JP6609454B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

この発明は、加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、食品を収容する加熱庫と、この加熱庫内へ供給する熱風を生成するためのコンベクションヒータと、加熱庫内の食品に照射すべき輻射熱を発生させるための複数のグリルヒータとを備えたものがある(例えば特開2015−72094号公報(特許文献1)参照)。この複数のグリルヒータは、同時にオンオフできるように、互いに電気的に直列に接続されている。すなわち、複数のグリルヒータは、オンオフが互いに同期するようになっている。
上記構成の加熱調理器によれば、コンベクションヒータをオンし、加熱庫内へ熱風を供給することにより、オーブン調理を行うことができる一方、複数のグリルヒータをオンし、食品に輻射熱を照射することにより、グリル調理を行うことができる。
特開2013−104607号公報
ところで、上記従来の加熱調理器でオーブン調理を行うとき、コンベクションヒータと共に複数のグリルヒータをオンにすれば、加熱庫内の温度の立ち上がり(以下、「庫内温度立ち上がり」と言う)を早めることができる。
しかしながら、上記従来の加熱調理器を複数の他国に輸出した場合、それらの他国の中には、入力規制電流量が日本とは異なる国がある。このような他国において、オーブン調理時、グリルヒータをオンして庫内温度立ち上がりを補助すると、入力電流量が上記国の入力規制電流量を超えてしまうことがある。
すなわち、上記従来の加熱調理器において、輸出先の国によっては、庫内温度立ち上がりの補助ができないという問題がある。
そこで、この発明の課題は、庫内温度立ち上がりの補助ができない国の数を減らせる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
吸込口および吹出口を有する加熱庫と、
上記吸込口および上記吹出口を介して上記加熱庫内と連通するダクトと、
上記ダクト内に配置されて、上記ダクト内において上記吸込口から上記吹出口へ向かう熱媒体の流れを生成するコンベクションファンと、
上記ダクト内に配置されて、上記ダクト内において上記吸込口から上記吹出口へ向かう熱媒体を加熱するコンベクションヒータと、
上記コンベクションヒータに対して電気的に並列に接続され、上記加熱庫内の被加熱物を輻射熱で加熱するための第1のグリルヒータと、
上記コンベクションヒータおよび上記第1のグリルヒータに対して電気的に並列に接続され、上記加熱庫内の被加熱物を輻射熱で加熱するための第2のグリルヒータと、
上記コンベクションヒータに対して電気的に直列に接続されたコンベクションヒータ用スイッチと、
上記第1のグリルヒータに対して電気的に直列に接続された第1のグリルヒータ用スイッチと、
上記第2のグリルヒータに対して電気的に直列に接続された第2のグリルヒータ用スイッチと、
制御装置と
を備え、
上記制御装置は、上記コンベクションヒータ用スイッチおよび上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチのそれぞれを独立にオンオフするオンオフ制御部を有し、
上記加熱庫は、上記被加熱物を出し入れするための開口部を前側に有し、
上記第1のグリルヒータは、上記第2のグリルヒータよりも、上記加熱庫の前後方向の中央部側に配置されており、
上記コンベクションヒータで加熱されて上記吹出口から上記加熱庫内に吹き出る熱媒体で上記被加熱物を加熱するオーブン調理を行う場合、このオーブン調理の初期において、上記オンオフ制御部は、上記コンベクションヒータがオンされるように、かつ、上記第1のグリルヒータのオン時間が上記第2のグリルヒータのオン時間よりも長くなるように、上記コンベクションヒータ用スイッチおよび上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチのそれぞれを独立にオンオフし、
上記オーブン調理の初期以降において、上記オンオフ制御部は、上記コンベクションヒータがオンされるように、かつ、上記第2のグリルヒータのオン時間が上記第1のグリルヒータのオン時間よりも長くなるように、上記コンベクションヒータ用スイッチおよび上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチのそれぞれを独立にオンオフすることを特徴としている。
一実施形態の加熱調理器は、
上記コンベクションヒータおよび上記第1,第2のグリルヒータのうちの少なくとも1つの電流または電圧を検出する検出部を備え、
上記オンオフ制御部は、上記検出部によって検出された電流または電圧に基づいて、上記コンベクションヒータ用スイッチおよび上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチのそれぞれを独立にオンオフする。
一実施形態の加熱調理器では、
上記検出部は、上記コンベクションヒータ用スイッチがオンされ、かつ、上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチがオフされた状態で、上記コンベクションヒータの電流または電圧を検出する。
この発明の加熱調理器は、オンオフ制御部が、コンベクションヒータ用スイッチおよび第1,第2のグリルヒータ用スイッチのそれぞれを独立にオンオフすることにより、庫内温度立ち上がりの補助ができない国の数を低減できる。
この発明の第1実施形態の加熱調理器の模式縦断面図である。 上記加熱調理器の模式横断面図である。 上記加熱調理器の加熱庫の後部の模式前面図である。 上記加熱調理器の制御ブロック図である。 上記加熱調理器の主要部の回路図である。 この発明の第2実施形態の加熱調理器の主要部の回路図である。 この発明の第3実施形態の加熱調理器の主要部の回路図である。 この発明の第4実施形態の加熱調理器の主要部の回路図である。 この発明の第5実施形態の加熱調理器の主要部の回路図である。 この発明の第6実施形態のオンオフ制御部によるオーブン調理の初期の処理を説明するためのタイミング図である。 上記オンオフ制御部によるオーブン調理の初期以降の処理を説明するためのタイミング図である。 上記オンオフ制御部によるオーブン調理の初期の処理の一変形例を説明するためのタイミング図である。 オンオフ制御部によるオーブン調理の初期以降の処理の一変形例を説明するためのタイミング図である。
以下、この発明の加熱調理器を図示の実施形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、この発明の第1実施形態の加熱調理器を側方から見た断面を模式的に示す図である。また、図2は、上記加熱調理器を上方から見た断面を模式的に示す図である。
上記加熱調理器は、図1,図2に示すように、直方体形状のケーシング1と、ケーシング1内に設けられた加熱庫2と、ケーシング1の前部に回動自在に取り付けられた扉3とを備えている。
上記加熱庫2は、被加熱物を出し入れするための開口部2aを前側に有する。この開口部2aは扉3によって開閉される。また、加熱庫2の後部2bには、複数の吸込口21(図3に示す)と複数の吹出口22(図3に示す)とが設けられている。また、加熱庫2の開口部2aを除く周囲には、図示しないが、グラスウール、ロックウールまたは発泡ガラスなどの断熱材が配置されている。
また、上記加熱庫2の後側には、吸込口21および吹出口22を介して加熱庫2内と連通するダクト4が設けられている。このダクト4内には、中心側に吸い込んだ空気を径方向外側に吹き出すコンベクションファン5が配置されている。
上記ダクト4の後面には、コンベクションファン5を回転駆動するコンベクションファン用モータ6が取り付けられている。このコンベクションファン5が回転駆動されると、加熱庫2内の空気などが、吸込口21からダクト4内に吸い込まれて、吹出口22から加熱庫2内に戻って循環する。なお、上記空気などは熱媒体の一例である。
また、上記ダクト4内には、コンベクションファン5を取り囲むように、環状のコンベクションヒータ7が配置されている。すなわち、コンベクションヒータ7はコンベクションファン5の下流側に設けられている。このコンベクションヒータ7がダクト4内において吸込口21から吹出口22へ向かう空気などを加熱する。
上記加熱庫2の上部2cの上側で、かつ加熱庫2の前後方向の後側には直線形状の第1,第2のグリルヒータ8A,8Bが配置されており、第1,第2のグリルヒータ8A,8Bのそれぞれが左右方向と略平行な方向に延在している。この第1,第2のグリルヒータ8A,8Bの下側には加熱庫2の上部2cの一部が対向し、第1,第2のグリルヒータ8A,8Bが加熱庫2内に露出しないようになっている。また、第1のグリルヒータ8Aは、第2のグリルヒータ8Bよりも、加熱庫2の前後方向の中央部側に配置されている。別の言い方をすれば、第2のグリルヒータ8Bは、第1のグリルヒータ8Aよりも後側に設けられている。
上記第1,第2のグリルヒータ8A,8Bとしては、例えば、輻射熱で被加熱物を加熱可能な石英管ヒータが用いられる。この石英管ヒータは、石英管内にニクロム線等のヒータ線をコイル状にして挿入し、石英管内に窒素ガスを所定の圧力で封入した構造となっている。
また、上記第1,第2のグリルヒータ8A,8Bには、断面逆U字形状のヒータカバー9が被せられている。このヒータカバー9は、例えばアルスター鋼板からなって、第1,第2のグリルヒータ8A,8Bからの輻射熱を加熱庫2側へ反射する。
上記加熱庫2の底部2dよりも下側には、攪拌アンテナ51と、その攪拌アンテナ51を駆動する攪拌アンテナ用モータ52とが配置されている。この攪拌アンテナ51は、マグネトロン50(図4に示す)からのマイクロ波を攪拌しながら、加熱庫2内の上方に向かって放射する。これにより、ターンテーブル60上に置かれた被加熱物をマイクロ波加熱できるようになっている。すなわち、上記被加熱物をマイクロ波調理することが可能である。
上記ターンテーブル60は、マイクロ波調理、オーブン調理またはグリル調理するとき、ターンテーブル用モータ61(図4に示す)で回転駆動される。
なお、上記加熱庫2内の被加熱物をオーブン調理またはグリル調理を行う場合、被加熱物はターンテーブル60上に調理網を介して載置される。
図3は、上記加熱庫2の後部2bを前側から見た模式図である。
上記複数の吸込口21は、加熱庫2の後部2bの中央部において円を描くように設けられている。この加熱庫2の後部2bの中央部は、このコンベクションファン5(図1,図2に示す)の中央部に対向する部分である。
上記複数の吹出口22は加熱庫2の後部2bの四隅に設けられている。この各吹出口22からは、オーブン調理時、コンベクションヒータ7で加熱された空気などが加熱庫2内に向かって吹き出す。
図4は、上記加熱調理器の制御ブロック図である。
上記加熱調理器は、マイクロコンピュータおよび入出力回路などから構成される制御装置100を備えている。この制御装置100は、マグネトロン50と、コンベクションヒータ7と、コンベクションファン用モータ6と、攪拌アンテナ用モータ52と、ターンテーブル用モータ61と、操作パネル10と、庫内温度センサ71と、第1のグリルヒータ8Aと、第2のグリルヒータ8Bとなどが接続されている。そして、制御装置100は、操作パネル10からの操作信号や、庫内温度センサ71などからの検出信号に基づいて、マグネトロン50,コンベクションヒータ7,コンベクションファン用モータ6,攪拌アンテナ用モータ52,ターンテーブル用モータ61などを制御する。
図5は、上記加熱調理器の主要部の回路図である。
上記加熱調理器では、交流電源102の電圧つまり入力電圧が高圧トランス101で所定の電圧に変換され、この変換された電圧がコンベクションヒータ7、第1のグリルヒータ8Aまたは第2のグリルヒータ8Bに印加されるようになっている。
上記高圧トランス101の二次側の第1端子には、コンベクションヒータ7、第1のグリルヒータ8Aまたは第2のグリルヒータ8Bのそれぞれの一端が電気的に接続されている。一方、高圧トランス101の二次側の第2端子には、コンベクションヒータ7、第1のグリルヒータ8Aまたは第2のグリルヒータ8Bのそれぞれの他端が電気的に接続されている。
上記コンベクションヒータ7、第1のグリルヒータ8Aおよび第2のグリルヒータ8Bは、互いに電気的に並列接続されている。別の言い方をすれば、コンベクションヒータ7、第1のグリルヒータ8Aおよび第2のグリルヒータ8Bは、一端同士が互いに電気的に接続されていると共に、他端同士が互いに電気的に接続されている。
また、上記コンベクションヒータ7の他端と、高圧トランス101の二次側の第2端子との間には、コンベクションヒータ用スイッチの一例としてのコンベクションヒータ用リレー11が設けられている。すなわち、コンベクションヒータ7に対してコンベクションヒータ用リレー11が電気的に直列接続されている。
また、上記第1,第2のグリルヒータ8A,8Bの他端と、高圧トランス101の二次側の第2端子との間には、第1,第2のグリルヒータ用スイッチの一例としての第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bが設けられている。すなわち、第1,第2のグリルヒータ8A,8Bに対して第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bが電気的に直列接続されている。
また、上記制御装置100は、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフするオンオフ制御部100aを有する。このオンオフ制御部100aはソフトウェアで構成されている。
上記構成の加熱調理器によれば、ある他国では、コンベクションヒータ7および第1,第2のグリルヒータ8A,8Bの全てをオンにすれば、入力電流量が入力規制電流量を超えてしまうが、コンベクションヒータ7と第1のグリルヒータ8Aまたは第2のグリルヒータ8Bとだけをオンにするだけであれば、入力規制電流量以下に入力電流量を抑えることができる。したがって、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフすることにより、入力電流量が入力規制電流量を超えるのを防ぐことができる。その結果、庫内温度立ち上がりの補助ができない国の数を減らすことができる。
上記第1実施形態では、コンベクションヒータ7は、ダクト4内に1つだけ配置されていたが、複数配置されてもよい。
上記第1実施形態では、環状のコンベクションヒータ7がダクト4内に配置されていたが、他の形状(例えば直線形状)のコンベクションヒータがダクト4内に配置されてもよい。
上記第1実施形態では、コンベクションヒータ7は、コンベクションファン5の下流側に配置されていたが、ダクト4内において吸込口21から吹出口22へ向かう空気などを加熱できるのであれば、コンベクションファン5の上流側に配置されてもよい。
上記第1実施形態において、上記加熱庫2の上部2cのうち、第1,第2のグリルヒータ8A,8Bに対向する一部の上面および下面は、上部2cの他の部分に比べて、輻射率の高い塗料が塗布されてもよい。
上記第1実施形態では、第1,第2グリルヒータ8A,8Bは、加熱庫2内に露出しないようにしていたが、加熱庫2内に露出するようにしてもよい。
上記第1実施形態では、熱風、輻射熱またはマイクロ波で被加熱物を加熱できるようになっていたが、水蒸気または過熱蒸気でも過熱できるようにしてもよい。
上記第1実施形態では、ターンテーブル60は、加熱庫2内の被加熱物をオーブン調理またはグリル調理するとき、回転するようになっていたが、回転しないようにしてもよい。
上記第1実施形態では、コンベクションヒータ用スイッチの一例として、コンベクションヒータ用リレー11を用いていたが、例えば、FET(電界効果トランジスタ)などの半導体スイッチを用いてもよい。
上記第1実施形態では、第1,第2のグリルヒータ用スイッチの一例として、第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bを用いていたが、例えば、FET(電界効果トランジスタ)などの半導体スイッチを用いてもよい。
上記第1実施形態では、第1のグリルヒータ8Aの出力は、第2のグリルヒータ8Bの出力と同じにしてもよいし、第2のグリルヒータ8Bの出力と異なるようにしてもよい。第1のグリルヒータ8Aの出力と第2のグリルヒータ8Bの出力とを互いに異ならせる場合、例えば、第1のグリルヒータ8Aの出力を500Wとする一方、第2のグリルヒータ8Bの出力を1000Wとしてもよい。
上記第1実施形態では、加熱調理器は、2本の第1,第2のグリルヒータ8A,8Bを備えていたが、3本以上のグリルヒータを備えてもよい。
上記第1実施形態では、第1,第2のグリルヒータ8A,8Bのそれぞれは、直線形状であったが、例えばU字形状にしてもよい。また、第1,第2のグリルヒータ8A,8Bは互いに異なる形状にしてもよい。
〔第2実施形態〕
図6は、この発明の第2実施形態の加熱調理器の主要部の回路図である。なお、図6において、図5の構成部と同一構成部は、図5の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。また、以下の説明においても、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、カレントトランス291と、制御装置200とを備えている。なお、カレントトランス291は検出部の一例である。
上記カレントトランス291は、コンベクションヒータ7に対して電気的に直列接続され、コンベクションヒータ7とコンベクションヒータ用リレー11の間に位置している。このカレントトランス291は、コンベクションヒータ7を流れる電流を検出し、この電流を示す信号を制御装置200へ出力する。
上記制御装置200は、ソフトウェアで構成されたオンオフ制御部200aを有している。このオンオフ制御部200aは、カレントトランス291からの信号が示す電流に基づいて、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフする。より詳しくは、オンオフ制御部200aは、第1,第2のグリルヒータ8A,8Bをオフにする一方、コンベクションヒータ7をオンにした状態で、例えば、メモリ(図示せず)に予め記憶させたテーブルを用いて、カレントトランス291からの信号が示す電流から、入力規制電流量を導き出す。そして、オンオフ制御部200aは、上記電流から導き出した入力規制電流量を入力電流量が超えないように、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bをオンオフする。
上記構成の加熱調理器によれば、加熱庫2内の被加熱物をオーブン調理する場合、まず、第1,第2のグリルヒータ8A,8Bはオフのまま、コンベクションヒータ7がオンされる。このとき、カレントトランス291が検出した電流に基づいて、入力規制電流量が導き出される。そして、上記入力規制電流量を入力電流量が超えないように、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bがオンオフされる。その結果、上記第1実施形態と同様の作用効果が得られると共に、入力規制電流量以下に入力電流量を確実に抑えることができる。
また、上記カレントトランス291が電流を検出するとき、コンベクションヒータ7をオンにするが、第1,第2のグリルヒータ8A,8Bをオフにするので、入力電流量が入力規制電流量を超える可能性は非常に低い。したがって、カレントトランス291による電流の検出を安全に行うことができる。
上記第2実施形態では、コンベクションヒータ7を流れる電流を検出するカレントトランス291を設けていたが、コンベクションヒータ7に印加される電圧を検出する電圧検知部を設けてもよい。この場合、例えば、コンベクションヒータ7に印加される電圧に基づいて、入力規制電流量が導き出される。
上記第2実施形態では、オンオフ制御部200aをソフトウェアで構成していたが、ハードウェアで構成するようにしてもよい。
〔第3実施形態〕
図7は、この発明の第3実施形態の加熱調理器の主要部の回路図である。なお、図7において、図6の構成部と同一構成部は、図6の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、第1のグリルヒータ8Aに対してカレントトランス291が電気的に直列接続されている点が、上記第2実施形態と異なる。このカレントトランス291は、第1のグリルヒータ8Aと第1のグリルヒータ用リレー12Aとの間に設けられている。また、第1のグリルヒータ用リレー12Aのオンに伴い、第1のグリルヒータ8Aに流れる電流を示す信号が、カレントトランス291から、制御装置300に出力される。
上記制御装置300は、ソフトウェアで構成されたオンオフ制御部300aを有している。このオンオフ制御部300aは、上記第2実施形態と同様に、カレントトランス291からの信号が示す電流に基づいて、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフする。
このような構成の加熱調理器であっても、上記第2実施形態と同様に、庫内温度立ち上がりの補助ができない国の数を減らすことができると共に、入力規制電流量以下に入力電流量を確実に抑えることができる。
上記第3実施形態では、第1のグリルヒータ8Aを流れる電流を検出するカレントトランス291を設けていたが、第1のグリルヒータ8Aに印加される電圧を検出する電圧検知部を設けてもよい。この場合、例えば、第1のグリルヒータ8Aに印加される電圧に基づいて、入力規制電流量が導き出される。
上記第3実施形態では、オンオフ制御部300aをソフトウェアで構成していたが、ハードウェアで構成するようにしてもよい。
〔第4実施形態〕
図8は、この発明の第4実施形態の加熱調理器の主要部の回路図である。なお、図8において、図6の構成部と同一構成部は、図6の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、第2のグリルヒータ8Bに対してカレントトランス291が電気的に直列接続されている点が、上記第2実施形態と異なる。このカレントトランス291は、第2のグリルヒータ8Bと第2のグリルヒータ用リレー12Bとの間に設けられている。また、第2のグリルヒータ用リレー12Bのオンに伴い、第2のグリルヒータ8Bに流れる電流を示す信号が、カレントトランス291から、制御装置400に出力される。
上記制御装置400は、ソフトウェアで構成されたオンオフ制御部400aを有している。このオンオフ制御部400aは、上記第2実施形態と同様に、カレントトランス291からの信号が示す電流に基づいて、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフする。
このような構成の加熱調理器であっても、上記第2実施形態と同様に、庫内温度立ち上がりの補助ができない国の数を減らすことができると共に、入力規制電流量以下に入力電流量を確実に抑えることができる。
上記第4実施形態では、第2のグリルヒータ8Bを流れる電流を検出するカレントトランス291を設けていたが、第2のグリルヒータ8Bに印加される電圧を検出する電圧検知部を設けてもよい。この場合、例えば、第2のグリルヒータ8Bに印加される電圧に基づいて、入力規制電流量が導き出される。
上記第4実施形態では、オンオフ制御部400aをソフトウェアで構成していたが、ハードウェアで構成するようにしてもよい。
〔第5実施形態〕
図9は、この発明の第5実施形態の加熱調理器の主要部の回路図である。なお、図8において、図6の構成部と同一構成部は、図6の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、コンベクションヒータ7および第1,第2のグリルヒータ8A,8Bに対してカレントトランス291が電気的に直列接続されている点が、上記第2実施形態と異なる。このカレントトランス291は、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bと高圧トランス101の第2端子との間に設けられている。すなわち、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bのオンオフを制御することにより、コンベクションヒータ7および第1,第2のグリルヒータ8A,8Bのうちのいずれか1つを流れる電流をカレントトランス291で検出できるようになっている。例えば、コンベクションヒータ用リレー11をオンにする一方、第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bをオフにすれば、コンベクションヒータ7に流れる電流を示す信号が、カレントトランス291から、制御装置500に出力される。
上記制御装置500は、ソフトウェアで構成されたオンオフ制御部500aを有している。このオンオフ制御部500aは、上記第2実施形態と同様に、カレントトランス291からの信号が示す電流に基づいて、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフする。
このような構成の加熱調理器であっても、上記第2実施形態と同様に、庫内温度立ち上がりの補助ができない国の数を減らすことができると共に、入力規制電流量以下に入力電流量を確実に抑えることができる。
また、上記カレントトランス291は、コンベクションヒータ7および第1,第2のグリルヒータ8A,8Bを流れる電流を検出できるので、この検出の結果同士を比較することにより、オンオフ制御部500aが導き出す入力規制電流量の信頼性を高めることができる。
上記第5実施形態では、オンオフ制御部500aをソフトウェアで構成していたが、ハードウェアで構成するようにしてもよい。
〔第6実施形態〕
図10は、この発明の第6実施形態の加熱調理器のオンオフ制御部がオーブン調理の初期(オーブン調理が開始されてから予め設定された時間が経過するまでの期間)に行う処理を説明するためのタイミング図である。また、図11は、上記オンオフ制御部がオーブン調理の初期以降に行う処理を説明するためのタイミング図である。なお、以下の説明において、上記第1実施形態の構成部と同一構成部は、上記第1実施形態の構成部の参照番号と同一参照番号を付している。なお、上記加熱調理器の機械的な構造は、上記第1形態と同じである。
上記加熱調理器のオンオフ制御部は、図10に示すように、オーブン調理の初期において、コンベクションヒータ7がオンされるように、かつ、第1のグリルヒータ8Aのオン時間が第2のグリルヒータ8Bのオン時間よりも長くなるように、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフする。これにより、上記オーブン調理の初期において、加熱庫2の前後方向の中央部に比較的近い第1のグリルヒータ8Aはオンされ続ける一方、加熱庫2の前後方向の中央部から比較的遠い第2のグリルヒータ8Bはオンとオフを交互に繰り返す。
また、上記加熱調理器のオンオフ制御部は、図11に示すように、オーブン調理の初期以降において、コンベクションヒータ7がオンされるように、かつ、第2のグリルヒータ8Bのオン時間が第1のグリルヒータ8Aのオン時間よりも長くなるように、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフする。これにより、上記加熱庫2の前後方向の中央部に比較的近い第1のグリルヒータ8Aはオンとオフを交互に繰り返す一方、加熱庫2の前後方向の中央部から比較的遠い第2のグリルヒータ8Bはオンされ続ける。
上記構成の加熱調理器によれば、上記オンオフ制御部により、オーブン調理の初期は、加熱庫2の前後方向の中央部に比較的近い第1のグリルヒータ8Aのオン時間が、加熱庫2の前後方向の中央部から比較的遠い第2のグリルヒータ8Bのオン時間よりも長くなる。その結果、上記オーブン調理の初期において、加熱庫2の前後方向の中央部の温度を短時間で所望の温度まで上げることができる。また、上記オーブン調理で加熱庫2内の被加熱物の周縁部が焦げるのを防ぐこともできる。
これに対して、上記オーブン調理の初期において、第1,第2のグリルヒータ8A,8Bのどちらもオンされなければ、加熱庫2の前後方向の中央部の温度は上がり難い。別の言い方をすれば、上記オーブン調理の初期では、加熱庫2の前後方向の中央部の温度を所望の温度まで上げるのに長時間かかってしまう。
また、上記加熱庫2の前後方向の中央部に被加熱物を配置するのが通常である。このような配置でオーブン調理を行った場合、オーブン調理の初期において、加熱庫2の前後方向の中央部から比較的遠い第2のグリルヒータ8Bのオン時間が、加熱庫2の前後方向の中央部に比較的近い第1のグリルヒータ8Aのオン時間よりも長くなると、上記被加熱物の周縁部が簡単に焦げてしまう。
また、上記オンオフ制御部により、オーブン調理の初期以降は、加熱庫2の前後方向の中央部から比較的遠い第2のグリルヒータ8Bのオン時間が、加熱庫2の前後方向の中央部に比較的近い第1のグリルヒータ8Aのオン時間よりも長くなる。その結果、上記加熱庫2内の被加熱物の周縁部の加熱が不十分のまま、オーブン調理が終わるのを防ぐことができる。
これに対して、上記加熱庫2の前後方向の中央部に被加熱物を配置した状態でオーブン調理を行うとき、オーブン調理の初期以降において、第2のグリルヒータ8Bのオン時間よりも、第1のグリルヒータ8Aのオン時間を長くすると、加熱庫2内の被加熱物の周縁部を十分に加熱することができない。
上記第6実施形態では、オーブン調理中、ターンテーブル60は、一定の回転速度で回転し続けるが、回転しないようにしてもよい。
上記第6実施形態では、オーブン調理の初期において、第1のグリルヒータ8Aは、オンされ続けたが、図12に示すように、オンとオフを交互に繰り返すようにしてもよい。このようにする場合、第2のグリルヒータ8Bのオン時間のトータルを、第1のグリルヒータ8Aのオン時間のトータルよりも短くするのが好ましい。
上記第6実施形態では、オーブン調理の初期以降において、第2のグリルヒータ8Bは、オンされ続けたが、図13に示すように、オンとオフを交互に繰り返すようにしてもよい。このようにする場合、第1のグリルヒータ8Aのオン時間のトータルを、第2のグリルヒータ8Bのオン時間のトータルよりも短くするのが好ましい。
上記第1〜第6実施形態において、例えば縦8×横8の64領域の温度を検出するエリアセンサ、または、センサ部が直線形状に並んだラインセンサである赤外線センサを、加熱調理器が備えるようにしてもよい。このようにする場合、上記エリアセンサまたは赤外線センサを用いて、加熱庫内の被加熱物の大きさを検出し、この検出結果に基づいて、コンベクションヒータ用リレー11および第1,第2のグリルヒータ用リレー12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフしてもよい。
上記第1〜第6実施形態において、加熱庫2内に過熱蒸気または飽和蒸気を供給することにより、加熱庫2内の被加熱物を加熱できるようにしてもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第6実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第6実施形態に記載したオンオフ制御を第1〜第5実施形態の加熱調理器で行うようにしてもよい。
すなわち、この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の加熱調理器は、
吸込口21および吹出口22を有する加熱庫2と、
上記吸込口21および上記吹出口22を介して上記加熱庫2内と連通するダクト4と、
上記ダクト4内に配置されて、上記ダクト4内において上記吸込口21から上記吹出口22へ向かう熱媒体の流れを生成するコンベクションファン5と、
上記ダクト4内に配置されて、上記ダクト4内において上記吸込口21から上記吹出口22へ向かう熱媒体を加熱するコンベクションヒータ7と、
上記コンベクションヒータ7に対して電気的に並列に接続され、上記加熱庫2内の被加熱物を輻射熱で加熱するための第1のグリルヒータ8Aと、
上記コンベクションヒータ7および上記第1のグリルヒータ8Aに対して電気的に並列に接続され、上記加熱庫2内の被加熱物を輻射熱で加熱するための第2のグリルヒータ8Bと、
上記コンベクションヒータ7に対して電気的に直列に接続されたコンベクションヒータ用スイッチ11と、
上記第1のグリルヒータ8Aに対して電気的に直列に接続された第1のグリルヒータ用スイッチ12Aと、
上記第2のグリルヒータ8Bに対して電気的に直列に接続された第2のグリルヒータ用スイッチ12Bと、
制御装置100,200,300,400,500と
を備え、
上記制御装置100,200,300,400,500は、上記コンベクションヒータ用スイッチ11および上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチ12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフするオンオフ制御部100a,200a,300a,400a,500aを有することを特徴としている。
上記構成によれば、国によっては、コンベクションヒータ7および第1,第2のグリルヒータ8A,8Bの全てをオンにすれば、入力電流量が入力規制電流量を超えてしまうが、コンベクションヒータ7をオンすると共に、第1,第2のグリルヒータ8A,8Bの一方だけをオンにするだけであれば、入力規制電流量以下に入力電流量を抑えることができる。したがって、上記コンベクションヒータ用スイッチ11および第1,第2のグリルヒータ用スイッチ12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフすることにより、入力電流量が入力規制電流量を超えるのを防ぐことができる。その結果、庫内温度立ち上がりの補助ができない国の数を減らすことができる。
一実施形態の加熱調理器は、
上記コンベクションヒータ7および上記第1,第2のグリルヒータ8A,8Bのうちの少なくとも1つの電流または電圧を検出する検出部291を備え、
上記オンオフ制御部200a,300a,400a,500aは、上記検出部291によって検出された電流または電圧に基づいて、上記コンベクションヒータ用スイッチ11および上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチ12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフする。
上記実施形態によれば、上記コンベクションヒータ7および第1,第2のグリルヒータ8A,8Bのうちの少なくとも1つの電流または電圧が分かれば、その電流または電圧に基づいて、上記加熱調理器の使用国も分かる。したがって、上記検出部291によって検出された電流または電圧に基づいて、コンベクションヒータ用スイッチ11および第1,第2のグリルヒータ用スイッチ12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフすることにより、入力規制電流量以下に入力電流量を確実に抑える。
一実施形態の加熱調理器では、
上記検出部291は、上記コンベクションヒータ用スイッチ11がオンされ、かつ、上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチ12A,12Bがオフされた状態で、上記コンベクションヒータ7の電流または電圧を検出する。
上記実施形態によれば、上記コンベクションヒータ用スイッチ11がオンされ、かつ、上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチ12A,12Bがオフされた状態であれば、入力電流量が入力規制電流量を超える可能性は非常に低い。したがって、上記検出部291による電流または電圧の検出を安全に行うことができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記加熱庫2は、上記被加熱物を出し入れするための開口部2aを前側に有し、
上記第1のグリルヒータ8Aは、上記第2のグリルヒータ8Bよりも、上記加熱庫2の前後方向の中央部側に配置されており、
上記コンベクションヒータ7で加熱されて上記吹出口22から上記加熱庫2内に吹き出る熱媒体で上記被加熱物を加熱するオーブン調理を行う場合、このオーブン調理の初期において、上記オンオフ制御部100a,200a,300a,400a,500aは、上記コンベクションヒータ7がオンされるように、かつ、上記第1のグリルヒータ8Aのオン時間が上記第2のグリルヒータ8Bのオン時間よりも長くなるように、上記コンベクションヒータ用スイッチ11および上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチ12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフする。
上記実施形態によれば、上記オーブン調理の初期において、オンオフ制御部100a,200a,300a,400a,500aがコンベクションヒータ用スイッチ11および第1,第2のグリルヒータ用スイッチ12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフすることにより、第2のグリルヒータ8Bのオン時間よりも、第1のグリルヒータ8Aのオン時間を長くすることができる。したがって、上記オーブン調理の初期において、加熱庫2の前後方向の中央部の温度を短時間で所望の温度まで上げることができる。また、上記オーブン調理で加熱庫2内の被加熱物の周縁部が焦げるのを防ぐこともできる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記オーブン調理の初期以降において、上記オンオフ制御部100a,200a,300a,400a,500aは、上記コンベクションヒータ7がオンされるように、かつ、上記第2のグリルヒータ8Bのオン時間が上記第1のグリルヒータ8Aのオン時間よりも長くなるように、上記コンベクションヒータ用スイッチ11および上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチ12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフする。
上記実施形態によれば、上記オーブン調理の初期以降において、オンオフ制御部100a,200a,300a,400a,500aがコンベクションヒータ用スイッチ11および第1,第2のグリルヒータ用スイッチ12A,12Bのそれぞれを独立にオンオフすることにより、第1のグリルヒータ8Aのオン時間よりも、第2のグリルヒータ8Bのオン時間を長くすることができる。したがって、上記被加熱物の周縁部の加熱が不十分のまま、オーブン調理が終わるのを防ぐことができる。
1 ケーシング
2 加熱庫
2a 開口部
3 扉
4 ダクト
5 コンベクションファン
8A 第1のグリルヒータ
8B 第2のグリルヒータ
11 コンベクションヒータ用リレー
12A,12B 第1,第2のグリルヒータ用リレー
21 吸込口
22 吹出口
60 ターンテーブル
100,200,300,400,500 制御装置
100a,200a,300a,400a,500a オンオフ制御部
291 カレントトランス

Claims (3)

  1. 吸込口および吹出口を有する加熱庫と、
    上記吸込口および上記吹出口を介して上記加熱庫内と連通するダクトと、
    上記ダクト内に配置されて、上記ダクト内において上記吸込口から上記吹出口へ向かう熱媒体の流れを生成するコンベクションファンと、
    上記ダクト内に配置されて、上記ダクト内において上記吸込口から上記吹出口へ向かう熱媒体を加熱するコンベクションヒータと、
    上記コンベクションヒータに対して電気的に並列に接続され、上記加熱庫内の被加熱物を輻射熱で加熱するための第1のグリルヒータと、
    上記コンベクションヒータおよび上記第1のグリルヒータに対して電気的に並列に接続され、上記加熱庫内の被加熱物を輻射熱で加熱するための第2のグリルヒータと、
    上記コンベクションヒータに対して電気的に直列に接続されたコンベクションヒータ用スイッチと、
    上記第1のグリルヒータに対して電気的に直列に接続された第1のグリルヒータ用スイッチと、
    上記第2のグリルヒータに対して電気的に直列に接続された第2のグリルヒータ用スイッチと、
    制御装置と
    を備え、
    上記制御装置は、上記コンベクションヒータ用スイッチおよび上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチのそれぞれを独立にオンオフするオンオフ制御部を有し、
    上記加熱庫は、上記被加熱物を出し入れするための開口部を前側に有し、
    上記第1のグリルヒータは、上記第2のグリルヒータよりも、上記加熱庫の前後方向の中央部側に配置されており、
    上記コンベクションヒータで加熱されて上記吹出口から上記加熱庫内に吹き出る熱媒体で上記被加熱物を加熱するオーブン調理を行う場合、このオーブン調理の初期において、上記オンオフ制御部は、上記コンベクションヒータがオンされるように、かつ、上記第1のグリルヒータのオン時間が上記第2のグリルヒータのオン時間よりも長くなるように、上記コンベクションヒータ用スイッチおよび上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチのそれぞれを独立にオンオフし、
    上記オーブン調理の初期以降において、上記オンオフ制御部は、上記コンベクションヒータがオンされるように、かつ、上記第2のグリルヒータのオン時間が上記第1のグリルヒータのオン時間よりも長くなるように、上記コンベクションヒータ用スイッチおよび上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチのそれぞれを独立にオンオフすることを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記コンベクションヒータおよび上記第1,第2のグリルヒータのうちの少なくとも1つの電流または電圧を検出する検出部を備え、
    上記オンオフ制御部は、上記検出部によって検出された電流または電圧に基づいて、上記コンベクションヒータ用スイッチおよび上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチのそれぞれを独立にオンオフすることを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    上記検出部は、上記コンベクションヒータ用スイッチがオンされ、かつ、上記第1,第2のグリルヒータ用スイッチがオフされた状態で、上記コンベクションヒータの電流または電圧を検出することを特徴とする加熱調理器。
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