JP6616159B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置に関する。
従来、例えば高機能携帯電話等の電子キーとその通信相手とが近距離無線を通じて通信する近距離無線通信装置が周知である(特許文献1等参照)。近距離無線には、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)が使用される。ブルートゥース通信の規格には、例えば消費電力を抑えることが可能なBLE(Bluetooth Low Energy)がある。BLEでは、電子キー及び通信相手の間で一定間隔(接続インターバル)ごとにデータ通信を行っている。
特開2012−19473号公報
このように、接続インターバルが一定であると、例えばブルートゥース通信のリンク確立後に認証を行い、認証後に車両制御を実施する場合、認証のシーケンスが実施されている間は直ぐに車両制御を実施できない状況に陥る。すなわち、通信の応答性を向上したいニーズがあった。
本発明の目的は、通信の応答性を向上することができる制御装置を提供することにある。
前記問題点を解決する制御装置は、電子キーとの間で、前記電子キーの認証が成立したか否かを確認する照合通信、及び前記照合通信により認証が成立した後に定期通信を実行する車載器の通信モジュールを制御する制御装置であって、前記照合通信及び前記定期通信の双方において前記電子キーからの応答を要求する要求信号を繰り返し前記通信モジュールに送信させる出力部と、前記照合通信において前記通信モジュールから前記要求信号を送信させる時間の間隔を、前記定期通信において前記通信モジュールから前記要求信号を送信させる時間の間隔よりも短く設定する設定部とを備え、前記応答は、機器を作動させる際に必要なコマンドであり、前記定期通信は、前記コマンドを前記電子キーから前記車載器に送信するコマンド通信が含まれる。
前記問題点を解決する制御装置は、車載器との間で認証が成立したか否かを確認する照合通信、及び前記照合通信により認証が成立した後に定期通信を実行する電子キーの通信モジュールを制御する制御装置であって、前記照合通信及び前記定期通信の双方において前記車載器からの応答を要求する要求信号を繰り返し前記通信モジュールに送信させる出力部と、前記照合通信において前記通信モジュールから前記要求信号を送信させる時間の間隔を、前記定期通信において前記通信モジュールから前記要求信号を送信させる時間の間隔よりも短く設定する設定部とを備え、前記要求信号は、機器を作動させる際に必要なコマンドであり、前記定期通信は、前記コマンドを前記電子キーから前記車載器に送信するコマンド通信が含まれる。
本構成によれば、電子キーとその通信相手とにより行われる近距離無線通信の確立後において、照合通信のときには、接続インターバルを短くするので、一方からの呼び掛けに対して他方が応答を返すという処理の通信を直ちに完了することが可能となる。よって、近距離無線通信において、通信の応答性を向上することが可能となる。
前記制御装置において、前記照合通信は、近距離無線の通信の確立後、1回のみ実施され、当該照合通信には、電子キーIDの照合と、チャレンジレスポンス認証とが含まれることが好ましい。この構成によれば、通信確立後に照合通信を何度も実施させずに済む。
前記制御装置において、前記定期通信における前記要求信号は、前記応答として送信メッセージを返信するように要求するメッセージ要求であることが好ましい
前記制御装置において、前記定期通信には、前記機器を作動させる際に必要なコマンドを前記電子キーから前記車載器に送信するコマンド通信と、前記機器の現在の作動状態に係る作動状態情報を前記電子キーに通知する作動状態通知とが含まれることが好ましい。この構成によれば、定期通信で実施されるコマンド通信を通じて、電子キーからコマンドを車載器に送信することが可能となる。また、定期通信で実施される作動状態通知を通じて、車載器の現在の作動状態を電子キーに通知することも可能となる。
前記制御装置において、前記定期通信は、パケット通信であることが好ましい。この構成によれば、定期通信がパケット化されるので、データ送受の信頼性を確保するのに有利となる。
前記制御装置において、前記定期通信は、前記送信メッセージを暗号化して前記応答として返信する暗号通信であることが好ましい。この構成によれば、暗号通信を通じて送信メッセージを安全に相手側に送信することが可能となる。
本発明によれば、制御装置において、通信の応答性を向上することができる。
一実施形態の近距離無線通信装置の構成図。 近距離無線の通信シーケンス図。 近距離無線の詳細な通信シーケンス図。
以下、制御装置及び近距離無線通信装置の一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
図1に示すように、車両1は、電子キー2と無線によるID照合を行う電子キーシステム3を備える。電子キーシステム3は、例えば車両1からの通信を契機に無線通信によってID照合を実行するものである。本例の電子キーシステム3は、通信にブルートゥース(Bluetooth:登録商標)が使用されている。また、本例のブルートゥース通信には、BLE(Bluetooth Low Energy)が使用されている。
車両1は、ID照合を行う照合ECU(Electronic Control Unit)4と、車載電装品の電源を管理するボディECU5と、エンジン7を制御するエンジンECU6とを備える。これらECUは、車内の通信線8を通じて接続されている。通信線8は、例えばCAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)がある。照合ECU4には、車両1に登録された電子キー2の電子キーIDがメモリ(図示略)に書き込み保存されている。ボディECU5は、車両ドアの施解錠を切り替えるドアロック機構9の作動を制御する。
車両1は、車両1において電子キーとの無線通信(ブルートゥース通信)を可能とする通信モジュール12を備える。通信モジュール12は、照合ECU4に接続されて、動作が照合ECU4によって管理されている。通信モジュール12は、自身からの呼び掛けに対して電子キー2が応答するか否かを確認することにより、ブルートゥース通信が確立するか否かを監視する。
電子キー2は、電子キー2の動作を制御するキー制御部15と、電子キー2において車両1との無線通信(ブルートゥース通信)を可能とする通信モジュール16とを備える。キー制御部15には、電子キー2の固有のIDである電子キーIDがメモリ(図示略)に書き込み保存されている。通信モジュール16は、キー制御部15に接続されて、動作がキー制御部15によって管理されている。通信モジュール16は、車両1からの呼び掛けに対して応答を返すことにより、自身の存在を車両1に通知する。なお、電子キー2は、キー機能のみを持つ専用の端末の他に、例えばキー機能を備えた高機能携帯電話としてもよい。
電子キーシステム3は、電子キー2の通信相手19(本例は車両1)と電子キー2とにより行われる無線通信において、呼び掛けの繰り返しの間隔である接続インターバルTを適宜切り替える機能(近距離無線通信装置20)を備える。本例の近距離無線通信装置20は、一方からの呼び掛けに対して他方が応答するという通信接続において、その通信呼び掛け間隔である接続インターバルTを切り替えることにより、応答性のよいBLE制御を実現する。
近距離無線通信装置20は、近距離無線(本例はブルートゥース通信)の接続インターバルTを設定することが可能な接続インターバル設定部23を備える。接続インターバル設定部23は、電子キー2のキー制御部15に設けられている。本例の接続インターバル設定部23は、近距離無線通信の確立後、電子キー2の正否を確認する照合通信のとき、通信呼び掛けの繰り返しの間隔である接続インターバルTを短く設定し、照合通信の後、接続インターバルTを長く設定するように作動する。
次に、図2及び図3を用いて、近距離無線通信装置20の動作を説明する。
図2に示すように、照合ECU4は、通信が確立する電子キー2が周囲に存在するか否かを確認するために、通信モジュール12から定期的に、ブルートゥース通信(近距離無線)のリンク確立を確認するための接続確認電波Saを定期的に繰り返し送信する。電子キー2がブルートゥースの通信エリアに進入して接続確認電波Saを受信すると、ブルートゥース通信を通じて応答電波Sbを車両1に返信する。照合ECU4は、接続確認電波Saを送信後の一定時間内に応答電波Sbを受信できると、ブルートゥース接続が完了したことを認識する。すなわち、ブルートゥース通信が確立したと判断される。
照合ECU4は、ブルートゥース通信が確立したことの確認後、照合通信の処理を開始する。この照合通信処理は、ブルートゥース通信のリンクが確立した電子キー2の正否を確認するための通信であって、ブルートゥース通信接続時の1回のみ実施される。照合通信時、まず照合ECU4は、電子キー2に電子キーIDを送信させる旨のキーID要求Scを送信する。電子キー2は、照合ECU4からキーID要求Scを受信すると、自身に登録されている電子キーIDを含むキーID通知Sidを照合ECU4に送信する。照合ECU4は、電子キー2からキーID通知Sidを受信すると、これに含まれる電子キーIDを確認することにより、電子キーIDを認証する。
照合ECU4は、電子キーIDの認証が成立することを確認すると、続いてチャレンジレスポンス認証を実行する。なお、本例のチャレンジレスポンス認証は、車両1及び電子キー2の双方において実施される。このとき、照合ECU4は、送信の度に値が毎回変わる乱数を電子キー2に返信させる旨の乱数要求Sdを電子キー2に送信する。電子キー2は、車両1から乱数要求Sdを受信すると、このときに計算すべき乱数を含む乱数通知Seを車両1に送信する。照合ECU4は、電子キー2から受信した乱数を、自身に登録されている暗号鍵に通すことにより、返信コードを作成し、これを返信コード通知Sfとして電子キー2に送信する。また、電子キー2は、自身も乱数を自らの暗号鍵に通すことにより、返信コードを演算する。電子キー2は、車両1から返信コード通知Sfを受信すると、これを基に返信コードの正否を確認する。電子キー2は、返信コードの認証結果である照合結果通知Sgを車両1に送信する。
照合ECU4は、電子キー2から受信した照合結果通知Sgにおいて、電子キー2における返信コードの照合が成立することを確認できると、自身が生成した乱数を含む乱数通知Shを電子キー2に送信する。電子キー2は、照合ECU4から受信した乱数を、自身に登録されている暗号鍵に通すことにより、返信コードを作成し、これを返信コード通知Siとして照合ECU4に送信する。また、照合ECU4は、自身も乱数を自らの暗号鍵に通すことにより、返信コードを演算する。照合ECU4は、電子キー2から返信コード通知Siを受信すると、これを基に返信コードの正否を確認する。照合ECU4は、一連の照合や認証が成立することを確認すると、ID照合を成立と認識する。
照合ECU4は、照合通信において電子キー2とのID照合が成立することを確認すると、車両1及び電子キー2の間で定期的に実施される定期通信の処理を実行する。なお、定期通信は、パケット通信である。この定期通信処理には、電子キー2から遠隔操作のための指示(コマンド)を車両1に送信するコマンド通信処理と、通信相手19(本例は車両1)の現在状態を電子キー2に通知する作動状態通知処理とが含まれる。照合ECU4は、定期通信処理として、まずコマンド通信処理を実行する。このとき、照合ECU4は、電子キー2にコマンドを返信させるためのトリガとなるメッセージ要求Srを送信する。メッセージ要求Srには、電子キー2に毎回通知すべき定期メッセージが含まれるとよい。
電子キー2は、車両1からメッセージ要求Srを受信すると、電子キー2による遠隔操作に係る指示として送信メッセージStを車両1に送信する。送信メッセージには、電子キー2から車両1への指示情報であるコマンドCtが含まれる。このとき、電子キー2は、送信メッセージStを暗号化し、暗号化された送信メッセージSt’を車両1に送る。送信メッセージStの暗号化に使用する暗号鍵は、チャレンジレスポンス認証と同じ鍵でもよいし、別の鍵でもよい。ここでは、電子キー2において遠隔操作がなされていないとし、送信メッセージStには、車両1に特に動作を指示しないコマンドCtが含まれる。
照合ECU4は、電子キー2から暗号化済みの送信メッセージSt’を受信すると、これを自身の暗号鍵によって復号する。そして、照合ECU4は、送信メッセージStに含まれるコマンドCtに基づき、車両制御を実行する。このときのコマンドCtは、車両1に動作を指示しない要求を送信することとしているので、照合ECU4は特に車両制御を実施せず、現状状態を維持する。車両1からメッセージ要求Srを電子キー2に送信して電子キー2に送信メッセージStを返信させる処理は、定期的に繰り返される。
ここで、電子キー2において、通信相手19(本例は車両1)の遠隔操作(ワイヤレス機能操作)が実行されたとする。このとき、電子キー2は、送信メッセージStを車両1に送信するにあたり、遠隔操作に応じた作動要求情報Cvを含む送信メッセージStを車両1に送る。作動要求情報Cvは、例えば要求フラグを「オン」とした情報であることが好ましく、ここでは電子キー2において例えばワイヤレスドアロック操作(遠隔ドアロック操作)が実施されたとし、その旨の作動要求情報Cvが車両1に通知される。照合ECU4は、作動要求情報Cvを含む送信メッセージStを受信すると、この作動要求情報Cvをトリガにして、車両1に搭載された機器を制御する。例えば、送信メッセージStにワイヤレスドアロック操作の作動要求情報Cvが含まれていた場合、ボディECU5によって車両ドアが施錠される。
照合ECU4は、車両1に搭載された機器の制御後にメッセージ要求Srを電子キー2に送信するにあたり、定期メッセージに加え、制御された作動に係る作動状態情報Dsを電子キー2に送信する。電子キー2は、定期メッセージ及び作動状態情報Dsを含むメッセージ要求Srを受信したとき、これまでと同様の態様により送信メッセージSt(暗号化された送信メッセージSt’)を車両1に返信する。また、このときは、メッセージ要求Srに作動状態情報Dsが含まれているので、電子キー2は、この作動状態情報Dsに基づき、車両1の現在状態を電子キー2表示部(図示略)に表示する。例えば、車両ドアが解錠された場合には、その旨が電子キー2の表示部(図示略)に画面表示される。
車両1からメッセージ要求Srを電子キー2に送信して電子キー2に送信メッセージStを返信させる処理は、ブルートゥース通信のリンクが確立しなくなるまで継続される。すなわち、車両1及び電子キー2の間の定期通信は、ブルートゥース通信が切断されるまで継続される。
続いて、図3に、接続インターバルTの具体的な設定例を図示する。同図に示されるように、電子キー2は、電子キー2に設けられた通信モジュール16の作動を制御するホストコンピュータ25を備える。ホストコンピュータ25は、ブルートゥース通信を制御するアプリケーションの一種であって、例えばキー制御部15に設けられることが好ましい。また、車両1は、車両1に設けられた通信モジュール12の作動を制御するホストコンピュータ26を備える。ホストコンピュータ26は、ブルートゥース通信を制御するアプリケーションの一種であって、例えば照合ECU4に設けられることが好ましい。
まず、ステップ101において、ホストコンピュータ26は、LE Set Advertising Enableコマンドによって、通信モジュール12にアドバタイジングを開始させる。アドバタイジングは、自身の存在を周囲に知らせる作動の一種である。
ステップ102において、通信モジュール12は、アドバタイジング状態に入ると、アドバタイジングパケット「Advert」を周辺に定期送信する。
一方、ステップ103において、ホストコンピュータ25は、LE Set Scan Enableコマンドによって、通信モジュール16にスキャンを開始させる。スキャンは、周囲に存在するデバイスを発見するための作動の一種である。
ステップ104において、通信モジュール16は、電子キー2が通信モジュール12の通信エリア内(ブルートゥース通信のエリア内)に入ったとき、スキャニング状態下においてアドバタイジングパケットを受信すると、LE Advartising Reportイベントが発生し、スキャン結果を上位のホストコンピュータ25へ通知する。
ステップ105において、ホストコンピュータ25は、LE Create Connectionコマンドによって通信モジュール16にブルートゥース通信の接続を開始させる。
ステップ106において、通信モジュール16は、ブルートゥース通信の接続を開始した状態下において、車両1からアドバタイジングパケットを受信すると、ブルートゥース通信を確立するのに必要なCONNECT REQを車両1に送信する。
ステップ107において、通信モジュール12は、電子キー2からCONNECT REQを受信すると、LE Connection Completeをホストコンピュータ26に出力することにより、ブルートゥース通信の接続が完了したことを、上位のホストコンピュータ26へ通知する。ホストコンピュータ26は、LE Connection Completeを入力すると照合通信の処理を開始する。
また、ステップ108において、通信モジュール16は、CONNECT REQの送信後、LE Connection Completeをホストコンピュータ25に出力することにより、ブルートゥース通信の接続が完了したことを、上位のホストコンピュータ25へ通知する。以上により、ブルートゥース通信の接続(リンク確立)が完了する。そして、通信のリンクが確立すると、以降は、通信モジュール16からの呼び掛けに対して通信モジュール12が応答するという接続通信を繰り返しながら通信が実施される。
通信のリンク確立後、ホストコンピュータ25は、LE Connection Completeを入力すると照合通信の処理を開始する。このとき、接続インターバル設定部23は、照合通信のときの接続インターバルTを短い時間間隔の「Ta」に設定し、定期通信のときの接続インターバルTを長い時間間隔の「Tb(>Ta)」に設定することが好ましい。
照合通信において、通信モジュール16は、データ通信の一単位であるData Channel PDU(Protocol Data Unit)を、接続インターバルTaの間隔で繰り返し送信する。接続インターバルTaは、直ぐに車両1からの応答を受信できるように短い間隔に設定されている。また、このときに電子キー2から送信されるData Channel PDUは、データが入っていない「Empty」である。
通信モジュール12は、照合通信の実施下において、電子キー2からのData Channel PDUに応答して各種信号を電子キー2に返信する動作をとるが、ホストコンピュータ26から各種送信の要求を入力したときの次の定期送信のタイミングで必要なデータを乗せて電子キー2に返信する。本例の場合、照合通信時に最初に送信する信号はキーID要求Scであるので、通信モジュール12はホストコンピュータ26からキーID要求Scを受け付けた次のData Channel PDUの返信タイミングにおいて、キーID要求Scを電子キー2に送信する。
通信モジュール16は、車両1からキーID要求Scを受信すると、これをホストコンピュータ25に出力する。そして、ホストコンピュータ25は、キーID要求Scに応答するかたちで、キーID通知Sidを通信モジュール16に送信させる。以上のようにして、前述した照合通信の処理が実施される。
照合通信が終了すると、続いては定期通信が実施される。このとき、通信モジュール16は、Data Channel PDUを接続インターバルTbの間隔で繰り返し送信する。本例の接続インターバルTbは、前述のTaよりも長い時間間隔に設定されている。そして、定期通信においては、Data Channel PDUの接続インターバルTが「Tb」という長い間隔のタイミングで、メッセージ要求Srや暗号化済みの送信メッセージSt’の受信が実施される。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)車両1電子キー2とにより行われる近距離無線(ブルートゥース通信)の確立後において、照合通信のときには接続インターバルTを短く設定し、照合通信の後は接続インターバルTをTa→Tbに切り替えることにより、接続インターバルTを照合通信時よりも長く設定する。これにより、車両1電子キー2とにより行われる近距離無線(ブルートゥース通信)の確立後における照合通信のときにおいて、一方からの呼び掛けに対して他方が応答を返すという処理に沿った通信を直ちに完了することが可能となる。よって、通信の応答性を向上することができる。
(2)ブルートゥース通信のリンクが確立してから(電子キー2が通信エリアに入ってから)の車両制御不可時間を短縮することができる。
(3)照合通信時にのみ接続インターバルTが短く設定されるので、通信に要する消費電流を低く抑えることができる。
(4)照合通信は、ブルートゥース通信のリンク確立、1回のみ実施される。よって、通信確立後に照合通信を何度も実施させずに済む。また、照合通信には、電子キーID照合とチャレンジレスポンス認証が含まれるので、電子キー2の正否を、より正しく行うのに有利となる。
(5)照合通信後の通信には、車両1から送信されたメッセージ要求Srに対して電子キー2が送信メッセージStを返信する定期通信が実行される。従って、定期通信によって電子キー2から種々の情報を車両1に通知することができる。
(6)定期通信には、通信相手19(車両1)の機器を作動させる際に必要なコマンドCtを電子キー2から通信相手19に送信するコマンド通信と、機器の現在の作動状態に係る作動状態情報Dsを電子キー2に通知する作動状態通知とが含まれる。よって、定期通信で実施されるコマンド通信を通じて、電子キー2からコマンドCtを通信相手19に送信することができる。また、定期通信で実施される作動状態通知を通じて、通信相手19の現在の作動状態を電子キー2に通知することもできる。
(7)定期通信をパケット通信とすることにより、送信データがパケット化されるので、データ送受の信頼性を確保することができる。
(8)定期通信は、送信メッセージを暗号化して通信相手19(車両1)に送信する暗号通信である。よって、送信メッセージStを安全に相手側に送信することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・接続インターバルTa,Tbは、固定値に限らず、可変としてもよい。例えば、接続インターバルTbを可変とする場合、通信の実施時間が長くなるに連れ、接続インターバルTbを徐々に長くしていってもよい。
・接続インターバルTを可変とする場合、電子キー2の種類や通信形式に応じて、接続インターバルTを変更してもよい。
・照合通信は、電子キー2の正否を確認(認証)することができれば、種々の方式に適宜変更することが可能である。
・照合通信後に実施される通信は、定期通信に限定されず、電子キー2及び通信相手19の間で行われる通信であればよい。
・照合通信は、1回のみ実施されることに限らず、例えば定期的に繰り替し行われることにより複数回実施されてもよい。
・送信メッセージStは、暗号化されずに相手に送信されてもよい。
・送信メッセージStは、どのような情報から構築されてもよい。
・電子キー2に通知される車両制御は、ドアロック制御に限定されず、通信相手19に設けられた機器の作動情報であれば、他の情報に適宜変更できる。
・Data Channel PDUを出す側が車両1側の場合、接続インターバル設定部は車両1に設けられてもよい。
・電子キー2は、高機能携帯電話に限らず、種々の端末に変更可能である。
・ブルートゥース通信を通じて制御される機器は、車両ドアのドアロック(ドアロック機構)に限定されず、他に変更してもよい。
・近距離無線の通信シーケンスは、図3に述べた例に限らず、他の形式に変更可能である。
・接続インターバルTaは、照合通信時における電波の繰り返し送信間隔であればよい。また、接続インターバルTbは、照合通信後に実施される通信における電波の繰り返し送信間隔であればよい。
・近距離無線通信装置20は、車両1に適用されることに限らず、他の機器や装置にも適用可能である。
1…通信相手の一例である車両、2…電子キー、19…通信相手、20…近距離無線通信装置、23…接続インターバル設定部、T,Ta,Tb…接続インターバル、Sr…メッセージ要求、St…送信メッセージ、Ct…コマンド、Ds…作動状態情報。

Claims (7)

  1. 電子キーとの間で、前記電子キーの認証が成立したか否かを確認する照合通信、及び前記照合通信により認証が成立した後に定期通信を実行する車載器の通信モジュールを制御する制御装置であって、
    前記照合通信及び前記定期通信の双方において前記電子キーからの応答を要求する要求信号を繰り返し前記通信モジュールに送信させる出力部と、
    前記照合通信において前記通信モジュールから前記要求信号を送信させる時間の間隔を、前記定期通信において前記通信モジュールから前記要求信号を送信させる時間の間隔よりも短く設定する設定部と
    を備え
    前記応答は、機器を作動させる際に必要なコマンドであり、
    前記定期通信は、前記コマンドを前記電子キーから前記車載器に送信するコマンド通信が含まれる制御装置。
  2. 車載器との間で認証が成立したか否かを確認する照合通信、及び前記照合通信により認証が成立した後に定期通信を実行する電子キーの通信モジュールを制御する制御装置であって、
    前記照合通信及び前記定期通信の双方において前記車載器からの応答を要求する要求信号を繰り返し前記通信モジュールに送信させる出力部と、
    前記照合通信において前記通信モジュールから前記要求信号を送信させる時間の間隔を、前記定期通信において前記通信モジュールから前記要求信号を送信させる時間の間隔よりも短く設定する設定部と
    を備え
    前記要求信号は、機器を作動させる際に必要なコマンドであり、
    前記定期通信は、前記コマンドを前記電子キーから前記車載器に送信するコマンド通信が含まれる制御装置。
  3. 前記照合通信は、近距離無線の通信の確立後、1回のみ実施され、
    当該照合通信には、電子キーIDの照合と、チャレンジレスポンス認証とが含まれる
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記定期通信における前記要求信号は、前記応答として送信メッセージを返信するように要求するメッセージ要求である請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記定期通信には、機器を作動させる際に必要なコマンドを前記電子キーから前記車載器に送信するコマンド通信と、前記機器の現在の作動状態に係る作動状態情報を前記電子キーに通知する作動状態通知とが含まれる請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記定期通信は、パケット通信である
    請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記定期通信は、前記送信メッセージを暗号化して前記応答として返信する暗号通信である請求項4〜6のうちいずれか一項に記載の制御装置
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