JP6620673B2 - 乗物用スライド装置 - Google Patents

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Description

本開示は乗物用スライド装置に関する。
従来、以下のような乗物用スライド装置が知られている。乗物用スライド装置は、フロアに設けられた固定レールと、可動レールと、転動体循環ユニットとを備える。
転動体循環ユニットは、可動レールに取り付けられたケースと、そのケース内の環状収容部に収容した複数の転動体とを備える。ケースのうち、固定レール側に長孔が設けられている。転動体は、長孔から露出し、固定レールに設けられた作動面に当接するとともに、環状収容部の内面に当接する。固定レールに対し可動レールが摺動するとき、転動体は環状収容部内を転動循環する(特許文献1参照)。
特許第5621472号公報
従来の乗物用スライド装置は、固定レールに対し可動レールが摺動するときの摺動抵抗を十分に低減できなかった。
本開示の一局面は、摺動抵抗を低減できる乗物用スライド装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様は、フロアに設けられた固定レールと、前記固定レールの長手方向に相対的に摺動可能に、前記固定レールに支持された可動レールと、前記可動レールのうち、前記固定レールに対向する部分に設けられた転動体循環ユニットと、を備える乗物用スライド装置である。
前記転動体循環ユニットは、前記可動レールに取り付けられたケースと、複数の転動体と、前記ケース内に設けられ、前記複数の転動体を転動循環自在に収容する一対の環状収容部と、前記ケースのうち、前記固定レール側に設けられた長孔であって、前記環状収容部に収容された前記複数の転動体の一部を、抜け止めしつつ前記ケースの外部に露出させる長孔とを備える。
前記転動体循環ユニットは、前記長孔から露出する前記転動体が前記固定レールに設けられた作動面と前記環状収容部の内面とに当接し、前記固定レールに対する前記可動レールの摺動に伴い前記転動体が前記環状収容部内を転動循環するように構成される。
前記環状収容部を転動循環する前記転動体の軌跡は、前記長手方向における両端に位置する一対の屈曲部と、前記一対の屈曲部を接続し、前記長孔において外部に露出する部分を含む第1接続部と、前記一対の屈曲部を接続し、前記第1接続部と上下方向において対向する第2接続部と、を備え、前記第1接続部は、(1)前記長手方向に平行な平行区間、及び、(2)前記平行区間と前記屈曲部との間にあり、前記屈曲部よりも曲率が小さい曲線又は直線から成り、前記平行区間に対し、前記軌跡の内側方向に傾斜した境界区間を有する。
本開示の乗物用スライド装置において、環状収容部は、軌跡が境界区間を備えるように形成されている。境界区間が平行区間と屈曲部との間にあるため、環状収容部内を転動循環する転動体における進行方向の変化が緩やかになる。そのことにより、転動体を転動循環させるために要する力を低減することができる。その結果、可動レールを、固定レールに対し、スムーズに摺動させることができる。
本開示の乗物用スライド装置は、例えば、以下の構成1をさらに備えていてもよい。
(構成1)
前記長孔は、長手方向における両端で、前記環状収容部の内側方向に傾斜した形状を有する。
本開示の乗物用スライド装置が前記構成1をさらに備える場合、転動体を転動循環させるために要する力を一層低減することができる。その結果、可動レールを、固定レールに対し、一層スムーズに摺動させることができる。
本開示の乗物用スライド装置は、例えば、以下の構成2をさらに備えていてもよい。
(構成2)
前記ケースは、前記可動レールに取り付けられた第1ケースと、前記第1ケースに係合し、前記固定レールに対向する第2ケースと、を備え、前記長孔は、前記第2ケースに設けられている。
本開示の乗物用スライド装置が前記構成2をさらに備える場合、転動体循環ユニットの構造を簡易化できる。
本開示の乗物用スライド装置は、例えば、以下の構成3をさらに備えていてもよい。
(構成3)
前記第2接続部は、前記長手方向における中央にゆくほど、前記第1接続部に近づくように湾曲した形状を有する。
本開示の乗物用スライド装置が前記構成3をさらに備える場合、一方の環状収容部と、他方の環状収容部との、上下方向における間隔を大きくすることができる。その結果、転動体循環ユニットの設計における自由度が大きくなる。
本開示の乗物用スライド装置は、例えば、以下の構成4をさらに備えていてもよい。
(構成4)
前記第1接続部は、前記平行区間の両側にそれぞれ前記境界区間を有する。
本開示の乗物用スライド装置が前記構成4をさらに備える場合、可動レールを、固定レールに対し、前後どちら側に摺動させる場合でも、摺動抵抗を抑制することができる。
乗物用スライド装置1の構成を表す斜視図である。 固定レール3と可動レール5との構成を表す側面図である。 図2におけるIII-III断面での断面図である。 固定レール3と可動レール5との構成を表す斜視図である。 転動体循環ユニット25の構成を表す分解斜視図である。 転動体循環ユニット25の構成を表す側面図である。 転動体循環ユニット25の構成を表す正面図である。 第2ケース31の構成を表す背面図である。 環状収容部55、57、及び軌跡71の構成を表す説明図である。 環状収容部57、及び軌跡71の構成を表す説明図である。 環状収容部57、及び軌跡71の構成を表す説明図である。
本開示の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
1.乗物用スライド装置1の全体構成
乗物用スライド装置1の全体構成を、図1〜図4に基づき説明する。図1に示すように、乗物用スライド装置1は、左右一対の固定レール3と、左右一対の可動レール5と、を備える。固定レール3は、フロア7に設けられている。固定レール3は、車両の前後方向に延在する長尺部材である。よって、固定レール3の長手方向と、車両の前後方向とは一致する。
可動レール5は、車両の前後方向に延在する長尺部材である。よって、可動レール5の長手方向と、車両の前後方向とは一致する。ただし、可動レール5の全長は、固定レール3より短い。
図1、図2に示すように、一対の可動レール5は、それぞれ、固定レール3に支持されている。可動レール5は、固定レール3に対し、相対的に摺動可能である。可動レール5の摺動方向は、固定レール3及び可動レール5の長手方向である。一対の可動レール5は、それぞれ、車両のシート9に固定される。
図3に示すように、固定レール3は、底壁部11、一対の側壁部13、及び一対の折り返し壁部15を備える。底壁部11はフロア7に固定されている。一対の側壁部13は、底壁部11の幅方向における両端から上向きに立設されている。なお、幅方向とは車両の幅方向である。一対の折り返し壁部15は、それぞれ、側壁部13の上端から幅方向内側に張り出し、さらに、下方向に折り返された形状を有する。
側壁部13は、その上下端に、水平面及び鉛直面のいずれに対しても傾斜した傾斜部17を備える。傾斜部17の内側面は、作動面17Aである。
可動レール5は、上部構造19、一対の側壁部21、及び一対の折り返し壁部23を備える。一対の側壁部21は、上部構造19の下端から下方に延出する。一対の側壁部21は、幅方向において離間している。一対の折り返し壁部23は、それぞれ、側壁部21の下端から幅方向外側に張り出し、さらに、上方向に折り返された形状を有する。
一対の側壁部21は、一対の折り返し壁部15の間に内挿されている。また、一対の折り返し壁部23は、それぞれ、側壁部13と折り返し壁部15との間に、下方向から上向きに差し込まれている。よって、可動レール5は、固定レール3に対し、上下方向に抜け止めされている。
図3、図4に示すように、乗物用スライド装置1は、転動体循環ユニット25を備える。転動体循環ユニット25は、折り返し壁部23の外側面に設けられている。折り返し壁部23の外側面は、固定レール3の側壁部13に対向する部分である。
転動体循環ユニット25は、可動レール5における幅方向一側に2つ設けられている。その2つ転動体循環ユニット25は、車両前後方向における位置をずらして設けられている。2つ転動体循環ユニット25の上下方向における位置は同じである。転動体循環ユニット25は、可動レール5の幅方向における反対側にも、同様に、2つ設けられている。よって、可動レール5は、合計4つの転動体循環ユニット25を備える。
転動体循環ユニット25は、転動体27を複数備えている。複数の転動体27は、転動体循環ユニット25の外側、且つ上下端付近で露出しており、作動面17Aに当接する。なお、転動体循環ユニット25の詳しい構成は後述する。
2.転動体循環ユニット25の構成
転動体循環ユニット25の構成を、図5〜図10に基づき説明する。図5〜図7に示すように、転動体循環ユニット25は、第1ケース29と、第2ケース31と、複数の転動体27と、を備える。
第1ケース29は金属から成る部材である。第1ケース29は、車両前後方向における両端に、一対のフランジ33を備える。フランジ33は貫通孔35を備える。貫通孔35に差し込んだビスを折り返し壁部23に捻じ込むことで、第1ケース29を、折り返し壁部23に取り付けることができる。第1ケース29は、その一方の面である取付面37において、折り返し壁部23と当接する。
図5に示すように、第1ケース29は、取付面37とは反対側にある係合面39に、2つの環状溝41、43を備える。環状溝41は、係合面39のうち、上側に位置する。幅方向から見たとき、環状溝41の基本的な形状は、直線部が可動レール5の長手方向と平行な、レーストラック形状である。環状溝41は、一定の幅を有する。環状溝41の断面形状は半円形状である。なお、環状溝41の詳細な形状は、後述する軌跡71を実現するように設定された形状である。
環状溝43は、係合面39のうち、下側に位置する。幅方向から見たときの環状溝43の形状は、環状溝41の形状を上下反転させた形状である。第1ケース29は、環状溝41と環状溝43との間に隔壁部45を備える。隔壁部45は、環状溝41及び環状溝43に比べて、幅方向外側に張り出した部分である。
第2ケース31は、樹脂から成る部材である。第2ケース31は、転動体循環ユニット25のうち、側壁部13側に位置する。第2ケース31は、その上下端にそれぞれ係止爪47を備える。係止爪47を、第1ケース29の上端及び下端に引掛けることにより、第2ケース31は、第1ケース29に係合する。
図8に示すように、第2ケース31は、第1ケース29に対向する面(以下では、係合面49とする)に、2つの環状溝51、53を備える。環状溝51は、第2ケース31を第1ケース29に係合したとき、幅方向から見ると、環状溝41と一致する形状を有する。環状溝51の断面形状は半円形状である。第2ケース31を第1ケース29に係合したとき、環状溝41と環状溝51とにより、図9に示すように、環状収容部55が形成される。環状収容部55の断面形状は円形である。
環状溝53は、第2ケース31を第1ケース29に係合したとき、幅方向から見ると、環状溝43と一致する形状を有する。環状溝53の断面形状は半円形状である。第2ケース31を第1ケース29に係合したとき、環状溝43と環状溝53とにより、図9に示すように、環状収容部57が形成される。環状収容部57の断面形状は円形である。
図5〜図7に示すように、第2ケース31は、係合面49とは反対側の面(以下では外側面59とする)における上端及び下端に、それぞれ、テーパー部61、63を備える。テーパー部61、63は、鉛直面及び水平面に対し傾斜している。
テーパー部61、63には、それぞれ、可動レール5の長手方向に沿って延びる長孔65、67が形成されている。長孔65は、環状収容部55のうち、上側の部分と、転動体循環ユニット25の外部とを連通する。長孔67は、環状収容部57のうち、下側の部分と、転動体循環ユニット25の外部とを連通する。
図8に示すように、第2ケース31は、環状溝51と環状溝53との間に、隔壁部69を備える。隔壁部69は、環状溝51及び環状溝53に比べて、幅方向内側に張り出した部分である。第2ケース31を第1ケース29に係合したとき、隔壁部69は隔壁部45と当接する。隔壁部45及び隔壁部69は、環状収容部55と環状収容部57とを隔てる。
転動体27は金属製の球体である。転動体27の直径は、環状収容部55及び環状収容部57の直径よりわずかに小さい値である。環状収容部55及び環状収容部57には、それぞれ、複数の転動体27が収容されている。複数の転動体27は、環状収容部55及び環状収容部57内を転動循環することができる。
環状収容部55に収容された転動体27は、長孔65において、転動体循環ユニット25の外部に露出する。ただし、長孔65の幅は、転動体27が長孔65から抜けない値に設定されている。すなわち、長孔65は、転動体27を抜け止めしている。
環状収容部57に収容された転動体27は、長孔67において、転動体循環ユニット25の外部に露出する。ただし、長孔67の幅は、転動体27が長孔67から抜けない値に設定されている。すなわち、長孔67は、転動体27を抜け止めしている。
図9、図10に示すように、環状収容部57を転動循環する転動体27の中心が描く軌跡を、軌跡71とする。なお、軌跡71は、環状収容部57の形状により決まる。環状収容部57の中心を通る軌跡は、軌跡71とほぼ等しい。
軌跡71は、一対の屈曲部73、75と、第1接続部77と、第2接続部79と、から構成される。屈曲部73、75は、軌跡71のうち、可動レール5の長手方向における両端に位置する部分である。屈曲部73、75において、軌跡71は、一定の曲率で曲がっている。
第1接続部77は、屈曲部73、75を接続する部分であって、軌跡71における下側に位置する部分である。第1接続部77の一部は、幅方向から見て、長孔67と重なる。よって、第1接続部77を転動循環する転動体27は、長孔67において外部に露出する。
図10に示すように、第1接続部77は、さらに、平行区間77A、及び一対の境界区間77Bに区分される。平行区間77Aは、幅方向から見て、直線から成る区間であって、可動レール5の長手方向と平行である。境界区間77Bは、平行区間77Aと、屈曲部73との間にある。また、境界区間77Bは、平行区間77Aと、屈曲部75との間にもある。すなわち、第1接続部77は、平行区間77Aの両側にそれぞれ境界区間77Bを有する。
境界区間77Bの形状は、屈曲部73側でも、屈曲部75側でも同じである。境界区間77Bは、幅方向から見て、直線から成る区間である。境界区間77Bは、平行区間77Aに対し、軌跡71の内側方向に傾斜している。
第2接続部79は、可動レール5の長手方向において、第2接続部79の中央にゆくほど、第1接続部77に近づくように湾曲した形状を有する。
環状収容部55を転動循環する転動体27の軌跡71は、環状収容部57における軌跡71を上下反転した形状を有する。すなわち、第1接続部77は上側にあり、第2接続部79は下側にある。
3.乗物用スライド装置1の動作
環状収容部55に収容された転動体27は、長孔65から露出し、上側の作動面17Aに当接するととともに、環状収容部55の内面にも当接する。固定レール3に対して可動レール5が摺動すると、転動体27は、環状収容部55内を転動循環する。
また、環状収容部57に収容された転動体27は、長孔67から露出し、下側の作動面17Aに当接するととともに、環状収容部57の内面にも当接する。固定レール3に対して可動レール5が摺動すると、転動体27は、環状収容部57内を転動循環する。
4.乗物用スライド装置1が奏する効果
(1A)環状収容部55、57は、軌跡71が境界区間77Bを備えるように形成されている。境界区間77Bが平行区間77Aと、屈曲部73、75との間にあるため、環状収容部55、57内を転動循環する転動体27の、平行区間77Aから屈曲部73、75にかけての進行方向の変化が緩やかになる。そのことにより、転動体27を転動循環させるために要する力を低減することができる。その結果、可動レール5を、固定レール3に対し、スムーズに摺動させることができる。
(1B)転動体循環ユニット25は、可動レール5に取り付けられた第1ケース29と、第2ケース31とを備える。長孔65、67は、第2ケース31に設けられている。そのことにより、転動体循環ユニット25の構造を簡易化できる。
(1C)第2接続部79は、可動レール5の長手方向において、第2接続部79の中央にゆくほど、第1接続部77に近づくように湾曲した形状を有する。そのため、環状収容部55と、環状収容部57との、上下方向における間隔を大きくすることができる。その結果、転動体循環ユニット25の設計における自由度が大きくなる。
(1D)第1接続部77は、平行区間77Aの両側にそれぞれ境界区間77Bを有する。そのため、可動レール5を、固定レール3に対し、前後どちら側に摺動させる場合でも、摺動抵抗を抑制することができる。
<他の実施形態>
以上、本開示を実施するための形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)図11に示すように、長孔67は、その長手方向における両端において、軌跡71の内側方向に傾斜した形状を有していてもよい。長孔65についても同様である。
(2)境界区間77Bの形状は、直線ではなく、屈曲部73、75よりも曲率が小さい曲線であってもよい。
(3)転動体循環ユニット25を構成するケースの数は、2以外であってもよい。
(4)環状収容部55、57は、第1ケース29側の溝のみで形成されてもよい。この場合、第2ケース31における係合面49には溝が形成されていなくてもよい。また、環状収容部55、57は、第2ケース31側の溝のみで形成されてもよい。この場合、第1ケース29における係合面39には溝が形成されていなくてもよい。
(5)長孔65、67は、第1ケース29に形成されていてもよい。また、第1ケース29側の凹部と、第2ケース31側の凹部とにより、長孔65、67を形成してもよい。
(6)境界区間77Bは、平行区間77Aの片側のみに設けられていてもよい。
(7)第2接続部79の形状は、幅方向から見て、直線であってもよい。
(8)転動体循環ユニット25を構成する部材の材質は適宜選択できる。例えば、第1ケース29の材質は、樹脂、セラミックス等であってもよい。また、第2ケース31の材質は、金属、セラミックス等であってもよい。転動体27の材質は、樹脂、セラミックス等であってもよい。
(9)上記実施形態では、乗物用スライド装置1を車両(特に自動車)に適用したが、乗物用スライド装置1を、自動車以外の乗物(例えば、鉄道車両、航空機、船舶等)に用いてもよい。その場合、自動車以外の乗物におけるシートを、乗物用スライド装置1を用いてスライドさせることができる。
(10)上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…乗物用スライド装置、3…固定レール、5…可動レール、7…フロア、9…シート、11…底壁部、13…側壁部、15…折り返し壁部、17…傾斜部、17A…作動面、19…上部構造、21…側壁部、23…折り返し壁部、25…転動体循環ユニット、27…転動体、29…第1ケース、31…第2ケース、33…フランジ、35…貫通孔、37…取付面、39…係合面、41、43…環状溝、45…隔壁部、47…係止爪、49…係合面、51、53…環状溝、55、57…環状収容部、59…外側面、61、63…テーパー部、65、67…長孔、69…隔壁部、71…軌跡、73、75…屈曲部、77…第1接続部、77A…平行区間、77B…境界区間、79…第2接続部

Claims (4)

  1. フロアに設けられた固定レールと、
    前記固定レールの長手方向に相対的に摺動可能に、前記固定レールに支持された可動レールと、
    前記可動レールのうち、前記固定レールに対向する部分に設けられた転動体循環ユニットと、
    を備える乗物用スライド装置であって、
    前記転動体循環ユニットは、
    前記可動レールに取り付けられたケースと、
    複数の転動体と、
    前記ケース内に設けられ、前記複数の転動体を転動循環自在に収容する一対の環状収容部と、
    前記ケースのうち、前記固定レール側に設けられた長孔であって、前記環状収容部に収容された前記複数の転動体の一部を、抜け止めしつつ前記ケースの外部に露出させる長孔と、
    を備え、
    前記長孔から露出する前記転動体が前記固定レールに設けられた作動面と前記環状収容部の内面とに当接し、前記固定レールに対する前記可動レールの摺動に伴い前記転動体が前記環状収容部内を転動循環するように構成され、
    前記環状収容部を転動循環する前記転動体の軌跡は、
    前記長手方向における両端に位置する一対の屈曲部と、
    前記一対の屈曲部を接続し、前記長孔において外部に露出する部分を含む第1接続部と、
    前記一対の屈曲部を接続し、前記第1接続部と上下方向において対向する第2接続部と、
    を備え、
    前記第1接続部は、(1)前記長手方向に平行な平行区間、及び、(2)前記平行区間と前記屈曲部との間にあり、前記屈曲部よりも曲率が小さい曲線又は直線から成り、前記平行区間に対し、前記軌跡の内側方向に傾斜した境界区間を有し、
    前記第2接続部は、前記長手方向における中央にゆくほど、前記第1接続部に近づくように湾曲した形状を有する乗物用スライド装置。
  2. 請求項1に記載の乗物用スライド装置であって、
    前記長孔は、長手方向における両端で、前記環状収容部の内側方向に傾斜した形状を有する乗物用スライド装置。
  3. 請求項1又は2に記載の乗物用スライド装置であって、
    前記ケースは、前記可動レールに取り付けられた第1ケースと、前記第1ケースに係合し、前記固定レールに対向する第2ケースと、を備え、
    前記長孔は、前記第2ケースに設けられている乗物用スライド装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の乗物用スライド装置であって、
    前記第1接続部は、前記平行区間の両側にそれぞれ前記境界区間を有する乗物用スライド装置。
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