JP6616034B1 - 着座・起立用補助ハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな設置スペースを要さず、簡便且つ経済的に設置することができる上、複雑で高価な部品構成を一切排除し、利用者が一人で容易且つ安全に利用できる新たな動作補助装置技術の提供。【解決手段】着座位置の正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置に、着座位置と間隔を隔てて対峙された固定物に対し、固着されることとなるベース2を有し、軸支部30、横展開アーム34およびハンドル軸受け部35を有する展開フレーム3が、ベース2に対し縦軸心C1周りに回動自在に軸着され、展開フレーム3のハンドル軸受け部35には、左右グリップ部40を有するハンドルバー4の左右グリップ40間の中央が、ハンドル軸受け部35に軸着され、ハンドルバー4には、胴部サポートバー6がハンドルバー4に略平行に設けられた着座・起立用補助ハンドル1。【選択図】図6

Description

この発明は、トイレや椅子などへの利用者の着座および立ち上がりの動作を補助する技術に関連するものであり、特に、自力で椅子などへの着座や立ち上がりの動作が困難な人が、介助や介護を受けずとも利用者が独自に椅子などへの着座や立ち上がりを行えるようにする補助装置を製造、提供する分野は勿論のこと、その輸送、保管、組み立ておよび設置に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
一般的なトイレの室内は、高齢者や身体障害者などの利用を補助するのを目的に、最近では、便器の周囲や室内壁面などの適所に手摺りが設置されていることが多くなっていて、特に、下半身の筋力が弱った高齢者などは、それら手すりに掴まって起立姿勢のままでいることや、ゆっくりと歩行することに何ら問題は無いものの、便座への着座や、立ち上がりの動作などには必ずしも役に立たず、介助者が便座への着座や、立ち上がりを介助しようとしても、狭いトイレ室内では思うように介助するのが難しい外、被介助者にとっては、プライバシーを保つために一人で用を足したいと希望する人達が居て当然であり、こうした様々な事情から、被介助者は勿論のこと、介助者にとっても、着座や立ち上がりの介助が大きな負担となっている。
(従来の技術)
こうした状況を反映し、その打開策となるような提案もこれまでに散見されない訳ではない。
例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、利用者の着座から起立までの一連の動作を介助するための介助装置であって、利用者を支持可能なハンドルと、ハンドルを上下方向の軸線周りに回転可能に吊り支持すると共に、ハンドルを上下方向および前後方向に移動させるための移動機構体と、利用者が着座から起立までの一連の動作を行う際にハンドルが描く移動軌跡であって利用者に対応する理想の移動軌跡を認識可能な軌跡認識部、および、軌跡認識部が認識する理想の移動軌跡に基づいて、移動機構体の駆動を制御可能な駆動制御部を含むコントローラとを備え、汎用性に優れるとともに、利用者の着座から起立までの一連の動作において、利用者にとって最も適した介助を可能とした介助装置や、同特許文献1(2)に見られるような、便器本体と、この便器本体に装備された便座と、この便座の後方部と連結すると共に外周にラックを有する円弧状アームと、更に便器本体の側部に装備されると共に、前後に反転自在な手動ハンドルとを成し、このハンドルの前後手動反転操作によってスプロケットおよびギヤ群を介して、前記円弧状アームを上方向に回動させると共に、便器に載った便座の前方部を中心に、後方部が傾斜状態に立ち上がるようにし、トイレでの体力の衰えたお年寄りや、ひざや腰の不自由な方々が洋風便器での、着座や用便が済んだ後の起立動作を助け、便器利用者や介護をする人達の苦労を緩和するものとされた便器装置などの外、同特許文献1(3)および1(4)のように、利用者が把持する把持部材と、該把持部材を移動させる駆動部と、該駆動部または装置設置位置より該把持部材の把持部までの位置を駆動部の駆動が把持部材を移動させる方向とは異なる方向に調整する調整部を有し、該調整部で調整された位置にて、該把持部材を利用者の横側から駆動して移動させ、浴室、寝具、椅子やトイレなど起立・座位の必要な場所で、介護者の簡単な操作または利用者自らの操作で、単独では安定して立ったり座ったりできない人を容易に立位・座位させることを可能とし、利用者の足腰のリハビリも兼ねながら安全な起立・座位を可能とするものとなる起立座位補助装置などが散見される。
しかし、前者特許文献1(1)に示されているような介助装置などは、利用者の両脇を抱え込むように支持可能なハンドルと、該ハンドルを移動させる移動機構体と、利用者に対応する理想の移動軌跡を認識可能な軌跡認識部、および、移動軌跡に基づき移動機構体を駆動制御する駆動制御部を含むコントローラとを備えており、トイレの便器の背後から天井付近に及ぶ範囲に、大掛かりな装置を設置しなければならず、一般的な既存のトイレ室内に容易には設置することができないものであり、特許文献1(2)の便器に付属する便座、それ自体の後端がわを、同便座の前端がわを支点として自動的に昇降・回動動作可能とされた便器装置などは、利用者の着座および立ち上がり動作を補助するものとなるが、特に立ち上がりの際に、腰部を前方に押し出された利用者の前方への飛び出し動作を抑制できない虞があり、また、特許文献1(3)および1(4)に代表する起立座位補助装置などは、壁面などに設置される駆動部カバー内に、把持部材を回動操作する駆動部が設けられているから、狭いトイレ室内の壁面に邪魔にならないよう設置するのが難しく、また、駆動部カバーに設けられたハンドル部を操作して把持部材を利用者の前方に回動操作する場合、利用者自ら、駆動部カバーのハンドル部まで手を伸ばさなければならず、利用者が一人で利用するのは困難であるという致命的な欠点があった。
(1)特開2016−77360号公報 (2)実用新案登録第3123479号公報 (3)特開2010−142652号公報 (4)特開2004−243107号公報
(問題意識)
上述したとおり、従前までに提案のある各種の着座および立ち上がり動作を補助する装置類などは、何れも、一般的な既存のトイレ室内に設置するには、大き過ぎたり、制御装置や駆動装置を要するなど構造が複雑且つ高価なものとなってしまうという欠点が残り、設置の際には、トイレ室そのものの全面的な改装工事が必要となったり、駆動装置部分をトイレ室の壁面中へ埋め込む工事が必要となったりするなど、簡単且つ経済的に設置するのが難しいという問題もあり、こうした実情に鑑み、電力や駆動装置や制御装置などを必要とせず、小型・軽量化され、一般的な既存のトイレ室内に、簡便且つ経済的に設置し、より安全に利用することができる簡素で利便性に富むトイレ用補助装置の構成につき、更なる改善の必要性を痛感するに至ったものである。
(発明の目的)
そこで、この発明は、大きな設置スペースを要さず、一般的な既存のトイレ室内であっても、簡便且つ経済的に設置することができる上、電動駆動装置類や自動制御装置類などといった複雑で高価な部品構成を一切排除し、利用者が一人で容易且つ安全に利用できる新たな着座および立ち上がり動作用の補助装置技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の着座・起立用補助ハンドルを実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の着座・起立用補助ハンドルは、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、対象となる着座位置の正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置に、該着座位置と間隔を隔てて対峙された固定物に対し、固着されることとなるベースを有し、軸支部と、該軸支部から該軸支部の軸心に対し直角姿勢に延伸された横展開アームと、該横展開アームの先端に対し、該軸支部の軸心から該着座位置の直前近傍までの距離を隔てて該軸支部に平行に配されたハンドル軸受け部とを有する展開フレームが、該軸支部を介して当該ベースに対し縦軸心周りに回動自在に軸着され、展開フレームのハンドル軸受け部には、左右グリップ部を有するハンドルバーの該左右グリップ間の中央が、該ハンドル軸受け部の軸心に対し直角となる姿勢に固着され、該ハンドルバーには、該ハンドルバーの左右グリップを把持した利用者の胴部を支持可能な距離を隔てて配された胴部サポートバーが、当該ハンドルバーに略平行に設けられた構成を要旨とする着座・起立用補助ハンドルである。
この基本的な構成からなる着座・起立用補助ハンドルは、その表現を変えて示すならば、対象となる着座位置の正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置に、該着座位置と間隔を隔てて対峙された固定物に対し、固着されることとなるベースを有し、軸支部と、該軸支部から該軸支部の軸心に対し直角姿勢に延伸された横展開アームと、該横展開アームの先端に対し、該軸支部の軸心から該着座位置の直前近傍までの距離を隔てて該軸支部に平行に配されたハンドル軸受け部とを有した展開フレームが、該軸支部を介して当該ベースに対し縦軸心周りに回動自在に軸着され、該展開フレームのハンドル軸受け部には、左右グリップ部を有するハンドルバーの該左右グリップ間の中央が、該ハンドル軸受け部の軸心に対し直角となる姿勢に固着され、該ハンドルバーには、該ハンドルバーの左右グリップを把持した利用者の胴部を支持可能な距離を隔てて配された胴部サポートバーが、当該ハンドルバーに略平行に設けられ、利用者が着座位置に座ろうとする場合や、着座位置から立ち上がろうとする場合に、ハンドルバーの左右グリップを握持すると共に、胴部を胴部サポートバーに押し当てるようにすることで、利用者の上体が安定して支えられるものとされた構成からなる着座・起立用補助ハンドルとなる。
より具体的には、対象となる着座位置の正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置に、該着座位置と間隔を隔てて対峙された固定物に対し、固着されることとなるベースを有し、軸支部と、該軸支部から該軸支部の軸心に対し直角姿勢に延伸された横展開アームと、該横展開アームの先端に対し、該軸支部の軸心から該着座位置の直前近傍までの距離を隔てて該軸支部に平行に配されたハンドル軸受け部とを有した展開フレームが、該軸支部を介して当該ベースに対し、該軸支部の上端が、鉛直姿勢より着座位置寄りとなる後方に向け、僅かに傾けられた微後傾縦軸心周りに回動自在に軸着され、該展開フレームのハンドル軸受け部には、左右グリップ部を有するハンドルバーの該左右グリップ間の中央が、該ハンドル軸受け部の軸心に対し直角となる姿勢に固着され、該ハンドルバーには、該ハンドルバーよりも該軸支部がわに折り畳まれ、該ハンドルバーよりも着座位置寄りに展開可能となる縦展開間接部が設けられ、該縦展開間接部には、当該ハンドルバーに略平行な胴部サポートバーが結合された構成からなる着座・起立用補助ハンドルと言うことかできる。
さらに具体的なものとして示すならば、中央に着座位置となる便器が設置されたトイレ室の、該着座位置となる便器の正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置に、該着座位置となる便器と間隔を隔てて対峙された固定物としての室内壁に対し、固着されることとなるベースを有し、直線棒状の軸支部と、該軸支部から該軸支部の軸心に対し直角姿勢に延伸された横展開アームと、該横展開アームの先端に対し、該軸支部の軸心から該着座位置の直前近傍までの距離を隔てて該軸支部に平行に配されたハンドル軸受け部とを有した展開フレームが、該軸支部を介して当該ベースに対し、該軸支部の上端が、鉛直姿勢より着座位置である便器寄りとなる後方に向け、僅かに傾けられ微後傾縦軸心周りに回動自在に軸着され、該展開フレームのハンドル軸受け部の上端には、左右グリップ部を有するハンドルバーの該左右グリップ間の中央が、該ハンドル軸受け部の軸心に対し直角となる姿勢に固着され、該ハンドルバーには、該ハンドルバーよりも該軸支部がわに折り畳まれ、該ハンドルバーよりも着座位置である便器寄りに展開可能となる縦展開間接部の基端が設けられ、該縦展開間接部の先端には、当該ハンドルバーに略平行な胴部サポートバーの左右端間の中央が結合された構成からなる着座・起立用補助ハンドルとなる。
以上のとおり、この発明の着座・起立用補助ハンドルによれば、従前までのものとは違い、上記したとおりの固有の特徴ある構成から、大きな設置スペースを要さず、一般的な既存のトイレ室内であっても、簡便且つ経済的に設置することができる上、電動駆動装置類や自動制御装置類などの複雑で高価な部品構成を一切排除し、より簡素な構造のものとなり、駆動用の電源を必要とせず、利用者が一人で容易且つ安全に利用できるものとなり、しかも利用者がハンドルバーの左右グリップを左右の手で把持して上体を支えることができるだけでなく、胴部サポートバーが利用者の胴部をサポートするものとなるから、足腰が弱った高齢者や身体に障害をもつ人であっても、介助者を要さずに、一人でもより安全に着座位置に腰を下ろしたり、立ち上がったりすることができるようになるという秀でた特徴が得られるものとなる。
加えて、展開フレームの軸支部が、着座位置の左右何れか一方の前方位置に固着されることとなるベースに対し、鉛直姿勢より着座位置寄りとなる後方に向け、僅かに傾けられた微後傾縦軸心周りに回動自在に軸着され、この発明の着座・起立用補助ハンドルによれば、利用者の左右の手に左右グリップが握持されたハンドルバー、および、利用者の胴部をサポートする胴部サポートバーが、ハンドル軸受け部と共に、利用者の着座動作に円滑に追従して自動的に降下するものとなり、また、利用者の左右の手に左右グリップが握持されたハンドルバー、および、利用者の胴部をサポートする胴部サポートバーが、ハンドル軸受け部と共に、利用者の立ち上がり動作に円滑に追従して自動的に上昇するものとなり、格段に優れた介助機能を達成するものとなって椅子、寝具、トイレ、浴室などの外、様々な場所に対し、より経済的に設置して利用することができるものとなる。
そして、この発明の着座・起立用補助ハンドルが、中央に着座位置となる便器が設置されたトイレ室に設置されるものとすることにより、新設または既存の何れかのトイレ室にも簡単に設置することができ、ベースに対して展開フレーム、ハンドルバーおよび胴部サポートバーが折り畳まれた状態にあっては、トイレ室へ利用者が出入りする際に、邪魔にならず安全を確保することができ、利用者が、この発明の着座・起立用補助ハンドルを利用する場合には、利用者の手によって展開フレーム、ハンドルバーおよび胴部サポートバーを簡便に展開し、より安全に利用することができるものとなり、高齢者や身体に障害を持つ人などのトイレにおける思わぬ転倒を、より確実に防止できるものとすることができる。
また、ベースが、固定物に対し固着されるベース板とされ、該ベース板に対し、該ベース板の表面壁から着座位置がわに膨出された支持台が突設され、該支持台の凸面壁に対し、展開フレームの軸支部の上下端を軸支する上・下軸受け部が一体化され、展開フレームのハンドル軸受け部の軸心が、軸支部の軸心よりも固定物に近づく位置まで折り畳み可能とされた、この発明の着座・起立用補助ハンドルによると、特段の仮固定構造を有さずとも、展開フレーム(ハンドルバーおよび胴部サポートバー)を該ベース板に沿わせた状態に容易に折り畳むことができ、また、利用者が、使用する場合には、折り畳み状態にある展開フレーム(ハンドルバーおよび胴部サポートバー)を、自身の方向に引き寄せるだけで、円滑に展開することができるから、予備知識や説明文の掲示などが無くとも、誰にでも簡単に利用することができるものになる。
さらに、ベースに対し、軸支部の上端が、鉛直姿勢より着座位置寄りとなる後方に向け、僅かに傾けられ微後傾縦軸心周りに回動自在に軸着されたものは、展開フレーム(ハンドルバーおよび胴部サポートバー)が該ベース板に沿わせた状態に折り畳まれると、該展開フレームのハンドル軸受け部の軸心が、該展開フレームの軸支部の微後傾縦軸心を乗り超え、該ベース板に近接する(着座位置から離れる)向きの円弧状下り勾配の軌道上に配されるから、該展開フレームのハンドル軸受け部(ハンドルバーおよび胴部サポートバー)の重心が、該ベース板(固定物)がわに近づくよう作用し、折り畳み状態を自動的に維持するものとなり、利用者が、展開フレーム(ハンドルバーおよび胴部サポートバー)を、自身の方向に引き寄せると、該展開フレームのハンドル軸受け部(ハンドルバーおよび胴部サポートバー)の重心が、軸支部の微後傾縦軸心を乗り越え、展開フレームのハンドル軸受け部(ハンドルバーおよび胴部サポートバー)の重心が、該ベース板から離れる(着座位置に近づく)向きの(折り畳みとは逆向きの)円弧状下り勾配の軌道上に配されるから、展開フレームのハンドル軸受け部が、その自重によってより軽快且つ円滑に自動的に展開されるものとなる上、該円弧状下り勾配の軌道上を移動するハンドル軸受け部(ハンドルバーおよび胴部サポートバー)は、着座位置に腰を下ろそうとする利用者の上体の降下移動、および、着座位置から立ち上がろうとする利用者の上体の上昇移動に対し、より円滑に追従しサポートすることができるものになるという特段に秀でた効果を奏するものとなる。
そして、ベースと展開フレームの軸支部との間に、該軸支部を中心とする横展開アームの回動速度を規制可能な回動速度減速機構が設けられたものは、展開フレームの軸支部周りの急速な回動を抑止し、素早い動きに反応するのが難しい高齢者や身体に障害を持つ人などであっても、マイペースを維持し、より安全に利用することができるものとなり、また、軸支部を中心とする横展開アームの回動可能な角度範囲を規制可能な回動角度範囲規制機構が設けられたものは、展開フレームのハンドル軸受け部(ハンドルバーおよび胴部サポートバー)の過剰な回動を阻止し、該展開フレームのハンドル軸受け部(ハンドルバーおよび胴部サポートバー)の回動範囲を利用者の利用し易い範囲に規制することができるものとなるから、利用者にとって格段に扱い易いものとなり、さらにまた、展開フレームをベースに対して弾性付勢力をもって自動的に折り畳み可能とする自動折り畳み機構が設けられたものは、利用者の特別の操作を必要とせず、利用者が、ハンドルバーの左右グリップ部から両手を放すと、自動的に弾性付勢力が発揮され、展開フレームを自動的にベースに対して折り畳まれることとなるから、該弾性付勢力の強度が適切に設定されたものとすることにより、該展開フレームがゆっくりと自動的に折り畳まれるものとなり、優れた安全性をもって自動収納されるものとすることができる。
さらに、胴部サポートバーの左右端間が、利用者の胴部形状に沿う凹曲線形とされてなるものは、利用者の胴部を正面からだけでなく左右がわからも、より安全且つ安定してサポート可能なものとなり、利用者に取っても、一箇所だけが強く当たるなどというような違和感や不快感などが解消され、より快適に利用することができるものとなる。
そして、ベースが、固定物に対し固着されるベース板とされ、該ベース板の表面壁に、折り畳まれた展開フレームの横展開アームまたはハンドル軸受け部の少なくとも何れか一方を仮固定可能な、仮固定機構が設けられてなるものは、展開フレームがベース板に沿って折り畳まれた場合に、展開フレームが仮固定機構によってベース板に対して確りと仮固定されることとなるから、不用意な展開フレームの展開を、より確実に防止することができるものとなり、利用者が、この発明の着座・起立用補助ハンドルを利用しようとする場合には、利用者が、ハンドルバーの左右グリップ部を両手で握持して自身の方向に引き寄せるよう操作するだけで、展開フレームが仮固定機構から自動的に離脱されるものとすることができ、利用者が、この発明の着座・起立用補助ハンドルを折り畳み状態に収納しようとする場合には、利用者が、ハンドルバーの左右グリップ部を両手で握持して展開フレームを折り畳み位置まで移動、操作することによって該展開フレームが、仮固定機構によって自動的に仮固定されるものとすることができ、より優れた収納性を達成可能とする効果を奏する。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
ベースは、この発明の着座・起立用補助ハンドルの展開フレームの支軸を、対象となる着座位置に近接して配された固定物に対し固着可能とする機能を担うものであり、対象となる着座位置の正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置に、該着座位置と間隔を隔てて対峙された固定物に対して固着する構造と、展開フレームの支軸を回動自在に軸支する構造とを有するものとしなければならず、該ベースは、着座位置の左前方、左斜め前方、正面前方、右斜め前方、右前方の何れかの固定物に対して固定されるものとすることができ、後述する実施例にも示しているように、固定物となるトイレ室の室内壁に沿う形状、例えば平板状のものとすることができる外、固定物の形状に応じた座部形状を有する、板状、ブロック状、またはその他の形状のものとすることが可能であり、さらにまた、ベースが、固定物から着座位置がわに膨出された外郭形状とされ、固定物への固定機構が設けられ、展開フレームの支軸が軸着される支持台のみからなるものとすることが可能である。
そして、ベースの固定物への固定機構は、ネジ、ボルト、リベット、接着剤、溶接など、様々な結合構造のものとすることが可能であり、ベースをより具体的に示すならば、後述する実施例にも示してあるように、固定物に対し固着されるベース板とされ、該ベース板に対し、該ベース板の表面壁から着座位置がわに膨出された支持台が突設され、該支持台の凸面壁に対し、展開フレームの支軸の上下端を軸支する上・下軸受け部が一体化され、展開フレームのハンドル軸受け部の軸心が、支軸の軸心よりも固定物に近づく位置まで折り畳み可能とされたものとすることが可能であり、さらにまた、展開フレームが折り畳まれた場合に、ハンドル軸受け部が、軸支部の微後傾縦軸心よりもベース(固定物)に近づくよう配されたものは、該展開フレームが、ハンドル軸受け部に加わる自重によってベース(固定物)がわに姿勢保持するものとなり、積極的に仮固定せずとも該展開フレームが不用意に展開されるのを防止することができるものとなるが、該展開フレームをより確実に、折り畳み状態に仮固定したい場合には、固定物に対し固着されるベース板とされ、該ベース板の表面壁に、折り畳まれた展開フレームの横展開アームまたはハンドル軸受け部の少なくとも何れか一方を仮固定可能な、仮固定機構が設けられてなるものとすることができる。
ベースの仮固定機構は、折り畳まれた展開フレームを、固定物に沿う姿勢に保持可能とすると共に、利用者が、この発明の着座・起立用補助ハンドルを利用しようとしてハンドルバーを引き寄せ操作した場合には、固定物に沿わせるよう仮固定されていた展開フレームを容易に展開操作可能とする機能を担うものであり、後述する実施例にも示すしているとおり、ベースの表面壁に設けられた板バネ製の挟持クリップとすることが可能である外、鈎金具類で展開フレームを保持し、該鈎金具を外して展開フレームの展開を可能とするものや、永久磁石同士や永久磁石と磁性金属の組み合わせなどによる吸着力を利用したものとすることなどが可能である。
展開フレームは、ベースに対してハンドルバーおよび胴部サポートバーを横方向に展開可能とすると共に、展開状態となった場合に、利用者の上体を充分な強度をもってサポート可能とする機能を分担するものであり、軸支部と、該軸支部から該軸支部の軸心に対し直角姿勢に延伸された横展開アームと、該横展開アームの先端に対し、該軸支部の軸心から該着座位置の直前近傍までの距離を隔てて該軸支部に平行に配されたハンドル軸受け部とを有するものとしなければならず、軸支部は、展開フレームをベースに対し縦軸心周りに回動自在に軸着する機能を担い、例えば、ベースがわに固着された縦軸の両端に対し、該縦軸に平行に配される棒状体の両端に結合された一対の軸受けを介して回動自在に軸着されたものとすることや、ベースがわに固着された一個の軸受けに対し、上方または下方の何れか一方から軸状をなした一端が脱抜不能に挿着され、回動自在に軸着されたものとすることなどが可能である。
その他、後述する実施例にも示しているように、ベースがわに固着された一対の軸受け間に縦軸をなして回動自在に軸着されたものとすることができ、利用者の着座姿勢および起立姿勢の高低差の変化に対応し、立ち・座り動作のサポートをより安定性に優れたものとするには、展開フレームの軸支部は、ベースに対し、該軸支部の上端が、鉛直姿勢より着座位置寄りとなる後方に向け、僅かに傾けられた微後傾縦軸心周りに回動自在に軸着されたものとし、展開フレームの先端がわが、着座位置に向けて次第に降下し、利用者の着座姿勢に自動的に追従するものとなり、また、利用者が着座位置より前方に立ち上がろうとすると展開フレームの先端がわが、利用者の起立姿勢に追従するよう、自動的に次第に上昇に転ずるようにされたものとするのが良いと言える。
そして、軸支部の微後傾縦軸心(縦軸心)は、該軸支部の上端が、鉛直姿勢より着座位置寄りとなる後方に向けられると共に、同軸支部の上端が、固定物(ベース)寄り(着座位置の左右方向の外がわ向き)に僅かに傾斜されたものか、または、該軸支部の上端が、鉛直姿勢より着座位置寄りとなる後方に向けられると共に、同軸支部の上端が、固定物(ベース)から離れる向き(着座位置の左右方向間の中央向き)に僅かに傾斜されたものかの何れか一方とすることが可能であり、この場合にも、前述の軸支部の上端が、鉛直姿勢より着座位置寄りとなる後方のみに向けて僅かに傾けられたものの場合と略同様の作用および効果が得られるものとなる。
また、展開フレームの軸支部に、回動速度減速機構が設けられたものとすることが可能であり、該回動速度減速機構は、展開フレームの展開および折り畳みの回動速度を減速する機能を分担するものであり、例えば、ベースがわか、または、軸支部がわかの少なくとも何れか一方の、互いに対峙する箇所にゴム製、合成樹脂製、皮革製、その他の何れかの高摩擦素材からなるブロックや肉厚の帯などが、圧力をもって接するよう装着されたものや、軸支部とベースとの間に油圧ダンパーが設けられたものなどとし、展開フレームの急速な展開や折り畳みを阻止するものとするのがよい。
さらにまた、展開フレームの軸支部に、回動角度範囲規制機構が設けられたものとすることができ、該回動角度範囲規制機構は、展開フレームの展開および折り畳みの回動範囲を強制的に規制する機能を分担し、例えば、ベースがわか、または、軸支部がわかの少なくとも何れか一方の、最大に展開された場合に互いに対峙する箇所に、回動角度を規制する凸状接触部が設けられたものとするのが良い。そしてまた、ベースに対して展開された展開フレームを、自動的に折り畳み可能とする自動折り畳み機構を有するものとすることが可能であり、該自動折り畳み機構は、軸支部とベースとの間に復帰用のコイルバネ、ゴム、その他の弾性体が内蔵され、利用者がハンドルバーなどへの入力を解除すると、該弾性体の復帰力が作用し、展開フレームが自動的に折り畳み方向に移動するものとなるようにすることが可能である。
展開フレームの横展開アームは、軸支部に対し、ハンドル軸受け部を互いに平行且つ互いの軸間隔を確保するよう連結する機能を担い、軸支部とハンドル軸受け部との互いの適所を一体的に連結するものとしなければならず、軸支部とハンドル軸受け部との双方の上端同士が結合されたもの、双方の下端同士が結合されたもの、一方の上端と他方の下端が結合されたもの、一方の下端と他方の上端とが結合されたもの、または、双方の略全長が結合されたものなどとすることができる外、互いを直線状棒で連結したものや、互いを曲線状棒で連結したもの、互いを壁状板で連結したものなどの何れか一つ、または、それらの組み合わせなどとすることが可能であり、後述する実施例にも示しているように、軸支部の上下端間中央とハンドル軸受け部の上下端間中央との間に横架された直線状棒で連結されたものとすることができる。
展開フレームのハンドル軸受け部は、展開フレームの横展開アームの先端に対し、ハンドルバーを縦軸心周りに回動自在に連結する機能を分担し、該ハンドル軸受け部は軸支部に対し、平行な姿勢となり、しかも固定物に対し、ベースが固着された場合の該軸支部の軸心から該着座位置の直前近傍までの距離を隔てて強固に一体化されたものとし、ハンドルバーの該左右グリップ間の中央が、該ハンドル軸受け部の軸心に対し直角となる姿勢に固着されたものとすべきである。
ハンドルバーは、利用者が左右の手で把持することによって利用者の上体を保持可能とする機能を担っており、利用者が左右の手で把持することができる左右グリップ部を有すると共に、該ハンドルバーには、該ハンドルバーの左右グリップを把持した利用者の胴部を支持可能な距離を隔てて配された胴部サポートバーが、当該ハンドルバーに略平行に設けられたものとしなければならず、より具体的には、該ハンドルバーには、該ハンドルバーよりも該軸支部がわに折り畳まれ、該ハンドルバーよりも着座位置寄りに展開可能となる縦展開間接部が設けられ、該縦展開間接部には、当該ハンドルバーに略平行な胴部サポートバーが結合されたものとするのが望ましく、該ハンドルバーは、直線棒状のものとすることができる外、ハンドル軸受け部に対して前後回動自在に設けられた左右に長い長円枠状、または左右に長い長方形枠状などに形成され、ハンドル軸受け部の軸心に固着された枠部分の左右端がわに左右グリップ部が設定され、ハンドル軸受け部から離れたがわの(ハンドル軸受け部の軸心に固着されないがわの)枠部分範囲が胴部サポートバーをなすものとされ、ハンドル軸受け部に対し、該ハンドルバー部分を回動すると、胴部サポートバーが折り畳まれたり、展開されたりするものとすることが可能であり、後述する実施例にも示しているように、例えば、ハンドルバーは、自転車やオートバイなどのハンドルに似せた形状のものとすることができる。
縦展開間接部は、ハンドルバーに対し、胴部サポートバーを折り畳みおよび展開自在に連結する機能を分担するものであり、ハンドルバーには、該ハンドルバーよりも軸支部がわに折り畳まれ、該ハンドルバーよりも着座位置寄りに展開可能となる縦展開間接部が設けられ、該縦展開間接部には、当該ハンドルバーに略平行な胴部サポートバーが結合されたものとしなければならず、より具体的には、後述する実施例にも示しているが、該縦展開間接部は、ハンドルバーの左右グリップ間の中央付近から斜め上方向に延伸された下支杆の先端と、胴部サポートバーの左右端間の中央付近から斜め下方に延伸された上支杆の下端とが、横軸心周りに回動自在に連結されたものとするのが良い。
胴部サポートバーは、ハンドルバーの左右グリップを、左右の手で把持した利用者の胴前部をサポートする機能を分担するものであり、ハンドルバーに設けられた縦展開間接部を介して該ハンドルバーに略平行するよう、折り畳み自在に連結されたものとしなければならず、後述する実施例にも示しているが、胴部サポートバーの左右端間が、縦展開間接部の展開された場合に、利用者の胴部形状に沿う凹曲線形とされてなるものとするのが望ましい。
この発明の着座・起立用補助ハンドルの設置の対象となるものは、利用者が着座する着座位置となる椅子やベッド、風呂、トイレの便器(便座)などのそれ自体か、または、その近傍の家具類や建具類、建造物の壁面などの何れかの固定物とすることが可能であり、例えば、椅子の肘掛けや背もたれから延伸されたフレーム部分としたり、椅子の近傍に設置された家具類としたり、椅子の近傍の建築物の壁面や柱、手摺り、その他の確りと固定された物品類とすることができ、より具体的には、後述する実施例にも示しているように、トイレ室内の着座位置となる便器(便座)などの近傍にある固定物としての室内壁とすることが可能である。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図面は、この発明の着座・起立用補助ハンドルの技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
折り畳まれた着座・起立用補助ハンドルを示す斜視図である。 一部展開された着座・起立用補助ハンドルを示す斜視図である。 全て展開された着座・起立用補助ハンドルを示す斜視図である。 展開フレームを示す三面図である。 トイレ室に設置された着座・起立用補助ハンドルを示す平面図である。 着座・起立用補助ハンドルの利用状態を示す斜視図である。
図1ないし図6に示す事例は、対象となる着座位置Sの正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置に、該着座位置Sと間隔を隔てて対峙された固定物Fに対し、固着されることとなるベース2を有し、軸支部30、横展開アーム34およびハンドル軸受け部35を有する展開フレーム3が、当該ベース2に対し縦軸心C1周りに回動自在に軸着され、該展開フレーム3のハンドル軸受け部35には、左右グリップ部40,40を有するハンドルバー4の該左右グリップ40,40間の中央が、該ハンドル軸受け部35の軸心に対し固着され、該ハンドルバー4には、該ハンドルバー4の左右グリップ40,40を把持した利用者Hの胴部を支持可能な距離を隔てて配された胴部サポートバー6が、当該ハンドルバー4に略平行に設けられたものとしてなる、この発明の着座・起立用補助ハンドルにおける代表的な一実施例を示すものである。
それら各図からも明確に把握できるとおり、この発明の着座・起立用補助ハンドル1は、中央に着座位置Sとなる便器Sが設置されたトイレ室Tの、該着座位置Sとなる便器Sの左右の何れか一方に近接して配された固定物Fとしての室内壁Fに対し、該着座位置Sとなる便器Sの左右の何れか一方の前方位置に固着されることとなる、ベース2としての金属板製のベース板2が設けられ、該ベース板2に対し、該ベース板2の表面壁20から着座位置Sがわに膨出された直方体形状の支持台21が突設され、該支持台21の凸面壁(表面壁)22に対し、展開フレーム3の軸支部30の上下端を軸支する上・下軸受け部23,23が一体化されたものとする。
展開フレーム3は、直線棒状の軸支部30と、該軸支部30の上下端間中途部から該軸支部30の軸心に対し直角姿勢に延伸された横展開アーム34と、該横展開アーム34の先端に対し、該横展開アーム34に対して直角姿勢であって、該軸支部30に対し、該軸支部の軸心から該着座位置の直前近傍までの距離Lに相当する間隔を隔てて平行に配されたハンドル軸受け部35とを有してなり、該軸支部30を介して当該ベース板2の支持台21の上・下軸受け部23,23間に対し、該軸支部30の上端が、鉛直姿勢より着座位置Sである便器S寄りとなる後方に向け、僅かに(例えば、水平との開き角度αが約70°ないし89°に)傾けられ微後傾縦軸心C1周りに回動自在に軸着され、該展開フレーム3のハンドル軸受け部35の上端には、左右グリップ部40,40を有するハンドルバー4の該左右グリップ40,40間の中央が、該ハンドル軸受け部35の軸心に対し直角となる姿勢に固着され、該ハンドルバー4の左右グリップ40,40間の中央上部には、下支杆50の上端に、横軸心C3をなすヒンジ機構C3を介在して上支杆51の下端が結合されてなる縦展開間接部5が、該下支杆50の下端を介して結合され、該上支杆51の上端が、該ハンドルバー4よりも該軸支部30がわに折り畳まれ、該ハンドルバー4よりも着座位置Sである便器S寄りに展開可能なものとされ、さらに、該縦展開間接部の上支杆51の上端には、当該ハンドルバー4に略平行な胴部サポートバー6の左右端間の中央が結合されたものとなっている。
ベース板2と展開フレーム3の軸支部30との間に、ベース板2がわに軸支部30の周壁面に圧力をもって当接する軟質ゴム製の高摩擦ブロック(図示せず)が固着され、該軸支部30を中心とする横展開アーム34の回動速度を摩擦力によって規制可能な回動速度減速機構31が設けられたものとすることが可能である外、軸支部30の外周壁に、回動角度範囲規制機構32としての凸状ブロック32が一体的に突設され、該軸支部30を中心とする横展開アーム34の回動可能な角度範囲を規制可能な回動角度範囲規制機構32が設けられたものとすることが可能であり、または、軸支部30の内部に、自動折り畳み機構33としての図示しないコイルバネ33が内蔵され、展開フレーム3をベース板2に対して弾性付勢力をもって自動的に折り畳み可能とする自動折り畳み機構33が設けられたものとすることができる。
胴部サポートバー6の左右端間の形状が、縦展開間接部5の展開された場合に、利用者の胴部形状に沿うよう左右端間の中央付近が凹曲線形とされてなるようなものとしてあり、また、ベース板2が、固定物Fに対し固着されるベース板2とされ、該ベース板2の表面壁20に、折り畳まれた展開フレーム3の横展開アーム34を仮固定可能な、仮固定機構24としての弾性金属素材製の挟持クリップ24が設けられてなるものとすることができる。
(実施例1の作用・効果)
以上のとおりの構成からなるこの発明の着座・起立用補助ハンドル1は、図5に示すように、中央に着座位置Sとしての便器Sが設置された新設または既存の何れか一方のトイレ室Tの、該着座位置Sとなる便器Sの正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置に、該着座位置と間隔を隔てて対峙された固定物Fとしての室内壁Fに対し、該着座位置Sとなる便器Sの正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置であって、該着座位置Sとなる便器Sの直前中央位置から、前記展開フレーム3の軸支部30の微後傾縦軸心C1からハンドル軸受け部35の軸心C2までの距離Lを半径とする平面扇形状範囲内となり、しかも利用者Hの腰の高さ付近となる位置に対し、ベース板2が、図示しない埋込みナットおよびボルト25,25,……によって充分な強度をもって固着されたものとするのが良い。
このように設置された着座・起立用補助ハンドル1は、図1および図4に示すように、展開フレーム3の軸支部30の微後傾縦軸心C1が、水平に対してα(約70°ないし89°)に傾けられたものとなっているから、展開フレーム3は、微後傾縦軸心C1を中心に、図1中の矢印A方向に回動可能なものとなり、図1、図4および図5に示すように、ハンドル軸受け部35が、便器Sの前方に離れた方向に折り畳まれた状態にあっては、ハンドル軸受け部35の軸心C2が、微後傾縦軸心C1よりもベース板2(固定物Fとしての室内壁F)がわに寸法Dだけ近く配され、ハンドルバー4および胴部サポートバー6の重量が載るハンドル軸受け部35の軸心C2が、微後傾縦軸心C1を乗り越えて展開しない状態に保持されることとなり、収納状態を自動的に維持するものとなる。
さらに、図4および図5に二点鎖線で示すように、仮固定機構24としての挟持クリップ24が設けられたものは、折り畳まれた状態にある展開フレーム3の横展開アーム34を、挟持クリップ24が弾性的に挟持するものとなるから、外的振動や接触を受けた場合であっても、該展開フレーム3が不用意に展開されてしまうのを、より確実に阻止することができるようにしたものとなる。
そして、図1ないし図6に示すしょうに、トイレ室Tに入り、着座位置Sとしての便器Sの前まで移動し、該便器Sに背を向けて起立した利用者Hが、着座・起立用補助ハンドル1を利用する場合には、利用者Hが、図1、図4および図5の状態に折り畳まれているハンドルバー4の左右グリップ部40,40を把持し、利用者H自身に引き寄せると、図1の実線矢印Aに示すように、ハンドル軸受け部35の軸心C2が、微後傾縦軸心C1を乗り越え、ハンドルバー4および胴部サポートバー6の重量が載るハンドル軸受け部35(展開フレーム3)が、軸支部30の微後傾縦軸心C1を中心に自動的に横方向に展開するものとなるから、軽快且つ円滑に展開操作することができるものとなる。
このようにして展開フレーム3のハンドル軸受け部35およびハンドルバー4を、自身の直前まで引き寄せた利用者Hは、図2の実線矢印Bに示すように、ハンドル軸受け部の軸心C2を中心に、ハンドルバー4が自身に正対するよう回動操作した上、図2、図3および図6に示すように、ハンドルバー4上の胴部サポートバー6を矢印Eに回動操作すると、縦展開間接部5の上支杆51が、下支杆50に対し横軸心C3を中心に縦方向に展開され、胴部サポートバー6が、利用者Hの胸部ないし腹部付近に当接し、胴部サポートバー6の利用者Hの胴部形状に沿う凹曲線形の形状が、利用者Hの胴部を安定に支えるものとなり、利用者Hは、左右の手でハンドルバー4の左右グリップ部40,40を確りと握持し、胸部ないし腹部付近に胴部サポートバー6を押し当てたまま、展開フレーム3の軸支部30(微後傾縦軸心C1)を中心に横展開アーム34の先端がわが着座位置Sとしての便器Sに近づくに従って次第に降下するよう、実線矢印A方向に回動され、しかも、ハンドルバー4および胴部サポートバー6が、ハンドル軸受け部の軸心C2を中心に、実線矢印B方向に自由に回動するから、より上体を安定させたままゆっくりと安全に腰を下ろすことができる。
利用者Hは、確りと着座した後に、胴部サポートバー6を縦展開間接部5で折り畳み、ハンドルバー4を前方に向けて押し放すと、軸支部30の微後傾縦軸心C1をハンドル軸受け部の軸心C2が乗り越え、自動的に展開フレーム3およびハンドルバー4が折り畳まれた状態に収納されることとなり、仮固定機構24としての挟持クリップ24を有したものの場合には、挟持クリップ24が、展開フレーム3をより確実に把持して仮固定するものとなる。
さらに、着座位置Sとしての便器Sから利用者Hが立ち上がろうとする場合には、折り畳まれた状態にあるハンドル軸受け部35のハンドルバー4のグリップ部40を掴んで手前に引き寄せるように操作すれば、前述の展開操作と同様に円滑に展開フレーム3およびハンドルバー4が横方向に展開されるから、再び、胴部サポートバー6を、縦展開間接部5によって展開した上、ハンドルバー4の左右グリップ部40,40を両手で握持すると共に、胴部を胴部サポートバー6に押し当てるようにして上体を安定させた上、当該着座・起立用補助ハンドル1に体重を預けて立ち上がるようにすることが可能となり、安全に立ち上がることができた後は、前述と同様に、展開フレーム3およびハンドルバー4を折り畳み、利用者Hは、ハンドルバー4などに邪魔されることなく、安全にトイレ室Tから出て行くことができる。
(結 び)
叙述の如く、この発明の着座・起立用補助ハンドルは、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの介助装置技術に比較して大幅に耐久強度を高め、軽量且つ低廉化して遥かに経済的なものとすることができる上、電動装置類や大掛かりな駆動機構などを一切排除したから、格段の省スペース化を達成し、既存の手狭な建築物や設備に対しても充分な空間的余裕をもって設置することが可能となり、電気工事などを要さずとも簡単に設置することができ、設置のための工費を格別に抑えることができると共に、施工作業性を大幅に改善し得るものとなり、従前までであれば、必要とされながら介助装置の設置を断念し、手摺りの設置に留めざるを得なかった介護業界や医療業界はもとより、家庭内にも充分な介助装置を低廉にて設置したいと希望する一般家庭や、介護用品業界においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
1 着座・起立用補助ハンドル
2 ベース板(ベース)
20 同 表面壁
21 同 支持台
22 同 凸面壁
23 同 上・下軸受け部
24 同 挟持クリップ(仮固定機構)
25 同 ボルト
3 展開フレーム
30 同 軸支部
31 同 回動速度減速機構
32 同 回動角度範囲規制機構
33 同 自動折り畳み機構
34 同 横展開アーム
35 同 ハンドル軸受け部
C2 同 ハンドル軸受け部35の軸心
L 同 軸支部30とハンドル軸受け部35との間隔
C1 同 軸支部30の微後傾縦軸心(縦軸心)
α 同 微後傾縦軸心C1の水平との開き角度
D 同 微後傾縦軸心C1からハンドル軸受け部の軸心C2までの折り畳み深さ
A 同 展開フレーム3の回動方向
4 ハンドルバー
40 同 左右グリップ部
B 同 ハンドルバー4の回動方向
5 縦展開間接部
50 同 下支杆
C3 同 ヒンジ機構(横軸心)
51 同 上支杆
6 胴部サポートバー
E 同 胴部サポートバー6の回動方向
T トイレ室
S 同 便器(着座位置)
F 同 室内壁(固定物)
H 利用者


Claims (8)

  1. 対象となる着座位置の正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置に、該着座位置と間隔を隔てて対峙された固定物に対し、固着されることとなるベースを有し、軸支部と、該軸支部から該軸支部の軸心に対し直角姿勢に延伸された横展開アームと、該横展開アームの先端に対し、該軸支部の軸心から該着座位置の直前近傍までの距離を隔てて該軸支部に平行に配されたハンドル軸受け部とを有する展開フレームが、該軸支部を介して当該ベースに対し縦軸心周りに回動自在に軸着され、展開フレームのハンドル軸受け部には、左右グリップ部を有するハンドルバーの該左右グリップ間の中央が、該ハンドル軸受け部の軸心に対し直角となる姿勢に固着され、該ハンドルバーには、該ハンドルバーの左右グリップを把持した利用者の胴部を支持可能な距離を隔てて配された胴部サポートバーが、当該ハンドルバーに略平行に設けられてなることを特徴とする着座・起立用補助ハンドル。
  2. 対象となる着座位置の正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置に、該着座位置と間隔を隔てて対峙された固定物に対し、固着されることとなるベースを有し、軸支部と、該軸支部から該軸支部の軸心に対し直角姿勢に延伸された横展開アームと、該横展開アームの先端に対し、該軸支部の軸心から該着座位置の直前近傍までの距離を隔てて該軸支部に平行に配されたハンドル軸受け部とを有した展開フレームが、該軸支部を介して当該ベースに対し縦軸心周りに回動自在に軸着され、該展開フレームのハンドル軸受け部には、左右グリップ部を有するハンドルバーの該左右グリップ間の中央が、該ハンドル軸受け部の軸心に対し直角となる姿勢に固着され、該ハンドルバーには、該ハンドルバーの左右グリップを把持した利用者の胴部を支持可能な距離を隔てて配された胴部サポートバーが、当該ハンドルバーに略平行に設けられ、利用者が着座位置に座ろうとする場合や、着座位置から立ち上がろうとする場合に、ハンドルバーの左右グリップを握持すると共に、胴部を胴部サポートバーに押し当てるようにすることで、利用者の上体が安定して支えられるものとなることを特徴とする着座・起立用補助ハンドル。
  3. 対象となる着座位置の正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置に、該着座位置と間隔を隔てて対峙された固定物に対し、固着されることとなるベースを有し、軸支部と、該軸支部から該軸支部の軸心に対し直角姿勢に延伸された横展開アームと、該横展開アームの先端に対し、該軸支部の軸心から該着座位置の直前近傍までの距離を隔てて該軸支部に平行に配されたハンドル軸受け部とを有した展開フレームが、該軸支部を介して当該ベースに対し、該軸支部の上端が、鉛直姿勢より着座位置寄りとなる後方に向け、僅かに傾けられた微後傾縦軸心周りに回動自在に軸着され、該展開フレームのハンドル軸受け部には、左右グリップ部を有するハンドルバーの該左右グリップ間の中央が、該ハンドル軸受け部の軸心に対し直角となる姿勢に固着され、該ハンドルバーには、該ハンドルバーよりも該軸支部がわに折り畳まれ、該ハンドルバーよりも着座位置寄りに展開可能となる縦展開間接部が設けられ、該縦展開間接部には、当該ハンドルバーに略平行な胴部サポートバーが結合されたものとしてなることを特徴とする着座・起立用補助ハンドル。
  4. 中央に着座位置となる便器が設置されたトイレ室の、該着座位置となる便器の正面前方を含む左前方ないし右前方に渡る範囲の何れかの位置に、該着座位置となる便器と間隔を隔てて対峙された固定物としての室内壁に対し、固着されることとなるベースを有し、直線棒状の軸支部と、該軸支部から該軸支部の軸心に対し直角姿勢に延伸された横展開アームと、該横展開アームの先端に対し、該軸支部の軸心から該着座位置の直前近傍までの距離を隔てて該軸支部に平行に配されたハンドル軸受け部とを有した展開フレームが、該軸支部を介して当該ベースに対し、該軸支部の上端が、鉛直姿勢より着座位置である便器寄りとなる後方に向け、僅かに傾けられ微後傾縦軸心周りに回動自在に軸着され、該展開フレームのハンドル軸受け部の上端には、左右グリップ部を有するハンドルバーの該左右グリップ間の中央が、該ハンドル軸受け部の軸心に対し直角となる姿勢に固着され、該ハンドルバーには、該ハンドルバーよりも該軸支部がわに折り畳まれ、該ハンドルバーよりも着座位置である便器寄りに展開可能となる縦展開間接部の基端が設けられ、該縦展開間接部の先端には、当該ハンドルバーに略平行な胴部サポートバーの左右端間の中央が結合されたものとしてなることを特徴とする着座・起立用補助ハンドル。
  5. ベースが、固定物に対し固着されるベース板とされ、該ベース板に対し、該ベース板の表面壁から着座位置がわに膨出された支持台が突設され、該支持台の凸面壁に対し、展開フレームの軸支部の上下端を軸支する上・下軸受け部が一体化され、展開フレームのハンドル軸受け部の軸心が、軸支部の軸心よりも固定物に近づく位置まで折り畳み可能となるものとされた、請求項1ないし請求項4何れか一記載の着座・起立用補助ハンドル。
  6. ベースと展開フレームの軸支部との間に、該軸支部を中心とする横展開アームの回動速度を規制可能な回動速度減速機構、該軸支部を中心とする横展開アームの回動可能な角度範囲を規制可能な回動角度範囲規制機構、または、展開フレームをベースに対して弾性付勢力をもって自動的に折り畳み可能とする自動折り畳み機構の少なくとも何れか一方が設けられた、請求項1ないし請求項5何れか一記載の着座・起立用補助ハンドル。
  7. 胴部サポートバーの左右端間が、利用者の胴部形状に沿う凹曲線形とされてなる、請求項1ないし請求項6何れか一記載の着座・起立用補助ハンドル。
  8. ベースが、固定物に対し固着されるベース板とされ、該ベース板の表面壁に、折り畳まれた展開フレームの横展開アームまたはハンドル軸受け部の少なくとも何れか一方を仮固定可能な、仮固定機構が設けられてなる、請求項1ないし請求項6何れか一記載の着座・起立用補助ハンドル。
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