JP6618045B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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本発明は、車両用表示装置に係わり、特に、自車両周辺の画像を表示する車両用表示装置に関する。
従来、車両周囲に設置されたカメラで撮影した画像を用いて、自車両周辺の画像を表示する表示装置が知られている。
例えば、特許文献1には、自車の左右サイドミラーと後部中央の3か所に接地されたカメラで撮影した画像データを合成して1つの後方画像を生成し、ディスプレイに表示する車載用画像表示装置が開示されている。
また、特許文献2には、車両が前進している場合、停車している場合、後退しており且つ車両後方に障害物が無い場合、後退しており車両後方に障害物が有る場合のそれぞれに応じて、モニタに表示させる映像の視点位置、視線方向、視野範囲を変更する映像処理装置が開示されている。
特開2010−287163号公報 特開2016−119558号公報
しかしながら、上述したような従来の装置においては、カメラにより撮影された画像が表示されるディスプレイ自体は変更されないので、カメラの撮影画像を確認したい場合には走行シーンに関わらず同じディスプレイを確認する必要がある。したがって、例えば比較的高速で走行しておりドライバが視線を前方から大きく外したくない状況においても、カメラの撮影画像を確認するためには視線を下げてインストルメントパネル内に配置されたディスプレイを見なければならない。このように、従来の装置では、画像の表示位置が必ずしも走行シーンに適合していないためにドライバに違和感を与える場合がある。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、走行シーンに応じてドライバが違和感なくカメラの撮影画像を確認できるように自車両周辺の画像を表示することができる、車両用表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の車両用表示装置は、車両周辺の画像を表示する車両用表示装置であって、フロントウインドシールド上端の車幅方向中央部に設けられ車両後方に向けられた、画像を表示する第1の表示手段と、インストルメントパネルに設けられ車両後方に向けられた、画像を表示する第2の表示手段と、車両の前方及び後方を含む周辺を撮影する複数のカメラと、前進時の車速が第1車速以上の場合、少なくとも車両後方を撮影した画像を含む後方表示画像を第1の表示手段に表示させ、車速が第1車速未満の場合、少なくとも車両前方を撮影した画像を含む前方表示画像を第2の表示手段に表示させる、表示制御手段と、を備え、表示制御手段は、車速が第1車速以上の場合、車両周辺を撮影した画像を第2の表示手段に表示させないことを特徴とする。
このように構成された本発明においては、表示制御手段は、前進時の車速が第1車速以上の場合、少なくとも車両後方を撮影した画像を含む後方表示画像をフロントウインドシールド上端の車幅方向中央部に設けられた第1の表示手段に表示させるので、比較的高速で走行しておりドライバがフロントウインドシールドから視線を大きく外したくない状況においては、フロントウインドシールドに設けられた第1の表示手段に後方表示画像を表示してドライバの視線移動を低減することができる。また、車速が第1車速未満の場合、少なくとも車両前方を撮影した画像を含む前方表示画像を、スペースに余裕のあるインストルメントパネルに設けられた第2の表示手段に表示させるので、比較的低速で走行しておりドライバが周辺の状況をより詳細に把握したい状況においては、第2の表示手段に前方表示画像を表示してドライバに周辺状況を詳細に把握させることができる。
このように、走行シーンに応じて適切な位置の表示手段に画像を表示させることにより、ドライバが違和感なくカメラの撮影画像を確認できるように自車両周辺の画像を表示することができる。
また、表示制御手段は、比較的高速で走行しておりドライバがフロントウインドシールドから視線を大きく外したくない状況では、インストルメントパネルに設けられた第2の表示手段に車両周辺の画像を表示させないので、インストルメントパネルの方向にドライバの注意を引かないようにすることができる。このように、走行シーンに適合していない位置に画像を表示しないようにすることで、ドライバに違和感を与えることを防止できる。
上記の目的を達成するために、本発明の車両用表示装置は、車両周辺の画像を表示する車両用表示装置であって、フロントウインドシールド上端の車幅方向中央部に設けられ車両後方に向けられた、画像を表示する第1の表示手段と、インストルメントパネルに設けられ車両後方に向けられた、画像を表示する第2の表示手段と、車両の前方及び後方を含む周辺を撮影する複数のカメラと、前進時の車速が第1車速以上の場合、少なくとも車両後方を撮影した画像を含む後方表示画像を第1の表示手段に表示させ、車速が第1車速未満の場合、少なくとも車両前方を撮影した画像を含む前方表示画像を第2の表示手段に表示させる、表示制御手段と、を備え、表示制御手段は、車両が後退している場合、後方表示画像を第2の表示手段に表示させ、車両周辺を撮影した画像を第1の表示手段に表示させないことを特徴とする。
このように構成された本発明においては、表示制御手段は、車両が後退している場合、スペースに余裕のあるインストルメントパネルに設けられた第2の表示手段に後方表示画像を表示させ、車両周辺を撮影した画像を第1の表示手段に表示させないので、車両が後退しておりドライバが周辺の状況をより詳細に把握したい状況においては、第2の表示手
段に前方表示画像を表示してドライバに周辺状況を詳細に把握させつつ、ドライバが認識すべき情報量を低減することができる。これにより、走行シーンに応じて適切な位置の表示手段に画像を表示させることができ、ドライバに違和感を与えることを防止できる。
また、本発明において、好ましくは、表示制御手段は、前進時の車速が第1車速より小さい第2車速未満の場合、後方表示画像を第1の表示手段に表示させ、且つ、前方表示画像を第2の表示手段に表示させる。
このように構成された本発明においては、表示制御手段は、比較的低速で走行しておりドライバが周辺の状況をより詳細に把握したい状況では、後方表示画像を第1の表示手段に表示させ、且つ、前方表示画像を第2の表示手段に表示させるので、第1の表示手段及び第2の表示手段のそれぞれに車両周辺の画像を表示してドライバに周辺状況を詳細に把握させることができる。これにより、走行シーンに応じて適切な位置の表示手段に画像を表示させることができ、ドライバに違和感を与えることを防止できる。
本発明による車両用表示装置によれば、走行シーンに応じてドライバが違和感なくカメラの撮影画像を確認できるように自車両周辺の画像を表示することができる。
本発明の実施形態による車両用表示装置が備える複数のカメラの配置を示す平面図である。 本発明の実施形態による車両用表示装置が適用された車両のインストルメントパネル周辺を示す正面図である。 本発明の実施形態による車両用表示装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態による車両用表示装置が実行する表示処理のフローチャートである。 画像を表示させる電子ルームミラー又はセンターディスプレイと画像の表示モードとの組み合わせを走行シーン毎に規定したテーブルを示す表である。 後方表示モードにおいて電子ルームミラーが表示する画像を例示した図である。 前方表示モードにおいてセンターディスプレイが表示する画像を例示した図である。 前後表示モードにおいてセンターディスプレイが表示する画像を例示した図である。 後方表示モードにおいてセンターディスプレイが表示する画像を例示した図である。 拡大後方表示モードにおいて電子ルームミラーが表示する画像を例示した図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態による車両用表示装置を説明する。
まず、図1〜4により、本発明の実施形態による車両用表示装置の構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による車両用表示装置が備える複数のカメラの配置を示す平面図であり、図2は、本発明の実施形態による車両用表示装置が適用された車両のインストルメントパネル周辺を示す正面図であり、図3は、本発明の実施形態による車両用表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
図1において、符号1は本発明の実施形態による車両用表示装置を示し、車両用表示装置1は、車両2の前端部に取り付けられた前方カメラ4、車両2の右側サイドミラーの下部に取り付けられた右側カメラ6、車両2の左側サイドミラーの下部に取り付けられた左側カメラ8及び車両2の後端部に取り付けられた後方カメラ10を備えている。これらのカメラ4、6、8、10は魚眼レンズを使用しており、前方カメラ4は車両2前方に向けられ、右側カメラ6及び左側カメラ8は車両2の側方に向けられ、後方カメラ10は、車両2後方に向けられている。これにより、前方カメラ4は車両2の前方を撮影し、右側カメラ6及び左側カメラ8は車両2の側方を撮影し、後方カメラ10は車両2の後方を撮影する。これらのカメラ4、6、8、10により、車両2の前後からサイドミラーの側方にわたる広い範囲を撮影することができ、ドライバの視界に含まれない範囲も漏れなく撮影することができる。
次に、図2に示すように、車両2の車室の前部には、フロントウインドシールド12と、フロントウインドシールド12の下方において車幅方向に延びるインストルメントパネル14とが設けられている。
車両用表示装置1は、フロントウインドシールド12上端の車幅方向中央部に設けられ車両2後方に向けられたディスプレイ16aを有する電子ルームミラー16と、インストルメントパネル14の車幅方向中央部に設けられ車両2後方に向けられたディスプレイ18aを有するセンターディスプレイ18とを備えている。電子ルームミラー16は、画像を表示しない場合には鏡として機能するようになっている。
また、図3に示すように、車両用表示装置1は、各カメラ4、6、8、10により撮影された画像から単一画像を生成して電子ルームミラー16やセンターディスプレイ18に表示させる、表示制御部20を備えている。また、表示制御部20には、車両2の変速機の変速段(シフトポジション)を検出するシフトポジションセンサ22、及び、車速を検出する車速センサ24からのデータが入力される。
表示制御部20は、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのROMやRAMの如き内部メモリを備えるコンピュータにより構成される。
次に、図4により、車両用表示装置1が実行する表示処理を説明する。
図4は、本発明の実施形態による車両用表示装置1が実行する表示処理のフローチャートである。
図4に示す表示処理は、車両2のイグニッションがオンにされたときに起動され、所定周期(例えば200ms毎)で繰り返し実行される。
図4に示すように、表示処理が開始されると、ステップS1において、表示制御部20は、前方カメラ4、右側カメラ6、左側カメラ8、後方カメラ10により撮影された車両2の周辺の画像を取得する。上述したように各カメラ4、6、8、10は魚眼レンズを使用しているので、取得された画像は歪んでいる。また、表示制御部20は、各カメラ4、6、8、10の設置位置から実際に見える景色を左右反転した画像を取得する。
次に、ステップS2において、表示制御部20は、シフトポジションセンサ22及び車速センサ24から入力されたデータに基づき、車両2のシフトポジション及び車速を取得する。
次に、ステップS3において、表示制御部20は、各カメラ4、6、8、10により撮影された画像を表示させる電子ルームミラー16又はセンターディスプレイ18と画像の表示モードとの組み合わせを走行シーン毎に規定したテーブル(予め作成され記憶部に記憶されている)を参照し、ステップS2において取得したシフトポジション及び車速に対応する電子ルームミラー16又はセンターディスプレイ18と画像の表示モードとの組み合わせを決定する。
図5は、画像を表示させる電子ルームミラー16又はセンターディスプレイ18と画像の表示モードとの組み合わせを走行シーン毎に規定したテーブルを示す表である。この図5の例では、走行シーンは、(1)前進時の車速が15km/h以上である場合、(2)前進時の車速が5km/h以上15km/h未満である場合、(3)前進時の車速が5km/h未満である場合、(4)シフトポジションがパーキングである場合、(5)停車後所定時間(例えば20秒)が経過した場合、(6)後退時、の6つのシーンに分けられる。
これらの6つのシーンのそれぞれについて、センターディスプレイ18及び電子ルームミラー16に表示させる画像の表示モード(表示なし、前方表示、後方表示、前後表示)が規定されている。各表示モードにおいて表示される画像の詳細は後述する。
次に、ステップS4において、表示制御部20は、ステップS1で取得した各画像の補正及びトリミングを行う。具体的には、表示制御部20は、右側カメラ6及び左側カメラ8により撮影された後側方画像SVを、中心軸線が車両2上下方向に延びる仮想円筒面C(図1において円弧により示す)に展開する処理(円筒面展開)を行うと共に、前方カメラ4により撮影された前方画像FV及び後方カメラ10により撮影された後方画像RVを、車両2の前後方向に垂直な仮想平面P(図1において直線により示す)に展開する処理(平面展開)を行う。これにより、各画像の歪みが補正される。さらに表示制御部20は、展開した各画像を、ドライバ視点の画像に射影変換する。また、表示制御部20は、各カメラ4、6、8、10により撮影された画像の重複部分や不要な領域を取り除くために、例えば座標情報を用いて予め定められた境界により、各画像をトリミングする。
次に、ステップS5において、表示制御部20は、ステップS3で決定した画像の表示モードに基づき、ステップS4においてトリミングされた画像を単一の画像に合成し、予め作成されメモリ等に記憶されているマスク画像を重畳する。
次に、ステップS6において、表示制御部20は、ステップS3で決定した画像を表示させる電子ルームミラー16又はセンターディスプレイ18及び画像の表示モードに基づき、ステップS5において合成しマスク画像を重畳した表示画像を、センターディスプレイ18や電子ルームミラー16に表示させる。
ステップS6の後、表示制御部20は表示処理を終了する。
次に、図6〜9により、表示制御部20が走行シーンに応じてセンターディスプレイ18や電子ルームミラー16に表示させる画像の例を説明する。図6は後方表示モードにおいて電子ルームミラー16が表示する画像を例示した図であり、図7は前方表示モードにおいてセンターディスプレイ18が表示する画像を例示した図であり、図8は前後表示モードにおいてセンターディスプレイ18が表示する画像を例示した図であり、図9は後方表示モードにおいてセンターディスプレイ18が表示する画像を例示した図である。
まず、前進時の車速が15km/h以上である場合、図5のテーブルに示したように、センターディスプレイ18の表示モードは「表示なし」であり、電子ルームミラー16の表示モードは「後方表示」である。即ち、表示制御部20は、前進時の車速が15km/h以上である場合、センターディスプレイ18にはカメラ4、6、8、10が撮影した画像を表示させず、電子ルームミラー16には図6に示すような後方表示画像D1を表示させる。
電子ルームミラー16が表示する後方表示画像D1は、表示処理のステップS5において、表示制御部20が、後側方画像SVと後方画像RVとを合成した単一画像にマスク画像M1を重畳することで生成する。
マスク画像M1は、図6に示すように、ドライバの視点から見てルームミラーに映って見える車両2の天井、最後部のピラー、リアゲート、及びリアクォーターパネルを模擬した部分を含む。この内、車両2の天井、ピラー、及びリアゲートを模擬した部分は不透明であり、その他の部分は半透明となっている。また、車両2の最後部のピラーを模擬した部分は、ステップS5において合成された後側方画像SVと後方画像RVとの境界Bに重なる位置に配置される。
また、前進時の車速が5km/h以上15km/h未満である場合、図5のテーブルに示したように、センターディスプレイ18の表示モードは「前方表示」であり、電子ルームミラー16の表示モードは「表示なし(ミラー)」である。即ち、表示制御部20は、前進時の車速が5km/h以上15km/h未満である場合、センターディスプレイ18には図7に示すような前方表示画像D2を表示させ、電子ルームミラー16にはカメラ4、6、8、10が撮影した画像を表示させず、鏡として機能させる。
センターディスプレイ18が表示する前方表示画像D2は、表示処理のステップS5において、表示制御部20が、後側方画像SVと前方画像FVとを合成した単一画像にマスク画像M2を重畳することで生成する。
マスク画像M2は、図7に示すように、車両2の前方を向いたドライバの視点から見える車両2のインストルメントパネル14、Aピラー、ボンネット、フロントクォーターパネル、アンダーボディ、前輪、及びフロントウインドシールド12を模擬した部分を含む。この内、車両2のAピラー、アンダーボディ、フロントウインドシールド12を模擬した部分は不透明であり、その他の部分は半透明となっている。また、車両2のAピラーを模擬した部分は、ステップS5において合成された後側方画像SVと前方画像FVとの境界Bに重なる位置に配置される。
また、前進時の車速が5km/h未満である場合、図5のテーブルに示したように、センターディスプレイ18の表示モードは「前方表示」であり、電子ルームミラー16の表示モードは「後方表示」である。即ち、表示制御部20は、前進時の車速が5km/h未満である場合、センターディスプレイ18には図7に示したような前方表示画像D2を表示させ、電子ルームミラー16には図6に示したような後方表示画像D1を表示させる。
また、シフトポジションがパーキングである場合、又は、停車後所定時間(例えば20秒)が経過した場合、図5のテーブルに示したように、センターディスプレイ18の表示モードは「前後表示」であり、電子ルームミラー16の表示モードは「表示なし(ミラー)」である。即ち、表示制御部20は、シフトポジションがパーキングである場合、又は、停車後所定時間が経過した場合、センターディスプレイ18には図8に示すような前後画像を表示させ、電子ルームミラー16にはカメラ4、6、8、10が撮影した画像を表示させず、鏡として機能させる。
この場合にセンターディスプレイ18が表示する前後画像は、図8に示すように、図7に示した前方表示画像D2と図6に示した後方表示画像D1とを上下に並べて配置した画像である。
また、車両2が後退中である場合、図5のテーブルに示したように、センターディスプレイ18の表示モードは「後方表示」であり、電子ルームミラー16の表示モードは「表示なし(ミラー)」である。即ち、表示制御部20は、車両2が後退中である場合、センターディスプレイ18には図9に示すような後方表示画像D3を表示させ、電子ルームミラー16にはカメラ4、6、8、10が撮影した画像を表示させず、鏡として機能させる。
センターディスプレイ18が表示する後方表示画像D3は、表示処理のステップS5において、表示制御部20が、後側方画像SVと後方画像RVとを合成した単一画像にマスク画像M3を重畳することで生成する。
マスク画像M3は、図9に示すように、ドライバの視点から見てルームミラーに映って見える車両2の天井、車両2の左右後端部、リアパネル、リアクォーターパネル、アンダーボディ、後輪、及びリアサイドウィンドウを模擬した部分を含む。この内、車両2の左右後端部、アンダーボディ、及びリアサイドウィンドウを模擬した部分は不透明であり、その他の部分は半透明となっている。また、車両2の左右後端部を模擬した部分は、ステップS5において合成された各画像の境界Bに重なる位置に配置される。
次に、本発明の実施形態のさらなる変形例を説明する。
上述した実施形態においては、走行シーンは、(1)前進時の車速が15km/h以上である場合、(2)前進時の車速が5km/h以上15km/h未満である場合、(3)前進時の車速が5km/h未満である場合、(4)シフトポジションがパーキングである場合、(5)停車後所定時間(例えば20秒)が経過した場合、(6)後退時、の6つのシーンに分けられ、これら6つのシーンのそれぞれについて画像の表示モードが規定されていると説明したが、さらに別の走行シーン及び表示モードを設けてもよい。
例えば、レーダやソナーにより自車両2の周辺に他車両等の障害物が検出された場合や、前進時の車速が5km/h以上15km/h未満である状況の下で操舵角が90度以上且つ自車両2周辺の路面に白線が検出された場合等の走行シーンを考慮してもよい。
また、自車両2の周辺に他車両等の障害物が検出された場合に対応する表示モードとして、センターディスプレイ18には図6に示したような画像を表示させ、電子ルームミラー16には図10に示すような拡大後方画像を表示させる拡大後方表示モードとしてもよい。電子ルームミラー16が表示する拡大後方画像D4は、表示処理のステップS5において、表示制御部20が、後方画像RVに車両2の左右後端部及びリアパネルを模擬したマスク画像M4を重畳することで生成する。
また、上述した実施形態において、マスク画像の一部が不透明であると説明したが、不透明な部分の一部又は全部を半透明としてもよい。
また、マスク画像の形状を車両2の構造に応じて適宜変更することができる。例えば、セダンタイプの車両2の場合には、リアパネルを模擬した部分に代えて車両2の後端部にあるトランクを模擬した部分を設けてもよい。また、前後のドアパネルを模擬した部分を加えてもよい。また、マスク画像は、必ずしも車両2の構造を模擬していなくてもよい。
また、上述した実施形態においては、車両2の右側サイドミラーの下部に右側カメラ6が取り付けられ、左側サイドミラーの下部に左側カメラ8が取り付けられていると説明したが、サイドミラーの上部や端部に取り付けてもよく、車両2側面の他の場所に取り付けてもよい。
また、上述した実施形態においては、各カメラ4、6、8、10は魚眼レンズを使用していると説明したが、魚眼レンズ以外の広角レンズを使用してもよい。
また、各カメラ4、6、8、10により撮影された画像の上部を電子ルームミラー16に表示させ、下部をセンターディスプレイ18に表示させるようにしてもよい。
次に、上述した本発明の実施形態及び本発明の実施形態の変形例による車両用表示装置1の効果を説明する。
まず、表示制御部20は、前進時の車速が15km/h以上の場合、少なくとも車両2後方を撮影した画像を含む後方表示画像をフロントウインドシールド12上端の車幅方向中央部に設けられた電子ルームミラー16に表示させるので、比較的高速で走行しておりドライバがフロントウインドシールド12から視線を大きく外したくない状況においては、フロントウインドシールド12に設けられた電子ルームミラー16に後方表示画像を表示してドライバの視線移動を低減することができる。また、車速が15km/h未満の場合、少なくとも車両2前方を撮影した画像を含む前方画像を、スペースに余裕のあるインストルメントパネル14に設けられたセンターディスプレイ18に表示させるので、比較的低速で走行しておりドライバが周辺の状況をより詳細に把握したい状況においては、センターディスプレイ18に前方画像を表示してドライバに周辺状況を詳細に把握させることができる。
このように、走行シーンに応じて適切な位置のディスプレイに画像を表示させることにより、ドライバが違和感なくカメラ4、6、8、10の撮影画像を確認できるように自車両2周辺の画像を表示することができる。
また、表示制御部20は、比較的高速で走行しておりドライバがフロントウインドシールド12から視線を大きく外したくない状況では、インストルメントパネル14に設けられたセンターディスプレイ18に車両2周辺の画像を表示させないので、インストルメントパネル14の方向にドライバの注意を引かないようにすることができる。このように、走行シーンに適合していない位置に画像を表示しないようにすることで、ドライバに違和感を与えることを防止できる。
また、表示制御部20は、車両2が後退している場合、スペースに余裕のあるインストルメントパネル14に設けられたセンターディスプレイ18に後方表示画像を表示させ、車両2周辺を撮影した画像を電子ルームミラー16に表示させないので、車両2が後退しておりドライバが周辺の状況をより詳細に把握したい状況においては、センターディスプレイ18に前方画像を表示してドライバに周辺状況を詳細に把握させつつ、ドライバが認識すべき情報量を低減することができる。これにより、走行シーンに応じて適切な位置のディスプレイに画像を表示させることができ、ドライバに違和感を与えることを防止できる。
また、表示制御部20は、前進時の車速が5km/h未満でドライバが周辺の状況をより詳細に把握したい状況では、後方表示画像を電子ルームミラー16に表示させ、且つ、前方画像をセンターディスプレイ18に表示させるので、電子ルームミラー16及びセンターディスプレイ18のそれぞれに車両2周辺の画像を表示してドライバに周辺状況を詳細に把握させることができる。これにより、走行シーンに応じて適切な位置のディスプレイに画像を表示させることができ、ドライバに違和感を与えることを防止できる。
1 車両用表示装置
2 車両
4 前方カメラ
6 右側カメラ
8 左側カメラ
10 後方カメラ
12 フロントウインドシールド
14 インストルメントパネル
16 電子ルームミラー
16a、18a ディスプレイ
18 センターディスプレイ
20 表示制御部
22 シフトポジションセンサ
24 車速センサ
SV 後側方画像
RV 後方画像
FV 前方画像
C 仮想円筒面
P 仮想平面
D1、D3 後方表示画像
D2 前方表示画像
D4 拡大後方画像
M1、M2、M3、M4 マスク画像
B 境界

Claims (3)

  1. 車両周辺の画像を表示する車両用表示装置であって、
    フロントウインドシールド上端の車幅方向中央部に設けられ車両後方に向けられた、画像を表示する第1の表示手段と、
    インストルメントパネルに設けられ車両後方に向けられた、画像を表示する第2の表示手段と、
    車両の前方及び後方を含む周辺を撮影する複数のカメラと、
    前進時の車速が第1車速以上の場合、少なくとも車両後方を撮影した画像を含む後方表示画像を前記第1の表示手段に表示させ、車速が前記第1車速未満の場合、少なくとも車両前方を撮影した画像を含む前方表示画像を前記第2の表示手段に表示させる、表示制御手段と、を備え
    前記表示制御手段は、車速が前記第1車速以上の場合、車両周辺を撮影した画像を前記第2の表示手段に表示させないことを特徴とする車両用表示装置。
  2. 車両周辺の画像を表示する車両用表示装置であって、
    フロントウインドシールド上端の車幅方向中央部に設けられ車両後方に向けられた、画像を表示する第1の表示手段と、
    インストルメントパネルに設けられ車両後方に向けられた、画像を表示する第2の表示手段と、
    車両の前方及び後方を含む周辺を撮影する複数のカメラと、
    前進時の車速が第1車速以上の場合、少なくとも車両後方を撮影した画像を含む後方表示画像を前記第1の表示手段に表示させ、車速が前記第1車速未満の場合、少なくとも車両前方を撮影した画像を含む前方表示画像を前記第2の表示手段に表示させる、表示制御手段と、を備え
    前記表示制御手段は、車両が後退している場合、前記後方表示画像を前記第2の表示手段に表示させ、車両周辺を撮影した画像を前記第1の表示手段に表示させないことを特徴とする車両用表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、前進時の車速が前記第1車速より小さい第2車速未満の場合、前記後方表示画像を前記第1の表示手段に表示させ、且つ、前記前方表示画像を前記第2の表示手段に表示させる、請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
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