JP6619492B2 - ガラス板の製造方法及びガラス板の製造装置 - Google Patents

ガラス板の製造方法及びガラス板の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6619492B2
JP6619492B2 JP2018172418A JP2018172418A JP6619492B2 JP 6619492 B2 JP6619492 B2 JP 6619492B2 JP 2018172418 A JP2018172418 A JP 2018172418A JP 2018172418 A JP2018172418 A JP 2018172418A JP 6619492 B2 JP6619492 B2 JP 6619492B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
glass plate
glass
wear
conveyance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018172418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019064902A (ja
Inventor
匡 堀野
匡 堀野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Avanstrate Inc
Avanstrate Asia Pte Ltd
Avanstrate Taiwan Inc
Original Assignee
Avanstrate Inc
Avanstrate Asia Pte Ltd
Avanstrate Taiwan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Avanstrate Inc, Avanstrate Asia Pte Ltd, Avanstrate Taiwan Inc filed Critical Avanstrate Inc
Priority to KR1020180112862A priority Critical patent/KR20190038349A/ko
Priority to CN201811130775.5A priority patent/CN109574489A/zh
Priority to TW107134003A priority patent/TWI714885B/zh
Publication of JP2019064902A publication Critical patent/JP2019064902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6619492B2 publication Critical patent/JP6619492B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)

Description

本発明は、ガラス板の製造方法及びガラス板の製造装置に関する。
ダウンドロー法を用いたガラス板の製造方法では、成形工程において、成形体から溶融ガラスをオーバーフローして連続して延びるシートガラス(ガラス板)に成形される。そして、続く冷却工程において、ガラス板が、搬送ローラ対で狭持されつつ下方向に引き込まれることで、所望の厚さに引き伸ばされ、内部に歪が発生しないように、またガラス板が反らないように、ガラス板の冷却が行われる。その後、ガラス板は、所定の寸法に切断され、洗浄及び検査を経て、所定の品質を満足するガラス板は、合格品として、液晶表示装置等の表示装置用ガラス基板とされる。
例えば、ガラス原料を熔解してできる溶融ガラスを、オーバーフローダウンドロー法を用いて成形体の側壁を流下させてガラス板を形成する成形装置と、成形により得られるガラス板の幅方向の両側の領域を、ガラス板の搬送方向に設けられた複数の搬送ローラ対で挟持しつつ、ガラス板を下方向に搬送させて冷却する徐冷炉を備える徐冷装置とを備え、徐冷炉内での冷却時に、複数の搬送ローラで狭持されるガラス板の部分に隣接する隣接領域に波形状の変形が生じることを抑えることができるガラス板の製造方法が知られている(特許文献1)。
特開2013−136515号公報
上記製造方法では、成形したガラス板の幅方向の両端部をガラス板の幅方向の中央部よりも速く冷却し、さらに、ガラス板に塑性変形が生じないように、ガラス板に対して搬送方向に張力を働かせることにより、搬送ローラ対で狭持されるガラス板の部分に隣接する隣接領域に波形状の変形が生じることを抑えることができる。搬送ローラ対は、ガラス板の両側の面を挟み、ガラス板を一定の力で押圧しながら自ら回転してガラス板を搬送させる。これにより、ガラス板の搬送速度を制御して、ガラス板に対して搬送方向に張力を働かせることができる。このように、複数の搬送ローラ対のそれぞれがガラス板を一定の力で押圧するために、各搬送ローラ対のうち、一方の搬送ローラ(以降、搬送ローラAという)は、固定された他方の搬送ローラ(以降、搬送ローラBという)に対して一定の力でガラス板、さらには搬送ローラBを押すように、搬送ローラAの、搬送ローラBに対する相対位置は制御されている。
ところで、近年、徐冷炉内の温度が上昇し、また、ガラス板の薄板化により搬送ローラの回転速度が上昇し、搬送ローラが従来より磨耗しやすくなっている。上記搬送ローラAがガラス板を押し付ける力を一定に維持するために、搬送ローラBに対する搬送ローラAの相対位置が維持されるように搬送ローラAの位置は制御されているので、搬送ローラの摩耗が進むにつれて搬送ローラAの位置は、摩耗しない初期状態の搬送ローラAの位置から離れるようにずれる。このような搬送ローラ対を配置した搬送ローラ対の列は、例えば、成形体下端からまっすぐ下方に延びる直線に沿って配置される。直線上に並ぶ複数の搬送ローラ対が、いずれも同じ程度に摩耗すれば、搬送ローラBに対して位置制御される搬送ローラAは、摩耗しない初期状態の位置からずれるとしても、ガラス板の搬送経路は直線状に維持される。しかし、複数の搬送ローラ対の摩耗の程度がばらつく場合、搬送ローラA,Bの摩耗と、搬送方向に隣接する搬送ローラA,Bの摩耗の程度の違いによって、挟持されて搬送されるガラス板の搬送経路は湾曲する場合が生じる。この搬送経路の湾曲は、ガラス板の搬送中の割れの起点となる場合があり、また、ガラス板の成形品質に影響を与える場合がある。
また、搬送ローラA,Bの摩耗が進むと、搬送ローラA,Bの表面は微小凹凸の形状になり、この微小凹凸に接触するガラス板の表面には、ガラス板の割れの起点となる傷をつくり易い。特に、上記ガラス板の搬送経路の湾曲と上記傷とによって、ガラス板の割れの頻度は増大する。
そこで、本発明は、成形されて連続して延びるガラス板を複数の搬送ローラで挟持して搬送するとき、ガラス板の割れ及びガラス板の品質悪化の影響を抑制することができるガラス板の製造方法及びガラス板の製造装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、ガラス板の製造方法である。当該ガラス基板の製造方法は、
溶融ガラスを、オーバーフローダウンドロー法を用いて成形し、ガラス板を形成する成形工程と、
前記ガラス板の幅方向の両側の領域を、前記ガラス板の搬送方向に設けられた複数の搬送ローラ対で挟持しつつ、前記ガラス板を下方向に搬送する搬送工程と、を有する。
前記複数の搬送ローラ対の少なくとも1つの、第1ローラと第2ローラを有する搬送ローラ対において、前記第1ローラが、前記第2ローラに対して前記ガラス板を挟んで一定の力で押圧するように、前記第1ローラの前記第2ローラに対する相対位置を制御し、さらに、前記第1ローラ及び第2ローラの摩耗の程度に応じて、間欠的に、前記第2ローラを前記第1ローラの方向に強制的に変位させる。
前記第2ローラは、前記第2ローラが変位した後の前記第1ローラの回転軸中心と前記第2ローラの回転軸中心を結ぶ線分を二等分する中点が、前記摩耗がないときの前記第1ローラの回転中心と前記第2ローラの回転軸中心とを結ぶ線分を二等分する中点に近づくように変位させる、ことが好ましい。
前記第1ローラ及び前記第2ローラを搬送ローラ対Aとするとき、前記複数の搬送ローラ対は、前記搬送ローラ対Aに対して前記搬送方向に隣接した、第3ローラと第4ローラを有する搬送ローラ対Bを含み、前記第3ローラが、前記第4ローラに対して前記ガラス板を挟んで一定の力で押圧するように、前記第3ローラの前記第4ローラに対する相対位置を制御し、さらに、前記第3ローラ及び第4ローラの摩耗の程度に応じて、間欠的に前記第4ローラを前記第3ローラの方向に強制的に変位させるように、前記搬送ローラ対Bは構成され、
前記第2ローラは、変位した後の前記第1ローラの回転軸中心と前記第2ローラの回転軸中心を結ぶ線分を二等分する中点の、前記線分の延在方向における位置が、前記第3ローラの回転軸中心と前記第4ローラの回転軸中心を結ぶ線分を二等分する中点の、前記延在方向における位置に近づくように、変位させる、ことが好ましい。
前記第3ローラ及び前記第4ローラは、前記第1ローラ及び前記第2ローラに対して前記搬送方向上流側に位置する、ことが好ましい。
前記第1ローラ及び前記第2ローラの摩耗の程度は、前記第2ローラを強制的に変位させたときの前記第1ローラの回転中心軸と前記第2ローラの回転中心軸とを結ぶ線分の中点の位置を基準位置として、現在の前記中点の位置の前記基準位置からのずれ量に基づいて求める、ことが好ましい。
前記第1ローラ及び前記第2ローラの摩耗の程度は、前記第2ローラを強制的に変位させたときからの、前記第1ローラ及び前記第2ローラを用いた前記ガラス板の搬送の累積時間に基づいて求める、ことが好ましい。
本発明の他の一態様は、ガラス板の製造装置である。当該製造装置は、
溶融ガラスを、オーバーフローダウンドロー法を用いて成形し、ガラス板を成形する成形装置と、
前記ガラス板の幅方向の両側の領域を、前記ガラス板の搬送方向に設けられた複数の搬送ローラ対で挟持しつつ、前記ガラス板を下方向に搬送させて冷却する冷却装置と、
前記搬送ローラ対の位置を制御する制御装置と、
を有する。
前記制御装置は、前記複数の搬送ローラ対の少なくとも1つの、第1ローラと第2ローラを有する搬送ローラ対において、前記第1ローラが、前記第2ローラに対して前記ガラス板を挟んで一定の力で押圧するように、前記第1ローラの前記第2ローラに対する相対位置を制御するように構成され、さらに、前記制御装置は、前記第1ローラ及び第2ローラの摩耗の程度に応じて、間欠的に、前記第2ローラを前記第1ローラの方向に強制的に変位させるように構成されている。
前記制御装置は、前記第2ローラを、前記第2ローラが変位した後の前記第1ローラの回転軸中心と前記第2ローラの回転軸中心を結ぶ線分を二等分する中点が、前記摩耗がないときの前記第1ローラの回転中心と前記第2ローラの回転軸中心とを結ぶ線分を二等分する中点に近づくように変位させるように制御する、ことが好ましい。
上述のガラス板の製造方法及びガラス板の製造装置によれば、成形されて連続して延びるガラス板を複数の搬送ローラで挟持して搬送するとき、ガラス板の割れ及びガラス板の品質悪化の影響を抑制することができる。
一実施形態に係るガラス板の製造方法のフローチャートである。 ガラス板の製造方法で用いられるガラス板の製造装置を示す模式図である。 成形装置の概略の概略図(断面図)である。 成形装置の概略の概略図(側面図)である。 一実施形態に係るガラス板の製造装置で用いる制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 (a)〜(c)は、図5に示す制御装置が行う位置制御の一例を説明する図である。
以下、一実施形態のガラス板の製造方法及びガラス板の製造装置について詳細に説明する。一実施形態に係るガラス板の製造方法では、例えばTFT(thin film transistor)ディスプレイ用のガラス基板が製造される。ガラス板は、オーバーフローダウンドロー法を用いて製造される。以下、図面を参照しながら、一実施形態に係るガラス板の製造方法について説明する。
(1)ガラス板の製造方法の概要
まず、図1および図2を参照して、ガラス板の製造方法に含まれる複数の工程および複数の工程に用いられるガラス板の製造装置100を説明する。ガラス板の製造方法は、図1に示すように、主として、溶融工程S1と、清澄工程S2と、成形工程S3と、冷却工程S4と、切断工程S5とを含む。
溶融工程S1は、ガラスの原料が溶融される工程である。ガラスの原料は、所望の組成になるように調合された後、図2に示すように、上流に配置された溶融装置11に投入される。ガラス原料は、例えば、SiO,Al,B,CaO,SrO,BaO等の組成からなる。具体的には、ガラス歪点が660℃以上となるガラス原料を用いる。ガラスの原料は、溶融装置11で溶融されて、溶融ガラスFGになる。溶融温度は、ガラスの種類に応じて調整される。本実施形態では、ガラス原料が1500℃〜1650℃で溶融される。溶融ガラスFGは、上流パイプ23を通って清澄装置12に送られる。
清澄工程S2は、溶融ガラスFG中の気泡の除去を行う工程である。清澄装置12内で気泡が除去された溶融ガラスFGは、その後、下流パイプ24を通って、成形装置40へと送られる。
成形工程S3は、溶融ガラスFGをシート状のガラスであるシートガラスSGに成形する工程である。具体的に、溶融ガラスFGは、成形装置40に含まれる成形体41に連続的に供給された後、成形体41の溝からオーバーフローする。オーバーフローした溶融ガラスFGは、成形体41の表面に沿って流下する。溶融ガラスFGは、その後、成形体41の下端部41aで合流してシートガラスSGへと成形される。シートガラスSGは、幅方向の端に位置する側部(耳部、端部)と、側部に挟まれた幅方向の中央領域とを有する。シートガラスSGの側部の板厚は、中央領域の板厚と比べて厚く成形される。シートガラスSGの中央領域は、一定の板厚からなる最終製品であるガラス板となる領域である。シートガラスSGの中央領域の板厚を0.4mm以下の薄板に成形しようとする場合、シートガラスSGの側部の板厚は従来より薄く成形される。
冷却工程S4は、シートガラスSGを冷却(徐冷)する工程である。シートガラスSGは、冷却工程S4を経て室温に近い温度へと冷却される。なお、冷却工程S4における、冷却の状態に応じて、ガラス板の厚み(板厚)、ガラス板の反り量、およびガラス板の歪量が決まる。
切断工程S5は、室温に近い温度になったシートガラスSGを、所定の大きさに切断する工程である。
なお、所定の大きさに切断されたシートガラスSGは、その後、端面加工等の工程を経る。以下、シートガラスSGをガラス板という。
以下、図3〜図5を参照して、ガラス板の製造装置100に含まれる成形装置40の構成を説明する。なお、本実施形態において、シートガラスSGの幅方向とは、シートガラスSGが流下する方向(流れ方向)に交差する方向、すなわち、水平方向を意味する。
(2)成形装置の構成
まず、図3および図4に、成形装置40の概略構成を示す。図3は、成形装置40の断面図である。図4は、成形装置40の側面図である。
成形装置40は、シートガラスSGが通過する通路と、通路を取り囲む空間とを有する。通路を取り囲む空間は、オーバーフローチャンバー20、フォーミングチャンバー30、および冷却チャンバー80で構成されている。
オーバーフローチャンバー20は、清澄装置12から送られる溶融ガラスFGをシートガラスSGに成形する空間である。シートガラスSGは、連続して延びるガラス板である。
フォーミングチャンバー30は、オーバーフローチャンバー20の下方に配置され、シートガラスSGの厚みおよび反り量を調整するための空間である。フォーミングチャンバー30では、冷却工程の一部が実行される。溶融ガラスFGは、成形体41の表面に沿って流下し、成形体41の下端部41aで合流してシートガラスSGへと成形されるが、成形体41の下端部41aより下流においては、シートガラスSGの温度が徐々に下がっていく。フォーミングチャンバー30は、オーバーフローチャンバー20に対して仕切り部材50によって区分けされている。
冷却チャンバー80は、フォーミングチャンバー30の下方に配置され、シートガラスSGの歪量を調整するための空間である。具体的に、冷却チャンバー80では、フォーミングチャンバー30内を通過したシートガラスSGが、徐冷点、ガラス歪点を経て、室温近傍の温度まで冷却される。なお、冷却チャンバー80は、フォーミングチャンバー30に対して断熱部材80aによって区分けされ、さらに、冷却チャンバー80の内部は、断熱部材80bによって、複数の空間に区分けされている。
また、成形装置40は、主として、成形体41と、仕切り部材50と、冷却ローラ51と、温度調整ユニット60と、引下げローラ81a〜81gと、ヒータ82a〜82gと、切断装置90とから構成されている。さらに、成形装置40は、制御装置500を備える(図5参照)。制御装置500は、成形装置40に含まれる各構成の駆動部を制御する。冷却ローラ51、引き下げローラ81a〜81gは、ガラス板の幅方向の両側の領域を、ガラス板の搬送方向に設けられ、ガラス板を下方向に搬送させる搬送ローラである。
以下、成形装置40に含まれる各構成について詳細に説明する。
(2−1)成形体
成形体41は、オーバーフローチャンバー20内に設けられる。成形体41は、溶融ガラスFGを溝からオーバーフローさせることによって、溶融ガラスFGをシート状のガラス板(シートガラスSG)へと成形する。
図3に示すように、成形体41は、断面形状で略5角形の形状(楔形に類似する形状)を有する。略5角形の先端は、成形体41の下端部41aに相当する。
また、成形体41は、第1端部に流入口42を有する(図4参照)。流入口42は、上述の下流パイプ24と接続されており、清澄装置12から流れ出た溶融ガラスFGは、流入口42から成形体41に流し込まれる。成形体41には、溝43が形成されている。溝43は、成形体41の長手方向に延びる。具体的には、溝43は、第1端部から、第1端部の反対側の端部である第2端部に延びる。より具体的に、溝43は、図4の左右方向に延びる。溝43は、流入口42近傍が最も深く、第2端部に近づくにつれて、徐々に浅くなるように形成されている。成形体41に流し込まれた溶融ガラスFGは、成形体41の一対の頂部41b,41bからオーバーフローし、成形体41の一対の側面(表面)41c,41cを沿いながら流下する。その後、溶融ガラスFGは、成形体41の下端部41aで合流してシートガラスSGになる。
このとき、成形体41の下端部41aでのシートガラスSGの液相温度は1100℃以上であり、液相粘度は2.5×10poise以上であり、より好ましくは、液相温度は1160℃以上であり、液相粘度は1.2×10poise以上である。また、成形体41の下端部41aでのシートガラスSGの側部(耳部、端部)の粘度を105.7Poise未満である。
(2−2)仕切り部材
仕切り部材50は、オーバーフローチャンバー20からフォーミングチャンバー30への熱の移動を遮断する部材である。仕切り部材50は、溶融ガラスFGの合流ポイントの近傍に配置されている。また、図3に示すように、仕切り部材50は、溶融ガラスFGが合流ポイントで合流して形成されたシートガラスSGの厚み方向両側に配置される。仕切り部材50は、断熱材である。仕切り部材50は、溶融ガラスFGの合流ポイントの上側雰囲気および下側雰囲気を仕切ることにより、仕切り部材50の上側から下側への熱の移動を遮断する。
(2−3)冷却ローラ(搬送ローラ)
冷却ローラ51は、フォーミングチャンバー30内に設けられる。より具体的に、冷却ローラ51は、仕切り部材50の直下に配置されている。また、冷却ローラ51は、シートガラスSGの厚み方向両側、且つ、シートガラスSGの幅方向両側に配置される。シートガラスSGの厚み方向両側に配置された冷却ローラ51は対で動作する。すなわち、シートガラスSGの両側部(幅方向両端部)は、二対の冷却ローラ51,51,・・・によって一定の力で挟持される。
冷却ローラ51は、内部に通された空冷管により空冷されている。冷却ローラ51は、シートガラスSGの側部(耳部、端部)R,Lに接触し、熱伝導によりシートガラスSGの側部(耳部、端部)R,Lを急冷する(急冷工程)。冷却ローラ51に接触したシートガラスSGの側部R,Lの粘度は、所定値(具体的には、109.0poise)以上である。
冷却ローラ51は、冷却ローラ駆動モータ390(図5を参照)により回転駆動される。冷却ローラ51は、シートガラスSGの側部R,Lを冷却すると共に、シートガラスSGを下方に引き下げる搬送ローラとして機能する。
(2−4)温度調整ユニット
温度調整ユニット60は、フォーミングチャンバー30内に設けられ、シートガラスSGを徐冷点近傍まで冷却するユニットである。温度調整ユニット60は、複数の冷却ユニット61〜65を有する。複数の冷却ユニット61〜65は、シートガラスSGの幅方向およびシートガラスSGの流れ方向に配置される。具体的に、複数の冷却ユニット61〜65には、中央領域冷却ユニット61〜63と、側部冷却ユニット64,65とが含まれる。中央領域冷却ユニット61〜63は、シートガラスSGの中央領域CAを空冷する。ここで、シートガラスSGの中央領域とは、シートガラスSGの幅方向中央部分であって、シートガラスSGの有効幅およびその近傍を含む領域である。言い換えると、シートガラスSGの中央領域は、シートガラスSGの両側部(両耳部、両端部)R,Lに挟まれた部分である。中央領域冷却ユニット61〜63は、シートガラスSGの中央領域CAの表面に対向する位置に、流れ方向に沿って配置される。
(2−5)引下げローラ(搬送ローラ)
引下げローラ(搬送ローラ)81a〜81gは、冷却チャンバー80内に設けられ、フォーミングチャンバー30内を通過したシートガラスSGを、シートガラスSGの流れ方向へ引き下げる。引下げローラ81a〜81gは、冷却チャンバー80の内部で、流れ方向に沿って所定の間隔を空けて配置される。引下げローラ81a〜81gは、シートガラスSGの厚み方向両側(図3参照)、および、シートガラスSGの幅方向両側(図4参照)に複数配置される。すなわち、引下げローラ81a〜81gは、シートガラスSGの幅方向の両側部(両耳部、両端部)R,L、かつ、シートガラスSGの厚み方向の両側を一定の力で把持しながらシートガラスSGを下方に引き下げる。
引下げローラ81a〜81gは、引下げローラ駆動モータ391(図5参照)によって駆動される。また、引下げローラ81a〜81gは、シートガラスSGに対して内側に回転する。引下げローラ81a〜81gの周速度は、下流側の引下げローラ程、大きい。すなわち、複数の引下げローラ81a〜81gのうち、引下げローラ81aの周速度が最も小さく、引下げローラ81gの周速度が最も大きい。シートガラスSGの厚み方向両側に配置された引下げローラ81a〜81gは、対で動作し、対の引下げローラ81a,81a,・・・が、シートガラスSGを下方向に引き下げる。
(2−6)ヒータ
ヒータ82(82a〜82g)は、冷却チャンバー80の内部に設けられ、冷却チャンバー80の内部空間の温度を調整する。具体的に、ヒータ82a〜82gは、シートガラスSGの流れ方向およびシートガラスSGの幅方向に複数配置される。より具体的には、シートガラスSGの流れ方向には、7つのヒータが配置され、シートガラスの幅方向には7つのヒータが配置される。幅方向に配置される7つのヒータは、引下げローラ81a〜81gが挟持する挟持領域を含む、シートガラスSGの中央領域CAと、シートガラスSGの側部(耳部、端部)R,Lとをそれぞれ熱処理する。ヒータ82a〜82gは、後述する制御装置500によって出力が制御される。これにより、冷却チャンバー80内部を通過するシートガラスSGの近傍の雰囲気温度が制御される。ヒータ82a〜82gによって冷却チャンバー80内の雰囲気温度が制御されることによって、シートガラスSGの温度制御が行われる。また、温度制御により、シートガラスSGは、粘性域から粘弾性域を経て弾性域へと推移する。このように、ヒータ82a〜82gの制御により、冷却チャンバー80では、シートガラスSGの温度が、徐冷点近傍の温度から室温近傍の温度まで冷却される。ここで、徐冷点は、粘度が1013Poiseとなるときの温度であり、ここでは、例えば715.0℃である。
(2−7)切断装置
切断装置90は、冷却チャンバー80内で室温近傍の温度まで冷却されたシートガラスSGを、所定のサイズに切断する。切断装置90は、所定の時間間隔でシートガラスSGを切断する。これにより、シートガラスSGは、複数のガラス板になる。切断装置90は、切断装置駆動モータ392(図5を参照)によって駆動される。
このように、ガラス板の製造装置100でガラス板を製造するとき、溶融ガラスFGからオーバーフローダウンドロー法を用いてシートガラスSGを成形する成形工程と、ガラス板の幅方向の両側の領域を、シートガラスSGの搬送方向に設けられた複数の搬送ローラ対で挟持しつつ、シートガラスSGを下方向に搬送させる搬送工程を行う。本実施形態では、搬送工程においてシートガラスの冷却が行われる。
(2−8)制御装置
制御装置500は、CPU、RAM、ROM、およびハードディスク等から構成されており、ガラス板の製造装置100に含まれる種々の機器の制御を行う。図5は、一実施形態における制御装置500の構成の一例を示すブロック図である。
具体的には、図5に示すように、制御装置500は、ガラス板の製造装置100に含まれる各種のセンサ(例えば、熱電対380、ローラ圧力センサ382)やスイッチ(例えば、主電源スイッチ381)等による信号を受けて、温度調整ユニット60、ヒータ82a〜82g、冷却ローラ駆動モータ390、引下げローラ駆動モータ391、切断装置駆動モータ392、冷却ローラ位置制御用モータ393、引下げローラ位置制御用モータ394a〜394g、等の制御を行う。冷却ローラ位置制御用モータ393は、冷却ローラ51の位置制御を行うために冷却ローラ51の位置を移動させるモータであり、引下げローラ位置制御用モータ394a〜394gは、後述する引き下げローラ81a〜81gの位置制御を行うために引き下げローラ81a〜81gの位置を移動させるモータである。なお、ローラ圧力センサ382は、冷却ローラ51、引き下げローラ81a〜81gがシートガラスSGを押圧する力を計測するセンサである。ローラ圧力センサ382は、冷却ローラ51、引き下げローラ81a〜81gのそれぞれの位置に設けられている。
制御装置500は、冷却チャンバー80に搬送されたシートガラスSGを冷却する際に、シートガラスSGの搬送経路の各位置における幅方向の温度分布が目標となる温度プロファイルを実現するように、熱電対380の計測結果に基づいて、温度調整ユニット60及びヒータ82a〜82gの温度を調整する。これにより、シートガラスSGの波形状の変形、シートガラスSGの歪及び反りを抑えることができる。
制御装置500は、さらに、冷却ローラ位置制御用モータ393及び引下げローラ位置制御用モータ394a〜394gを用いて冷却ローラ51及び引き下げローラ81a〜81gの位置制御を行う。以下、この位置制御について説明する。
(3)搬送ローラ(冷却ローラ51、引き下げローラ81a〜81g)の位置制御 冷却ローラ51及び引下げローラ81a〜81gは、図6(a)〜(c)に示すように、シートガラスSGの厚さ方向に関して位置制御される。以降、冷却ローラ51及び引き下げローラ81a〜81gは、同じ位置制御を受けるため、以降の説明では、冷却ローラ51及び引き下げローラ81a〜81gの各対を第1ローラA1と第2ローラB1の対、あるいはさらに、第3ローラA2と第4ローラB2の対として記載する。図6(a)〜(c)は、制御装置500の行う位置制御の一例を説明する図である。
制御装置500は、ローラ圧力センサ382の計測結果に基づいて、第1ローラA1と第2ローラB1を有する搬送ローラ対において、第1ローラA1が、第2ローラB1に対してシートガラスSGを挟んで一定の力で押圧するように、第1ローラA1の第2ローラB1に対する相対位置を制御する。この制御では、第2ローラB1の位置は固定されている。制御装置500は、さらに、第1ローラA1及び第2ローラB1の摩耗の程度に応じて、間欠的に、第2ローラB1を第1ローラA1の方向に強制的に変位させる。
図6(a)は、第1ローラA1と第2ローラB1の搬送ローラ対と、この搬送ローラ対に対して搬送経路上の隣接した第3ローラA2と第4ローラB2の搬送ローラ対(第1〜4ローラの直径はいずれも同じ)とが、いずれも摩耗をしていない初期状態を示している。第1ローラA1と第2ローラB1の搬送ローラ対と、第3ローラA2と第4ローラB2の搬送ローラ対は、いずれも上記位置制御を行うように構成されたもので、図6(a)では、いずれも摩耗していないので、シートガラスSGの搬送経路は直線状に延びている。
図6(b)は、搬送ローラ対の摩耗にばらつきがあり、第1ローラA1及び第2ローラB1の摩耗が、第3ローラA2及び第4ローラB2の摩耗に比べて大きい場合を示している。すなわち、第1ローラA1及び第2ローラB1の直径が、第3ローラA2及び第4ローラB2の直径に比べて小さい状態を示している。この場合、第1ローラA1は、シートガラスSG及び第2ローラB1に対して、一定の力Fで押圧するために、図6(b)に示すように、第3ローラA2に比べて、図6(b)中、(シートガラスSGの厚さ方向)右側の位置に移動している。このため、シートガラスSGの搬送経路は、第3ローラA2と第4ローラB2の搬送ローラ対と、第1ローラA1と第2ローラB1の搬送ローラ対との間で湾曲する。この湾曲は、シートガラスSGの割れの起点となり易い。
このため、制御装置500は、図6(c)に示すように、第1ローラA1及び第2ローラB1の摩耗の程度に応じて、間欠的に、第2ローラB1を第1ローラA1の方向(シートガラスSGの厚さ方向)に強制的に変位させる。例えば、摩耗の程度が許容範囲を超えた場合に、第2ローラB1を第1ローラA1の方向に強制的に変位させる。強制的に変位させる変位量は、予め定めた量である。これにより、シートガラスSGの割れの起点となり易い搬送経路の湾曲を直線状に近づけることができる。第1ローラA1、第2ローラB1は、シートガラスSGの温度がガラス歪点以下の領域にある。ガラス歪点は、粘度が1014.5PoiseとなるときのシートガラスSGの温度である。ガラス歪点以下の領域では、シートガラスSGは、弾性体となり、変形に対して割れ易くなるので、搬送経路の湾曲の程度は小さいことが好ましい。第1ローラA1、第2ローラB1が、シートガラスSGの温度がガラス歪点より高い領域にある場合、シートガラスSGは、粘性体あるいは粘弾性体であるので、搬送経路に湾曲があっても割れの起点にはなり難い。このため、シートガラスSGの温度がガラス歪点以下の領域において、間欠的に、第2ローラB1を第1ローラA1に向けて強制的に変位させることが好ましい。
したがって、シートガラスSGの温度がガラス歪点以下の領域にある第1ローラA1、第2ローラB1による、後述する位置制御(変位量Δによる強制的な変位)により、シートガラスSGの割れを抑制することができる。
上述の実施形態では、第1ローラA1、第2ローラB1は、シートガラスSGの温度がガラス歪点以下となる領域(単に、ガラス歪点以下の領域という)に設けられるが、他の一実施形態によれば、シートガラスSGの温度がガラス歪点より高い領域(単に、ガラス歪点より高い領域という)に設けられてもよい。第1ローラA1、第2ローラB1が、ガラス歪点以下の領域にある場合、シートガラスSGの割れを抑制することができる一方、第1ローラA1、第2ローラB1が、ガラス歪点より高い領域にある場合、ガラス板の品質(ガラス板の歪)悪化の影響を抑制することができる。
また、図6(a)〜(c)に示す第1ローラA1及び第2ローラB1は、第3ローラA2及び第4ローラB2より、シートガラスSGの搬送方向の下流側に設けられるが、第1ローラA1及び第2ローラB1は、第3ローラA2及び第4ローラB2より、シートガラスSGの搬送方向の上流側に設けられてもよい。
また、第1ローラA1と第2ローラB1の対、及び第3ローラA2と第4ローラB2の対のような搬送ローラ対は、成形体41の下端部41aから流下するシートガラスSGが、下端部41aから直線的に、かつ鉛直下方に流下できるように、ローラの位置を強制変位させる、ことが好ましい。
このように、制御装置500は、第1ローラA1が、第2ローラB1を固定した状態で、第2ローラB1に対してシートガラスSGを挟んで一定の力Fで押圧するように、第1ローラA1の第2ローラB1に対する相対位置を制御し、さらに、第1ローラA1及び第2ローラB1の摩耗の程度に応じて、間欠的に、第2ローラB1を第1ローラA1の方向に変位量Δ、強制的に変位させるように構成される。このような位置制御は、ガラスシートSGの搬送経路に設けられる複数の搬送ローラ対のいずれに対しても行うことが好ましいが、複数の搬送ローラ対のうち少なくとも1つに対して行ってもよい。搬送経路に沿って設けられる複数の搬送ローラ対は、上述したように、搬送方向にシートガラスSGの張力を作用させるために、搬送方向下流ほど搬送ローラ対の周速度を速くすることが好ましい。このため、搬送経路に沿って設ける複数の搬送ローラの対のそれぞれに、同じ直径の搬送ローラを用いる場合、搬送ローラの回転速度は、搬送方向下流ほど大きくなる。このため、搬送方向下流の側に位置する搬送ローラ対ほど摩耗進展は速くなる。すなわち、複数の搬送ローラ対の間で摩耗の程度にばらつきが生じ易く、図6(b)に示すような搬送経路の湾曲が生じ易い。図6(b),(c)では、摩耗の形態を理解しやすいように強調して示している。
なお、第1ローラA1及び第2ローラB1の摩耗の程度は、例えば、第1ローラA1の初期状態あるいは第2ローラB1を強制的に変位させたときからの位置の変化を図示されない位置センサ等により計測することにより、判断することができる。一実施形態によれば、第1ローラA1及び第2ローラB1の摩耗の程度は、第2ローラB1を強制的に変位させたときの第1ローラA1の回転中心軸Caと第2ローラB1の回転中心軸Cbとを結ぶ線分L2の中点P2の位置を基準位置として、現在の中点P2の位置の基準位置からのずれ量に基づいて求めることが好ましい。第1ローラA1は、常時、シートガラスSGに対して一定の力を与えるように位置制御されるので、摩耗の進行にしたがって、第1ローラA1は、図6(b)に示すように第2ローラB1のほうに移動する。
また、第1ローラA1及び第2ローラB1の使用時間を累積しておき、累積時間が所定の時間を超えた場合、摩耗が進行したと判断して、第2ローラB1を強制的に変位させてもよい。一実施形態によれば、第1ローラA1及び第2ローラB1の摩耗の程度は、第2ローラB1を強制的に変位させたときからの第1ローラA1及び第2ローラB1を用いたシートガラスSGの搬送の累積時間(第1ローラA1及び第2ローラB1の使用時間の累積)に基づいて求めることが好ましい。
なお、制御装置500は、第2ローラB1の位置を変位量Δだけ、第1ローラA1の側に強制変位させるように、冷却ローラ位置制御用モータ393あるいは引下げローラ位置制御用モータ394a〜394gを駆動させる制御信号を生成するが、制御装置500が強制的に第2ローラB1の変位の位置制御を行うことに限定されない。例えば、作業者による手動により、第2ローラB1を第1ローラA1側に強制的に変位させることも可能である。
一実施形態によれば、制御装置500は、第2ローラB1が変位した後の第1ローラA1の回転軸中心Caと第2ローラB1の回転軸中心Cbを結ぶ線分L2を二等分する中点P2(図6(b),(c)参照)が、摩耗がないときの第1ローラA1の回転中心Caと第2ローラB1の回転軸中心Cbとを結ぶ線分L1を二等分する中点P1(図6(a)参照)に近づくように、第2ローラB1を変位させるように構成される、ことが好ましい。中心点P2を中心点P1に近づけることには、中心点P2を中心点P1に完全に一致させること、あるいは、ある程度離間する位置に位置させることも含まれる。このように第2ローラB1を変位させることで、シートガラスSGの搬送経路の湾曲をより小さくすることができる。ここで、中心点P2を中心点P1に一致させても、第1ローラA2と第2ローラB2によって規定される搬送経路は、隣接する搬送ローラ対の摩耗の程度によっては、直線にならない。すなわち、変位量Δは、隣接する搬送ローラ対の摩耗の程度に応じて、変位量は調整されることが好ましい。
したがって、別の一実施形態によれば、第2ローラB1が変位した後の第1ローラA1の回転軸中心Caと第2ローラB1の回転軸中心Cbを結ぶ線分L2を二等分する中点P2の、線分L2の延在方向における位置が、第3ローラA2の回転軸中心と第4ローラB2の回転軸中心を結ぶ線分を二等分する中点P3(図6(c)参照)の、直線L2の延在方向における位置に近づくように、制御装置500は、第2ローラB1を変位させるように構成される、ことが好ましい。このように、隣接する搬送ローラ対の摩耗の程度を考慮して、第2ローラB1の変位量Δを第2ローラB1に与えるので、搬送経路は直線形状に近づく。このような中点P1,P2,P3の位置は、位置センサ等により第1ローラ・BR>`1、第2ローラB1、第3ローラA2、及び第4ローラB2等の回転軸中心を計測することにより求めることができる。
なお、第3ローラA2及び第4ローラB2は、第1ローラA1及び第2ローラB1に対して搬送方向上流側に位置する搬送ローラであることにより、第1ローラA1及び第2ローラB1のシートガラスSGの厚さ方向の位置を、搬送方向上流側に位置する第3ローラA2及び第4ローラB2のシートガラスSGの厚さ方向の位置に基づいて制御することができるので、成形体41の下端部41aから延びるシートガラスSGの経路を直線状にすることが容易にできる。
以上、本発明のガラス板の製造方法及びガラス板の製造装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更してもよいのはもちろんである。
11 溶融装置
12 清澄装置
40 成形装置
41 成形体
51 冷却ローラ
60 温度調整ユニット
81a〜81g 引下げローラ
82a〜82g ヒータ
90 切断装置
91 制御装置
100 ガラス板の製造装置

Claims (7)

  1. 溶融ガラスを、オーバーフローダウンドロー法を用いて成形し、ガラス板を形成する成
    形工程と、
    前記ガラス板の幅方向の両側の領域を、前記ガラス板の搬送方向の異なる位置に設けられた複数の搬送ローラ対で挟持しつつ、前記ガラス板を下方向に搬送する搬送工程と、を有し、
    前記複数の搬送ローラ対、第1ローラと第2ローラを有する搬送ローラ対Aと、前記ローラ対Aに対して前記搬送方向上流側に位置する、第3ローラと第4ローラとを有する搬送ローラ対Bとを含み、
    前記第1ローラが、前記第2ローラに対して前記ガラス板を挟んで一定の力で押圧するように、前記第1ローラの前記第2ローラに対する相対位置を制御し、さらに、前記第1ローラ及び第2ローラの摩耗の程度に応じて、間欠的に、前記第2ローラを前記第1ローラの方向に強制的に変位させるように、前記搬送ローラ対Aは構成され
    前記第3ローラが、前記第4ローラに対して前記ガラス板を挟んで一定の力で押圧するように、前記第3ローラの前記第4ローラに対する相対位置を制御し、さらに、前記第3ローラ及び第4ローラの摩耗の程度に応じて、間欠的に前記第4ローラを前記第3ローラの方向に強制的に変位させるように、前記搬送ローラ対Bは構成され、
    前記第1ローラ及び前記第2ローラの前記ガラス板の厚さ方向の位置は、前記第3ローラ及び前記第4ローラの前記ガラス板の厚さ方向の位置に基づいて制御する、
    ことを特徴とするガラス板の製造方法。
  2. 前記第2ローラは、前記第2ローラが変位した後の前記第1ローラの回転軸中心と前記第2ローラの回転軸中心を結ぶ線分を二等分する中点が、前記摩耗がないときの前記第1ローラの回転中心と前記第2ローラの回転軸中心とを結ぶ線分を二等分する中点に近づくように変位させる、請求項1に記載のガラス板の製造方法。
  3. 前記第2ローラは、前記第2ローラが変位した後の前記第1ローラの回転軸中心と前記第2ローラの回転軸中心を結ぶ線分を二等分する中点の、前記線分の延在方向における位置が、前記第3ローラの回転軸中心と前記第4ローラの回転軸中心を結ぶ線分を二等分する中点の、前記延在方向における位置に近づくように、変位させる、請求項1または2に記載のガラス板の製造方法。
  4. 前記第1ローラ及び前記第2ローラの摩耗の程度は、前記第2ローラを強制的に変位させたときの前記第1ローラの回転中心軸と前記第2ローラの回転中心軸とを結ぶ線分の中点の位置を基準位置として、現在の前記中点の位置の前記基準位置からのずれ量に基づいて求める、請求項1〜のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
  5. 前記第1ローラ及び前記第2ローラの摩耗の程度は、前記第2ローラを強制的に変位させたときからの、前記第1ローラ及び前記第2ローラを用いた前記ガラス板の搬送の累積時間に基づいて求める、請求項1〜のいずれか1項に記載のガラス板の製造方法。
  6. 溶融ガラスを、オーバーフローダウンドロー法を用いて成形し、ガラス板を成形する成形装置と、
    前記ガラス板の幅方向の両側の領域を、前記ガラス板の搬送方向の異なる位置に設けられた複数の搬送ローラ対で挟持しつつ、前記ガラス板を下方向に搬送させて冷却する冷却装置と、
    前記搬送ローラ対の位置を制御する制御装置と、
    を有し、
    前記複数の搬送ローラ対が、第1ローラと第2ローラを有する搬送ローラ対Aと、前記ローラ対Aに対して前記搬送方向上流側に位置する、第3ローラと第4ローラとを有する搬送ローラ対Bとを含み、
    前記制御装置は、前記第1ローラが、前記第2ローラに対して前記ガラス板を挟んで一定の力で押圧するように、前記第1ローラの前記第2ローラに対する相対位置を制御するように構成され、さらに、前記制御装置は、前記第1ローラ及び第2ローラの摩耗の程度に応じて、間欠的に、前記第2ローラを前記第1ローラの方向に強制的に変位させるように構成され、
    前記制御装置は、前記第3ローラが、前記第4ローラに対して前記ガラス板を挟んで一定の力で押圧するように、前記第3ローラの前記第4ローラに対する相対位置を制御するように構成され、さらに、前記第3ローラ及び第4ローラの摩耗の程度に応じて、間欠的に前記第4ローラを前記第3ローラの方向に強制的に変位させるように構成され、
    前記制御装置は、前記第1ローラ及び前記第2ローラの前記ガラス板の厚さ方向の位置を、前記第3ローラ及び前記第4ローラの前記ガラス板の厚さ方向の位置に基づいて制御するように構成されている、
    ことを特徴とするガラス板の製造装置。
  7. 前記制御装置は、前記第2ローラを、前記第2ローラが変位した後の前記第1ローラの回転軸中心と前記第2ローラの回転軸中心を結ぶ線分を二等分する中点が、前記摩耗がないときの前記第1ローラの回転中心と前記第2ローラの回転軸中心とを結ぶ線分を二等分する中点に近づくように変位させるように制御する、請求項に記載のガラス板の製造装置。
JP2018172418A 2017-09-29 2018-09-14 ガラス板の製造方法及びガラス板の製造装置 Active JP6619492B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020180112862A KR20190038349A (ko) 2017-09-29 2018-09-20 유리판의 제조 방법 및 유리판의 제조 장치
CN201811130775.5A CN109574489A (zh) 2017-09-29 2018-09-27 玻璃板的制造方法及玻璃板的制造装置
TW107134003A TWI714885B (zh) 2017-09-29 2018-09-27 玻璃板之製造方法及玻璃板之製造裝置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017190156 2017-09-29
JP2017190156 2017-09-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019064902A JP2019064902A (ja) 2019-04-25
JP6619492B2 true JP6619492B2 (ja) 2019-12-11

Family

ID=66340287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018172418A Active JP6619492B2 (ja) 2017-09-29 2018-09-14 ガラス板の製造方法及びガラス板の製造装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6619492B2 (ja)
TW (1) TWI714885B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022044660A1 (ja) * 2020-08-25 2022-03-03 日本電気硝子株式会社 ガラス板の製造方法、ガラス板の位置決め装置及びガラス板の製造装置
JP7520290B2 (ja) * 2020-09-09 2024-07-23 日本電気硝子株式会社 ガラス板の製造方法及び製造装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7430880B2 (en) * 2004-06-02 2008-10-07 Corning Incorporated Pull roll assembly for drawing a glass sheet
KR101811900B1 (ko) * 2010-05-20 2017-12-22 코닝 인코포레이티드 융합 인발 방법과 리본 위치 제어 계획

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019064902A (ja) 2019-04-25
TWI714885B (zh) 2021-01-01
TW201920010A (zh) 2019-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5107481B2 (ja) ガラス板の製造方法
TWI545091B (zh) Method for manufacturing glass substrates
KR20130023128A (ko) 유리의 이동하는 리본으로부터 유리 시트를 분리하는 기기 및 방법
JP6619492B2 (ja) ガラス板の製造方法及びガラス板の製造装置
KR102459796B1 (ko) 유리판의 제조 방법, 및 유리판의 제조 장치
KR102139863B1 (ko) 유리판의 제조 방법
JP6007341B2 (ja) ガラス基板の製造方法、及び、ガラス基板の製造装置
JP6714676B2 (ja) ガラス基板の製造方法、及びガラス基板製造装置
JP7010644B2 (ja) ガラス基板の製造方法、及びガラス基板製造装置
KR102179884B1 (ko) 유리 기판의 제조 방법, 및 유리 기판 제조 장치
CN102822104B (zh) 玻璃板的制造方法
JP6676119B2 (ja) ガラス板の製造方法
KR20190038349A (ko) 유리판의 제조 방법 및 유리판의 제조 장치
KR102136931B1 (ko) 유리 기판의 제조 방법 및 유리 기판 제조 장치
JP2019064860A (ja) ガラス基板の製造方法、及びガラス基板製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6619492

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250