JP6617941B1 - 突合処理システム及び突合処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】行動ターゲティング広告で端末IDと広告IDとを関連付ける。【解決手段】端末IDログ制御部201は、無線機器IDと、ユーザ端末IDと、接触日時とを関連付けた端末IDログを作成する。広告IDログ制御部202は、ユーザ端末固有の広告IDとユーザ端末のGPS情報とを取得し、GPS位置情報を用いて、無線機器の機器IDと、無線機器の周辺に存在するユーザ端末の広告IDと、通信日時とを関連付けた広告IDログを作成する。突合テーブル制御部203は、第一の機器ID、第一の時間帯に属する端末ID及び広告IDを抽出し、突合テーブルを作成する。比較テーブル制御部204は、第二の機器ID、第二の時間帯に属する端末ID及び広告IDを抽出し、比較テーブルを作成する。突合処理制御部205は、突合テーブルと比較テーブルとを突合し、共通する候補広告IDと、共通する候補端末IDとを関連付けた新たな突合テーブルを作成する。【選択図】図2

Description

本発明は、突合処理システム及び突合処理方法に関する。
近年、ユーザ端末の所有率の増加に伴い、ユーザ端末を活用した行動ターゲティング広告が盛んに行われている。行動ターゲティング広告とは、広告の配信対象となるユーザ端末の行動履歴(ネットワーク上の閲覧履歴や実社会上での回遊履歴等)に基づいて、ユーザ端末を所有するユーザの属性(例えば、性別、年齢、社会的地位、興味・関心等)を推測し、ユーザの属性にターゲットを絞ってユーザ端末にネットワークを介した広告配信を行うことを言う。
このような行動ターゲティング広告には、様々な技術が存在する。例えば、国際公開第2017/183703号(特許文献1)には、取得部と、制御部とを有する情報処理装置が開示されている。取得部は、IP(Internet Protocol)アドレス及びテレビの視聴ログに関する情報を少なくとも含む第1の特定情報と、IPアドレス及び広告ID(Identifier)を少なくとも含む第2の特定情報と、を取得する。制御部は、前記第1の特定情報及び前記第2の特定情報に基づいて、同一のIPアドレスに対応する視聴ログ及び広告IDの組み合わせを特定するように制御する。これにより、ユーザが複数のデバイスを利用する場合であっても、各デバイスを関連付けて当該ユーザへの好適な広告配信を実現することが出来るとしている。
国際公開第2017/183703号
近年、Wi−FiセンサやBeacon端末等の新規な無線機器が開発されており、無線機器を用いた行動ターゲティング広告が登場している。無線機器を用いた行動ターゲティング広告では、無線機器が、ユーザ端末と近距離無線通信することで、ユーザ端末のネットワーク上の識別情報(例えば、MACアドレス:Media Access Control address、端末IDとする)を取得し、端末IDと、無線機器の設置場所に関する地理情報とに基づいて、ユーザの行動履歴(滞在位置、滞在時間、移動形跡、動線等)を取得し、これに基づいて、ユーザに最適な広告をユーザ端末に配信する。このような無線機器を用いた行動ターゲティング広告は、徐々に浸透してきている。
一方、従来から、ネットワーク上の行動ターゲティング広告として、ウェブブラウザ(インターネットブラウザ)のクッキー(Cookie)を用いた行動ターゲティング広告が存在する。クッキーを用いた行動ターゲティング広告では、ユーザ端末がウェブブラウザを介してネットワーク上のサーバにアクセスすると、サーバがユーザ端末のウェブブラウザに所定の識別情報(クッキーID)を付与し、そのクッキーIDに基づいてユーザ端末を認識する。そして、ユーザ端末が、クッキーID付きのウェブブラウザで様々なサイトを閲覧すると、サーバがそのユーザ端末の閲覧履歴を取得し、これに基づいてユーザ端末に広告を配信する。
しかしながら、クッキーを用いた行動ターゲティング広告では、ウェブブラウザに対する依存度が高く、例えば、ユーザがウェブブラウザの種類を変更したり、ウェブブラウザのクッキーを削除したりすると、そのユーザ端末から閲覧履歴を取得することが出来なくなる。又、クッキーIDは、特定のユーザ端末に先に付与したクッキーIDが消失すると、他のユーザ端末に同一のクッキーIDが付与されることがあり、識別情報としての一意性を担保することが出来ないという欠点がある。
そこで、近年、AppleやGoogleなどのプラットフォーム事業者からユーザ端末のアプリ開発者に提供される広告IDが注目されている。ここで、この広告IDとは、アプリをダウンロードしたユーザ端末に対して、匿名で、且つ一意な広告配信用の識別情報(広告に関する識別情報)であり、更に、ユーザによってオプトアウト可能な識別情報のことである。この広告IDは、広告配信のための識別情報であり、上述のウェブブラウザと無関係であり、他のユーザ端末に対して同一の識別情報が提供されることが無いため、識別情報としての一意性を担保することが出来る。
しかしながら、上述の端末IDと広告IDとは、全く異なる属性の情報であるため、同一のユーザ端末に端末IDと広告IDとがそれぞれ付与されていたとしても、この端末IDと広告IDとを相互に関連付けることは出来ないという課題がある。一方、端末IDと広告IDとを関連付けることが出来れば、新たな行動ターゲティング広告が可能となる。
そこで、本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、広告IDに端末IDを効率よく関連付けることが可能な突合処理システム及び突合処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る突合処理システムは、端末IDログ制御部と、広告IDログ制御部と、突合テーブル制御部と、比較テーブル制御部と、突合処理制御部と、繰り返し制御部と、端末ID決定制御部とを備える。端末IDログ制御部は、各場所に設置された無線機器に対するユーザ端末の近距離無線通信の接触により、当該無線機器の機器IDと、当該ユーザ端末の端末IDと、接触日時とを関連付けた端末IDログを作成する。広告IDログ制御部は、アプリを有するユーザ端末との無線通信により、当該ユーザ端末固有の広告IDと、当該ユーザ端末のGPS情報とを取得し、前記無線機器の電波受信圏のGPS位置情報を用いて、当該無線機器の機器IDと、当該無線機器の周辺に存在するユーザ端末の広告IDと、通信日時とを関連付けた広告IDログを作成する。突合テーブル制御部は、前記端末IDログ及び前記広告IDログにおいて、第一の機器IDで、且つ、第一の時間帯に属する端末ID及び広告IDを抽出し、当該抽出した広告IDと、当該抽出した端末IDとを関連付けた突合テーブルを作成する。比較テーブル制御部は、前記端末IDログ及び前記広告IDログにおいて、前記突合テーブルの第一の機器IDと同一又は異なる第二の機器IDで、且つ、前記突合テーブルの第一の時間帯と異なる第二の時間帯に属する端末ID及び広告IDを抽出し、当該抽出した広告IDと、当該抽出した端末IDとを関連付けた比較テーブルを作成する。突合処理制御部は、前記突合テーブルと前記比較テーブルとを突合し、前記突合テーブルと前記比較テーブルとに共通する候補広告IDと、前記突合テーブルと前記比較テーブルとに共通する候補端末IDとを関連付けた新たな突合テーブルを作成する。繰り返し制御部は、前記作成された突合テーブルにおいて、一つの候補広告IDに対して所定数の候補端末IDが残るまで、前記比較テーブルの作成と、前記比較テーブルと前記突合テーブルとの突合とを繰り返す。端末ID決定制御部は、前記一つの候補広告IDに対して残った所定数の候補端末IDのうち、一つの候補端末IDを決定する。
本発明に係る突合処理方法は、端末IDログ制御ステップと、広告IDログ制御ステップと、突合テーブル制御ステップと、比較テーブル制御ステップと、突合処理制御ステップと、繰り返し制御ステップと、端末ID決定制御ステップとを備える。突合処理方法の各ステップは、突合処理システムの各部に対応する。
本発明によれば、広告IDに端末IDを効率よく関連付けることが可能となる。
本発明に係る突合処理システムの一例を示す概略図である。 本発明に係る突合処理システムの機能ブロック図である。 本発明に係る突合処理方法の実行手順を示すためのフローチャートである。 各無線機器の周辺に存在する複数のユーザ端末から接触ログ情報を収集する場合の一例を示す図(図4A)と、端末IDログの一例を示す図(図4B)である。 ある時点における各無線機器の周辺に存在する複数の広告ID送信端末からGPSログ情報を収集する場合の一例を示す図(図5A)と、各無線機器の電波受信圏を示す円のエリアの一例を示す図(図5B)である。 無線機器エリアテーブルの一例を示す図(図6A)と、機器IDグループの一例を示す図(図6B)とである。 異なる時点における各無線機器の周辺に存在する複数の広告ID送信端末からGPSログ情報を収集する場合の一例を示す図(図7A)と、追加後の端末IDログの一例を示す図(図7B)と、である。 追加後の広告IDログの一例を示す図(図8A)と、同一の機器IDにおける突合テーブルと比較テーブルとの突合処理の一例を示す図(図8B)である。 同一の機器IDにおける突合テーブルと比較テーブルとの突合処理後の新たな突合テーブルの一例を示す図(図9A)と、異なる機器IDにおける突合テーブルと比較テーブルとの突合処理の一例を示す図(図9B)である。 異なる機器IDにおける突合テーブルと比較テーブルとの突合処理後の新たな突合テーブルの一例を示す図(図10A)と、確率を加味した新たな突合テーブルの一例を示す図(図10B)とである。 端末ID機器IDグループと機器ID類推情報テーブルと端末IDユーザ属性グループの一例を示す図(図11A)と、ユーザ属性広告テーブルの一例を示す図(図11B)と、である。 広告IDに基づいて、ユーザ属性に対応する広告を配信する場合の一例を示す図(図12A)と、同一の機器IDと複数の時間帯とにおける突合テーブルと突合処理の一例を示す図(図12B)と、である。 同一の機器IDと複数の時間帯とにおける突合比較テーブルと突合処理の一例を示す図(図13A)と、異なる機器IDと複数の時間帯とにおける突合比較テーブルと削除処理の一例を示す図(図13B)と、である。 実施例と比較例とにおいて、一つの候補広告IDに対して候補端末IDの数が突合期間の経過とともに減少していくグラフの一例を示す図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本発明に係る突合処理システム1は、図1に示すように、ユーザ端末10と、各場所に設置された無線機器11と、ネットワーク12を介してユーザ端末10と無線機器11と無線通信可能なサーバ13とを備えている。
ユーザ端末10は、画面を表示する表示部(出力部)と、ユーザの操作により所定の指示の入力を受け付ける受付部(入力部)と、無線通信用の通信部と、データを記憶させる記憶部と、各部を制御する制御部とを備えている。ユーザ端末10の通信部は、無線機器11とサーバ13とのそれぞれに対して無線通信可能である。ユーザ端末10は、例えば、タッチパネル付きの携帯端末装置(スマートフォン)、タブレット型端末装置、携帯用のノートパソコン等である。
無線機器11は、ユーザ端末10と近距離無線通信可能な通信部を備えている。近距離無線通信とは、無線信号の電波を用いて数十cm〜百数十mの範囲内でデータの送信又は受信を行うことを意味する。ユーザ端末10は、無線機器11の電波受信圏(受信範囲)に入ると、無線機器11と近距離無線通信する。無線機器11は、Wi−Fiセンサ、Beacon端末、又はこれらの組み合わせを含む。
無線機器11の設置場所は、ユーザ端末10のユーザが出入りし、内部を回遊することが出来る場所であり、例えば、商品を販売する店舗、スーパーマーケット、量販店、駅、道路、大学、学校、公園、病院、ギャンブル場等を挙げることが出来る。
ネットワーク12は、ユーザ端末10と、無線機器11と、サーバ13とのそれぞれに通信可能に接続する。ネットワーク12は、Wifi(登録商標)のアクセスポイントを介したLAN(Local Area Network)の他、無線基地局を介したWAN(Wide Area Networ)、第3世代(3G)の通信方式、LTEなどの第4世代(4G)の通信方式、第5世代(5G)以降の通信方式、Bluetooth(登録商標)等の無線通信ネットワークを含む。
サーバ13は、一般的に使用されるコンピュータ等であり、無線及び有線通信用の通信部と、データを蓄積する記憶部と、各種処理する処理部とを備えている。サーバ13は、ネットワーク12を経由してユーザ端末10や無線機器11からデータを受信したり、ユーザ端末10にデータを送信したりする。尚、サーバ13は、一台のサーバであっても、複数のサーバの組み合わせであっても良い。
ユーザ端末10と、無線機器11と、サーバ13とは、図示しないCPU、ROM、RAM、HDD、SSD等を内蔵しており、CPUは、例えば、RAMを作業領域として利用し、ROM、HDD、SSD等に記憶されているプログラムを実行する。又、後述する各部についても、CPUがプログラムを実行することで当該各部を実現する。
次に、図2、図3を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。先ず、ユーザ端末10を所有するユーザが、所定のアプリをダウンロードした後に、所定の場所(例えば、店舗等)に設置された無線機器11に接近する。ユーザ端末10が、無線機器11の電波受信圏に入ると、無線機器11と近距離無線通信する。
ここで、サーバ12の端末IDログ制御部201は、所定の開始日時(「2019/1/11 9:00」)から、各場所毎に設置された無線機器11に対するユーザ端末10の近距離無線通信の接触により、当該無線機器11の機器IDと、当該ユーザ端末10の端末IDと、接触日時とを関連付けた端末IDログを作成(取得)する(図3:S101)。
ここで、機器IDは、無線機器11を識別するための識別情報であり、例えば、MACアドレス等を挙げることが出来る。又、端末IDは、ユーザ端末10を識別するための識別情報であり、同様に、MACアドレス等を挙げることが出来る。
さて、端末IDログ制御部201が端末IDログを作成する方法に特に限定は無い。例えば、無線機器11がWi−Fiセンサの場合は、ユーザ端末10は、通常、無線LAN(Local Area Network)通信のアクセスポイントを検索するための電波(Beacon、無方向性の電波)を定期的に発信している。この電波には、ユーザ端末10の端末ID(例えば、「ab」)が含まれている。そこで、ユーザ端末10がWi−Fiセンサ11の電波受信圏に入ると、Wi−Fiセンサ11は、ユーザ端末10の電波を受信し、Wi−Fiセンサ11を識別するための機器ID(例えば、「a1」)と、電波内の端末ID(「ab」)と、電波強度(例えば、「92」)と、接触日時(例えば、「2019/1/11 9:00」)とを含む接触ログ情報をネットワーク12を介してサーバ13に送信する。
一方、無線機器11がBeacon端末の場合、Beacon端末11は近距離無線通信用の電波を定期的に発信している。この電波は、Beacon端末11を識別するための機器ID(「a1」)が含まれている。そこで、ユーザ端末10がBeacon端末11の電波受信圏に入ると、ユーザ端末10が、Beacon端末11からの電波を受信し、電波内の機器ID(「a1」)と、ユーザ端末10の端末ID(「ab」)と、電波強度(「92」)と、接触日時(「2019/1/11 9:00」)とを含む接触ログ情報をネットワーク12を介してサーバ13に送信する。尚、この場合、Beacon端末11との接触ログ情報をサーバ13に(自動的に)送信する特定のプログラム(アプリケーション等)をユーザ端末10に予め導入しておく必要がある。
このように、無線機器11がWi−Fiセンサ又はBeacon端末のいずれの場合であっても、サーバ13は、ネットワーク12を介して、一つの無線機器11から、当該無線機器11の周辺に存在するユーザ端末10の接触ログ情報を受信する。
図4Aに示すように、例えば、機器ID「a1」の無線機器11の周辺には、4つの端末ID「ab」、「cd」、「ef」、「gh」のユーザ端末10が存在する場合、端末IDログ制御部201は、機器ID「a1」を含む4つのユーザ端末10の接触ログ情報を受信する。又、他の場所では、機器ID「a2」の無線機器11が設置され、機器ID「a2」の無線機器11の周辺には、4種類の端末ID「ij」、「kl」、「mn」、「op」のユーザ端末10が存在する。この場合、端末IDログ制御部201は、同様に、機器ID「a2」を含む4つのユーザ端末10の接触ログ情報を受信する。
そして、端末IDログ制御部201は、受信した接触ログ情報に基づいて端末IDログ400を作成する。具体的には、端末IDログ制御部201は、接触ログ情報のうち、解析に必要な機器IDと端末IDと接触日時とを抽出し、これらの情報を関連付けて端末IDログ400として作成する。
端末IDログ400には、図4Bに示すように、機器ID401(例えば、「a1」)毎に、端末ID402(「ab」)と、接触日時403(「2019/1/11 9:00」)とが関連付けて記憶されている。ここで、機器ID401に属する端末ID402は、接触日時403に基づいて時系列に並べられている。このように、接触ログ情報により、各無線機器11の周辺に存在するユーザ端末10の端末IDをデータベース化することが出来る。
尚、無線機器11の設置場所が、ユーザ端末10が大量に存在する場所(繁華街、通行口等)である場合は、端末IDログ制御部201は、各接触ログ情報の電波強度に基づいて、端末IDログ400を作成するための接触ログ情報の数を制限しても良い。例えば、端末IDログ制御部201は、接触ログ情報の電波強度が所定の閾値(例えば、「80」)以上であるか否かを判定し、接触ログ情報の電波強度が閾値以上である場合に、当該接触ログ情報を用いて端末IDログ400を作成する。これにより、端末IDログ400のデータ量の減少による処理負担を軽減することが出来る。
さて、端末IDログ制御部201が端末IDログ400の作成を完了すると、次に、サーバ13の広告IDログ制御部202は、アプリを有するユーザ端末10との無線通信により、当該ユーザ端末固有の広告IDと、当該ユーザ端末10のGPS情報とを取得し、無線機器11の電波受信圏のGPS位置情報を用いて、無線機器11の機器IDと、当該無線機器11の周辺に存在するユーザ端末10の広告IDと、通信日時とを関連付けた広告IDログを作成(取得)する(図3:S102)。
ここで、広告IDは、オプトアウト可能な、匿名かつ一意な広告配信用の識別情報であり、アプリのSDKを介して付されるユーザ端末固有の識別情報である。広告IDは、例えば、AppleのIDFA(Advertising Identifier)やGoogleのADID(Google Advertising Identifier)等を挙げることが出来る。尚、ユーザ端末10に一つのアプリがインストールされると、当該ユーザ端末10に一意の広告IDが付与され、ユーザ端末10に複数のアプリがインストールされている場合であっても、ユーザ端末10には一意の広告IDが付与される。又、ユーザ端末10のGPS情報は、ユーザ端末10のGPS機能に基づいて生成されるユーザ端末10の位置情報であり、例えば、ユーザ端末10の経度及び緯度を挙げることが出来る。
さて、広告IDログ制御部202が広告IDログを作成する方法に特に限定は無い。例えば、ユーザ端末10にアプリがダウンロードされている場合は、アプリのSDKを介してユーザ端末10に広告ID(「aa」)が付与されており、ユーザ端末10は、アプリのSDKを介して、アプリの広告ID(例えば、「aa」)と、ユーザ端末10のGPS機能によるGPS情報(例えば、「a11、a12」)と、送信日時(通信日時)(例えば、「2019/1/11 9:01」)とを含むGPSログ情報をネットワーク12を介してサーバ13に送信する。例えば、ユーザ端末10が、無線機器11と近距離無線通信した際に、アプリのSDKを介して広告IDをサーバ13に送信したり、ユーザ端末10が、特定のスケジュール(例えば、数秒に1回等)に従って、アプリのSDKを介してサーバ13に送信したりする。すると、サーバ13は、ネットワーク12を介して、アプリを有するユーザ端末10からユーザ端末10のGPSログ情報を受信する。
図5Aに示すように、例えば、機器ID「a1」と機器ID「a2」の無線機器11の周辺に、アプリを有する3つのユーザ端末10が存在する場合、広告IDログ制御部202は、その3つのユーザ端末10から、広告IDとGPS情報とを含む3つのユーザ端末10のGPSログ情報を受信する。これらのユーザ端末10は、広告ID送信端末となる。
そして、広告IDログ制御部202は、受信したGPSログ情報のGPS情報と、予め設定された無線機器11の電波受信圏のGPS位置情報とに基づいて、ユーザ端末が電波受信圏内に含まれる無線機器11の機器IDを特定する。
具体的には、図5Bに示すように、機器ID(「a1」、「a2」)毎の無線機器11の設置場所500のGPS情報と、当該無線機器11の電波受信圏の半径501とが予め既知の情報として与えられている。そこで、所定の無線機器11の設置場所500のGPS情報を中心として、当該無線機器11の電波受信圏の半径で描かれた円のエリア(GPSのジオフェンス)を算出し、無線機器エリアテーブルを予め作成しておく。
無線機器エリアテーブル600には、図6Aに示すように、無線機器11の機器ID601と、当該無線機器11のエリア602とが関連付けられている。広告IDログ制御部202は、無線機器エリアテーブル600のうち、所定の機器ID601のエリア602を参照し、受信したGPSログ情報のGPS情報が当該エリア602に含まれるか否かを判定する。
判定の結果、GPSログ情報のGPS情報がエリア602に含まれない場合、広告IDログ制御部202は、前記機器IDと異なる機器IDであって、参照していない他の機器ID601のエリア602を参照し、GPSログ情報のGPS情報が当該エリア602に含まれるか否かを判定する。
判定の結果、GPSログ情報のGPS情報が、無線機器エリアテーブル600の全てのエリア602のいずれにも含まれない場合、広告IDログ制御部202は、受信したGPSログ情報のユーザ端末10は全ての無線機器11の電波受信圏外であると判定し、当該GPSログ情報を削除する。これにより、無線機器11の電波受信圏外のユーザ端末10を排除することが出来る。
一方、判定の結果、GPSログ情報のGPS情報がエリア602に含まれる場合、広告IDログ制御部202は、受信したGPSログ情報のユーザ端末10は所定の機器IDの無線機器11の電波受信圏内であると判定し、当該GPSログ情報に当該機器IDを関連付ける。これにより、無線機器11の電波受信圏内のユーザ端末10のGPSログ情報に無線機器11の機器IDを関連付けることが可能となる。
広告IDログ制御部202は、全てのGPSログ情報について、無線機器11の電波受信圏内か否かの判定を実行し、無線機器11の電波受信圏内のGPSログ情報に対して機器IDの関連付けを行う。そして、広告IDログ制御部202は、機器IDが関連付いたGPSログ情報に基づいて機器IDグループ603を作成する。具体的には、広告IDログ制御部202は、機器IDが関連付いたGPSログ情報のうち、解析に必要な機器IDと広告IDと送信日時とを抽出し、これらの情報を関連付けて広告IDログ603として作成する。
機器IDグループ603には、図6Bに示すように、機器ID604(例えば、「a1」)毎に、広告ID605(「aa」)と、送信日時606(「2019/1/11 9:01」)とが関連付けて記憶されている。ここで、機器ID604に属する広告605は、送信日時606に基づいて時系列に並べられている。このように、機器ID付きのGPSログ情報により、各無線機器11の周辺に存在するユーザ端末10の広告IDをデータベース化することが出来る。
さて、広告IDログ制御部202が広告IDログ603の作成を完了すると、サーバ13の突合テーブル制御部203が、所定の突合期間で端末IDログ400及び広告IDログ603が作成されたか否かを判定する(図3:S103)。
ここで、突合テーブル制御部203が判定する方法に特に限定は無いが、例えば、突合テーブル制御部203が、端末IDログ400及び広告IDログ603の作成が開始された開始日時(「2019/1/11 9:00」)から所定の突合時間(例えば、「20分」)を加算した突合期間(例えば、「2019/1/11 9:00〜9:20」)を設定し、現時点が突合期間の完了日時(「2019/1/11 9:20」)になったか否かを判定する。
判定の結果、現時点が完了日時になっていない場合(図3:S103NO)、突合テーブル制御部203が、現時点での端末IDログ400及び広告IDログ603のデータ量では突合処理をすることが出来ないと判定する。この場合は、S101に戻って、端末IDログ制御部201が端末IDログを追加して作成する(図3:S101)。
ここで、例えば、図7Aに示すように、端末ID「ab」のユーザ端末10が、機器ID「a1」の無線機器11を離れて、機器ID「a2」の無線機器11に接近し、端末ID「ij」のユーザ端末10が、機器ID「a2」の無線機器11を離れて、機器ID「a1」の無線機器11に接近する。すると、端末IDログ制御部201は、新たな近距離無線通信の接触により、機器IDと端末IDと接触日時とを関連付けた端末IDログを追加して取得する。具体的には、図7Bに示すように、端末IDログ制御部201は、先ほど取得した端末IDログ400の機器ID「a1」に、端末ID「cd」、「ef」、「gh」、「ij」と、それぞれの接触日時とを追加し、端末IDログ400の機器ID「a2」に、端末ID「kl」、「mn」、「ab」と、それぞれの接触日時とを追加する。
又、端末ID「ab」のユーザ端末10の移動により、広告ID「aa」のユーザ端末10が機器ID「a2」の無線機器11に接近すると、広告IDログ制御部202は、ユーザ端末10(広告ID送信端末)から、機器IDと広告IDと送信日時とを関連付けた広告IDログを追加して取得する。具体的には、図8Aに示すように、広告IDログ制御部202は、先ほど作成された広告IDログ603の機器ID「a1」に、広告ID「cc」と送信日時とを追加し、広告IDログ603の機器ID「a2」に、広告ID「mm」、「aa」と、それぞれの送信日時とを追加する。
そして、時間が経過して、S103において、突合テーブル制御部203が、現時点が完了日時になったか否かを判定する。
判定の結果、現時点が完了日時になった場合(図3:S103YES)、突合テーブル制御部203が、現時点での端末IDログ400及び広告IDログ603のデータ量で突合処理をすることが出来ると判定する。
すると、サーバ13の突合テーブル制御部203は、端末IDログ400及び広告IDログ603において、第一の機器IDで、且つ、第一の時間帯に属する端末ID及び広告IDを抽出し、当該抽出した広告IDと、当該抽出した端末IDとを関連付けた突合テーブルを作成する(図3:S104)。
ここで、突合テーブル制御部203が突合テーブルを作成する方法に特に限定は無い。例えば、突合テーブル制御部203は、図7Bに示すように、先ず、端末IDログ400を参照し、予め設定された第一の機器ID401(例えば、「a1」)を選択する。ここで、選択される第一の機器ID401は、例えば、ユーザ端末10が最初に集まりそうな設置場所の無線機器11の機器IDを予め設定することが出来る。
次に、突合テーブル制御部203は、予め設定された第一の時間帯t1(例えば、「2019/1/11 9:00〜9:10」)を選択する。ここで、選択される第一の時間帯t1は、例えば、突合期間を所定の単位時間(例えば、「10分」)で区切って複数の時間帯を構成し、開始日時(「2019/1/11 9:00」)を含む最初の時間帯を予め設定することが出来る。
そして、突合テーブル制御部203は、選択した第一の機器ID401に属し、且つ、選択した第一の時間帯t1に含まれる接触日時403を有する端末ID402(例えば、「ab」、「cd」、「ef」、「gh」)を抽出する。
次に、突合テーブル制御部203は、図8Aに示すように、広告IDログ603を参照し、選択した機器IDと同一の第一の機器ID604(「a1」)に属し、且つ、選択した第一の時間帯t1と同一の第一の時間帯t1(「2019/1/11 9:00〜9:10」)に含まれる送信日時606を有する広告ID605(例えば、「aa」、「cc」)を抽出する。
そして、突合テーブル制御部203は、第一の機器ID(「a1」)と第一の時間帯t1とを基準として、抽出した広告IDと、抽出した端末IDとを関連付けた突合テーブル800を作成する。
突合テーブル800には、図8Bに示すように、選択した第一の機器ID801(「a1」)と、選択した第一の時間帯802(「t1」)と、当該抽出した広告ID803と、当該抽出した端末ID804とが関連付けて記憶される。このように、同一の機器IDで、且つ、同一の時間帯に属する広告IDと端末IDとを抽出することで、広告IDが付与されたユーザ端末10の端末IDを効率よく抽出することが可能となる。
さて、突合テーブル制御部203が突合テーブル800の作成を完了すると、サーバの比較テーブル制御部204は、端末IDログ400及び広告IDログ603において、突合テーブル800の第一の機器IDと同一又は異なる第二の機器IDで、且つ、突合テーブル800の第一の時間帯t1と異なる第二の時間帯t2に属する端末ID及び広告IDを抽出し、当該抽出した広告IDと、当該抽出した端末IDとを関連付けた比較テーブルを作成する(図3:S105)。
ここで、比較テーブル制御部204が比較テーブルを作成する方法に特に限定は無い。例えば、比較テーブル制御部204は、図7Bに示すように、端末IDログ400を参照し、突合テーブル800の第一の機器IDと同一の第一の機器ID401(「a1」)を選択するとともに、突合テーブル800の第一の時間帯t1と異なる次の第二の時間帯t2(例えば、「2019/1/11 9:10〜9:20」)を選択する。そして、比較テーブル制御部204は、選択した第一の機器ID401に属し、且つ、選択した第二の時間帯t2に含まれる接触日時403を有する端末ID402(例えば、「cd」、「ef」、「gh」)を抽出する。これにより、同一の機器IDの無線機器12の周辺に存在するユーザ端末10の端末IDを経時的に漏れなく抽出することが出来る。
次に、比較テーブル制御部204は、図8Aに示すように、広告IDログ603を参照し、上述の端末IDログ400と同一の第一の機器ID604(「a1」)に属し、且つ、上述の端末IDログ400と同一の第二の時間帯t2(「2019/1/11 9:10〜9:20」)に含まれる送信日時606を有する広告ID605(例えば、「cc」)を抽出する。これにより、同一の機器IDの無線機器12の周辺に存在するユーザ端末10の広告IDを経時的に漏れなく抽出することが出来る。
そして、比較テーブル制御部204は、第一の機器ID(「a1」)と第二の時間帯t2とを基準として、抽出した広告IDと、抽出した端末IDとを関連付けた比較テーブル805を作成する。比較テーブル805には、図8Bに示すように、上述の第一の機器ID806(「a1」)と、上述の第二の時間帯807(「t2」)と、当該抽出した広告ID808と、当該抽出した端末ID809とが関連付けて記憶される。このように、同一の機器IDで、且つ、異なる時間帯に属する広告IDと端末IDとを抽出することで、突合の際に、広告IDが付与されたユーザ端末10の端末IDを効率よく特定することが可能となる。
さて、比較テーブル制御部204が比較テーブル804の作成を完了すると、サーバ13の突合処理制御部205は、突合テーブル800と比較テーブル805とを突合し、突合テーブル800と比較テーブル805とに共通する候補広告IDと、突合テーブル800と比較テーブル805とに共通する候補端末IDとを関連付けた新たな突合テーブルを作成する(図3:S106)。
ここで、突合処理制御部205が突合する方法に特に限定は無い。例えば、突合処理制御部205は、先ず、図8Bに示すように、突合テーブル800の広告ID803と比較テーブル805の広告ID808とを突合し、両方に共通する候補広告IDが存在するか否かを判定する。
判定の結果、候補広告ID(例えば、「cc」)が存在する場合、突合処理制御部205は、突合テーブル800と比較テーブル805とに、アプリを有する同一のユーザ端末10が存在すると判定する。この場合は、突合処理制御部205は、候補広告ID(「cc」)を抽出し、突合テーブル800の端末ID804と比較テーブル805の端末ID809とを突合し、両方に共通する候補端末ID(「cd」、「ef」、「gh」)を抽出する。そして、突合処理制御部205は、突合した突合テーブル800と比較テーブル805の機器IDと時間帯との組み合わせと、当該抽出した候補広告ID(「cc」)と、当該抽出した候補端末ID(「cd」、「ef」、「gh」)とを関連付けた新たな突合テーブル900を作成する。
具体的には、新たな突合テーブル900には、図9Aに示すように、突合テーブル800の機器ID(「a1」)と時間帯(第一の時間帯「t1」)の組み合わせ901と、比較テーブル805の機器ID(「a1」)と時間帯(第二の時間帯「t2」)の組み合わせ902と、候補広告ID903(「cc」)と、候補端末ID904(「cd」、「ef」、「gh」)とが関連付けて記憶される。このように、同一の機器IDで時系列に突合することで、広告ID(「cc」)が付与されたユーザ端末10の端末IDを4つの端末ID(「ab」、「cd」、「ef」、「gh」)から3つの端末ID(「cd」、「ef」、「gh」)に候補端末IDとして絞り込むことが出来る。
一方、判定の結果、候補広告IDが存在しない場合、突合処理制御部205は、突合テーブル801と比較テーブル804とに、アプリを有する同一のユーザ端末10が存在しないと判定する。この場合は、突合処理制御部205は、比較テーブル制御部204を介して、上述の端末IDログ400と同一の第二の機器ID604(「a1」)と異なる第三の機器ID(「a2」)を選択し、選択した第二の機器ID(「a2」)で、且つ、第二の時間帯t2に属する端末ID及び広告IDを抽出し、比較テーブルを再度作成する。そして、突合処理制御部205は、突合テーブル800の広告ID803と再度作成した比較テーブルの広告IDとを突合し、両方に共通する候補広告IDが存在するか否かを判定する。
このように、突合処理制御部205が、先ず、突合テーブル800の広告ID803と比較テーブル805の広告ID808とを突合して、突合テーブル800と比較テーブル805とに共通する同一のユーザ端末10が存在することを確認した後に、突合テーブル800の端末ID804と比較テーブル805の端末ID809とを突合することで、共通の候補端末IDを効率よく抽出することが出来る。
特に、広告IDは、ユーザ端末10のアプリとサーバとの通信により取得されるが、端末IDは、ユーザ端末10の近距離無線通信用の電波の定期的通信により取得されるため、端末IDの数が広告IDの数に比較して多くなり、通常、突合テーブルの端末IDと比較テーブルの端末IDとの突合に処理量が膨大になる。そのため、先ず、共通の候補広告IDの存否により、共通の候補広告IDが存在する比較テーブルを見極めることで、後に続く端末IDの突合処理を効率よく進めることが出来る。
ところで、上述では、候補広告IDが存在するか否かの判定の結果、候補広告IDが存在しない場合に、比較テーブル制御部204は、突合テーブル800の第一の機器IDと異なる第二の機器IDで、且つ、第二の時間帯t2に属する端末ID及び広告IDを抽出して比較テーブルを作成したが、候補広告IDが存在するか否かの判定の前に、比較テーブル制御部204は、突合テーブル800の第一の機器IDと異なる第二の機器IDで、且つ、第二の時間帯t2に属する端末ID及び広告IDを抽出して比較テーブルを作成しても良い。
例えば、比較テーブル制御部204は、突合テーブル800の第一の機器IDと異なる第二の機器ID401(「a2」)で、且つ、第二の時間帯t2に属する端末ID(「kl」、「mn」、「ab」)及び広告ID(「mm」、「ab」)を抽出して比較テーブル905を作成する。比較テーブル905には、図9Bに示すように、第二の機器ID906(「a2」)と、第二の時間帯907(「t2」)と、当該抽出した広告ID908と、当該抽出した端末ID909とが関連付けて記憶される。
この場合、突合処理制御部205が、突合テーブル800の広告ID803と比較テーブル905の広告ID908とを突合すると、両方に共通する候補広告ID(「aa」)が存在するため、突合処理制御部205は、候補広告ID(「aa」)を抽出するとともに、両方に共通する候補端末ID(「ab」)を抽出し、図10Aに示すように、突合テーブル800の機器ID(「a1」)と時間帯(第一の時間帯「t1」)の組み合わせ1001と、比較テーブル805の機器ID(「a2」)と時間帯(第二の時間帯「t2」)の組み合わせ1002と、候補広告ID1003(「aa」)と、候補端末ID1004(「ab」)とを関連付けた新たな突合テーブル1000を作成する。このように、異なる機器IDで時系列に突合することで、広告ID(「aa」)が付与されたユーザ端末10の端末IDを4つの端末ID(「ab」、「cd」、「ef」、「gh」)から1つの端末ID(「ab」)に候補端末IDとして絞り込むことも可能である。
さて、突合処理制御部205が新たな突合テーブルの作成を完了すると、サーバ13の繰り返し制御部206は、作成された突合テーブルにおいて、一つの候補広告IDに対して所定数の候補端末IDが残るまで、比較テーブルの作成と、比較テーブルと突合テーブルとの突合とを繰り返す(図3:S107)。
ここで、繰り返し制御部206が繰り返す方法に特に限定は無い。例えば、繰り返し制御部206は、突合テーブルにおいて、一つの候補広告IDに属する候補端末IDの数が所定の閾数以下であるか否かを判定する。
ここで、候補端末IDの数は、図9Aでは、3つであり、図10Aでは、1つであるため、この場合は、候補端末IDの数が閾数以下となり、繰り返す必要は無いが(図3:S107YES)、交通量が多い場所では、候補端末IDの数は、1000以上になる。その場合は、候補端末IDの数が閾数を超える。
判定の結果、候補端末IDの数が所定の閾数を超える場合、繰り返し制御部206は、未だ、候補端末ID904の数を絞り込む必要があると判定する。この場合、繰り返し制御部206は、突合期間を構成する時間帯のうち、突合処理で選択していない時間帯が存在するか否かを判定する(図3:S108)。
ここで、突合期間と時間帯を区切る単位時間とは、任意に設定することが可能であるため、突合期間と単位時間の大小により時間帯の数は変動する。上述では、突合期間を第一の時間帯t1と第二の時間帯t2との2つの時間帯で区切って構成しているため、1回の突合処理で2つの時間帯を選択しており、突合処理で選択していない時間帯は存在しない。
そこで、判定の結果、突合処理で選択していない時間帯が存在しない場合(図3:S108NO)、繰り返し制御部206は、突合処理で選択するための時間帯を増やすために、突合期間を延長する(図3:S109)。
ここで、繰り返し制御部206が突合期間を延長する方法に特に限定は無いが、例えば、繰り返し制御部206は、現時点の突合期間(「2019/1/11 9:00〜9:20」)に上述の突合時間(「20分」)を加算した新たな突合期間(「2019/1/11 9:00〜9:40」)に延長する。
そして、突合期間が延長すると、S101に戻って、端末IDログ制御部201は、端末IDログの作成を再開し(図3:S101)、広告IDログ制御部202は、広告IDログの作成を再開する(図3:S102)。これにより、突合処理のための時間帯を増やすことが可能となる。
一方、例えば、突合期間を3つの時間帯で区切って構成している場合、そこで、1回の突合処理で2つの時間帯を選択すると、最後の第三の時間帯は選択されていない。判定の結果、突合処理で選択していない時間帯が存在する場合(図3:S108YES)、繰り返し制御部206は、S105に戻って、比較テーブル制御部204に比較テーブルを作成させる(図3:S105)。
ここで、比較テーブル制御部204が比較テーブルを作成する場合、今まで選択していない時間帯を第三の時間帯として選択し、且つ、先ほど選択した機器IDと同一又は異なる機器IDを第三の機器IDとして選択し、選択した第三の時間帯で、且つ、選択した第三の機器IDに属する端末ID及び広告IDを抽出する。このように、時間帯の重複を避けて比較テーブルを作成することで、ユーザ端末10の疑似的な移動形跡又は動線に対応するように、比較テーブルを作成し、共通の候補端末IDを絞り込むことが可能となる。
そして、繰り返し制御部206は、突合処理制御部205に比較テーブルと突合テーブルとの突合を行わせる(図3:S106)。このように、比較テーブルの作成と比較テーブルと突合テーブルとの突合とを繰り返すことで、突合テーブルにおける候補端末IDの数を減少させることが出来る。
そして、S107において、判定の結果、候補端末IDの数が閾数以下である場合、繰り返し制御部206は、候補広告IDに対して所定数の候補端末IDが関連付けられていると判定する。すると、サーバ13の端末ID決定制御部207は、一つの候補広告IDに対して残った所定数の候補端末IDのうち、一つの候補端末IDを決定する(図3:S110)。
ここで、端末ID決定制御部207が決定する方法に特に限定は無い。例えば、図10Aに示すように、突合テーブル1000において、一つの候補広告ID1003(「aa」)に一つの候補端末ID1004(「ab」)が対応付けられている場合は、端末ID決定制御部207は、この一つの候補端末ID1004(「ab」)を決定する。これにより、広告ID(「aa」)に端末ID(「ab」)を効率よく関連付けることが出来る。
一方、上述のように、通常、広告IDの数よりも端末IDの数が多いことから、例えば、図9Aに示すように、突合テーブル900において、一つの候補広告ID903(「cc」)に対して複数の候補端末ID904(「cd」、「ef」、「gh」)が関連付けられる。この場合は、端末ID決定制御部207が、所定数の候補端末ID904のそれぞれに対して、突合テーブル及び比較テーブルでの出現する確率(又は尤度)を算出する。確率又は尤度を算出する方法は、確率密度関数、尤度関数、最尤推定、ベイズ推定、最近傍探索、特徴ベクトル抽出等の統計モデル、数理モデル、機械学習モデルに基づく。図10Bでは、1回の突合処理のため、候補端末ID904の確率又は尤度は、それぞれ同じ値になるが、突合処理を繰り返すことで、候補端末ID904の確率又は尤度は、それぞれ変動する。そして、端末ID決定制御部207が、図10Bに示すように、突合テーブル900について、各候補端末ID904毎に算出した確率905を関連付ける。そして、端末ID決定制御部207が、最も高い確率905を有する候補端末ID904を決定する。
このように、突合処理において、一つの候補広告IDに対して所定数の候補端末IDが関連付いたとしても、突合テーブル及び比較テーブルでの候補端末IDの出現の確率を考慮することで、一つの候補広告IDに対して一つの候補端末IDを具体的に推測することが可能となる。特に、確率を用いることで、例えば、確率が所定値以上の候補端末IDを抽出する等の候補端末IDの絞り込みを容易にすることが出来る。
さて、端末ID決定制御部207が一つの候補端末IDを決定すると、サーバ13の広告配信制御部208は、決定された一つの候補端末IDに基づいて、当該候補端末IDのユーザ端末のユーザ属性を算出し、当該候補端末IDに関連付いた一つの候補広告IDに基づいて、ユーザ属性に対応する広告を配信する(図3:S111)。
ここで、広告配信制御部208が広告を配信する方法に特に限定は無い。例えば、広告配信制御部208は、端末IDログ400のうち、一つの候補端末ID(例えば、「ab」)に属する機器ID(「a1」、「a2」)を抽出し、図11Aに示すように、一つの候補端末ID1101(「ab」)と、当該抽出した機器ID1102(「a1」、「a2」)とを関連付けた端末ID機器IDテーブル1100を作成する。次に、広告配信制御部208は、機器ID類推情報テーブル1103を参照する。機器ID類推情報テーブル1103には、図11Aに示すように、機器ID1104(「a1」)と、当該機器ID1104(「a1」)の無線機器11の周辺を往来するユーザを類推するための類推情報1105(例えば、「aa11」)とが関連付いて記憶されている。
ここで、類推情報1105とは、地理情報の地点(居住地、勤務地、歴史の地点等)、地域(居住地域、勤務地域)、人口規模(居住地の夜間人口、勤務地の昼間人口)、人口密度(居住地の夜間人口密度、勤務地の昼間人口密度)、デモグラフィックの性別(男性、女性、LGBT)、年代(年齢分布帯)、世帯規模(一人、二人、四人等)、世帯類型(単身、夫婦、パートナー、核家族、二世代同居)、所得(年収)、社会属性(学生、ビジネスマン、主婦等)、雇用形態(正社員、アルバイト、パート等)、教育歴(最終学歴等)、心理のライフスタイル(文化志向、アウトドア志向、スポーツ志向等)、パーソナリティ(神経質、温和、社交的、権威主義的、野心的等)、行動の価値観(物質重視、体験重視、即物的、観念的等)、興味関心(外食、楽器、週末の過ごし方、料理、車、ゴルフ等)、ロイヤリティ(ポイント取得、手数料重視等)、態度(ロイヤリティの取得、使用密度等)を含む。
次に、広告配信制御部208は、機器ID類推情報テーブル1103の機器ID1104と端末ID機器IDグループ1100の機器ID1102と照合し、照合した機器ID1104に関連付いた類推情報1105を抽出する。そして、広告配信制御部208は、当該抽出した類推情報1105(「aa11」、「aa22」)をユーザ属性とし、図11Aに示すように、一つの候補端末ID1107(「ab」)と、抽出したユーザ属性1108(「aa11」、「aa22」)とを関連付けた端末IDユーザ属性グループ1106を作成する。これにより、広告配信制御部208は、候補端末ID1107(「ab」)のユーザ端末のユーザ属性を算出することが出来る。
ここで、上述では、広告配信制御部208は、抽出した類推情報1105(「aa11」、「aa22」)をそのままユーザ属性としているが、例えば、端末IDの確率等、所定のルールに基づいて、類推情報1105に適宜重み付けをして、一つの類推情報1105を作成し、それをユーザ属性として算出しても良い。
そして、広告配信制御部208は、算出したユーザ属性に対応する広告を決定する。広告配信制御部208が決定する方法に特に限定は無いが、例えば、広告配信制御部208は、ユーザ属性広告テーブル1109を参照する。ユーザ属性広告テーブル1109には、図11Bに示すように、ユーザ属性1110と、当該ユーザ属性1110のユーザに最適と思われる広告1111とが関連付いて記憶されている。
広告配信制御部208は、ユーザ属性広告テーブル1109のユーザ属性1110と端末IDユーザ属性グループ1106のユーザ属性1108とを照合し、照合したユーザ属性1110に関連付いた広告1111を取得する。そして、広告配信制御部208は、図12Aに示すように、一つの候補端末ID(「ab」)に関連付いた広告ID(「aa」)を用いて、取得した広告を配信する。
ここで、広告配信制御部208が広告を配信する方法に特に限定は無いが、例えば、広告配信制御部208が、ネットワーク12を介して、ユーザ端末10に直接広告1200を配信しても良いし、ネットワーク12を介して、ユーザ端末10が周辺にいる無線機器11を使って、ユーザ端末10に広告1200を配信しても良い。広告配信制御部208は、広告IDを用いることで、特定のユーザ端末10に簡単に広告を配信することが出来る。
ここで、例えば、ユーザ属性が、「男性」、「40代」、「ビジネスマン」である場合、広告配信制御部208は、ゴルフ用品に関するゴルフシューズの広告1200を、このユーザ属性のユーザ端末10に配信する。これにより、効果的な行動ターゲティング広告を行うことが可能となる。
このように、本発明では、広告IDに端末IDを効率よく関連付けることが可能となる。
尚、本発明の実施形態では、比較テーブル制御部204が、同一の機器IDで、且つ、異なる一つの時間帯に属する端末IDと広告IDとを抽出して、比較テーブルを作成したが、他の構成として、比較テーブル制御部204が、同一の機器IDで、且つ、異なる複数の時間帯のそれぞれに属する端末IDと広告IDとを抽出して、比較テーブルを作成しても良い。これにより、複数の時間帯を通して共通する候補端末IDを素早く絞り込むことが可能である。
例えば、突合テーブル制御部203は、第一の機器ID(「a1」)で、且つ、第一の時間帯(「t1」)に属する端末ID及び広告IDを抽出し、図12Bに示すように、当該機器ID1202(「a1」)と、当該時間帯1203(「t1」)と、当該抽出した広告ID1204と、当該抽出した端末ID1205とを関連付けた突合テーブル1201を作成する。
次に、比較テーブル制御部204が、第一の機器IDと同一の第二の機器ID(「a1」)で、且つ、第一の時間帯(「t1」)と異なる第二の時間帯(「t2」)に属する端末IDと広告IDとを抽出して、突合テーブル1201に並べて、当該機器ID1202(「a1」)と、当該時間帯1203(「t2」)と、当該抽出した広告ID1204と、当該抽出した端末ID1205とを関連付けた比較テーブル1206を作成する。更に、比較テーブル制御部204が、第一の機器IDと同一の第三の機器ID(「a1」)で、且つ、第一の時間帯(「t1」)と第二の時間帯(「t2」)と異なる第三の時間帯(「t3」)に属する端末IDと広告IDとを抽出して、比較テーブル1206に並べて、当該機器ID1202(「a1」)と、当該時間帯1203(「t2」)と、当該抽出した広告ID1204と、当該抽出した端末ID1205とを関連付けた比較テーブル1207を作成する。上述では、3つの時間帯について説明しているが、更に、時間帯を増加させて比較テーブルを作成しても構わない。このように、比較テーブル制御部204が、同一の機器IDで、且つ、複数の時間帯のそれぞれに属する端末IDと広告IDとを抽出して、突合テーブルと一体にして比較テーブルを作成することで、突合処理制御部205が突合処理をし易くなる。例えば、突合処理制御部205は、突合テーブル1201と一体となった比較テーブル1206、1207を参照し、どの時間帯にも共通する候補広告ID(「aa」)と候補端末ID(「ab」、「ef」)とを抽出すれば、広告IDが付与されたユーザ端末10の端末IDを迅速に絞り込むことが出来る。
又、突合処理制御部205が突合処理をし易くするために、図12Bに示す突合テーブル1201と比較テーブル1206、1207とについて、広告IDの存在を示す広告ID存在情報(例えば、「1」)を各時間帯毎に付与し、端末IDの存在を示す端末ID存在情報(例えば、「1」)を各時間帯毎に付与し、図13Aに示すように、機器ID1301と、時間帯1302と、広告ID1303と、端末ID1304とを関連付け、各時間帯1302毎に広告ID存在情報と端末ID存在情報とが付与された突合比較テーブル1300を作成する。
そして、突合処理制御部205は、各時間帯1302毎に、広告ID1303の広告ID存在情報と端末ID1304の端末ID存在情報とを突合し、広告ID存在情報と端末ID存在情報とが一致しているかどうかを判定し、各端末ID1304毎に、広告ID存在情報と端末ID存在情報とが一致している一致数を算出する。例えば、時間帯1302が「t1」から「t3」までの一致数を確認すると、広告ID1303が「aa」の場合、端末ID1304の「ab」の一致数は「3」となり、端末ID1304の「cd」の一致数は「2」となる。一つの候補広告ID1303に対して、この一致数が高い所定数の端末ID1304が、候補端末IDとなる。又、他の構成として、突合処理制御部205は、各時間帯1302毎の広告ID1303の広告ID存在情報のパターンと一致している各時間帯1302毎の端末ID1304の端末ID存在情報のパターンを検索し、一致している端末ID存在情報のパターンを有する端末ID1304を候補端末IDとしても良い。
ここで、上述のように、端末IDは、ユーザ端末10の近距離無線通信用の電波の定期的通信によりほぼ確実に取得されるものの、広告IDは、ユーザ端末10のアプリとサーバとの通信により取得されるため、広告IDが取得されないからといって、この広告IDのアプリを有するユーザ端末10がその場所にいたかどうかは不明という特徴がある。そこで、候補端末IDを確実に絞り込む方法として、突合テーブル制御部203と比較テーブル制御部204とが、図13Bに示すように、異なる機器ID(「a1」、「a2」)で、且つ、複数の時間帯(「t1」、「t2」、「t3」)に属する広告IDの広告ID存在情報と端末IDの端末ID存在情報を有する突合比較テーブル1305、1306を作成し、突合処理制御部205は、複数の時間帯を通して、各端末ID1304毎の一致数を算出するとともに、異なる機器IDの突合比較テーブル1305、1306を突合する。そして、一方の突合比較テーブル1305において特定の広告ID(例えば、「cc」)の特定の時間帯(「t2」)に広告ID存在情報が無く、他方の突合比較テーブル1306において同一の広告ID(「cc」)の同一の時間帯(「t2」)に広告ID存在情報が有る場合、一方の突合比較テーブル1305の同一の時間帯(「t2」)に属する端末IDと、他方の突合比較テーブル1306の同一の時間帯(「t2」)に属する端末IDとは重複しているため、この同一の時間帯(「t2」)に属する重複の端末ID(「cd」)をいずれかの突合比較テーブル1305、1306から削除する。ここでは、例えば、一方の突合比較テーブル1305から重複の端末ID(「cd」)を削除する。これにより、候補となる候補端末IDの数を減らすことが可能となる。
さて、本発明の作用効果について説明する。所定の大学に複数の無線機器11を設置し、往来する複数のユーザ端末10から、端末IDを含む接触ログ情報を取得するとともに、その中でアプリを有するユーザ端末10から、広告IDを含むGPSログ情報を取得し、接触ログ情報とGPSログ情報とを突合処理することで、一つの広告IDに対する端末IDの対応付けを実施した。ここで、実施例1として、同一又は異なる機器IDで、且つ、複数の時間帯(例えば、「1時間」)に属する広告IDと端末IDとを抽出した本発明の方法を用いた。一方、比較例1として、時間帯の概念を用いず、同一又は異なる機器IDで、且つ、複数の日に属する広告IDと端末IDとを抽出した普通の方法を採用した。そして、突合期間として1か月を設定した。その結果、図14に示すように、比較例1では、開始時点では、一つの候補広告IDに対する候補端末IDは12000件であったが、完了時点では、一つの候補広告IDに対する候補端末IDは2090件まで減少した。一方、実施例1では、完了時点では、驚くべきことに、一つの候補広告IDに対する候補端末IDは28件まで絞り込むことが出来たのである。ここで、例えば、他の方法(上述した重複の候補端末IDを削除する方法)を併用すれば、更に、一つの候補広告IDに対する候補端末IDは19件まで絞り込むことが出来た。この結果は、特定の広告IDに対する一例であるが、他の広告IDに対しても劇的に候補端末IDを絞り込むことが可能であった。このように、本発明では、広告IDに端末IDを効率よく関連付けることが可能となる。
本発明の実施形態では、突合処理システム1が各部を備えるよう構成したが、当該各部を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、前記プログラムを装置に読み出させ、当該装置が前記各部を実現する。その場合、前記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各部が実行するステップをハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る突合処理システム及び突合処理方法は、店舗に限らず、スーパーマーケット、量販店、駅、道路、大学、学校、公園、病院、ギャンブル場等にも有用であり、広告IDに端末IDを効率よく関連付けることが可能な突合処理システム及び突合処理方法として有効である。
1 突合処理システム
10 ユーザ端末
11 無線機器
12 ネットワーク
13 サーバ
201 端末IDログ制御部
202 広告IDログ制御部
203 突合テーブル制御部
204 比較テーブル制御部
205 突合処理制御部
206 繰り返し制御部
207 端末ID決定制御部
208 広告配信制御部

Claims (4)

  1. 各場所に設置された無線機器に対するユーザ端末の近距離無線通信の接触により、当該無線機器の機器IDと、当該ユーザ端末の端末IDと、接触日時とを関連付けた端末IDログを作成する端末IDログ制御部と、
    アプリを有するユーザ端末との無線通信により、当該ユーザ端末固有の広告IDと、当該ユーザ端末のGPS情報とを取得し、前記無線機器の電波受信圏のGPS位置情報を用いて、当該無線機器の機器IDと、当該無線機器の周辺に存在するユーザ端末の広告IDと、通信日時とを関連付けた広告IDログを作成する広告IDログ制御部と、
    前記端末IDログ及び前記広告IDログにおいて、第一の機器IDで、且つ、第一の時間帯に属する端末ID及び広告IDを抽出し、当該抽出した広告IDと、当該抽出した端末IDとを関連付けた突合テーブルを作成する突合テーブル制御部と、
    前記端末IDログ及び前記広告IDログにおいて、前記突合テーブルの第一の機器IDと同一又は異なる第二の機器IDで、且つ、前記突合テーブルの第一の時間帯と異なる第二の時間帯に属する端末ID及び広告IDを抽出し、当該抽出した広告IDと、当該抽出した端末IDとを関連付けた比較テーブルを作成する比較テーブル制御部と、
    前記突合テーブルと前記比較テーブルとを突合し、前記突合テーブルと前記比較テーブルとに共通する候補広告IDと、前記突合テーブルと前記比較テーブルとに共通する候補端末IDとを関連付けた新たな突合テーブルを作成する突合処理制御部と、
    前記作成された突合テーブルにおいて、一つの候補広告IDに対して所定数の候補端末IDが残るまで、前記比較テーブルの作成と、前記比較テーブルと前記突合テーブルとの突合とを繰り返す繰り返し制御部と、
    前記一つの候補広告IDに対して残った所定数の候補端末IDのうち、一つの候補端末IDを決定する端末ID決定制御部と、
    を備える突合処理システム。
  2. 前記決定された候補端末IDに基づいて、当該候補端末IDのユーザ端末のユーザ属性を算出し、当該候補端末IDに関連付いた一つの候補広告IDに基づいて、前記ユーザ属性に対応する広告を配信する広告配信制御部
    を更に備える
    請求項1に記載の突合処理システム。
  3. 前記突合処理制御部は、前記突合テーブルの広告IDと前記比較テーブルの広告IDとを突合し、前記候補広告IDが存在するか否かを判定し、
    前記判定の結果、前記候補広告IDが存在する場合、当該候補広告IDを抽出し、前記突合テーブルの端末IDと比較テーブルの端末IDとを突合し、前記候補端末IDを抽出し、当該抽出した候補広告IDと、当該抽出した候補端末IDとを関連付けた新たな突合テーブルを作成し、
    前記判定の結果、前記候補広告IDが存在しない場合、前記突合処理制御部は、前記比較テーブルの第二の機器IDと異なる機器IDを第三の機器IDとして比較テーブルを再度作成し、前記突合テーブルの広告IDと、再度作成された前記比較テーブルの広告IDとを突合し、前記候補広告IDが存在するか否かを判定する
    請求項1又は2に記載の突合処理システム。
  4. 各場所に設置された無線機器に対するユーザ端末の近距離無線通信の接触により、当該無線機器の機器IDと、当該ユーザ端末の端末IDと、接触日時とを関連付けた端末IDログを作成する端末IDログ制御ステップと、
    アプリを有するユーザ端末との無線通信により、当該ユーザ端末固有の広告IDと、当該ユーザ端末のGPS情報とを取得し、前記無線機器の電波受信圏のGPS位置情報を用いて、当該無線機器の機器IDと、当該無線機器の周辺に存在するユーザ端末の広告IDと、通信日時とを関連付けた広告IDログを作成する広告IDログ制御ステップと、
    前記端末IDログ及び前記広告IDログにおいて、第一の機器IDで、且つ、第一の時間帯に属する端末ID及び広告IDを抽出し、当該抽出した広告IDと、当該抽出した端末IDとを関連付けた突合テーブルを作成する突合テーブル制御ステップと、
    前記端末IDログ及び前記広告IDログにおいて、前記突合テーブルの第一の機器IDと同一又は異なる第二の機器IDで、且つ、前記突合テーブルの第一の時間帯と異なる第二の時間帯に属する端末ID及び広告IDを抽出し、当該抽出した広告IDと、当該抽出した端末IDとを関連付けた比較テーブルを作成する比較テーブル制御ステップと、
    前記突合テーブルと前記比較テーブルとを突合し、前記突合テーブルと前記比較テーブルとに共通する候補広告IDと、前記突合テーブルと前記比較テーブルとに共通する候補端末IDとを関連付けた新たな突合テーブルを作成する突合処理制御ステップと、
    前記作成された突合テーブルにおいて、一つの候補広告IDに対して所定数の候補端末IDが残るまで、前記比較テーブルの作成と、前記比較テーブルと前記突合テーブルとの突合とを繰り返す繰り返し制御ステップと、
    前記一つの候補広告IDに対して残った所定数の候補端末IDのうち、一つの候補端末IDを決定する端末ID決定制御ステップと、
    を備える突合処理方法。
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