JP6615462B2 - 両軸受リール - Google Patents

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本発明は、両軸受リール、特に、釣り糸を前方に繰り出す両軸受リールに関する。
両軸受リールにおいて、スプール軸などの回転体を、軸受支持部の円形の収納部に収納された軸受によって回転自在に支持する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。従来の両軸受リールでは、収納部に例えば軸受が着脱可能に装着される。また、回転性能を高めるために小径のスプール軸を使用する場合、軸受装着部に小径の軸受を装着し、軸受装着部を収納部に装着する。従来の両軸受リールでは、軸受及び軸受装着部は、別々に抜け止めされる。
特許第4356837号公報
従来の両軸受リールでは、軸受及び軸受装着部が別々に抜け止めされるため、軸受の抜け止め作業が複雑になる。
本発明の課題は、軸受及び軸受装着部の抜け止め作業を容易に行えるようにすることにある。
本発明に係る両軸受リールは、釣り糸を前方に繰り出し可能なリールである。両軸受リールは、リール本体と、円筒状の軸受装着部と、軸受と、スプール軸と、スプールと、抜け止め部材と、を備える。リール本体は、軸方向の一端に開口を有する円形の収納部と、収納部の開口側に周方向に沿って形成された抜け止め部と、を含む軸受支持部を有する。軸受装着部は、収納部に装着可能である。軸受は、軸受装着部に装着される。スプール軸は、軸受を介して、リール本体に回転自在に支持される。スプールは、スプール軸と一体回転可能に連結される。抜け止め部材は、抜け止め部に係合する複数の係合部を有し、軸受と軸受装着部とを、収納部に対してまとめて抜け止めする。
この両軸受リールでは、軸受支持部の収納部に軸受装着部を装着し、軸受装着部に軸受を装着する。この状態で抜け止め部材の係合部を軸受支持部の抜け止め部に係合させると、軸受及び軸受装着部がまとめて収納部に対して抜け止めされる。ここでは、抜け止め部材が軸受及び軸受装着部をまとめて抜け止めできるので、軸受及び軸受装着部の抜け止め作業を容易に行えるようになる。
軸受装着部は、収納部に開口と反対側への軸方向の移動が規制されて装着され、かつ、軸受を開口と反対側への軸方向の移動を規制して装着してもよい。この場合には、軸受装着部及び軸受がいずれも開口と反対側への軸方向の移動が規制される。このため、開口側への移動を抜け止め部材に規制するだけで、軸受装着部及び軸受の軸方向の両方向への移動を規制できる。
抜け止め部材は、金属製のバネ線材を折り曲げて形成されてもよい。この場合には、金属製のバネ線材を、軸受と軸受装着部の端面に接触可能に折り曲げるだけで、軸受と軸受
装着部とをまとめて抜け止めできる抜け止め部材を容易に実現できる。
抜け止め部は、収納部の開口側の内周面に形成された環状溝を有してもよい。この場合には、折り曲げられた抜け止め部材を環状溝に部分的に係合させることによって、弾性によって抜け止め部材を環状溝に保持できる。
複数の係合部は、環状溝に係合する角部をそれぞれ有してもよい。抜け止め部材は、複数の角部と、複数の角部を連結し、かつ軸受装着部及び軸受の開口側の端面に接触可能な複数の連結部と、を有してもよい。この場合には、角部で抜け止め部材を環状溝に保持させ、連結部で軸受装着部及び軸受を抜け止めできる。
軸受装着部は、収納部に着脱可能に収納されてもよい。この場合には、収納部に直接装着される軸受と、軸受装着部に装着される小径の軸受との外径が異なる二種類の軸受を交換可能に使用できる。
軸受装着部は、収納部に接着固定されてもよい。この場合には、同じ形状のリール本体で収納部に直接装着される軸受と、軸受装着部に装着される小径の軸受との外径が異なる二種類の軸受のいずれかを装着できる。
軸受装着部は、外周面に環状凹部を有してもよい。この場合には、軸受装着部を収納部に接着固定する場合、環状凹部に接着剤を貯めることができ、接着剤が収納部の開口から外部にはみ出にくくなる。
本発明によれば、軸受及び軸受装着部の抜け止め作業を容易に行えるようになる。
本発明の一実施形態による両軸受リールの斜視図。 両軸受リールの断面図。 図2のハンドル側と反対側の断面拡大図。 スプール軸の支持構造を示す分解斜視図。 図3の切断線V−Vによって切断した断面図。 他の実施形態の図5に相当する図。 ハンドル側に制動ツマミを設けた両軸受リールの軸受支持構造の断面拡大図。 図7に示す両軸受リールのハンドル側のスプール支持構造の断面拡大図。
<第1実施形態>
<両軸受リールの全体構成>
図1及び図2において、本発明の一実施形態による両軸受リール10は、ロープロフィール型のリールである。両軸受リール10は、側部にハンドル12を支持するリール本体14と、軸受装着部16と、第1軸受18aと、スプール軸20と、スプール22と、抜け止め部材24と、を備える。
<リール本体>
リール本体14は、図1及び図2に示すように、フレーム26と、フレーム26の両側方に装着されフレーム26の両側方を覆う第1側カバー28及び第2側カバー30と、フレーム26の第1側カバー28側に着脱自在に装着された軸受支持部32と、を有する。第1側カバー28はハンドル12と逆側に配置され、第2側カバー30はハンドル12の
装着側に配置される。
フレーム26は、たとえば、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の軽金属製の部材である。フレーム26は、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された第1側板26a及び第2側板26bと、第1側板26a及び第2側板26bを連結する複数の連結部26cと、を有する。ハンドル12の装着側と逆側の第1側板26aには、スプール22が通過可能な円形の開口26dが形成される。軸受支持部32は、開口26dに着脱可能に装着される。
第1側カバー28は、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の軽金属製の部材であり、第1側板26aの外方を覆う。第1側カバー28は、円形の凹部28aを中心部に有する。凹部28aは複数段階に凹んで形成される。凹部28aの中心部には、円形のつまみ開口28bが形成される。つまみ開口28dでは、軸受支持部32が露出する。第1側カバー28は、軸受支持部32により挟持され、軸受支持部32とともにフレーム26に対して着脱可能である。
第2側カバー30は、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の軽金属製の部材であり、フレーム26の第2側板26bにねじ止め固定される。第2側カバー30は、スプール軸20の配置部分に設けられたボス部30aと、ボス部30aの開口を塞ぐ蓋部材34と、が設けられる。ボス部30aは、第2側カバー30に、例えばかしめ固定される。蓋部材34は、第2側カバー30にビス止めされる。
軸受支持部32は、第1側カバー28を挟持した状態で第1側カバー28に回動自在に装着される。したがって、軸受支持部32は、第1側カバー28に対して抜け止めされる。また、軸受支持部32は、公知のバヨネット構造によって第1側板26aに着脱自在に装着される。
軸受支持部32は、図3に示すように、軸受装着部16を介して第1軸受18aが装着される収納部32aと、抜け止め部32bと、収納部32aとで第1側カバー28を相対回動自在に挟持する着脱操作部32cと、を有する。収納部32aは、中心部に軸方向の一端に開口32eを有する円形の筒状部32dを有する皿状の部材であり、外周部が開口26dに嵌合する。筒状部32dは、スプール22に向けて筒状に突出して形成される。筒状部32dには、軸受装着部16が内周面に装着される段付き筒状の装着空間32fが形成される。装着空間32fの底部32gには、キャスティングコントロール機構50を構成する円板状の第1プレート50aが装着される。また底部32gには、キャスティングコントロール機構50の制動つまみ50bが螺合するねじ孔32hが形成される。キャスティングコントロール機構50は、蓋部材34に装着された第2プレート50cと第1プレート50aとでスプール軸20の両端を挟むことでスプール軸20を制動する。この制動力は、制動ツマミ50bで調整される。抜け止め部32bは、筒状部32dの開口32e側に、周方向に沿って凹んで形成された環状溝32iを有する。着脱操作部32cは、段付き円筒形状の部材であり、図示しないねじ部材により収納部32aに固定される。
<軸受装着部及び第1軸受>
軸受装着部16は、図3及び図4に示すように、収納部32aに装着可能な円筒状の部材である。軸受装着部16は、収納部32aの筒状部32dの装着空間32fに、例えばすきま嵌めで係合する。軸受装着部16は、収納部32aの筒状部32dの装着空間32fに開口32eと反対側への軸方向の移動が規制されて装着され、かつ、第1軸受18aを開口32eと反対側への軸方向の移動を規制して装着する。軸受装着部16は、収納部32aに着脱可能に収納される。しかし、着脱が不要の場合には、軸受装着部16は、収納部32aに接着固定されてもよい。軸受装着部16は、外周面に環状凹部16aを有す
る。環状凹部16aは、軸受装着部16を接着固定する場合に、接着剤を貯めて接着剤が外部にはみ出さないようにするために設けられる。軸受装着部16は、内周面に、第1軸受18aを装着するための装着面16bと、第1軸受18aの開口32eと反対側の移動を規制するための装着面16bよりも小径の規制面16cと、を有する。規制面16cの内周側に第1プレート50aが配置される。第1軸受18aは、例えば、外輪18cを有する転がり軸受であり、本実施形態では玉軸受である。
<スプール軸>
スプール軸20は、第2側板26bを貫通して第2側カバー30に延びる。スプール軸20は、リール本体14に回転自在に支持される。スプール22の両側で、スプール軸18は、第1軸受18a及び第2軸受18bを介して、リール本体1に回転自在に支持される。第2軸受18bは、第2側板26bに装着される。
<スプール>
スプール22は、図2に示すように、釣り糸が巻き付けられる糸巻き胴部22aと、糸巻き胴部の両側に一体形成された一対のフランジ部22bとを有する。スプール22は、糸巻き胴部22aを貫通するスプール軸20に、例えばセレーション結合によって、一体回転可能に連結される。この固定方法はセレーション結合に限定されず、キー結合やスプライン結合等の種々の結合方法を用いることができる。
<抜け止め部材>
抜け止め部材24は、図5に示すように抜け止め部32bに係合する複数の係合部24aを有する。抜け止め部材24は、第1軸受18aと軸受装着部16とを、収納部32aの筒状部32dに対してまとめて抜け止めする。係合部24aは、環状溝32iに係合する複数の角部24bを有する。抜け止め部材24は、複数の角部24bと、複数の角部24bを連結する複数の連結部24cと、を有する。複数の連結部24cは、軸受装着部16及び第1軸受18a(より詳しくは、第1軸受18aの外輪18c)の開口32e側の端面に接触可能である。この実施形態では、抜け止め部材24は、4つの角部24bと、3つの連結部24cと、を有する。
このような構成の両軸受リール10では、収納部32aに直接装着された、図3に二点鎖線で示す第1軸受18a‘よりも小径の第1軸受18aを用いる場合、軸受支持部32を第1側カバー28とともにフレーム26から取り外す。また、スプール22を取り出す。この状態で、収納部32aに収納された大径の第1軸受18a‘を外し、軸受装着部16を収納部32aに装着する。続いて、小径の第1軸受18aを軸受装着部16の装着面16bに装着する。なお、予め装着面16bに第1軸受18aを装着してから、軸受装着部16を収納部32aに装着してもよい。第1軸受18a及び軸受装着部16の装着が終わると、抜け止め部材24を環状溝32iに装着する。これによって、装着部16と第1軸受18aとがまとめて抜け止めされる。このため、軸受装着部16を収納部32aに装着しても、第1軸受18a及び軸受装着部16の抜け止め作業を容易に行えるようになる。これらの作業が終わると、小径のスプール軸が固定された新たなスプールを装着する。最後に小径の第1軸受18aが装着された軸受支持部32を、第1側カバー28とともに、第1側板26aに取り付ける。
<特徴>
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
(A)両軸受リール10は、釣り糸を前方に繰り出し可能なリールである。両軸受リール10は、リール本体14と、円筒状の軸受装着部16と、第1軸受18aと、スプール軸20と、スプール22と、抜け止め部材24と、を備える。リール本体14は、軸方向の一端に開口32eを有する円形の収納部32aと、収納部32aの開口32e側に周方
向に沿って形成された抜け止め部32bと、を含む軸受支持部32を有する。軸受装着部16は、収納部32aに装着可能である。第1軸受18aは、軸受装着部16に装着される。スプール軸20は、第1軸受18aを介して、リール本体14に回転自在に支持される。スプール22は、スプール軸20と一体回転可能に連結される。抜け止め部材24は、抜け止め部32bに係合する複数の係合部24aを有し、第1軸受18aと軸受装着部16とを、収納部32aに対してまとめて抜け止めする。
この両軸受リール10では、軸受支持部32の収納部32aに軸受装着部16を装着し、軸受装着部16に第1軸受18aを装着する。この状態で抜け止め部材24の係合部24aを軸受支持部32の抜け止め部32bに係合させると、第1軸受18a及び軸受装着部16がまとめて収納部32aに対して抜け止めされる。ここでは、抜け止め部材24が第1軸受18a及び軸受装着部16をまとめて抜け止めできるので、第1軸受18a及び軸受装着部16の抜け止め作業を容易に行えるようになる。
(B)軸受装着部16は、収納部32aに開口32eと反対側への軸方向の移動が規制されて装着され、かつ、第1軸受18aを開口32eと反対側への軸方向の移動を規制して装着してもよい。この場合には、軸受装着部16及び第1軸受18aがいずれも開口32eと反対側への軸方向の移動が規制される。このため、開口32e側への移動を抜け止め部材24に規制するだけで、軸受装着部16及び第1軸受18aの軸方向の両方向への移動を規制できる。
(C)抜け止め部材24は、金属製のバネ線材を折り曲げて形成されてもよい。この場合には、金属製のバネ線材を、第1軸受18aと軸受装着部16の端面に接触可能に折り曲げるだけで、第1軸受18aと軸受装着部16とをまとめて抜け止めできる抜け止め部材24を容易に実現できる。
(D)抜け止め部32bは、収納部32aの開口32e側の内周面に形成された環状溝32iを有してもよい。この場合には、折り曲げられた抜け止め部材24を環状溝32iに部分的に係合させることによって、弾性によって抜け止め部材24を環状溝32iに保持できる。
(E)複数の係合部24aは、環状溝32iに係合する角部24bをそれぞれ有してもよい。抜け止め部材24は、複数の角部24bと、複数の角部24bを連結し、かつ軸受装着部16及び第1軸受18aの開口32e側の端面に接触可能な複数の連結部24cと、を有してもよい。この場合には、角部24bで抜け止め部材24を環状溝32iに保持させ、連結部24cで軸受装着部16及び第1軸受18aを抜け止めできる。
(F)軸受装着部16は、収納部32aに着脱可能に収納されてもよい。この場合には、収納部32aに直接装着される第1軸受と、軸受装着部16に装着される小径の第1軸受18aとの外径が異なる二種類の軸受を交換可能に使用できる。
(G)軸受装着部16は、収納部32aに接着固定されてもよい。この場合には、同じ形状のリール本体で収納部32aに直接装着される第1軸受と、軸受装着部16に装着される小径の第1軸受18aとの、外径が異なる二種類の軸受のいずれかを装着できる。
(H)軸受装着部16は、外周面に環状凹部16aを有してもよい。この場合には、軸受装着部16を収納部32aに接着固定する場合、環状凹部16aに接着剤を貯めることができ、接着剤が収納部32aの開口32eから外部にはみ出にくくなる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。なお、以降の図面を用いた説明では、上記実施形態と同じ構成については、図面に同じ符号を付けてその説明を省略する。また、第1実施形態と構成が異なるが対応する部材については、下二桁の符号が同じ三桁の符号を付ける。
(a)上記記実施形態では、手動の両軸受リールを例に説明したが、電動の両軸受リールにも本発明を適用できる。また、ハンドルが糸繰り出し方向に回転する両軸受リールにも本発明を適用できる。さらに、右ハンドルの両軸受リールを例に説明したが、左ハンドルの両軸受リールにも本発明を適用できる。
(b)抜け止め部材24の形状は、上記実施形態に形状(角部24bと連結部24cとを有する形状)に限定されない。抜け止め部材は、係合部が抜け止め部に係合可能であり、かつ連結部が第1軸受18aと軸受装着部16の端面とを規制可能な形状であればどのような形状でもよい。例えば、C型止め輪等の孔用止め輪を用いてもよい。
図6では、抜け止め部材124は、金属製のバネ線材を花びら形状に折り曲げて形成される。抜け止め部材124は、係合部124aである5個の円弧部124bと、円弧部124bから折り曲げられて円弧部124bを円弧で連結する4つの連結部124cとを有する。連結部124cは、第1軸受18aの外輪18cと軸受装着部16の端面とを規制可能に中心側に湾曲した形状である。このような形状でも、軸受装着部16と第1軸受18aと、をまとめて抜け止めできる。
(c)上記実施形態では、キャスティングコントロール機構50の制動ツマミ50bがハンドル12と反対側に設けられる場合の、軸受の装着形態を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。図7では、制動ツマミ250bは、ハンドル12側に設けられる。軸受支持部232は、第2側カバー230から軸方向に筒状に突出する収納部232aを有する。収納部232aの外周面に制動ツマミ250bが螺合する。収納部232aに軸受装着部216が装着される。軸受装着部216は、外周面に環状凹部216aを有し、外周面に装着面216bと規制面216cとを有する。第2軸受218bは、スプール軸220のハンドル12側の端部を回転自在に支持する。抜け止め部材24は上記実施形態と同じ構成である。
また図8では、スプール軸220のハンドル12と反対側の端部を支持する例を示す。図8では、軸受支持部332は、前記実施形態と同様に第1側板26aに着脱可能に設けられる。軸受支持部332は、軸方向に筒状に突出する収納部332aを有する。収納部332aに軸受装着部316が装着される。軸受装着部316は、外周面に環状凹部316aを有し、外周面に装着面316bと規制面316cとを有する。第1軸受318bは、スプール軸220のハンドル12と反対側の端部を回転自在に支持する。抜け止め部材24は上記実施形態と同じ構成である。
また、図8では抜け止め部332bが環状溝ではなく、周方向に間隔を隔てて開口332eの手前側まで形成された複数の半円形の凹部332iで構成される。複数の凹部332iは、軸受支持部332の外側面から形成された円形の複数の孔332jの一部を用いて構成される。この孔332jは、形成後にシールされる。
(d) 上記実施形態では抜け止め部材で軸受と軸受装着部を同時に抜け止めしたが、
軸受装着部を有底筒状に形成し、軸受を軸受装着部自体で抜け止めし、軸受装着部を収納部に対して抜け止めしてもよい。この場合、軸受を取り出すためには軸受装着部を取り外
す必要があるので、収納部に軸受装着部を接着しないことが望ましい。
14 リール本体
16 軸受装着部
16a,216a,316a 環状凹部
18a,318a 第1軸受
20、220 スプール軸
22 スプール
24、124 抜け止め部材
24a,124a 係合部
24b 角部
24c、124c 連結部
32,232,332 軸受支持部
32a,232a,332a 収納部
32e,332e 開口
32b、332b 抜け止め部
32i 環状溝
218b 第2軸受

Claims (3)

  1. 釣り糸を前方に繰り出し可能な両軸受リールであって、
    軸方向の一端に開口を有する円形の収納部と、前記収納部の開口側に周方向に沿って形成された抜け止め部と、を含む軸受支持部を有するリール本体と、
    前記収納部に前記開口と反対側への前記軸方向の移動が規制されて装着される円筒状の軸受装着部と、
    前記軸受装着部に前記開口と反対側への前記軸方向の移動が規制されて装着される軸受と、
    前記軸受を介して、一端が前記リール本体に回転自在に支持されるスプール軸と、
    前記スプール軸と一体回転可能に連結されるスプールと、
    前記抜け止め部に係合する係合部を有し、金属製のバネ線材を折り曲げて形成され、前記軸受と前記軸受装着部とを、前記収納部に対してまとめて抜け止めする抜け止め部材と、
    を備え、
    前記抜け止め部は、前記収納部の前記開口側の内周面に形成された環状溝を有し、
    複数の前記係合部は、前記環状溝に沿って係合する円弧部をそれぞれ有し、
    前記抜け止め部材は、複数の前記円弧部と、複数の前記円弧部を連結し、かつ前記軸受装着部及び前記軸受の外輪の前記開口側の端面に接触可能な複数の連結部と、を有
    前記軸受装着部は、前記収納部に着脱可能に収納される、両軸受リール。
  2. 釣り糸を前方に繰り出し可能な両軸受リールであって、
    軸方向の一端に開口を有する円形の収納部と、前記収納部の開口側に周方向に沿って形成された抜け止め部と、を含む軸受支持部を有するリール本体と、
    前記収納部に前記開口と反対側への前記軸方向の移動が規制されて着脱可能に収納される円筒状の軸受装着部と、
    前記軸受装着部に前記開口と反対側への前記軸方向の移動が規制されて装着される軸受と、
    前記軸受を介して、一端が前記リール本体に回転自在に支持されるスプール軸と、
    前記スプール軸と一体回転可能に連結されるスプールと、
    前記抜け止め部に係合する係合部を有し、金属製のバネ線材を折り曲げて形成され、前記軸受と前記軸受装着部とを、前記収納部に対してまとめて抜け止めする抜け止め部材と、
    を備え、
    前記抜け止め部は、前記収納部の前記開口側の内周面に形成された環状溝を有し、
    複数の前記係合部は、前記環状溝に係合する角部をそれぞれ有し、
    前記抜け止め部材は、複数の前記角部と、複数の前記角部を連結し、かつ前記軸受装着部及び前記軸受の外輪の前記開口側の端面に接触可能な複数の連結部と、を有する、両軸受リール。
  3. 前記抜け止め部材の端部は、前記環状溝に沿って係合する、
    請求項に記載の両軸受リール。
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