JP6612596B2 - 車体のラッピング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車や二輪車などの車体に対し、デザインや保護のためのラッピングフィルムを貼り付ける方法に関する。
従来、組立が完了した自動車を市場に運搬するようなときに、塗装表面を一時的に保護するために、車体表面に剥離型粘着剤層を備えたラッピングフィルムを貼り付けることがあった(特許文献1)。またこれに加え、最近には、車両表面にキャッチコピー・ロゴマーク・イベント告知などをラッピングして広告カーとしたり、個性的な演出を行ったり、古くなった自動車の表面をオリジナルデザインとするため等の目的で、車体にラッピングを施すことが行われている(非特許文献1)。
特開平6−254451号公報
http://www.hattori-marking.com/wrapping/about.html
しかしながら、これまでのカーラッピング技術は、車体表面全体を覆うことで、美観を強調することを主眼としていた。このため、車体全体の面積に匹敵するラッピング材が必要であることに加え、凹凸が激しいところにも皺が発生しないようにラッピングを施さなければならなかった。そうとすると、職人的な芸が必要となり、高額なものとならざるを得なかった。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、安価かつ容易に施すことが可能な車体のラッピング方法を提供することである。
本発明者は、より安価かつ容易にカーラッピングを行える方法を検討した結果、表面の凹凸が激しい場所については、ラッピング材を回避し、容易に貼り付けられる部分のみを覆うようにラッピング材を適当に分割して作成することで、ラッピングの目的を達成できることを見出し、基本的には本発明を完成するに至った。
こうして、上記目的を達成するための発明に係る車体のラッピング方法は、車体表面において、凹凸の激しい場所(例えば、ドアとドアの隣接部分、ドアと本体の隣接部分、ドアアウトサイドハンドル及びその周辺、ガソリン給油口パネルと外表面との隣接領域、ナンバープレート及びその周辺、ボンネットの段差部分、ウオッシャーノズル及びその周辺、アンテナ及びその周辺、エンブレム及びその周辺など)を回避しつつ複数のラッピングパーツを作成し、各ラッピングパーツを所定の場所に貼り付けることを特徴とする。
このようにすれば、凹凸の激しい場所を回避するようにラッピングパーツが形成されているので、貼付作業を行う時に、皺が寄り難くなっている。このため、全体を覆う方法に比べると、作業性が良好となる。
上記発明において、各ラッピングパーツは、互いに連続することなく、所定の間隔を設けて、車体表面が見えるように貼り付けられるところがあっても良い。
このようにすれば、所定の部分は、車体表面の色が見えることになる。しかし、遠方から観察すると、全体として、ラッピングパーツの色が目立つので、充分にラッピングの意図を果たしたことになる。また、車体表面の色部分が、独特の模様を示すことがあるので、個性的なラッピングと成り得る。
このように本発明によれば、安価かつ容易に施すことが可能なラッピング方法を提供できる。
本実施形態におけるラッピング方法を施した自動車の四面図である。各図において、A−1〜A−19を示した位置には、ラッピングパーツが貼り付けてある。(A)平面図、(B)左側面図、(C)正面図及び(D)背面図を意味する。 ラッピングパーツの一部を示す図である。(A)〜(D)には、図1に示すラッピング方法を実施するためのラッピングパーツの一部が、所定の大きさの長方形に分割して印刷・作成されている。 ラッピング方法を施した自動車の前側斜視写真図である(但し、社名を示す一部は塗りつぶしてある)。 ラッピング方法を施した自動車の後側斜視写真図である(但し、社名を示す一部は塗りつぶしてある)。
次に、本発明の実施形態について、図表を参照しつつ説明する。本発明の技術的範囲は、これらの実施形態によって限定されるものではなく、発明の要旨を変更することなく様々な形態で実施することができる。
図1には、本実施形態におけるラッピング方法を施した自動車の四面図を示した。車体表面には、凹凸の激しい場所(例えば、ドアとドアの隣接部分、ドアと本体の隣接部分、ドアアウトサイドハンドル及びその周辺、ガソリン給油口パネルと外表面との隣接領域、ナンバープレート及びその周辺、ボンネットの段差部分など。以下、「凹凸部位」という)が多く存在している。従来、カーラッピングでは、車体の全表面を隈無く覆うことを主眼としているため、ラッピング前の地の色が表面に出ないように気をつけていた。一方、本実施形態においては、凹凸部位は、敢えてラッピングパーツを施すことなく、地の色が表面に出ても良いこととした。そのため、凹凸部位を回避しつつ複数のラッピングパーツを作成し、各ラッピングパーツを所定の場所に貼り付けるようにしている。
図1には、車体表面に貼り付けられたラッピングパーツをA−1〜A−19として示した。また、図2には、各ラッピングパーツA−1〜A−19が、長方形の原版に彩色・切り抜いて設けられている様子を示した。図2は、一式全部のラッピングパーツではなく、一部のラッピングパーツのみを示した。
なお、説明の便宜上、図2の各ラッピングパーツA−1〜A−19には、図1中の符号に整合した番号が付されているが、実際のパーツには、A−1〜A−19の番号は付されておらず、後述のパーツ符号22とパーツ形状によって同定するようになっている。
図2に示すラッピングパーツA−1〜A−19を形成するためのフィルム原版は、一般にカーラッピング用として市販されているフィルム、その他のフィルム(例えば、自己吸着フィルム)を用いることができる。このフィルム原版は、少なくとも装飾層と剥離層との2層を備えている。このうち、装飾層には、ラッピングに用いられる所定の装飾が施されている。また、車体表面に接触する貼付層が設けられていても良い。このとき貼付層には、接着剤が設けられているものを用いることもできるし、接着剤が設けられておらず車体表面に密着することで、一定の貼付力を備えた再剥離・貼付操作が可能なものを用いることもできる。
特に、車体からラッピングを剥ぎ取ったり、再度別のラッピングを施すために、ラッピング用フィルムとして、貼付及び剥離が可能なものを用いることができる。この方法は、適当な期間毎に容易に変更ができるので、ラッピングを広告等に用いる場合には効果的となる。
長方形のフィルム原版には、外周枝20と、ラッピングパーツA−1〜A−19と、外周枝20及び/又はパーツ間を連結する支持枝21とによって形成されている。また、各ラッピングパーツA−1〜A−19を支持する支持枝21の一部には、各パーツを同定するためのパーツ符号22が設けられている。各ラッピングパーツA−1〜A−19は、車体表面の凹凸部位を回避して、滑らかな場所のみに貼り付けられるように設計されている。このため、各ラッピングパーツA−1〜A−19を車体表面に貼り付けるときには、より容易に作業が行えるようになっている。
また、各ラッピングパーツA−1〜A−19は、互いに連続することなく、所定の間隔を設けて、車体表面が見えるように貼り付けられるところが設けられている。例えば、車体のボンネットに貼り付けられるラッピングパーツA−13,A−14,A−15の間は、互いに所定間隔を隔てて二つの溝が設けられており、この部分から地の色が視認できる。
次に、ラッピングパーツA−1〜A−19を車体表面に貼り付ける方法について説明する。
まず、各ラッピングパーツA−1〜A−19を支持する支持枝21を切り取り、ラッピングパーツA−1〜A−19の外周縁をきれいに切り取っておく。
次に、車体表面を水拭きし、汚れを除去する。このとき、車体表面に油分が付いている場合には、ホワイトガソリンやイソプロピルアルコールなどを含有する汚れ落としで拭き取る。また、ラッピングパーツA−1〜A−19を貼り付ける車体表面にキズなどの凹凸が無いことを確認する。
次いで、微量の中性洗剤を加えた水を霧吹きで車体の装着面に拭きかける。
ここで、各ラッピングパーツA−1〜A−19の剥離層をゆっくりと剥がし、相当量の水(微量の中性洗剤を加えたものでも良い)を霧吹きで拭きかける。ラッピングパーツA−1〜A−19を車体表面の所定の位置に合わせ、貼付位置を決めた後に、中央部分から両端に向かって、スキージ・雑巾などを用いて水を扱きだしながら密着させる。
最後に余分な水を扱きだし、ラッピングパーツA−1〜A−19の表面を真水で洗い流した後、水気を拭き取る。全てのラッピングパーツA−1〜A−19を貼り付けたところで、ラッピング操作を完了する。
この方法によれば、凹凸部位を回避するようにラッピングパーツA−1〜A−19が形成されているので、貼付作業を行う時に、皺が寄りにくくなっている。このため、全体を覆う方法に比べると、作業性が簡易となる。
また、各ラッピングパーツA−1〜A−19には、互いに連続して貼り付けられることなく、所定の間隔を設けて、車体表面が見えるように貼り付けられるところがある(例えば、ラッピングパーツA−13,A−14,A−15の間、A−17とA−18の間、A−15とA−1の間など)。このため、所定の部分は、車体表面の色が見えることになる。但し、遠方から観察すると、全体としてラッピングパーツA−1〜A−19の色が目立つので、充分にラッピングの意図を果たしたことになる。また、車体表面の色部分が、独特の模様を示すことがあるので、個性的なラッピングとも成り得る。
また、ラッピングパーツA−1〜A−19は、不要になったら剥ぎ取り、別の模様を施すことができる。このため、頻繁に車体の装飾を変えたり、広告の内容に応じてラッピングを変更する場合には、有効なラッピング方法となる。
このように、本実施形態によれば、安価かつ容易に施すことが可能なラッピング方法を提供できた。
A−1〜A−19…ラッピングパーツ
20…外周枝
21…支持枝
22…パーツ符号

Claims (3)

  1. 長方形のフィルム原版に、外周枝と、車体表面において凹凸の激しい場所を回避しつつ形成された複数のラッピングパーツと、前記外周枝及び/又は前記ラッピングパーツ間を連結する支持枝と、この支持枝の一部に各ラッピングパーツを同定するためのパーツ符号とを備えるように加工し、前記支持枝を切り取って前記ラッピングパーツの外周縁を切り取った後、各ラッピングパーツを所定の場所に貼り付けることを特徴とする車体のラッピング方法。
  2. 前記凹凸の激しい場所が、ドアとドアの隣接部分、ドアと本体の隣接部分、ドアアウトサイドハンドル及びその周辺、ガソリン給油口パネルと外表面との隣接領域、ナンバープレート及びその周辺、ボンネットの段差部分、ウオッシャーノズル及びその周辺、アンテナ及びその周辺並びにエンブレム及びその周辺から選択される少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載の車体のラッピング方法。
  3. 前記各ラッピングパーツは、互いに連続することなく、所定の間隔を設けて、車体表面が見えるように貼り付けられるところがあることを特徴とする請求項1または2に記載のラッピング方法。
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