JP6610598B2 - 自動変速機の油圧供給装置 - Google Patents
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Description
自動変速機を制御するための油圧回路に供給される油圧を生成する可変容量型のオイルポンプと、該オイルポンプの吐出圧を調整するレギュレータバルブとを備えた自動変速機の油圧供給装置であって、
前記レギュレータバルブの出力部から前記オイルポンプの制御室に供給されるフィードバック油圧に応じて、前記オイルポンプの吐出容量を変化させることで、前記油圧回路に供給されるライン圧を制御する第1ライン圧制御手段と、
前記オイルポンプの吐出容量を固定させた状態で、該オイルポンプから吐出されて前記油圧回路に供給されることなくドレンされるオイルの流量を調整することで、ライン圧を制御する第2ライン圧制御手段と、を備え、
前記オイルポンプは、該オイルポンプの吐出容量を減少させるためのフィードバック油圧が供給される第1制御室と、前記オイルポンプの吐出容量を増大させるためのフィードバック油圧が供給される第2制御室とを有し、
前記第1ライン圧制御手段は、前記第1制御室及び前記第2制御室の一方に給油すると共に前記第1制御室及び前記第2制御室の他方から排油し、前記第1制御室及び前記第2制御室に給油する前記フィードバック油圧に応じて、前記オイルポンプの吐出容量を変化させることで、ライン圧を制御し、
前記第2ライン圧制御手段は、前記第1制御室からの排油状態及び前記第2制御室への給油状態を維持して前記オイルポンプの吐出容量を固定させた状態で、該オイルポンプから吐出されて前記油圧回路に供給されることなくドレンされるオイルの流量を調整することで、ライン圧を制御することを特徴とする。
自動変速機を制御するための油圧回路に供給される油圧を生成する可変容量型のオイルポンプと、該オイルポンプの吐出圧を調整するレギュレータバルブとを備えた自動変速機の油圧供給装置であって、
前記レギュレータバルブの出力部から前記オイルポンプの制御室に供給されるフィードバック油圧に応じて、前記オイルポンプの吐出容量を変化させることで、前記油圧回路に供給されるライン圧を制御する第1ライン圧制御手段と、
前記オイルポンプの吐出容量を固定させた状態で、該オイルポンプから吐出されて前記油圧回路に供給されることなくドレンされるオイルの流量を調整することで、ライン圧を制御する第2ライン圧制御手段と、を備え、
前記オイルポンプは、該オイルポンプの吐出容量を減少させるためのフィードバック油圧が供給される第1制御室と、前記オイルポンプの吐出容量を増大させるためのフィードバック油圧が供給される第2制御室とを有し、
前記第1制御室及び前記第2制御室における給排油状態を、前記第1制御室又は前記第2制御室のいずれか一方に選択的に給油する第1状態と、前記第1制御室からの排油状態及び前記第2制御室への給油状態を維持する第2状態との間で切り換える切換機構を備え、
前記第1ライン圧制御手段は、前記切換機構を前記第1状態にすることで、前記オイルポンプの吐出容量を制御し、
前記第2ライン圧制御手段は、前記切換機構を前記第2状態にすることで、前記オイルポンプの吐出容量を固定させることを特徴とする。
また、冷間時等、フィードバック油圧によるオイルポンプの制御に関して十分な応答性が得られないときには、第2ライン圧制御手段によるライン圧制御に切り換えることで、固定容量型のオイルポンプが用いられる従来のライン圧制御と同様、オイルポンプの吐出容量が固定された状態で、オイルのドレン流量の調整によってライン圧が制御され、これにより、オイルポンプの吐出量の低下を抑制できる。したがって、このとき、オイルポンプの吐出圧の安定化、ひいてはライン圧の安定化を図ることができ、これにより、自動変速機の油圧制御の精度及び応答性を高めることができる。
また、第1ライン圧制御手段によるライン圧制御が行われるとき、第1制御室の油圧と第2制御室の油圧が制御されることで、オイルポンプの吐出容量を緻密に制御することができる。また、第1制御室の油圧と第2制御室の油圧とのバランスによって、オイルポンプの吐出容量を制御できるため、制御室の油圧に対抗ないし均衡させるための付勢手段を小型化ないし廃止することが可能になる。したがって、可変容量型のオイルポンプのコンパクト化を図ることができる。
さらに、切換機構の切り換えによって、第1制御室又は第2制御室のいずれか一方に選択的に給油されることで、オイルポンプの吐出容量が制御される状態と、第1制御室からの排油状態及び第2制御室への給油状態が維持されることで、オイルポンプの吐出容量が固定される状態との間での切り換えを行うことができる。
図1〜図4を参照しながら、第1実施形態に係る自動変速機の油圧供給装置10について説明する。
図1に示すように、油圧供給装置10は、自動変速機の制御に用いられる油圧を生成する油圧供給源としての可変容量型のオイルポンプ20と、該オイルポンプ20の吐出圧をライン圧に調整するレギュレータバルブ40とを備えている。
オイルポンプ20は、以下に説明される構成部品を収容するハウジング22と、例えばエンジンのクランク軸(図示せず)によって回転駆動される駆動軸24と、駆動軸24に連結されたロータ26と、ロータ26の径方向外側に配置されたカムリング30と、ロータ26の外周面から径方向外側に突出して設けられ、カムリング30内に収容された複数のベーン34とを備えている。
レギュレータバルブ40は、軸方向に移動可能なスプール42と、軸方向の一方側(図1の右側)に向かってスプール42に付勢力を付与するリターンスプリング44とを備えている。
油圧供給装置10は、オイルポンプ20の第1制御室36及び第2制御室38における給排油状態を、第1制御室36又は第2制御室38のいずれか一方に選択的に給油する第1状態と、第1制御室36からの排油状態及び第2制御室38への給油状態を維持する第2状態との間で切り換える切換機構68を更に備えている。
切換機構68において、第2制御弁88が閉じられ切換バルブ70の制御ポートE1への油圧供給が停止されることでスプール72が図1の左側に位置するとき、オイルポンプ20の第1制御室36及び第2制御室38の給排油状態は、図2及び図3に示す第1状態になる。
図2及び図3を参照しながら、第1状態の油圧供給装置10において行われる第1ライン圧制御についてより具体的に説明する。
図4を参照しながら、第2状態の油圧供給装置10において行われる第2ライン圧制御についてより具体的に説明する。
以上のように、第1実施形態によれば、オイルの温度ないし粘度等に応じて、第1ライン圧制御と第2ライン圧制御との間で適宜切り換えて、ライン圧の制御を行うことで、オイルポンプ20の駆動損失の低減と、自動変速機の油圧制御の精度及び応答性の向上との両立を図ることができる。
図5〜図8を参照しながら、第2実施形態に係る自動変速機の油圧供給装置210について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と共通する構成については、説明を省略するとともに、図5〜図8において同一の符号を付している。
図5に示すように、油圧供給装置210は、自動変速機の制御に用いられる油圧を生成する油圧供給源としての可変容量型のオイルポンプ220と、該オイルポンプ220の吐出圧をライン圧に調整するレギュレータバルブ240とを備えている。
オイルポンプ220は、第1実施形態のオイルポンプ20(図1参照)と同様のハウジング22、駆動軸24、ロータ26、カムリング30、複数のベーン34、及び複数のポンプ室35を備えている。また、カムリング30の外周面とハウジング22の内周面との間には、付勢手段としてのスプリング232が介装されている。カムリング30は、スプリング232によって、ロータ26の軸心に対して常に偏心されるように付勢されている。
レギュレータバルブ240は、軸方向に移動可能なスプール242と、軸方向の一方側(図5の右側)に向かってスプール242に付勢力を付与するリターンスプリング244とを備えている。
上記の第2制御弁270が開かれた状態において、オイルポンプ220の制御室236の給排油状態は、図6及び図7に示す第1状態になる。第1状態において、油圧供給装置210の各種構成要素は、第1ライン圧制御(吐出容量可変制御)を行うように機能する。
図6及び図7を参照しながら、第2実施形態における第1ライン圧制御についてより具体的に説明する。
図8を参照しながら、第2実施形態における第2ライン圧制御についてより具体的に説明する。
以上のように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、オイルの温度ないし粘度等に応じて、第1ライン圧制御と第2ライン圧制御との間で適宜切り換えて、ライン圧の制御を行うことで、オイルポンプ220の駆動損失の低減と、自動変速機の油圧制御の精度及び応答性の向上との両立を図ることができる。
10 油圧供給装置
20 可変容量型のオイルポンプ
30 カムリング
36 第1制御室
38 第2制御室
40 レギュレータバルブ
51 メインライン
52 第1サブライン
57 第1フィードバックライン
58 第2フィードバックライン
59 第1ドレンライン
64 第1制御弁
68 切換機構
70 切換バルブ
81 第2サブライン
84 第1接続ライン
85 第2接続ライン
88 第2制御弁
210 油圧供給装置
220 可変容量型のオイルポンプ
236 制御室
240 レギュレータバルブ
252 サブライン
257 フィードバックライン
270 第2制御弁(開閉手段)
Claims (2)
- 自動変速機を制御するための油圧回路に供給される油圧を生成する可変容量型のオイルポンプと、該オイルポンプの吐出圧を調整するレギュレータバルブとを備えた自動変速機の油圧供給装置であって、
前記レギュレータバルブの出力部から前記オイルポンプの制御室に供給されるフィードバック油圧に応じて、前記オイルポンプの吐出容量を変化させることで、前記油圧回路に供給されるライン圧を制御する第1ライン圧制御手段と、
前記オイルポンプの吐出容量を固定させた状態で、該オイルポンプから吐出されて前記油圧回路に供給されることなくドレンされるオイルの流量を調整することで、ライン圧を制御する第2ライン圧制御手段と、を備え、
前記オイルポンプは、該オイルポンプの吐出容量を減少させるためのフィードバック油圧が供給される第1制御室と、前記オイルポンプの吐出容量を増大させるためのフィードバック油圧が供給される第2制御室とを有し、
前記第1ライン圧制御手段は、前記第1制御室及び前記第2制御室の一方に給油すると共に前記第1制御室及び前記第2制御室の他方から排油し、前記第1制御室及び前記第2制御室に給油する前記フィードバック油圧に応じて、前記オイルポンプの吐出容量を変化させることで、ライン圧を制御し、
前記第2ライン圧制御手段は、前記第1制御室からの排油状態及び前記第2制御室への給油状態を維持して前記オイルポンプの吐出容量を固定させた状態で、該オイルポンプから吐出されて前記油圧回路に供給されることなくドレンされるオイルの流量を調整することで、ライン圧を制御する、
ことを特徴とする自動変速機の油圧供給装置。 - 自動変速機を制御するための油圧回路に供給される油圧を生成する可変容量型のオイルポンプと、該オイルポンプの吐出圧を調整するレギュレータバルブとを備えた自動変速機の油圧供給装置であって、
前記レギュレータバルブの出力部から前記オイルポンプの制御室に供給されるフィードバック油圧に応じて、前記オイルポンプの吐出容量を変化させることで、前記油圧回路に供給されるライン圧を制御する第1ライン圧制御手段と、
前記オイルポンプの吐出容量を固定させた状態で、該オイルポンプから吐出されて前記油圧回路に供給されることなくドレンされるオイルの流量を調整することで、ライン圧を制御する第2ライン圧制御手段と、を備え、
前記オイルポンプは、該オイルポンプの吐出容量を減少させるためのフィードバック油圧が供給される第1制御室と、前記オイルポンプの吐出容量を増大させるためのフィードバック油圧が供給される第2制御室とを有し、
前記第1制御室及び前記第2制御室における給排油状態を、前記第1制御室又は前記第2制御室のいずれか一方に選択的に給油する第1状態と、前記第1制御室からの排油状態及び前記第2制御室への給油状態を維持する第2状態との間で切り換える切換機構を備え、
前記第1ライン圧制御手段は、前記切換機構を前記第1状態にすることで、前記オイルポンプの吐出容量を制御し、
前記第2ライン圧制御手段は、前記切換機構を前記第2状態にすることで、前記オイルポンプの吐出容量を固定させることを特徴とする自動変速機の油圧供給装置。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2017
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