JP6613838B2 - 遠心圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、遠心圧縮機に関するものである。
インペラの外周部にディフューザを介して渦巻状のスクロールを配置した遠心圧縮機が知られている。この種の遠心圧縮機では、インペラによって圧縮された気体がディフューザを介してスクロールに導入され、スクロールで適宜に減速されて静圧回復が図られる(特許文献1参照)。
特開2012−137069号公報
しかしながら、発明者の鋭意検討の結果、従来の遠心圧縮機では、スクロール内の流れに剥離が生じる可能性があり、その剥離が流れの安定性を損なって圧縮性能に支障を来す可能性があることが判明した。
本発明は、スクロール内での流れの安定性を確保し易くなって、圧縮性能を向上できる遠心圧縮機を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、気体を圧送するインペラと、インペラの周囲に配置され、且つ始点から終点にかけて流路が拡大するスクロールと、を備えた遠心圧縮機である。この遠心圧縮機では、スクロールの始点から終点までの任意の位置において、インペラの回転軸線を含む仮想面で切断されたスクロールの仮想断面、及び仮想断面におけるスクロール図心を仮定した場合に、始点から終点までの連続する仮想断面において、スクロール図心は、始点から終点にかけて回転軸線に近づくことはなく、且つ、始点から終点にかけての少なくとも一部の範囲で、スクロール図心から回転軸線までの距離は漸次拡大する。
発明者は、インペラの回転軸線を中心とした遠心方向(外方)とは逆側、つまり、内方側にスクロールの流路が広がることによって剥離が生じ易くなるとの知見を得た。つまり、剥離を抑止するためには、スクロールの流路を外方にずらしていくのが有効と考えられる。このことは、スクロールの始点から終点にかけて、スクロール図心が回転軸線に近づくことなく、少なくとも一部の範囲で、スクロール図心と回転軸線との距離が漸次拡大することに通じ、上記の遠心圧縮機はこれらの構成を備えている。つまり、上記の遠心圧縮機によれば、スクロール内での剥離を抑制し易くなり、その結果、流れの安定性を確保し易くなって圧縮性能を向上できる。
いくつかの態様において、上記の一部の範囲は、終点寄りの範囲であってもよい。従来の遠心圧縮機では、スクロールの始点側よりも終点側の位置で剥離が生じる傾向がある。つまり、スクロール図心から回転軸線までの距離を、少なくとも終点寄りの範囲で漸次拡大させることにより、スクロール内での剥離を効果的に抑え易くなる。
いくつかの態様において、インペラで圧送される気体をスクロールに導入するディフューザを更に備え、スクロールの流路は、仮想断面において、ディフューザに連絡する受け入れ部と、回転軸線に最も近い内端部と、を備え、受け入れ部から回転軸線までの距離であるディフューザ出口半径をRdとし、内端部から回転軸線までの距離であるスクロール半径をRinとした場合に、ディフューザ出口半径に対するスクロール半径の比であるRin/Rdは、始点から終点までの範囲で0.75以上の遠心圧縮機とすることができる。この遠心圧縮機では、スクロールの主要部での剥離を効果的に抑止し易くなる。
上記の態様において、ディフューザ出口半径に対するスクロール半径の比Rin/Rdは、始点から終点までの範囲で0.90以上である遠心圧縮機とすることができる。この遠心圧縮機によれば、スクロールの流路での剥離を、より確実に抑止し易くなる。
いくつかの態様において、インペラで圧送される気体をスクロールに導入するディフューザを更に備え、スクロールの流路は、仮想断面において、回転軸線に最も近い内端部を備え、回転軸線から内端部までの距離は、始点から終点までの少なくとも一部の範囲で一定である遠心圧縮機とすることができる。この遠心圧縮機では、少なくとも一部の範囲において、流路の内方への広がりを抑えることになり、この範囲での剥離を効果的に抑止し易くなる。
また、本発明の一態様は、気体を圧送するインペラと、インペラの周囲に配置され、且つ始点から終点にかけて流路が拡大するスクロールと、を備えた遠心圧縮機であり、更に、インペラの回転軸線から流路までの距離は、始点から終点までの少なくとも一部の範囲で一定である。
この遠心圧縮機では、少なくとも一部の範囲において、流路の内方への広がりを抑えることになり、この範囲での剥離を効果的に抑止し易くなる。その結果、流れの安定性を確保し易くなって圧縮性能を向上できる。
いくつかの態様において、上記の一部の範囲は、終点寄りの範囲であってもよい。従来の遠心圧縮機では、スクロールの始点側よりも終点側の位置で剥離が生じる傾向がある。つまり、インペラの回転軸線から流路までの距離を、少なくとも終点寄りの範囲で一定にすることにより、スクロール内での剥離を効果的に抑え易くなる。
本発明のいくつかの態様によれば、スクロール内での流れの安定性を確保し易くなり、圧縮性能を向上できる。
実施形態に係るコンプレッサを備えた過給機の断面図である。 スクロールを回転軸線に直交する面で切断した断面図である。 スクロールの始点における仮想断面を示す図である。 スクロールの終点における仮想断面を示す図である。 複数の異なる仮想断面におけるスクロール流路の外形線を重ね合わせて示す断層的な図である。 第1の変形例に係り、図5に対応して複数の仮想断面におけるスクロール流路の外形線を重ね合わせて示す断層的な図である。 第2の変形例に係り、図5に対応して複数の仮想断面におけるスクロール流路の外形線を重ね合わせて示す断層的な図である。 第3の変形例に係り、図5に対応して複数の仮想断面におけるスクロール流路の外形線を重ね合わせて示す断層的な図である。 比較形態に係り、図5に対応して複数の仮想断面におけるスクロール流路の外形線を重ね合わせて示す断層的な図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、過給機1は、タービン2とコンプレッサ(遠心圧縮機)3とを備えている。過給機1は、例えば自動車用過給機として使用される。タービン2は、タービンハウジング4と、タービンハウジング4に収納されたタービン翼車6と、を備えている。コンプレッサ3は、コンプレッサハウジング5と、コンプレッサハウジング5に収納されたコンプレッサ翼車(インペラ)7と、を備えている。タービン翼車6は回転軸14の一端に設けられており、コンプレッサ翼車7は回転軸14の他端に設けられている。タービンハウジング4とコンプレッサハウジング5との間には、軸受ハウジング13が設けられている。回転軸14は、軸受15を介して軸受ハウジング13に回転可能に支持されており、回転軸14、タービン翼車6及びコンプレッサ翼車7が一体の回転体12として回転軸線Aを中心に回転する。
タービンハウジング4には、排気ガス流入口8及び排気ガス流出口10が設けられている。内燃機関(図示せず)から排出された排気ガスが、排気ガス流入口8を通じてタービンハウジング4内に流入し、タービン翼車6を回転させ、その後、排気ガス流出口10を通じてタービンハウジング4外に流出する。
コンプレッサハウジング5には、吸入部9及び吐出部11が設けられている。タービン翼車6が回転すると、回転軸14を介してコンプレッサ翼車7が回転する。回転するコンプレッサ翼車7は、吸入部9を通じて空気等の外部の気体を吸入し、圧縮して吐出部11から吐出する。吐出部11から吐出された圧縮気体は、前述の内燃機関に供給される。
図1及び図2に示されるように、コンプレッサハウジング5は、コンプレッサ翼車7の周囲に配置されたディフューザ51と、ディフューザ51の周囲に配置されたスクロール52と、スクロール52に接続された出口管5aとを備えている。コンプレッサ翼車7から吐出される気体を減速させることによって、静圧を回復させる。スクロール52には、全周に亘って、ディフューザ51から気体が導入され、スクロール52で集められた気体は、出口管5aに吐出される。出口管5aは吐出部11に接続されている。コンプレッサ翼車7の外周端からディフューザ51を通り、スクロール52で集められた気体は、出口管5aを介して吐出部11へ送出される。
スクロール52は、コンプレッサ翼車7の回りを一重の渦巻状に配置されており、内部には渦巻状のスクロール流路(流路)54が形成されている。スクロール流路54は、回転軸線Aに直交する断面において略円形(図3、図4参照)を成している。なお、以下の説明では、スクロール流路54の巻き方向(図2における時計回り方向)の各位置を、巻き終わり(終点E)と回転軸線Aとを結ぶ直線を基準とした回転角で示す。例えば、0基準となる終点Eは、回転角360°または回転角0°の位置として説明される。また、巻き方向とは、スクロール流路54における気体の流れ方向であり、以下、この流れに沿った方向を順方向Da、反対方向を逆方向Dbとして説明する。
スクロール流路54は、終点Eを0基準にして、回転角50°の位置から終点Eまでの間、順方向に沿って渦巻状に伸び、その断面積は漸次拡大している。回転角50°の位置は、巻き始め位置に相当し、スクロール52の始点Sである。スクロール52の始点Sには、舌部5bが配設されている。本実施形態に係る舌部5bの近傍、つまり、スクロール流路54の始点S付近と終点E付近とは流路として接続されており、従って、スクロール流路54において終点E側から始点S側へ向かう流れ(この流れを「再循環流」と呼ぶこともある)が生じることがある。本実施形態に係る舌部5bは、スクロール流路54の終点E側と始点S側との接続部に設けられた角部であるが、舌部5bは、角部の先端が切り欠かれた断面形状、または角部の先端が湾曲した形状の突起部であってもよい。
スクロール52では、導入された圧縮気体に対して一定の静圧回復を図る。ここで、スクロール流路54内の気体の流れが壁内面5cから剥離すると、所望の静圧回復が難しくなり、圧縮性能に影響を及ぼす。以下、本実施形態において、少なくともスクロール52の主要部にける剥離を抑止する要素、及びその機能について説明する。
図3は、スクロール52の始点Sにおける仮想断面Csを示す図であり、図4は、スクロール52の終点Eにおける仮想断面Csを示す図である。仮想断面Csとは、回転軸線Aを含む仮想面により、スクロール流路54を直交するようにスクロール52を切断したと仮定した場合の断面図である。仮想断面Csは、回転角に応じて区別されている。具体的に説明すると、始点Sの仮想断面Csは、回転角50°の位置におけるスクロール流路54の断面を主に示し、終点Eの仮想断面Csは、回転角360°の位置におけるスクロール流路54の断面を主に示す。
また、図5は、複数の異なる回転角での仮想断面Csにおけるスクロール流路54の外形線L1〜L14を重ね合わせて示す断層的な図である。図5には、スクロール52の始点S及び終点Eにおけるスクロール流路54の外形線L1、L14のみならず、回転角60°のスクロール流路54の外形線L2、回転角70°のスクロール流路54の外形線L3、回転角80°のスクロール流路54の外形線L4、回転角90°のスクロール流路54の外形線L5、回転角120°のスクロール流路54の外形線L6、回転角150°のスクロール流路54の外形線L7、回転角180°のスクロール流路54の外形線L8、回転角210°のスクロール流路54の外形線L9、回転角240°のスクロール流路54の外形線L10、回転角270°のスクロール流路54の外形線L11、回転角300°のスクロール流路54の外形線L12、及び回転角330°のスクロール流路54の外形線L13が重ね合わせられて示されている。なお、図5には、スクロール流路54に気体を導入するディフューザ51の外形線Laも記載されている。
また、図3、図4、及び図5では、各仮想断面Csにおけるスクロール図心G1〜G14が示されている。スクロール図心G1〜G14とは、仮想断面Csにおけるスクロール52の重心位置として仮定された点を意味する。特に、図5には、始点S(回転角50°)のスクロール図心G1、及び終点E(回転角360°)のスクロール図心G14に加え、回転角60°のスクロール図心G2、回転角70°のスクロール図心G3、回転角80°のスクロール図心G4、回転角90°のスクロール図心G5、回転角120°のスクロール図心G6、回転角150°のスクロール図心G7、回転角180°のスクロール図心G8、回転角210°のスクロール図心G9、回転角240°のスクロール図心G10、回転角270°のスクロール図心G11、回転角300°のスクロール図心G12、及び回転角330°のスクロール図心G13が示されている。更に、図5には、各スクロール図心G1〜G14を直線で結び、始点Sから終点Eにかけてのスクロール図心G1〜G14の移動軌跡が示されている。
スクロール52の仮想断面Csは、回転軸線A回りの周方向において、始点Sから終点Eまでの連続する領域内の任意の位置に設定できる。つまり、理論的には、回転角に応じて無限に設定できるが、スクロール流路54の断面形状や断面積等に関する特性と気体の流れの安定性(特に、剥離の発生)との相関関係を評価するためには、始点Sから終点Eまでの連続する領域内で均等間隔(回転角度間隔)の少なくとも5カ所以上(始点S、及び終点E含む)の仮想断面Csを設定できればよい。なお、6か所以上とすることで、より精度よく評価でき、本実施形態では、始点Sと終点Eの他に、回転角60°から終点E(回転角360°)までを10等分すべく、30°の等間隔にて仮想断面Csを規定している。更に、回転角60°から回転角90°までを3等分すべく、10°の等間隔にて仮想断面Csを規定している。
図5に示されるように、本実施形態に係るスクロール52では、始点Sから終点Eまでの連続する仮想断面Cs(図3、図4参照)において、スクロール図心G1〜G14は、始点Sから終点Eにかけて回転軸線Aに近づくことはない。より詳しく説明すると、始点Sから終点Eにかけて気体の流れる方向(順方向Da)に連続して隣接する二つの仮想断面Csを想定した場合に、順方向Da側(流れ方向の下流側)の仮想断面Csにおけるスクロール図心(例えば、スクロール図心G14)から回転軸線Aまでの距離Ds(図4参照)は、逆方向Db側(流れ方向の上流側)の仮想断面Csにおけるスクロール図心(例えば、スクロール図心G13)から回転軸線Aまでの距離Dsよりも大きいか、または同じである。
また、本実施形態に係るスクロール52では、始点Sから終点Eにかけての少なくとも一部の範囲は外方シフト範囲Aeになっている。外方シフト範囲Aeとは、始点Sに近い側から終点Eに近い側にかけて、スクロール図心G1〜G14のそれぞれから回転軸線Aまでの距離Dsが漸次拡大、つまり、単調に増加している範囲である。具体的には、順方向Daに連続して隣接する二つの仮想断面Csを想定する。ここで、順方向Da側の仮想断面Csにおけるスクロール図心(例えば、スクロール図心G14)から回転軸線Aまでの距離Dsが、逆方向Db側の仮想断面Csにおけるスクロール図心(例えば、スクロール図心G13)から回転軸線Aまでの距離Dsよりも大きい場合、この範囲は、外方シフト範囲Aeである。
また、スクロール図心G1からスクロール図心G14までを結ぶ図心の移動軌跡を見ると、スクロール図心G1からスクロール図心G10までの移動軌跡は回転軸線Aに対して略平行、つまり回転軸線Aまでの距離が一定に推移している。一方で、スクロール図心G10からスクロール図心G14までは、回転軸線Aを基準にした場合に略一定の傾きを有する。本実施形態では、この略一定の傾きを有する範囲が外方シフト範囲Aeであり、外方シフト範囲Aeは、終点E寄りの範囲に設けられている。終点E寄りの範囲とは、始点Sから終点Eにかけての連続する領域のうち、中間位置よりも終点E側の領域を意味する。本実施形態に係る中間位置は、以下の式で表され、具体的には回転角155°の位置である。
中間位置の回転角=始点の回転角+(終点の回転角−始点の回転角)/2・・・(式)
なお、本実施形態に係る外方シフト範囲Aeは終点Eを含む。しかしながら、外方シフト範囲Aeが終点Eを含んでいなくても、また、中間位置よりも始点S側の領域を含んでいたとしても、外方シフト範囲Aeのより多くの範囲が、中間位置よりも終点E側の領域に存在すれば、その外方シフト範囲Aeは、終点E寄りの範囲に設けられていることになる。
また、本実施形態では、始点Sから終点Eまでの連続する領域のうち、少なくとも一部の範囲は半径一定範囲Asになっている。半径一定範囲Asとは、回転軸線Aからスクロール流路54までの距離が一定となる範囲である。具体的には、半径一定範囲As内の仮想断面Csを想定し、その仮想断面Csにおけるスクロール流路54の外形線(例えば、L14)を抽出した場合に、スクロール流路54は、回転軸線Aに最も近い内端部54aを備える(図4参照)。半径一定範囲Asでは、内端部54aと回転軸線Aとの距離であるスクロール半径Rinは一定となる。なお、本実施形態では、半径一定範囲Asと外方シフト範囲Aeとは略一致し、半径一定範囲Asは終点E寄りの範囲に設けられている。なお、半径一定範囲Asは、外方シフト範囲Aeに対してずらすように設けてもよい。
次に、上述のスクロール52を備えたコンプレッサ3において、剥離を抑止し、流れの安定性を確保できるという作用、効果について説明する。
発明者は、実施形態及び比較形態に係るスクロールを備えたコンプレッサについて鋭意検討した。比較形態に係るスクロールは二種類あり、一方の比較形態(図9参照)は、外方シフト範囲Ae及び半径一定範囲Asを備えず、スクロールの始点Sから終点Eまでの全領域において、スクロール図心G1〜G14のそれぞれから回転軸線Aまでの距離Dsが一定である。また、回転軸線Aからスクロール流路54までの距離であるスクロール半径Rinは、始点Sから終点Eにかけて漸次縮小している。他方の比較形態は、スクロールの始点から終点にかけて、スクロール図心が回転軸線に近づいていく領域が存在する形態である。また、スクロール半径は、始点から終点にかけて漸次縮小している。
比較形態を検証したところ、比較形態に係るスクロール100では、スクロール流路54内で剥離が生じ、その結果、流れの安定性が損なわれて圧縮性能に支障を来す可能性があることが判明した。また、この剥離は、スクロール流路54における終点寄りの範囲に生じ易いところ、剥離の発生場所が回転角300°以上の場合には圧縮性能への影響が少なく、回転角300°以下の場合には影響が大きいという知見も得た。したがって、特に、回転角300°以下での剥離の発生を効果的に抑制することが重要になる。
比較形態について更に検証したところ、剥離は、スクロール流路54における遠心方向(外方)とは逆となる内方、つまり回転軸線Aに近い内端部54a側で生じている。剥離の発生を、角運動量保存の法則に基づいて検討すると、例えば、流れる気体の角速度は、回転軸線Aに近くなるほど大きくなる。そして、始点Sから終点Eにかけての順方向で、内端部54aが回転軸線Aに近づき始めると、内端部54aに沿って流れている気体の角速度が増加することになり、剥離が生じ易い環境になると推察できる。
スクロール流路54の内端部54aが回転軸線Aに近づくという技術的意味は、設計上、スクロール図心G1〜G14が回転軸線Aに近づくことに通じる。つまり、剥離を抑止するためには、少なくとも、始点Sから終点Eにかけてスクロール図心G1〜G14が回転軸線Aに近づかないことが重要であり、更に、剥離が懸念される範囲が外方シフト範囲Aeになるようにし、スクロール流路54の内端部54aに沿って流れている気体の角速度を徐々に減少させることが有効であると推察される。
また、スクロール図心G1〜G14ではなく、スクロール流路54の内端部54aを主体的に考えた場合、少なくとも一部の範囲を半径一定範囲Asとし、回転軸線Aからスクロール流路54(内端部54a)までの距離が一定になるようにすると、スクロール流路54の内方へ広がりを抑えることができる。その結果、半径一定範囲Asでは、内端部54aに沿って流れる気体の角速度は増加せず、剥離の抑止に有効であると推察される。
上記の推察から、発明者は、特に回転角300°以下での剥離の発生を効果的に抑制するために必要となる二つの技術的特徴を見出した。一方の特徴は、始点Sから終点Eにかけてスクロール図心G1〜G14が回転軸線Aに近づくことはなく、且つ、少なくとも一部の範囲が外方シフト範囲Aeになることである。また、他方の特徴は、始点Sから終点Eまでの少なくとも一部の範囲が半径一定範囲Asになることである。
本実施形態に係るコンプレッサ3は、上記の両方の技術的特徴を備えているので、スクロール流路54での剥離を抑制でき、流れの安定性を確保し易く、圧縮性能の向上に有利である。なお、本実施形態では、両方の技術的特徴を備えており、剥離の抑止という観点で優位であるが、いずれか一方のみであっても、剥離の抑止効果を期待でき、その結果、流れの安定性を確保し易くなって圧縮性能を向上できる。
また、本実施形態では、外方シフト範囲Aeや半径一定範囲Asを終点E寄りの範囲に設けている。比較形態に係るコンプレッサでは、スクロール100の始点S側よりも終点E側の位置で剥離が生じる傾向がある。つまり、外方シフト範囲Aeや半径一定範囲Asを終点E寄りの範囲に設けることにより、スクロール流路54での剥離を効果的に抑え易くなる。
また、本実施形態に係るスクロール流路54は、仮想断面Csにおいて、ディフューザ51に連絡する受け入れ部5dを有する。受け入れ部5dから回転軸線Aまでの距離(ディフューザ出口半径)は始点Sから終点Eまで略一定であり、この距離をRdとする。また、始点Sから終点Eまでの連続する仮想断面Csにおいて、スクロール流路54の内端部54aから回転軸線Aまでの距離であるスクロール半径をRinとする。ここでディフューザ出口半径に対するスクロール半径の比であるRin/Rdは、始点Sから終点Eまでの範囲で0.75以上が好ましく、0.80以上が更に好ましく、0.90以上が更に好ましい。Rin/Rdが0.75以上であると、0.75未満の態様よりも回転角300°以下の領域(スクロール52の主要部)での剥離の発生を抑止し易く、0.80以上であれば、より抑止し易くなる。更に、0.9以上であると、剥離の発生自体を確実に抑止し易くなる。なお、Rin/Rdは1.00未満であると好ましい。
次に、図6を参照し、上記の基本形態から派生した第1の変形例に係るスクロール52Aについて説明する。なお、第1の変形例及び後述の第2、第3の変形例において上記の基本形態と同一の要素や構造については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本変形例に係るスクロール52Aでは、始点Sから終点Eまでの連続する仮想断面Cs(図3、図4参照)において、スクロール図心G1〜G14は、始点Sから終点Eにかけて回転軸線Aに近づくことはない。また、始点Sから終点Eにかけての全領域が外方シフト範囲Aeになっており、順方向Daにおいて、スクロール図心G1〜G14のそれぞれから回転軸線Aまでの距離Dsは漸次拡大している。また、スクロール図心G1からスクロール図心G14までを結ぶ図心の移動軌跡は回転軸線Aを基準にした場合に全体的に略一定の傾きを有する。なお、本変形例に係るスクロール52Aでは、半径一定範囲Asは設けられていない。
次に、図7を参照し、上記の基本形態から派生した第2の変形例に係るスクロール52Bについて説明する。本変形例に係るスクロール52Bでは、始点Sから終点Eまでの連続する仮想断面Cs(図3、図4参照)において、スクロール図心G1〜G14は、始点Sから終点Eにかけて回転軸線Aに近づくことはない。また、始点Sから終点Eにかけての全領域が外方シフト範囲Aeになっており、順方向Daにおいて、スクロール図心G1〜G14のそれぞれから回転軸線Aまでの距離Dsは漸次拡大している。なお、スクロール図心G1からスクロール図心G14までを結ぶ図心の移動軌跡の傾きは、終点E側(スクロール図心G14側)の方が、始点S側(スクロール図心G1側)よりも大きくなっている。なお、本変形例に係るスクロール52Aでは、半径一定範囲Asは設けられていない。
次に、図8を参照し、上記の基本形態から派生した第3の変形例に係るスクロール52Cについて説明する。本変形例に係るスクロール52Cでは、始点Sから終点Eまでの連続する仮想断面Csにおいて、スクロール図心G1〜G14は、始点Sから終点Eにかけて回転軸線Aに近づくことはない。また、第3の変形例では、終点E寄りの範囲が外方シフト範囲Aeになっているものの、終点Eは外方シフト範囲Aeに含まれていない。具体的には、スクロール図心G1からスクロール図心G5までを結ぶ図心の移動軌跡、及びスクロール図心G13とスクロール図心G14とを結ぶ図心の移動軌跡は、回転軸線Aに対して略平行に推移しており、外方シフト範囲Aeにはなっていない。一方で、スクロール図心G5からスクロール図心G13までを結ぶ図心の移動軌跡は所定の傾きを有し、外方シフト範囲Aeである。なお、本変形例に係るスクロール52Cでは、半径一定範囲Asは設けられていない。
以上の第1〜第3の変形例は、半径一定範囲Asを備えていないが、スクロール流路54内において剥離は発生せず、流れの安定性を確保でき、圧縮性能を向上できる。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
[実施例1]
実施例1に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、スクロール図心は、始点から終点にかけて回転軸線に近づくことはない。また、スクロール流路の始点側の一部を除き、終点を含む略全体が外方シフト範囲になっており、外方シフト範囲は終点寄りの範囲に設けられている。また、外方シフト範囲におけるスクロール図心の移動軌跡の傾きは略一定である。また、実施例1に係るスクロールは、外方シフト範囲に対応するように半径一定範囲を備える。本実施例において、始点から終点にかけてのスクロール半径(Rin)の最大値は32.98mmであり、ディフューザ出口半径(Rd)は36mmであり、Rin/Rdは、0.916であった。表1に示される通り、本実施例では剥離は観測されなかった。
Figure 0006613838
[実施例2]
実施例2に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、スクロール図心は、始点から終点にかけて回転軸線に近づくことはない。また、スクロール流路の全体が外方シフト範囲になっており、スクロール図心の移動軌跡の傾きは、始点を含む領域、及び終点を含む領域では急勾配であり、始点を含む領域と終点を含む領域との間である中間領域は緩勾配である。なお、実施例2に係るスクロールでは、半径一定範囲は設けられていない。本実施例において、始点から終点にかけてのスクロール半径(Rin)の最大値は37.67mmであり、ディフューザ出口半径(Rd)は41.8mmであり、Rin/Rdは、0.901であった。表1に示される通り、本実施例では剥離は観測されなかった。
[実施例3]
実施例3に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、スクロール図心は、始点から終点にかけて回転軸線に近づくことはない。また、スクロール流路の全体が外方シフト範囲になっており、スクロール図心の移動軌跡の傾きは、始点を含む領域、及び終点を含む領域では急勾配であり、始点を含む領域と終点を含む領域との間である中間領域は緩勾配である。なお、実施例2に係るスクロールでは、半径一定範囲は設けられていない。本実施例において、始点から終点にかけてのスクロール半径(Rin)の最大値は44.75mmであり、ディフューザ出口半径(Rd)は46.45mmであり、Rin/Rdは、0.963であった。表1に示される通り、本実施例では剥離は観測されなかった。
[実施例4]
実施例4に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、スクロール図心は、始点から終点にかけて回転軸線に近づくことはない。また、スクロール流路の始点を含む前半の範囲が外方シフト範囲になっており、終点寄りの範囲では、スクロール図芯の移動軌跡は回転軸線に対して略平行になっている。なお、実施例2に係るスクロールでは、半径一定範囲は設けられていない。本実施例において、始点から終点にかけてのスクロール半径(Rin)の最大値は29.5mmであり、ディフューザ出口半径(Rd)は36mmであり、Rin/Rdは、0.819であった。表1に示される通り、本実施例では剥離が観測されたが、剥離が観測された回転角は360°であり、スクロールの主要部では発生が確認されなかった。
[比較例1]
比較例1に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、特に、回転角90°以上の範囲でスクロール図心は回転軸線に近づいている。また、比較例1に係るスクロールでは、スクロール流路から回転軸線までの距離は、順方向において徐々に短くなっている。なお、後述するように、各比較例1〜3では、剥離が発生している。そして、剥離が生じている箇所における内端部から回転軸線までの距離を、便宜的にスクロール半径(Rin)として説明する。
比較例1に係るスクロール半径(Rin)は25.22mmであり、ディフューザ出口半径(Rd)は36mmであり、Rin/Rdは、0.701であった。表1に示される通り、本比較例では、回転角210°の位置で剥離が観測された。
[比較例2]
比較例2に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、特に、回転角70°以上の範囲で、スクロール図心は回転軸線に近づいている。また、比較例2に係るスクロールでは、スクロール流路から回転軸線までの距離は、順方向において徐々に短くなっている。
比較例2に係るスクロール半径(Rin)は30.5mmであり、ディフューザ出口半径(Rd)は41.45mmであり、Rin/Rdは、0.736であった。表1に示される通り、本比較例では、回転角210°の位置で剥離が観測された。
[比較例3]
比較例3に係るスクロールは、始点から終点までの連続する仮想断面において、特に、回転角240°以上の範囲において、スクロール図心は回転軸線に近づいている。また、比較例3に係るスクロールでは、スクロール流路から回転軸線までの距離は、順方向において徐々に短くなっている。
比較例3に係るスクロール半径(Rin)は32.29mmであり、ディフューザ出口半径(Rd)は46.45mmであり、Rin/Rdは、0.695であった。表1に示される通り、本比較例では、回転角270°の位置で剥離が観測された。
本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。また、上述した実施形態に記載されている技術的事項を利用して、各実施例の変形例を構成することも可能である。各実施形態の構成を適宜組み合わせて使用してもよい。
また、本発明は、自動車用過給機に適用されるものに限定されず、船舶その他に適用されてもよい。更に、過給機以外の遠心圧縮機に適用されてもよい。
3 コンプレッサ
7 コンプレッサ翼車(インペラ)
52 スクロール
51 ディフューザ
5d 受け入れ部
54a 内端部
54 スクロール流路(流路)
A 回転軸線
Cs 仮想断面
G1〜G14 スクロール図心
Rd ディフューザ出口半径
Rin スクロール半径
S 始点
E 終点

Claims (7)

  1. 気体を圧送するインペラと、
    前記インペラの周囲に配置され、且つ始点から終点にかけて流路が拡大するスクロールと、を備え、
    前記スクロールの前記始点から前記終点までの任意の位置において、前記インペラの回転軸線を含む仮想面で切断された前記スクロールの仮想断面、及び前記仮想断面におけるスクロール図心を仮定した場合に、
    前記始点から前記終点までの連続する前記仮想断面において、前記スクロール図心は、前記始点から前記終点にかけて前記回転軸線に近づくことはなく、且つ、前記始点から前記終点にかけての少なくとも一部の範囲で、前記スクロール図心から前記回転軸線までの距離は漸次拡大し、
    前記回転軸線から前記スクロールの前記流路までの距離は、前記始点から前記終点にかけて漸次縮小している、遠心圧縮機。
  2. 前記一部の範囲は、前記終点寄りの範囲である、請求項1記載の遠心圧縮機。
  3. 前記インペラで圧送される気体を前記スクロールに導入するディフューザを更に備え、
    前記スクロールの流路は、前記仮想断面において、前記ディフューザに連絡する受け入れ部と、前記回転軸線に最も近い内端部と、を備え、
    前記受け入れ部から前記回転軸線までの距離であるディフューザ出口半径をRdとし、前記内端部から前記回転軸線までの距離であるスクロール半径をRinとした場合に、前記ディフューザ出口半径に対する前記スクロール半径の比であるRin/Rdは、前記始点から前記終点までの範囲で0.75以上である、請求項1または2記載の遠心圧縮機。
  4. 前記ディフューザ出口半径に対する前記スクロール半径の比Rin/Rdは、前記始点から前記終点までの範囲で0.90以上である、請求項3記載の遠心圧縮機。
  5. 前記インペラで圧送される気体を前記スクロールに導入するディフューザを更に備え、
    前記スクロールの流路は、前記仮想断面において、前記回転軸線に最も近い内端部を備え、
    前記回転軸線から前記内端部までの距離は、前記始点から前記終点までの少なくとも一部の範囲で一定である、請求項1〜4のいずれか一項記載の遠心圧縮機。
  6. 気体を圧送するインペラと、
    前記インペラの周囲に配置され、且つ始点から終点にかけて流路が拡大するスクロールと、を備え、
    前記インペラの回転軸線から前記流路までの距離は、前記始点から前記終点までの少なくとも一部の範囲で一定である、遠心圧縮機。
  7. 前記一部の範囲は、前記終点寄りの範囲である、請求項6記載の遠心圧縮機。
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