JP6620122B2 - 刃口推進工法に用いる方向修正機構 - Google Patents

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Description

本発明は、刃口推進工法に用いる方向修正機構に関し、特に、複数の単位パイプ部材を連設して形成される中空パイプ部材を、切羽面を切削しつつ、後方からの推進力により掘進させて地中に設置してゆく刃口推進工法に用いる方向修正機構に関する。
例えば既存の鉄道や道路の下方の地盤に、これらを横断する地下道を構築する方法として、R&C工法(例えば、特許文献1参照)やSFT工法(例えば、特許文献2参照)が知られている。これらの工法では、周方向に複数列に並べて配置される、好ましくは鋼製の中空パイプ部材を、先端部に取り付けられた掘削刃口部材により切羽面を切削しつつ、後方に設置された推進ジャッキからの推進力により各々地中に掘進させて行く、いわゆる刃口推進工法によって、地中に設置してゆくようになっている。刃口推進工法によって中空パイプ部材を地中に設置してゆく工事では、作業員が中空パイプ部材の内部に立入って、切羽面の地山を掘削するようになっている。中空パイプ部材は、複数の単位パイプ部材を、掘進方向に一体として連設することにより形成されるようになっており、発進基地において、連設する単位パイプ部材の後端部に次の単位パイプ部材を順次継ぎ足しながら、継ぎ足した単位パイプ部材と共に、連設する単位パイプ部材を一体として推進ジャッキにより地中に押し込んでゆくことによって、中空パイプ部材を地中に掘進させるようになっている。
また、刃口推進工法では、先端部に取り付けられた掘削刃口部材は、中空パイプ部材の掘進が進行して発進基地から離れて行くにしたがって、地盤の地質の変化や転石等の影響を受けることによりその姿勢が傾くことによって、中空パイプ部材を掘進させる際の直進性が損なわれる場合がある。特に、R&C工法やSFT工法のように、複数の中空パイプ部材を、周方向に複数列に並べて配置されるように掘進して行く工法では、直進性が損なわれると、例えば隣接する中空パイプ部材が継手部において互いに擦り合うことになって、掘進させることが困難になる。
このようなことから、中空パイプ部材を掘進して行く際の直進性が損なわれないようにする方法として、従来の刃口推進工法では、掘削刃口部材にソリやスタビライザー等を取り付けて、掘進方向の安定性を向上させる方法や、掘進方向のずれが生じた際に、掘削刃口部材と中空パイプ部材との間の隙間に楔等の冶具を打ち込んで、中空パイプ部材に対する掘削刃口部材の相対的な角度調整を行うことによって、掘削刃口部材の姿勢を元に戻すといった方法が採用されていた。
特開2010−222882号公報 特開2012−144942号公報
しかしながら、中空パイプ部材を掘進して行く際の直進性が損なわれないようにする従来の方法によれば、ソリやスタビライザー等を取り付ける方法では、掘進方向の安定性は向上するものの、その一方で、掘進方向のずれが生じると、生じたずれを修正することは困難である。掘進方向のずれが生じた際に、掘削刃口部材と中空パイプ部材との間の隙間に楔等の冶具を打ち込んで角度調整を行う方法では、角度調整を行った後に冶具を取り除いても、掘削刃口部材が元の姿勢に充分に戻りきらない場合があり、中空パイプ部材の内部の狭い坑内で行われる、掘削刃口部材を元の姿勢に戻す作業に、多くの労力を要することになると共に、掘削刃口部材の姿勢を微調整することは困難である。
また、折曲り可能に配置される一対の環状連結部材と、これらの環状連結部材の間に介在する複数本のジャッキとを含む方向修正管を、中空パイプ部材の先端部と掘削刃口部材との間に取り付けて、選択された一又は二以上のジャッキの伸縮により掘削刃口部材の姿勢を制御できるようにすることも考えられるが、このような方向修正管を用いる場合、中空パイプ部材や掘削刃口部材の内部の狭い坑内での作業によって、掘削刃口部材の姿勢を容易に制御できるようにすると共に、掘削刃口部材の姿勢を容易に微調整することができるようにするための、新たな技術の開発が必要である。
本発明は、中空パイプ部材の掘進方向がずれた際に、中空パイプ部材や掘削刃口部材の内部の狭い坑内での作業によって、掘削刃口部材の姿勢を容易に制御できると共に、掘削刃口部材の姿勢を容易に微調整することのできる刃口推進工法に用いる方向修正機構を提供することを目的とする。
本発明は、複数の単位パイプ部材を掘進方向に一体として連設することにより形成される中空パイプ部材を、先端部に取り付けられた掘削刃口部材により切羽面を切削しつつ、後方に設置された推進ジャッキからの推進力により掘進させて、地中に設置してゆく刃口推進工法に用いる方向修正機構であって、前記中空パイプ部材の先端部と前記掘削刃口部材の後端部との間に介在して取り付けられる、方向修正管を含んで構成されており、該方向修正管は、前記中空パイプ部材の先端部に連結固定される、重合せ内側環状壁部を有するパイプ側環状連結部材と、前記掘削刃口部材の後端部に連結固定される、前記重合せ内側環状壁部の外側に折曲り可能に重ねて配置される重合せ外側環状壁部を有する刃口側環状連結部材とを備えると共に、前記パイプ側環状連結部材と前記刃口側環状連結部材との間に介在させて、周方向に間隔をおいて配置された少なくとも3箇所の伸縮調整機構を備えており、各々の前記伸縮調整機構は、前記パイプ側環状連結部材と前記刃口側環状連結部材の何れか一方に取り付けられるボルト締着孔を有する固定支圧板と、何れか他方に取り付けられるボルト挿通孔を有する固定受圧板と、前記ボルト締着孔及び前記ボルト挿通孔と対応する位置に形成されたボルト締着孔を有する、前記固定受圧板を挟んで前記固定支圧板とは反対側に配置される反力板と、前記固定支圧板と前記固定受圧板との間、又は前記固定受圧板と前記反力板との間に装着される伸縮装置とを含んで構成されており、一又は二以上の前記伸縮調整機構の前記固定支圧板と前記固定受圧板との間に、前記伸縮装置を装着して伸長することで、前記刃口側環状連結部材を押し出し、前記固定支圧板のボルト締着孔と前記反力板のボルト締着孔にボルト部材の両端部を締着して前記固定支圧板と前記反力板との間隔を幅止めした状態で、前記固定受圧板と前記反力板との間に装着した前記伸縮装置を伸長することで、前記刃口側環状連結部材を引き寄せることによって、前記中空パイプ部材に対する前記掘削刃口部材の姿勢を制御する刃口推進工法に用いる方向修正機構を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の刃口推進工法に用いる方向修正機構は、前記固定受圧板が、前記固定支圧板との間の間隔を可変可能な状態で、前記パイプ側環状連結部材又は前記刃口側環状連結部材に固定されていることが好ましい。
また、本発明の刃口推進工法に用いる方向修正機構は、前記固定受圧板が、フランジ板と、該フランジ板から垂直に立設するリブ板とからなる略T字断面形状部分を備える鋼材の、前記リブ板によって形成されており、前記リブ板は、前記フランジ板の幅方向中央部から片側に寄せて設けられており、前記パイプ側環状連結部材又は前記刃口側環状連結部材に接合される際の向きを入れ替えることによって、前記固定受圧板が、前記固定支圧板との間隔を変えて固定されるようになっていることが好ましい。
さらに、本発明の刃口推進工法に用いる方向修正機構は、前記固定支圧板と前記固定受圧板との間、又は前記固定受圧板と前記反力板との間に装着される前記伸縮装置が、手押しポンプによって作動可能なフラットジャッキであることが好ましい。
さらにまた、本発明の刃口推進工法に用いる方向修正機構は、前記中空パイプ部材が、略正方形又は略矩形の中空断面形状を有していることが好ましい。
本発明の刃口推進工法に用いる方向修正機構によれば、中空パイプ部材の掘進方向がずれた際に、中空パイプ部材や掘削刃口部材の内部の狭い坑内での作業によって、掘削刃口部材の姿勢を容易に制御できると共に、掘削刃口部材の姿勢を容易に微調整することができる。
(a)は、本発明の好ましい一実施形態に係る方向修正機構を形成する方向修正管の略示斜視図、(b)は(a)のA部拡大斜視図である。 方向修正管の構成を説明する、図1(a)のB−Bに沿った断面図である。 伸縮ジャッキを例示する略示斜視図である。 刃口側環状連結部材を押し出す状態を説明する、方向修正管の部分の断面図である。 刃口側環状連結部材を引き寄せる状態を説明する、方向修正管の部分の断面図である。 固定支圧板との間の間隔を可変可能な状態で固定される固定受圧板の説明図である。 (a)は、図1(a)に示す方向修正管の略示正面図、(b)は方向修正管の他の形態を示す略示正面図である。 (a)〜(e)は、本発明の好ましい一実施形態に係る方向修正機構が採用される、刃口推進工法によって中空パイプ部材が掘進されるR&C工法の説明図である。
本発明の好ましい一実施形態に係る刃口推進工法に用いる方向修正機構10は、例えば図8(a)〜(e)に示すR&C工法によって、鉄道の軌条37の下方の地盤を横断して函体構造物30による地下道を形成する際に、函体構造物30に先行して、当該函体構造物30と置き換えられる、コの字断面形状を備えるように配置されるパイプ列31を形成する複数列の中空パイプ部材11を、単位パイプ部材11aを連設させながら各々地中に設置して行くための刃口推進工法において、掘進される各々の中空パイプ部材11の掘進方向Xのずれを修正して、直進性を保持するための機構として設けられたものである。
ここで、R&C工法は、例えば特開2010−222882号公報に記載されるように、設置される函体構造物30の外周形状に沿って、好ましくは略矩形(略正方形を含む)の中空断面形状を有する箱形ルーフ管からなる中空パイプ部材11を、複数先行設置して、上壁部と両側の一対の側壁部とからなるコの字断面形状に配置されるパイプ列31を形成し(図8(a)、(b)参照)、しかる後に、既製の函体構造物30の端面を、中押しジャッキ34aを介してコの字断面形状のパイプ列31の後端面に当接させて(図8(c)参照)、函体構造物30を元押しジャッキ34bにより前進させることによって(図8(d)参照)、函体構造物30を、複数の中空パイプ部材(箱形ルーフ管)11によるコの字断面形状のパイプ列31と置き換えて、地中に設置してゆく(図8(e)参照)公知の工法である。
そして、本実施形態の刃口推進工法に用いる方向修正機構10は、複数の単位パイプ部材11aを掘進方向Xに一体として連設することにより形成される中空パイプ部材11を、先端部に取り付けられた掘削刃口部材12により切羽面を切削しつつ、後方に設置された推進ジャッキ32からの推進力により掘進させて(図8(a)参照)、地中に設置してゆく刃口推進工法に用いる修正機構であって、中空パイプ部材11の先端部と掘削刃口部材12の後端部との間に介在して取り付けられる、方向修正管13を含んで構成されている。
方向修正管13は、図1(a)、(b)及び図2に示すように、中空パイプ部材11の先端部に連結固定される(図4、図5参照)、重合せ内側環状壁部14aを有するパイプ側環状連結部材14と、掘削刃口部材12の後端部に連結固定される(図4、図5参照)、重合せ内側環状壁部14aの外側に折曲り可能に重ねて配置される重合せ外側環状壁部15aを有する刃口側環状連結部材15とを備えると共に、パイプ側環状連結部材14と刃口側環状連結部材15との間に介在させて、周方向に間隔をおいて配置された少なくとも3箇所(本実施形態では、4箇所)の伸縮調整機構16を備えている。
各々の伸縮調整機構16は、パイプ側環状連結部材14と刃口側環状連結部材15の何れか一方(本実施形態では、パイプ側環状連結部材14)に取り付けられるボルト締着孔17aを有する固定支圧板17と、何れか他方(本実施形態では、刃口側環状連結部材15)に取り付けられるボルト挿通孔18aを有する固定受圧板18と、ボルト締着孔17a及びボルト挿通孔18aと対応する位置に形成されたボルト締着孔19aを有する、固定受圧板18を挟んで固定支圧板17とは反対側に配置される反力板19と、固定支圧板17と固定受圧板18との間(図4参照)、又は固定受圧板18と反力板19との間(図5参照)に装着される伸縮装置20とを含んで構成されている。
本実施形態では、4箇所の伸縮調整機構16のうちの、一又は二以上の伸縮調整機構16の固定支圧板17と固定受圧板18との間に、伸縮装置20を装着して伸長することで(図4参照)、伸縮装置20が装着された部分の刃口側環状連結部材15を押し出し、固定支圧板17のボルト締着孔17aと反力板19のボルト締着孔19aにボルト部材21の両端部を締着して固定支圧板17と反力板19との間隔を幅止めした状態で、固定受圧板18と反力板19との間に装着した伸縮装置20を伸長することで(図5参照)、伸縮装置20が装着された部分の刃口側環状連結部材15を引き寄せることによって、中空パイプ部材11に対する掘削刃口部材12の姿勢を制御するようになっている。
また、本実施形態では、固定支圧板17と固定受圧板18との間、又は固定受圧板18と反力板19との間に装着される伸縮装置20は、手押しポンプによって作動可能なフラットジャッキ(図3参照)となっている。
本実施形態では、刃口推進工法によって掘進される、パイプ列31(図8(b)参照)を形成する中空パイプ部材11として、R&C工法に使用する公知の矩形パイプである、箱形ルーフ管11を用いることができる。箱形ルーフ管11は、例えば縦横800mm程度の略矩形(略正方形)の断面形状を備えると共に、作業員が入って作業を行うことが可能な中空部分を内部に備えている。
また、箱形ルーフ管11は、掘進方向(軸方向)Xに連結することにより連設された複数の単位パイプ部材11aからなり(図8(a)参照)、箱形ルーフ管11が発進基地33から到達基地35に向けて掘進されるのに伴って、複数の単位パイプ部材11aが、例えば当該単位パイプ部材11aの軸方向両端部の四方の角部分に設けられたボルト締着孔を有する連結プレート(図示せず)を介してボルト部材により連結されることによって、後方から順次継ぎ足されてゆくことになる。さらに、箱形ルーフ管11には、好ましくは側面から外側に突出して、軸方向に延設する係合片(図示せず)が設けられており、これらの係合片を互いに係合させて、隣接する箱形ルーフ管11との間に継手部を形成し、これをガイドとしながら、掘進作業を行うことができるようになっている。
さらに、本実施形態では、各々の単位パイプ部材11aにおける、コの字断面形状を備えるように配置されるパイプ列31の外周面となる部分には、フリクションカッタープレート(図示せず)が取り付けられている。複数の単位パイプ部材11aを継ぎ足す際に、これらのフリクションカッタープレートを溶接等により接合して、掘進方向Xに一体として連続させることにより、地中に設置される複数列の中空パイプ部材11の各々には、パイプ列31の外周面となる部分に、掘進方向Xに一体として連続するフリクションカッタープレートが取り付けられることなる。複数の中空パイプ部材11によるパイプ列31の外周面に、フリクションカッタープレートが取り付けられることにより、函体構造物30を前進させることで、先行設置したパイプ列31と置き換えて函体構造物30を地中に設置してゆく際に(図8(d)参照)、パイプ列31及び函形構造物30の外周面を、フリクションカッタープレートによって周囲の地盤から縁切りした状態として、パイプ列31及び函形構造物30の押し出しを、スムーズに行なうことが可能になる。
そして、本実施形態では、各々の箱形ルーフ管11の掘進作業は、例えば箱形ルーフ管11の内部による坑内に立入った作業員による作業によって、箱形ルーフ管11の先端部に取り付けられた掘削刃口部材12の先端開口部に露出している切羽面の地山を掘削して、掘削土砂を後方に排除すると共に、掘進方向Xの後方の発進基地33に設けられた推進ジャッキ32からの推進力により箱形ルーフ管11を掘進方向Xに押し出して、到達基地35に向けて掘進することによって行われるようになっている(図8(a)参照)。
また、本実施形態では、各々の箱形ルーフ管11を掘進して行く際に、これらの先端部に取り付けられた掘削刃口部材12は、箱形ルーフ管11の掘進が進行して発進基地33から離れて行くにしたがって、地盤の地質の変化や転石等の影響を受けることによりその姿勢が傾くことによって、中空パイプ部材11を掘進させる際の直進性が損なわれる場合があるが、本実施形態によれば、中空パイプ部材11の掘進方向Xの先端部と掘削刃口部材12の掘進方向Xの後端部との間に介在して設けられた、方向修正管13を含む方向修正機構10によって、掘削刃口部材12の姿勢を制御して、中空パイプ部材11を掘進させる際の直進性を容易に回復させることができるようになっている。
本実施形態では、方向修正機構10は、上述のように、方向修正管13を含んで構成されており、方向修正管13は、図1(a)、(b)及び図2に示すように、中空パイプ部材11の先端部に連結固定されるパイプ側環状連結部材14と、掘削刃口部材12の後端部に連結固定される刃口側環状連結部材15と、パイプ側環状連結部材14と刃口側環状連結部材15との間に介在させて配置された4箇所の伸縮調整機構16とを備えている。各々の伸縮調整機構16は、パイプ側環状連結部材14に取り付けられる固定支圧板17と、刃口側環状連結部材15に取り付けられる固定受圧板18と、固定受圧板18を挟んで固定支圧板17とは反対側に着脱可能に配置される反力板19と、これらの間に着脱可能に装着される伸縮装置20とを含んで構成されている。
方向修正管13のパイプ側環状連結部材14は、箱形ルーフ管11の略矩形(略正方形)の正面形状と略同様の形状を備えるパイプ側環状接合プレート14bと、パイプ側環状接合プレート14bから刃口側環状連結部材15側に張り出すように突出して設けられた、箱形ルーフ管11の内周形状よりも一回り小さな外周形状を有する重合せ内側環状壁部14aとを含んで構成される。パイプ側環状接合プレート14bの四方の角部分には、ボルト締着孔14dが形成されており、これらのボルト締着孔14dを、単位パイプ部材11aによる箱形ルーフ管11の先端部の連結プレート11bのボルト締着孔11cに合致させて、ボルト部材(図示せず)を締着することにより、パイプ側環状連結部材14を、箱形ルーフ管11の先端部に一体として連結固定できるようになっている。内側環状壁部14aの四方の角部分には、これの先端部から内側に張り出すようにして、後述する伸縮調整機構16を構成する固定支圧板17が、溶接等により一体として固定されて各々設けられている。
方向修正管13の刃口側環状連結部材15は、箱形ルーフ管11の略矩形(略正方形)の正面形状と略同様の形状を備える刃口側環状接合プレート15bと、刃口側環状接合プレート15bの周縁部からパイプ側環状連結部材14側に張り出すように延設して設けられた筒状環状壁部15cとを含んで構成される。筒状環状壁部15cの後端部分は、重合せ外側環状壁部15aとなっており、重合せ外側環状壁部15aは、例えば弾性材料からなる止水リング29を介在させた状態で、パイプ側環状連結部材14の重合せ内側環状壁部14aの外側に、折曲り可能に重ねて配置されようになっている。
刃口側環状接合プレート15bの四方の角部分には、パイプ側環状接合プレート14bと同様に、ボルト締着孔15dが形成されており、これらのボルト締着孔15dを、掘削刃口部材12の後端部の連結プレート12bのボルト締着孔12cに合致させて、ボルト部材(図示せず)を締着することにより、刃口側環状連結部材15を、掘削刃口部材12の後端部に一体として連結固定できるようになっている。筒状環状壁部15cの延設方向中央部分の四方の角部分には、内側に張り出すようにして、後述する伸縮調整機構16を構成する固定受圧板18が、ボルト接合等により一体として固定されて各々設けられている。
また、本実施形態では、例えば方向修正管13の対向して配置される両側の側壁部13aの中央部分には、パイプ側環状連結部材14の重合せ内側環状壁部14aの先端部を、刃口側環状連結部材15の筒状環状壁部15cに回動可能に連結するための、回転連結部13bが各々設けられている。回転連結部13bが設けられていることにより、伸縮調整機構16によって刃口側環状連結部材15をパイプ側環状連結部材14に対して押し出したり引き寄せたりして、箱形ルーフ管11に対する掘削刃口部材12の姿勢を制御する際に、掘削刃口部材12の後端部に連結固定された刃口側環状連結部材15を、より安定した状態で傾けることが可能になる。
本実施形態では、パイプ側環状連結部材14と刃口側環状連結部材15との間に介在する伸縮調整機構16は、方向修正管13の内側の四方の角部分に配置されて設けられている(図7(a)参照)。各々の伸縮調整機構16は、上述のように、固定支圧板17と、固定受圧板18と、反力板19と、伸縮装置20とを含んで構成されている。固定支圧板17は、図1(a)、(b)及び図2に示すように、例えば25mm程度の厚さを有する金属製のプレート部材であって、パイプ側環状連結部材14の内側環状壁部14aの四方の角部分の先端部から内側に張り出すようにして、溶接等により内側環状壁部14aに一体として接合固定された状態で設けられている。固定支圧板17には、ボルト部材21が締着されるボルト締着孔17aが、4箇所に開口形成されている。固定支圧板17は、当該固定支圧板17のパイプ側環状接合プレート14b側に取り付けられた補強用リブプレート17bによって、内側環状壁部14aから垂直に立設している状態が補強されている。
固定受圧板18は、固定支圧板17と同様に、例えば25mm程度の厚さを有する金属製のプレート部材であって、好ましくはフランジ板28aと、フランジ板28aから垂直に立設するリブ板28bとからなる略T字断面形状部分を備える鋼材として、例えば一対のフランジ板28aと、これらのフランジ板28aを連結するリブ板28bとからなる略H形断面形状を備える鋼材28の、リブ板28bによって形成されている。固定受圧板18は、筒状環状壁部15cの延設方向中央部分の四方の角部分の内側面に、溶接等により一体として接合固定された、雌ネジ孔を有する基盤プレート27に、略H形断面形状を備える鋼材28の一方のフランジ板28aを、固定ボルト23(図1(b)参照)を用いて固定することによって、筒状環状壁部15cに一体として取り付けられている。固定受圧板18には、固定支圧板17に形成されたボルト締着孔17aと対応する位置に、ボルト部材21が挿通されるボルト挿通孔18aが、4箇所に開口形成されている。
反力板19は、例えば25mm程度の厚さを有する金属製のプレート部材であって、後述するように、掘削刃口部材12に取り付けられた刃口側環状連結部材15を箱形ルーフ管11側に引き寄せる際に、ボルト部材21を用いて固定支圧板17との間隔を幅止めした状態で取り付けられる。反力板19には、固定支圧板17に形成されたボルト締着孔17a及び固定受圧板18に形成されたボルト挿通孔18aと対応する位置に、ボルト部材21が締着されるボルト締着孔19aが、4箇所に開口形成されている。
伸縮装置20は、本実施形態では、好ましくは図3に示すような、手押しポンプによって作動可能なフラットジャッキを好ましく用いることができる。フラットジャッキ20は、取付けネジ等を無くして、最低高さを極力低くした、狭小な場所での使用に敵する、ストロークが15mm程度の薄型ジャッキである。フラットジャッキ20は、ポンプ接続部20aに接続した電動式又は手動式の公知の手押しポンプによって、作動できるようになっている。このようなフラットジャッキ20としては、具体的には、例えば商品名「EF形フラットジャッキ」(大阪ジャッキ製作所)を使用することができる。
また、本実施形態では、固定受圧板18は、固定支圧板17との間の間隔を可変可能な状態で、刃口側環状連結部材15に固定されるようにすることもできる。例えば図6(a)、(b)に示すように、固定受圧板18を、フランジ板28aと、フランジ板28aから垂直に立設するリブ板28bとからなる略T字断面形状部分を備える鋼材28の、リブ板28bによって形成する際に、リブ板28bが、フランジ板28aの幅方向中央部から片側に寄せて設けられていることで、鋼材28が刃口側環状連結部材15に接合される際の向きを入れ替えることによって、リブ板28bによる固定受圧板18を、固定支圧板17との間隔を変えて固定することが可能になる。
固定受圧板18が、固定支圧板17との間の間隔を可変可能な状態で刃口側環状連結部材15に固定されていることにより、ストロークの短い伸縮装置20bとストロークの長い伸縮装置20cとを差し替えて、中空パイプ部材11に対する掘削刃口部材12の姿勢を効率良く制御することが可能になる。
上述の構成を備える本実施形態の刃口推進工法に用いる方向修正機構10では、中空パイプ部材(箱形ルーフ管)11の掘進方向Xがずれて直進性が損なわれた際に、例えば方向修正管13に設けられた4箇所の伸縮調整機構16から、一又は二以上の所定の位置の伸縮調整機構16を選択して、固定支圧板17と固定受圧板18との間に、伸縮装置20を装着して伸長することで(図4参照)、伸縮装置20が装着された部分の刃口側環状連結部材15を、掘削刃口部材12側に押し出すことができる。また、選択された一又は二以上の所定の位置の伸縮調整機構16において、固定支圧板17のボルト締着孔17aと反力板19のボルト締着孔19aにボルト部材21の両端部を締着して、固定支圧板17と反力板19との間隔を幅止めした状態で、固定受圧板18と反力板19との間に装着した伸縮装置20を伸長することで(図5参照)、伸縮装置20が装着された部分の刃口側環状連結部材15を、中空パイプ部材11側に引き寄せることができる。これらによって、中空パイプ部材11に対する掘削刃口部材12の姿勢を制御することが可能になって、中空パイプ部材11を掘進方向Xに掘進させる際の直進性を、容易に回復させることが可能になる。
そして、本実施形態の刃口推進工法に用いる方向修正機構10によれば、中空パイプ部材(箱形ルーフ管)11の掘進方向Xがずれた際に、中空パイプ部材11や掘削刃口部材12の内部の狭い坑内での作業によって、掘削刃口部材12の姿勢を容易に制御することが可能になると共に、掘削刃口部材12の姿勢を容易に微調整することが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、方向修正機構10は、中空パイプ部材11の先端部と掘削刃口部材12の後端部との間に介在して取り付けられる方向修正管13が、パイプ側環状連結部材14と刃口側環状連結部材15との間に介在する4箇所の伸縮調整機構16を備えており、各々の伸縮調整機構16は、固定支圧板17と、固定受圧板18と、反力板19と、これらの間に装着される伸縮装置20とを含んで構成されているので、伸縮装置20として、好ましくは手押しポンプによって作動可能なフラットジャッキ20を用いることで、伸縮調整機構16を簡易に且つコンパクトに形成することが可能になり、これによって、中空パイプ部材11の内部の狭い坑内でも、掘削刃口部材12の姿勢を制御する作業を容易に行うことが可能になると共に、伸縮装置20によって、刃口側環状連結部材15の所定の位置を、押し出すだけでなく引き寄せることもできるので、掘削刃口部材12の姿勢を、精度良く且つ容易に微調整することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の方向修正機構によって掘進方向が修正される中空パイプ部材や掘削刃口部材は、略正方形又は略矩形の箱形の中空断面形状を備えている必要は必ずしもなく、円形の中空断面形状等を備えていても良い。方向修正管13もまた、略正方形又は略矩形の箱形の中空断面形状(図7(a)参照)を備えている必要は必ずしもなく、円形の中空断面形状等(図7(b)参照)を備えていても良い。方向修正管13’が円形の中空断面形状等を備えている場合は、好ましくは、伸縮調整機構16’を方向修正管13’の内側の上下方向の両側及び水平方向の両側の計4箇所に配置して設けても良い。伸縮調整機構は、4箇所に設けられている必要は必ずしも無く、パイプ側環状連結部材や刃口側環状連結部材の周方向に間隔をおいて、なくとも3箇所に設けられていれば良い。伸縮装置は、フラットジャッキ以外の伸縮装置を用いることもできる。
10 刃口推進工法に用いる方向修正機構
11 中空パイプ部材(箱形ルーフ管)
11a 単位パイプ部材
11b 連結プレート
11c ボルト締着孔
12 掘削刃口部材
12b 連結プレート
12c ボルト締着孔
13 方向修正管
13a 側壁部
13b 回転連結部
14 パイプ側環状連結部材
14a 重合せ内側環状壁部
14b パイプ側環状接合プレート
14d ボルト締着孔
15 刃口側環状連結部材
15a 重合せ外側環状壁部
15b 刃口側環状接合プレート
15c 筒状環状壁部
15d ボルト締着孔
16 伸縮調整機構
17 固定支圧板
17a ボルト締着孔
17b 補強用リブプレート
18 固定受圧板
18a ボルト挿通孔
19 反力板
19a ボルト締着孔
20 伸縮装置(フラットジャッキ)
20a ポンプ接続部
20b ストロークの短い伸縮装置
20c ストロークの長い伸縮装置
21 ボルト部材
23 固定ボルト
27 基盤プレート
28 略H形断面形状を備える鋼材(略T字断面形状部分を備える鋼材)
28a フランジ板
28b リブ板
29 止水リング
30 函形構造物
31 パイプ列
32 推進ジャッキ
33 発進基地
34a 中押しジャッキ
34b 元押しジャッキ
35 到達基地
37 鉄道の軌条
X 掘進方向

Claims (5)

  1. 複数の単位パイプ部材を掘進方向に一体として連設することにより形成される中空パイプ部材を、先端部に取り付けられた掘削刃口部材により切羽面を切削しつつ、後方に設置された推進ジャッキからの推進力により掘進させて、地中に設置してゆく刃口推進工法に用いる方向修正機構であって、
    前記中空パイプ部材の先端部と前記掘削刃口部材の後端部との間に介在して取り付けられる、方向修正管を含んで構成されており、
    該方向修正管は、前記中空パイプ部材の先端部に連結固定される、重合せ内側環状壁部を有するパイプ側環状連結部材と、前記掘削刃口部材の後端部に連結固定される、前記重合せ内側環状壁部の外側に折曲り可能に重ねて配置される重合せ外側環状壁部を有する刃口側環状連結部材とを備えると共に、前記パイプ側環状連結部材と前記刃口側環状連結部材との間に介在させて、周方向に間隔をおいて配置された少なくとも3箇所の伸縮調整機構を備えており、
    各々の前記伸縮調整機構は、前記パイプ側環状連結部材と前記刃口側環状連結部材の何れか一方に取り付けられるボルト締着孔を有する固定支圧板と、何れか他方に取り付けられるボルト挿通孔を有する固定受圧板と、前記ボルト締着孔及び前記ボルト挿通孔と対応する位置に形成されたボルト締着孔を有する、前記固定受圧板を挟んで前記固定支圧板とは反対側に配置される反力板と、前記固定支圧板と前記固定受圧板との間、又は前記固定受圧板と前記反力板との間に装着される伸縮装置とを含んで構成されており、
    一又は二以上の前記伸縮調整機構の前記固定支圧板と前記固定受圧板との間に、前記伸縮装置を装着して伸長することで、前記刃口側環状連結部材を押し出し、前記固定支圧板のボルト締着孔と前記反力板のボルト締着孔にボルト部材の両端部を締着して前記固定支圧板と前記反力板との間隔を幅止めした状態で、前記固定受圧板と前記反力板との間に装着した前記伸縮装置を伸長することで、前記刃口側環状連結部材を引き寄せることによって、前記中空パイプ部材に対する前記掘削刃口部材の姿勢を制御する刃口推進工法に用いる方向修正機構。
  2. 前記固定受圧板は、前記固定支圧板との間の間隔を可変可能な状態で、前記パイプ側環状連結部材又は前記刃口側環状連結部材に固定されている請求項1記載の刃口推進工法に用いる方向修正機構。
  3. 前記固定受圧板は、フランジ板と、該フランジ板から垂直に立設するリブ板とからなる略T字断面形状部分を備える鋼材の、前記リブ板によって形成されており、前記リブ板は、前記フランジ板の幅方向中央部から片側に寄せて設けられており、前記パイプ側環状連結部材又は前記刃口側環状連結部材に接合される際の向きを入れ替えることによって、前記固定受圧板が、前記固定支圧板との間隔を変えて固定される請求項2記載の刃口推進工法に用いる方向修正機構。
  4. 前記固定支圧板と前記固定受圧板との間、又は前記固定受圧板と前記反力板との間に装着される前記伸縮装置は、手押しポンプによって作動可能なフラットジャッキである請求項1〜3のいずれか1項記載の刃口推進工法に用いる方向修正機構。
  5. 前記中空パイプ部材が、略正方形又は略矩形の中空断面形状を有している請求項1〜4のいずれか1項記載の刃口推進工法に用いる方向修正機構。
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