JP6608616B2 - ネットスポンジ - Google Patents

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Description

本発明は、主に台所での食器の洗浄や、風呂場等の清掃に用いられるネットスポンジに関する。
従来、食器等の洗浄用具や清掃用具としては、プラスチックフィルムからなる平糸、紡績糸等を編成したネットや、該ネットを袋状に形成してスポンジを封入したネットスポンジが広く知られている。これらのような洗浄具は、表面に糸の角部や網目を多数有しており、これらが清掃の対象物に接触した状態で擦りつけられることで、汚れをすくい取ったり、掻き取ったりすることで、高い清掃能力を有している。
特開2006−305129号公報 登録実用新案第3111960号公報
一般に、前記ネットにスポンジを封入するためには、該ネットを筒状に連続して編み、所定の長さで切り分け、一方の開口部を縫着等により閉じて袋状にし、他方の開口部よりスポンジを挿入した後、該開口部を縫着等により閉じるという方法によって製造されている。
この為、従来のネットスポンジを製造する際には、スポンジを封入する筒状のネットの少なくとも一方の開口部は裁断により形成される。なお、ネットは糸状部材を編むことによって構成されており、ループ状等の繰返しによって構成されている。従って、前記筒状のネットを裁断した際には、該裁断箇所から切断されたループの端部、即ちネットを構成する糸部材の端材が発生する。該端材は筒状ネットを切断した箇所から発生し、ゴミになるばかりか、裁断によりループが切断された箇所からほつれが生じ易いものとなる。
また、該ネットはスポンジを封入する際、その開口部を縫製等により閉じられるが、前記端部のほつれを完全に抑制できないおそれがあるばかりか、製品であるネットスポンジに端材が紛れ込み、使用時即ち洗浄作業時に該端材が出てくる等の問題が生じる可能性がある。
本発明におけるネットスポンジは、上記問題点を解決し、ネットスポンジ製造におけるネットを構成する糸部材の端材の発生をなくし、製造時のゴミの発生及び製品への端材混入のないネットスポンジを提供することである。
前記目的を達成するために、
(1)ネットと、該ネットに封入されるスポンジからなるネットスポンジであり、前記ネットは、一箇所のみ開口している開口部を有する袋状に一体的に編み上げられたものであることを特徴とするネットスポンジ。また、(2)前記ネットの開口部において、開口端部から5〜25mmの範囲において、伸縮性を有する糸部材が含まれていることが好ましい。
本発明におけるネットスポンジのネットは、開口部が一箇所のみの袋状に一体的に編み上げられたものである。この為、従来の筒状に編み上げたネットからの製造のような、所定の大きさへ調整する裁断工程が無く、従って裁断によるネットを構成する糸部材の端材が生じない。従って、製品内に端材が混入することもなく、洗浄用具として好適である。
また、従来のネットスポンジでは前記ネットの製造方法上、開口部が少なくとも2箇所以上存在し、該開口部と同等数の縫着部も存在する。該縫着部は他の箇所より水切れが悪く、細菌が繁殖し易い。しかし、本発明のネットスポンジは前記の通り開口部が1ヶ所のみである為、従来のものより水切れがよく、細菌の繁殖を抑制することができる。また、縫着部のない端部は、縫着部と比較し、柔らかく、軽く圧縮するだけで簡単に潰れ、従来のネットスポンジより洗浄対象の形状に追随し易く、洗浄作業が効率的である。
(a)が本発明のネットスポンジの参考図であり、(b)が従来のネットスポンジの参考図である。 従来のネットスポンジにおけるネットの製造過程の例であり、(a)は筒状に編んだネットを裁断する工程、(b)は裁断されたネット、(c)は裁断箇所の拡大参考図である。 縫製作業時における開口部を示す断面図である。
本来編物は、一種又は複数種の糸を使用し、タテ又はヨコ方向にループを繰返し平面状に編まれた布であり、編物の構造はループの集合で構成されている。
本発明におけるネットスポンジのネットの編み方は、開口部を1部(辺)のみの袋状に一体的に編み上げられるものであれば特に限定されないが、横編み機を用いることが好ましい。前記ネットを袋状に一体的に編み上げると、ネットの裁断箇所がなく、端部のほつれの発生を防ぐことができる。また、前記裁断箇所がないため、ネットを構成している糸部材の端材等の発生がなく、端材の製品への混入を防ぐことができる。
前記ネットに用いることのできる糸部材としては、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等からなる柔軟性を有している繊維や、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン等のプラスチックフィルムからなる平糸、その他金属蒸着させたもの等、従来からネットスポンジに使用されているものを用いることができる。
また、前記開口部において、開口端部から5〜25mmの範囲において、伸縮性を有する糸部材を含ませて一緒に編み込むことが好ましい。
ここで、開口端部とは、図2における点線で囲まれた範囲である開口部の端部分を指す。
通常、開口部を縫製する際には、図3(a)のように開口端部を内側矢印方向に手作業で折り込んで縫製するが、前記範囲において伸縮性の糸部材を含ませて編むと、前記範囲が縮み易くなり、図3(b)のように開口端部が自動的に内側へと折り込まれ易くなる。この為、開口部を縫製等によって閉じる際、人の手で開口端部を内側に折り込む作業を省略できる。
更に、伸縮性の糸を用いた領域において、ネットの編み方として、例えば天竺編み等が挙げられる。前記編み方で前記領域を形成すると、開口端部の自動的な内側への折り込みがより良好に発生し、開口部の縫製がより容易に行える他、縫製により開口部を閉じなくても良好な外観と内容物であるスポンジの保持性が良好となる。
尚、縫製等で開口部を完全に閉じない場合は、使用回数等の必要に応じて内容物のスポンジを交換することもできる。
前記伸縮性の糸部材は、常温で50%以上の伸度を持つ弾性糸が好ましい。常温における伸度が50%未満の場合、開口端部の内側への自動的な折り込み性が十分に生じず、結局、人の手で折り込むことになるおそれがある。
以下に実施例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(使用した資料)
ネット本体を構成する糸部材:ポリエチレンテレフタレートの平糸とポリエチレンテレフタレートのフィラメント糸からなる糸部材
弾性糸:ポリウレタン系弾性糸、伸度250%
<実施例1>
横編み機を用い、1つの開口部を有する袋状のネットを一体的に縫製した。その後前記袋状のネットにスポンジを挿入し、開口部を縫着した。
<実施例2>
開口端部から5mmの範囲において弾性糸を使用したこと以外実施例1と同様の袋状のネットを一体的に縫製し、内部にスポンジを挿入し、開口部を縫着した。
<実施例3>
開口端部から25mmの範囲において弾性糸を使用したこと以外実施例2と同様に製造した。
<実施例4>
開口端部から30mmの範囲において弾性糸を使用したこと以外実施例2と同様に製造した。
<比較例1>
丸編み機を用い、筒状にネットを縫製し、該筒状のネットを所定の長さで裁断する。その後、片方の開口部を縫着し、袋状のネットとし、他の開口部からスポンジを挿入し、該開口部を縫着した。
前記実施例及び比較例に関し、以下の評価を行い、結果を表1及び表2にまとめた。
<端材発生>
各サンプルを10個ずつ作成し、それぞれの端部に圧縮と開放を20回繰り返し施した。この際、糸の切れ端といった端材が発生したサンプル数をカウントした。
<開口部縫着性>
以下の基準にて評価した。
○:自動的に開口端部が内側に折り込まれ、縫製作業が容易に行えた。
△:自動的に開口端部が内側に折り込まれないが、手作業で折り込む際、端部のほつれなどなく容易に折り込むことができ、縫製作業はスムーズに行えた。又は、内側への折り込みは自動的に生じたが、折り込み範囲が多すぎて、縫製箇所の厚みが大きくなりすぎて縫製がし難かった。
×:開口端部から解れが生じ、内側への折り込み作業がスムーズに、且つ綺麗に縫製が行えなかった。
<乾燥性>
実施例3と比較例1に使用したネットと同一なものを、それぞれスポンジを入れない状態で作成し、それぞれ水に10分間浸し、次いで水から取り出して常温下で吊り下げ、1時間及び3時間後の保水量を確認した。
Figure 0006608616
Figure 0006608616
本発明のネットスポンジは、従来のそれと比較し、図2(C)の、端材になる切断された糸部材のループ部位が生じることがないため、端材が発生しないものである。また、図3(b)の開口部における太線部のように、開口端部3から一定の範囲において伸縮性の糸部材を含ませて編み上げることで、自動的に開口端部が内側へと折り込まれるため、その後の縫製作業が容易になった。
更に、本発明に用いたネットと、従来のネットでは、本発明のネットの方が水切れがよく、従って、細菌の増殖を抑制することができる。
1 ネット
2 開口部
3 開口端部
4 スポンジ
5 縫着部
6 切断部
7 端材

Claims (2)

  1. ネットと、該ネットに封入されるスポンジからなるネットスポンジであり、
    前記ネットは、一箇所のみ開口している開口部を有する袋状に一体的に編み上げられたもので、
    少なくとも開口部端から5mmの範囲が、伸縮性を有する糸部材を含ませて編み上げられており、前記開口部端は内側に折り込まれていることを特徴とするネットスポンジ。
  2. 開口部端から25mmを超えない範囲が、伸縮性を有する糸部材を含ませて編み上げられており、前記開口部が縫着していること特徴とする請求項1に記載のネットスポンジ。


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