JP6607699B2 - 検出装置及び検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、検出範囲に置かれた物を検出する検出装置及び検出方法に関する。
検出範囲に置かれた物を検出する方法として、赤外線センサなどを用いる方法がある。赤外線センサなどの光学系を用いる方法では、検出範囲の両端となる位置それぞれに、発光素子を有する発光部と、受光素子を有する受光部と、を対向させて配置する。そして発光素子から検出範囲に一定の発光強度で光を照射し、照射された光を受光素子が受光し、受光した光量の変化に基づいて、検出範囲に物が置かれていることを検出する。この光学系を用いた方法は、例えば、棚の上に置かれた忘れ物などを検出する装置に採用されている。
関連する技術として、個人向設備に設けられた物受止部(棚など)に忘れ物があるときに、物検出器(光学系を用いた検出装置)が忘れ物を検出すると、忘れ物があることを警告手段を用いて警告する、忘れ物防止装置が知られている。特許文献1を参照。
特開平09−083682号公報
しかしながら、上述した方法では、既に検出範囲に物が置かれている場合、新たに検出範囲に物が置かれても、新たに置かれた物を検出することができない。
本発明の一側面に係る目的は、検出範囲にある物を精度よく検出する検出装置及び検出方法を提供することである。
本発明に係る検出装置は、設備内の所定位置に設けられ、検出範囲に置かれた物を検出する検出装置であって、複数の発光素子と、前記発光素子それぞれが出力する光を受光する複数の受光素子と、前記設備が利用されていない状態において、前記発光素子を所定の順番で発光させ、前記発光素子ごとに前記受光素子が受光した光量が計測範囲になるよう前記発光素子の発光強度を調整し、前記調整の下で各受光素子が受光した光量を調整時の光量として取得し、前記設備が利用されている状態において、調整した前記発光強度で、前記発光素子それぞれを所定の順番で発光させ、前記発光素子ごとに前記受光素子が受光した光量を利用状態の光量として取得し、前記利用状態の光量が前記調整時の光量に対して、所定以上変化した場合、前記検出範囲に物が置かれていると判定する処理部と、を備え、更に、前記処理部は、前記検出範囲に物が置かれていると判定した場合、現在の光量それぞれと、前記現在の光量それぞれに対応する前記計測範囲にした前記光量それぞれと、を個別に比較し、前記所定光量以上変化した光量を検出し、検出した前記光量を受光した際に発光させていた発光素子を検出し、検出した前記発光素子の発光強度を強くする方向で調整し、検出した前記光量に対応する第一の光量を取得し、前記第一の光量を取得した後、更に前記検出範囲に物が置かれていると判定した場合に、検出した前記発光素子の発光強度を前記第一の光量を取得した際の調整した発光強度にし、検出した前記光量に対応する第二の光量を取得し、前記第二の光量が前記第一の光量に対して所定以上変化した場合、前記検出範囲に前記物とは異なる新たな物が置かれたと判定する。
検出範囲にある物を精度よく検出することができる。
検出装置の一実施例を示す図である。 検出装置の動作(全体)の一実施例を示すフロー図である。 検出装置の動作(処理A)の一実施例を示すフロー図である。 検出装置の動作(処理B)の一実施例を示すフロー図である。 検出装置の動作(処理C)の一実施例を示すフロー図である。 検出装置の動作(処理2)の一実施例を示すフロー図である。 検出装置の動作(処理3)の一実施例を示すフロー図である。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
<実施形態1>
図1は、検出装置の一実施例を示す図である。検出装置1は、発光部2、受光部3、処理部4、検出部6、出力部7を備える。検出装置1は、例えば、利用者が個別利用する設備などに設置され、利用者が設備内の所定位置(棚板5など)に物を忘れた場合に、忘れ物を検出し、利用者に忘れ物があることを知らせる装置である。検出装置1を設置する設備としては、例えば、トイレなどが考えられる。ただし、検出装置1は、利用者が個別に利用する設備だけではなく、複数の利用者が一時共用するような設備に設置してもよい。
図1に示す発光部2と受光部3は、設備に設けられた荷物を置く棚板5などの両端に対向して配置される。
発光部2は、棚板5の一方端に配置され、複数の発光素子8aから8eを有する。発光素子8は、例えば、LED(Light Emitting Diode)などが考えられる。LEDの種類としては広角タイプの赤外線LEDを用いることが望ましい。また、発光素子8aから8eは、矩形波(パルス)あるいは正弦波などの一定周期Tの信号を用いて、発光と休止を交互に切り替えるように、処理部4により制御される。一定周期の信号として矩形波を用いる理由は、外乱光の影響を抑えることができるためで、SN(Signal Noise)比を向上させることができる。また、矩形波を用いることで、短時間に大きな電流をLEDに流すことができるため、短時間に発光素子8の発光強度を大きくすることができる。また、一定周期の信号として矩形波を用いる場合には、例えば、周波数及びデューティ比((発光時間/一定周期T)/100)を、周波数を約1k[Hz]とし、デューティ比を1[%]から25[%]とすることが考えられる。発光強度は、例えば、発光素子8に通電する電流値、デューティ比(又は発光時間)などにより決定される。
受光部3は、棚板5の他方端に配置され、発光素子8aから8eそれぞれが出力する光を受光する複数の受光素子9aから9eを有する。受光素子9は、フォトトランジスタ、フォトダイオードなどの光センサが考えられる。例えば、広角タイプの赤外線用フォトトランジスタを用いることが望ましい。なお、受光素子9により受光した光には定常的に外乱光が含まれている可能性があるため、受光した光量に対応する信号(例えば、直流と交流からなる信号)から直流成分をカットすることが望ましい。更に、直流成分をカットした信号に移動平均などの信号処理を施して電圧値に変換し、この電圧値を受光光量(光量)として用いることが望ましい。
検出部6は、設備の利用状態を検出するセンサで、例えば、磁気スイッチ、赤外線センサ、圧力センサ、焦電センサ、超音波センサ、電波センサなどが考えられる。設備の利用状態とは、例えば、設備の出入口に設けられている扉の開閉、及び、設備の利用状況(入室あるいは退室)などの状態である。
出力部7は、設備の利用者に棚板5に物が置かれていること(忘れ物があること)を知らせる機器で、例えば、LED表示、スピーカアナウンス、照光表示、LCD(Liquid Crystal Display)表示、ブザーなどが考えられる。
図1においては棚板5上のドット部分は、発光素子8aから8eが照射した光を受光素子9aから9eが受光する範囲(検出範囲10)である。また、図1では発光素子8の数量(m個)と受光素子9の数量(n個)をそれぞれ5個にしたが5個に限定されない。また、発光素子8と受光素子9の数量は同じでなくてもよい。
処理部4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)を用いた回路が考えられる。なお、処理部4は記憶部を備えている。
処理部4は、m個の発光素子8を所定の順番で発光強度に基づいて発光させ、発光素子8ごとにn個の受光素子9が受光した光量(m×n個の光量:光量情報)を取得する。図1では、5個の発光素子8aから8eと、5個の受光素子9aから9eと、があるので、5個×5個=25個の光量PD1からPD25を取得することができる。例えば、発光素子8aから8eの順番で発光させたときの光量PD1からPD25は以下のように示すことができる。発光強度は、m個の発光素子8に対してm個の設定ができるようにしてもよいし、発光素子8と受光素子9との組ごとm×n個の設定ができるようにしてもよい。
PD1 :発光素子8aと受光素子9aとの組の光量
PD2 :発光素子8aと受光素子9bとの組の光量
PD3 :発光素子8aと受光素子9cとの組の光量
PD4 :発光素子8aと受光素子9dとの組の光量
PD5 :発光素子8aと受光素子9eとの組の光量
PD6 :発光素子8bと受光素子9aとの組の光量

PD10:発光素子8bと受光素子9eとの組の光量
PD11:発光素子8cと受光素子9aとの組の光量

PD15:発光素子8cと受光素子9eとの組の光量
PD16:発光素子8dと受光素子9aとの組の光量

PD20:発光素子8dと受光素子9eとの組の光量
PD21:発光素子8eと受光素子9aとの組の光量

PD25:発光素子8eと受光素子9eとの組の光量
ここで、光量は、受光した光を電圧などの信号に変換し、その信号に対して信号処理を施して得られる値である。信号処理は、例えば、受光素子9により受光した光に定常的に含まれている外乱光の影響を信号からカットし、外乱光の影響をカットした信号を移動平均し、その値を光量とする処理である。よって、処理部4は、信号処理を実現するための回路あるいは機能も有している。
更に、処理部4は、設備が利用されていない状態において、発光素子8aから8eを所定の順番で発光させ、発光素子8aから8eごとに受光素子9aから9eが受光した光量を取得し、受光した光量を所定精度で計測可能な計測範囲になるよう発光素子8aから8eの発光強度を最適化調整する(処理A)。処理Aは、設備を利用していない状態における検出範囲10の状態を記憶する処理である。
ここで、最適化調整とは、受光した光量を所定精度で計測可能な計測範囲になるよう発光素子8の発光強度を調整することである。
利用者が設備を利用していない状態とは、利用者が設備を利用する前(入室する前)、あるいは、利用者が設備を利用した後に次の利用者が設備を利用する前(退室した後から次に入室する前)の状態である。
処理Aでは、設備を利用していない状態において、検出範囲10に物が置かれていない状態、又は、物が置かれている状態、であっても、発光強度を調整して受光した光量を計測範囲にする。そして調整した発光強度(発光強度B)と、計測範囲に調整したm×n個の光量(光量情報B)と、を有する基準情報Bを、設備を利用していないときの検出範囲10の状態を示す情報とし、処理部4が記憶部に記憶する。
ここで、計測範囲とは、受光素子9が受光した光を信号に変換する、処理部4に含まれる受光回路が、受光した光を精度よく計測できる適正な範囲で、受光した光を変換した信号が飽和しない範囲で、かつ、受光した光と信号との相関関係が直線性を失わない範囲である。
このように処理Aを実行することで、発光強度を調整して受光した光を精度よく計測可能な適正範囲にすることで、受光回路の受光感度を相対的に広くすることができる。
また、検出範囲10に物がない場合には発光強度を最小にする。すなわち発光時間を短くする。その結果、発光素子8の電力損失負担が少なくなるとともに、発光素子8の耐久性を上げられるので、製品の稼働寿命を延ばすことができる。
なお、処理Aの動作については、後述する図2のステップS4、図3のステップS301からS307を用いて詳細を説明する。
次に、処理部4は、設備が利用されている状態において、処理Aにおいて調整した発光強度(発光強度B)に固定して、発光素子8aから8eそれぞれを所定の順番で発光させ、発光素子8aから8eごとに受光素子9aから9eが受光したm×n個の光量(現在の計測した光量情報:計測情報)が、計測範囲にしたm×n個の光量(光量情報B)より、所定光量以上変化したか否かを判定し、所定光量以上変化した場合、検出範囲10に物があると判定する(処理B)。処理Bは、設備が利用されている状態における検出範囲10の状態を記憶する処理である。利用者が設備を利用している状態とは、利用者が設備に入室している状態である。所定光量は、検出範囲に物がある否かを判定するために用いる閾値で、実験やシミュレーションにより求めることができる。
判定方法としては、(A)(B)(C)の方法が考えられる。
(A)計測情報のm×n個の光量と、光量情報Bのm×n個の光量と、を個別に比較(図1の例では上記説明したPD1からPD25に対応する光量同士を比較)し、それぞれが所定光量(個別用所定光量)以上変化したか否かを判定する方法。なお、(A)の方法では、更に、所定光量以上変化した数量を求め、数量が所定数量以上のときに物があると判定してもよい。
(B)計測情報を合計した総光量と、光量情報Bを合計した総光量と、を比較し、所定光量(総光量用所定光量)以上変化したか否かを判定する方法。
(C)(A)個別の判定及び(B)総量の判定を用いて判定する方法。
(A)の方法は、例えば、発光素子8が照射して受光素子9が受光したm×n個の光束のうち一つの光束を僅かに遮るように物が置かれている場合に有効である。一つの光量(図1の例では光量PD1からPD25のいずれか一つ)の変化の割合は、すべての光量を合計した総光量(図1の例では光量PD1からPD25を合計した光量)の変化の割合より、大きくなるため検出精度が向上する。図1において、一つの光束における光量の変化が20[%]の場合に、総光量での変化は4[%]となるので、(A)の方法は(B)の方法より検出精度がよくなる。
(B)の方法は、例えば、物が複数の光束に跨り、僅かに複数の光束を遮断した場合に有効である。図1において、仮にすべての光束を僅かに遮る物がある場合に、光束それぞれの光量の変化が4[%]である場合、総光量では20[%]の変化となる。
なお、所定光量は個別用と総量用とで異なる値を用いてもよい。
(C)の方法は、(A)の方法と(B)の方法とを組み合わせることで、更に検出精度を向上させる方法である。すなわち、(A)の方法あるいは(B)の方法のいずれかで、光量の変化が所定光量を超えていると判定されていれば、検出範囲10に物があると判定する。
なお、処理Bの動作については、後述する図2のステップS5、図4のステップS401からS410で詳細を説明する。
検出装置の動作について説明する。
図2は、検出装置の動作(全体)の一実施例を示すフロー図である。なお、以降の説明及び図2に記載されている、設備に設けられている入退室用の扉は、設備を利用しているとき(入室しているとき)利用者により閉められ、利用していないとき(退室しているとき)には扉は常時開いているものとする。
ステップS1では、処理部4が基準情報Aの取得及び初期設定をする。基準情報Aは、検出装置1が設置される環境において、検出範囲10に物が置かれていない初期状態において計測した、m個の発光素子8の発光強度Aと、m×n個の受光素子9の光量(光量情報A)と、を有する。
基準情報Aの発光強度Aは、初期状態において、m個の発光素子8を順番に発光させたときに、受光素子9が受光したm×n個の光量がすべて受光素子9の適正な計測範囲に収まるように、調整された発光強度である。基準情報Aの光量情報Aは、調整された発光強度でm個の発光素子8を順番に発光させ、n個の受光素子9が受光した適正な計測範囲のm×n個の光量である。なお、基準情報Aの発光強度A及び光量情報Aは、発光部2と受光部3との距離や周辺環境などに依存するため、電源投入時又はリセット時などに行われる。
初期設定では、後述する基準情報B及び基準情報Dに基準情報Aと同じ情報を一時記憶し、更に、後述する判定フラグC及び判定フラグEを初期状態にする。例えば、判定フラグC及び判定フラグEに「0」を設定する。
ステップS2では、検出部6により設備の状態を取得して、処理部4が開扉か否かを判定する。開扉の場合(Yes)にはステップS3に移行し、開扉でない場合(No)にはステップS5(処理B)に移行する。処理Bについては図4を用いて後述する。
開扉の場合とは(1)(2)の状態が考えられる。
(1)閉じられていた扉が開いた状態(退室時)、例えば、利用者が設備から退室するために、閉じていた扉が開かれる状態である。
(2)扉が継続して開かれている状態、例えば、利用者が設備を利用する前、あるいは、利用者が設備に入室した後まだ扉が閉じられていない状態である。
開扉でない場合とは(3)の状態である。
(3)開いていた扉を閉めた状態、例えば、利用者が設備に入室した後に扉を閉めた状態である。
ステップS3では、検出部6により設備の状態を取得して、処理部4が退室をしたか否かを判定する。すなわち(1)の状態であるか否かを判定する。(1)の状態である場合(Yes)にはステップS7に移行し、(2)の状態である場合(No)にはステップS4(処理A)、S6(処理C)の順に移行する。処理A、Cについては図3、5を用いて後述する。
ステップS7では、利用者が設備から退室したと判定されたとき((1)の状態)、処理部4が基準情報Dを取得して記憶する。ステップS7に移行してくる場合とは、ステップS5で利用者が設備を利用しているとき(扉が閉状態のとき)に処理Bが実行され、ステップS2で利用者が設備を出ると判定(扉が開状態になったと判定)され、ステップS3で利用者が退室したと判定(扉が閉状態から開状態になったと判定)された場合である。
基準情報Dは、(1)の状態における発光強度Dと光量情報Dとを有し、後述するステップS6の処理Cにおいて用いる情報である。
ここで、処理Cは、利用者が扉を開けたまま、先に検出範囲10に物を置き、その後、扉を閉状態にし、検出範囲10に物を置いたまま退出する状態((2)の状態)が考えられるため、そのような状態においても、検出範囲10に物が置かれたか否かを判定するための処理である。
発光強度Dは、処理Bで用いた固定した発光強度Bと同じである。光量情報Dは、発光素子8それぞれを所定の順番で発光強度Dに基づいて発光させ、m個の発光素子8ごとにn個の受光素子9が受光したm×n個の光量(光量情報D)である。
ステップS8では、処理部4が後述するステップS6の処理Cにおいて、検出範囲10に物があるか否かを判定した結果を用いて、物があると判定されていた場合(Yes)にはステップS9に移行し、物がないと判定されていた場合(No)にはステップS10に移行する。例えば、処理Cの判定結果として、判定フラグEに「1」が設定される場合(Yes)にはステップSに移行し、判定フラグEに「0」が設定される場合(No)にはステップS10に移行する。
処理部4は、後述するステップS6の処理Cにおいて、ステップS7で記憶した基準情報Dの発光強度Dを用いて再計測した光量情報(計測情報D)と、ステップS7で記憶した基準情報Dの光量情報Dと、を比較し、所定光量以上変化した場合、検出範囲10に物があると判定された場合に、判定フラグEに「1」を設定する。判定には上記説明した(A)から(C)の方法のいずれか一つを用いる。
ステップS9では、処理部4が出力部7に、検出範囲10に物があることを出力させる。すなわち、利用者に忘れ物があることを知らせる。
ステップS10では、処理部4が後述するステップS5の処理Bにおいて((3)の状態において)、検出範囲10に物があるか否かを判定した結果を用いて、物があると判定されていた場合(Yes)にはステップS11に移行し、物がないと判定されていた場合(No)にはステップS2に移行する。例えば、処理Cの判定結果として、判定フラグCに「1」が設定されている場合にはステップS11に移行し、判定フラグCに「0」が設定されている場合(No)にはステップS2に移行する。
処理部4は、後述するステップS5の処理Bにおいて、検出範囲10に物があると判定された場合に、判定フラグCに「1」を設定する。判定には上記説明した(A)から(C)の方法のいずれか一つを用いる。
ステップS11では、処理部4が出力部7に、検出範囲10に物があることを出力させる。すなわち、利用者に忘れ物があることを知らせる。
なお、ステップS9で検出範囲10に物があることを出力した場合には、ステップS11で出力しなくてもよい。又は、ステップS9で検出範囲10に物があっても、ステップS9で検出範囲10に物があることを出力せずに、ステップS11まで待って出力してもよい。
処理Aについて説明する。
図3は、検出装置の動作(処理A)の一実施例を示すフロー図である。処理A(ステップS4)は、図3に示すステップS301からS307で実行される処理で、設備を利用する前の状態((2)の状態)の発光強度及び光量情報(基準情報B)を取得する処理である。
基準情報Bは、(2)の状態における発光強度Bと光量情報Bとを有する。また、基準情報Bを取得する場合、開扉中において検出範囲10に、物がない状態(忘れ物がない状態)、あるいは、物がある状態(既に物がある状態、忘れ物がある状態)がある。発光強度Bは、m×n個の光量を適正な計測範囲に調整する発光強度である。光量情報Bは、発光強度Bを用いて計測したm×n個の光量である。
ステップS301で、処理部4は、扉が開いている場合に、m×n個の光量が所定精度で計測可能な計測範囲に収めるように、m個の発光強度を調整し、m個の発光強度を発光強度Bとして記憶する。
ただし、m×n個の光量が所定精度で計測可能な計測範囲に収めることができない場合には設備の外部にある管理者に通信などを用いて知らせる。
ステップS302からS307で、処理部4は、調整した発光強度Bを用い、m個の発
光素子8を順番(i=1からmの順番)に発光させ(ステップS303)、m×n個の光
量(光量情報B)を取得し(ステップS304)、発光強度B及び光量情報Bを基準情報
Bとして記憶する(ステップS307)。その後、処理Aを終了して図5の処理C(ステップS501)に移行する。
ただし、ステップS301で調整した発光強度Bと、ステップS301で発光強度Bに基づいて計測範囲に収めたm×n個の光量(光量情報)と、をステップS302の基準情報Bとして用いてもよい。その場合には、ステップS302からS305の処理はなくてもよい。
処理Bについて説明する。
図4は、検出装置の動作(処理B)の一実施例を示すフロー図である。処理B(ステップS5)は、図4に示すステップS401からS410で実行される処理で、(3)の状態つまり閉扉中において、検出範囲10に物があるか否かを判定する処理である。
ステップS401では処理部4が基準情報Bを記憶する。処理部4は、扉が閉まると、m×n個の光量を適正な計測範囲に調整する処理(処理A)を停止させ、m個の発光素子8それぞれの発光強度を基準情報Bの発光強度Bに固定する。
ステップS402からS407では、処理部4が記憶した発光強度Bを固定して用い、m個の発光素子8を順番(i=1からmの順番)に発光させ(ステップS403)、m×n個の光量(現在の光量情報)を取得し(ステップS404)、計測情報として記憶する(ステップS407)。
ステップS408では、(3)の状態において、検出範囲10に物があるか否かを処理部4が判定する。すなわち、光量情報Bと計測情報とを処理部4が比較する。処理部4が物がないと判定した場合(Yes)にはステップS409に移行し、物があると判定した場合(No)にはステップS410に移行する。判定には上記説明した(A)から(C)の方法のいずれか一つを用いる。
ステップS409では、物がないので処理部4が判定フラグCに「0」を設定する。ステップS410では、物があるので処理部4が判定フラグCに「1」を設定する。その後、処理Bを終了してステップS2に移行する。
処理Cについて説明する。
図5は、検出装置の動作(処理C)の一実施例を示すフロー図である。処理C(ステップS6)は、図5に示すステップS501からS505で実行される処理で、利用者が扉を開けたまま、先に検出範囲10に物を置き、その後、扉を閉状態にし、検出範囲10に物を置いたまま退出する状態((2)の状態)において、検出範囲10に物があるか否かの判定をし、物がある場合には判定フラグEに「1」を設定し、物がない場合にはステップS1で説明した初期設定をする、処理である。
ステップS501からS503では、(2)の状態において、図2のステップS7で記憶した発光強度Dを用いて再計測した光量情報(計測情報D)と、図2のステップS7で記憶した光量情報Dと、を比較し、所定光量以上変化したか否かを、処理部4が判定する(ステップS501)。判定には上記説明した(A)から(C)の方法のいずれか一つを用いる。所定光量以上変化した場合(検出範囲10に物があると判定された場合(ステップS501:No)には判定フラグEに「1」が設定され(ステップS503)、所定光量より変化していない場合(検出範囲10に物がないと判定された場合)には判定フラグEに「0」が設定される(S501:Yes、S502)。
ステップS504、S505では、(2)の状態において、ステップS1で記憶した発光強度Aを用いて再計測した光量情報(計測情報A)と、ステップS1で記憶した光量情報Aと、を比較し、所定光量以上変化したか否かを、処理部4が判定する(ステップS504)。判定には上記説明した(A)から(C)の方法のいずれか一つを用いる。所定光量以上変化した場合(検出範囲10に物があると判定された場合(ステップS504:No)には処理Cを終了してステップS2に移行する。所定光量より変化しない場合(検出範囲10に物がないと判定された場合(ステップS504:Yes)には、ステップS505においてステップS1で説明した初期設定を処理部4が処理する。
ただし、検出範囲10に物がある判定された場合には、ステップS504、S505の処理せずに、処理Cを抜けてもよい。
実施形態1によれば、設備が利用される前あるいは利用された後、発光素子8aから8eごとに受光素子9aから9eが受光した光量に応じて、発光素子8aから8eの発光強度を調整し、受光した光量を所定精度で計測可能な計測範囲にすることで、受光回路の受光感度を相対的に広くすることができる。その結果、既に検出範囲10に物が置かれている場合に、新たに検出範囲10に物が置かれたとしても、新たに置かれた物により変化した光量を、精度よく検出することができる。
<実施形態2>
実施形態2の方法は、図4のステップS408あるいは図5のS501の判定において検出範囲10に既に物があると判定された場合(判定フラグCあるいはEに「1」が設定された場合)に、次の利用者が検出範囲10に新たに物を置いた場合に、新たに置いた物を精度よく検出することができる。
検出範囲10に新たに物が置かれたと判定された場合、その受光素子の受光する光量の変化は微量であるので、光束が遮られていると判定された該光束に対応する発光素子8の発光強度を強くする方向で最適化調整して、相対的に受光回路の受光感度を上げて微量な変化を検出して、更に検出範囲10にある物を精度よく検出する。
また、検出範囲10に次の利用者が新たに物を置いた場合、光量が減少する受光素子9と、新たに置かれた物や壁などに反射した反射光を受光素子9が受光するため、光量が増加する場合がでてくるので、それらも考慮する必要がある。
そこで、実施形態2では処理部4が(処理1)(処理2)(処理3)を実行して、新たに置かれた物を精度よく検出する。
(処理1)について説明する。
検出範囲10に物があると判定された場合に、現在の光量それぞれと、現在の光量それぞれに対応する計測範囲にした光量それぞれと、を個別に比較し、所定光量以上変化した光量を検出し、検出した光量を受光した際に発光させていた発光素子8を検出する。
ステップS408あるいはS501の処理において、検出範囲10に物があると判定された場合、m×n個の光量それぞれについて、対応する光束が遮られているか否かを判定する。
図4のステップS408の場合、ステップS408あるいはS410の処理をした後、光量情報Bと計測情報とを比較して、所定光量以上変化している光量それぞれに関連付けて、個別に判定フラグN(m×n個の判定フラグN)を設定する。また、この結果に基づいて光束が遮られている発光素子8を検出する。
図5のステップS501の場合、ステップS501あるいはS503の処理をした後、光量情報Dと計測情報Dを比較して、所定光量以上変化している光量それぞれに関連付けて、個別に判定フラグN(m×n個の判定フラグN)を設定する。また、この結果に基づいて光束が遮られている発光素子8を検出する。
図1の例では、判定フラグNは25個(N1からN25)あり、所定光量以上変化している場合には、例えば「1」を設定する。
(処理2)について説明する。
処理2は、ステップS408あるいはS501の処理において、検出範囲10に物があると判定された場合であるが、判定フラグCあるいはEの設定が「0」から「1」に設定された場合に、検出した発光素子8の発光強度を強くする方向で最適化調整をし、検出した光量に対応する判定基準となる第一の光量(光量情報F)を取得する。また、第一の光量を取得した際の最適化調整をした発光強度を記憶部に記憶する。
ここで、強くする方向での最適化調整とは、検出した発光素子8の発光強度を最大に近づける方向で所定の順番で発光させ、判定フラグNに対応する受光素子9が受光した光量を所定精度で計測可能な計測範囲になるように、検出した発光素子8の発光強度を調整することである。
図6は、検出装置の動作(処理2)の一実施例を示すフロー図である。ステップS601からS606では、(処理1)で説明した検出した発光素子8の発光強度を強くする方向で最適化調整し(ステップS603、S604)、判定フラグNが設定されている第一の光量を光量情報Fとして記憶する(ステップS605)。
(処理3)について説明する。
処理3は、処理2を実行した後に実行される処理で、ステップS408あるいはS501の処理において、つまり第一の光量を取得した後、更に検出範囲10に物があると判定された場合、ただし判定フラグCあるいはEの設定が既に「1」である場合に、検出した発光素子8の発光強度を第一の光量を取得した際の最適化調整した発光強度にし、検出した光量に対応する第二の光量(光量情報G)を取得する。
続いて、第一の光量それぞれと、第二の光量それぞれと、の差、及び、差それぞれの総和、を求める。そして、差のいずれか一以上が閾値1を超えている場合、又は、総和が閾値2を超えている場合、新たに物が置かれたと判定する。
なお、処理3を実行した後、光量情報Gを光量情報Fに変更してもよい。また、処理3を実行した後に再度処理2を実行して判定基準となる光量情報Fを取得してもよい。
図7は、検出装置の動作(処理3)の一実施例を示すフロー図である。ステップS408あるいはS501の判定において、検出範囲10に物があると判定された場合(判定フラグCあるいはEの設定が既に「1」である場合)に、光量情報Fを基準に、検出範囲10に新たに物が置かれたか否かを判定する。
検出範囲10に物があると判定された場合に、ステップS410あるいはS503の処理をした後、ステップS701からS706では、(処理1)で説明した検出した発光素子8の発光強度を第一の光量を取得した際の最適化調整した発光強度にし(ステップS703、S704)、判定フラグNが設定されている光量を光量情報Gとして記憶する(ステップS705)。
続いて、光量情報Gが有する光量と、光量情報Fが有する光量と、の差GDそれぞれと、それら差GDの総和GDTと、を求め、差GDをそれぞれ、及び、総和GDTを処理部4が記憶部に記憶する(ステップS707)。差GDは、検出範囲10に新たに物が置かれた場合、光量が減少する受光素子9と、新たに置かれた物や壁などに反射した反射光を受光素子9は受光するため、光量が増加する場合があるので、絶対値を用いる。
所定の数量の差GDが閾値1より変化している場合(ステップS708:No)、新たに物が置かれたと判定し、判定フラグFに「1」を設定する(ステップS710)。所定の数量の差GDが閾値1より変化していない場合(ステップS708:Yes)、新たに物が置かれていないと判定し、判定フラグFに「0」を設定する(ステップS709)。閾値1は、光束が遮られていない状態から完全に遮られる状態における、受光素子9の光量の変化量により決める。例えば、実験やシミュレーションにより求めることができる。
続いて、総和GDTが閾値2より変化している場合(ステップS711:No)、新たに物が置かれたと判定し、判定フラグFTに「1」を設定する(ステップS713)。総和GDTが閾値2より変化していない場合(ステップS711:Yes)、新たに物が置かれていないと判定し、判定フラグFTに「0」を設定する(ステップS712)。閾値2は、光束が遮られていない状態から完全に遮られる状態における、受光素子9の光量の変化量により決める。例えば、実験やシミュレーションにより求めることができる。
また、新たに物が置かれていると判定した場合、処理部4が出力部7に、検出範囲10に物があることを、出力させる。
実施形態2によれば、検出範囲10に既に物があることを検出されている場合に、検出範囲10に新たに物が置かれた場合、その受光素子の受光する光量の変化は微量であるが、光束が遮られていると判定された光束の発光素子8の発光強度を強くする方向で最適化調整して、相対的に受光回路の受光感度を上げることで、微量な変化を検出する。その結果、既に検出範囲10に物が置かれている場合に、新たに検出範囲10に物が置かれたとしても、新たに置かれた物により変化した光量を、精度よく検出することができる。
なお、光量情報F、G、判定フラグF、FT、Nは、図5のステップS504で忘れ物がないと判定された場合には、ステップS505で初期設定される。なお、実施形態2においても、起動後の初期設定はステップS1において設定され、光量情報F、G、差GD、総和GDT、判定フラグF、FT、Nの初期設定としては、例えば、「0」などを設定することが考えられる。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
1 検出装置
2 発光部
3 受光部
4 処理部
5 棚板
6 検出部
7 出力部
8、8aから8e 発光素子
9、9aから9e 受光素子
10 検出範囲

Claims (10)

  1. 設備内の所定位置に設けられ、検出範囲に置かれた物を検出する検出装置であって、
    複数の発光素子と、
    前記発光素子それぞれが出力する光を受光する複数の受光素子と、
    前記設備が利用されていない状態において、前記発光素子を所定の順番で発光させ、前記発光素子ごとに前記受光素子が受光した光量が計測範囲になるよう前記発光素子の発光強度を調整し、前記調整の下で各受光素子が受光した光量を調整時の光量として取得し、
    前記設備が利用されている状態において、調整した前記発光強度で、前記発光素子それぞれを所定の順番で発光させ、前記発光素子ごとに前記受光素子が受光した光量を利用状態の光量として取得し、前記利用状態の光量が前記調整時の光量に対して、所定以上変化した場合、前記検出範囲に物が置かれていると判定する処理部と、を備え、
    更に、前記処理部は、
    前記検出範囲に物が置かれていると判定した場合、現在の光量それぞれと、前記現在の光量それぞれに対応する前記計測範囲にした前記光量それぞれと、を個別に比較し、前記所定光量以上変化した光量を検出し、
    検出した前記光量を受光した際に発光させていた発光素子を検出し、検出した前記発光素子の発光強度を強くする方向で調整し、検出した前記光量に対応する第一の光量を取得し、
    前記第一の光量を取得した後、更に前記検出範囲に物が置かれていると判定した場合に、検出した前記発光素子の発光強度を前記第一の光量を取得した際の調整した発光強度にし、検出した前記光量に対応する第二の光量を取得し、
    前記第二の光量が前記第一の光量に対して所定以上変化した場合、前記検出範囲に前記物とは異なる新たな物が置かれたと判定する、
    ことを特徴とする検出装置。
  2. 請求項1に記載の検出装置であって、
    前記処理部は、
    前記利用状態の光量が前記調整時の光量に対して所定以上変化したか、及び前記第二の光量が前記第一の光量に対して所定以上変化したかを、各受光素子毎の個別の受光量同士で比較して判定する
    ことを特徴する検出装置。
  3. 請求項1に記載の検出装置であって、
    前記処理部は、
    前記利用状態の光量が前記調整時の光量に対して所定以上変化したか、及び前記第二の光量が前記第一の光量に対して所定以上変化したかを、各受光素子の光量を合計した総光量同士で比較して判定する
    ことを特徴する検出装置。
  4. 請求項1に記載の検出装置であって、
    前記処理部は、
    各受光素子毎に前記第一の光量それぞれと、前記第一の光量それぞれに対応する前記第二の光量それぞれと、の差、及び、前記差それぞれの総和、を求め、
    前記差のいずれか一以上が閾値を超えている場合、又は、前記総和が前記閾値を超えている場合、前記新たな物が置かれたと判定する、
    ことを特徴する検出装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の検出装置であって、
    前記処理部は、
    前記検出範囲に前記物が置かれていると判定した場合、前記設備が利用された後、出力部を用いて、前記検出範囲に前記物が置かれていることを利用者に知らせる、
    ことを特徴する検出装置。
  6. 複数の発光素子と、
    前記発光素子それぞれが出力する光を受光する複数の受光素子と、を備え、
    設備内の所定位置に設けられ、検出範囲に置かれた物を検出する検出装置の検出方法であって、
    前記検出装置は、
    前記設備が利用されていない状態において、前記発光素子を所定の順番で発光させ、
    前記発光素子ごとに前記受光素子が受光した光量が計測範囲になるよう前記発光素子の発光強度を調整し、前記調整した前記発光強度で各受光素子が受光した光量を調整時の光量として取得し、
    前記設備が利用されている状態において、前記調整した前記発光強度で、前記発光素子それぞれを所定の順番で発光させ、
    前記発光素子ごとに前記受光素子が受光した利用状態の光量として取得し、前記利用状態の光量が前記調整時の光量に対して、所定以上変化した場合、前記検出範囲に物が置かれていると判定し、
    前記検出範囲に物が置かれていると判定した場合、現在の光量それぞれと、前記現在の光量それぞれに対応する前記計測範囲にした前記光量それぞれと、を個別に比較し、前記所定光量以上変化した光量を検出し、
    検出した前記光量を受光した際に発光させていた発光素子を検出し、検出した前記発光素子の発光強度を強くする方向で調整し、検出した前記光量に対応する第一の光量を取得し、
    前記第一の光量を取得した後、更に前記検出範囲に物が置かれていると判定した場合に、検出した前記発光素子の発光強度を前記第一の光量を取得した際の調整した発光強度にし、検出した前記光量に対応する第二の光量を取得し、
    前記第二の光量が前記第一の光量に対して所定以上変化した場合、前記検出範囲に前記物とは異なる新たな物が置かれたと判定する、
    処理を実行することを特徴とする検出方法。
  7. 請求項6に記載の検出方法であって、
    前記検出装置は、
    前記利用状態の光量が前記調整時の光量に対して所定以上変化したか、及び前記第二の光量が前記第一の光量に対して所定以上変化したかを、各受光素子毎の個別の受光量同士で比較して判定する、処理を実行することを特徴とする検出方法。
  8. 請求項6に記載の検出方法であって、
    前記検出装置は、
    前記利用状態の光量が前記調整時の光量に対して所定以上変化したか、及び前記第二の光量が前記第一の光量に対して所定以上変化したかを、各受光素子毎に合計した総光量同士で比較して判定する、処理を実行することを特徴とする検出方法。
  9. 請求項6に記載の検出方法であって、
    前記検出装置は、
    各受光素子毎に前記第一の光量それぞれと、前記第一の光量それぞれに対応する前記第二の光量それぞれと、の差、及び、前記差それぞれの総和、を求め、
    前記差のいずれか一以上が閾値を超えている場合、又は、前記総和が前記閾値を超えている場合、前記新たな物が置かれたと判定する、処理を実行することを特徴とする検出方法。
  10. 請求項6から9のいずれか一つに記載の検出方法であって、
    前記検出装置は、
    前記検出範囲に前記物が置かれたと判定した場合、前記設備が利用された後、出力部を用いて、前記検出範囲に前記物が置かれていることを利用者に知らせる、
    処理を実行することを特徴とする検出方法。
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