JP6613838B2 - 遠心圧縮機 - Google Patents
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Description
実施例1に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、スクロール図心は、始点から終点にかけて回転軸線に近づくことはない。また、スクロール流路の始点側の一部を除き、終点を含む略全体が外方シフト範囲になっており、外方シフト範囲は終点寄りの範囲に設けられている。また、外方シフト範囲におけるスクロール図心の移動軌跡の傾きは略一定である。また、実施例1に係るスクロールは、外方シフト範囲に対応するように半径一定範囲を備える。本実施例において、始点から終点にかけてのスクロール半径(Rin)の最大値は32.98mmであり、ディフューザ出口半径(Rd)は36mmであり、Rin/Rdは、0.916であった。表1に示される通り、本実施例では剥離は観測されなかった。
実施例2に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、スクロール図心は、始点から終点にかけて回転軸線に近づくことはない。また、スクロール流路の全体が外方シフト範囲になっており、スクロール図心の移動軌跡の傾きは、始点を含む領域、及び終点を含む領域では急勾配であり、始点を含む領域と終点を含む領域との間である中間領域は緩勾配である。なお、実施例2に係るスクロールでは、半径一定範囲は設けられていない。本実施例において、始点から終点にかけてのスクロール半径(Rin)の最大値は37.67mmであり、ディフューザ出口半径(Rd)は41.8mmであり、Rin/Rdは、0.901であった。表1に示される通り、本実施例では剥離は観測されなかった。
実施例3に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、スクロール図心は、始点から終点にかけて回転軸線に近づくことはない。また、スクロール流路の全体が外方シフト範囲になっており、スクロール図心の移動軌跡の傾きは、始点を含む領域、及び終点を含む領域では急勾配であり、始点を含む領域と終点を含む領域との間である中間領域は緩勾配である。なお、実施例2に係るスクロールでは、半径一定範囲は設けられていない。本実施例において、始点から終点にかけてのスクロール半径(Rin)の最大値は44.75mmであり、ディフューザ出口半径(Rd)は46.45mmであり、Rin/Rdは、0.963であった。表1に示される通り、本実施例では剥離は観測されなかった。
実施例4に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、スクロール図心は、始点から終点にかけて回転軸線に近づくことはない。また、スクロール流路の始点を含む前半の範囲が外方シフト範囲になっており、終点寄りの範囲では、スクロール図芯の移動軌跡は回転軸線に対して略平行になっている。なお、実施例2に係るスクロールでは、半径一定範囲は設けられていない。本実施例において、始点から終点にかけてのスクロール半径(Rin)の最大値は29.5mmであり、ディフューザ出口半径(Rd)は36mmであり、Rin/Rdは、0.819であった。表1に示される通り、本実施例では剥離が観測されたが、剥離が観測された回転角は360°であり、スクロールの主要部では発生が確認されなかった。
比較例1に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、特に、回転角90°以上の範囲でスクロール図心は回転軸線に近づいている。また、比較例1に係るスクロールでは、スクロール流路から回転軸線までの距離は、順方向において徐々に短くなっている。なお、後述するように、各比較例1〜3では、剥離が発生している。そして、剥離が生じている箇所における内端部から回転軸線までの距離を、便宜的にスクロール半径(Rin)として説明する。
比較例2に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、特に、回転角70°以上の範囲で、スクロール図心は回転軸線に近づいている。また、比較例2に係るスクロールでは、スクロール流路から回転軸線までの距離は、順方向において徐々に短くなっている。
比較例3に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、特に、回転角240°以上の範囲において、スクロール図心は回転軸線に近づいている。また、比較例3に係るスクロールでは、スクロール流路から回転軸線までの距離は、順方向において徐々に短くなっている。
7 コンプレッサ翼車(インペラ)
52 スクロール
51 ディフューザ
5d 受け入れ部
54a 内端部
54 スクロール流路(流路)
A 回転軸線
Cs 仮想断面
G1〜G14 スクロール図心
Rd ディフューザ出口半径
Rin スクロール半径
S 始点
E 終点
Claims (7)
- 気体を圧送するインペラと、
前記インペラの周囲に配置され、且つ始点から終点にかけて流路が拡大するスクロールと、を備え、
前記スクロールの前記始点から前記終点までの任意の位置において、前記インペラの回転軸線を含む仮想面で切断された前記スクロールの仮想断面、及び前記仮想断面におけるスクロール図心を仮定した場合に、
前記始点から前記終点までの連続する前記仮想断面において、前記スクロール図心は、前記始点から前記終点にかけて前記回転軸線に近づくことはなく、且つ、前記始点から前記終点にかけての少なくとも一部の範囲で、前記スクロール図心から前記回転軸線までの距離は漸次拡大し、
前記回転軸線から前記スクロールの前記流路までの距離は、前記始点から前記終点にかけて漸次縮小している、遠心圧縮機。 - 前記一部の範囲は、前記終点寄りの範囲である、請求項1記載の遠心圧縮機。
- 前記インペラで圧送される気体を前記スクロールに導入するディフューザを更に備え、
前記スクロールの流路は、前記仮想断面において、前記ディフューザに連絡する受け入れ部と、前記回転軸線に最も近い内端部と、を備え、
前記受け入れ部から前記回転軸線までの距離であるディフューザ出口半径をRdとし、前記内端部から前記回転軸線までの距離であるスクロール半径をRinとした場合に、前記ディフューザ出口半径に対する前記スクロール半径の比であるRin/Rdは、前記始点から前記終点までの範囲で0.75以上である、請求項1または2記載の遠心圧縮機。 - 前記ディフューザ出口半径に対する前記スクロール半径の比Rin/Rdは、前記始点から前記終点までの範囲で0.90以上である、請求項3記載の遠心圧縮機。
- 前記インペラで圧送される気体を前記スクロールに導入するディフューザを更に備え、
前記スクロールの流路は、前記仮想断面において、前記回転軸線に最も近い内端部を備え、
前記回転軸線から前記内端部までの距離は、前記始点から前記終点までの少なくとも一部の範囲で一定である、請求項1〜4のいずれか一項記載の遠心圧縮機。 - 気体を圧送するインペラと、
前記インペラの周囲に配置され、且つ始点から終点にかけて流路が拡大するスクロールと、を備え、
前記インペラの回転軸線から前記流路までの距離は、前記始点から前記終点までの少なくとも一部の範囲で一定である、遠心圧縮機。 - 前記一部の範囲は、前記終点寄りの範囲である、請求項6記載の遠心圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015223242A JP6613838B2 (ja) | 2015-11-13 | 2015-11-13 | 遠心圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015223242A JP6613838B2 (ja) | 2015-11-13 | 2015-11-13 | 遠心圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017089571A JP2017089571A (ja) | 2017-05-25 |
JP6613838B2 true JP6613838B2 (ja) | 2019-12-04 |
Family
ID=58767611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015223242A Active JP6613838B2 (ja) | 2015-11-13 | 2015-11-13 | 遠心圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2015
- 2015-11-13 JP JP2015223242A patent/JP6613838B2/ja active Active
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