JP6620356B2 - 遮蔽部材、及び、椅子 - Google Patents
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Description
このため、このような環境を改善するための家具が案出されている(例えば、特許文献1,2参照)。
また、遮蔽部材は、遮蔽用後壁と左右の遮蔽用側壁とによって上面視が略U字状に形成され、遮蔽用後壁は、左右方向と直交する断面が前方側に凸に曲がった曲がり断面形状とされている。このため、遮蔽部材は、長手方向略中央の遮蔽用後壁を中心として、曲がり方向が相互に交差する方向に曲がった形状を持つことになり、全体の剛性が高まる。
この場合、遮蔽用後壁は、左右両側が上面視で前方側に向かって湾曲し、かつ、上下方向に沿う断面の形状が前方側に凸に曲がっているため、剛性が高くなっている。被取付部は、この剛性の高い遮蔽用後壁部分に設けられている。したがって、遮蔽部材が背凭れに取り付けられたときに、取り付け状態が堅牢に維持されることになる。
この場合、遮蔽用後壁の被取付部が背凭れ側の取付部に締結固定されると、締結荷重が遮蔽用後壁の上下方向の曲がり断面形状の略中央部に対して厚み方向に作用する。この結果、遮蔽用後壁が上下方向の曲がり断面形状を維持するように力を受け、遮蔽用後壁の剛性がより高まる。
この場合、被取付部に締結荷重が作用すると、遮蔽用後壁の樹脂の内部に埋設された支持板が背凭れ方向に引き寄せられ、遮蔽用後壁の樹脂が上下方向の曲がり断面形状を維持する力を支持板から安定して受けるようになる。
この場合、遮蔽用後壁の被取付部が背凭れのヘッドレスト部分に取り付けられるため、遮蔽部材を、背凭れの本体部に連結するための長尺な連結部構造を別途設ける必要が無くなる。したがって、遮蔽部材の取付剛性を高く維持しつつ、構造を簡素化することができる。
また、この発明によれば、遮蔽用後壁と左右の遮蔽用側壁とによって上面視が略U字状に形成されるとともに、遮蔽用後壁の左右方向と直交する断面が前方側に凸に曲がった曲がり断面形状とされているため、曲がり方向が相互に交差する方向に曲がった形状によって全体の剛性を容易に高めることができる。したがって、この発明に係る遮蔽部材を採用した場合には、内部に配置する強固なフレーム構造を廃止、若しくは、簡素化できるため、製造コストの低減と軽量化を図ることができる。
これらの図に示すように、この実施形態に係る椅子1は、床面上に載置される脚部10と、脚部10の上端に設置されるボックス状の支基11と、支基11の上面側に取り付けられて着座者mの臀部を支持する座12と、支基11の後部に取り付けられて着座者mの背部を支持する背凭れ13と、座12の下面側の左右の両側部から座12の上方側に延出し、着座者mの肘や腕先が載せ置かれる肘掛け15と、を備えている。さらに、椅子1は、背凭れ13の本体部の上部に取り付けられて、着座者mの頭部hを後方から支持するヘッドレスト16と、ヘッドレスト16を介して背凭れ13の上部に取り付けられて、着座者mの頭部hの後方側と左右の側方を覆う遮蔽部材17と、を備えている。
上辺部21A−uは、側辺部21A−s,21A−sに連結される左右の端部に対し、中央領域が後方側に凹状に湾曲している。上辺部21A−uの幅方向の中央領域の後面には、ヘッドレスト16等の付加機能部品を取り付けるための部品取付部23が設けられている。部品取付部23には、詳細な図示は省略するが付加機能部品の取付基部が当接する座面と、その取付基部を締結固定するためのボルト締結部が設けられている。この実施形態では、部品取付部23にはヘッドレスト16が取り付けられている。
ヘッドレスト16は、図5に示すように、硬質樹脂から成り強度部材として機能する荷重支持板26と、荷重支持板26の前面側に配置されるクッション材27と、荷重支持板26とクッション材27の外側を覆う図示しない表皮材と、を備えている。荷重支持板26の下端には、下方に延出する取付基部26aが設けられている。取付基部26aは、背凭れフレーム21の部品取付部23の後部側に重ねられ、部品取付部23にボルト締結されるようになっている。
遮蔽部材17は、遮蔽用後壁17Aと遮蔽用側壁17Bを含むほぼ全域が吸音性を有する樹脂材料によって一体に形成されている。遮蔽部材17を形成する樹脂材料としては、例えば、樹脂繊維を主原料とするウレタン等を用いることができる。
また、この実施形態に係る遮蔽部材17においては、遮蔽用後壁17Aの上下方向に沿う断面の形状が前方に凸に曲がった曲がり断面形状とされているが、曲がり断面形状は後方に凸に曲がった曲がり断面形状としても良い。また、曲がり断面形状の曲がりは円弧状に反った形状に限らず、屈曲して曲がった形状であっても良い。
この実施形態の遮蔽部材17は、上記の実施形態と同様とされている。ヘッドレスト116は、荷重支持板126とクッション材127を有するヘッドレスト本体45が、ガイド板46に昇降調整可能に支持された構造とされている。ガイド板46の下端には取付基部46aが一体に設けられ、その取付基部46aが背凭れの上部の部品取付部に締結固定されるようになっている。
したがって、この実施形態のにおいては、遮蔽部材17が連結金具51を介してヘッドレスト116のガイド板46に取り付けられた状態においても、ヘッドレスト本体45を背凭れに対して昇降調整することができる。
また、背凭れと座を、側面視が略L字形状をなすように一体的に連続して形成し、その背凭れと座の一体の構造体の上部に、遮蔽部材を、直接、若しくは、ヘッドレストを介して取り付けるようにしても良い。
10 脚部
12 座
13 背凭れ
16,116 ヘッドレスト
17 遮蔽部材
17A 遮蔽用後壁
17A−a 被取付部
17B 遮蔽用側壁
35 支持板
Claims (6)
- 床面上に載置される脚部と、該脚部に支持される座と、前記脚部に支持され前記座の後方に位置される背凭れと、を備えた椅子の上部に設置される遮蔽部材であって、
前記背凭れの上部に取り付けられた状態において、前記背凭れの上部の後方側位置で前記背凭れの幅方向に略沿って延出する遮蔽用後壁と、該遮蔽用後壁の左右両側から前方に湾曲して延出する一対の遮蔽用側壁と、を備え、
前記遮蔽用後壁の左右方向と直交する断面が前方側に凸に曲がった曲がり断面形状とされていることを特徴とする遮蔽部材。 - 前記遮蔽用後壁には、前記背凭れの上部に取り付けられる被取付部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遮蔽部材。
- 前記遮蔽用後壁の上下方向の曲がり断面形状の略中央部に前記被取付部が設けられ、
前記被取付部が、前記遮蔽用後壁の厚み方向に沿う方向で前記背凭れ側の取付部に締結固定されていることを特徴とする請求項2に記載の遮蔽部材。 - 前記遮蔽用後壁と前記一対の遮蔽用側壁とは樹脂によって連続して形成され、
前記被取付部は、前記遮蔽用後壁を形成する樹脂の内部に金属製の支持板が埋設されて構成されていることを特徴とする請求項3に記載の遮蔽部材。 - 前記背凭れは、背凭れの本体部の上部に、着座者の頭部を後方から支えるヘッドレストを有し、
前記遮蔽用後壁の被取付部は、前記ヘッドレストに対して取り付け可能とされていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の遮蔽部材。 - 床面上に載置される脚部と、該脚部に支持される座と、該座の後方側で前記脚部に支持される背凭れと、を備えた椅子において、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の遮蔽部材が前記背凭れに設置されていることを特徴とする椅子。
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JP2015218568A JP6620356B2 (ja) | 2015-11-06 | 2015-11-06 | 遮蔽部材、及び、椅子 |
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JP2017086320A JP2017086320A (ja) | 2017-05-25 |
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