JP7026353B2 - 無線送信装置 - Google Patents

無線送信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7026353B2
JP7026353B2 JP2018220286A JP2018220286A JP7026353B2 JP 7026353 B2 JP7026353 B2 JP 7026353B2 JP 2018220286 A JP2018220286 A JP 2018220286A JP 2018220286 A JP2018220286 A JP 2018220286A JP 7026353 B2 JP7026353 B2 JP 7026353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
signal
optical carrier
electric
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018220286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020088598A (ja
Inventor
正満 藤原
法子 飯山
淳一 可児
忠夫 永妻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Osaka University NUC
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Osaka University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp, Osaka University NUC filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2018220286A priority Critical patent/JP7026353B2/ja
Publication of JP2020088598A publication Critical patent/JP2020088598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7026353B2 publication Critical patent/JP7026353B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、無線送信技術に関する。
無線通信の伝送速度は増加の一途を辿っており、近い将来、要求帯域が数10Gb/sから100Gb/sに達することも予想されている。周波数が100GHzを超える電波はテラヘルツ(THz)波と呼ばれ、比帯域幅を一定とすれば、現在のスマートフォン等の携帯端末が利用する1GHz近辺の電波と比較して100倍以上の広帯域を有する。今後の要求帯域の増加に対応するため、近年、この新しい周波数帯域であるTHz波帯を用いた高速の無線通信が注目を集めている。
現在、THz波帯のうち最も重点的に研究開発が行われているのは200GHzから400GHzまでの約200GHzの帯域幅を有する周波数領域である。この帯域を利用すれば、100GHzの帯域幅を有する送受信デバイスを用いて、簡易な強度変調方式(もしくは振幅変調方式)により100Gb/s程度の通信は十分に実現可能であると考えられる。しかしながら、100GHzの帯域幅を有する送受信デバイスの実現は現時点では困難である。そのため、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)等の多値位相変調信号を利用して送信信号のシンボルレートを低減し、送受信デバイスの実現に要求される帯域を削減する必要がある。
図6は、THz波帯信号を生成する無線送信装置の構成例を示す図である。THz波帯の電波を、電子デバイスを用いて直接生成することは困難であるため、例えば図6に示す無線送信装置9は、光ファイバ通信で用いられる1.5μm帯の光キャリアを用いて間接的に生成する構成を有する。具体的には、無線送信装置9は、光周波数コム発生器91、波長分波器92、データ変調器93、データ発生器94、光結合器95及びフォトミキサ96を備える。光周波数コム発生器91は、レーザ光源911、発振器912及びサイドモード発生器913を備える。
まず、無線送信装置9は、光周波数コム発生器91により一定の周波数間隔を有する多波長光キャリアを生成する。多波長光キャリアを生成する一つの方法として、1.5μm帯の単一のレーザ光源911から出力された連続光をサイドモード発生器913に入力し、発振器912から出力された正弦波信号でサイドモード発生器913を駆動することにより、正弦波信号の周波数と同じ周波数間隔で周波数軸上に並んだ多数のサイドモードを生成する方法がある。通常、サイドモード発生器としてはLiNbO変調器が用いられ、サイドモードはLiNbO変調器の変調により生成される。
光周波数コム発生器91の出力は波長分波器92に入力され、波長分波器92によって多波長光キャリアから所望の二波長が切り出される。具体的には、波長分波器92は、切り出された二波長の周波数差が、生成するTHz波の周波数となるように切り出す光キャリアを選択する。うち一方を、データ変調器93においてデータ発生器94から送信されたデジタルデータ信号で変調する。この変調光キャリアと他方の無変調光キャリアとを光結合器95で結合し、フォトミキサ96に入力してTHz波帯における無線信号を生成する。フォトミキサ96としては、THz波帯においても光電気変換帯域を有するUTC-PD(Uni-Travelling-Carrier Photodiode)が用いられることが多い。無線区間の伝播は、フォトミキサ96の後段のアンテナ(図示せず)を用いて行う。
一方、多値位相変調信号は、アナログ電気回路を用いたホモダイン受信を行うことが原理的に可能である。しかしながら、これを実現するためには、変調光キャリアと無変調光キャリアとが光結合器95において結合される際の光位相を合致させるとともに、波長分波器92と光結合器95との間の光路長の伸縮により生じる光位相の揺らぎを抑えて安定化させる必要がある。この光位相を安定化させる手法の一例として、前記光路を通過する光キャリアの光位相をディザリングする手法(以下「第1の手法」という。)が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、ディザリングを用いない光位相安定化手法(以下「第2の手法」という。)も提案されている(例えば非特許文献1参照)。第2の手法による無線送信装置は、波長分波器を用いて切り出された二波長が光結合器により結合された後、フォトミキサにおいて二波長の差周波数に相当する無線信号を生成するという無線送信装置の基本的構成にディザリングを用いない光位相安定化回路が取り付けられた構成を有する。
特開2016-45443号公報
佐熊一輝他,疑似マッハ・ツェンダ型位相安定化法による100GHz帯11Gbit/sエラーフリー伝送,2015年電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ大会,C-14-2.
第1の手法では、光電気変換の後に検出したディザリング信号を基に、目標値に対する誤差信号(制御信号)を生成し、この制御信号を用いてフィードバック制御により光位相を安定化させる。この第1の手法を実現する光位相安定化回路は、変調光キャリアと無変調光キャリアとが通過する光路に各々取り付けられる。第1の手法によれば、光位相の安定化を実現できるが、ディザリングにより光位相に積極的に揺らぎを与えることになる。例えば、QPSK信号を例にとると、理想的には図7(A)に示す受信信号のコンスタレーションのように、I-Q平面上の4点に収束したQPSK信号が得られる。これに対して第1の手法では、ディザリングの影響により、図7(B)に示されるように4点のQPSK信号が滲んでしまう。この結果、信号点間距離が縮まり、アナログ電気回路を用いたホモダイン受信を行った際、受信感度が劣化する可能性があった。
また、第2の手法による無線送信装置は、一見、図6に示した無線送信装置9と同様の無線送信装置に対してディザリングを用いない手法で光位相安定化が実現されているように見受けられる。しかしながら、第2の手法では、その特性上、データ変調器を波長分波器と光結合器の間に配置することができないことから、データ変調器が光結合器の出力側に配置されることになる。そのため、切出された二波長は、光結合器の出力側に配置されたデータ変調器により同じデジタルデータ信号で一括して変調されることになる。ここで位相変調を用いると、フォトミキサで生成された電波から位相変調データが消えてしまい、デジタルデータ信号を伝達することができない。そのため、第2の手法で適用可能な変調方式は強度変調(もしくは振幅変調)に限られ、QPSK等の位相変調に比べて原理的に受信感度が劣化する可能性があった。
上記事情に鑑み、本発明は、アナログ電気回路を用いたホモダイン受信によって受信されるテラヘルツ帯の位相変調信号を、その受信感度の劣化が抑制されるように調整して送信することができる技術を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、光周波数コム発生器により生成された多波長光キャリアであるモニタ光から第1の光キャリア及び第2の光キャリアを切り出し、前記第1の光キャリアをデジタルデータ信号で変調した変調光キャリアと、前記第2の光キャリアである無変調光キャリアと、を結合して二分岐出力する第1光結合分岐器の第1出力光をフォトミキサに入力することにより、テラヘルツ波帯における無線信号を生成する無線送信装置であって、前記モニタ光から参照光を分岐する光分岐器と、前記参照光と、前記第1光結合分岐器の第2出力光と、を結合して二分岐出力する第2光結合分岐器と、前記第2光結合分岐器の第1出力光を第1の電気信号に変換する第1光電気変換器と、前記第1の電気信号と、前記デジタルデータ信号に同期したクロック信号とを乗算するミキサと、前記ミキサの出力信号から直流付近の成分を抜き出す第1フィルタと、前記変調光キャリアの位相を変化させる第1位相シフタと、前記第1フィルタの出力信号に基づいて前記第1位相シフタを制御する第1制御器と、前記第2光結合分岐器の第2出力光から無変調光キャリアと同じ光周波数の光キャリア成分を抜き出す第2フィルタと、前記第2フィルタの出力光を第2の電気信号に変換する第2光電気変換器と、無変調光キャリアの位相を変化させる第2位相シフタと、前記第2の電気信号に基づいて前記第2位相シフタを制御する第2制御器と、を備える無線送信装置である。
本発明の一態様は、光周波数コム発生器により生成された多波長光キャリアであるモニタ光から第1の光キャリア及び第2の光キャリアを切り出し、前記第1の光キャリアをデジタルデータ信号で変調した変調光キャリアと、前記第2の光キャリアである無変調光キャリアと、を結合して二分岐出力する第1光結合分岐器の第1出力光をフォトミキサに入力することにより、テラヘルツ波帯における無線信号を生成する無線送信装置であって、前記モニタ光から参照光を分岐する光分岐器と、前記参照光と、前記第1光結合分岐器の第2出力光とを結合する第2光結合分岐器と、前記第2光結合分岐器の出力光を電気信号に変換する光電気変換器と、前記電気信号を第1の電気信号と第2の電気信号とに分岐して出力する分岐器と、前記第1の電気信号と、前記デジタルデータ信号に同期したクロック信号とを乗算するミキサと、前記ミキサの出力信号から直流付近の成分を抜き出す第1フィルタと、前記変調光キャリアの位相を変化させる第1位相シフタと、前記第1フィルタの出力信号に基づいて前記第1位相シフタを制御する第1制御器と、前記第2の電気信号から無変調光キャリアと同じ光周波数の光キャリア成分を抜き出す第2フィルタと、無変調光キャリアの位相を変化させる第2位相シフタと、前記第2フィルタの出力信号に基づいて前記第2位相シフタを制御する第2制御器と、を備える無線送信装置である。
本発明の一態様は、光周波数コム発生器により生成された多波長光キャリアであるモニタ光から第1の光キャリア及び第2の光キャリアを切り出し、前記第1の光キャリアをデジタルデータ信号で変調した変調光キャリアと、前記第2の光キャリアである無変調光キャリアと、を結合して二分岐出力する第1光結合分岐器の第1出力光をフォトミキサに入力することにより、テラヘルツ波帯における無線信号を生成する無線送信装置であって、前記モニタ光から参照光を分岐する光分岐器と、前記参照光と、前記第1光結合分岐器の第2出力光とを結合して二分岐出力する第2光結合分岐器と、前記第2光結合分岐器の第1出力光及び第2出力光をそれぞれ電気信号に変換して出力するバランス型受信器と、前記電気信号を第1の電気信号と第2の電気信号とに分岐して出力する分岐器と、前記第1の電気信号と、前記デジタルデータ信号に同期したクロック信号とを乗算するミキサと、前記ミキサの出力信号から直流付近の成分を抜き出す第1フィルタと、前記変調光キャリアの位相を変化させる第1位相シフタと、前記第1フィルタの出力信号に基づいて前記第1位相シフタを制御する第1制御器と、前記第2の電気信号から無変調光キャリアと同じ光周波数の光キャリア成分を抜き出す第2フィルタと、無変調光キャリアの位相を変化させる第2位相シフタと、前記第2フィルタの出力信号に基づいて前記第2位相シフタを制御する第2制御器と、を備える無線送信装置である。
本発明の一態様は、上記の無線送信装置であって、前記第1の電気信号は、モニタ光に含まれる変調光キャリアと、参照光に含まれる無変調光キャリアと、の干渉により生じる第1ビート信号を含み、前記第1制御器は、前記第1フィルタの出力信号が最大値と最小値との間で単調に変化する区間に対応する前記第1ビート信号に関する位相差を誤差信号として前記第1位相シフタを制御することにより、前記変調光キャリアの光位相を安定化させる。
本発明の一態様は、上記の無線送信装置であって、前記第1ビート信号に関する位相差は、前記第1ビート信号の生成に寄与した変調光キャリアと参照光に含まれる無変調光キャリアとの光位相差である。
本発明の一態様は、上記の無線送信装置であって、前記第2の電気信号は、モニタ光から切り出された無変調光キャリアと、参照光から切り出された無変調光キャリアと、の干渉により生じる第2ビート信号を含み、前記第2制御器は、前記第2フィルタの出力信号が最大値と最小値との間で単調に変化する区間に対応する前記第2ビート信号に関する位相差を誤差信号として前記第2位相シフタを制御することにより、前記無変調光キャリアの光位相を安定化させる。
本発明の一態様は、上記の無線送信装置であって、前記第2ビート信号に関する位相差は、前記第2ビート信号の生成に寄与した無変調光キャリアであって、モニタ光から切り出された無変調光キャリアと、参照光から切り出された無変調光キャリアと、の光位相差である。
本発明により、アナログ電気回路を用いたホモダイン受信によって受信されるテラヘルツ帯の位相変調信号を、その受信感度の劣化が抑制されるように調整して送信することが可能となる。
第1実施形態の無線送信装置の構成例を示す図である。 第1実施形態の無線送信装置において、変調光キャリア及び無変調光キャリアの光位相が、第2光結合分岐器の出力に基づいて安定化される様子を示す図である。 第2実施形態の無線送信装置の構成例を示す図である。 第2実施形態の無線送信装置において、変調光キャリア及び無変調光キャリアの光位相が、第2光結合分岐器の出力に基づいて安定化される様子を示す図である。 第3実施形態における無線送信装置の構成例を示す図である。 従来の無線送信装置の構成例を示す図である。 従来の無線送信装置によるコンスタレーションを示す図である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の無線送信装置の構成例を示す図である。図1に示す無線送信装置1は第1実施形態における無線送信装置の一例である。無線送信装置1は、無線送信装置の基本的構成として、光周波数コム発生器21、波長分波器22、データ変調器23、データ発生器24、第1光結合分岐器25及びフォトミキサ26を備える。これらの構成は、図6に示す従来の無線送信装置9が備える各構成と同様である。具体的には、光周波数コム発生器21は光周波数コム発生器91と同様であり、波長分波器22は波長分波器92と同様である。また、データ変調器23はデータ変調器93と同様の位相変調器であり、データ発生器24はデータ発生器94と同様である。また、第1光結合分岐器25及びフォトミキサ26は光結合器95及びフォトミキサ96と同様である。
このような基本的構成に加えて、無線送信装置1は、第1位相シフタ311、第1制御器312、第1LPF(Low Pass Filter)313、第1光電気変換器314、ミキサ315及び発振器316と、第2位相シフタ321、第2制御器322、第2光電気変換器323及び光BPF(Band Pass Filter)324と、光分岐器301及び第2光結合分岐器302と、をさらに備える。
第1位相シフタ311、第1制御器312、第1LPF313、第1光電気変換器314、ミキサ315及び発振器316は、変調光キャリアの位相安定化に用いられ、第2位相シフタ321、第2制御器322、第2光電気変換器323及び光BPF324は、無変調光キャリアの位相安定化に用いられる。また、光分岐器301及び第2光結合分岐器302は、変調光キャリア及び無変調光キャリアの両方の位相安定化に共通して用いられる。無線送信装置1では上記の各機能部が以下のように動作することにより、受信感度の劣化が抑制されるテラヘルツ帯の位相変調信号を生成することができる。
まず、光周波数コム発生器21により生成された多波長光キャリアが、光分岐器301によって2つに分岐される。一方の多波長光キャリアはモニタ光として波長分波器22に送られ、THz波帯(テラヘルツ波帯)の無線信号の生成に用いられる。また、他方の多波長光キャリアは参照光として第2光結合分岐器302に送られる。
第1光結合分岐器25及び第2光結合分岐器302は、ともに2入力2出力の方向性光結合器であり、2つの入力ポートから入力された光キャリア電界の和及び差を2つの異なる出力ポートからそれぞれ出力する。ここで、2つの出力ポートのうち一方を使用しない場合、第1光結合分岐器25及び第2光結合分岐器302は単なる光結合器として機能し、図6に示す従来構成の光結合器95と同様に動作する。以下、各光結合分岐器が出力する2つの出力光を「第1出力光」及び「第2出力光」という。例えば、第1の入力ポートに光信号E0が、第2の入力ポートに光信号E1が、それぞれ入力されたとき、第1の出力ポートから光信号E0+E1が、第2の出力ポートから光信号E0-E1が、それぞれ出力される。
第1光結合分岐器25の第1出力光はフォトミキサ26に送られTHz波帯の無線信号の生成に用いられる。一方で、第1光結合分岐器25の第2出力光は光位相安定化のためのモニタ光として第2光結合分岐器302に送られる。第2光結合分岐器302は、光分岐器301から入力する参照光と第1光結合分岐器25から入力するモニタ工とを結合し、その結合結果を2分岐して出力する。第2光結合分岐器302の第1出力光及び第2出力光は、変調光キャリア及び無変調光キャリアの両方の光位相安定化に用いられる。
なお、データ発生器24から送信されるデジタルデータ信号のクロック周波数は、データ発生器24の外部又は内部に配置される発振器により設定されるものとする。図1は、デジタルデータ信号のクロック周波数を設定する発振器が、発振器316としてデータ発生器24の外部に配置された例を示している。発振器316は、デジタルデータ信号のクロック周波数に同期したクロック信号を出力する。
図2は、無線送信装置1において、変調光キャリア及び無変調光キャリアの光位相が、第2光結合分岐器302の出力に基づいて安定化される様子を示す図である。まず、第2光結合分岐器302の第1出力光が、第1光電気変換器314で電気信号に変換されミキサ315に送られる。以下、ここで変換された電気信号を「電気信号#1」という。ミキサ315にはこの電気信号#1の他、発振器316が出力する正弦波信号が入力される。
図2に示される通り、電気信号#1は、モニタ光に含まれる変調光キャリアと、参照光に含まれる無変調光キャリアと、の干渉により生じるビート信号(以下「ビート信号#1」という。)を含む。ここで変調光キャリアと無変調光キャリアとは同じ中心周波数位置を有し、ビート信号#1にはデジタルデータ信号のクロック成分が含まれる。なお、電気信号#1は他のビート信号を含むが、他のビート信号には周波数軸上でビート信号#1のクロック成分に干渉するものはない。ここでクロック周波数をfとすると、このクロック成分は、例えば次の式(1)で表すことができる。
Figure 0007026353000001
式(1)において、Aはクロック成分の振幅を表し、tは時間を表す。また、θはビート信号#1の生成に寄与した変調光キャリアと、参照光に含まれる無変調光キャリアと、の光位相差を表す。一方、発振器316から出力された周波数fの正弦波信号は、振幅をB、位相をφとすると、例えば次の式(2)によって表される。
Figure 0007026353000002
これをミキサ315において式(1)のクロック成分と乗算することにより、次の式(3)によって表される信号が生成される。
Figure 0007026353000003
これが第1LPF313を通過することにより、第二項によって表される直流付近の成分1/2cos(θ-φ)が抜き出される。このように、直流付近の成分はθを変数とする余弦関数として表されるため、この関数値が最大値と最小値との間で単調に変化する区間では、関数値はθの値に対して一意に定まる。従って、この区間に対応するθの値を誤差信号(以下「制御信号#1」という。)として用いれば、PID制御(Proportional-Integral-Differential Controller)によって変調光キャリアの光位相を安定化させることができる。
例えば、φをゼロに設定すれば、0≦θ≦πの区間を利用することができる。この場合、ビート信号の生成に寄与した変調光キャリアと参照光に含まれる無変調光キャリアとの光位相差は、制御信号#1がゼロとなる位置、すなわちπ/2に安定化される。
一方、第2光結合分岐器302の第2出力光は光BPF324に送られる。光BPF324の透過中心周波数は、波長分波器22で切り出された無変調光キャリアの中心周波数と同じである。光BPF324は、モニタ光に含まれる無変調光キャリアと周波数位置が同じ無変調光キャリアを参照光から抜き出す。モニタ光及び参照光から抜き出された両無変調光キャリアは、第2光電気変換器323によって電気信号に変換される。以下、ここで変換された電気信号を「電気信号#2」という。
ここで、電気信号#2には、モニタ光及び参照光から抜き出された両無変調光キャリアの干渉により生じるビート信号(以下「ビート信号#2」という。)以外のビート信号は含まれない。これは、第2光電気変換器323の前段の光BPF324において、ビート信号#2以外のビート信号の生成に必要な光キャリアが第2出力光から抜き出されてしまうためである。この電気信号#2は、例えば次の式(4)によって表される。
Figure 0007026353000004
式(4)において、Cは直流オフセットを表し、Dは振幅を表す。また、θは光BPF324においてモニタ光及び参照光から抜き出された両無変調光キャリアの光位相差を表す。ここで、式(4)の第二項はθを変数とする余弦関数であり、その関数値が単調に変化する区間に対応するθの値を誤差信号(以下「制御信号#2」という。)として用いれば、PID制御(Proportional-Integral-Differential Controller)によって無変調光キャリアの光位相を安定化させることができる。
例えば、0≦θ≦πの区間の値を用いることができる。この場合、ビート信号の生成に寄与した両無変調光キャリア(モニタ光及び参照光から抜き出された無変調光キャリア)の光位相差は、制御信号#2がゼロとなる位置、すなわちπ/2に安定化される。
ただし、この場合、制御信号#2を生成するためには、その前処理として電気信号#2から直流オフセットCに相当する量を減算する処理が必要となる。この前処理は、例えば第2制御器322において行われてもよい。
以上、波長分波器22で切り出された二波長の光位相が、いずれも参照光の光位相に対してπ/2だけずれた位相で安定化される場合を例示した。この場合、切り出された二波長の光キャリアが第1光結合分岐器25で結合されるときの光位相を合わせるとともに、波長分波器22と第1光結合分岐器25との間の光路長の伸縮による光位相の揺らぎに依らず、変調光キャリアと無変調光キャリアとのそれぞれの光位相を安定化させることができる。
このように構成された第1実施形態の無線送信装置1によれば、アナログ電気回路を用いたホモダイン受信によって受信されるテラヘルツ帯の位相変調信号を、その受信感度の劣化が抑制されるように調整して送信することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、モニタ光と参照光との間の光キャリアの位相差がπ/2で安定化される場合を例示したが、この位相差はπ/2以外の位相差で安定化されてもよい。
<第2実施形態>
図3は、第2実施形態の無線送信装置の構成例を示す図である。図2に示す無線送信装置1aは、第2実施形態における無線送信装置の一例である。無線送信装置1aは、第1光電気変換器314に代えて光電気変換器303を備える点、ミキサ315に代えてミキサ315aを備える点、第2光電気変換器323を備えない点、光BPF324を備えない点、第2LPF325及び分岐器326をさらに備える点、で第1実施形態における無線送信装置1と異なる。他の構成は第1実施形態と同様のため、同様の構成には図1と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
光電気変換器303は、電気信号#1をミキサ315aではなく分岐器326に出力する点で第1実施形態における第1光電気変換器314と異なる。この場合、まず分岐器326が、光電気変換器303から入力する電気信号(以下「電気信号#3」という。)を分岐し、一方を第2LPF325に、他方をミキサ315aに出力する。
ミキサ315aは、モニタ光に含まれる変調光キャリアと、参照光に含まれる無変調光キャリアと、の干渉により生じるビート信号#1を電気信号#3から抜き出す。一方、第2LPF325は、モニタ光及び参照光から抜き出された両無変調光キャリアの干渉により生じるビート信号#2を電気信号#3から抜き出する。
図4は、第2実施形態の無線送信装置1aにおいて、変調光キャリア及び無変調光キャリアの光位相が、第2光結合分岐器302の出力に基づいて安定化される様子を示す図である。この場合、変調光キャリアが位相変調によって生成されるため、変調光キャリアは、図4に示されるように、変調前の無変調キャリアの中心周波数位置と異なる周波数位置に存在することになる。このため、ビート信号#1に直流成分が生成されなくなる。これにより、ビート信号#1とビート信号#2とが周波数軸上で干渉することがなくなるため、第2LPF325において電気信号#3からビート信号#2を抜き出すことが可能になる。
このように抜き出されたビート信号#1及びビート信号#2を用いれば、第1実施形態と同様の方法で変調光キャリア及び無変調光キャリアの光位相を安定化させることができる。このように構成された第2実施形態の無線送信装置1aによれば、光電気変換器や光BPFといった高価な光部品の代わりに、分岐器やLPFといった安価な電気部品を用いることにより、無線送信装置の低コスト化を実現することができる。
<第3実施形態>
図5は、第3実施形態における無線送信装置の構成例を示す図である。図5に示す無線送信装置1bは、第3実施形態における無線送信装置の一例である。無線送信装置1bは、光電気変換器303に代えてバランス型受信器304を備える点で第2実施形態における無線送信装置1aと異なる。他の構成は第2実施形態と同様のため、同様の構成には図3と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
バランス型受信器304は、2つの入力ポートに入力された光信号を個別に電気信号に変換し、変換した2つの電気信号の差を出力する。具体的には、バランス型受信器304は、第2光結合分岐器302が2つの出力ポートから出力する光信号を入力し、入力した2つの光信号を個別に電気信号に変換する。この結果、位相が反転した2つのビート信号が生成されるため、これらの信号の差をとって振幅の大きなビート信号を得ることにより、より高感度に制御信号を生成することができる。
<変形例>
上述した実施形態における無線送信装置をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
なお、上記の実施形態において波長分波器22によって多波長光キャリアから切り出される2つの光キャリアのうち、変調光キャリアとして用いられる光キャリアが本発明における第1の光キャリアの一例であり、無変調光キャリアとして用いられる光キャリアが本発明における第2の光キャリアの一例である。また、第1LPF313が本発明における第1フィルタの一例であり、光BPF324及び第2LPF325が本発明における第2フィルタの一例である。また、電気信号#1が本発明における第1の電気信号の一例であり、電気信号#2が本発明における第2の電気信号の一例である。また、ビート信号#1が本発明における第1ビート信号の一例であり、ビート信号#2が本発明における第2ビート信号の一例である。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、アナログ電気回路を用いたホモダイン受信によって受信されるテラヘルツ帯の位相変調信号を送信する無線送信装置に適用可能である。
1,1a,1b…無線送信装置、21…光周波数コム発生器、22…波長分波器、23…データ変調器、24…データ発生器、25…第1光結合分岐器、26…フォトミキサ、301…光分岐器、302…第2光結合分岐器、303…光電気変換器、304…バランス型受信器、311…第1位相シフタ、312…第1制御器、313…第1LPF(Low Pass Filter)、314…第1光電気変換器、315,315a…ミキサ、316…発振器、321…第2位相シフタ、322…第2制御器、323…第2光電気変換器、324…光BPF(Band Pass Filter)、325…第2LPF、326…分岐器、9…従来構成の無線送信装置、91…光周波数コム発生器、911…レーザ光源、912…発振器、913…サイドモード発生器、92…波長分波器、93…データ変調器、94…データ発生器、95…光結合器、96…フォトミキサ

Claims (8)

  1. 光周波数コム発生器により生成された多波長光キャリアであるモニタ光から第1の光キャリア及び第2の光キャリアを切り出し、前記第1の光キャリアをデジタルデータ信号で変調した変調光キャリアと、前記第2の光キャリアである無変調光キャリアと、を結合して二分岐出力する第1光結合分岐器の第1出力光をフォトミキサに入力することにより、テラヘルツ波帯における無線信号を生成する無線送信装置であって、
    前記モニタ光から参照光を分岐する光分岐器と、
    前記参照光と、前記第1光結合分岐器の第2出力光と、を結合して二分岐出力する第2光結合分岐器と、
    前記第2光結合分岐器の第1出力光を第1の電気信号に変換する第1光電気変換器と、
    前記第1の電気信号と、前記デジタルデータ信号に同期したクロック信号とを乗算するミキサと、
    前記ミキサの出力信号から直流付近の成分を抜き出す第1電気フィルタと、
    前記変調光キャリアの位相を変化させる第1位相シフタと、
    前記第1電気フィルタの出力信号に基づいて前記第1位相シフタを制御する第1制御器と、
    前記第2光結合分岐器の第2出力光から前記無変調光キャリアと同じ光周波数の光キャリア成分を抜き出すフィルタと、
    前記フィルタの出力光を第2の電気信号に変換する第2光電気変換器と、
    前記無変調光キャリアの位相を変化させる第2位相シフタと、
    前記第2の電気信号に基づいて前記第2位相シフタを制御する第2制御器と、
    を備える無線送信装置。
  2. 光周波数コム発生器により生成された多波長光キャリアであるモニタ光から第1の光キャリア及び第2の光キャリアを切り出し、前記第1の光キャリアをデジタルデータ信号で変調した変調光キャリアと、前記第2の光キャリアである無変調光キャリアと、を結合して二分岐出力する光結合分岐器の第1出力光をフォトミキサに入力することにより、テラヘルツ波帯における無線信号を生成する無線送信装置であって、
    前記モニタ光から参照光を分岐する光分岐器と、
    前記参照光と、前記光結合分岐器の第2出力光とを結合する光合器と、
    記光合器の出力光を電気信号に変換する光電気変換器と、
    前記電気信号を第1の電気信号と第2の電気信号とに分岐して出力する電気分岐器と、
    前記第1の電気信号と、前記デジタルデータ信号に同期したクロック信号とを乗算するミキサと、
    前記ミキサの出力信号から直流付近の成分を抜き出す第1電気フィルタと、
    前記変調光キャリアの位相を変化させる第1位相シフタと、
    前記第1電気フィルタの出力信号に基づいて前記第1位相シフタを制御する第1制御器と、
    前記第2の電気信号から直流付近の成分を抜き出す第2電気フィルタと、
    前記無変調光キャリアの位相を変化させる第2位相シフタと、
    前記第2電気フィルタの出力信号に基づいて前記第2位相シフタを制御する第2制御器と、
    を備える無線送信装置。
  3. 光周波数コム発生器により生成された多波長光キャリアであるモニタ光から第1の光キャリア及び第2の光キャリアを切り出し、前記第1の光キャリアをデジタルデータ信号で変調した変調光キャリアと、前記第2の光キャリアである無変調光キャリアと、を結合して二分岐出力する第1光結合分岐器の第1出力光をフォトミキサに入力することにより、テラヘルツ波帯における無線信号を生成する無線送信装置であって、
    前記モニタ光から参照光を分岐する光分岐器と、
    前記参照光と、前記第1光結合分岐器の第2出力光とを結合して二分岐出力する第2光結合分岐器と、
    前記第2光結合分岐器の第1出力光及び第2出力光をそれぞれ電気信号に変換して出力するバランス型受信器と、
    前記電気信号を第1の電気信号と第2の電気信号とに分岐して出力する電気分岐器と、
    前記第1の電気信号と、前記デジタルデータ信号に同期したクロック信号とを乗算するミキサと、
    前記ミキサの出力信号から直流付近の成分を抜き出す第1電気フィルタと、
    前記変調光キャリアの位相を変化させる第1位相シフタと、
    前記第1電気フィルタの出力信号に基づいて前記第1位相シフタを制御する第1制御器と、
    前記第2の電気信号から直流付近の成分を抜き出す第2電気フィルタと、
    前記無変調光キャリアの位相を変化させる第2位相シフタと、
    前記第2電気フィルタの出力信号に基づいて前記第2位相シフタを制御する第2制御器と、
    を備える無線送信装置。
  4. 前記第2の電気信号は、前記無変調光キャリアと、前記参照光に含まれる、前記第2の光キャリアと同じ光周波数の光キャリアと、の干渉により生じる第2ビート信号を含み、
    前記第2制御器は、前記第2光電気変換器の出力信号が最大値と最小値との間で単調に変化する区間に対応する前記第2ビート信号に関する位相差を誤差信号として前記第2位相シフタを制御することにより、前記無変調光キャリアの光位相を安定化させる、
    請求項に記載の無線送信装置。
  5. 前記第2の電気信号は、前記無変調光キャリアと、前記参照光に含まれる、前記第2の光キャリアと同じ光周波数の光キャリアと、の干渉により生じる第2ビート信号を含み、
    前記第2制御器は、前記第2電気フィルタの出力信号が最大値と最小値との間で単調に変化する区間に対応する前記第2ビート信号に関する位相差を誤差信号として前記第2位相シフタを制御することにより、前記無変調光キャリアの光位相を安定化させる、
    請求項2または3に記載の無線送信装置。
  6. 前記第2ビート信号に関する位相差は、前記無変調光キャリアと、前記参照光に含まれる、前記第2の光キャリアと同じ光周波数の光キャリアと、の光位相差である、
    請求項4または5に記載の無線送信装置。
  7. 前記第1の電気信号は、前記変調光キャリアと、前記参照光に含まれる、前記第1の光キャリアと同じ光周波数の光キャリアと、の干渉により生じる第1ビート信号を含み、
    前記第1制御器は、前記第1電気フィルタの出力信号が最大値と最小値との間で単調に変化する区間に対応する前記第1ビート信号に関する位相差を誤差信号として前記第1位相シフタを制御することにより、前記変調光キャリアの光位相を安定化させる、
    請求項1からのいずれか一項に記載の無線送信装置。
  8. 前記第1ビート信号に関する位相差は、前記変調光キャリアと、前記参照光に含まれる、前記第1の光キャリアと同じ光周波数の光キャリアと、の光位相差である、
    請求項に記載の無線送信装置。
JP2018220286A 2018-11-26 2018-11-26 無線送信装置 Active JP7026353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018220286A JP7026353B2 (ja) 2018-11-26 2018-11-26 無線送信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018220286A JP7026353B2 (ja) 2018-11-26 2018-11-26 無線送信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020088598A JP2020088598A (ja) 2020-06-04
JP7026353B2 true JP7026353B2 (ja) 2022-02-28

Family

ID=70910143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018220286A Active JP7026353B2 (ja) 2018-11-26 2018-11-26 無線送信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7026353B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115225246B (zh) * 2022-07-11 2023-12-01 北京邮电大学 相位调制双向时间同步装置、方法和系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016005142A (ja) 2014-06-17 2016-01-12 加藤 和利 信号発生装置、光信号の位相調整方法、ネットワーク用品
JP2016045443A (ja) 2014-08-26 2016-04-04 日本電信電話株式会社 変調信号発生装置および変調信号発生方法
JP2018049214A (ja) 2016-09-23 2018-03-29 日本電信電話株式会社 高周波変調信号発生装置及び位相揺らぎ抑制方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016005142A (ja) 2014-06-17 2016-01-12 加藤 和利 信号発生装置、光信号の位相調整方法、ネットワーク用品
JP2016045443A (ja) 2014-08-26 2016-04-04 日本電信電話株式会社 変調信号発生装置および変調信号発生方法
JP2018049214A (ja) 2016-09-23 2018-03-29 日本電信電話株式会社 高周波変調信号発生装置及び位相揺らぎ抑制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020088598A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8135288B2 (en) System and method for a photonic system
US8761600B2 (en) In-band supervisory data modulation
US6970655B2 (en) Method and circuit for generating single-sideband optical signal
US7369715B2 (en) Photonic link using angle modulation and method of use thereof
US8923702B2 (en) Signal receiving method based on microwave photonics technologies
US20170104535A1 (en) Optical remodulator that remodulates modulated optical signal and optical remodulation method
US20090214224A1 (en) Method and apparatus for coherent analog rf photonic transmission
US6556327B1 (en) Signal converter, optical transmitter and optical fiber transmission system
US7869668B2 (en) Method for generating carrier residual signal and its device
US20120288286A1 (en) Optical receiver for amplitude-modulated signals
Duarte et al. Photonic true-time-delay beamformer for a phased array antenna receiver based on self-heterodyne detection
WO2018198873A1 (ja) 光伝送方法および光伝送装置
JP7026353B2 (ja) 無線送信装置
US7526209B2 (en) Optical frequency shift keying modulator
US7269354B1 (en) Superheterodyne photonic receiver using non-serial frequency translation
WO2006011410A1 (ja) 変調器、光送信器および光伝送装置
JP2019074642A (ja) 光変調器
Lin et al. Photonic microwave multi-band frequency conversion based on a DP-QPSK modulator for satellite communication
CN111965915A (zh) 基于光学频率梳的太赫兹波信号生成系统及方法
Onori et al. An RF scanning receiver on a silicon photonic chip
JP6767310B2 (ja) 光送受信システム
JP5579656B2 (ja) 光通信システム及び光送信器
US8014684B2 (en) Modulation light signal generating device and FSK modulation signal generating device
CN115208475B (zh) 上下变频一体化的宽带射频前端系统和射频信号收发方法
JPH0285830A (ja) コヒーレント光受信方式

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7026353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150