JP6609864B2 - 高周波変調信号発生装置及び位相揺らぎ抑制方法 - Google Patents

高周波変調信号発生装置及び位相揺らぎ抑制方法 Download PDF

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Description

本発明は、高周波変調信号発生装置に関する。
100GHz以上の周波数の搬送波を用いるテラヘルツ通信では、従来の無線通信より高い周波数を用いる。そのため、既存システムとの干渉がない点や同じ比帯域でも非常に広帯域な通信が可能であるため、将来の伝送システムとしての検討が広く進められている(例えば、非特許文献1参照)。しかしながら、このような高周波の信号を電気回路で直接生成することは現状の半導体デバイスの性能では難しく、光技術を併用したシステムが多く検討されている。
図6は、光技術を用いたテラヘルツ通信用送信回路10の構成例を示す図である。テラヘルツ通信用送信回路10は、信号発生器11、光周波数コム発生器12、光分波器13、光データ変調器14、光合波器15及び光検波器16を備える。信号発生器11は、周波数Δfの無線(RF)信号を発生させる。光周波数コム発生器12は、信号発生器11が発生させた無線(RF)信号に基づいて、Δf間隔の光周波数コムを生成する。光分波器13は、生成された光周波数コムを2つの周波数成分f、f+nΔf(nは1以上の整数)に分波する。光分波器13は、分波した周波数成分fの信号を光データ変調器14に出力し、周波数成分f+nΔfの信号を光合波器15に出力する。光データ変調器14は、周波数成分fの信号を変調して変調信号を光合波器15に出力する。光合波器15は、光分波器13から出力された信号と、光データ変調器14から出力された信号とを合波して光検波器16に出力する。光検波器16は、光合波器15から出力された信号を用いて、光ヘテロダイン検波によりそれらの差周波nΔfの信号を生成する。
このように構成することによって、電気的には生成の難しい高周波の信号を生成することが可能となる。また、この信号の品質はもとのRF信号の品質と同等であり、高品質の信号が生成可能である。しかし、光ヘテロダイン検波に用いる2つの光波の光路長は温度や振動によって変動し、変動はそれぞれの光路に対して同一ではない。そのため、概ね1kHz以下の低周波の位相揺らぎが生じる。位相同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)を受信側に置くことによりこの位相揺らぎの影響を受けずに受信することは可能であるが、位相揺らぎそのものは伝達されてしまう。そのため、無線信号の搬送波が揺らぐこととなり、無線端末側で受信信号を基に基準周波数信号を発生させる場合等において無線信号品質に影響を与える。また、複数の高周波信号を生成して、アレイアンテナを構成したり、多入力多出力(MIMO:Multiple-Input and Multiple-Output)による通信容量の増大を図ったり、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)のような高度な変調方式を用いる場合には、高周波信号間の位相を同期させる必要があり、位相揺らぎがある場合には十分な性能が発揮できない。
位相揺らぎの抑制手法として、図7のように、光ヘテロダイン検波後の信号を搬送波周波数の基準信号と同期検波することで位相揺らぎを検出し、位相揺らぎを打ち消すように2つの光波の一方に位相変調を行う方法がある。図7は、位相揺らぎの抑制手法を可能とするテラヘルツ通信用送信回路20の構成例を示す図である。テラヘルツ通信用送信回路20は、光周波数コム発生器21、光分波器22、位相変調器23、光データ変調器24、合波器25、光検波器26、乗算器27、LPF28及び制御回路29を備える。光周波数コム発生器21は、Δf間隔の光周波数コムを生成する。光分波器22は、生成された光周波数コムを2つの周波数成分f、f+nΔfに分波する。光分波器22は、分波した周波数成分fの信号を位相変調器23に出力し、周波数成分f+nΔfの信号を合波器25に出力する。
位相変調器23は、周波数成分fの信号を制御回路29から出力された信号で位相変調する。光データ変調器24は、位相変調された信号を変調して変調信号を光合波器25に出力する。光合波器25は、光分波器22から出力された信号と、光データ変調器24から出力された信号とを合波して光検波器26に出力する。光検波器26は、光合波器25から出力された信号を用いて、光ヘテロダイン検波によりそれらの差周波nΔfの信号を生成する。その後、乗算器27は、差周波nΔfの信号と基準信号とを乗算し、乗算値を出力する。LPF28は、乗算器27から出力された乗算値で表される信号の周波数成分のうち低周波成分を抽出して制御回路29に出力する。制御回路29は、抽出された低周波成分の信号に基づいて位相変調器23を制御する。しかしながら、このような方法では、安定な基準信号を得ることが難しいこと、および高価な高周波回路が追加となることから現実的ではない。
このような問題に対して、図8に示すように、2つの光波それぞれを位相揺らぎより高い周波数の小振幅の正弦波で位相変調し、元の光周波数コムと合波して光検波することで、位相揺らぎを比較的低周波数の搬送波ゆらぎとして検出することが検討されている。この手法を用いたフィードバックループにより位相揺らぎを抑圧できることが確認されている(例えば、非特許文献2参照)。
図8は、フィードバックループを用いたテラヘルツ通信用送信回路30の構成例を示す図である。テラヘルツ通信用送信回路30は、光周波数コム発生器31、光分波器32、位相変調器33、光データ変調器34、位相変調器35、光合波器36、光分岐回路37、第1の光検波器38、合波器39、第2の光検波器40、BPF41、乗算器42、低周波信号発生器43、LPF44、制御回路45、加算器46、BPF47、低周波信号発生器48、乗算器49、LPF50、制御回路51及び加算器52を備える。
光周波数コム発生器31は、Δf間隔の光周波数コムを生成する。光分波器32は、生成された光周波数コムの2つの周波数成分f、f+nΔfに分波する。光分波器32は、分波した周波数成分fの信号を位相変調器35に出力し、周波数成分f+nΔfの信号を位相変調器33に出力する。位相変調器33は、周波数成分f+nΔfの信号を加算器46から出力された信号で位相変調する。光データ変調器34は、位相変調された信号を変調して変調信号を光合波器36に出力する。位相変調器35は、周波数成分fの信号を加算器52から出力された信号で位相変調する。光合波器36は、光データ変調器34から出力された信号と、位相変調器35から出力された信号とを合波して光分岐回路37に出力する。
光分岐回路37は、光合波器36から出力された信号を第1の光検波器38及び合波器39に出力する。第1の光検波器38は、光分岐回路37から出力された信号を用いて、光ヘテロダイン検波によりそれらの差周波nΔfの信号を生成する。合波器39は、光分岐回路37から出力された信号と、光周波数コム発生器31から出力された信号とを合波する。第2の光検波器40は、合波器39から出力された信号を用いて、光ヘテロダイン検波によりそれらの差周波の信号を生成する。BPF41は、第2の光検波器40から出力された信号から周波数成分fの信号を抽出する。乗算器42は、BPF41から出力された周波数成分fの信号と、低周波信号発生器43が発生させる周波数成分fの低周波信号とを乗算し、乗算値を出力する。LPF44は、乗算器42から出力された乗算値で表される信号の周波数成分のうち低周波成分の信号を抽出する。制御回路45は、低周波成分の信号と、低周波信号発生器43が発生させる周波数成分fの低周波信号とを加算器46で加算して位相変調器33に印加する。
BPF47は、第2の光検波器40から出力された信号から周波数成分fの信号を抽出する。乗算器49は、BPF47から出力された周波数成分fの信号と、低周波信号発生器43が発生させる周波数成分fの低周波信号とを乗算し、乗算値を出力する。LPF50は、乗算器49から出力された乗算値で表される信号の周波数成分のうち低周波成分の信号を抽出する。制御回路51は、低周波成分の信号と、低周波信号発生器48が発生させる周波数成分fの低周波信号とを加算器52で加算して位相変調器35に印加する。
以上のような処理によって、フィードバックループにより位相揺らぎを抑圧できる。
H.J. Song and T. Nagatsuma, "Present and Future of Terahertz Communications," IEEE TRANSACTIONS ON TERAHERTZ SCIENCE AND TECHNOLOGY, VOL.1, NO.1, pp.256-263, 2011. Y. Yoshimizu, et al., "Wireless transmission using coherent terahertz wave with phase stabilization," IEICE Electronics Express, Vol. 10, no. 18, pp.1-8, 2013.
上記の手法は、当初振幅変調された信号を対象に検討されてきたが、より大容量の伝送を行うためには、位相変調等により多値化を行う必要がある。しかしながら、正弦波による位相変調により多値化された信号の位相が揺らいでしまう。そのため、位相変調された信号に対して上記の技術をそのまま適用することができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、位相変調された信号への適用を可能にする技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、光周波数コム生成装置で生成された光周波数コムを互いに異なる第1の周波数の信号と第2の周波数の信号とに分波する分波器と、分波された前記第1の周波数の信号を変調する第1の光位相変調器と、分波された前記第2の周波数の信号を変調する第2の光位相変調器と、前記第1の光位相変調器の後段に接続され、前記第1の周波数の信号を変調する光データ変調器と、前記光データ変調器に印加されるデータ信号を生成する伝送路符号化器と、前記光データ変調器の出力と前記第2の光位相変調器の出力とを合波した光信号を2つに分岐する光分岐回路と、前記光分岐回路の一方の出力を光ヘテロダイン検波し、前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号との周波数差の成分を高周波信号として出力する検波器と、前記光分岐回路の他方の出力を変調する第3の光位相変調器と、前記第3の光位相変調器に印加される周波数f の低周波信号を発生する低周波信号発生器と、前記第3の光位相変調器の出力と前記光周波数コムを合波した光信号を電気信号に変換する光電変換回路と、記伝送路符号化器のフレームの基準周波数 の整数倍の周波数Nf の信号と前記光電変換回路の出力から抽出された周波数Nf +f の信号と前記低周波信号との乗算結果低周波成分に基づいて生成した位相制御信号を前記第1の光位相変調器に印加することにより前記第1の周波数の信号の位相揺らぎを抑圧する第1の制御回路と、前記光電変換回路の出力から抽出された周波数f の信号と前記低周波信号との乗算結果の低周波成分に基づいて生成した位相制御信号を前記第2の光位相変調器に印加することにより前記第2の周波数の信号の位相揺らぎを抑圧する第2の制御回路と、を備える高周波変調信号発生装置である。
本発明の一態様は、光周波数コム生成装置で生成された光周波数コムを互いに異なる第1の周波数の信号と第2の周波数の信号とに分波する分波器と、分波された前記第1の周波数の信号を変調する第1の光位相変調器と、分波された前記第2の周波数の信号を変調する第2の光位相変調器と、前記第1の光位相変調器の後段に接続され、前記第1の周波数の信号を変調する光データ変調器と、前記光データ変調器に印加されるデータ信号を生成する伝送路符号化器と、前記光データ変調器の出力と前記第2の光位相変調器の出力とを合波した光信号を2つに分岐する光分岐回路と、前記光分岐回路の一方の出力を光ヘテロダイン検波し、前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号との周波数差の成分を高周波信号として出力する光検波器と、前記光分岐回路の他方の出力を変調する第3の光位相変調器と、前記第3の光位相変調器に印加される周波数f の低周波信号を発生する低周波信号発生器と、前記第3の光位相変調器の出力と前記光周波数コムとを合波した光信号を電気信号に変換する光電変換回路と、前記伝送路符号化器のフレームの基準周波数f の整数N倍の周波数Nf の信号と前記光電変換回路の出力から抽出された周波数Nf +f の信号と前記光電変換回路の出力から抽出された周波数f の信号との乗算結果の低周波成分に基づいて生成した位相制御信号を前記第1の光位相変調器及び前記第2の光位相変調器に分配して印加することにより前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号との位相揺らぎの差を抑圧する制御回路と、を備える高周波変調信号発生装置である。
本発明の一態様は、分波器が、光周波数コム生成装置で生成された光周波数コムを互いに異なる第1の周波数の信号と第2の周波数の信号とに分波し、第1の光位相変調器が、分波された前記第1の周波数の信号を変調し、第2の光位相変調器が、分波された前記第2の周波数の信号を変調し、伝送路符号化器が、データ信号を生成し、前記第1の光位相変調器の後段に接続される光データ変調器が、前記データ信号で前記第1の周波数の信号を変調し、分岐回路が、前記光データ変調器の出力と前記第2の光位相変調器の出力とを合波した光信号を2つに分岐し検波器が、前記光分岐回路の一方の出力を光ヘテロダイン検波し、前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号との周波数差の成分を高周波信号として出力し、低周波信号発生器が、周波数f の低周波信号を発生し、第3の光位相変調器が、前記低周波信号で前記光分岐回路の他方の出力を変調し、光電変換回路が、前記第3の光位相変調器出力と前記光周波数コムを合波した光信号を電気信号に変換し、第1の制御回路が、前記伝送路符号化器のフレームの基準周波数 の整数倍の周波数Nf の信号と前記光電変換回路の出力から抽出された周波数Nf +f の信号と前記低周波信号との乗算結果低周波成分に基づいて生成した位相制御信号を前記第1の光位相変調器に印加することにより前記第1の周波数の信号の位相揺らぎを抑圧し、第2の制御回路が、前記光電変換回路の出力から抽出された周波数f の信号と前記低周波信号との乗算結果の低周波成分に基づいて生成した位相制御信号を前記第2の光位相変調器に印加することにより前記第2の周波数の信号の位相揺らぎを抑圧する位相揺らぎ抑制方法である。
本発明の一態様は、分波器が、光周波数コム生成装置で生成された光周波数コムを互いに異なる第1の周波数の信号と第2の周波数の信号とに分波し、第1の光位相変調器が、分波された前記第1の周波数の信号を変調し、第2の光位相変調器が、分波された前記第2の周波数の信号を変調し、伝送路符号化器が、データ信号を生成し、前記第1の光位相変調器の後段に接続される光データ変調器が、前記データ信号で前記第1の周波数の信号を変調し、光分岐回路が、前記光データ変調器の出力と前記第2の光位相変調器の出力とを合波した光信号を2つに分岐し、光検波器が、前記光分岐回路の一方の出力を光ヘテロダイン検波し、前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号との周波数差の成分を高周波信号として出力し、低周波信号発生器が、周波数f の低周波信号を発生し、第3の光位相変調器が、前記低周波信号で前記光分岐回路の他方の出力を変調し、光電変換回路が、前記第3の光位相変調器の出力と前記光周波数コムとを合波した光信号を電気信号に変換し、制御回路が、前記伝送路符号化器のフレームの基準周波数f の整数N倍の周波数Nf の信号と前記光電変換回路の出力から抽出された周波数Nf +f の信号と前記光電変換回路の出力から抽出された周波数f の信号との乗算結果の低周波成分に基づいて生成した位相制御信号を前記第1の光位相変調器及び前記第2の光位相変調器に分配して印加することにより前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号との位相揺らぎの差を抑圧する位相揺らぎ抑制方法である。
本発明により、位相変調された信号への適用が可能となる。
第1の実施形態における高周波変調信号発生装置100の機能構成を表す概略ブロック図である。 伝送路符号として64b/66b符号を用いた際のQPSK信号のスペクトル(シミュレーション)を示す図である。 図2におけるある特定の範囲の拡大図である。 周波数成分と位相揺らぎ量との関係を表す図である。 第2の実施形態における高周波変調信号発生装置100aの機能構成を表す概略ブロック図である。 光技術を用いたテラヘルツ通信用送信回路10の構成例を示す図である。 位相揺らぎの抑制手法を可能とするテラヘルツ通信用送信回路20の構成例を示す図である。 フィードバックループを用いたテラヘルツ通信用送信回路30の構成例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における高周波変調信号発生装置100の機能構成を表す概略ブロック図である。高周波変調信号発生装置100は、光周波数コム発生器101、光分波器102、位相変調器103、伝送路符号化回路104、光データ変調器105、位相変調器106、合波器107、光分岐回路108、第1の光検波器109、低周波信号発生器110、位相変調器111、合波器112、第2の光検波器113、BPF114、乗算器115、BPF116、乗算器117、LPF118、制御回路119、BPF120、乗算器121、LPF122及び制御回路123を備える。
光周波数コム発生器101は、Δf間隔の光周波数コムを生成する。光周波数コム発生器101は、生成した光周波数コムを光分波器102と、合波器112とに出力する。以下、光分波器102に出力される光周波数コムを変調用信号と記載し、合波器112に出力される光周波数コムをリファレンス用信号と記載する。
光分波器102は、光周波数コム発生器101から出力された変調用信号を入力とする。光分波器102は、入力された変調用信号を分波し、2つの異なる周波数成分f、f+nΔfの信号を取り出す。光分波器102は、周波数成分f+nΔfの信号を位相変調器103に出力し、周波数成分f0の信号を位相変調器106に出力する。
位相変調器103は、光分波器102から出力された周波数成分f+nΔfの信号と、制御回路119から出力された直流信号とを入力とする。ここで、直流信号は、位相揺らぎを補正するための信号である。位相変調器103は、入力された周波数成分f+nΔfの信号を直流信号で位相変調する。これにより、位相変調器103の位相が補正される。位相変調器103は、位相変調後の信号を光データ変調器105に出力する。
伝送路符号化回路104は、基準周波数fの送信対象のデータ信号を符号化する。伝送路符号化回路104は、符号化されたデータ信号を光データ変調器105に出力する。また、伝送路符号化回路104は、基準周波数fの整数倍の周波数の正弦波Nf(Nは1以上の整数)を乗算器115に出力する。
光データ変調器105は、位相変調器103から出力された位相変調後の信号と、伝送路符号化回路104から出力された符号化されたデータ信号とを入力とする。光データ変調器105は、入力された位相変調後の信号を符号化されたデータ信号で位相変調する。光データ変調器105は、位相変調後の信号を合波器107に出力する。
位相変調器106は、光分波器102から出力された周波数成分fの信号と、制御回路123から出力された直流信号とを入力とする。位相変調器106は、入力された周波数成分fの信号を直流信号で位相変調する。位相変調器106は、位相変調後の信号を合波器107に出力する。
合波器107は、光データ変調器105から出力された位相変調後の信号と、位相変調器106から出力された位相変調後の信号とを入力とする。合波器107は、入力された複数の信号を合波する。合波器107は、合波後の信号を光分岐回路108に出力する。
光分岐回路108は、合波器107から出力された合波後の信号を入力とする。光分岐回路108は、入力された合波後の信号を第1の光検波器109及び位相変調器111に出力する。
第1の光検波器109は、光分岐回路108から出力された合波後の信号を入力とする。第1の光検波器109は、入力された合波後の信号を用いて、光ヘテロダイン検波により光波の周波数差の成分を抽出し、抽出した成分を高周波信号として出力する。
低周波信号発生器110は、低周波信号を発生させる。低周波信号発生器110は、低周波信号を位相変調器111、乗算器117及び乗算器121に出力する。
位相変調器111は、光分岐回路108から出力された合波後の信号と、低周波信号発生器110から出力された低周波信号とを入力とする。位相変調器111は、入力された合波後の信号を低周波信号で位相変調する。位相変調器111は、位相変調後の信号を合波器112に出力する。
合波器112は、光周波数コム発生器101から出力されたリファレンス用信号と、位相変調器111から出力された位相変調後の信号とを入力とする。合波器112は、リファレンス用信号と、位相変調後の信号とを合波する。合波器112は、合波後の信号を第2の光検波器113に出力する。
第2の光検波器113は、合波器112から出力された合波後の信号を入力とする。第2の光検波器113は、入力された合波後の信号を用いて、光ヘテロダイン検波により光波の周波数差の成分を抽出し、抽出した成分の信号をBPF114及びBPF120に出力する。
BPF114は、第2の光検波器113から出力された信号を入力とする。BPF114は、入力された信号から基準周波数fの整数倍の周波数近辺の信号を抽出する。BPF114は、抽出した基準周波数fの整数倍の周波数近辺の信号を乗算器115に出力する。
乗算器115は、伝送路符号化回路104から出力された基準周波数fの整数倍の周波数の正弦波Nfと、BPF114から出力された信号とを入力とする。乗算器115は、入力された信号を乗算することによって信号の差周波成分を抽出する。乗算器115は、抽出した差周波成分の信号をBPF116に出力する。
BPF116は、乗算器115から出力された信号の周波数成分のうち低周波成分の信号を抽出する。BPF116は、抽出した低周波成分の信号を乗算器117に出力する。
乗算器117は、BPF116から出力された低周波成分の信号と、低周波信号発生器110から出力された低周波信号とを入力とする。乗算器117は、入力された低周波成分の信号と、低周波信号とを乗算することによって信号の差周波成分を抽出する。乗算器117は、抽出した差周波成分の信号をLPF118に出力する。
LPF118は、乗算器117から出力された信号を入力とする。LPF118は、入力された信号の周波数成分のうち低周波数成分の信号を抽出する。LPF118は、抽出した低周波成分の信号を制御回路119に出力する。
制御回路119は、LPF118から出力された低周波成分の信号を入力とする。制御回路119は、入力された低周波成分の信号に基づいて位相揺らぎを検出し、検出した位相揺らぎを補正するように位相変調器103に印加する直流信号を生成する。制御回路119は、生成した直流信号を位相変調器103に印加する。
BPF120は、第2の光検波器113から出力された信号を入力とする。BPF120は、入力された信号の周波数成分から低周波成分の信号を抽出する。BPF120は、抽出した低周波成分の信号を乗算器121に出力する。
乗算器121は、低周波信号発生器110から出力された低周波信号と、BPF120から出力された低周波成分の信号とを入力とする。乗算器121は、入力された信号を乗算することによって信号の差周波成分を抽出する。乗算器121は、抽出した差周波成分の信号をLPF122に出力する。
LPF122は、乗算器121から出力された差周波成分の信号を入力とする。LPF122は、入力された信号から低周波成分の信号を抽出する。LPF122は、抽出した信号を制御回路123に出力する。
制御回路123は、LPF122から出力された低周波成分の信号を入力とする。LPF122は、入力された低周波成分の信号に基づいて位相揺らぎを検出し、検出した位相揺らぎを補正するように位相変調器106に印加する直流信号を生成する。制御回路123は、生成した直流信号を位相変調器106に印加する。
次に、高周波変調信号発生装置100の具体的な動作について説明する。
まず、光周波数コム発生器101が生成する光周波数コムは以下の式1のように表される。
Figure 0006609864
式1において、Nは光周波数コムの本数、aはi番目の成分の振幅、φはi番目の成分の位相、Δfは周波数間隔を表す。この中の各成分を光分波器102で分波し、そのうち2波を合波器107で合波する。その際、各周波数成分に位相変動が付加されるため、合波後の信号は以下の式2のように表される。
Figure 0006609864
式2において、各成分の位相変動はθ(t)、θ(t)である。第1の光検波器109の出力における2波の周波数差の成分は以下の式3のように表される。
Figure 0006609864
式3におけるθ(t)−θ(t)が、搬送波の位相揺らぎとして信号品質に影響を与える。そこで、高周波変調信号発生装置100は、合波後の信号を低周波の正弦波で位相変調し、その低周波成分を検出し、フィードバック制御により位相の安定化を図ることを考える。この場合の第2の光検波器113の出力の光周波数コム発生器101から出力された光周波数コム(リファレンス用信号)との差周波成分は以下の式4のように表される。
Figure 0006609864
ここで、式4の後半部分(acos(αsin2πft+φ+θ(t)))から低周波成分を抽出すると、以下の式5のように表される。
Figure 0006609864
高周波変調信号発生装置100は、式5で表される低周波成分の信号と、低周波の正弦波を混合することにより、位相変調器106の経路の位相揺らぎθ(t)を検出できる。制御回路123は、検出した位相揺らぎθ(t)に基づいて位相変調器106に直流信号を印加することにより位相揺らぎを抑圧する。また、式4の前半部分(acos(αsin2πft+φ+ψ(t)+θ(t)))はψ(t)が基準周波数fの整数倍の周波数の成分を持つことから、BPF114により基準周波数fの整数倍の周波数周辺成分を抽出し、乗算器115にて基準周波数fの整数倍の周波数の正弦波Nfと、抽出した周辺成分とを混合し、LPF122により低周波成分を抽出することができる。この抽出された低周波成分は以下の式6のように表される。
Figure 0006609864
高周波変調信号発生装置100は、式6で表される信号から、位相揺らぎθ(t)眉検出と同様にして位相揺らぎθ(t)を検出する。制御回路119は、検出した位相揺らぎθ(t)に基づいて位相変調器103に直流信号を印加することにより位相揺らぎを抑圧する。このようにして、安定した位相の高周波信号を生成することが可能となる。
図2は、上記の式4の前半部分に関して、伝送路符号として64b/66b符号を用いた際のQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)信号のスペクトル(シミュレーション)を示す図である。また、図2のある特定の範囲の拡大図を図3に示す。64b/66符号では、64ビットのデータの先頭に2ビットの固定パターンを付加しているため、QPSK信号で33シンボル毎に固定シンボルが挿入されることとなる。図2及び図3より明らかなように、フレーム繰り返し周波数の整数倍に線スペクトルが観測されている。この成分と位相揺らぎ量との関係を図4に示す。図4より、位相揺らぎ量と周波数成分を関連付けられるため、高周波変調信号発生装置100は、この信号を用いて位相揺らぎの制御を行うことができる。検出された位相ゆらぎから制御回路で位相変調器の位相制御信号を生成するが、生成方法としては、比例・積分・微分(PID)制御が一般的である。
以上のように構成された高周波変調信号発生装置100では、位相変調された信号への適用を可能にすることができる。具体的には、高周波変調信号発生装置100において、第1の光検波器109から出力される信号には、位相変調器111に印加される低周波信号の成分は含まれない。したがって、制御のために用いられる低周波信号が高周波信号に影響を与えることがない。そのため、従来方式では適用が困難であった位相変調信号への適用も可能になる。
また、高周波信号に影響を与えないため、位相変調器111で印加する低周波信号の振幅を任意に設定でき、第2の光検波器113出力の低周波信号成分の強度を従来方式よりも高めることができ、位相揺らぎの検出精度を高めることができる。
<変形例>
本実施形態では、伝送路符号化として64b/66b符号を用いた場合の例を示したが、他の伝送路符号化についても周期的なフレームを使用するものであれば同様に適用することができる。例えば、誤り訂正符号としてリードソロモン符号を用いるシステムでは、フレーム同期用のシンボルがスペクトル上で線スペクトルとなるため、この成分を用いて制御することが可能となる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態における高周波変調信号発生装置100aの機能構成を表す概略ブロック図である。高周波変調信号発生装置100aは、光周波数コム発生器101、光分波器102、位相変調器103、伝送路符号化回路104、光データ変調器105、位相変調器106、合波器107、光分岐回路108、第1の光検波器109、低周波信号発生器110、位相変調器111、合波器112、第2の光検波器113、BPF114、乗算器115、BPF116、乗算器117a、LPF118及び制御回路119aを備える。
高周波変調信号発生装置100aは、乗算器117及び制御回路119に代えて乗算器117a及び制御回路119aを備える点、BPF120、乗算器121、LPF122及び制御回路123を備えない点で高周波変調信号発生装置100と構成が異なる。高周波変調信号発生装置100aのその他の構成については、高周波変調信号発生装置100の構成と同様である。そのため、高周波変調信号発生装置100a全体の説明は省略し、乗算器117a及び制御回路119aについてのみ説明する。
乗算器117aは、BPF116から出力された低周波成分の信号と、BPF120から出力された低周波成分の信号とを入力とする。乗算器117aは、入力された信号を乗算することによって信号の差周波成分を抽出する。乗算器117aは、抽出した差周波成分の信号をLPF118に出力する。
制御回路119aは、LPF118から出力された低周波成分の信号を入力とする。制御回路119aは、入力された低周波成分の信号に基づいて位相揺らぎを検出し、検出した位相揺らぎを補正するように位相変調器103及び位相変調器106に印加する直流信号を生成する。制御回路119aは、生成した直流信号を位相変調器103及び位相変調器106に印加する。
ここで、第2の実施形態と第1の実施形態との違いは、制御回路が、光分波器102の出力先である2つの経路の位相揺らぎを独立に制御するのではなく、位相揺らぎの差を誤差信号として制御する点である。上記式5及び式6の信号を乗積検波した信号から抽出された低周波信号は、以下の式7のように表される。
Figure 0006609864
制御回路119aは、上記式7に基づいて、位相変調器103及び位相変調器106に印加する直流信号を生成し、生成した直流信号を位相変調器103及び位相変調器106に印加することで位相揺らぎの差を抑圧する。具体的には、制御回路119aは、生成した直流信号を、位相変調器103及び位相変調器106に制御位相の和が直流信号と一致するように印加する。上記式3に示すように、最終的に高周波信号に影響を与えるのは位相揺らぎの差であるため、本実施形態における制御で十分高周波信号への影響を抑制することができる。
以上のように構成された高周波変調信号発生装置100によれば、誤差信号から2つのパスに共通する位相揺らぎがキャンセルされる。そのめ、位相変調器103及び位相変調器106に印加する信号を第1の実施形態よりも小さくすることができる。すなわち、より大きな位相揺らぎがあった場合にも追従が可能となる。さらに、位相変調器103及び位相変調器106の位相変化量の差が制御量となるため、逆相で信号を印加することにより制御量を抑えることができ、その割合は任意に調整できる。
<変形例>
の実施形態は、第の実施形態と同様に変形されてもよい。
なお、高周波変調信号発生装置100及び高周波変調信号発生装置100aの全部又は一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
100…高周波変調信号発生装置, 101…光周波数コム発生器, 102…光分波器, 103…位相変調器, 104…伝送路符号化回路, 105…光データ変調器, 106…位相変調器, 107…合波器, 108…光分岐回路, 109…第1の光検波器, 110…低周波信号発生器, 111…位相変調器, 112…合波器, 113…第2の光検波器, 114、116、120…BPF, 115、117、121…乗算器, 118、122…LPF, 119、123…制御回路

Claims (4)

  1. 光周波数コム生成装置で生成された光周波数コムを互いに異なる第1の周波数の信号と第2の周波数の信号とに分波する分波器と、
    分波された前記第1の周波数の信号を変調する第1の光位相変調器と、
    分波された前記第2の周波数の信号を変調する第2の光位相変調器と、
    前記第1の光位相変調器の後段に接続され、前記第1の周波数の信号を変調する光データ変調器と、
    前記光データ変調器に印加されるデータ信号を生成する伝送路符号化器と、
    前記光データ変調器の出力と前記第2の光位相変調器の出力とを合波した光信号を2つに分岐する光分岐回路と、
    前記光分岐回路の一方の出力を光ヘテロダイン検波し、前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号との周波数差の成分を高周波信号として出力する検波器と、
    前記光分岐回路の他方の出力を変調する第3の光位相変調器と、
    前記第3の光位相変調器に印加される周波数f の低周波信号を発生する低周波信号発生器と、
    前記第3の光位相変調器の出力と前記光周波数コムを合波した光信号を電気信号に変換する光電変換回路と、
    記伝送路符号化器のフレームの基準周波数 の整数倍の周波数Nf の信号と前記光電変換回路の出力から抽出された周波数Nf +f の信号と前記低周波信号との乗算結果低周波成分に基づいて生成した位相制御信号を前記第1の光位相変調器に印加することにより前記第1の周波数の信号の位相揺らぎを抑圧する第1の制御回路と
    前記光電変換回路の出力から抽出された周波数f の信号と前記低周波信号との乗算結果の低周波成分に基づいて生成した位相制御信号を前記第2の光位相変調器に印加することにより前記第2の周波数の信号の位相揺らぎを抑圧する第2の制御回路と、
    を備える高周波変調信号発生装置。
  2. 光周波数コム生成装置で生成された光周波数コムを互いに異なる第1の周波数の信号と第2の周波数の信号とに分波する分波器と、
    分波された前記第1の周波数の信号を変調する第1の光位相変調器と、
    分波された前記第2の周波数の信号を変調する第2の光位相変調器と、
    前記第1の光位相変調器の後段に接続され、前記第1の周波数の信号を変調する光データ変調器と、
    前記光データ変調器に印加されるデータ信号を生成する伝送路符号化器と、
    前記光データ変調器の出力と前記第2の光位相変調器の出力とを合波した光信号を2つに分岐する光分岐回路と、
    前記光分岐回路の一方の出力を光ヘテロダイン検波し、前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号との周波数差の成分を高周波信号として出力する検波器と、
    前記光分岐回路の他方の出力を変調する第3の光位相変調器と、
    前記第3の光位相変調器に印加される周波数f の低周波信号を発生する低周波信号発生器と、
    前記第3の光位相変調器の出力と前記光周波数コムを合波した光信号を電気信号に変換する光電変換回路と、
    記伝送路符号化器のフレームの基準周波数 の整数倍の周波数Nf の信号と前記光電変換回路の出力から抽出された周波数Nf +f の信号と前記光電変換回路の出力から抽出された周波数f の信号との乗算結果低周波成分に基づいて生成した位相制御信号を前記第1の光位相変調器及び前記第2の光位相変調器に分配して印加することにより前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号との位相揺らぎの差を抑圧する制御回路と、
    を備える高周波変調信号発生装置。
  3. 分波器が、光周波数コム生成装置で生成された光周波数コムを互いに異なる第1の周波数の信号と第2の周波数の信号とに分波し、
    第1の光位相変調器が、分波された前記第1の周波数の信号を変調し、
    第2の光位相変調器が、分波された前記第2の周波数の信号を変調し、
    伝送路符号化器が、データ信号を生成し、
    前記第1の光位相変調器の後段に接続される光データ変調器が、前記データ信号で前記第1の周波数の信号を変調し、
    分岐回路が、前記光データ変調器の出力と前記第2の光位相変調器の出力とを合波した光信号を2つに分岐し
    検波器が、前記光分岐回路の一方の出力を光ヘテロダイン検波し、前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号との周波数差の成分を高周波信号として出力し、
    低周波信号発生器が、周波数f の低周波信号を発生し、
    第3の光位相変調器が、前記低周波信号で前記光分岐回路の他方の出力を変調し、
    光電変換回路が、前記第3の光位相変調器出力と前記光周波数コムを合波した光信号を電気信号に変換し、
    第1の制御回路が、前記伝送路符号化器のフレームの基準周波数 の整数倍の周波数Nf の信号と前記光電変換回路の出力から抽出された周波数Nf +f の信号と前記低周波信号との乗算結果低周波成分に基づいて生成した位相制御信号を前記第1の光位相変調器に印加することにより前記第1の周波数の信号の位相揺らぎを抑圧し、
    第2の制御回路が、前記光電変換回路の出力から抽出された周波数f の信号と前記低周波信号との乗算結果の低周波成分に基づいて生成した位相制御信号を前記第2の光位相変調器に印加することにより前記第2の周波数の信号の位相揺らぎを抑圧する
    位相揺らぎ抑制方法。
  4. 分波器が、光周波数コム生成装置で生成された光周波数コムを互いに異なる第1の周波数の信号と第2の周波数の信号とに分波し、
    第1の光位相変調器が、分波された前記第1の周波数の信号を変調し、
    第2の光位相変調器が、分波された前記第2の周波数の信号を変調し、
    伝送路符号化器が、データ信号を生成し、
    前記第1の光位相変調器の後段に接続される光データ変調器が、前記データ信号で前記第1の周波数の信号を変調し、
    分岐回路が、前記光データ変調器の出力と前記第2の光位相変調器の出力とを合波した光信号を2つに分岐し
    検波器が、前記光分岐回路の一方の出力を光ヘテロダイン検波し、前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号との周波数差の成分を高周波信号として出力し、
    低周波信号発生器が、周波数f の低周波信号を発生し、
    第3の光位相変調器が、前記低周波信号で前記光分岐回路の他方の出力を変調し、
    光電変換回路が、前記第3の光位相変調器出力と前記光周波数コムを合波した光信号を電気信号に変換し、
    制御回路が、前記伝送路符号化器のフレームの基準周波数 の整数倍の周波数Nf の信号と前記光電変換回路の出力から抽出された周波数Nf +f の信号と前記光電変換回路の出力から抽出された周波数f の信号との乗算結果低周波成分に基づいて生成した位相制御信号を前記第1の光位相変調器及び前記第2の光位相変調器に分配して印加することにより前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号との位相揺らぎの差を抑圧する
    位相揺らぎ抑制方法。
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