JP6604100B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は車両用灯具に関するものである。
特許文献1には、発光素子を光源とするプロジェクタ型の車両用照明灯具において、発光素子からの光に対する光束利用率を十分に確保した上で、車両の意匠ラインの自由度を高めることができる車両用照明灯具が開示されている(特許文献1参照)。
より具体的には、特許文献1に記載された車両用灯具は、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、この投影レンズの後側焦点よりも後方側において上向きに配置された発光素子と、この発光素子を上方側から覆うように配置され、該発光素子からの光を上記投影レンズへ向けて反射させるメインリフレクタと、上端縁が上記後側焦点近傍を通るように配置され、上記メインリフレクタからの反射光の一部を遮蔽するシェードと、を備えてなる車両用照明灯具において、上記投影レンズにおける上記光軸よりも上方側に位置する部分が、略全域にわたって切除されており、上記シェードの後面に、上記メインリフレクタからの反射光を下方へ向けて反射させる下向き反射面が形成されており、上記シェードの下方に、該シェードの下向き反射面で反射した上記メインリフレクタからの反射光を、前方へ向けて上記投影レンズに入射しないように反射させるサブリフレクタが配置されている、ことを特徴とするものである。
特開2011―165600号公報
ところで、車両用灯具には、軽量化が求められており、特許文献1のように光軸よりも上方側を切断した投影レンズであれば、通常の非球面レンズに比べ軽量化されるものとなるが、さらに、軽量化されることが好ましい。
一方で、レンズの汎用性が高いことも望まれる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、従来に増してさらなる軽量化が図れる若しくは軽量化を図りつつ汎用性が高いレンズを備えた車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本発明の車両用灯具は、光源と、前記光源の前方側に配置されるレンズと、前記光源からの光を前記レンズ側に反射するリフレクタと、を備え、前記レンズは、レンズ光軸を含むレンズ部と、前記レンズ部の上側若しくは下側のどちらか一方に少なくとも設けられる外側レンズ部を有し、前記レンズには、前記レンズ部と前記外側レンズ部を規定する線に沿った線状の一辺を有し、前記レンズ部よりも前記外側レンズ部側に設けられる前記レンズの内側に凹む肉盗み部が形成されており、前記リフレクタは、前記レンズ部に向けて光を反射する後方側に位置する後方側反射部と前記外側レンズ部に向けて光を反射する前記後方側反射部より前方側に位置する前方側反射部を有する。
(2)上記(1)の構成において、前記肉盗み部は、前記光源からの光が入射する前記レンズの入射面側に形成されている。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記レンズ部は、前記光が出射する出射面の鉛直方向の上下幅の方が、前記光が入射する入射面の鉛直方向の上下幅の方よりも大きい幅に形成されている。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの構成において、前記外側レンズ部は、前記レンズ部の下側に設けられており、前記レンズ部が前記レンズの最も上側になっている。
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、前記レンズは、前記レンズ部の車両内側の方が車両外側よりも鉛直方向下側に位置するように傾けられている。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1つの構成において、前記肉盗み部には、光拡散構造が設けられている。
本発明によれば、従来に増してさらなる軽量化が図れる若しくは軽量化を図りつつ汎用性が高いレンズを備えた車両用灯具を提供することができる。
本発明に係る実施形態の車両用灯具を備えた車両の平面図である。 本発明に係る第1実施形態の灯具ユニットの正面図である。 本発明に係る第1実施形態の灯具ユニットの断面図である。 本発明に係る第1実施形態の灯具ユニットのスクリーン上での配光パターンを示す図である。 本発明に係る第2実施形態の灯具ユニットの正面図である。 本発明に係る第2実施形態の灯具ユニットの断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。また、実施形態及び図中において、特に断りがない場合、「前」、「後」は、各々、車両の「前進方向」、「後進方向」を示し、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々、車両に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施形態に係る車両用灯具は、図1に示す車両102の前方の左右のそれぞれに設けられる車両用前照灯(101R、101L)であり、以下では単に車両用灯具と記載する。
(第1実施形態)
本実施形態の車両用灯具は、車両前方側に開口したハウジング(図示せず)と開口を覆うようにハウジングに取付けられるアウターレンズ(図示せず)を備え、ハウジングとアウターレンズとで形成される灯室内に灯具ユニット10(図2参照)などが配置されている。
(灯具ユニット)
図2は、車両左側用の灯具ユニット10の正面図であり、図3は、灯具ユニット10の中央を通る断面図である。
なお、車両右側の灯具ユニットも特に断らない点については、車両左側の灯具ユニット10と基本的に同じ構成である。
図2及び図3に示すように、灯具ユニット10は、ヒートシンク20と、光源30(図3参照)と、リフレクタ40(図3参照)と、シェード50(図3参照)と、レンズホルダ60と、レンズ70と、を備えている。
(ヒートシンク)
ヒートシンク20は、熱伝導率の高い金属材料(例えば、アルミ等)や樹脂材料からなる。
本実施形態では、ヒートシンク20は、アルミダイカスト製であり、図3に示すように、光源30及びリフレクタ40を載置するベース部21と、ベース部21の下側及び後方側に設けられた略L字状の放熱フィン22とを備えている。
ベース部21には、光源30を載置する光源載置部23やリフレクタ40を支持する支持部24などが設けられている。
(光源)
光源30は、本実施形態では、給電用の電気配線などが形成された基板上に発光チップが設けられたLEDである。
なお、基板上に設ける発光チップの数や形状は特に制限されるものではなく、例えば、正方形の発光チップが横方向に複数並んで長方形の発光面を構成するようにしても良く、1つの正方形の発光チップで正方形の発光面を構成するようにしても良く、1つの長方形の発光チップで長方形の発光面を構成するようにしても良い。
また、本実施形態では、光源30として半導体型光源であるLEDを用いている場合を示しているが、LDやEL(有機EL)などの半導体型光源でもよい。
(リフレクタ)
リフレクタ40は、図3に示すように、光源30を半ドーム状に覆うようにヒートシンク20のベース部21上に設けられた支持部24によって支持されて、リフレクタ40の一方の焦点が光源30の発光中心若しくは発光中心近傍に位置するように、ベース部21上に配置されている。
配光制御に関しては、後ほど説明するが、リフレクタ40は、レンズ70側に光を反射する後方側に位置する後方側反射部41と、レンズ70側に向けて光を反射する後方側反射部41より前方側に位置する前方側反射部42を有している。
(シェード)
シェード50は、縦壁部51と、縦壁部51から光源30側に折れ曲がる水平部52とを有する略L字型をしており、リフレクタ40とレンズ70の間に位置して、縦壁部51が光源30からの光の一部を遮光してロービーム配光パターンのカットオフラインを形成する。
シェード50は、縦壁部51の上端が、リフレクタ40の他方の焦点若しくは他方の焦点近傍に位置するとともに、レンズ70の後方側焦点若しくは後方側焦点近傍に位置するように配置されている。
図3において、縦壁部51と水平部52とが離間しているのは、紙面奥側と手前側の両端で縦壁部51と水平部52とが繋がり、その間の部分にスリットが形成されているためである。
なお、本実施形態のように縦壁部51を二枚構造とする場合は、例えば、前方に位置する縦壁部51を後方に位置する縦壁部51に取付けることで構成することができる。
また、シェード50の水平部52は必須の要件ではないが、このように水平部52を設けるようにすることで、水平部52がない場合に縦壁部51で遮光されることになるような光をレンズ70側に反射して有効利用することができる。
(レンズ)
レンズ70は、図3に示すように、光源30の前方側に配置され、リフレクタ40で反射された光源30からの光を前方側に照射する。
本実施形態のレンズ70の基本形状は、図2を見るとわかるように、外形が円形状であり、図3に示すように、光を出射する出射面71が前方側に突出する湾曲形状であり、光が入射する入射面72がほぼ平面である非球面レンズになっている。
また、レンズ70は、図3に示すように、外周部にフランジ73が形成されており、このフランジ73がレンズホルダ60に把持されてレンズホルダ60を介して光源30の前方側の所定の位置に配置されるようにヒートシンク20に取付けられている。
そして、本実施形態のレンズ70は、レンズ光軸Zを含むレンズ部74と、レンズ部74の上側及び下側に設けられた外側レンズ部75、76を有している。
また、レンズ70には、レンズ部74とレンズ部74の下側に位置する外側レンズ部75を規定する線に沿った一辺75aを有し、レンズ部74よりも外側レンズ部75側に設けられたレンズ70の内側に凹む肉盗み部75bがレンズ70の入射面72側に形成されている。
さらに、レンズ70には、レンズ部74とレンズ部74の上側に位置する外側レンズ部76を規定する線に沿った一辺76aを有し、レンズ部74よりも外側レンズ部76側に設けられたレンズ70の内側に凹む肉盗み部76bがレンズ70の入射面72側に形成されている。
つまり、レンズ70は、レンズ70を横断するように、肉盗み部75bの一辺75aと肉盗み部76bの一辺76aを延長したときに、一辺75aと一辺76aとの間に位置することになるレンズ光軸Zを含むレンズ部分であるレンズ部74と、一辺75aよりも下側の肉盗み部75bの外周に沿ったレンズ部分である外側レンズ部75と、一辺76aよりも上側の肉盗み部76bの外周に沿ったレンズ部分である外側レンズ部76と、を備えている。
そして、このように肉盗み部75b、76bを形成することによって、レンズ70の軽量化を図ることが可能である。
なお、肉盗み部75b、76bは、出射面71側に設けることも可能であるが、そうすると、肉盗み部75b、76bのエッジのところに光が照射された時などに、このエッジが光るのが前方側から見たときに目立ちやすくなるため、本実施形態のように肉盗み部75b、76bは、入射面72側に設けられるのが好適である。
ところで、本実施形態では、灯具ユニット10がロービーム配光パターンを形成するロービーム用の灯具ユニットであるため、図3に示すように、光源30からの光は、レンズ部74と外側レンズ部75から前方に照射するようになっており、外側レンズ部76には、光源30からの光が入射していない。
しかしながら、本実施形態のレンズ70の構成としておくことで、灯具ユニットがハイビーム配光パターンを形成するような場合、レンズ70の形状を変えることなく、外側レンズ部76を活用することでハイビーム配光パターンを形成することが可能である。
また、このことは、灯具ユニットがシェードの切替え等によってハイビームとロービームの両方を形成できるハイブリット型のものにも本実施形態のレンズ70が適用できることを意味している。
したがって、本実施形態のレンズ70は、軽量化が行えるだけでなく、汎用性の高いレンズになっている。
一方、肉盗み部75b、76bの部分を活用して意匠性を際立たせることも可能であり、そのために肉盗み部75b、76b内に着色を施すようにしたり、肉盗み部75b、76bの表面にプリズムなどの光拡散構造を形成して肉盗み部75b、76bに光拡散構造を設けるようにしても良い。
(レンズホルダ)
レンズホルダ60は、レンズ70をヒートシンク20に固定するための部材であり、図3に示すように、レンズ70のフランジ73を把持するようにして、図2に示すように、ネジ61でヒートシンク20に設けられる図示しないネジ固定孔にネジ止めされる。
以上のような構成からなる灯具ユニット10の配光状態等を説明しながらさらにレンズ70やリフレクタ40等に関して説明を行う。
図4は、灯具ユニット10のスクリーン上での配光パターンの状態を示す図であり、VU−VLはスクリーン上での垂直線を示し、HL−HRはスクリーン上での水平線を示している。
上述したように、リフレクタ40は、後方側に位置する後方側反射部41と、後方側反射部41より前方側に位置する前方側反射部42を有しており、図3に示すように、後方側反射部41は、光源30からの光をレンズ部74に向けて反射し、その後方側反射部41で反射された光がレンズ部74に入射する(光線L1参照)。
このレンズ部74に入射した光(光線L1参照)は、入射面72側から出射面71側に向かって広がりながら進む。
そこで、本実施形態では、図3に示すように、レンズ部74は、レンズ部74の鉛直方向(図上下方向)の幅が、入射面72側から出射面71に向かって鉛直方向にテーパ状に広がるようにして、光が出射するレンズ部74の出射面71の鉛直方向(図上下方向)の上下幅の方が、光が入射するレンズ部74の入射面72の鉛直方向(図上下方向)の上下幅の方よりも大きい幅に形成されている。
このため、レンズ部74の入射面72から入射した光は、レンズ部74内で余計な反射などを伴わず、レンズ部74の出射面71から出射でき、グレア光の発生などが起こりにくくなる。
そして、レンズ部74の出射面71から前方に照射された光によって、図4に示すカットオフラインCLが形成された車両からの距離が中長距離となる位置を照らすロービーム配光パターンのメイン配光パターンMP(以下、単に、メイン配光パターンMPと言う場合がある)が形成される。
一方、図3に示すように、リフレクタ40の後方側反射部41より前方側に位置する前方側反射部42は、光源30からの光を外側レンズ部75に向けて反射し、その前方側反射部42で反射された光が外側レンズ部75に入射する(光線L2参照。)。
この外側レンズ部75に入射した光(光線L2参照)は、外側レンズ部75の出射面71から下方に向かって照射され、図4に示す車両からの距離が近い位置を照らすロービーム配光パターンの補助配光パターンAP(以下、単に、補助配光パターンAPという場合がある)を形成する。
例えば、レンズ部74より下側に位置するレンズ部分を全て切り取るようにすれば、その分、レンズ70の重量を軽くすることができる。
しかしながら、そうすると、レンズ部74の下側に位置する外側レンズ部75がなくなることになるので、上述のような車両からの距離が近い位置を照らす補助配光パターンAPを形成することが困難になる。
一方、本実施形態では、レンズ70に肉盗み部75bを形成することでレンズ70の軽量化を図りつつ、レンズ部74の下側に外側レンズ部75を実現して、車両からの距離が近い位置を照らす補助配光パターンAPを形成しているので、レンズ部74より下側に位置するレンズ部分を全て切り取る場合に比べ、良好な視認性を実現することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の車両用灯具の灯具ユニット10について説明する。
図5、図6は、第2実施形態の灯具ユニット10を示す図であり、図5は車両左側用の灯具ユニット10の正面図であり、図6は灯具ユニット10の中央を通る断面図である。
本実施形態の灯具ユニット10も第1実施形態と同様に車両左側用の灯具ユニット10を示している。
第2実施形態では、さらなる軽量化のために、ロービーム配光パターンを形成する上で不要であるレンズ部74の上側に位置するレンズ部分を切り取ってレンズ70がレンズ部74より下の部分だけを残すようにした点が第1実施形態と主に異なる点である。
なお、この場合も、光軸の関係は円形状のレンズの状態と変わることがなく、したがって、図5、図6に示すレンズ光軸Zは、図2、図3で示したレンズ光軸Zと同様のである。
したがって、以下では、この異なる点に関連する部分について主に説明し、第1実施形態と同様の点については第1実施形態と同じ符号を付し、説明を割愛する場合がある。
第2実施形態のレンズ70も、第1実施形態と同様に、レンズ部74とレンズ部74の下側に位置する外側レンズ部75を規定する線に沿った一辺75aを有し、レンズ部74よりも外側レンズ部75側に設けられたレンズ70の内側に凹む肉盗み部75bがレンズ70の入射面72側に形成されている。
そして、図5に示すように、レンズ70の外形がレンズ部74より上側のレンズ部分を切り取ったことにより、三日月状の形状になっている。
ここで、近年、車両用灯具では、シャープに見えるように演出した灯具が求められる傾向があることから、本実施形態では、レンズ70を傾けるように配置してシャープに見える意匠性を演出している。
具体的には、図5に示すように、レンズ70をレンズ部74の車両内側(図左側)の方が車両外側(図右側)よりも鉛直方向下側(図下側)に位置するように傾けられている。
なお、本実施形態では、車両左側用の灯具ユニット10を示しているが、車両右側の灯具ユニットであっても、この関係は変わることなく、レンズ70をレンズ部74の車両内側の方が車両外側よりも鉛直方向下側に位置するように傾けることで、レンズ70が外側ほど上側に向かうような見栄えとなりシャープに見える意匠性を演出できる。
一方、このようにレンズ70を傾けたのに合わせて、適切な配光となるように、リフレクタ40の後方側に位置する後方側反射部41と、後方側反射部41より前方側に位置する前方側反射部42のそれぞれの反射面を調節するようにする。
また、本実施形態では、レンズ70の外形形状に合わせて、レンズホルダ60のレンズ70のフランジ73を把持する部分を一部削除するようにしている。
このようにすることで、シャープな意匠性とレンズ70の重量の削減ができるとともに、一方で、第2実施形態ではレンズ70は、図4に示すカットオフラインCLが形成された車両からの距離が中長距離となる位置を照らすメイン配光パターンMPを形成するためのレンズ部74と、図4に示す車両からの距離が近い位置を照らす補助配光パターンAPを形成するための外側レンズ部75とを備えることから、視認性の良い車両用灯具を実現することが可能である。
また、第2実施形態の場合、従来技術で示したものと比較してもさらなるレンズ70の軽量化が可能である。
以上、具体的な実施形態を基に本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、第2実施形態では、第1実施形態のレンズ70からレンズ部74の上側に位置する外側レンズ部76を省略するようにし、外側レンズ部75がレンズ部74の下側に設けられているだけで、レンズ部74がレンズ70の最も上側になっている場合について示しているが、レンズ部74の上側に位置する外側レンズ部76を利用し、逆に、レンズ部74の下側に位置する外側レンズ部75を利用しないような灯具ユニットの場合には、外側レンズ部75の方を削除するようにしても良い。
つまり、レンズ70は、使用用途に応じて、外側レンズ部76がレンズ部74の上側に設けられているだけで、レンズ部74がレンズ70の最も下側になっているようにしても良い。
また、第1実施形態及び第2実施形態を通じて肉盗み部は、図2及び図5に示すレンズ70の出射面71を正面に見る正面視で三日月状になるように形成していたが、矩形状になっていても良い。
このように、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、技術的思想を逸脱することのない変更や改良を行ったものも発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載からである。
10 灯具ユニット
20 ヒートシンク
21 ベース部
22 放熱フィン
23 光源載置部
24 支持部
30 光源
40 リフレクタ
41 後方側反射部
42 前方側反射部
50 シェード
51 縦壁部
52 水平部
60 レンズホルダ
61 ネジ
70 レンズ
71 出射面
72 入射面
73 フランジ
74 レンズ部
75、76 外側レンズ部
75a、76a 一辺
75b、76b 肉盗み部
AP 補助配光パターン
MP メイン配光パターン
CL カットオフライン
L1、L2 光線
Z レンズ光軸
101L、101R 車両用前照灯
102 車両

Claims (6)

  1. 光源と、
    前記光源の前方側に配置されるレンズと、
    前記光源からの光を前記レンズ側に反射するリフレクタと、を備え、
    前記レンズは、
    レンズ光軸を含むレンズ部と、
    前記レンズ部の上側若しくは下側のどちらか一方に少なくとも設けられる外側レンズ部
    記レンズ部と前記外側レンズ部を規定する線に沿った線状の一辺を有し、前記レンズ部よりも前記外側レンズ部側に設けられる前記レンズの内側に凹む肉盗み部と、を含み
    前記レンズ部及び前記外側レンズ部は、一体的に形成され、正面視において、一部が切り取られた場合を含む円形状であって、側面視において、前方側に一山状に突出する湾曲形状の出射面及び後方側に平面状に形成された入射面を有しており、前記レンズ部に対応する出射面と前記外側レンズ部に対応する出射面は滑らかに連続し、
    前記リフレクタは、前記レンズ部に向けて光を反射する後方側に位置する後方側反射部と前記外側レンズ部に向けて光を反射する前記後方側反射部より前方側に位置する前方側反射部を有することを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記肉盗み部は、前記レンズの前記入射面側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記レンズ部は、前記出射面の鉛直方向の上下幅の方が、前記入射面の鉛直方向の上下幅の方よりも大きい幅に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記外側レンズ部は、前記レンズ部の下側に設けられており、
    前記レンズ部が前記レンズの最も上側になっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  5. 前記レンズは、前記レンズ部の車両内側の方が車両外側よりも鉛直方向下側に位置するように傾けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  6. 前記肉盗み部には、光拡散構造が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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