JP6618467B2 - 一体型のギャラリなしピストンおよびその構築方法 - Google Patents

一体型のギャラリなしピストンおよびその構築方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本願は、2013年11月7日に提出された米国仮出願連続番号第61/901,287号の利点と、2014年6月13日に提出された米国仮出願連続番号第62/011,876号の利点と、2014年11月7日に提出された米国実用新案連続番号第14/535,839号の利点とを主張するものであり、それら全体が引用によりこの明細書中に援用されている。
発明の背景
1.技術分野
この発明は概して内燃機関に関し、より特定的には、そのためのピストンに関する。
2.関連技術
エンジン製造業者は、エンジン効率および性能を向上せよとの要求の高まりに直面している。エンジン効率および性能の向上は、製造に関する費用の削減と同時に、燃費向上、オイル消費の削減、燃料系統の向上、シリンダボア内の圧縮負荷および動作温度の上昇、ピストンによる熱損失の低減、構成部品同士の潤滑の向上、エンジン軽量化、ならびにエンジン小型化を含むが、これらに限定されない。燃焼室内の圧縮負荷および動作温度を上昇させることが所望されている一方で、実行可能な限度内でピストンの温度を維持することが依然として必要とされている。したがって、燃焼室内の圧縮負荷および動作温度を上昇させることが所望されているが、この目的を達成するには何らかの妥協が付随してくる。すなわち、これらの望ましい「上昇」によって、ピストンの圧縮高さと、これにより全体的なピストンの大きさおよび質量とを低減させることのできる度合いが制限されてしまう。このような制限は、ピストンの動作温度を下げるのに必要と見なされる閉鎖型または部分閉鎖型の冷却ギャラリを有する典型的なピストン構造の場合に特に問題となる。さらに、閉鎖型または部分的閉鎖型の冷却ギャラリを形成するのに上方部分と下方部分とが接合継手に沿って接合されているピストンを製造するためのコストは、一般に、上方部分と下方部分とを接着するのに用いられる接合プロセスのせいで、高くなってしまう。さらに、ピストンに加えられる機械的負荷および熱負荷の増大に耐えることができるようにするために、上述の「冷却ギャラリ付きの」ピストンを鋼から製造する必要があるので、エンジンを軽量化することのできる度合いが影響を受けることとなる。
この発明に従って構築されるピストンは、この明細書中における開示を理解し、添付の図面を観察することで当業者にとって明らかになるように、公知のピストン構造が持つ上述の不利点および他の不利点を克服するものである。
発明の概要
この発明に従って構築されるピストンは一塊りの鋼から構成され、これにより、現代の高性能エンジンにおいて見られるような負荷および温度などの、シリンダボア内における圧縮負荷および温度の上昇に耐えるように、強度および耐久性の高いピストンが提供される。さらに、ピストンが新しい単一部品構成であることにより、ピストンの製造に伴う費用が低減される。なぜなら、ピストンの上方部分と下方部分とを接合するのに用いられてきた典型的なプロセスが採用されていないからである。さらに、本発明に従って構築されるピストンにおいては、閉鎖型または部分的閉鎖型の冷却ギャラリを含むピストンと比べて、ピストンのコンプレッションハイト(CH:compression height)および重量を著しく小さくすることができる。これは特に、冷却ギャラリを形成するために一般に用いられる床の存在がピストンから省かれており、これにより、ピストンが内部に配置されているエンジンをより小型、より軽量かつより低燃費に構成することが可能になるからである。
本発明の一態様に従うと、内燃機関のためのギャラリなしピストンが提供される。ピストンは一体型のピストン本体を有する。この一体型のピストン本体は中心の長手方向軸に沿って延在する。この中心の長手方向軸に沿って、ピストンが内燃機関のシリンダボア内で往復運動する。ピストン本体は、上部燃焼面を形成する上方壁を有し、環状リングベルト領域が、少なくとも1つのピストンリングを収容するために上部燃焼面から垂下している。ピストン本体はさらに、リングベルト領域から垂下してシリンダボア内においてピストンを案内し易くするための1対のスカート部分と、横方向に間隔を空けて配置された1対のピンボアを備える1対のピンボスとを含む。1対のピンボアは、ピンボア軸に沿って位置合わせされてリストピンを収容するためのものである。上部燃焼面は第1の部分および第2の部分を有する。第1の部分は、上方壁の外周に沿って環状に延在する。第2の部分は、第1の部分から径方向内側に垂下する燃焼ボウルを形成する。上方壁は、上部燃焼面の第2の部分の正反対側において燃焼ボウルの下側に形成された下クラウン面を有する。下クラウン面は、中心の長手方向軸に沿って見たときに、開放的に露出された突出型の2次元表面積を有し、突出型の2次元表面積は、ピストン本体の最大外径によって規定される面積の約35パーセント〜約60パーセントであり、これにより、跳ねかかってくるオイルまたは吹きかけられるオイルが自由に接触できる面積を広くして、使用中のピストンの冷却を向上させる。
本発明の別の態様に従うと、下クラウン面は、ピストン本体の面積の40パーセントよりも広い総3次元表面積を有する。
本発明の別の態様に従うと、下クラウン面は、ピストン本体の面積の約40パーセント〜約90パーセントであり得る総3次元表面積を有する。
本発明の別の態様に従うと、下クラウン面は、ピストン本体の最大外径の約75パーセント〜約90パーセントの直径を有する。
本発明の別の態様に従うと、燃焼ボウルは最大燃焼ボウル直径を有し、下クラウン面は、最大燃焼ボウル直径の少なくとも85パーセントの直径を有する。
本発明の別の態様に従うと、下クラウン面は、最大燃焼ボウル直径の100パーセント〜140パーセントの直径を有し得る。
本発明の別の態様に従うと、ピストン本体は、ピンボスからピンボア軸に沿ってリングベルト領域にまで径方向外側に延在する1対のポケットを有する。1対のポケットは、少なくとも下クラウン面の一部、第1の部分の下側の一部、および環状リングベルト領域の内面の一部を規定する。ポケットは、ピストン本体の最大2次元面積の約45パーセント〜約85パーセントの総3次元表面積を有し得る。
本発明の別の態様に従うと、ポケットは、ピストン本体の最大2次元面積の60パーセントよりも広い総3次元表面積を有し得る。
本発明の別の態様に従うと、ポケットは、ピストン本体の最大2次元面積の70パーセントよりも広い総3次元表面積を有し得る。
本発明の別の態様に従うと、ピンボスは、ピストン本体の最大外径の60パーセント未満である第1の距離だけ、ピンボア軸に沿って互いから間隔を空けて配置された径方向最外面を有し得る。
本発明の別の態様に従うと、内燃機関のためのギャラリなしピストンを構築する方法が提供される。当該方法は、機械加工プロセス、鍛造プロセスまたは鋳造プロセスのうちの1つのプロセスにおいて一体型のピストン本体を形成するステップを含む。ピストン本体は、上部燃焼面を備えた上方壁と、上部燃焼面から垂下する環状リングベルト領域とを有する。第1の部分および第2の部分を有する上部燃焼面が形成される。第1の部分は、上方壁の外周に沿って環状に延在する。第2の部分は、第1の部分から径方向内側に垂下する燃焼ボウルを形成する。第2の部分の正反対側において燃焼ボウルの下側に下クラウン面を有する上方壁が形成される。環状リングベルト領域から垂下する1対のスカート部分と、横方向に間隔を空けて配置された1対のピンボアとを有するピストン本体がさらに形成される。横方向に間隔を空けて配置された1対のピンボアは、ピンボア軸に沿って位置合わせされてリストピンを収容するためのものである。中心の長手方向軸に沿って見たときに、開放的に視認可能な突出型の2次元表面積を有する下クラウン面が形成される。突出型の2次元表面積は、ピストン本体の最大外径によって規定される面積の約35パーセント〜約60パーセントである。
本発明の別の態様に従うと、当該方法は、ピストン本体の面積の40パーセントよりも広い総3次元表面積を有する下クラウン面を形成するステップを含む。
本発明の別の態様に従うと、当該方法は、ピストン本体の面積の約40パーセント〜約90パーセントである総3次元表面積を有する下クラウン面を形成するステップを含む。
本発明の別の態様に従うと、当該方法はさらに、ピストン本体の面積の50パーセントよりも広い総3次元表面積を有する下クラウン面を形成するステップを含み得る。
本発明の別の態様に従うと、当該方法は、ピストン本体の最大外径の約75パーセント〜約90パーセントの直径を有する下クラウン面を形成するステップを含む。
本発明の別の態様に従うと、当該方法はさらに、燃焼ボウルの最大径の少なくとも85パーセントである直径を有する下クラウン面を形成するステップを含み得る。
本発明の別の態様に従うと、当該方法はさらに、最大燃焼ボウル直径の100パーセント〜140パーセントである直径を有する下クラウン面を形成するステップを含み得る。
本発明の別の態様に従うと、当該方法は、機械加工プロセス、鍛造プロセスまたは鋳造プロセスにおいて1対のポケットを形成するステップをさらに含み得る。ポケットは、ピンボスからピンボア軸に沿ってリングベルト領域にまで径方向外側に延在する。ポケットは、少なくとも下クラウン面の一部、第1の部分の下側の一部、および環状リングベルト領域の内面の一部を規定する。ポケットは、ピストン本体の最大2次元面積の約45パーセント〜約85パーセントの総3次元表面積を有する。
本発明の別の態様に従うと、当該方法はさらに、ピストン本体の最大外径の60パーセント未満である第1の距離だけ、ピンボア軸に沿って互いから間隔を空けて配置された径方向最外面を有するピンボスを形成するステップを含み得る。
図面の簡単な説明
本発明のこれらおよび他の局面、特徴および利点は、現在好ましい実施例および最良モードについての以下の詳細な説明、添付の特許請求の範囲および添付の図面に関連付けて検討されると、より容易に認識されるだろう。
本発明の一態様に従って構築されたピストンのピンボア軸に沿って概略的に示される断面図である。 図1のピストンのピンボア軸に対してほぼ交差する方向から示される断面図である。 図1のピストンの中心ピンボア軸に沿って概略的に示される底断面図である。 図1のピストンを示す部分断面斜視図である。 本発明の別の実施例に従って構築されたピストンのピンボア軸に沿って概略的に示される断面図である。 図5のピストンのピンボア軸に対してほぼ交差する方向から示される断面図である。 図5のピストンの中心ピンボア軸に沿って概略的に示される底断面図である。 図5のピストンを示す部分断面斜視図である。 本発明のさらに別の実施例に従って構築されたピストンのピンボア軸に沿って概略的に示される断面図である。 図9のピストンのピンボア軸に対してほぼ交差する方向から示される断面図である。 図9のピストンの中心ピンボア軸に沿って概略的に示される底断面図である。 図9のピストンを示す部分断面斜視図である。 本発明のさらに別の実施例に従って構築されたピストンを示す斜視図である。 図13のピストンのピンボア軸に対してほぼ交差する方向から示される断面図である。 本発明のさらに別の実施例に従って構築されたピストンを示す斜視図である。 図15のピストンのピンボア軸に対してほぼ交差する方向から示される断面図である。 本発明のさらに別の実施例に従って構築されたピストンの中心ピンボア軸に対してほぼ交差する方向から示される断面図である。 ピストンの中心ピンボア軸に沿って概略的に示される図17のピストンを示す断面図である。 冷却ギャラリを含む先行技術のピストンの経験的データを示すチャートである。 冷却ギャラリを含む先行技術のピストンの経験的データを示すチャートである。 図1〜図12および図15〜図18のギャラリなしピストンの経験的データを示すチャートである。
現在好ましい実施例の詳細な説明
図面をより詳細に参照すると、図1〜図4は、本発明の現在好ましい一実施例に従って構築されたピストン10を示しており、このピストン10は、たとえば、最新のコンパクトで高性能な車両エンジンなどの内燃機関のシリンダボアまたはチャンバ(図示せず)において往復運動させられる。機械加工、鍛造または鋳造などによって一体型材料から形成される一体型本体12を有するピストン10が構築される。その後、場合によっては、必要に応じて仕上げ加工が実行されて、構築を完了させる。したがって、冷却ギャラリ床によって囲まれているかまたは部分的に囲まれている密閉型または部分的密閉型の冷却ギャラリを備えたピストンの場合には一般的である、互いに連結された上方部分および下方部分などの複数の連結された部品が、ピストン10には備わっていない。逆に、ピストン10は、冷却ギャラリを囲むかもしくは部分的に囲む冷却ギャラリ床または他の特徴を持たない点で「ギャラリなし(galleryless)」である。鋼でできたピストン本体12は、現在の高性能な内燃機関の高性能要求(すなわち高い温度および高い圧縮負荷)を満たすために強固で耐久性がある。本体を構築するのに用いられる鋼(すなわち鋼合金)は、特定のエンジン応用例におけるピストン10の要件に応じて、SAE4140等級などであってもよい。本体12の新しい構成は、ピストン10にギャラリがないせいで、以下に記載する特徴の中でも特に、ピストン10の重量およびコンプレッションハイト(CH)を最小限にし、これにより、ピストン10が内部に配置されているエンジンを軽量化し、より小型化することを可能にする。さらに、ギャラリなしであっても、以下において説明され、図面に示される新しい構成により、ピストン10が、最も厳密な動作温度に耐えるように使用中に十分に冷却されることが可能となる。
ピストン本体12は、上部ヘッドまたは頂部区域13を有する。頂部区域13は、上方壁14とも称される上壁を提供する。上方壁14は、内燃機関のシリンダボア内の燃焼ガスに直接晒される上部燃焼面16を提供する。上部燃焼面16は、上方壁14の外周に沿って延在する実質的に平坦面として形成される環状の第1の部分18と、上方壁14の燃焼ボウル壁部分21によって規定される第2の部分20とを含む。第2の部分20は非平面の波形面22を有する。非平面の波形面22は、平坦な第1の部分18から垂下し、燃焼ボウル壁部分21の最上面に沿って延在する。下クラウン面24は、上部燃焼面16の第2の部分20の反対側において燃焼ボウル壁部分21の下側に形成される。下クラウン24は、ここでは、底部からピストンを真っすぐに見たときに、ピンボア40を除いて、視認可能な表面となるように規定される。下クラウン面24は、上部燃焼面16の第2の部分20から、燃焼ボウル壁部分21の最小厚さ(t)の2倍以下の距離だけ遠ざかるように延在する。したがって、下クラウン面24は、概して、燃焼ボウル26までの距離が最小となるように燃焼ボウル26の第2の部分20にぴったりとフィットした形状であり、実質的には、燃焼ボウル壁部分21の波形面22とは反対側の表面をなす。下クラウン面24、24′、24′′、24′′′、24′′′′、24′′′′′は、ピストン10(図1〜図4)、10′(図5〜図8)、10′′(図9〜図12)、10′′′(図13および図14)、10′′′′(図15および図16)、10′′′′′(図17および図18)の下側から見ると開放的に露出されており、密閉型もしくは部分的密閉型の冷却ギャラリによって囲まれておらず、または、下クラウン面24、24′、24′′、24′′′、24′′′′、24′′′′′付近でオイルまたは冷却流体を保持する傾向のある他の如何なる特徴によっても囲まれていない。
上方壁14の環状の第1の部分18は、上方壁14の外周を形成し、そこから垂下する環状の燃焼ボウル26を囲んでいる。このため、燃焼ボウル26は、上部燃焼面16の最上部にある第1の部分18よりも下方に窪んでいる。中心ピーク28とも称される上方頂部をもたらすような輪郭をした燃焼ボウル26が図示される。中心ピーク28は、ピストン10の中心軸30に沿って同軸に位置してもよく、または、ピストン中心軸30に対して径方向にオフセットされていてもよい。頂部区域13はさらに、1つ以上の対応するピストンリング(図示せず)を収容するための1つ以上のリング溝34をもたらすために上部燃焼面16から垂下するリングベルト領域32を形成する。
ピストン本体12はさらに底部区域36を含む。底部区域36は、上方区域13から、および概して上方壁14から垂下する1対のピンボス38を含む。ピンボス38は各々、ピンボア40を有し、鉄骨構造の場合には好ましくはギャラリなしである。ピンボア40は、中心の長手方向軸30に対して概して交差して延びるピンボア軸42に沿って同軸に、互いから横方向に間隔を空けて配置される。ピンボス38は、外面43と称されるほぼ平坦な径方向に最も外側の面を有しており、これら外面43は、ピンボア軸40に沿って互いから距離PBを空けて配置され、互いに対してほぼ平行となるように示されている。この場合、PB寸法は最小限にされ、これにより、以下ポケット50と称される概してカップ状の窪んだ領域の露出面積が最大限にされる。これらポケット50は、概してピンボア軸40に沿ってピンボス38の径方向外側に延在し、かつ下位クラウン24に沿って上方向に延在する。ポケット50は、下位クラウン24の一部を形成し、上部燃焼面16の環状の第1の部分18の裏面に沿って下位クラウン24を越えて径方向外側に延在し、リングベルト領域32の内面に沿って上方壁14から垂下する。このため、ポケット50の2次元表面積および3次元表面積が最大にされた状態では、少なくとも部分的に距離PBが最小限にされていることにより、ポケット50の露出面に対してクランク室から上方に向かって跳ねかけられるかまたは吹付けられるオイルによってもたらされる冷却が向上する。これにより、上部燃焼面16、下位クラウン24、さらにはリングベルト領域34の一部がさらに冷却されることとなる。
ピンボア40は各々、以下において最上面44と称される、最上部にある凹状の耐荷重面を有する。この最上面44は、リングベルト領域32の最下面46と平坦または実質的に平坦に延在する。そのため、コンプレッションハイトCHが最小限にされる(圧縮高さは、ピンボア軸42から上部燃焼面16にまで延びる寸法である)。ピンボス38は、支柱46とも称される外側パネルによって、底部区域36のスカートパネル48とも称され互いに正反対の位置にあるスカート部分に連結される。スカートパネル48および支柱46は開路49を囲んでいる。開路49は、支柱46の最下面または底面51およびスカートパネル48から下クラウン面24にまで延在している。開路49は、クランク室内から下クラウン面24に対して直接跳ねかけられるかまたは吹付けられるオイルに直接接触できるようにするものであって、これにより、オイルがクランク室内から下クラウン面24全体に直接はねかかることを可能にし、同時に、オイルがリストピン(図示せず)のまわりで自由に飛び散ることを可能にし、さらには、ピストン10の重量を著しく減らすことも可能にする。したがって、典型的な閉鎖型または部分的閉鎖型の冷却ギャラリを備えていないにもかかわらず、ギャラリなしピストン10の概して開放型の構成は、下クラウン面24の最適な冷却と、ピンボア40内におけるリストピン接合部への潤滑とを可能にし、同時に、燃焼ボウル付近の表面上におけるオイル滞留時間(大量のオイルが表面上に残留している時間)を短縮することを可能にする。これにより、閉鎖型または実質的に閉鎖型の冷却ギャラリを有するピストンに発生し得るようなコークス化されたオイルが不所望に蓄積されるのを抑制することができる。そのため、ピストン10は、長期間の使用にわたって「クリーン」なままであり、これにより、破片が実質的に蓄積しない状態を維持することが可能となる。
上部燃焼面16の真下に位置する下クラウン面24のうち、クランク室から飛び散って吹付けられるオイルに直接晒される割合は、下クラウン面24の最適な冷却に起因している。ピストン10、10′、10′′、10′′′′、10′′′′′についての図19Cにおいて図表化された経験的データは、さらに以下に述べるように、閉鎖型または部分的閉鎖型の冷却ギャラリを有する「先行技術」ピストンについての図19Aおよび図19Bにおいて図表化されたデータと共に、クランク室から直接跳ねかかってくるオイルに対して下クラウン面24、24′、24′′、24′′′′、24′′′′′がさらにより直接的に晒されることを示している。いくつかのデータを以下においてより詳細に説明する。図5〜図8、図9〜図12、図13、図14、図15、図16、図17、および図18にそれぞれ示されるピストン10′、10′′、10′′′、10′′′′、10′′′′′がピストン10について上述したのと同様の特徴を含むことが認識されるべきであり、このため、それについてのさらなる詳細は不要とみなされる。それぞれの燃焼ボウル壁部分21′、21′′、21′′′、21′′′′、21′′′′′の構成をわずかに変更することにより、総表面積(表面の外形に追従する3次元面積)および突出表面積(平面図で見た2次元面積)の両方についての、ピストン10′、10′′、10′′′、10′′′′、10′′′′′の露出された下クラウン面24′、24′′、24′′′、24′′′′、24′′′′′に関連付けられるデータに実質的に大幅な相違がもたらされることが理解される。ピストン10、10′、10′′、10′′′、10′′′′、10′′′′′の下クラウン面24、24′、24′′、24′′′、24′′′′、24′′′′′は、下クラウン面24、24′、24′′、24′′′、24′′′′、24′′′′′の外形に追従する3次元面積として規定される総露出表面積を有する。総露出表面積は、シリンダボアの面積の40パーセントよりも大きく、かつシリンダボアの面積の約40パーセント〜約90パーセントであり、このため、ピストン10、10′、10′′、10′′′′、10′′′′′の最大外径ODによって規定される2次元面積のうち約40パーセント〜約90パーセントである(図3、図5、図9、図13、図15、図17)。一例として、但しそれに限定されることなく、図1〜図4のピストン10は、107mmのシリンダボアにおいて約6773mmの総下クラウン面面積を有し、かつ、シリンダボア面積の約75パーセント〜約80パーセントの総表面積を有し得る。図5〜図8のピストン10′は、106.5mmのシリンダボアにおいて約4613mmの総下クラウン面面積を有し、かつ、シリンダボア面積の約50パーセント〜約55パーセントの総表面積を有し得る。図9〜図12のピストン10′′は、103mmのシリンダボアにおいて約7060mmの総下クラウン面面積を有し、かつ、シリンダボア面積の約80パーセント〜約85パーセントの総表面積を有し得る。図15および図16のピストン10′′′′は、110mmのシリンダボアにおいて約3978mmの総下クラウン面面積を有し、かつ、シリンダボア面積の約40パーセント〜約45パーセントの総表面積を有し得る。図17および図18のピストン10′′′′′は、99mmのシリンダボアにおいて約5630mmの総下クラウン面面積を有し、かつ、シリンダボア面積の約70パーセント〜約75パーセントの総表面積を有し得る。
さらにまた、下クラウン面24、24′、24′′、24′′′′、24′′′′′は、突出表面積を有する。突出表面積は、ピストン10、10′、10′′、10′′′′、10′′′′′の底部から、概ね、中心の長手方向軸30、30′、30′′、30′′′′、30′′′′′に沿って見られる2次元面積として規定されるものであって、シリンダボアの面積の約35パーセント〜約60パーセントであり、かつ、ピストン10、10′、10′′、10′′′′、10′′′′′の最大外径ODによって規定される面積の約35パーセント〜約60パーセントである。一例として、但しそれに限定されることなく、図1〜図4のピストン10は、107mmのシリンダボアにおいて約3875mmの突出下クラウン面面積を有し、かつ、シリンダボア面積の約40パーセント〜約45パーセントの突出下クラウン面面積を有し得る。図5〜図8のピストン10′は、107mmのシリンダボアにおいて約3621mmの突出下クラウン面面積を有し、かつ、シリンダボア面積の約40パーセント〜約45パーセントの突出下クラウン面面積を有し得る。図9〜図12のピストン10′′は、103mmのシリンダボアにおいて約3814mmの突出下クラウン面面積を有し、かつ、シリンダボア面積の約45パーセント〜約60パーセントの突出下クラウン面面積を有し得る。図15および図16のピストン10′′′′は、110mmのシリンダボアにおいて約3619mmの突出下クラウン面面積を有し、かつ、シリンダボア面積の約35パーセント〜約40パーセントの突出下クラウン面面積を有し得る。図17および図18のピストン10′′′′′は、99mmのシリンダボアにおいて約3436mmの突出下クラウン面面積を有し、かつ、シリンダボア面積の約40パーセント〜約45パーセントの突出下クラウン面面積を有し得る。
さらにまた、本発明に従って構築された下クラウン面24、24′、24′′、24′′′′、24′′′′′の露出面積が有する直径Dは、シリンダボアの直径の約75パーセント〜約90パーセントであり、このため、ピストン10、10′、10′′、10′′′′、10′′′′′の最大外径ODの約75パーセント〜約90パーセントである。一例として、但しそれに限定されることなく、図1〜図4のピストン10のうち露出された下クラウン面24は、107mmのシリンダボアにおいて約88mmの直径D(図2)を有する。図5〜図8のピストン10′のうち露出された下クラウン面24′は、107mmのシリンダボアにおいて約88mmの直径D(図6)を有する。図9〜図12のピストン10′′のうち露出された下クラウン面24′′は、103mmのシリンダボアにおいて約86mmの直径D(図9)を有する。図15および図16のピストン10′′′′のうち露出された下クラウン面24′′′′は、110mmのシリンダボアにおいて約89mmの直径Dを有する。図17および図18のピストン10′′′′′のうち露出された下クラウン面24′′′′′は、99mmのシリンダボアにおいて約83mmの直径Dを有する。
さらにまた、本発明に従って構築された下クラウン面24、24′、24′′、24′′′′、24′′′′′の露出面積が有する直径Dは、燃焼ボウル26、26′、26′′、26′′′′、26′′′′′の直径CDの約85パーセント〜約140パーセントであり、これは、閉鎖型または実質的に閉鎖型の冷却ギャラリを有するピストンの場合には最大で100パーセントになるのとは対照的である。一例として、但しそれに限定されることなく、図1〜図4のピストン10の露出された下クラウン面24は、燃焼ボウル直径が約73mmであれば約88mmの直径Dを有する。図5〜図8のピストン10′の露出された下クラウン面24′は、燃焼ボウル直径が約80mmであれば約88mmの直径Dを有する。図9〜図12のピストン10′′の露出された下クラウン面24′′は、燃焼ボウル直径が約65mmであれば約86mmの直径Dを有する。図15および図16のピストン10′′′′の露出された下クラウン面24′′′′は、燃焼ボウル直径が約100mmであれば約89mmの直径Dを有する。図17および図18のピストン10′′′′′の露出された下クラウン面24′′′′′は、燃焼ボウル直径が約72mmであれば約83mmの直径Dを有する。露出された下クラウン面24、24′、24′′、24′′′′、24′′′′′の相対的な表面積および相対的な直径についてのこれらの割合は、公知のピストンをはるかに上回っており、場合によっては3倍以上になる。そのため、上部燃焼面16、16′、16′′、16′′′′、16′′′′′は、必要に応じて、オイルジェットの助けを借りて連結され得るクランク室から上方向に跳ねかかってくるオイルによって直接冷却することができる。
加えて、ピストン10、10′、10′′、10′′′′、10′′′′′は、上述のとおり、それぞれのポケット50、50′、50′′、50′′′′、50′′′′′を有する。ポケット50は、107mmのシリンダボア区域の面積の約74パーセントである約6693mmの表面積を有しており、このため、ポケット50は、上部燃焼面16の最大外径ODによって規定される2次元面積の約70パーセント〜約80パーセントとなるように構成することができる。ポケット50′は、106.5mmのシリンダボア区域の面積の約80パーセントである約4777mmの表面積を有しており、このため、ポケット50′は、上部燃焼面16′の最大外径ODによって規定される2次元面積の約75パーセント〜約85パーセントとなるように構成することができる。ポケット50′′は、103mmのシリンダボア区域の面積の約65パーセントである約5400mmの表面積を有しており、このため、ポケット50′′は、上部燃焼面16′′の最大外径ODによって規定される2次元面積の約60パーセント〜約70パーセントとなるように構成することができる。ポケット50′′′′は、110mmのシリンダボア区域の面積の約57パーセントである約5392mmの表面積を有しており、このため、ポケット50′′′′は、上部燃焼面16′′′′の最大外径ODによって規定される2次元面積の約50パーセント〜約60パーセントとなるように構成することができる。ポケット50′′′′′は、99mmのシリンダボア区域の面積の約49パーセントである約3757mmの表面積を有しており、このため、ポケット50′′′′′は、上部燃焼面16′′′′′の最大外径ODによって規定される2次元面積の約45パーセント〜約55パーセントとなるように構成することができる。このため、ポケット50、50′、50′′、50′′′′、50′′′′′の表面積は、上部燃焼面16、16′、16′′、16′′′′、16′′′′′の領域のうちポケット50、50′、50′′、50′′′′、50′′′′′の真上に位置する領域を冷却することに著しく寄与することができる。
本発明の別の態様に従うと、中心のピンボア軸に対して交差するように、両端のスカート部分同士の間と、ピンボス同士の間とに延在するピストン10′′′の下クラウン面24′′′の形状は凹状である。そのため、オイルはピストン10′′′の往復運動中に路に沿ってピストンの一方側からピストンの他方側にまで流れ、これにより、ピストンの冷却をさらに高めるように作用する。
本発明の多くの変更例および変形例が上述の教示を考慮すると実現可能である。したがって、本発明が具体的に記載された以外のやり方で実施され得ること、および、最終的に許可可能とされる請求項によって本発明の範囲が規定されることが理解されるはずである。

Claims (20)

  1. 内燃機関のためのギャラリなしピストンであって、
    中心の長手方向軸に沿って延在する一体型のピストン本体を備え、前記ピストンが、前記中心の長手方向軸に沿って、内燃機関のシリンダボアにおいて往復運動し、前記ピストン本体は、上部燃焼面を形成する上方壁を有し、環状リングベルト領域が、少なくとも1つのピストンリングを収容するために前記上部燃焼面から垂下し、前記ピストン本体は、前記リングベルト領域から垂下してシリンダボア内において前記ピストンを案内し易くするための1対のスカート部分と、1対のピンボスとをさらに含み、前記1対のピンボスは、横方向に間隔を空けて配置された1対のピンボアを備え、前記1対のピンボアは、ピンボア軸に沿って位置合わせされてリストピンを収容するためのものであり、前記上部燃焼面は第1の部分および第2の部分を有し、前記第1の部分は、前記上方壁の外周に沿って環状に延在し、前記第2の部分は、前記第1の部分から径方向内側に垂下する燃焼ボウルを形成し、前記上方壁は、前記上部燃焼面の前記第2の部分の正反対側において前記燃焼ボウルの下側に形成された下クラウン面を有し、前記下クラウン面は、前記下側から前記ピストンを前記中心の長手方向軸に沿ってまっすぐに見たときに、前記1対のピンボスおよび前記1対のピンボアを除いて、視認可能な表面となるように規定され、前記下クラウン面は、前記中心の長手方向軸に沿って見たときに、開放的に露出された突出型の2次元表面積を有し、前記中心の長手方向軸に沿って、前記下クラウン面を前記中心の長手方向軸に対して直交する平面に投影することにより、前記下クラウン面の投影像が前記平面内に形成され、前記突出型の2次元表面積とは、前記平面内に形成された前記下クラウン面の前記投影像の2次元面積であり、前記突出型の2次元表面積は、前記ピストン本体の最大外径によって規定される面積の35パーセント〜60パーセントである、ギャラリなしピストン。
  2. 前記下クラウン面は、前記ピストン本体の前記面積の40パーセントよりも広い総3次元表面積を有し、前記下クラウン面の前記総3次元表面積とは、前記下クラウン面の表面の外形に追従する3次元面積である、請求項1に記載のギャラリなしピストン。
  3. 前記下クラウン面は、前記ピストン本体の前記面積の60パーセントよりも広い前記総3次元表面積を有する、請求項2に記載のギャラリなしピストン。
  4. 前記下クラウン面は、前記ピストン本体の前記面積の70パーセントよりも広い前記総3次元表面積を有する、請求項2に記載のギャラリなしピストン。
  5. 前記下クラウン面は、前記ピストン本体の前記最大外径の75パーセント〜90パーセントの直径を有し、前記下クラウン面の前記直径とは、前記下クラウン面の最大外径である、請求項1に記載のギャラリなしピストン。
  6. 前記燃焼ボウルは最大燃焼ボウル直径を有し、前記燃焼ボウルの前記最大燃焼ボウル直径とは、前記第2の部分の最大外径であり、前記下クラウン面は、前記最大燃焼ボウル直径の少なくとも85パーセントの直径を有する、請求項1に記載のギャラリなしピストン。
  7. 前記下クラウン面は、前記最大燃焼ボウル直径の100パーセント〜140パーセントの前記直径を有する、請求項6に記載のギャラリなしピストン。
  8. 1対のポケットは、前記ピンボスから前記ピンボア軸に沿って前記リングベルト領域にまで径方向外側に延在し、前記ポケットは、前記下側から前記ピストンを前記中心の長手方向軸に沿ってまっすぐに見たときに、前記ピンボスの径方向外側で視認可能な表面となるように規定され、前記ポケットは、少なくとも前記下クラウン面の一部、前記第1の部分の下側の一部、および前記環状リングベルト領域の内面の一部を規定し、前記ポケットは、前記ピストン本体の最大2次元面積の45パーセント〜85パーセントの総3次元表面積を有し、前記ポケットの前記総3次元表面積とは、前記ポケットの表面の外形に追従する3次元面積であり、前記ピストン本体の前記最大2次元面積とは、前記上部燃焼面の最大外径によって規定される2次元面積である、請求項1に記載のギャラリなしピストン。
  9. 前記ポケットは、前記ピストン本体の前記最大2次元面積の60パーセントよりも広い前記総3次元表面積を有する、請求項8に記載のギャラリなしピストン。
  10. 前記ポケットは、前記ピストン本体の前記最大2次元面積の70パーセントよりも広い前記総3次元表面積を有する、請求項9に記載のギャラリなしピストン。
  11. 前記ピンボスは、前記ピストン本体の前記最大外径の60パーセント未満である第1の距離だけ、前記ピンボア軸に沿って互いから間隔を空けて配置された径方向最外面を有する、請求項1に記載のギャラリなしピストン。
  12. 内燃機関のためのギャラリなしピストンを構築する方法であって、
    機械加工プロセス、鍛造プロセスまたは鋳造プロセスのうちの1つのプロセスにおいて中心の長手方向軸に沿って延在する一体型のピストン本体を形成するステップを含み、前記一体型のピストン本体は、上部燃焼面を備えた上方壁と、前記上部燃焼面から垂下する環状リングベルト領域とを有し、前記上部燃焼面は第1の部分および第2の部分を有し、前記第1の部分は、前記上方壁の外周に沿って環状に延在し、前記第2の部分は、前記第1の部分から径方向内側に垂下する燃焼ボウルを形成し、前記上方壁は、前記第2の部分の正反対側において前記燃焼ボウルの下側に形成された下クラウン面を有し、前記ピストン本体は、前記環状リングベルト領域から垂下する1対のスカート部分と、1対のピンボスとをさらに含み、前記1対のピンボスは、横方向に間隔を空けて配置された1対のピンボアを有し、前記1対のピンボアは、ピンボア軸に沿って位置合わせされてリストピンを収容するためのものであり、前記下クラウン面は、前記下側から前記ピストンを前記中心の長手方向軸に沿ってまっすぐに見たときに、前記1対のピンボスおよび前記1対のピンボアを除いて、視認可能な表面となるように規定され、前記下クラウン面は、前記中心の長手方向軸に沿って見たときに開放的に視認可能な突出型の2次元表面積を有し、前記中心の長手方向軸に沿って、前記下クラウン面を前記中心の長手方向軸に対して直交する平面に投影することにより、前記下クラウン面の投影像が前記平面内に形成され、前記突出型の2次元表面積とは、前記平面内に形成された前記下クラウン面の前記投影像の2次元面積であり、前記突出型の2次元表面積は、前記ピストン本体の最大外径によって規定される面積の35パーセント〜60パーセントである、方法。
  13. 前記ピストン本体の前記面積の40パーセントよりも広い総3次元表面積を有する前記下クラウン面が形成され、前記下クラウン面の前記総3次元表面積とは、前記下クラウン面の表面の外形に追従する3次元面積である、請求項12に記載の方法。
  14. 前記燃焼ボウルの最大外径の少なくとも85パーセントである直径を有する前記下クラウン面が形成され、前記燃焼ボウルの前記最大外径とは、前記第2の部分の最大外径である、請求項12に記載の方法。
  15. 機械加工プロセス、鍛造プロセスまたは鋳造プロセスにおいて1対のポケットを形成するステップをさらに含み、前記ポケットは、前記ピンボスから前記ピンボア軸に沿って前記リングベルト領域にまで径方向外側に延在し、前記ポケットは、前記下側から前記ピストンを前記中心の長手方向軸に沿ってまっすぐに見たときに、前記ピンボスの径方向外側で視認可能な表面となるように規定され、前記ポケットは、少なくとも前記下クラウン面の一部、前記第1の部分の下側の一部、および前記環状リングベルト領域の内面の一部を規定し、前記ポケットは、前記ピストン本体の最大2次元面積の45パーセント〜85パーセントの総3次元表面積を有し、前記ポケットの前記総3次元表面積とは、前記ポケットの表面の外形に追従する3次元面積であり、前記ピストン本体の前記最大2次元面積とは、前記上部燃焼面の最大外径によって規定される2次元面積である、請求項12に記載の方法。
  16. 前記ピストン本体の前記最大外径の60パーセント未満である第1の距離だけ、前記ピンボア軸に沿って互いから間隔を空けて配置された径方向最外面を有する前記ピンボスを形成するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  17. 記下クラウン面は、前記中心の長手方向軸に沿って位置する凹状の中心部分を含む、請求項1に記載のピストン。
  18. 前記凹状の中心部分は、前記スカート部分間に長手方向に延在する長さと、前記ピンボス間に延在する幅とを有し、前記凹状の中心部分の前記長さは、前記幅よりも長い、請求項17に記載のピストン。
  19. 前記下クラウン面の前記凹状の中心部分は、前記スカート部分間に長手方向に延在する長さと、前記ピンボス間に延在する幅とを有し、前記凹状の中心部分の前記長さは、前記幅よりも長く、
    前記凹状の中心部分は、前記下クラウン面の周辺区域からピンボア軸の方向にオフセットされており、
    前記凹状の中心部分は、前記周辺区域よりも前記ピンボスの近くに配置され、
    前記ピストン本体は、前記下クラウン面に隣接して前記スカート部分の各々の最上端縁に沿って階段状領域を含み、前記階段状領域は前記下クラウン面の一部を形成せず、
    前記ピストン本体は、前記ピンボスの各々の径方向外側に配置された下クラウンポケットを含み、前記下クラウンポケットは前記下クラウン面の一部を形成し、
    前記ピストン本体は前記下クラウン面、前記スカート部分および前記ピンボスにそってリブを備えず、
    前記ピストン本体は、前記上部燃焼面から前記上方壁の下側にまで延在する厚さを呈し、
    前記上方壁は、前記上部燃焼面のうちの前記第2の部分に沿う範囲内で厚さが最小となる箇所を有しており、
    前記上部燃焼面の前記第2の部分から、前記箇所の前記厚さを2倍した値に相当する距離だけ離れた位置に基準面を規定したとすると、前記下クラウン面は、前記上方壁の前記下側の一部分であって、かつ、前記基準面に対して上方側に設けられており、
    前記ピストン本体は鋼から形成される、請求項17に記載のピストン。
  20. 記下クラウン面は、前記ピンボス間に位置する凹状の中心部分を含む、請求項1に記載のピストン。
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