JP6616644B2 - 洗髪用化粧料 - Google Patents

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本願発明は、洗髪用化粧料に関し、更に詳細には皮膚及び毛髪に対し低刺激であって、適度な粘度を有し、洗髪時に良好な泡立ち及び泡質を有し、すすぎ時に髪のきしみが少なく、乾燥後の仕上がりが良好である洗髪用化粧料に関する。
シャンプーなどの洗髪用化粧料にはアニオン性界面活性剤が主成分として配合されている。これらの中で従来から、アルキル硫酸塩やポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が汎用されているが、これらは洗浄力、起泡力に優れるものの、洗浄時及びすすぎ時の指通りが悪く、洗浄後の頭髪のきしみや、ぱさついた感触があり、皮膚及び眼粘膜に対する刺激性が高いという問題点があった。
一方、近年、比較的低刺激で安全性が高いアニオン性界面活性剤としてアシルアミノ酸系界面活性剤が使用されている。しかしながら、アシルアミノ酸系界面活性剤を用いた洗髪用化粧料は、すすぎ時の感触や仕上がり時の毛髪の状態を良好にする機能は優れているものの、泡立ちが良好ではなく、また、増粘しづらいため、毛髪へ塗布するために手にとった時に手からこぼれやすいという問題点があった。アシルアミノ酸系界面活性剤を用いた洗髪用化粧料として、これまで様々なものが提案されている。
例えば、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、N−アシルアミノ酸塩、アシルN−メチルタウリン塩、両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物が提案されており(特許文献1)、洗浄力と泡立ちに優れ、使用後にさっぱりとした使用感があり、かつ皮膚刺激性・眼粘膜刺激性が極めて少ないことが記載されている。
また、分岐脂肪酸アミドプロピルベタイン型両性界面活性剤、少なくとも一部はアシルアミノ酸またはその塩を含むアニオン性界面活性剤、カチオン化ポリマーを配合したシャンプーが提案されており(特許文献2)、泡質が良好であり、かつ洗浄後の毛髪の感触を高めることが記載されている。
さらに、N−アシル−N−メチルタウリン塩、ポリグリセリン脂肪酸エステル、両性界面活性剤を含有する洗浄剤組成物が提案されており(特許文献3)、皮膚及び毛髪に対して低刺激であって、起泡力が高く、泡質が良好で、使用感、使用性が優れていることが記載されている。
しかしながら、これらの洗髪用化粧料は、泡立ち、泡質、使用時の粘度のすべてが満足できるものはなく、洗髪時の泡立ちや泡質に優れ、適度な粘度を有し、すすぎ時や乾燥後の使用感も良好である洗髪用化粧料の開発が望まれていた。
特開平7−62389号公報 特開2010−138075号公報 特開2003−48822号公報
本願発明における課題は、アシルアミノ酸系界面活性剤を含有した皮膚及び毛髪に対し低刺激な洗髪用化粧料であって、適度な粘度を有し、洗髪時に良好な泡立ち及び泡質を有し、すすぎ時に髪のきしみが少なく、乾燥後の仕上がりが良好である洗髪用化粧料を提供することである。
かかる事情に鑑み、本願発明者らは鋭意研究の結果、(A)N−アシルメチルタウリン又はその塩、(B)N−アシルメチルアラニン又はその塩、(C)両性界面活性剤、(D)カチオン化セルロース、(E)ポリオキシエチレン脂肪酸メチルグルコシドを含有し、かつpHが5.5〜6.5である洗髪用化粧料が、皮膚及び毛髪に対し低刺激であって、適度な粘度を有し、洗髪時に良好な泡立ち及び泡質を有し、すすぎ時に髪のきしみが少なく、乾燥後の仕上がりが良好であることを見出し、本願発明を完成させた。
また、本願発明は、前記成分(A)N−アシルメチルタウリン又はその塩及び(B)N−アシルメチルアラニン又はその塩の含有量が合計して4〜20重量%であることを特徴とする洗髪用化粧料を提供する。
また、本願発明は、前記成分(A)N−アシルメチルタウリン又はその塩がN−ヤシ油脂肪酸メチルタウリン又はその塩、(B)N−アシルメチルアラニン又はその塩がN−ラウロイルメチルアラニン又はその塩であることを特徴とする洗髪用化粧料を提供する。
また、本願発明は、前記成分(C)両性界面活性剤がアルキルアミドプロピルベタイン型両性界面活性剤及び/又はアルキルアミドスルホベタイン型両性界面活性剤であることを特徴とする洗髪用化粧料を提供する。
また、本願発明は、前記成分(D)カチオン化セルロースの重量平均分子量が100万〜300万であることを特徴とする洗髪用化粧料を提供する。
また、本願発明は、(F)ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウムを含有することを特徴とする洗髪用化粧料を提供する。
本願発明の洗髪用化粧料は、皮膚及び毛髪に対し低刺激であって、適度な粘度を有し、洗髪時に良好な泡立ち及び泡質を有し、すすぎ時に髪のきしみが少なく、乾燥後の仕上がりが良好で優れたものであった。
本願発明に用いる成分(A)N−アシルメチルタウリン又はその塩としては、N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリン、N−ラウロイルメチルタウリン、N−ミリストイルメチルタウリン、N−ステアロイルメチルタウリン、N−パルミトイルメチルタウリン、及びこれらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩等)等が挙げられる。これらのN−アシルメチルタウリン又はその塩は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、洗髪用化粧料の泡立ち及び泡質を良好にし得る点から、N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリン又はその塩が好ましい。
成分(A)の含有量は、好ましくは洗髪用化粧料全体に対して3〜15重量%、特に好ましくは5〜15重量%である。3重量%より少ないと、洗浄力及び泡立ちが不十分の場合があり、また15重量%を越えると、使用感が悪くなる場合がある。
本願発明に用いる成分(B)N−アシルメチルアラニン又はその塩としては、N−ラウロイルメチルアラニン、N−ヤシ油脂肪酸メチルアラニン、N−ミリストイルメチルアラニン、N−ステアロイルメチルアラニン、N−パルミトイルメチルアラニン、及びこれらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩等)等が挙げられる。これらのN−アシルメチルアラニン又はその塩は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、洗髪用化粧料の泡立ち及び泡質を良好にし得る点から、N−ラウロイルメチルアラニン又はその塩が好ましい。
成分(B)の含有量は、好ましくは洗髪用化粧料全体に対して1〜15重量%、特に好ましくは2〜15重量%である。1重量%より少ないと、洗浄力及び泡立ちが不十分の場合があり、また15重量%を越えると、使用感が悪くなる場合がある。
成分(A)及び成分(B)の含有量は合計して、好ましくは洗髪用化粧料全体に対して4〜20重量%、特に好ましくは7〜20重量%である。4重量%より少ないと、洗浄力及び泡立ちが不十分の場合があり、また20重量%を越えると、使用感が悪くなる場合がある。
本願発明に用いる成分(C)両性界面活性剤としては、アルキルアミドプロピルベタイン型両性界面活性剤及び/又はアルキルアミドスルホベタイン型両性界面活性剤が好ましい。アルキルアミドプロピルベタイン型両性界面活性剤としては、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、イソステアリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、リシノレイン酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。これらの中でも、洗髪用化粧料の泡立ち及び泡質を良好にし得る点から、ラウリン酸アミドプロピルベタインが特に好ましい。アルキルアミドスルホベタイン型両性界面活性剤としては、ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、エルカ酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。これらの中でも、洗髪用化粧料の泡立ち及び泡質を良好にし得る点から、ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタインが特に好ましい。
これらの両性界面活性剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
成分(C)の含有量は特に限定されるものではないが、好ましくは洗髪用化粧料全体に対して1〜15重量%、特に好ましくは3〜15重量%である。1重量%より少ないと、粘度が低下する場合があり、また15重量%を越えると、使用感が悪くなる場合がある。
本願発明に用いる成分(D)カチオン化セルロースとしては、市販品を用いることが可能であり、例えばアクゾノーベル社製のCELQUAT SC−230M(平均分子量:170万)、ライオン社製のレオガードMGP(平均分子量:165万)、レオガードMLP(平均分子量130万)、東邦化学工業社製のカチナールHC−200(平均分子量:130万)、カチナールLC−200(平均分子量:125万)が挙げられる。
成分(D)の平均分子量は、好ましくは100万〜300万、特に好ましくは150万〜300万である。100万未満だとすすぎ時のきしみのなさが悪くなる場合があり、かつ乾燥後の髪がぱさついた感触になる場合がある。一方、300万を超えると洗髪用化粧料の低温保存安定性に劣るとともに、洗髪用化粧料中への溶解が困難になる場合がある。
成分(D)の含有量は特に限定されるものではないが、好ましくは洗髪用化粧料全体に対して0.1〜1.5重量%、特に好ましくは0.1〜1重量%である。0.1重量%より少ないと、洗髪時及びすすぎ時のきしみ感が強く、また1.5重量%を越えると、洗浄後にごわつき感が生じる場合がある。
本願発明に用いる成分(E)ポリオキシエチレン脂肪酸メチルグルコシドとしては、ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド(120E.O.)、ポリオキシエチレントリオレイン酸メチルグルコシド(120E.O.)、ポリオキシエチレントリイソステアリン酸メチルグルコシド(120E.O.)等が挙げられる。(括弧内の数値はエチレンオキサイドの平均付加モル数を意味する)。これらの中でも、ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド(120E.O.)が好ましい。
成分(E)の含有量は特に限定されるものではないが、好ましくは洗髪用化粧料全体に対して0.1〜3重量%、特に好ましくは0.1〜2重量%である。0.1重量%より少ないと、増粘効果が弱く、また3重量%を越えると、洗浄後にごわつき感が生じる場合がある。
本願発明に用いる成分(F)ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウムは、通常の化粧料に用いられるジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウムであれば何れのものも用いることができる。ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウムは市販品を用いることが可能であり、市販されている旭化成ケミカルズ株式会社製のペリセアLB−10、ペリセア−30を用いることができる。ペリセアLB−10は、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム10%、1,3−ブチレングリコール10%、水80%で構成され、ペリセアL−30は、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム29%、水71%で構成される。
成分(F)の含有量は特に限定されるものではないが、好ましくは洗髪用化粧料全体に対して0.001〜0.1重量%、特に好ましくは0.01〜0.1重量%である。0.001重量%より少ないと、その効果が発揮されない場合があり、また0.1重量%を越えると、洗浄後にごわつき感が生じる場合がある。
本願発明の洗髪化粧料のpHは上記のように5.5〜6.5の範囲であり、好ましくは5.8〜6.5の範囲である。pHが5.5未満であると、泡立ちが不十分になる場合があり、また、pHが6.5より高いと皮膚及び毛髪に対する刺激が強くなる可能性がある。
本願発明の洗髪用化粧料には、目的の効果が損なわれない範囲で上記成分以外に、通常の洗髪用化粧料に用いられる任意の成分を含有することができる。例えば、油剤、上記以外の界面活性剤、パール剤、pH調製剤、保湿剤、防腐剤、増粘剤、紫外線吸収剤、フケ防止剤、キレート剤、抗酸化剤、コンディショニング剤、着色剤、着香剤、抗炎症剤等が挙げられる。ただし、これら例示に限定されるものでない。
本願発明の洗髪用化粧料は、上記の各成分を、溶媒である水に溶解または分散させることで調製することができる。また、その剤型について特に制限はなく、液状、ジェル状、乳液状のいずれであっても構わない。
次に、実施例を挙げて、本願発明をより詳細に説明する。ただし、本願発明はこれらにより限定されるものではない。なお、含有量は重量%である。
表1〜5に示した組成に従い、実施例1〜33及び比較例1〜15の各洗髪用化粧料を、溶媒である水に溶解または分散させることで調製し、得られた洗髪用化粧料について下記方法に従って評価した。
(評価方法)
専門パネル10名により、各洗髪用化粧料を使用してもらい、(1)洗浄中の泡立ち、(2)洗浄中の泡質、(3)すすぎ時のきしみの無さ、(4)乾燥後の髪の感触、(5)粘性、(6)刺激性について評価を行った。尚、評価基準は以下のとおりである。
(1)洗浄中の泡立ち
(評価基準)
◎:泡立ちが良いと評価した人が8人以上。
○:泡立ちが良いと評価した人が6人以上、8人未満。
△:泡立ちが良いと評価した人が4人以上、6人未満。
×:泡立ちが良いと評価した人が、4人未満。
(2)洗浄中の泡質
(評価基準)
◎:泡質が良いと評価した人が8人以上。
○:泡質が良いと評価した人が6人以上、8人未満。
△:泡質が良いと評価した人が4人以上、6人未満。
×:泡質が良いと評価した人が、4人未満。
(3)すすぎ時のきしみの無さ
(評価基準)
◎:すすぎ時にきしまないと評価した人が8人以上。
○:すすぎ時にきしまないと評価した人が6人以上、8人未満。
△:すすぎ時にきしまないと評価した人が4人以上、6人未満。
×:すすぎ時にきしまないと評価した人が、4人未満。
(4)乾燥後の髪の感触
(評価基準)
◎:乾燥後の髪の感触が良好であると評価した人が8人以上。
○:乾燥後の髪の感触が良好であると評価した人が6人以上、8人未満。
△:乾燥後の髪の感触が良好であると評価した人が4人以上、6人未満。
×:乾燥後の髪の感触が良好であると評価した人が、4人未満。
(5)粘性
(評価基準)
◎:適度な粘性があり手からこぼれ落ちにくいと評価した人が8人以上。
○:適度な粘性があり手からこぼれ落ちにくいと評価した人が6人以上、8人未満。
△:適度な粘性があり手からこぼれ落ちにくいと評価した人が4人以上、6人未満。
×:適度な粘性があり手からこぼれ落ちにくいと評価した人が、4人未満。
(6)刺激性
(評価基準)
◎:すべての人が刺激を感じなかったと評価した。
○:1人以上2人以下の人が刺激を感じたが、許容できる弱い刺激であった。
△:1人以上2人以下の人が刺激を感じたが、許容できない強い刺激であった。
×:3人以上の人が刺激を感じた。
上記表1〜3において、実施例1〜29の本願発明の洗髪用化粧料を使用した場合、洗浄中の泡立ち、泡質が良好で、すすぎ時に髪のきしみが少なく、乾燥後の髪の感触が良好で、適度な粘性があり手からこぼれ落ちにくく、皮膚及び毛髪に対し低刺激であった。
上記表4において、成分(A)を含有しない(比較例1)、成分(B)を含有しない(比較例2)、成分(A)又は成分(B)を他のアニオン性界面活性剤に置き換えた場合(比較例3及び4)、成分(A)及び成分(B)を他のアニオン性界面活性剤に置き換えた場合(比較例5)、洗浄中の泡立ち、泡質が悪くなった。また、成分(A)及び成分(B)をポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムに置き換えた場合(比較例6)、すすぎ時がきしみ、乾燥後の感触も悪くなった。
成分(C)を含有しない場合(比較例7)、粘性が少なくなり使用性が悪くなった。
成分(D)を含有しない(比較例8)、成分(D)を他のカチオン化高分子に置き換えた場合(比較例9及び10)、すすぎ時がきしみ、乾燥後の感触も悪くなった。
成分(E)を含有しない場合(比較例11)、粘性が少なくなり使用性が悪くなった。また、成分(E)を他の増粘剤に置き換えた場合(比較例12及び13)、洗浄中の泡立ち、泡質が悪くなり、比較例13においては、粘性も少なくなり使用性が悪くなった。
上記表5において、洗髪用化粧料のpHが5.5〜6.5の場合(実施例31〜33)、洗浄中の泡立ち、泡質が良好で、すすぎ時に髪のきしみが少なく、乾燥後の髪の感触が良好で、粘性があり手に出しやすく、皮膚及び毛髪に対し低刺激であったが、pHが5.0の場合(比較例14)、洗浄中の泡立ちが低下し、pHが8.0の場合(比較例15)、刺激を感じる人がいた。
(実施例34)
(成分) (重量%)
1.N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 7.0
2.N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム 3.0
3.ヤシ油脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン 7.0
4.カチオン化セルロース(CELQUAT SC−230M) 0.5
5.ポリオキシエチレントリオレイン酸メチルグルコシド(120E.O.)1.0
6.ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム 0.05
7.エデト酸二ナトリウム二水塩 0.1
8.クエン酸 適量
9.安息香酸ナトリウム 0.2
10.香料 0.5
11.精製水 残余
(調製方法)
実施例1〜33と同様の方法で調製した。
pH=6.1
(実施例35)
(成分) (重量%)
1.N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム 10.0
2.N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム 2.0
3.ラウリン酸アミドプロピルベタイン 5.0
4.カチオン化セルロース(CELQUAT SC−230M) 0.3
5.ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド(120E.O.) 1.2
6.ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム 0.01
7.ジステアリン酸ポリエチレングリコール(1) 2.0
8.エデト酸二ナトリウム二水塩 0.1
9.クエン酸 適量
10.安息香酸ナトリウム 0.1
11.香料 0.4
12.精製水 残余
(調製方法)
実施例1〜33と同様の方法で調製した。
pH=6.3
実施例34及び35に示す洗髪用化粧料を評価したところ、洗浄中の泡立ち、泡質が良好で、すすぎ時に髪のきしみが少なく、乾燥後の髪の感触が良好で、適度な粘性があり手からこぼれ落ちにくく、皮膚及び毛髪に対し低刺激であった。
本願発明によれば、皮膚及び毛髪に対し低刺激であって、適度な粘度を有し、洗髪時に良好な泡立ち及び泡質を有し、すすぎ時に髪のきしみが少なく、乾燥後の仕上がりが良好である洗髪用化粧料を提供できる。

Claims (1)

  1. 次の成分(A)〜();
    (A)N−ヤシ油脂肪酸メチルタウリン又はその塩
    (B)N−ラウロイルメチルアラニン又はその塩
    (C)アルキルアミドプロピルベタイン型両性界面活性剤及び/又はアルキルアミドスルホベタイン型両性界面活性剤
    (D)重量平均分子量が100万〜300万であるカチオン化セルロース
    (E)ポリオキシエチレン脂肪酸メチルグルコシド
    (F)ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム
    を含有し、成分(A)と成分(B)の含有量が合計して4〜20重量%であり、かつpHが5.5〜6.5であることを特徴とする洗髪用化粧料。
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