JP6612062B2 - カードプリンタ用アタッチメント及びこのアタッチメントを用いた印字方法 - Google Patents

カードプリンタ用アタッチメント及びこのアタッチメントを用いた印字方法 Download PDF

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Description

本発明は、可撓性の薄型シート媒体に対してカードプリンタで印字するためのカードプリンタ用アタッチメント及び当該アタッチメントを用いて印字する印字方法に関する。
近年、一般に使用されているカードは、その使用形態に応じて、紙媒体のカードからICチップを備える接触型、非接触型のICカードまで種々存在する。一方、カードには所持者の情報が表示記載され、この情報が変更された場合には追加情報を含む変更情報を裏面にプリンタで印字することも行われている。そのため、可撓性の薄型シート媒体に対しても確実に印字できることが望まれる。
従来、既存のカードに追加情報などを印刷するものとして特許文献1に記載されているゲーム装置が知られている。特許文献1には、ゲームに使用されるカードとしてキャラクタやその属性などの印刷領域と後に印刷される追加印刷領域が設けられたものであり、当該カードが挿入口より挿入され、最初に鑑別装置で不正情報が印刷されていないかを鑑別し、真正のときにCCDでカード全体を撮像し、印刷装置で追加印刷領域に追加情報を印刷する構成の装置が記載されている。
特開2009−034412号公報
ところで、印字を対象とするカードは、プリンタ内での搬送に支障を来たさないように、硬質部材で構成し、また、可撓性の薄型シート媒体の一面(印字面ではない面)をラミネートなどにより硬質化させ、さらには可撓性の薄型シート媒体の両面をラミネートして印字面となる面に紙類などを貼り付けたものが一般的であり、上記特許文献1に使用されるカードも同様である。しかしながら、カードを硬質部材で構成し、薄型シート媒体にラミネート処理などを施すことは、特に大量のカードを発行する場合などでコスト高を招くことになるという問題がある。
また、硬質性のカードに印字するカードプリンタで薄型のカードを印字しようとすると、厚さの差で印字面と印字ヘッドとに距離を有することとなって確実に印字することができず、当該印字ヘッドを厚さに応じて上下動させる機構を設けることは大型化を招くと共に、コスト高になるという問題ある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、印字を対象とする薄型シート媒体に対して印字時での搬送支障を回避し、確実な印字を可能とするカードプリンタ用アタッチメント及びこのアタッチメントを用いた印字方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、少なくとも印字面を備える可撓性の薄型シート媒体をカードプリンタでの印字対象とすべく当該薄型シート媒体を装着させて当該カードプリンタ内で搬送されるカードプリンタ用アタッチメントであって、前記薄型シート媒体を載置させる当該薄型シート媒体と略同大で所定厚さの硬質性の基部と、前記基部の、前記カードプリンタの搬送方向の先端の辺を含む対向する辺にそれぞれ設けられ、前記薄型シート媒体の二辺を嵌合保持する対向嵌合溝をそれぞれ形成させる対向嵌合部と、前記基部における前記対向嵌合部の設けられていない一辺を前記薄型シート媒体の挿入辺として当該挿入辺と対向する辺の所定部分に長さが当該辺より短く設けられ、当該薄型シート媒体の挿入先端の所定部分を嵌合保持する先端嵌合溝を形成させる所定数の先端嵌合部と、を有する構成とする。
請求項2,3の発明では、「前記基部の前記先端嵌合部が設けられる辺における当該先端嵌合部以外の部分に、嵌合保持される前記薄型シート媒体を位置規制させる所定数の挿入先端当接部が形成される」構成とし、
「少なくとも前記基部が、前記薄型シート媒体に形成された情報を視認可能な透明度の部材で形成される」構成とする。
請求項4の発明では、少なくとも印字面を備える可撓性の薄型シート媒体を載置させる硬質性の基部を有し、当該基部のカードプリンタの搬送方向の先端の辺を含む対向する辺のそれぞれに当該薄型シート媒体の対応する辺を嵌合保持する対向嵌合溝をそれぞれ形成させる対向嵌合部が設けられると共に、当該基部における上記対向嵌合部の設けられていない一辺を薄型シート媒体の挿入辺とし、当該挿入辺と対向する辺の所定部分に当該薄型シート媒体の挿入先端の所定部分を嵌合保持する先端嵌合溝を形成させる所定数の先端嵌合部が長さを当該辺より短く設けられるカードプリンタ用アタッチメントに、当該薄型シート媒体を嵌合保持させたアタッチメント一体カードを用いて当該薄型シート媒体の印字領域にカードプリンタにより印字させるカードプリンタ用アタッチメントを用いた印字方法であって、前記アタッチメント一体カードが、前記薄型シート媒体を嵌合保持した前記対向嵌合部の一方を前記カードプリンタに対する先端として供給されるステップと、前記アタッチメント一体カードにおける前記薄型シート媒体の少なくとも印字面を撮像させるステップと、前記アタッチメント一体カードにおける前記薄型シート媒体の撮像で確認された印字面に所定情報を印字させるステップと、印字後に前記印字された所定情報を撮像するステップと、を含む構成とする。
請求項1の発明によれば、少なくとも印字面を備える可撓性の薄型シート媒体を装着させて当該カードプリンタ内で搬送され、当該薄型シート媒体と略同大で所定厚さの硬質性の基部を有し、当該基部の、カードプリンタの搬送方向の先端の辺を含む対向する辺に薄型シート媒体の二辺を嵌合保持する対向嵌合溝をそれぞれ形成させる対向嵌合部がそれぞれ設けられると共に、当該基部における対向嵌合部の設けられていない一辺を薄型シート媒体の挿入辺として当該挿入辺と対向する辺の所定部分に当該薄型シート媒体の挿入先端の所定部分を嵌合保持する先端嵌合溝を形成させる所定数の先端嵌合部が長さが当該辺より短く設けられる構成とすることにより、対向嵌合部及び先端嵌合部に薄型シート媒体の対応する辺を嵌合保持させてカードプリンタで印字する際に、搬送に対して薄型シート媒体の撓みが防止されて搬送支障を回避させることができ、また、基部の厚さを設定することにより通常の硬質性のカードに対応しているカードプリンタで印字ヘッドを位置調整することなく印字が可能となって確実に印字させることができるものである。
請求項2の発明によれば、部の前記先端嵌合部が設けられる辺における当該先端嵌合部以外の部分に、嵌合保持される前記薄型シート媒体を位置規制させる所定数の挿入先端当接部を形成する構成とすることにより、薄型シート媒体を挿入する際の不完全な挿入や傾き装着を容易に防止させることができ、装着作業の効率化をはかることができるものである。
請求項3の発明によれば、少なくとも基部を、薄型シート媒体に形成された情報を視認可能な透明度の部材で形成することにより、印字面の反対面に情報が形成された薄型シート媒体に対して当該情報を撮像することが可能となって印字内容の確認に供することができるものである。
請求項4の発明によれば、カードプリンタ用アタッチメントのカードプリンタの搬送方向の先端の辺を含む対向する辺のそれぞれに設けられた対向嵌合部及び長さが設けられる辺より短い先端嵌合部で形成される対向嵌合溝及び先端嵌合溝に薄型シート媒体の対応する辺を嵌合保持させたアタッチメント一体カードが、当該アタッチメント一体カードの薄型シート媒体を嵌合保持した対向嵌合部の一方をカードプリンタに対する先端として供給され、アタッチメント一体カードにおける薄型シート媒体の少なくとも印字面を撮像させ、アタッチメント一体カードにおける薄型シート媒体の撮像で確認された印字面に所定情報を印字させ、印字後に印字された所定情報を撮像させる印字方法の構成とすることにより、カードプリンタ用アタッチメントを用いて薄型シート媒体の搬送支障を回避して印字させることができ、また、当該カードプリンタ用アタッチメントの基部の厚さを適宜設定することで通常の硬質性のカードに対応しているカードプリンタであっても印字ヘッドの位置を調整することなく確実に印字させることができるものである。
本発明に係るカードプリンタ用アタッチメントにおける第1実施形態の構成図である。 図1のカードプリンタ用アタッチメントの製造に関する説明図である。 図1のカードプリンタ用アタッチメントを使用する薄型シート媒体の説明図である。 図1のカードプリンタ用アタッチメントへの薄型シート媒体の装着形態の説明図である。 図1のカードプリンタ用アタッチメントを使用して印字するカードプリンタの一例のブロック構成図である。 図1のカードプリンタ用アタッチメントの他の構成例の説明図である。 本発明に係るカードプリンタ用アタッチメントにおける第2実施形態の構成図である。
以下、本発明の実施形態を図により説明する。
図1に本発明に係るカードプリンタ用アタッチメントにおける第1実施形態の構成図を示すと共に、図2に図1のカードプリンタ用アタッチメントの製造に関する説明図を示す。図1において、図1(A)はカードプリンタ用アタッチメントの外観図、図1(B)はカードプリンタ用アタッチメントの平面図、図1(C)はカードプリンタ用アタッチメントの底面図、図1(D)は図1(A)のA−A断面図、図1(E)は図1(A)のB−B断面図、図1(F)は図1(A)のC−C断面図、図1(G)は図1(A)のD−D断面図を示したものであるが、各断面図は構造を理解しやすいように寸法を無視している。
図1(A)〜(G)において、カードプリンタ用アタッチメント11は、後述する図3の可撓性の薄型シート媒体を載置させる適宜設定した厚さとした長方矩形状で硬質性の基部12と、当該基部12における所定の辺に設けられ、薄型シート媒体の対応する辺を嵌合保持する第1嵌合溝15A、第2嵌合溝15B,第3嵌合溝15Cを形成させる第1嵌合部材13A、第2嵌合部材13B、第3嵌合部材13Cとで構成される。第1嵌合部材13A、第2嵌合部材13B、第3嵌合部材13Cのそれぞれは、後に装着する薄型シート媒体の印字面における印字領域に掛からない長さで形成される。なお、上記硬質性に関しては、撓ませた場合に手を離すと元に戻るものでも、撓み性がないものでも構わない。
詳述すると、上記基部12における短辺側の対向する両方の辺の略全域に、嵌合溝を形成させるための第1スペーサ14A及び第2スペーサ14Bが設けられ、当該第1スペーサ14A及び第2スペーサ14B上に、これらより長い第1嵌合部材13A及び第2嵌合部材13Bがそれぞれ設けられる。例えば、第1スペーサ14A及び第2スペーサ14Bの長さを2.1mmとした場合に、第1嵌合部材13A及び第2嵌合部材13Bの長さを5.5mmとする。また、第1嵌合部材13A及び第2嵌合部材13Bの両端をR形状として丸みを帯びさせている。特に、薄型シート媒体の挿入側となる端部側をR形状とすることで挿入し易くする効果がある。
当該基部12上において、第1嵌合部材13A及び第1スペーサ14Aにより第1嵌合溝15Aが形成され、第2嵌合部材13B及び第2スペーサ14Bにより第2嵌合溝15Bが形成される。第1嵌合溝15Aと第2嵌合溝15Bとにより対向嵌合溝が構成され、上記第1嵌合部材13A、第1スペーサ14A及び第1嵌合溝15Aと、第2嵌合部材13B、第2スペーサ14B及び第2嵌合溝15Bとにより対向嵌合部が構成される。
一方、基部12における上記対向嵌合部の設けられていない長辺側の一辺を薄型シート媒体の挿入辺16とし、当該挿入辺16と対向する辺の所定部分、例えば略中央部分に第3スペーサ14Cが当該辺より短く設けられ、当該第3スペーサ14C上に、辺方向の長さが当該第3スペーサ14Cと同じであり、内側方向の長さが当該第3スペーサ14Cより長い第3嵌合部材13Cが設けられる。当該第3嵌合部材13Cの上記内側方向の長さは、装着する後述の薄型シート媒体の印字面における印字領域に掛からない長さで設定される。
当該基部12上において第3嵌合部材13C及び第3スペーサ14Cにより第3嵌合溝15Cが形成されるもので、第3嵌合溝15Cが薄型シート媒体の挿入先端の一部分を嵌合保持する先端嵌合溝となり、第3嵌合部材13C、第3スペーサ14C及び第3嵌合溝15Cにより先端嵌合部が構成される。
上記基部12は、図3に示す薄型シート媒体が嵌合保持されたときに、薄型シート媒体の当該基部12に接する面に形成されているシート情報が視認可能な透明度で形成されるもので、ここでの透明度とは視認可能な程度としての意味合いである。具体的には、基部12は、例えば厚さ0.5mmのポリエチレンテレフタレート(PET)や塩化ビニルなどの樹脂部材により硬質かつ透明又は半透明で形成される。当該基部12をこのように形成することは、後にカードプリンタで印字する際に上記シート情報などを撮像するためである(図5で説明する)。
また、上記第1嵌合部材13A、第2嵌合部材13B及び第3嵌合部材13Cは、例えば厚さ0.1mmの上記基部12と同じ部材で形成される。上記第1スペーサ14A、第2スペーサ14B及び第3スペーサ14Cは、例えば透明接着剤により、例えば厚さ0.25mmで形成される。
なお、上記第1スペーサ14A、第2スペーサ14B及び第3スペーサ14Cの厚さは各嵌合溝の高さとなることから、薄型シート媒体21の厚みによって設定されるものであるが、例えば厚みが0.12mm〜0.14mmの薄型シート媒体21であっても、当該薄型シート媒体21では撓みやカール、シート作製におけるミシン線分離によるエッジ変形の現象が生じており、上記0.25mmで形成しても第1嵌合溝15A、第2嵌合溝15B及び第3嵌合溝15Cで確実に嵌合保持できるものである。
すなわち、基部12及び第1嵌合部材13A、第2嵌合部材13B及び第3嵌合部材13Cの全体の厚さを、嵌合保持した薄型シート媒体21を含めた厚さが硬質性のカード(例えば運転免許証)と同等の厚さとなるようにして形成することにより、当該カードに対応しているカードプリンタにおいて印字ヘッドを位置調整することなく印字することできるものである。
そこで、カードプリンタ用アタッチメント11の作製について説明すると、まず、図2(A)に示すように、基部12上の短辺側の対向する辺の全域に第1スペーサ14A及び第2スペーサ14Bとなる透明接着剤を塗布すると共に、当該基部12上の長辺側の略中央部分に透明接着剤を塗布する。
そして、上記透明接着剤が固化する前に、図2(B)に示すように、第1スペーサ14Aとなる透明接着剤上に第1嵌合部材13Aを接着させ、第2スペーサ14Bとなる透明接着剤上に第2嵌合部材13Bを接着させると共に、第3スペーサ14Cとなる透明接着剤上に第3嵌合部材13Cを接着させて乾燥固化させることでそれぞれに第1嵌合溝15A、第2嵌合溝15B及び第3嵌合部材13Cが形成されるものである。なお、上記透明接着剤に紫外線硬化型を用いることで速やかに固化させることができるものである。図2(A)、(B)における端面図は厚み寸法を無視している。
なお、この実施形態では、第1嵌合溝15A、第2嵌合溝15B及び第3嵌合溝15Cを、第1スペーサ14A、第2スペーサ14B及び第3スペーサ14Cと、第1嵌合部材13A、第2嵌合部材13B及び第3嵌合部材13Cとにより形成させた場合を示したが、基部12に一体的に延長部を設け、当該延長部を折り曲げて形成してもよい。
ここで、図3に図1のカードプリンタ用アタッチメントを使用する薄型シート媒体の説明図を示すと共に、図4に図1のカードプリンタ用アタッチメントへの薄型シート媒体の装着形態の説明図を示す。薄型シート媒体21は、例えば短辺約54mm、長辺約85mm(およそ運転免許証と同大)の大きさとした、例えば紙製のものであり、図3(A)に示すように、一方面が情報面22Aであり、所有者の氏名等の情報が表記されている。一方、図3(B)に示すように、薄型シート媒体21の他方面が印字領域となる印字面22Bであり、例えば情報面22Aに表記された情報に変更があった場合に、変更情報を印字面22Bに印字させるものである。
そこで、図4(A)に示すように、薄型シート媒体21を、印字面22Bを上面(基部12と接しない面)にして、両方の短辺部分をカードプリンタ用アタッチメント11の第1嵌合部材13A及び第2嵌合部材13Bで形成される第1嵌合溝15A及び第2嵌合溝15Bに挿入辺16より差し込む。
そして、図4(B)に示すように、差し込んだ薄型シート媒体21の挿入先端辺となる長辺の略中央部分を第3嵌合部材13Cで形成される第3嵌合溝15Cに差し込むことで当該薄型シート媒体21が基部12上で第1嵌合溝15A、第2嵌合溝15B及び第3嵌合溝15Cにより嵌合保持されることとなり、アタッチメント一体カード23となる。このアタッチメント一体カード23は、例えば第1嵌合部13A側を先端としてカードプリンタに供給させることとなる。
続いて、図5に、図1のカードプリンタ用アタッチメントを使用して印字するカードプリンタの一例のブロック構成図を示す。図5において、カードプリンタ30は、カード供給側より概略して、順次、カード供給部31、読取処理手段であるカード読取部32、撮像処理手段である撮像部33及び印字処理手段である印字部34を備えて構成される。
上記カード読取部32は、印字処理等の対象がICチップを備えるカード類に対して通信によりカード情報を読み取って真贋判定行う場合の要素であり、薄型シート媒体21(アタッチメント一体カード23)に対しては、ICチップを備える場合には機能し、ICチップを備えない薄型シート媒体21(アタッチメント一体カード23)に対しては機能させない。
上記撮像部33は、例えばアタッチメント一体カード23における薄型シート媒体21の情報面22Aを撮像する第1ラインセンサと、印字面22Bを撮像する第2ラインセンサとを上下対向して備えるスキャナである。なお、処理内容に応じて一方のスキャンデータしか使用しない場合もあるが、常に両方を撮像することとしてもよく、当該処理内容に応じて一方のラインセンサだけによる撮像指示でもよい。
上記印字部34は、印字ヘッド41及び熱転写フィルムユニット42を含んで構成され、当該印字ヘッド41に熱転写フィルムユニット42より供給される熱転写フィルム43が懸架され、印字位置に搬送されてきた薄型シート媒体21の印字面22B上に図示しない制御部から印字ヘッド41への印字制御信号に応じて印字する。
すなわち、上記カードプリンタ30は、カードプリンタ用アタッチメント11に薄型シート媒体21が装着されたアタッチメント一体カード23が、薄型シート媒体21を嵌合保持した上記対向嵌合部(第1嵌合部材13A側又は第2嵌合部材13B側)の一方を当該プリンタに対する先端として供給される。供給されたアタッチメント一体カード23は、ICチップを備える場合にはカード読取部32で真贋が判定され(当該カード読取部32による真贋判定は印字工程の最後でもよい)、撮像部33に供給される。
撮像部33においてアタッチメント一体カード23における薄型シート媒体21の少なくとも印字面22Bを撮像することにより、印字面22が印字部34側に位置されていることが確認され、印字部34においてアタッチメント一体カード23における薄型シート媒体21の撮像で確認された印字面22Bに所定情報を確実に印字させるものである。また、印字処理を行った後に、再度印字面22Bを撮像させることで印字内容が確実に印字されたかを確認させることができるものである。
このように、カードプリンタ用アタッチメント11を用いて薄型シート媒体21の搬送支障を回避して印字させることができ、また、当該カードプリンタ用アタッチメント11の基部12の厚さを適宜設定することで通常の硬質性のカードに対応しているカードプリンタであっても印字ヘッドの位置を調整することなく確実に印字させることができるものである。
次に、図6に、図1のカードプリンタ用アタッチメントの他の構成例の説明図を示す。図6(A)は、図1に示すカードプリンタ用アタッチメント11における第3嵌合部材13Cの形状をカード挿入側に対して半円形状に形成したもので、この形状に応じて第3スペーサ14Cを設けて第3嵌合溝15Cを形成させたものである。当該第3嵌合部材13Cを上記形状とすることで、挿入される薄型カード媒体21の挿入先端側を第3嵌合溝15Cに対してより確実に嵌合保持させることができるものである。なお、上記第3嵌合部材13Cを上記半円形の形状でなくとも、例えば三角形状や台形形状のようにカード挿入側に対して幅狭の形状とすれば同様の効果をそうすることができる。
図6(B)は、図1に示すカードプリンタ用アタッチメント11における第3嵌合部材13Cを、例えば等間隔に2つ設けて第3嵌合部材13C−1,13C−2とし、これに応じて第3スペーサ14C−1,14C−2を設け、第3嵌合溝15C−1,15C−2を形成させたものである。これによって、当該カードプリンタ用アタッチメント11に対して薄型カード媒体21を容易に正確な位置に装着させることができるものである。なお、第3嵌合部材13Cを、上記効果を発揮できる常識的な個数で適宜設ければよい。また、第3嵌合部材13Cを図6(A)の形状で適用してもよい。
図6(C)は、図1に示すカードプリンタ用アタッチメント11における対向嵌合部を構成する第1嵌合部材13A及び第2嵌合部材13Bを、上記薄型カード媒体21を挿入させる挿入辺16まで設けずに、それぞれ嵌合部非形成領域16A,16Bを確保させた構成である。当該嵌合部非形成領域15A,16Bを設けることにより、第1嵌合溝15A及び第2嵌合溝15Bに対して薄型カード媒体21をより容易に挿入させることができるものである。なお、図6(C)のカードプリンタ用アタッチメント11に図6(A)、(B)を適用させても同様である。
次に、図7に、本発明に係るカードプリンタ用アタッチメントにおける第2実施形態の構成図を示す。図7(A)は図1のカードプリンタ用アタッチメント11に対応させたものであり、図7(B)は図6(C)のカードプリンタ用アタッチメント11に対応させたものである。
図7(A)、(B)に示すカードプリンタ用アタッチメント11は、上記第3嵌合部材13C及び第3スペーサ14Cで形成される第3嵌合溝15Cの両側の全域に、当該第3スペーサ14Cと同長であり、好ましくは同じ厚さの挿入先端当接部17A,17Bを設けたものである。なお、第3嵌合溝15Cの両側であって、全域ではなく、部分的に所定数設けてもよい。
上記挿入先端当接部17A,17Bは、機能的には図6(B)と同様に、挿入される薄型カード媒体21を位置決めさせる部材として、カードプリンタ用アタッチメント11に対して薄型カード媒体21を容易に正確な位置に装着させることができるものであるが、当該挿入先端当接部17A,17Bを第3スペーサ14C(第1スペーサ14A、第2スペーサ14Bも同様)と同じ部材の接着剤で形成させることで、別途に部材を用意する必要がなく安価とすることができるもので、特に大量生産する場合に有効となるものである。なお、図6(A)に示す第3嵌合部材13C(第3嵌合溝15C)の形状等を適用できることはもちろんである。
このように、薄型シート媒体21を挿入する際の不完全な挿入や傾き装着を容易に防止させることができ、装着作業の効率化をはかることができるものである。
本発明のカードプリンタ用アタッチメント及びそのアタッチメント使用する印字方法は、薄型シート媒体に印字を行う業態の産業分野利用可能である。
11 カードプリンタ用アタッチメント
12 基部
13A 第1嵌合部材
13B 第2嵌合部材
13C 第3嵌合部材
14A 第1スペーサ
14B 第2スペーサ
14C 第3スペーサ
15A 第1嵌合溝
15B 第2嵌合溝
15C 第3嵌合溝
16 挿入辺
16A,16B 嵌合部非形成領域
17A,17B 挿入先端当接部
21 薄型シート媒体
22A 情報面
22B 印字面
23 アタッチメント一体カード
30 カードプリンタ
31 カード供給部
32 カード読取部
33 撮像部
34 印字部
41 印字ヘッド
42 熱転写フィルムユニット
43 熱転写フィルム

Claims (4)

  1. 少なくとも印字面を備える可撓性の薄型シート媒体をカードプリンタでの印字対象とすべく当該薄型シート媒体を装着させて当該カードプリンタ内で搬送されるカードプリンタ用アタッチメントであって、
    前記薄型シート媒体を載置させる当該薄型シート媒体と略同大で所定厚さの硬質性の基部と、
    前記基部の、前記カードプリンタの搬送方向の先端の辺を含む対向する辺にそれぞれ設けられ、前記薄型シート媒体の二辺を嵌合保持する対向嵌合溝をそれぞれ形成させる対向嵌合部と、
    前記基部における前記対向嵌合部の設けられていない一辺を前記薄型シート媒体の挿入辺として当該挿入辺と対向する辺の所定部分に長さが当該辺より短く設けられ、当該薄型シート媒体の挿入先端の所定部分を嵌合保持する先端嵌合溝を形成させる所定数の先端嵌合部と、
    を有することを特徴とするカードプリンタ用アタッチメント。
  2. 請求項1記載のカードプリンタ用アタッチメントであって、前記基部の前記先端嵌合部が設けられる辺における当該先端嵌合部以外の部分に、嵌合保持される前記薄型シート媒体を位置規制させる所定数の挿入先端当接部が形成されることを特徴とするカードプリンタ用アタッチメント。
  3. 請求項1又は2記載のカードプリンタ用アタッチメントであって、少なくとも前記基部が、前記薄型シート媒体に形成された情報を視認可能な透明度の部材で形成されることを特徴とするカードプリンタ用アタッチメント。
  4. 少なくとも印字面を備える可撓性の薄型シート媒体を載置させる硬質性の基部を有し、当該基部のカードプリンタの搬送方向の先端の辺を含む対向する辺のそれぞれに当該薄型シート媒体の対応する辺を嵌合保持する対向嵌合溝をそれぞれ形成させる対向嵌合部が設けられると共に、当該基部における上記対向嵌合部の設けられていない一辺を薄型シート媒体の挿入辺とし、当該挿入辺と対向する辺の所定部分に当該薄型シート媒体の挿入先端の所定部分を嵌合保持する先端嵌合溝を形成させる所定数の先端嵌合部が長さを当該辺より短く設けられるカードプリンタ用アタッチメントに、当該薄型シート媒体を嵌合保持させたアタッチメント一体カードを用いて当該薄型シート媒体の印字領域にカードプリンタにより印字させるカードプリンタ用アタッチメントを用いた印字方法であって、
    前記アタッチメント一体カードが、前記薄型シート媒体を嵌合保持した前記対向嵌合部の一方を前記カードプリンタに対する先端として供給されるステップと、
    前記アタッチメント一体カードにおける前記薄型シート媒体の少なくとも印字面を撮像させるステップと、
    前記アタッチメント一体カードにおける前記薄型シート媒体の撮像で確認された印字面に所定情報を印字させるステップと、
    印字後に前記印字された所定情報を撮像するステップと、
    を含むことを特徴とするカードプリンタ用アタッチメントを用いた印字方法。
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