記イグナイタは、前記第1部分と前記第2部分の境界、前記第2部分と前記第3部分の境界、又は前記第1部分内において屈曲していることを特徴とするインジェクタユニット。
  2. イグナイタであって、
    力されたマイクロ波を伝送する第1中心電極を有する第1部分と、
    前記第1中心電極に接続された電極と、該電極と容量結合されて前記第1部分から入力されたマイクロ波を伝送する第2中心電極とを有する第2部分と、
    前記第2中心電極に接続されて前記第2部分から入力されたマイクロ波を伝送する第3中心電極と、前記第3中心電極の先端部に設けられた放電電極とを有する第3部分を有し、
    当該イグナイタは、前記第1部分と前記第2部分の境界、前記第2部分と前記第3部分の境界、又は前記第1部分内において屈曲していることを特徴とするイグナイタ。
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