JP6608228B2 - ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ナビゲーションシステム、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、コンピュータプログラム及びユーザインターフェースに関する。
近年、列車やバスなどの公共交通機関の乗換案内を行うナビゲーションシステムが普及している。このようなシステムに関し、例えば、特許文献1には、各駅の階段や改札口の場所と、列車の乗降口の位置関係とに応じて、着席できる確立が高い乗車位置を案内する技術が開示されている。
特開2007−210507号公報 特開2013−19774号公報
しかし、特許文献1に記載された技術では、例えば、着席できる確立が高い乗車位置と異なる乗車位置で列車に乗車した場合などは、列車の座席に着席できるとは限らない。そのため、列車等の交通機関の座席に着席できる可能性をより高めることのできる経路案内技術が求められている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の第1の形態は、
ナビゲーションシステムであって、
各交通機関の乗り入れ可能な地点のつながり状態を表す路線情報を記憶する路線情報記憶部と、
前記路線情報を参照して、出発地から目的地までの経路を探索する探索部と、
前記地点ごとに、前記各交通機関の時間ごとの混雑率を表す混雑率情報を記憶する混雑率情報記憶部と、
探索された前記経路に含まれる地点における前記混雑率情報を参照して、探索された前記経路において前記交通機関の座席に着席できる着席可能性を判断する判断部と、
探索された前記経路において着席可能である場合には、前記交通機関の座席に着席できる長さを算出する算出部と、を備える、
ナビゲーションシステムである。
本発明の第2の形態は、
各交通機関の乗り入れ可能な地点のつながり状態を表す路線情報を記憶する路線情報記憶部を参照して、出発地から目的地までの経路を探索する探索部と、
前記地点ごとに、前記各交通機関の時間ごとの混雑率を表す混雑率情報を記憶する混雑率情報記憶部を参照して、探索された前記経路において前記交通機関の座席に着席できる着席可能性を判断する判断部と、
探索された前記経路において着席可能である場合には、前記交通機関の座席に着席できる長さを算出する算出部と、を備える、
ナビゲーション装置である。
本発明の第3の形態は、
コンピュータプログラムであって、
各交通機関の乗り入れ可能な地点のつながり状態を表す路線情報を記憶する路線情報記憶部を参照して、出発地から目的地までの経路を探索する機能と、
前記地点ごとに、前記各交通機関の時間ごとの混雑率を表す混雑率情報を記憶する混雑率情報記憶部を参照して、探索された前記経路において前記交通機関の座席に着席できる着席可能性を判断する機能と、
探索された前記経路において着席可能である場合には、前記交通機関の座席に着席できる長さを算出する機能と、をコンピュータに実現させる、
コンピュータプログラムである。
本発明の第4の形態は、
経路において交通機関の座席に着席できる着席可能性を判断するナビゲーションシステムに含まれるユーザインターフェースであって、
出発地から目的地までの複数の経路と、
前記複数の経路のそれぞれにおいて交通機関の座席に着席できる着席可能性と、
探索された前記経路において着席可能である場合には、前記交通機関の座席に着席できる長さと、が表示される、
ユーザインターフェースである。
また、本発明は以下の形態として実現することも可能である。
(1)本発明の一形態によれば、ナビゲーションシステムが提供される。このナビゲーションシステムは、各交通機関の乗り入れ可能な地点のつながり状態を表す路線情報を記憶する路線情報記憶部と;前記路線情報を参照して、出発地から目的地までの経路を探索する探索部と;前記地点ごとに、前記各交通機関の時間ごとの混雑率を表す混雑率情報を記憶する混雑率情報記憶部と;探索された前記経路に含まれる地点における前記混雑率情報を参照して、探索された前記経路において前記交通機関の座席に着席できる着席可能性を判断する判断部と、を備える。このような形態のナビゲーションシステムによれば、探索された経路において着席可能か否かを判別することができるので、乗車位置にかかわらず交通機関の座席に着席できる可能性を高めることができ、ユーザの利便性を高めることができる。
(2)上記形態のナビゲーションシステムにおいて、探索された前記経路において着席可能な長さを算出する算出部を備えてもよい。このような形態であれば、経路においてどの程度長く着席できるかをユーザに提示することができる。
(3)上記形態のナビゲーションシステムにおいて、前記算出部は、探索された前記経路の所要時間に対して着席可能な時間の割合を算出してもよい。このような形態であれば、所要時間に対する着席時間の割合を提示することができる。
(4)上記形態のナビゲーションシステムにおいて、前記判断部は、探索された前記経路に含まれ前記交通機関の目的地を除く地点における前記混雑率情報が所定の閾値以下である場合に、前記経路において前記交通機関の座席に着席可能であると判断してもよい。このような形態であれば、閾値以下である地点がある場合に、経路において着席可能であることを提示することができる。
(5)上記形態のナビゲーションシステムにおいて、前記探索部は、前記出発地から前記目的地までの複数の経路を探索し;探索された前記複数の経路における前記着席可能性をそれぞれ判断してもよい。このような形態であれば、ユーザは、着席可能か否かに基づいて経路を選択することができる。
(6)上記形態のナビゲーションシステムにおいて、前記複数の経路における前記着席可能性に基づいて、ユーザに推奨する前記経路を決定する決定部を備えてもよい。このような形態であれば、複数の経路の中から着席可能な経路が推奨されるので、経路を選択する手間を省くことができ、ユーザの利便性を高めることができる。
(7)上記形態のナビゲーションシステムにおいて、前記判断部は、探索された前記経路において前記交通機関の乗換えがある場合には、乗換えられる前記交通機関ごとに前記着席可能性を判断して、乗換えられる前記交通機関ごとの前記着席可能性に基づいて、探索された前記経路における前記着席可能性を判断してもよい。このような形態であれば、交通機関の乗換えがある場合であっても経路において着席可能か否かを提示することができる。
(8)本発明の他の形態によれば、ユーザインターフェースが提供される。このユーザインターフェースは、経路において交通機関の座席に着席できる着席可能性を判断するナビゲーションシステムに含まれ;出発地から目的地までの複数の経路と;前記複数の経路のそれぞれにおいて交通機関の座席に着席できる着席可能性と、が表示される。このような形態のユーザインターフェースを参照すれば、ユーザは経路において着席可能であるかを容易に判断することができる。
本発明は、ナビゲーションシステム以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、ナビゲーション装置や、ナビゲーション方法、その方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としてのナビゲーションシステムの構成を示す説明図。 混雑率情報のデータ構造を示す図。 経路探索サーバにおいて実行される着席可能長さ算出のフローチャート。 経路における着席可能性の判断処理及び着席可能長さの算出処理のフローチャート。 経路における着席可能性の判断処理及び着席可能長さの算出処理のフローチャート。 着席可能長さ算出処理を具体的な数値を用いて説明するための図。 ユーザインターフェースの一例を示す図。
A.システム構成:
図1は、本発明の一実施形態としてのナビゲーションシステム10の構成を示す説明図である。ナビゲーションシステム10は、端末装置としてスマートフォン100と、経路探索サーバ200と、混雑率情報サーバ300と、を備える。混雑率情報サーバ300は、経路探索サーバ200に対して、交通機関の混雑率に関する情報を提供する。
スマートフォン100は、通信キャリア70を介して、インターネット80に接続された経路探索サーバ200にアクセスすることができる。通信キャリア70には、送受信アンテナと無線基地局と交換局とが含まれる。スマートフォン100は、制御部110と、無線通信部120と、タッチパネル124と、表示部140と、マイク128と、スピーカ130と、GPS受信機136と、を備えている。
制御部110は、CPUやメモリを備えたコンピュータとして構成されており、スマートフォン100の動作全体を制御する。無線通信部120は、制御部110からの指示に基づき、通信キャリア70を介してデータ通信や音声通信を行う。表示部140は、制御部110からの指示に基づき、種々の画像やユーザインターフェースを表示する。タッチパネル124は、表示部140に重畳して設けられており、指やペンによるユーザからのタッチ操作を受け付け、制御部110に伝達する。GPS受信機136は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から受信した電波に基づいて、スマートフォン100(ユーザ)の現在位置(経度・緯度)を測位し、制御部110に伝達する。マイク128は、音声通信時等において音声を入力する。スピーカ130は、音声通信時等において音声を出力する。
経路探索サーバ200は、通信部210と、制御部220と、記憶部230と、を備えている。通信部210は、インターネット80を介してスマートフォン100や混雑率情報サーバ300と通信を行う。
制御部220は、CPUやメモリを備えている。CPUがメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、制御部220は、探索部222、判断部223、算出部224、決定部225として機能する。コンピュータプログラムは、種々の記録媒体に記録されていてもよい。探索部222は、スマートフォン100から指定された出発地から目的地までの経路を、記憶部230に記憶された種々の情報を参照して探索する。判断部223は、混雑率情報を参照して、探索された経路において座席に着席できるか否かを示す着席可能性を判断する。算出部224は、経路において交通機関の座席に着席できる長さである着席可能長さを算出する。着席可能長さとは、着席可能な距離や、時間や、経路の距離や所要時間に対するこれらの割合である。本実施形態では、算出部224は、着席可能長さとして、経路の所要時間に対する着席可能な時間の割合を算出する。決定部225は、探索部222により経路が複数探索された場合には、探索された経路の中から着席可能性や着席可能長さに基づいてユーザに推奨する経路を決定する。
記憶部230には、道路情報と路線情報と混雑率情報とが記憶されている。道路情報には、道路上の経路を探索するために用いる道路ネットワークデータが含まれる。道路情報には、各駅の位置を示す情報も含まれる。道路ネットワークデータは、交差点の位置や駅等のランドマークの位置を表すノードと、ノード間をつなぐ道路を表すリンクとを含む。各リンクには、そのリンクが表す道路の平均移動時間(旅行時間)が、移動手段(徒歩、車、バス等)ごとにコストとして対応付けられている。
路線情報には、交通機関の乗り入れ可能な地点のつながり状態を表す情報である。路線情報には、交通機関の経路を探索するために用いるネットワークデータが含まれる。交通機関とは、列車、バスなどの公共の交通機関である。交通機関の乗り入れ可能な地点とは、例えば、異なる方向から到来する列車が乗り入れる駅や、異なる列車種別(特急列車、急行列車、快速列車、普通列車)が乗り入れる駅や、異なる路線が乗り入れる駅やバス停や、異なる交通機関が乗り入れる駅やバス停である。以下では、交通機関を列車として、地点を駅として説明する。このネットワークデータは、地点の位置を表すノードと、ノード間をつなぐ区間を表すリンクとを含む。各リンクには、そのリンクが表す区間の平均移動時間(旅行時間)がコストとして対応付けられている。
混雑率情報には、各駅から発車する列車のそれぞれについての混雑率が記録されている。
図2は、混雑率情報のデータ構造を示す図である。図2に示すように、混雑率情報には、それぞれの駅について、その駅に乗り入れる路線及び方面ごとに、列車の発車時刻が記録されている。そして、各発車時刻には、その時刻に発車する列車の混雑率が対応付けられている。本実施形態において、混雑率100%とは、概ね全ての座席に乗客が着席している状態を示している。混雑率70%とは、交通機関の座席の全数に対して空席の数が30%である状態を示している。混雑率50%とは、例えば、交通機関の座席の全数に対して、空席の数が半分である状態を示しており、乗車位置にかかわらず、交通機関の座席に着席可能な程度の空席がある状態を示している。なお、乗車位置とは、交通機関へ乗り込む際の位置である。本実施形態では、判断部223は、その経路における目的地(到着駅)を除く地点の混雑率が50%以下の地点が1つでもあれば、乗車位置にかかわらず、ユーザはその経路において座席に着席可能であると判断する。なお、判断部223は、乗換えがある場合には、区間における到着駅(区間における目的地)を除く地点の混雑率が50%以下の地点が1つでもあれば、乗車位置にかかわらず、その経路において座席に着席可能であると判断する。本実施形態では、混雑率情報サーバ300には、あらかじめ統計がとられて生成された混雑率情報が記憶されており、混雑率情報サーバ300において混雑率情報が更新された場合には、混雑率情報サーバ300は経路探索サーバ200へその旨を通知する。通知を受けた経路探索サーバ200は、混雑率情報サーバ300へ取得を要求して混雑率情報を受信し、混雑率情報を記憶部230に記憶させる。
B.着席可能長さ算出処理:
図3は、経路探索サーバ200において実行される着席可能長さ算出処理のフローチャートである。この処理は、経路において着席できる着席可能長さを算出する処理である。まず、経路探索サーバ200の探索部222は、スマートフォン100から出発地及び目的地を表す情報を取得する(ステップS100)。具体的には、まず、スマートフォン100が、インターネット80を介して経路探索サーバ200にアクセスすることにより、経路探索サーバ200によって提供されるユーザインターフェースを表示部140に表示する。そして、スマートフォン100は、そのユーザインターフェースを通じてユーザから出発地及び目的地の指定を受け付け、経路探索サーバ200にそれらの情報を送信する。本実施形態では、出発地及び目的地は駅である。
経路探索サーバ200の探索部222は、出発地及び目的地を表す情報を取得すると、路線情報を参照して経路探索を実行する(ステップS150)。本実施形態では、探索部222は、出発地から目的地へ至る複数の経路を探索する。探索部222は、例えばダイクラスト法などの周知の経路探索技術に基づき経路を探索する。
経路が探索されると、判断部223は、探索された経路の中から1つの経路を選択する(ステップS200)。選択された経路において、交通機関(路線)を乗換える必要がない場合、すなわち乗換駅がない場合には(ステップS300:NO)、判断部223は、選択された経路における着席可能性を判断し、算出部224は着席可能長さを算出する(ステップS400)。
図4は、経路における着席可能性の判断処理及び着席可能長さの算出処理のフローチャートである。図4には、上述のステップS300において、選択した経路に乗換駅がない場合における処理のフローチャートが示されている。判断部223は、経路の出発駅(出発地)と到着駅(目的地)とを取得し(図4、ステップS410)、出発駅において着席可能か否かを判断する(ステップS420)。判断部223は、混雑率情報を参照して、出発駅において混雑率が50%以下であれば、出発駅において着席可能であると判断する(ステップS420:YES)。判断部223は、着席可能であると判断した駅が1つでも含まれる経路を、着席可能な経路と判断する。
出発駅において着席可能な場合には、算出部224は、路線情報を参照して、出発駅から到着駅までの乗車時間を、着席可能時間として算出する(ステップS430)。着席可能時間を算出すると、算出部224は、経路における乗車時間に対する着席可能時間の割合を、着席可能長さとして算出する(ステップS490)。出発駅において着席可能である場合には、乗車時間と着席可能時間とは等しくなり、着席可能時間の割合は100%となる。
出発駅において着席可能でない場合には(ステップS420:NO)、判断部223は、経路における着席可能性を判断するための駅を、列車のその経路における次の停車駅へ移行させる(ステップS440)。移行させた駅が到着駅ではない場合には(ステップS450:NO)、判断部223は、混雑率情報を参照して、移行させた駅において着席可能か否かを判断する(ステップS460)。移行させた駅において着席可能である場合には(ステップS460:YES)、算出部224は、移行させた駅から到着駅までの乗車時間を着席可能時間として算出し(ステップS470)、着席可能時間の割合を算出する(ステップS490)。判断部223は、移行させた駅が到着駅でない場合には、ステップS440からS460までの処理を繰り返す。
一方、移行させた駅が到着駅である場合には(ステップS450:YES)、算出部224は着席可能時間を「0」として算出し(ステップS480)、着席可能時間の割合を0%として算出する(ステップS490)。以上のようにして、選択した経路に乗換駅がない場合の着席可能長さが算出される。
図5は、経路における着席可能性の判断処理及び着席可能長さの算出処理のフローチャートである。図5には、上述のステップS300(図3)において、選択した経路に乗換駅がある場合における処理のフローチャートが示されている。乗換区間ごとの着席可能性の判断と着席可能時間の算出処理(図5、S520〜S580)は、乗換区間がない場合の経路における着席可能長さの算出処理(図4、ステップS420〜S480)と同様である。すなわち、判断部223は、その乗換区間における列車の出発駅と到着駅とを取得し(図5、ステップS510)、出発駅において着席可能か否かを判断する(ステップS520)。判断部223は、混雑率情報を参照して、出発駅において混雑率が50%以下であれば、出発駅において着席可能であると判断し(ステップS520:YES)、出発駅において着席可能な場合には、算出部224は、乗換区間における出発駅から到着駅までの乗車時間を、乗換区間における着席可能時間として算出する(ステップS530)。出発駅において着席可能でない場合には(ステップS520:NO)、判断部223は、着席可能性を判断する駅を、次の停車駅へ移行させ(ステップS540)、移行させた駅が乗換区間における到着駅ではない場合には(ステップS550:NO)、判断部223は、混雑率情報を参照して、移行させた駅において着席可能か否かを判断する(ステップS560)。移行させた駅において着席可能である場合には(ステップS560:YES)、算出部224は、移行させた駅から到着駅までの乗車時間を乗換区間における着席可能時間として算出する(ステップS570)。判断部223は、移行させた駅が乗換区間における到着駅でない場合には、ステップS540からS560までの処理を繰り返す。移行させた駅が到着駅である場合には(ステップS550:YES)、算出部224は着席可能時間を「0」として算出する(ステップS580)。
乗換区間における着席可能時間が算出されると、判断部223は、次の乗換区間がある場合には(ステップS585:YES)、ステップS510に戻り、次の乗換区間における出発駅及び到着駅を取得して(ステップS510)、着席可能時間を算出する(ステップS520〜ステップS580)。
一方、次の乗換区間がない場合には(ステップS585:NO)、算出部224は、経路における着席可能時間の割合を算出する(ステップS590)。算出部224は、乗換区間ごとの乗車時間の合計に対する、乗換区間ごとの着席可能時間の合計を、経路における着席可能時間の割合として算出する。以上のようにして、選択した経路に乗換駅がある場合の着席可能長さが算出される。
図3に戻り、着席可能長さが算出されると、判断部223は、他の経路がある場合には(図3、ステップS600:YES)、ステップS200〜ステップS500の処理を繰り返して、他の経路においても着席可能長さを算出する。他の経路がない場合には(ステップS600:NO)、決定部225は、各経路における着席可能長さに基づいて、ユーザに推奨する経路を決定する(ステップS700)。経路が決定されると、ユーザインターフェースにユーザに推奨される経路情報が表示される。以上のようにして、着席可能長さ算出処理が実施される。
図6は、着席可能長さ算出処理を具体的な数値を用いて説明するための図である。図6には、出発地がX駅であり、目的地がY駅である場合に、3つの経路が探索された場合の例を示している。経路1、経路2は乗換駅がない経路であり、経路3は乗換駅であるF駅がある経路である。判断部223によって3つの経路が探索され(図3、ステップS150)、経路1が選択された場合(図3、ステップS200)、経路1には乗換駅がないため(図3、ステップS300:NO)、判断部223は、図4に示すフローを実行する。出発駅であるX駅は、経路1の方面において、混雑率が100%であるため(図4、ステップS420:NO)、判断部223は着席可能性の判断を次の停車駅D駅へ移行させる(図4、ステップS450)。D駅の混雑率は40%であるため、判断部223は、D駅において着席可能であり、経路1は着席可能な経路と判断する(図4、ステップS460:YES)。算出部224はD駅から到着駅Y駅までの乗車時間(35分)を着席可能時間として算出する(図4、ステップS470)。算出部224は、経路1における乗車時間(45分)に対する着席可能時間(35分)の割合を78%と算出する。経路2においても同様に、算出部224は図4に示すフローを実行する。経路2においては、混雑率が50%以下の駅がないため、算出部224は経路2における乗車時間(45分)に対する着席可能時間(0分)の割合を0%と算出する。
次に、経路3が選択された場合について説明する。経路3には乗換駅があるため(図3、ステップS300:YES)、判断部223は、図5に示すフローを実行する。経路3において、X駅の混雑率は100%であり、出発駅で着席可能でなく(図5、ステップS520:NO)、F駅は乗換区間における到着駅であるため(図5、ステップS550:YES)、算出部224は、X駅からF駅までの区間において着席可能時間を0として算出する(図5、ステップS580)。次の乗換区間であるF駅からY駅では、乗換区間における出発駅であるF駅の混雑率が40%であるため、判断部223はF駅を着席可能な駅として判断し(図5、ステップS520:YES)、経路3を着席可能な経路と判断する。算出部224はF駅からY駅までの乗車時間35分を、乗換区間における着席可能時間として算出する(図5、ステップS530)。算出部224は、経路3における乗車時間(50分)に対する着席可能時間(35分)の割合を70%と算出する(図5、ステップS590)。図6に示す例では、決定部225は、経路1〜経路3のうち、着席可能時間の割合が最も大きい経路である経路1を、ユーザに推奨する経路として決定する(図3、ステップS700)。表示部140は決定された経路をユーザインターフェースに表示する。
図7は、ユーザインターフェース150の一例を示す図である。図7には、図6を用いて説明した着席可能長さ算出処理において決定された経路が、ユーザインターフェース150に表示された例を示している。図7には、出発地(X駅)と目的地(Y駅)と、検索(探索)を指定した時間と、経路情報151と、着席可能マーク153と、着席可能長さ(割合)152と、が示されている。着席可能マーク153は、その経路において着席可能であることを示すマークである。図7に示すユーザインターフェース150には、着席可能マーク153と合わせて、着席可能な駅名(例えば、F駅)が表示されている。割合152は、経路の所要時間に対する着席可能時間の割合であり、図7に示す150には、割合と合わせて、着席可能な時間(分)が表示されている。ユーザインターフェース150には、決定部225により推奨される経路順に経路情報151が表示されており、経路1、経路3、経路2の順に表示されている。
以上で説明した本実施形態のナビゲーションシステム10によれば、探索された経路において着席可能か否かを提示することができるので、乗車位置にかかわらず交通機関の座席に着席できる可能性を高めることができ、ユーザの利便性を高めることができる。
また、本実施形態では、ユーザが着席可能な長さが算出されるので、経路においてどの程度長く着席できるかをユーザに提示することができる。着席可能な長さとして、乗車時間に対する着席可能時間の割合が算出されるので、ユーザは経路の所要時間に対して着席できる時間を、把握しやすくなる。
さらに、本実施形態では、複数の経路の中から着席可能長さが長い経路がユーザに推奨する経路として決定されるので、ユーザが経路を選択する手間を省くことができ、ユーザの利便性を高めることができる。
また、本実施形態では、経路において乗換えがある場合であっても、乗換えがある経路において着席可能か否かが提示されるので、乗換えがある場合であっても着席可能か否かを提示することができる。
さらに、ユーザインターフェース150には、経路と、着席可能であることを示すマークとが表示されるので、ユーザは経路において着席可能であるか否かを容易に判断することができる。
C.変形例:
C1.変形例1:
上記実施形態では、判断部223は、混雑率50%以下であれば、ユーザは乗車位置にかかわらず座席に着席可能であり、その経路は着席可能な経路であると判断している。これに対して、判断部223は、混雑率が50%より少ない値、例えば40%や30%であるときに着席可能であると判断してもよい。少ない値に基づいて着席可能であると判断されれば、着席できる可能性のより高い経路を提示することができる。着席可能性を判断するための混雑率の値(閾値)は、所定のユーザインターフェースを通じて、例えば、70%、60%、50%、40%などの値を、ユーザが経路探索サーバ200に任意に設定できるようにしてもよい。例えば、乗車位置で先頭や前方で待機できる場合など、空いている座席に素早く座ることの可能な場合には、混雑率の閾値が70%であっても着席できる可能性が高いと考えられる。このような高い値に基づいて着席可能であると判断されれば、着席できる可能性の高い経路をより多く提示することができる。
C2.変形例2:
上記実施形態では、混雑率情報には、それぞれの駅(地点)について、その駅に乗り入れる路線及び方面ごとに、列車(交通機関)の発車時刻が記録されている。そして、各発車時刻には、その時刻に発車する列車の混雑率が対応付けられている。これに対して、混雑率情報は、交通機関の発車時間帯に、その時間帯に発車する交通機関の混雑率が対応付けられていてもよい。
C3.変形例3:
上記実施形態では、着席可能長さは、経路の乗車時間に対する着席可能時間の割合である。これに対し、着席可能な地点から目的地までの時間を、着席可能長さとしてもよい。このようにすれば、割合を算出する場合と比較して、経路探索サーバ200の負荷を軽減することができる。
C4.変形例4:
上記実施形態では、算出部224は、経路の所要時間として乗車時間を算出して、乗車時間に対する着席可能時間の割合を算出している。これに対し、算出部224は、乗換がある場合には、経路の乗車時間にかえて、乗換に要する時間を含めた時間を、経路の所要時間として算出してもよい。このようにすれば、乗換に時間がかかる場合には、着席可能時間の割合が減少するため、出発地から目的地までの乗換にかかる時間を含めた所要時間に対して、交通機関の座席に着席できる割合を提示できる。
C5.変形例5:
複数の経路が探索され、着席可能な経路が複数ある場合には、決定部225は、交通機関に連続して着席可能な経路を推奨してもよい。決定部225は、例えば乗換えがある経路と乗換えがない経路の着席可能長さが同じ場合には、乗換えがない経路を推奨してもよい。このようにすれば、ユーザに着席し続けることのできる経路を提示することができる。
C6.変形例6:
上記実施形態では、ユーザインターフェース150には、経路情報151と、着席可能性を示すマーク153とが表示されている。これに対し着席可能性を示すマーク153は、着席可能長さがある閾値を超えた場合に表示されてもよい。例えば、表示部140は、着席可能時間の割合が80%、70%を超えた経路に対して着席可能性を示すマーク153を表示してもよいし、着席可能時間が例えば10分、20分を超えた経路に対してマーク153を表示してもよい。着席可能性を示すマーク153が表示される閾値は、所定のユーザインターフェースを通じて、ユーザが経路探索サーバ200に任意に設定できるようにしてもよい。また、経路における着席可能性は、図7に示すマーク153以外の他の方法でユーザに通知されてもよく、例えばスピーカ130により音声で通知されてもよい。
C7.変形例7:
上記実施形態では、図3に示した着席可能長さ算出処理を経路探索サーバ200が実行している。これに対して、この処理は、スマートフォン100が実行してもよい。この場合、スマートフォン100は、道路情報や路線情報、混雑率情報を、自己の記憶装置に記憶していることが好ましい。また、道路情報や路線情報、混雑率情報は、混雑率情報サーバ300や経路探索サーバ200以外の他のサーバ200に記憶されていてもよい。また、混雑率情報が混雑率情報サーバ300以外の他のサーバや他の端末の記憶部に記憶される場合には、混雑率情報サーバ300は省略されてもよい。この変形例により、例えば、スマートフォン100が探索部222と、判断部223と、を備えるナビゲーション装置として機能するようにすることも可能である。なお、経路探索サーバ200が探索部222と、判断部223と、を備えるナビゲーション装置として機能するようにすることも可能である。
C8.変形例8:
上記実施形態では、図3に示した着席可能長さ算出処理において、出発地及び目的地として駅が指定された場合の例を示している。これに対して、経路探索サーバ200は、出発地及び目的地は、駅に限られず、ユーザの現在地や、施設などであってもよい。この場合、ナビゲーションシステム10において、探索部222は、記憶部230に記憶された道路情報を参照し、例えば、出発地に最も近い駅(最寄り駅)を出発駅として特定し、目的地に最も近い駅を到着駅として特定することが好ましい。
C9.変形例9:
上述の実施形態では、混雑率情報サーバ300には、あらかじめ統計がとられて生成された混雑率情報が記憶されている。これに対し、混雑率情報サーバ300には、以下(a)〜(d)に示す方法や、それ以外の種々の方法で取得、又は生成された混雑率情報が記憶されてもよい。
(a)混雑率情報サーバ300がそれぞれの駅(地点)について、その駅に乗り入れる路線及び方面ごとに、列車(交通機関)の発車時刻ごとの混雑率を、交通機関などの運営会社などの他のサーバから取得する。
(b)混雑率情報サーバ300が、それぞれの駅(地点)について、その駅に乗り入れる路線及び方面ごとに、列車(交通機関)の発車時刻ごとの座席数を、例えば、交通機関の運営会社のサーバから取得する。混雑率情報サーバ300は、時刻と、列車の位置情報と、その列車における位置情報を発信する端末の数とに基づいて、列車に乗車している人数を推定する。混雑率情報サーバ300は、座席数に対する推定された人数の割合を、混雑率として算出して、混雑率情報を生成する。
(c)混雑率情報サーバ300が、SNS(Social Networking Service)に投稿された情報の中から、列車の混雑具合に関するキーワードや、写真を含む情報を収集する。混雑率情報サーバ300は、投稿に含まれるキーワード(例えば、「〜駅」「座れた」「満員」「ラッシュ」「〜時〜分発」「〜行き」)や、情報を投稿した端末の位置情報や、情報が投稿された時刻情報を基に、駅と列車と時刻と混雑率とを推定して、混雑率情報を生成する。
(d)混雑率情報サーバ300が、駅に設置された改札機から所定の信号を受信することにより、直前の発車時刻からその発車時刻までに改札機を通過した人数をカウントし(ステップS1)。改札機から受信した信号に、定期券あるいは特急券の情報が含まれている場合には、乗客が乗車する路線及び方面をその情報から判別して、判別された路線及び方面に対して人数を加算する。これに対して、乗客が乗車券のみを使用した場合など、改札機から受信した信号に定期券や特急券の情報が含まれていない場合には、混雑率情報サーバ300は、その駅に乗り入れるすべての路線及び方面に対して人数を加算する。続いて、混雑率情報サーバ300は、ステップS1でカウントした人数を、対象の列車の座席数で除することにより、混雑率を算出する(ステップS2)。つまり、混雑率情報サーバ300は、以下の式(1)に基づき、混雑率を算出する。
混雑率=(ステップS1でカウントした人数)/(対象列車の座席数) …(1)
混雑率情報サーバ300は、以上で説明した混雑率算出ルーチンを、各駅及び各発車時刻の列車に対して実行して、混雑率情報を生成してもよい。なお、上述したように、乗客の利用する路線や方面が判別できない場合には、すべての路線及び方面に対して人数が加算される。そのため、この場合の「混雑率」は、正確にその列車の混雑率を表すものではない。しかし、このような混雑率であっても、着席できる可能性があるか否かについて、ある程度の傾向を把握することは可能である。なお、混雑率情報サーバ300が行う上記(a)〜(d)の処理は、経路探索サーバ200や他のサーバが行ってもよい。
C10.変形例10:
上記実施形態では、列車の経路を探索するナビゲーションシステムに本発明を適用している。これに対して、例えば、バスや船など、他の交通機関の経路を探索するナビゲーションシステムに本発明を適用してもよいし、列車とバス、バスと船、列車とバスと船など輸送手段が異なる交通機関を含めた経路を探索するナビゲーションシステムに本発明を適用してもよい。
C11.変形例11:
上記実施形態では、判断部223がその経路において着席可能であると判断した場合には、算出部224は、着席可能な駅から到着駅までの乗車時間を、着席可能長さとして算出している。これに対し、判断部223により判断された経路における着席可能性をユーザに提示することとし、算出部224の処理を省略してもよい。この場合、経路探索サーバ200は算出部224を備えていなくともよい。また、決定部225は、複数の経路が探索された場合には、着席可能性に基づいて推奨する経路を決定している。これに対し、経路探索サーバ200は、複数の経路の着席可能性や着席可能長さを、例えば目的地への到着時間の短い順に提示することとし、決定部225の処理を省略してもよい。この場合、経路探索サーバ200は決定部225を備えていなくともよい。また、探索部222は、一つの経路を探索することとしてもよい。
C12.変形例12:
上記実施形態では、端末装置としてスマートフォン100を適用している。しかし、端末装置はスマートフォンに限らず、例えば、一般的な携帯電話(フィーチャーフォン)や、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、携帯情報端末(PDA)、携帯音楽プレーヤ、携帯型ゲーム機、カーナビゲーションシステム、ポータブルナビゲーションシステム(PND)、ウェアラブル端末など、様々な装置によって構成することが可能である。
C13.変形例13:
上記実施形態では、探索部222は、出発地及び目的地を基に、出発地から目的地へ至る複数の経路を探索している。これに対し、探索部222は、出発地と、目的地と、時刻と、を基に出発地から目的地へ至る複数の経路を探索してもよい。この場合、経路探索を開始する時刻は、ユーザが指定した時刻や、現在時刻を用いる。また、探索部222は、探索条件の時刻を基準として出発地から目的地へ最も早く到着する乗車時間に対して、所定時間内に目的地へ到着可能な複数の経路を探索するようにしてもよい。例えば、図7に示す例では、探索条件の時刻である11時55分を基準として出発地から目的地へ最も早く到着する乗車時間は、経路2の40分である。乗車時間40分の例えば2倍の時間を所定時間とした場合には、探索条件の時刻である11時55分を基準として13時15分までの範囲内(所定時間内)で目的地に到着する経路を探索してもよい。そして、探索された各経路について交通機関の座席に着席できる着席可能性を判断してもよい。このようにすれば、例えば目的地へ到着するための時刻に余裕がある場合には、より複数の経路が探索されるので、着席可能な交通機関が提示される可能性が高まるため、ユーザの利便性を向上させることができる。なお、この所定時間は、ユーザが経路探索サーバ200に任意に設定できるようにしてもよい。
C14.変形例14:
上記実施形態では、図3のステップS150において経路探索を行った複数の経路のそれぞれについて、交通機関の座席に着席できる着席可能性を判断し、ステップS700において、各経路における着席可能性に基づいて、ユーザに推奨する経路を決定している。これに対し、ステップS700において各経路における着席可能性に基づいて着席可能な経路をユーザに推奨することができない場合(例えば、着席可能な経路がない場合)には、ステップS150に移行し、経路を探索する条件を最初の条件よりも緩和させて、探索条件の時刻を基準として出発地から目的地へ最も早く到着する時間に対して前後所定時間内に目的地へ到着可能な複数の経路を探索するようにしてもよい。なお、この前後所定時間は、ユーザが経路探索サーバ200に任意に設定できるようにしてもよい。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…ナビゲーションシステム
70…通信キャリア
80…インターネット
100…スマートフォン
110…制御部
120…無線通信部
124…タッチパネル
128…マイク
130…スピーカ
136…GPS受信機
140…表示部
150…ユーザインターフェース
151…経路情報
152…割合
153…着席可能マーク
200…経路探索サーバ
210…通信部
220…制御部
222…探索部
223…判断部
224…算出部
225…決定部
230…記憶部
300…混雑率情報サーバ

Claims (9)

  1. ナビゲーションシステムであって、
    各交通機関の乗り入れ可能な地点のつながり状態を表す路線情報を記憶する路線情報記憶部と、
    前記路線情報を参照して、出発地から目的地までの経路を探索する探索部と、
    前記地点ごとに、前記各交通機関の時間ごとの混雑率を表す混雑率情報を記憶する混雑率情報記憶部と、
    探索された前記経路に含まれる地点における前記混雑率情報を参照して、探索された前記経路において前記交通機関の座席に着席できる着席可能性を判断する判断部と、
    探索された前記経路において着席可能である場合には、前記交通機関の座席に着席できる長さを算出する算出部と、を備える、
    ナビゲーションシステム。
  2. 請求項1に記載のナビゲーションシステムであって、
    前記算出部は、前記長さとして、探索された前記経路の所要時間に対して着席可能な時間の割合を算出する、ナビゲーションシステム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のナビゲーションシステムであって、
    前記判断部は、探索された前記経路に含まれ前記交通機関の目的地を除く地点における前記混雑率情報が所定の閾値以下である場合に、前記経路において前記交通機関の座席に着席可能であると判断する、ナビゲーションシステム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のナビゲーションシステムであって、
    前記探索部は、前記出発地から前記目的地までの複数の経路を探索し、
    前記判断部は、探索された前記複数の経路における前記着席可能性をそれぞれ判断する、ナビゲーションシステム。
  5. 請求項4に記載のナビゲーションシステムであって、
    前記複数の経路における前記着席可能性に基づいて、ユーザに推奨する前記経路を決定する決定部を備える、ナビゲーションシステム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のナビゲーションシステムであって、
    前記判断部は、探索された前記経路において前記交通機関の乗換がある場合には、乗換えられる前記交通機関ごとに前記着席可能性を判断して、乗換えられる前記交通機関ごとの前記着席可能性に基づいて、探索された前記経路における前記着席可能性を判断する、ナビゲーションシステム。
  7. 各交通機関の乗り入れ可能な地点のつながり状態を表す路線情報を記憶する路線情報記憶部を参照して、出発地から目的地までの経路を探索する探索部と、
    前記地点ごとに、前記各交通機関の時間ごとの混雑率を表す混雑率情報を記憶する混雑率情報記憶部を参照して、探索された前記経路において前記交通機関の座席に着席できる着席可能性を判断する判断部と、
    探索された前記経路において着席可能である場合には、前記交通機関の座席に着席できる長さを算出する算出部と、を備える、
    ナビゲーション装置。
  8. ナビゲーション方法であって、
    コンピュータが、各交通機関の乗り入れ可能な地点のつながり状態を表す路線情報を記憶する路線情報記憶部を参照して、出発地から目的地までの経路を探索する探索工程と、
    コンピュータが、前記地点ごとに、前記各交通機関の時間ごとの混雑率を表す混雑率情報を記憶する混雑率情報記憶部を参照して、探索された前記経路において前記交通機関の座席に着席できる着席可能性を判断する判断工程と、
    探索された前記経路において着席可能である場合には、前記交通機関の座席に着席できる長さを算出する算出工程と、を備える、
    ナビゲーション方法。
  9. コンピュータプログラムであって、
    各交通機関の乗り入れ可能な地点のつながり状態を表す路線情報を記憶する路線情報記憶部を参照して、出発地から目的地までの経路を探索する機能と、
    前記地点ごとに、前記各交通機関の時間ごとの混雑率を表す混雑率情報を記憶する混雑率情報記憶部を参照して、探索された前記経路において前記交通機関の座席に着席できる着席可能性を判断する機能と、
    探索された前記経路において着席可能である場合には、前記交通機関の座席に着席できる長さを算出する機能と、をコンピュータに実現させる、
    コンピュータプログラム。
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