JP6612709B2 - 着磁ヨークの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、着磁ヨークの製造方法に関する。
特許文献1に記載のステータの製造方法では、ステータコアのティース部に、当該ステータコアの径方向及び軸方向にそれぞれ複数本の略U字状のセグメントコイルが配置されるように、当該略U字状のセグメントコイルが組み付けられる。
特開2013−138594号公報
直線状のコイルに曲げ加工を施して、特許文献1に記載されているような略U字状のセグメントコイルを製造する場合、多数の曲げ加工治具を必要とする。また、当該略U字状のセグメントコイルが着磁コアに組み付けられた状態で、隣接するセグメントコイル同士が接触することによって皮膜が削られてしまうという虞がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、セグメントコイルの曲げ加工に必要な治具数を最小限に抑えることができ、且つ、セグメントコイル同士の接触を防ぐことができる着磁ヨークの製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る着磁ヨークの製造方法においては、湾曲部と直線部とを備えるセグメントコイルを着磁コアのティース部に、前記着磁コアの径方向及び軸方向にそれぞれ複数本ずつ組み付ける。具体的には、コイルを同じ形状となるように前記径方向に曲げ加工して前記湾曲部と前記直線部とを形成する。次に、前記着磁コアの前記径方向の同じ位置に、前記着磁コアの前記軸方向に沿って配置される複数本の前記セグメントコイルの前記直線部を前記軸方向に曲げ加工する際、隣接する前記セグメントコイルの内側の前記セグメントコイルの前記軸方向の曲げ部の外径と、外側の前記セグメントコイルの前記軸方向の曲げ部の内径とが等しくなるように、前記直線部を前記軸方向に曲げ加工する。次に、前記着磁コアの前記ティース部に、前記軸方向に沿って前記複数本の前記セグメントコイルを組み付ける際、隣り合う前記セグメントコイルの間に隙間を確保するための隙間部材を挟んで仮固定した後、前記隙間部材を取り除き、前記複数本の前記セグメントコイルを固定する。
本発明に係る着磁ヨークの製造方法によれば、着磁コアの径方向の同じ位置に、着磁コアの軸方向に沿って配置される複数本のセグメントコイルにおいて、隣接するセグメントコイルの内側のセグメントコイルの軸方向の曲げ部の外径と、外側のセグメントコイルの軸方向の曲げ部の内径とが等しくなるように、複数本のセグメントコイルを軸方向に曲げるために必要な治具は同一の治具で良いため、曲げ加工に必要な治具数を最小限に抑えることができる。
また、コイルを同じ形状となるように径方向に曲げ加工して直線部と湾曲部とを形成するため、径方向に沿って配置された複数本のセグメントコイルの径方向の曲げ部同士の接触を防ぐことができる。
また、軸方向に隣接するセグメントコイルの内側のセグメントコイルの軸方向の曲げ部の外径と、外側のセグメントコイルの軸方向の曲げ部の内径とが等しくなるように、セグメントコイルの直線部を軸方向に曲げ加工するとともに、且つ、ティース部に、軸方向に沿って複数本のセグメントコイルを組み付ける際、隣り合うセグメントコイルの間に隙間部材を挟んで当該複数本のセグメントコイルを配置し、仮固定した後、隙間部材を取り除き、当該複数本のセグメントコイルを固定するため、軸方向に沿って配置された複数本のセグメントコイル同士の接触を防ぐことができる。
そのため、セグメントコイルの曲げ加工に必要な治具数を最小限に抑えることができ、且つ、セグメントコイル同士の接触を防ぐことができる着磁ヨークの製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る着磁ヨークを模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る着磁コアに組み付けられる複数本のセグメントコイルを示す写真である。 本発明の実施の形態1に係る着磁コアに組み付けられる複数本のセグメントコイルを示す写真である。 本発明の実施の形態1に係る着磁コアの径方向に沿って配置されたセグメントコイルを示す上面図である。 本発明の実施の形態1に係る着磁コアの軸方向に沿って配置されたセグメントコイルを示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係るセグメントコイルの径方向の曲げ加工に用いられる治具を示す写真である。 本発明の実施の形態1に係るセグメントコイルの径方向の曲げ加工に用いられる治具のレバーを示す図6のVII−VII断面図である。 本発明の実施の形態1に係るセグメントコイルの径方向の曲げ加工に用いられる治具を模式的に示す上面図である。 本発明の実施の形態1に係るセグメントコイルの軸方向の曲げ加工を説明する上面図である。 本発明の実施の形態1に係るセグメントコイルの軸方向の曲げ加工に用いられる治具の押さえ部材の上面図である。 本発明の実施の形態1に係るセグメントコイルの軸方向の曲げ加工に用いられる治具の押さえ部材の断面図である。 本発明の実施の形態1に係るセグメントコイルの軸方向の曲げ加工に用いられる治具の写真である。 本発明の実施の形態1に係るセグメントコイルの軸方向の曲げ加工に用いられる治具のベース部を示す側面図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1に係る着磁ヨーク100を模式的に示す斜視図である。また、図2、図3は、実施の形態1に係る着磁コア1に組み付けられる複数本のセグメントコイル2を示す写真であり、図2は、着磁コア1の内周面側から見たセグメントコイル2を示し、図3は、着磁コア1の上面側から見たセグメントコイル2を示す。図4は、実施の形態1に係る着磁コア1の径方向に沿って配置されたセグメントコイル2を模式的に示す上面図である。また、図5は、実施の形態1に係る着磁コア1の軸方向に沿って配置されたセグメントコイル2を模式的に示す側面図である。
着磁ヨーク100は、図1に示すように、円環状の着磁コア1及び複数本のセグメントコイル2を備える。着磁コア1は、円環状に形成されたリング部と、リング部から内径側(着磁コア1の径方向内側)に突出した複数のティース部(不図示)とを備える。着磁コア1は、例えば、プレスで打ち抜かれた金属板を積層して形成されている。なお、図1は、図面簡略化のため、着磁コア1に組み付けられるセグメントコイル2を1極分だけセットした状態を示している。
セグメントコイル2は、図1に示すように、着磁コア1の径方向及び軸方向にそれぞれ複数本ずつ組み付ける。図2では、セグメントコイル2は、着磁コア1の径方向に3列、着磁コア1の軸方向に5列、着磁コア1のティース(不図示)に配置される。なお、着磁コア1の径方向及び軸方向に沿って配置されるセグメントコイル2の数は、図2に限定されるものではない。セグメントコイル2は、コイルを略U字形状に曲げ加工されて成り、直線部2A、2C(図4参照)と、湾曲部2B(図4参照)とを備える。セグメントコイル2としては、例えば、矩形上の断面形状を有する平角コイルが用いられる。また、セグメントコイル2は、例えば、銅線等の導電率の高い線材の周囲が、エナメル等の絶縁性の被覆材で覆われて成る。
また、図2、図3、図4に示すように、セグメントコイル2として用いられる平角コイルが着磁コア1の径方向に曲げられることにより、セグメントコイル2は、略U字状に形成され、直線部2A、2Cと湾曲部2Bとが区分けされる。換言すれば、直線部2Aと湾曲部2Bと、及び、湾曲部2Bと直線部2Cとは、曲げ部B1、B1によって区分けされている。
また、図4に示すように、着磁コア1の径方向に沿って配置された複数本のセグメントコイル2は、同じ形状となるように径方向に曲げられている。ここで、「同じ形状となるように径方向に曲げる」とは、「同じ角度、同じ曲率で径方向に曲げる」ことを意味する。これにより、セグメントコイル2の直線部2A,2Cと湾曲部2Bとが形成される。また、複数本のセグメントコイル2は、径方向に沿って、互いに重ねられて、配置されている。セグメントコイル2を同じ形状となるように径方向に曲げ加工して曲げ部B1を形成するため、複数本のセグメントコイル2の曲げ部B1と曲げ部B2との間には隙間をなくし、且つ、曲げ部B1と曲げ部B1との間には径方向の隙間G1を確実に確保することができる。そのため、径方向に沿って配置された隣接するセグメントコイル3、4の径方向の曲げ部B1、B1同士の接触を防ぐことができる。
また、図3、図5に示すように、セグメントコイル2の直線部2A,2Cは、着磁コア1の軸方向に曲げられた曲げ部B2、B2を備える。
また、図5に示すように、着磁コア1の径方向の同じ位置に、着磁コア1の軸方向に沿って配置された複数本のセグメントコイル2において、隣接するセグメントコイル5、6の内側のセグメントコイル5の軸方向の曲げ部B2の外径51と、外側のセグメントコイル6の軸方向の曲げ部B2の内径61とが等しくなっている。
また、図5に示すように、軸方向に沿って隣接するセグメントコイル5、6の内側のセグメントコイル5と外側のセグメントコイル6との間には、軸方向の隙間G2が形成されている。
次に、図6乃至図13を参照しながら、本発明の実施の形態1に係る着磁ヨーク100の製造方法について説明する。本実施の形態1に係る着磁ヨーク100の製造方法は、セグメントコイル2の曲げ加工に特徴を有する。そのため、以下では、セグメントコイル2の曲げ加工方法について詳しく説明する。
本発明の実施の形態1に係るセグメントコイル2の曲げ加工方法では、まず、セグメントコイル2となる直線状の平角コイル21を着磁コア1の径方向に曲げ加工して直線部2A,2Cと湾曲部2Bとを形成する。
次に、着磁コア1の径方向に曲げ加工された平角コイル22を着磁コア1の軸方向に曲げ加工し、略U字状のセグメントコイル2を形成する。具体的には、平角コイル22の直線部2A,2Cを軸方向に曲げ加工して、略U字状のセグメントコイル2を形成する。
まず、図6乃至図8を参照しながら、径方向の曲げ加工について説明する。図6は、実施の形態1に係るセグメントコイル2の径方向の曲げ加工に用いられる治具7を示す写真である。図7は、実施の形態1に係るセグメントコイル2の径方向の曲げ加工に用いられる治具7のレバー74を示す図6のVII−VII断面図である。図8は、実施の形態1に係るセグメントコイル2の径方向の曲げ加工に用いられる治具7を模式的に示す上面図である。
治具7は、図6乃至図8に示すように、ベース板71、一対のRピン72,72、コイル回転規制部材73、レバー74、ストッパー75等を備える。
一対のRピン72,72は、ベース板71上に立設されている。Rピン72は、上面視円形のピンであり、当該Rピン72の円の曲率は、治具7によって曲げ加工されたセグメントコイル2の曲げ部B1の曲率を規定する。
コイル回転規制部材73は、略直方体形状の部材であり、ベース板71上の一対のRピン72,72と対向する位置に固定されている。そして、セグメントコイル2となる直線状の平角コイル21は、一対のRピン72,72とコイル回転規制部材73との間に挿通された状態で、当該平角コイル21の軸を中心に回動しないように、固定される。これにより、セグメントコイル2の曲げ部B1の曲げ角度のずれを防止することができる。
レバー74は、一対のRピン72のいずれか一方を支点として回動可能に、且つ、ベース板71上に着脱可能に設けられている。より具体的には、レバー74は、長尺な断面L字形状を有する棒状の部材であり、レバー74の一方の端部には、Rピン72を挿通可能な貫通穴74Aが形成されている。
また、図7に示すように、レバー74の断面L字の凹部74Bは、平角コイル21を収納可能な形状を有する。
これにより、レバー74の凹部74Bに、一対のRピン72とコイル回転規制部材73との間に挿通された平角コイル21を収納した状態で、Rピン72を支点としてレバー74を回動することにより、平角コイル21を曲げ加工して、曲げ部B1を有する平角コイル22を形成することができる。
ストッパー75は、ベース板71上に設けられた穴部71Aに着脱可能に固定されるピンである。ストッパー75は、Rピン72を支点として回動するレバー74に当接して、レバー74の回動角度を規定する。これにより、一定の所望する角度で、平角コイル21を曲げ加工することができる。換言すれば、平角コイル21を同じ形状となるように径方向に曲げ加工して直線部2A,2Cと湾曲部2Bとを形成することができる。これにより、着磁コア1の径方向に沿って、複数本のセグメントコイル2を重ねて配置した際、当該複数本のセグメントコイル2の曲げ部B1と曲げ部B2との間には隙間をなくし、且つ、曲げ部B1と曲げ部B1との間には径方向の隙間G1を確実に確保することができる。そのため、着磁コア1の径方向に沿って配置された複数本のセグメントコイル2の径方向の曲げ部B1同士の接触を防ぐことができる。
次に、図9乃至図13を参照しながら、軸方向の曲げ加工について説明する。図9は、実施の形態1に係るセグメントコイル2の軸方向の曲げ加工を説明する上面図である。図10及び図11は、それぞれ、実施の形態1に係るセグメントコイル2の軸方向の曲げ加工に用いられる治具8の押さえ部材83の上面図及び断面図である。なお、図11は、図10のXI−XI矢視断面図である。図12は、実施の形態1に係るセグメントコイル2の軸方向の曲げ加工に用いられる治具8の写真である。図13は、実施の形態1に係るセグメントコイル2の軸方向の曲げ加工に用いられる治具8のベース部81を示す側面図である。
治具8は、図9乃至図13に示すように、ベース部81、一対の曲げピン82,82、押さえ部材83等を備える。
ベース部81の上面は、治具7によって着磁コア1の径方向に曲げ加工された平角コイル22と、当該平角コイル22の軸方向に亘って当接可能となっている。具体的には、ベース部81は、八角柱状の部材を、当該八角柱の側面の八角形の対抗する2辺に直交する面で切って得られる形状を有する。また、ベース部81の底面は、当該八角柱の部材を当該面で切って形成された面である。そして、ベース部81の上面となる上側の3面は、治具7によって着磁コア1の径方向に曲げ加工された平角コイル22と、当該平角コイル22の軸方向に亘って当接可能となっている。
また、ベース部81の当該上面には、一対の曲げピン82,82を挿入可能な一対の穴部81A,81Aが設けられている。穴部81Aは、後述する円柱形状の曲げピン82を挿入可能な上面視円形の穴部である。図12に示す例では、ベース部81上に、一対の穴部81A,81Aが、ベース部81の長手方向に沿って3列設けられている。なお、ベース部81上に備えられる一対の曲げピン82,82の数は、着磁コア1の径方向に沿って配置されるセグメントコイル2の数に合わせることができ、図12に示す3列に限定されるものではない。
一対の曲げピン82,82は、ベース部81の一対の穴部81A,81Aに挿入されることにより、ベース部81上に立設されている。曲げピン82は、略円柱形状のピンであり、当該円柱の直径は、治具8によって曲げ加工された複数本のセグメントコイル2の最も内側のセグメントコイル2の曲げ部B2の内径を規定する。
押さえ部材83は、図10、図11に示すように、断面L字形状を有する部材であり、ベース部81上の一対の曲げピン82,82と対向する位置に固定されている。具体的には、押さえ部材83は、長孔83A、ピン83B、凹部83Cを備える。そして、押さえ部材83は、長孔83Aに挿通されたピン83Bによってベース部81上に固定される。また、凹部83Cは、平角コイル22を収納可能な形状を有する。そして、治具7によって曲げ加工された平角コイル22は、一対の曲げピン82,82と押さえ部材83との間に挿通された状態で、当該平角コイル22の軸を中心に回動しないように、固定される。これにより、セグメントコイル2の曲げ部B2の曲げ角度のずれを防止することができる。
また、一対の曲げピン82,82と押さえ部材83との間には、着磁コア1の径方向の同じ位置に着磁コア1の軸方向に沿って配置される複数本の平角コイル22が同時に挿通される。図9に示す例では、一対の曲げピン82,82と押さえ部材83との間には、着磁コア1の径方向の同じ位置に着磁コア1の軸方向に沿って配置される5本の平角コイル22が同時に挿通されている。
なお、一対の曲げピン82,82と押さえ部材83との間に挿通される平角コイル22の本数は、5本に限定されるものではなく、押さえ部材83の位置は、一対の曲げピン82,82と押さえ部材83との間に挿通される平角コイル22の本数に応じて移動可能である。具体的には、図10、図11に示すように、長孔83Aの長軸は、複数本の平角コイル22が配置される軸方向(着磁コア1の軸方向)に平行となっている。そして、当該長孔83Aの中でピン83Bが挿通される位置を調節することにより、押さえ部材83の位置を移動することができる。
そして、図9に示すように、一対の曲げピン82,82と押さえ部材83との間に、着磁コア1の径方向の同じ位置に、且つ、着磁コア1の軸方向に沿って配置される複数本の平角コイル22を挿通する。
次に、一対の曲げピン82,82に一番近い平角コイル22を、曲げピン82を支点として手動で曲げる。
次に、曲げた平角コイル22に隣接する平角コイル22を、曲げた平角コイル22の曲げ部B2を支点として手動で曲げる。このようにして、一対の曲げピン82,82に近い平角コイル22から順に、曲げる。
以上に説明した曲げ加工により、略U字状のセグメントコイル2が形成される。
次に、着磁コア1のティース部(不図示)に、当該着磁コア1の径方向及び軸方向にそれぞれ複数本の略U字状のセグメントコイル2が配置されるように、当該略U字状のセグメントコイル2を組み付ける。具体的には、着磁コア1のティース部に、軸方向に沿って複数本のセグメントコイル2を組み付ける際、隣り合うセグメントコイル2の間に隙間部材を挟んで当該複数本のセグメントコイル2を配置し、当該複数本のセグメントコイル2を仮固定する。
次に、当該隙間部材を取り除き、セグメントコイル2を固定する。なお、隙間部材としては、紙等、隣り合うセグメントコイル2の間に隙間G2を確保可能なものであればよい。また、隣り合うセグメントコイル2の間の隙間G2は、0.1mm以上であればよく、例えば、0.5mmである。
以上に説明した実施の形態1に係る着磁ヨーク100の製造方法によれば、着磁コア1の径方向の同じ位置に、着磁コア1の軸方向に沿って配置される複数本のセグメントコイル2において、隣接するセグメントコイル2の内側のセグメントコイル2の軸方向の曲げ部B2の外径と、外側のセグメントコイル2の軸方向の曲げ部B2の内径とが等しくなるように、複数本のセグメントコイル2を軸方向に曲げるために必要な治具は同一の治具で良い。そのため、曲げ加工に必要な治具数を最小限に抑えることができる。
また、コイルを同じ形状となるように径方向に曲げ加工して直線部2A,2Cと湾曲部2Bとを形成するため、径方向に沿って配置された複数本のセグメントコイル2の径方向の曲げ部B1同士の接触を防ぐことができる。
また、軸方向に隣接するセグメントコイル2の内側のセグメントコイル2の軸方向の曲げ部B2の外径と、外側のセグメントコイル2の軸方向の曲げ部B2の内径とが等しくなるように、セグメントコイル2の直線部2A,2Cを軸方向に曲げ加工するとともに、且つ、ティース部に、軸方向に沿って複数本のセグメントコイル2を組み付ける際、隣り合うセグメントコイル2の間に隙間部材を挟んで当該複数本のセグメントコイル2を配置し、仮固定した後、当該隙間部材を取り除き、当該複数本のセグメントコイル2を固定するため、軸方向に沿って配置された複数本のセグメントコイル2同士の接触を防ぐことができる。
そのため、セグメントコイル2の曲げ加工に必要な治具数を最小限に抑えることができ、且つ、セグメントコイル2同士の接触を防ぐことができる着磁ヨーク100の製造方法を提供することができる。
また、セグメントコイル2となる直線状の平角コイル21は、一対のRピン72,72とコイル回転規制部材73との間に挿通された状態で、当該平角コイル21の軸を中心に回動しないように、固定される。これにより、セグメントコイル2の曲げ部B1の曲げ角度のずれを防止することができる。
また、治具7によって曲げ加工された平角コイル22は、一対の曲げピン82,82と押さえ部材83との間に挿通された状態で、当該平角コイル22の軸を中心に回動しないように、固定される。これにより、セグメントコイル2の曲げ部B2の曲げ角度のずれを防止することができる。
また、軸方向に沿って隣接するセグメントコイル2の間の隙間G2は0.1mm程度であればよいため、コイルエンド体格を小さく抑えることもできる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 着磁コア
2 セグメントコイル
2A、2C 直線部
2B 湾曲部
21、22 平角コイル
3、4 径方向に沿って配置された隣接するセグメントコイル
5、6 軸方向に沿って配置された隣接するセグメントコイル
51 軸方向に沿って隣接するセグメントコイルの内側のセグメントコイルの曲げ部の外径
61 軸方向に沿って隣接するセグメントコイルの外側のセグメントコイルの曲げ部の内径
7 治具
71 ベース板
71A 穴部
72 Rピン
73 コイル回転規制部材
74 レバー
74A 貫通穴
74B 凹部
75 ストッパー
8 治具
81 ベース部
81A 穴部
82 曲げピン
83 押さえ部材
83A 長孔
83B ピン
83C 凹部
100 着磁ヨーク

Claims (1)

  1. 湾曲部と直線部とを備えるセグメントコイルを着磁コアのティース部に、前記着磁コアの径方向及び軸方向にそれぞれ複数本ずつ組み付ける着磁ヨークの製造方法であって、
    コイルを同じ形状となるように前記径方向に曲げ加工して前記湾曲部と前記直線部とを形成し、
    前記着磁コアの前記径方向の同じ位置に、前記着磁コアの前記軸方向に沿って配置される複数本の前記セグメントコイルの前記直線部を前記軸方向に曲げ加工する際、隣接する前記セグメントコイルの内側の前記セグメントコイルの前記軸方向の曲げ部の外径と、外側の前記セグメントコイルの前記軸方向の曲げ部の内径とが等しくなるように、前記直線部を前記軸方向に曲げ加工し、
    前記着磁コアの前記ティース部に、前記軸方向に沿って前記複数本の前記セグメントコイルを組み付ける際、隣り合う前記セグメントコイルの間に隙間を確保するための隙間部材を挟んで仮固定した後、前記隙間部材を取り除き、前記複数本の前記セグメントコイルを固定する、着磁ヨークの製造方法。
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