JP6615539B2 - 地盤振動予測方法 - Google Patents
地盤振動予測方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6615539B2 JP6615539B2 JP2015171741A JP2015171741A JP6615539B2 JP 6615539 B2 JP6615539 B2 JP 6615539B2 JP 2015171741 A JP2015171741 A JP 2015171741A JP 2015171741 A JP2015171741 A JP 2015171741A JP 6615539 B2 JP6615539 B2 JP 6615539B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pier
- vibration
- ground
- acceleration
- point
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 68
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 122
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 57
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 22
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 20
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 10
- 238000012916 structural analysis Methods 0.000 claims description 6
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 38
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 35
- 230000004044 response Effects 0.000 description 29
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 9
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 2
- 238000012443 analytical study Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
- 230000008520 organization Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 1
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
しかし、特許文献1に開示されている手法は、振動源が1箇所である場合の評価手法である。一方、高架橋上を列車が走行することに起因する、周辺地盤の振動を数値解析により予測するためには、加振源である列車が高速で移動するため、振動を予測する地点(以下、着目点と記す)を含む広範囲の地盤、構造物をモデル化する必要がある。
そのため、特許文献1に開示されている手法では、高架橋のように列車が走行することで複数の振動源(橋脚)から時間差をおいて振動が伝播していくようなモデルにおいて精度的に満足できるような振動解析結果が得られない。
また、本発明の他の目的は、列車が走行する高架橋周辺の任意の地点の地盤振動を、地盤物性値、橋脚基部の振動の加速度波形より、モデル化が容易で解析時間が比較的短い、軸対称モデルによる複素応答解析を活用することができる地盤振動予測方法を提供することにある。
複数の橋脚で支持された橋梁周辺の地盤振動を予測する地盤振動予測方法であって、
事前に行なった地盤調査の結果に基づいて地盤の構造解析(モデル化)を行う第1工程と、
対象となる橋脚および基礎の形式、形状の調査の結果に基づいて橋脚のモデル化を行う第2工程と、
振動に伴う橋脚の加速度に基づいて、前記第1工程の構造解析で得られた地盤モデルおよび前記第2工程で得られた橋脚モデルを用いた計算により、各橋脚から伝播する加速度波形を算出する第3工程と、
前記第3工程で得られたそれぞれの加速度波形から加速度のパワー(エネルギー)の和を求める第4工程と、
前記第4工程で得られたパワーの和を用いて着目点の振動レベルの予測値を算出する第5工程と、を含むようにした。
事前に行なった地盤調査の結果に基づいて地盤の構造解析を行う第1工程と、
対象となる橋脚および基礎の形式、形状の調査の結果に基づいて橋脚のモデル化を行う第2工程と、
前記第1工程の構造解析で得られた地盤モデルおよび前記第2工程で得られた橋脚モデルを用いて着目点までの伝達関数を算出する第3工程と、
前記第3工程で得られた伝達関数を用いて各橋脚について着目点の加速度波形を算出する第4工程と、
前記第4工程で得られたそれぞれの加速度波形から加速度のパワーの和を求める第5工程と、
前記第5工程で得られたパワーの和を用いて着目点の振動レベルの予測値を算出する第6工程と、を含むようにする。
対象となる橋脚および基礎の形式、形状の調査の結果に基づいて橋脚のモデル化を行う第2工程と、
対象となる複数の橋脚の実効質量をそれぞれ推定し、該実効質量に基づいて橋脚の加速度波形を算出する第3工程と、
算出された加速度波形と橋脚の振動情報に基づいて前記実効質量を修正する第4工程と、
前記第1工程で得られた地盤モデルおよび前記第2工程で得られた橋脚モデルを用いて着目点までの伝達関数を算出する第5工程と、
前記第5工程で得られた伝達関数を用いて各橋脚について着目点の加速度波形を算出する第6工程と、
前記第6工程で得られたそれぞれの加速度波形から加速度のパワーの和を求める第7工程と、
前記第7工程で得られたパワーの和を用いて着目点の振動レベルの予測値を算出する第8工程と、
を含むようにしてもよい。
前記振動情報は振動計測装置により計測された各橋脚基部の振動レベルであり、
計算によって算出された橋脚の振動レベルをLBC、計測された橋脚の振動レベルをLBO、計算で仮定した橋脚の実効質量をmBO、測定結果に見合う橋脚の実効質量をmBCとしたとき、前記第4工程では、次式
mBC=βmBO, β=10α/20 , α=LBO−LBC
を用いて実効質量を周波数ごとに修正する。
これにより、着目点におけるより精度の高い合成振動レベルの予測値を求めることができる。
着目点の加速度波形を算出して加速度波形から加速度のパワーの和を求め、該パワーの和を用いて着目点の振動レベルを算出する処理を繰り返し行ない、
算出された振動レベルの前回算出値との差が所定の値より小さくなった場合の振動レベルを予測値として出力するようにする。
これにより、最少量の計算で必要な精度の振動レベルの予測値を求めることができる。
また、列車が走行する高架橋周辺の任意の地点の地盤振動を、地盤物性値、橋脚基部の振動加速度より、モデル化が容易で解析時間が比較的短い、軸対称モデルによる複素応答解析により求めることができる。さらに、該解析に必要な橋脚における加振力を計算によって求めることができるという効果が得られる。
また、振動レベルが所定のしきい値以下となる橋脚に関しては最終的な計算の対象から外すため、最少量の計算で必要な精度の振動レベルの予測値を求めることができるという効果が得られる。
ある測定時点tmの振動レベルをLv(tm)と表すと、Lv(tm)は、その時点における周波数補正された加速度の実効値ae(tm)(m/s2)および基準の加速度a0(=1.0×10-5 m/s2)とすれば、JIS C 1510により次式[数1]
環境省からの通達「環境保全上緊急を要する新幹線鉄道振動対策について(勧告)」では,通過列車ごとの振動のピークレベルを読み取ることとしている。そこで、以下の説明では、振動レベルLvを1列車通過時に得られる時刻歴振動レベルLv(tm)の最大値Lv,maxとする。また、以下に説明する実施形態では、加速度波形から振動レベルを求めるのに、振動レベル計を再現した数値計算ツールを使用することとした。
また、図2は実施の形態の地盤振動予測方法で使用する各橋脚ごとに生成されるモデルの一例を示す図、図3は第1の実施例の地盤振動予測方法の手順を示すフローチャートである。
ステップS6における加振力のモデル化としては、例えば図2に符号Fで示すように、モデル化した橋脚基礎の表面の中心に加振力が入力されると仮定することが考えられる。なお、図2において、xが付された矢印は線路と平行な方向の力、yが付された矢印は線路と直交する方向の力、zが付された矢印は鉛直方向の力である。
ステップS8で、ステップS7で算出した加速度Acから求めた振動レベルLcが、ステップS5で計測された加速度Apから求めた振動レベルLpと一致した(Yes)と判定すると、ステップS9へ進み、ステップS2,S4で行なったモデルに関して、着目点までの地盤振動の伝達関数を求める(ステップS9)。
この実施例では、橋脚21〜24として、例えば図1に示されている直接基礎(フーチング)を想定することとした。また、各橋脚は、横断面が矩形である場合にも、図2に示すように、橋脚基礎を軸対称モデルとした。図2において、Aがモデル化領域である。橋脚基礎の表面は、周辺地盤の表面と一致しているものとする。
続いて、ステップS7で算出した橋脚基部加速度に実効質量を乗じて加振力を求め、該加振力とステップS9で算出した地盤振動の伝達関数を使用して、各橋脚からの振動伝播に基づく着目点における地盤(舗装道路等の構造物を除く)の加速度(以下、地盤加速度と称する)を算出する。なお、このとき、各橋脚における列車の通過による位相差を考慮して加速度の時刻歴波形awi(t)(以下、加速度波形と称する)を算出する。加速度波形の詳しい算出の仕方については、後に詳しく説明する。
具体的には、着目点の加速度のパワー和を、次式[数3]により算出する。
従来の予測方法のように、着目点の振動を、加速度算出の段階で合成を行なった後に振動レベルを算出したとすると、複数の橋脚からの振動波同士の干渉による相殺によって振動レベルが実際よりも小さな値になってしまうおそれがある。一般に,複数橋脚にわたる範囲の現実の地盤はその構造や物性にばらつきがある。そのため,理想的な一様地盤では容易に起こり得る振動波同士の干渉による相殺で生じるような振動レベルの低減は非常に小さい。本実施例によれば、パワー和は加速度波形の2乗すなわち正の値であって負の値をとることがないので、パワー和で複数の橋脚からの振動を評価すれば、振動波同士の干渉による相殺のない振動レベルを得ることができる。この方法の妥当性は計測結果と比較から示されている。
次に、上記ステップS10における着目点の加速度を算出する具体的な方法を説明する。
第1の実施例では、加振力を入力としているので、複素応答解析(周波数応答解析)を適用している。なお、複素応答解析には前述の解析ソフト“SoilPlus”を利用することができる。
図4には、複素応答解析の計算フローが示されている(図3のステップS9、S10に相当)。地盤を線形粘弾性体と仮定した場合、伝達関数T(ω)は加振力の大きさに関係しない。よって、伝達関数を一度計算すれば異なる加振力を計算する場合にもその伝達関数を使うことができる。
T(ω)=A(ω)/F(ω)
として算定する(ステップS22)。ここで、A(ω)は、着目点の加速度応答(周波数領域表示)である。続いて、着目点の加速度応答(周波数領域)を、
A(ω)=T(ω)×F(ω)
で算定する(ステップS23)。その後、着目点の加速度応答A(ω)に対してフーリエ逆変換を行い、周波数領域の加速度A(ω)から時刻歴領域の加速度a(t)を得る(ステップS24)。
ここで、橋脚基礎における加振力の具体的な設定の仕方について、橋脚の数が4本である場合を例にとって説明する。なお、4本の橋脚Pl〜P4のすべてが同じ基礎形状で、各橋脚で測定された加速度波形もほぼ同じであるとする。
上記のような条件が満たされている場合に、橋脚の実効質量mlが与えられたとすると、橋脚Plで測定された加速度波形のフーリエ変換Al(ω)と橋脚の実効質量mlとから、橋脚Plに作用する加振力Fl(ω)はml×Al(ω)で与えられる。橋脚P2以降は列車が走行してから加振力が載荷されるので、橋脚P1よりも時間遅れが生じる。
橋脚Pl:Fl(ω)=ml×Al(ω)
橋脚P2:F2(ω)=Fl(ω)×R(ω,t 2)
橋脚P3:F3(ω)=Fl(ω)×R(ω,t 3)
橋脚P4:F4(ω)=Fl(ω)×R(ω,t 4)
橋脚Pl,P2,P3,P4から着目点Oまでの伝達関数をそれぞれT1c(ω),T2c(ω),T3c(ω),T4c(ω)とすると、上記加振力Fi(ω)と伝達関数Tic(ω)を用いることで、各橋脚から着目点Oまで伝播する加速度Aw1(ω), Aw2(ω), Aw3(ω), Aw4(ω)およびaw1(t), aw2(t), aw3(t), aw4(t)は、次のように表すことができる。ただし、Awi(ω)は周波数領域の加速度、awi(t)はそれをフーリエ逆変換した時刻歴の加速度波形である。
橋脚Pl:Awl(ω)=T1c(ω)×Fl(ω) フーリエ逆変換→ aw1(t)
橋脚P2:Aw2(ω)=T2c(ω)×F2(ω) フーリエ逆変換→ aw2(t)
橋脚P3:Aw3(ω)=T3c(ω)×F3(ω) フーリエ逆変換→ aw3(t)
橋脚P4:Aw4(ω)=T4c(ω)×F4(ω) フーリエ逆変換→ aw4(t)
加振力を入力とする図4の複素応答解析の計算フローにおいては、計算で得られた橋脚の振動レベルLBCと計測結果の振動レベルLBOの間に明らかな差があれば、加振力(実効質量)を修正して再計算を行うことになる。ここで、aOは基準加速度(=1.0×10-5m/s2),aBCは周波数補正された橋脚の計算加速度の実効値,aBOは周波数補正された橋脚の測定加速度の実効値,mBCは計算に使用した実効質量,mBOは測定結果に見合う実効質量である。
計算結果の振動レベルLBCと計測結果の振動レベルLBOは、振動レベルの定義式より次式[数7]のように表わせる。
図8には、本発明者らが行なった計算例が示されている。図8において、(A)は振動加速度レベルの初期値の誤差を示すものので、左から順に、1/3オクターブバンドの中心周波数の値、計測値、計算値、誤差、実効質量の調整値を表している。また、(B)は修正1回目の誤差を示すもので、左から順に、中心周波数の値、1回目の計算値、2回目の計算値、誤差の値を表している。図8(B)の一番右側の欄の誤差の値をみると、誤差は充分に小さくなっていることから、修正計算は概ね1回やればよいことが明らかとなった。つまり、実効質量の修正処理を行うことに伴う計算機の負担は少なくて済む。
上述したように第1の実施例では複素応答解析(周波数応答解析)を適用しているのに対し、第2の実施例では時刻歴応答解析を適用する。そして、この時刻歴応答解析は、例えばItasca社の解析ソフト“FLAC”を利用して実行することができる。
T(ω)=Ao(ω)/A(ω)
として算定する(ステップS33)。
Ao(ω)=T(ω)×A(ω)
で算定する(ステップS34)。その後、着目点の加速度応答Ao(ω)に対してフーリエ逆変換を行い、周波数領域の加速度Ao(ω)から時刻歴領域の加速度ao(t)を得る(ステップS35)。また、異なる入力加速度について解析する場合には、ステップS36,S37のように、異なる入力加速度a1(t)に対してフーリエ変換を行い、A1(ω)を求めてステップS34の計算を行う。
なお、前述したように、時刻歴応答解析は、橋脚の加速度を入力することで、求めたい着目点の加速度が計算できる手法であるので、図5において伝達関数を算出するステップS9は省略することができる。
また、上記実施形態では、高架橋から所定距離離れた着目点における地盤振動の予測に適用した場合について説明したが、対策工の評価にも適用することができる。
CL 橋脚の中心線
A 軸対称モデル
O 着目点
F 加振力
Claims (5)
- 複数の橋脚で支持された橋梁周辺の地盤振動を予測する地盤振動予測方法であって、
事前に行なった地盤調査の結果に基づいて地盤の構造解析を行う第1工程と、
対象となる橋脚および基礎の形式、形状の調査の結果に基づいて橋脚のモデル化を行う第2工程と、
振動に伴う橋脚の加速度に基づいて、前記第1工程の構造解析で得られた地盤モデルおよび前記第2工程で得られた橋脚モデルを用いた計算により、各橋脚から伝播する加速度波形を算出する第3工程と、
前記第3工程で得られたそれぞれの加速度波形から加速度のパワーの和を求める第4工程と、
前記第4工程で得られたパワーの和を用いて着目点の振動レベルの予測値を算出する第5工程と、
を含むことを特徴とする地盤振動予測方法。 - 複数の橋脚で支持された橋梁周辺の地盤振動を予測する地盤振動予測方法であって、
事前に行なった地盤調査の結果に基づいて地盤の構造解析を行う第1工程と、
対象となる橋脚および基礎の形式、形状の調査の結果に基づいて橋脚のモデル化を行う第2工程と、
前記第1工程の構造解析で得られた地盤モデルおよび前記第2工程で得られた橋脚モデルを用いて着目点までの伝達関数を算出する第3工程と、
前記第3工程で得られた伝達関数を用いて各橋脚について着目点の加速度波形を算出する第4工程と、
前記第4工程で得られたそれぞれの加速度波形から加速度のパワーの和を求める第5工程と、
前記第5工程で得られたパワーの和を用いて着目点の振動レベルの予測値を算出する第6工程と、
を含むことを特徴とする地盤振動予測方法。 - 複数の橋脚で支持された橋梁周辺の地盤振動を予測する地盤振動予測方法であって、
事前に行なった地盤調査の結果に基づいて地盤の構造解析を行う第1工程と、
対象となる橋脚および基礎の形式、形状の調査の結果に基づいて橋脚のモデル化を行う第2工程と、
対象となる複数の橋脚の実効質量をそれぞれ推定し、該実効質量に基づいて橋脚の加速度波形を算出する第3工程と、
算出された加速度波形と橋脚の振動情報に基づいて前記実効質量を修正する第4工程と、
前記第1工程で得られた地盤モデルおよび前記第2工程で得られた橋脚モデルを用いて着目点までの伝達関数を算出する第5工程と、
前記第5工程で得られた伝達関数を用いて各橋脚について着目点の加速度波形を算出する第6工程と、
前記第6工程で得られたそれぞれの加速度波形から加速度のパワーの和を求める第7工程と、
前記第7工程で得られたパワーの和を用いて着目点の振動レベルの予測値を算出する第8工程と、
を含むことを特徴とする地盤振動予測方法。 - 前記振動情報は振動計測装置により計測された各橋脚基部の振動レベルであり、
計算によって算出された橋脚の振動レベルをLBC、計測された橋脚の振動レベルをLBO、計算で仮定した橋脚の実効質量をmBO、測定結果に見合う橋脚の実効質量をmBCとしたとき、前記第4工程では、次式
mBC=βmBO, β=10α/20 , α=LBO−LBC
を用いて実効質量を周波数ごとに修正することを特徴とする請求項3に記載の地盤振動予測方法。 - 計算の対象とする橋脚の数を増やしながら、
着目点の加速度波形を算出して加速度波形から加速度のパワーの和を求め、該パワーの和を用いて着目点の振動レベルを算出する処理を繰り返し行ない、
算出された振動レベルの前回算出値との差が所定の値より小さくなった場合の振動レベルを予測値とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の地盤振動予測方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015171741A JP6615539B2 (ja) | 2015-09-01 | 2015-09-01 | 地盤振動予測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015171741A JP6615539B2 (ja) | 2015-09-01 | 2015-09-01 | 地盤振動予測方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017048583A JP2017048583A (ja) | 2017-03-09 |
JP6615539B2 true JP6615539B2 (ja) | 2019-12-04 |
Family
ID=58279202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015171741A Active JP6615539B2 (ja) | 2015-09-01 | 2015-09-01 | 地盤振動予測方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6615539B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113916368B (zh) * | 2021-12-14 | 2022-03-22 | 中国铁路设计集团有限公司 | 轨道交通地下线引起的环境振动及二次结构噪声预测方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2987411B2 (ja) * | 1989-11-29 | 1999-12-06 | 清水建設株式会社 | 伝導・伝播現象計測解析法及びシステム |
JP3797869B2 (ja) * | 2000-11-10 | 2006-07-19 | 株式会社長大 | 構造物の耐震設計方法 |
JP2002294902A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Sekisui Chem Co Ltd | 建物の振動対策法 |
JP3973866B2 (ja) * | 2001-09-21 | 2007-09-12 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 地盤振動防振効果算定方法および振動遮断工装置 |
JP3569899B2 (ja) * | 2002-01-31 | 2004-09-29 | ヤマト設計株式会社 | 橋梁の損傷推定システムおよびプログラム |
JP3993826B2 (ja) * | 2003-01-15 | 2007-10-17 | 大成建設株式会社 | 振動予測方法及び振動予測システム |
JP5840513B2 (ja) * | 2012-01-26 | 2016-01-06 | 大和ハウス工業株式会社 | 建物の地震被害損失の評価装置・評価方法・評価プログラム |
US20150088428A1 (en) * | 2013-09-23 | 2015-03-26 | San Diego State University Research Foundation | Computationally efficient nonlinear structural analysis |
-
2015
- 2015-09-01 JP JP2015171741A patent/JP6615539B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017048583A (ja) | 2017-03-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Sun et al. | Load-carrying capacity evaluation of girder bridge using moving vehicle | |
Xiao et al. | Multiscale modeling and model updating of a cable-stayed bridge. II: Model updating using modal frequencies and influence lines | |
Rosales et al. | Crack detection in beam-like structures | |
Mao et al. | Structural condition assessment of a bridge pier: A case study using experimental modal analysis and finite element model updating | |
Al-Hussein et al. | Novel unscented Kalman filter for health assessment of structural systems with unknown input | |
Dinh et al. | Structural parameter identification by use of additional known masses and its experimental application | |
Lonetti et al. | Dynamic behavior of tied‐arch bridges under the action of moving loads | |
Andersen et al. | Vibrations of a track caused by variation of the foundation stiffness | |
Blanco et al. | Distributed support modelling for vertical track dynamic analysis | |
Luo et al. | A study of modeling experiments of the vibration behavior of elevated railway box girder | |
Zou et al. | Predicting the bounds of vehicle-induced bridge responses using the interval analysis method | |
Fialko et al. | Time history analysis formulation in SCAD FEA software | |
Karaağaçlı et al. | Experimental modal analysis of geometrically nonlinear structures by using response-controlled stepped-sine testing | |
Saglik et al. | Development of natural frequency in multi-span composite bridges with variable cross-section: Analytical and numerical solutions | |
JP6615539B2 (ja) | 地盤振動予測方法 | |
Ronasi et al. | Inverse identification of wheel–rail contact forces based on observation of wheel disc strains: an evaluation of three numerical algorithms | |
Mróz et al. | Parameter identification of materials and structures | |
Di Paola et al. | Fractional model of concrete hereditary viscoelastic behaviour | |
Fernández et al. | Scaling mode shapes in output-only systems by a consecutive mass change method | |
Cavaleri et al. | An output-only stochastic parametric approach for the identification of linear and nonlinear structures under random base excitations: Advances and comparisons | |
Gillich et al. | Crack assessment based on the use of severity-adjusted modal curvatures of the healthy beam | |
Diaferio et al. | Modal identification of localised damage in beams and trusses: experimental and numerical results | |
Noh et al. | A bivariate Gaussian function approach for inverse cracks identification of forced-vibrating bridge decks | |
Bagheri et al. | A hybrid experimental-numerical approach for load rating of reinforced concrete bridges with insufficient structural properties | |
Manolis et al. | Experimental evaluation of damping in beams using the acceleration generalized coordinates: A comparison of the FDD and PCA methods |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180822 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190415 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190521 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190621 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191106 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6615539 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |