JP6605099B2 - 透光性カバー及び照明器具 - Google Patents
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Description
照明器具に使用される透光性を有する長手形状の透光性カバーにおいて、
前記長手形状に形成され、光源を覆うカバー部と、
前記カバー部の前記長手形状の長手方向に沿った一方の端部から起立する第1の側部と、
前記カバー部の前記長手方向に沿った他方の端部から起立する第2の側部と
を備え、
前記第1の側部は、
前記第2の側部に向かって内側に凹形状に凹む第1側凹部と、前記第2の側部に対して外側に凸となる第1側凸部との少なくともいずれかが形成され、
前記第2の側部は、
前記第1の側部に向かって内側に凹形状に凹む第2側凹部と、前記第1の側部に対して外側に凸となる第2側凸部との少なくともいずれかが形成されており、
前記透光性カバーは、さらに、
前記光源が配置されると共に前記カバー部と対向する第1の面、前記第1の側部の起立する方向に起立する第2の面を有するフレームの、前記第1の面と当接する取付部と、前記第2の面の端部と当接する爪部を備える。
図1は、実施の形態1の照明器具1000の斜視図(図1の(a))、斜視図における右側面図(図1の(b))である。斜視図における左側面図は右側面図と同様である。図2は、図1の器具本体100から光源部200(光源ユニットと呼ばれることもある)を外した状態を示す斜視図(図2の(a))、右側面図(図2の(b))である。左側面図は右側面図と同様である。図3は、図2の器具本体100を本体部110と左右の端板120とに分解した状態を示す分解斜視図である。
図2のように、照明器具1000は、器具本体100と、器具本体100に着脱可能な光源部200とを備える。
図3のように、器具本体100は、本体部110と、本体部110の両端に取り付けられる左右の端板120とを備える。図面左側の端板120−1、図面右側の端板120−2として区別する。特に区別の必要がない場合は端板120と記す。端板120−1と端板120−2とは同じ形状である。
図3、図5のように、本体部110は、折り曲げ形成され、光源部200が収納される凹部111と、凹部111の両端に形成され、光源部200のカバー側器具本体当接部236と接触する接触部112と、接触部112の両端に傾斜面を形成する傾斜部113と、傾斜部113の端部から折り曲げられて形成される立上部114と、立上部114の端部からカール状に曲げられて形成されるカール部115cと、を備える。図5のように、凹部111は、光源部200が装着される開口側と反対側において天井をなす凹部天板111aと、凹部天板111aの両側でそれぞれ側板をなす2つの凹部側壁部111bとを備える。凹部天板111aは、図示しないが、天井などの被取付部に取り付けるための取付部(取付穴)を有する。
端板120は、本体部110の端部を塞ぐ形状をしており、この実施の形態においては、台形状をなしている。端板120は、本体部110の端部に取り付けられて、器具本体100の外形の意匠性を向上させるほかに、本体部110の形状を維持するための補強部材として重要な役割を持つ部品である。
図4のように、光源部200は、複数のLEDが配置されたLED基板210、LED基板210が固定されるフレーム220、LED基板210を覆う透光性の透光性カバー230を備える。照明器具1000は長手形状であり、本体部110、光源部200及び透光性カバー230等も長手形状である。光源部200は、LED基板210、フレーム220、透光性カバー230が一体となった状態で器具本体100に取り付けられる(図5)。
(1)LED基板210は、基板211と、基板211に実装される複数のLEDとを備える。LED基板210は、図1(a)のように長手形状であり、複数のLEDが長手形状にそって、直線状に1列あるいは複数列で配置される。
(2)フレーム220は、自身のフレーム側係合部(図示していない)によって本体部110の図示しない本体側係合部に着脱可能に係合する。フレーム220は、図4に示すように、上面が開口した、断面が「コの字」の形状であり、図3の本体部110、及び図2(a)に示す透光性カバー230と同程度の長さの長手形状である。図4に示すように、フレーム220は、LED基板210が取り付けられる細長い長方形の平坦な平板であるフレーム側平坦部221、フレーム側平坦部221の各側面をなす側板222、それぞれの側板222の端部においてカール加工されたカール部222cを備える。
を備える。
(3)透光性カバー230は、LED基板210に取り付けられたLED212が発する光を拡散透過させる。
図2(a)、図4のように、透光性カバー230は、断面形状がカマボコ形状である。
図4のように、透光性カバー230は、取付部231、側部232、曲面部233(カバー部)、爪部234を有する。
(1)それぞれの取付部231は、その端部でLED基板210のLED実装面を押し圧することで、フレーム側平坦部221にLED基板210の裏面を押し当てる。
(2)側部232は、それぞれの取付部231から立ち上がる。
図4、図5において左側の側部232を第1の側部232とし、右側の側部232を第2の側部232とする。第1の側部232、第2の側部232は、曲面部の長手方向に沿うそれぞれの両端から壁形状に起立する。
(3)曲面部233は、それぞれの側部232を繋ぐように外に凸となる曲面で形成されるアーチ形状をなす。
(4)爪部234は、側部232とは反対の方向に、壁上に起立し、透光性カバー230の長手方向にわたって形成される。爪部234の先端である爪部先端部234Rは、側板222のカール部222cと係合するようにR形状に曲げ加工されている。
図4のように、側部232は、透光性カバー230の外側から内側に向かって断面が滑らかに凹状に窪んで形成された引掛け溝232a(凹部)を有する。「溝」と称するのは、引掛け溝232aは、透光性カバー230の長手方向(図2(a))にわたって形成されるからである。第1の側部232の引掛け溝232aは第1側凹部であり第2の側部232の引掛け溝232aは第2側凹部である。
実施の形態2は、実施の形態1の側部232の変形例である。本実施の形態2において、実施の形態1と同様の構造については説明を省略し、本実施の形態2の特徴部分のみを説明する。図6は、実施の形態2の光源部200の断面を示す断面図であり、図7は実施の形態2の照明器具1000の断面を示す断面図である。図6、図7は、実施の形態1の図4、図5に対応する。
Claims (3)
- 照明器具に使用される透光性を有する長手形状の透光性カバーにおいて、
前記長手形状に形成され、光源を覆うカバー部と、
前記カバー部の前記長手形状の長手方向に沿った一方の端部から起立する第1の側部と、
前記カバー部の前記長手方向に沿った他方の端部から起立する第2の側部と
を備え、
前記第1の側部は、
前記第2の側部に向かって内側に凹形状に凹む第1側凹部が形成され、
前記第2の側部は、
前記第1の側部に向かって内側に凹形状に凹む第2側凹部が形成されており、
前記透光性カバーは、さらに、
前記光源が配置されると共に前記カバー部と対向する第1の面、前記第1の側部の起立する方向に起立する第2の面を有するフレームの、前記第1の面と当接する取付部と、前記第2の面の端部と当接する爪部を備え、
前記第1側凹部と前記第2側凹部とは、
前記透光性カバーが前記照明器具に取り付けられている状態で、作業者の指が引っ掛かる透光性カバー。 - 前記取付部と前記爪部とは、
前記第2の面を挟むように設けられている請求項1に記載の透光性カバー。 - 請求項1または請求項2に記載の透光性カバーを備えた照明器具。
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