JP6609577B2 - 光ファイバコードの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバコードの製造方法に関する。
下記特許文献1では、光ファイバテープ心線に含まれる複数の被覆光ファイバを、分岐部で分岐させた光ファイバコードが示されている。この光ファイバコードでは、光ファイバテープ心線内で2列に並べられた被覆光ファイバを、分岐部で、1列ごとに分岐させている(特許文献1の図12等参照)。
特開2003−302558号公報
ところで、この種の光ファイバコードは、分岐部において、被覆光ファイバを1本ずつ分岐させた上で各被覆光ファイバに分岐チューブを被せ、いわゆるファンアウトコードとして用いられる場合がある。分岐部において被覆光ファイバを1本ずつ分岐させる場合、被覆光ファイバが小さい曲率半径で曲げられて伝送損失が増加しないようにするため、分岐部の長手方向における長さを確保する必要があった。分岐部が長いと、例えば分岐部を覆う外装材等も大きくなってしまい、大型化につながってしまう。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、光ファイバコードにおける分岐部の長手方向の長さを小さく抑えることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る光ファイバコードは、複数本の被覆光ファイバが集合された光ファイバユニットを外被の内部に収容してなる多心コード部と、前記光ファイバユニットの前記複数本の被覆光ファイバが各別に分岐チューブ内に収容されてなる複数の分岐コード部と、前記多心コード部から前記分岐コード部へ向かう前記複数本の被覆光ファイバが分岐された分岐部を外装材で覆った分岐保護部と、を備えている。
また、前記光ファイバユニットは、隣り合う前記被覆光ファイバ同士を、前記長手方向に沿って間欠的に連結する連結部を有していてもよい。
また、本発明に係る光ファイバコードの製造方法は、複数本の被覆光ファイバが集合された光ファイバユニットを外被の内部に収容してなる多心コード部と、前記光ファイバユニットの前記複数本の被覆光ファイバが各別に分岐チューブ内に収容されてなる複数の分岐コード部と、前記多心コード部から前記分岐コード部へ向かう前記複数本の被覆光ファイバが分岐された分岐部を外装材で覆った分岐保護部と、を備える光ファイバコードの製造方法であって、前記光ファイバコードを、前記分岐部における前記被覆光ファイバ同士が相対移動可能な状態で吊るす工程と、前記分岐部で分岐させられた前記被覆光ファイバを、各別に前記分岐チューブ内に収容する工程と、前記多心コード部の端部と、複数の前記分岐コード部の端部と、を外装材で一体に覆う工程と、を有する。
本発明によれば、光ファイバコードにおける分岐部の長手方向の長さを小さく抑えることができる。
光ファイバテープ心線を用いたテープコードのうち、分岐保護部の斜視図である。 図1のテープコードの製造工程を説明する図である。 図1のテープコードの製造工程のフローチャートである。 間欠接着型光ファイバテープ心線を用いた光ファイバコードの説明図である。 図4の光ファイバユニットの展開図である。 図4の光ファイバコードについての、(a)はA−A断面矢視図であり、(b)はB−B断面矢視図である。 図4の光ファイバコードの製造工程を説明する図である。 図4の光ファイバコードの部分断面図である。 図4の光ファイバコードの製造工程のフローチャートである。 変形例に係る光ファイバコードの説明図である。
以下、本実施形態に係る光ファイバコードの構成を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため縮尺を適宜変更している。
本実施形態に係る光ファイバコードの構成を説明する前に、まず、光ファイバテープ心線Tを用いたテープコード100の構成について、図1〜図3を用いて説明する。図1に示すように、テープコード100は、多心コード部101と、分岐保護部102と、複数の分岐コード部103と、を備えている。
多心コード部101は、例えば8心の光ファイバテープ心線Tおよび抗張力体101bが、外被101aで覆われた構成となっている。
分岐保護部102は、円筒状の外装材102a内で、光ファイバテープ心線Tに含まれる複数の被覆光ファイバFが分岐させられた構成となっている。外装材102aは、例えば熱収縮性チューブを加熱収縮させたものである。熱収縮性チューブは、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、あるいは100〜160℃程度まで加熱することで収縮する難燃性ポリオレフィンを主成分とする樹脂製チューブを好適に採用できる。
外装材102aには、その肉厚を貫通する貫通孔102bが形成されている。外装材102a内は、貫通孔102bから注入された固定用の樹脂で満たされている。なお、光ファイバテープ心線Tに含まれている複数の被覆光ファイバFが分岐している部分を、本実施形態では単に分岐部S(図2参照)という。
分岐コード部103は、分岐部Sで分岐した各被覆光ファイバFに、分岐チューブ103aを被せた構成となっている。
以上のような構成のテープコード100の製造方法について、図2および図3を用いて説明する。
テープコード100を製造する場合、先ず、外被101aを部分的に切除する等により、外被101aの一端部から抗張力体101bおよび光ファイバテープ心線Tを延出させる(図2(a)参照)。このとき、光ファイバテープ心線Tを、抗張力体101bよりも大きく外被101aから延出させる。
次に、光ファイバテープ心線Tのうち、外被101aから延出している部分を単心分離する(図3のステップS1)。これにより、光ファイバテープ心線Tに含まれる複数の被覆光ファイバFが、互いに分離された状態で外被101aから延出する。
次に、図2(b)に示すように、複数の被覆光ファイバFにそれぞれ、分岐チューブ103aを被せて、複数の分岐コード部103とする(図3のステップS2)。このとき、複数の分岐コード部103は、例えば4列に並べられ、2段に積み重なった状態とされる。なお、図2(b)では図示を省略しているが、複数の分岐コード部103内には抗張力体103bが挿通されている。抗張力体103bは、分岐チューブ103aの端部から延出した状態とされる(図2(d)参照)。
次に、図2(c)に示すように、多心コード部101の端部と、複数の分岐コード部103の端部と、をプレート104の上に載置する(図3のステップS3)。さらに、これらの端部を、これらの端部同士の間に位置する分岐部S等とともに、固定用樹脂Rによってプレート104に接着固定する(図3のステップS4)。
次に、図2(d)に示すように、複数の分岐コード部103を、多心コード部101が鉛直方向下側になるように吊るす(図3のステップS5)。さらに、多心コード部101の端部および各分岐コード部103の端部に対して、これら端部同士の間に位置するプレート104等とともに、外装材102aを被せる(図3のステップS6)。そして、外装材102aが熱収縮性を有する材質である場合には、この外装材102aを加熱する。これにより外装材102aが収縮し、多心コード部101および複数の分岐コード部103によって、円筒状の外装材102aの両端の開口部が閉塞される。
次に、外装材102aの貫通孔102bから固定用の樹脂を注入して、これを硬化させる(図3のステップS7)。以上の工程により、分岐保護部102が形成される。
そして、多心コード部101および分岐コード部103の、分岐保護部102とは反対側の端部に、必要に応じてコネクタを接続する等の処理をすることにより、テープコード100の製造が完了する。
次に、本実施形態の光ファイバコードの構成について、図4〜図9を用いて説明する。
図4に示すように、本実施形態の光ファイバコード50は、多心コード部20と、分岐保護部30と、複数の分岐コード部40と、を備えている。
図4および図6(a)に示すように、多心コード部20は、複数本の光ファイバ素線若しくは光ファイバ心線(以下、単に被覆光ファイバ1という)が集合された光ファイバユニット10と、光ファイバユニット10が延びる長手方向に沿って延びる抗張力体22と、光ファイバユニット10および抗張力体22を内部に収容する外被21と、を有する。図示の例では、光ファイバユニット10は8本の被覆光ファイバ1を有している。抗張力体22としては、アラミド繊維、ガラス繊維、炭素繊維などを用いることができる。
図4に示すように、多心コード部20の一方の端部には、多心光コネクタ23が設けられている。図4では、多心光コネクタ23としてMPO形光コネクタ(JIS C5982に制定されるF13形光コネクタ。MPO:Multi-fiber Push On)を用いている。多心光コネクタとしては、例えばMT形光コネクタ(MT:Mechanically Transferable。JIS C 5981に制定されるF12形光コネクタの適合品、あるいはIEC 61754-5適合品)なども採用可能である。
図5に示すように、本実施形態の光ファイバユニット10はいわゆる間欠固定テープ心線であり、複数の被覆光ファイバ1同士を連結部11で間欠的に連結して形成されている。より詳しくは、複数の被覆光ファイバ1が並べられるとともに、隣り合う被覆光ファイバ1同士が、連結部11で連結されている。連結部11は、長手方向に一定間隔をおいて配置されている。隣り合う被覆光ファイバ1同士を連結する連結部11の位置に対して、隣り合う被覆光ファイバ1同士の隣で隣り合う被覆光ファイバ1同士を連結する連結部11は、長手方向にずれた位置に配置されている。このように、連結部11は、長手方向及び長手方向に直交する幅方向の双方向に対して、千鳥状に配置されている。連結部11は、例えばUV硬化型樹脂等により形成されており、互いに隣り合う被覆光ファイバ1に接着されて、これらの被覆光ファイバ1同士を連結している。連結部11によって互いに連結された被覆光ファイバ1は、例えば、手指で光ファイバユニット10の幅方向に互いに離間させるように引っ張ることで、手指の力で連結部11を被覆光ファイバ1から剥離させて、連結状態を解除することができる。
なお、間欠固定テープ心線に限らず、例えば複数の被覆光ファイバ1が結束材などで束ねられたものを光ファイバユニット10として用いてもよい。
図6(b)に示すように、分岐コード部40は、インナーチューブ41を被せられた被覆光ファイバ1と、抗張力体42と、が分岐チューブ43内に収容されて構成されている。
図4に示すように、分岐コード部40の端部には、単心光コネクタ45が設けられている。単心光コネクタ45としては、SC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling optical fiber connector。JIS C 5973に規定されるF04形光コネクタの適合品、或いはIEC 61754‐4適合品)を好適に用いることができる。単心光コネクタとしては、SC形光コネクタ以外に、例えばLC形光コネクタ(JIS C 5964−20適合品、或いはIEC 61754‐20適合品)、MU形光コネクタ(JIS C 5983に規定されるF14形光コネクタの適合品、或いはIEC 61754−6適合品)、FC形光コネクタ(JIS C 5970に規定されるF01形単心光コネクタの適合品、或いはIEC 61754−13適合品)、なども用いることができる。
分岐保護部30は、多心コード部20の端部と、複数の分岐コード部40の端部と、を外装材31で覆った構成となっている。外装材31は樹脂製の円筒状部材である。外装材31は、例えば熱収縮性チューブを加熱収縮させたものである。熱収縮性チューブの材質としては、既述のテープコード100における外装材102aと同様のものを採用可能である。
外装材31は、多心コード部20の端部を覆う小径部31aと、光ファイバユニット10の分岐部10aを覆う拡径部31bと、複数の分岐コード部40の端部を覆う大径部31cと、を有する2段の円筒状に形成されている。大径部31cは小径部31aよりも径が大きく、拡径部31bは大径部31cと小径部31aとを接続している。拡径部31bは、長手方向に沿って多心コード部20側から分岐コード部40側に向かうに従い、漸次拡径している。外装材31の小径部31aには、貫通孔31dが形成されている。
以上のような構成の光ファイバコード50の製造方法について、図7〜図9を用いて説明する。
光ファイバコード50を製造する場合、先ず、外被21を部分的に切除する等により、外被21の一端部から抗張力体22および光ファイバユニット10を延出させる(図7(a)参照)。このとき、光ファイバユニット10を、抗張力体22よりも大きく外被21から延出させる。
次に、光ファイバユニット10のうち、外被21から延出している部分の連結部11を剥離させて、被覆光ファイバ1を単心分離させる(図9のステップS11)。このとき、本実施形態の光ファイバユニット10は間欠固定テープ心線であるため、長手方向に直交する方向に、この光ファイバユニット10を広げるように力を加えることで、容易に連結部11を剥離させることができる。これにより、光ファイバユニット10の複数の被覆光ファイバ1が分岐させられる。また、例えば光ファイバユニット10が、複数の被覆光ファイバ1を結束材などで束ねて構成されている場合には、この結束材を切ることによって、容易に複数の被覆光ファイバ1を分岐させることができる。
次に、多心コード部20を、分岐部10aが上側に位置するように吊るす(図9のステップS12)。このとき、分岐部10aの複数の被覆光ファイバ1は、互いに相対移動可能な状態となっている。
次に、図7(b)に示すように、分岐された各被覆光ファイバ1にインナーチューブ41を被せ、抗張力体42とともに分岐チューブ43内に収容する(図9のステップS13)。このとき、図示は省略するが、抗張力体42が分岐チューブ43の端部から分岐部10a側に延出した状態となっている。
次に、図7(c)に示すように、多心コード部20の端部と、複数の分岐コード部40の端部と、これら端部同士の間に位置する分岐部10a等に、外装材31を下側から被せる(図9のステップS14)。外装材31は、例えば多心コード部20または複数の分岐コード部40に外挿した状態で、これらのコードの延在方向(長手方向)に沿って移動させて分岐部10aに被せる。図7(c)では、分岐部10a等に、その上方から移動(下降)させた外装材31を被せることとなる。そして、外装材31が熱収縮性を有する材質である場合(熱収縮性チューブである場合)には、この外装材31を加熱する。これにより外装材31が収縮し、多心コード部20および複数の分岐コード部40によって、円筒状の外装材31の両端の開口部が閉塞される。
次に、外装材31の貫通孔31dから固定用の液状樹脂材料を注入し、これを硬化させる(図9のステップS15)。液状樹脂材料は、加熱溶融させた熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化形接着剤、湿気硬化形接着剤、2液型接着剤、等の硬化性を有する液状材料である。貫通孔31dから外装材31内側に注入された液状樹脂材料を硬化させることで、図8に示すように、外装材31内が樹脂Pで満たされるとともに、多心コード部20および分岐コード部40の端部と、両者の間に位置する被覆光ファイバ1と、が外装材31内で固定される。以上の工程により、分岐保護部30が形成される。
そして、多心コード部20および各分岐コード部40の、分岐保護部30とは反対側の端部に、必要に応じて多心光コネクタ23および単心光コネクタ45を接続する等の処理をすることにより、光ファイバコード50の製造が完了する。
次に、先述のテープコード100と、上記光ファイバコード50と、について、これらの構成および製造工程を比較する。
テープコード100を製造する場合には、図2(c)などに示すように、プレート104を用いている。これは、光ファイバテープ心線Tにおいて、被覆光ファイバFが一列に並べられた状態で一括被覆されていることに起因する。
具体的には、例えば図2(b)の状態において、被覆光ファイバFのうち一括被覆されている部分(以下、一括被覆部という)では、被覆光ファイバF同士が相対移動することができない。一方で、分岐部Sでは、一括被覆部から延出した各被覆光ファイバFが、各分岐チューブ103aに向けて広がるように延びる。このため、一括被覆部の出口付近では、被覆光ファイバFの姿勢が急激に変化しやすい。特に、分岐チューブ103aが光ファイバテープ心線Tに対して相対的に移動すると、分岐部Sに位置する被覆光ファイバFは分岐チューブ103aに引っ張られて移動させられる。このため、一括被覆部の出口付近において、被覆光ファイバFが小さい曲率半径で曲げられて折損したり、マイクロベンドが発生したり、局所的な側圧が作用して伝送損失が増大したりする懸念がある。
また、分岐部Sに位置する被覆光ファイバFは、自身の剛性によって、分岐チューブ103aと一括被覆部との間で直線の形状を保とうとする。このため、例えば一括被覆部と分岐チューブ103aとの間の距離が、その間に位置する被覆光ファイバFの長さより短い場合には、被覆光ファイバFが撓むとともに、一括被覆部には被覆光ファイバFの剛性によって押し下げられるような力が作用する。一方、一括被覆部と分岐チューブ103aとの間の距離が小さい場合には、一括被覆部は被覆光ファイバFの張力によって引っ張られる。このように、一括被覆部が押し下げられたり引っ張られたりすると、一括被覆部が外被101aの開口端に押し付けられて、一括被覆部内の被覆光ファイバFに局所的な側圧が作用し、伝送損失が増大する可能性もある。
そこで、テープコード100を製造する際には、上記のような現象が発生するのを回避して、分岐保護部102を安定して組み立てるために、プレート104上に光ファイバテープ心線Tおよび分岐チューブ103aを載置し、樹脂Rによって両者を固定することで両者の位置関係を安定させている。
これに対して、光ファイバコード50の製造方法ではプレート104を用いていない。これは、光ファイバコード50に含まれている光ファイバユニット10が一括被覆されていないことによる。より詳しくは、光ファイバユニット10では、被覆光ファイバ1同士が連結部11によって間欠的に連結されているに過ぎないため、連結部11によって連結された状態であっても、被覆光ファイバ1同士が比較的容易に相対移動することができる。このため、各被覆光ファイバ1は、外被21の開口端付近において、各分岐チューブ43に向けて緩やかに広がるように相対移動する。従って、テープコード100と比較して、被覆光ファイバ1の曲げられる曲率半径が小さくなるのを抑えることができる。
さらに、例えば図7(b)の状態において、多心コード部20と分岐チューブ43との間の距離が変動した場合であっても、この距離の変動に合わせるように、外被21内で被覆光ファイバ1同士が自ずと相対移動する。従って、外被21に被覆光ファイバ1が押し付けられて局所的な側圧が作用する現象も抑止することができる。
以上のように、光ファイバコード50では、テープコード100と比較して被覆光ファイバ1が折損したり、局所的な側圧が作用したりする懸念が少ないため、プレート104を用いて多心コード部20と分岐コード部40とを固定しなくても、分岐保護部30を安定して組み立てることができる。
次に、テープコード100および光ファイバコード50の分岐保護部の大きさについて比較する。
まず、テープコード100の場合、一括被覆部から被覆光ファイバFを延出させる際に、図2(a)〜(d)に示すように、被覆光ファイバFが一列に並べられた状態となる。また、分岐チューブ103aは、図2(c)等に示すように、プレート104上に積み重ねられた状態となっている。このため、一括被覆部の出口において、被覆光ファイバFが小さい曲率半径で曲げられないようにするためには、分岐部Sの長手方向における長さL(図2(d)参照)をある程度長くする必要がある。一例では、この種のテープコード100の場合、被覆光ファイバFの伝送損失を所望の範囲内に抑えるためには、長さLを15mm程度確保することが必要である。従って、分岐部Sを載置するプレート104や、分岐部Sを覆う外装材102a等の長手方向における寸法も大きくなってしまい、分岐保護部102の大型化につながる。
一方、光ファイバコード50の場合、外被21の端部から被覆光ファイバ1を延出させる際に、被覆光ファイバ1が一列に並べられた状態ではなく、外被21内である程度分散した状態となる。さらに、被覆光ファイバ1同士は、先述の通り外被21内でも被覆光ファイバ1同士がある程度相対移動することができる。このため、分岐部10aの長手方向における長さL(図7(c)参照)を小さくしたとしても、外被21内で複数の被覆光ファイバ1が緩やかに広がるように自ずと相対移動し、被覆光ファイバ1が曲げられる曲率半径が小さくなるのが抑えられる。従って、分岐部10aの長さLを、テープコード100の分岐部Sにおける長さLより小さくして、分岐保護部30を小型化することができる。一例では、Lを5mm以下としても、被覆光ファイバ1に局所的な側圧が作用したりマイクロベンドが発生したりするのを抑えて、伝送損失を所望の範囲内にすることができる。
さらに、光ファイバコード50の場合、光ファイバユニット10として間欠固定テープ心線を用いている。これにより、図9のステップS11において、容易に連結部11を分離させて複数の被覆光ファイバ1を分岐させることができる。
さらに、上記した光ファイバコード50の製造方法では、テープコード100の場合と異なり、プレート104に被覆光ファイバ1等を固定する工程を有さない。従って、より少ない製造工程で光ファイバコード50を製造することが可能である。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、長手方向に沿って径が変化する外装材31を用いる構成について説明したが、これに限られない。例えば、図10に示すように、外装材31の径が長手方向に沿って均一であってもよい。また、この場合、外装材31の材質として硬質の樹脂などを用いてもよい。
また、多心コード部20における分岐保護部30の反対側の端部は、図10に示されるように、他の光ファイバテープ心線Tなどに融着接続されていてもよい。図10の例では、多心コード部20と光ファイバテープ心線Tとを一括して融着接続し、この接続部をケース体Cで覆って保護している。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…被覆光ファイバ 10…光ファイバユニット 10a…分岐部 11…連結部 20…多心コード部 21…外被 22…抗張力体 23…多心光コネクタ 30…分岐保護部 31…外装材 40…分岐コード部 42…抗張力体 43…分岐チューブ

Claims (1)

  1. 複数本の被覆光ファイバが集合された光ファイバユニットを外被の内部に収容してなる多心コード部と、
    前記光ファイバユニットの前記複数本の被覆光ファイバが各別に分岐チューブ内に収容されてなる複数の分岐コード部と、
    前記多心コード部から前記分岐コード部へ向かう前記複数本の被覆光ファイバが分岐された分岐部を外装材で覆った分岐保護部と、を備える光ファイバコードの製造方法であって、
    前記光ファイバコードを、前記分岐部における前記被覆光ファイバ同士が相対移動可能な状態で吊るす工程と、
    前記分岐部で分岐させられた前記被覆光ファイバを、各別に前記分岐チューブ内に収容する工程と、
    前記多心コード部の端部と、複数の前記分岐コード部の端部と、を外装材で一体に覆う工程と、を有する光ファイバコードの製造方法。
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