JP6604100B2 - 車両用灯具 - Google Patents
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Description
一方で、レンズの汎用性が高いことも望まれる。
(1)本発明の車両用灯具は、光源と、前記光源の前方側に配置されるレンズと、前記光源からの光を前記レンズ側に反射するリフレクタと、を備え、前記レンズは、レンズ光軸を含むレンズ部と、前記レンズ部の上側若しくは下側のどちらか一方に少なくとも設けられる外側レンズ部を有し、前記レンズには、前記レンズ部と前記外側レンズ部を規定する線に沿った線状の一辺を有し、前記レンズ部よりも前記外側レンズ部側に設けられる前記レンズの内側に凹む肉盗み部が形成されており、前記リフレクタは、前記レンズ部に向けて光を反射する後方側に位置する後方側反射部と前記外側レンズ部に向けて光を反射する前記後方側反射部より前方側に位置する前方側反射部を有する。
(2)上記(1)の構成において、前記肉盗み部は、前記光源からの光が入射する前記レンズの入射面側に形成されている。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記レンズ部は、前記光が出射する出射面の鉛直方向の上下幅の方が、前記光が入射する入射面の鉛直方向の上下幅の方よりも大きい幅に形成されている。
(4)上記(1)から(3)のいずれか1つの構成において、前記外側レンズ部は、前記レンズ部の下側に設けられており、前記レンズ部が前記レンズの最も上側になっている。
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、前記レンズは、前記レンズ部の車両内側の方が車両外側よりも鉛直方向下側に位置するように傾けられている。
(6)上記(1)から(5)のいずれか1つの構成において、前記肉盗み部には、光拡散構造が設けられている。
本実施形態の車両用灯具は、車両前方側に開口したハウジング(図示せず)と開口を覆うようにハウジングに取付けられるアウターレンズ(図示せず)を備え、ハウジングとアウターレンズとで形成される灯室内に灯具ユニット10(図2参照)などが配置されている。
図2は、車両左側用の灯具ユニット10の正面図であり、図3は、灯具ユニット10の中央を通る断面図である。
なお、車両右側の灯具ユニットも特に断らない点については、車両左側の灯具ユニット10と基本的に同じ構成である。
ヒートシンク20は、熱伝導率の高い金属材料(例えば、アルミ等)や樹脂材料からなる。
本実施形態では、ヒートシンク20は、アルミダイカスト製であり、図3に示すように、光源30及びリフレクタ40を載置するベース部21と、ベース部21の下側及び後方側に設けられた略L字状の放熱フィン22とを備えている。
ベース部21には、光源30を載置する光源載置部23やリフレクタ40を支持する支持部24などが設けられている。
光源30は、本実施形態では、給電用の電気配線などが形成された基板上に発光チップが設けられたLEDである。
リフレクタ40は、図3に示すように、光源30を半ドーム状に覆うようにヒートシンク20のベース部21上に設けられた支持部24によって支持されて、リフレクタ40の一方の焦点が光源30の発光中心若しくは発光中心近傍に位置するように、ベース部21上に配置されている。
シェード50は、縦壁部51と、縦壁部51から光源30側に折れ曲がる水平部52とを有する略L字型をしており、リフレクタ40とレンズ70の間に位置して、縦壁部51が光源30からの光の一部を遮光してロービーム配光パターンのカットオフラインを形成する。
レンズ70は、図3に示すように、光源30の前方側に配置され、リフレクタ40で反射された光源30からの光を前方側に照射する。
なお、肉盗み部75b、76bは、出射面71側に設けることも可能であるが、そうすると、肉盗み部75b、76bのエッジのところに光が照射された時などに、このエッジが光るのが前方側から見たときに目立ちやすくなるため、本実施形態のように肉盗み部75b、76bは、入射面72側に設けられるのが好適である。
したがって、本実施形態のレンズ70は、軽量化が行えるだけでなく、汎用性の高いレンズになっている。
レンズホルダ60は、レンズ70をヒートシンク20に固定するための部材であり、図3に示すように、レンズ70のフランジ73を把持するようにして、図2に示すように、ネジ61でヒートシンク20に設けられる図示しないネジ固定孔にネジ止めされる。
図4は、灯具ユニット10のスクリーン上での配光パターンの状態を示す図であり、VU−VLはスクリーン上での垂直線を示し、HL−HRはスクリーン上での水平線を示している。
そこで、本実施形態では、図3に示すように、レンズ部74は、レンズ部74の鉛直方向(図上下方向)の幅が、入射面72側から出射面71に向かって鉛直方向にテーパ状に広がるようにして、光が出射するレンズ部74の出射面71の鉛直方向(図上下方向)の上下幅の方が、光が入射するレンズ部74の入射面72の鉛直方向(図上下方向)の上下幅の方よりも大きい幅に形成されている。
しかしながら、そうすると、レンズ部74の下側に位置する外側レンズ部75がなくなることになるので、上述のような車両からの距離が近い位置を照らす補助配光パターンAPを形成することが困難になる。
次に、第2実施形態の車両用灯具の灯具ユニット10について説明する。
図5、図6は、第2実施形態の灯具ユニット10を示す図であり、図5は車両左側用の灯具ユニット10の正面図であり、図6は灯具ユニット10の中央を通る断面図である。
第2実施形態では、さらなる軽量化のために、ロービーム配光パターンを形成する上で不要であるレンズ部74の上側に位置するレンズ部分を切り取ってレンズ70がレンズ部74より下の部分だけを残すようにした点が第1実施形態と主に異なる点である。
なお、この場合も、光軸の関係は円形状のレンズの状態と変わることがなく、したがって、図5、図6に示すレンズ光軸Zは、図2、図3で示したレンズ光軸Zと同様のである。
したがって、以下では、この異なる点に関連する部分について主に説明し、第1実施形態と同様の点については第1実施形態と同じ符号を付し、説明を割愛する場合がある。
ここで、近年、車両用灯具では、シャープに見えるように演出した灯具が求められる傾向があることから、本実施形態では、レンズ70を傾けるように配置してシャープに見える意匠性を演出している。
なお、本実施形態では、車両左側用の灯具ユニット10を示しているが、車両右側の灯具ユニットであっても、この関係は変わることなく、レンズ70をレンズ部74の車両内側の方が車両外側よりも鉛直方向下側に位置するように傾けることで、レンズ70が外側ほど上側に向かうような見栄えとなりシャープに見える意匠性を演出できる。
また、本実施形態では、レンズ70の外形形状に合わせて、レンズホルダ60のレンズ70のフランジ73を把持する部分を一部削除するようにしている。
また、第2実施形態の場合、従来技術で示したものと比較してもさらなるレンズ70の軽量化が可能である。
つまり、レンズ70は、使用用途に応じて、外側レンズ部76がレンズ部74の上側に設けられているだけで、レンズ部74がレンズ70の最も下側になっているようにしても良い。
20 ヒートシンク
21 ベース部
22 放熱フィン
23 光源載置部
24 支持部
30 光源
40 リフレクタ
41 後方側反射部
42 前方側反射部
50 シェード
51 縦壁部
52 水平部
60 レンズホルダ
61 ネジ
70 レンズ
71 出射面
72 入射面
73 フランジ
74 レンズ部
75、76 外側レンズ部
75a、76a 一辺
75b、76b 肉盗み部
AP 補助配光パターン
MP メイン配光パターン
CL カットオフライン
L1、L2 光線
Z レンズ光軸
101L、101R 車両用前照灯
102 車両
Claims (6)
- 光源と、
前記光源の前方側に配置されるレンズと、
前記光源からの光を前記レンズ側に反射するリフレクタと、を備え、
前記レンズは、
レンズ光軸を含むレンズ部と、
前記レンズ部の上側若しくは下側のどちらか一方に少なくとも設けられる外側レンズ部と、
前記レンズ部と前記外側レンズ部を規定する線に沿った線状の一辺を有し、前記レンズ部よりも前記外側レンズ部側に設けられる前記レンズの内側に凹む肉盗み部と、を含み、
前記レンズ部及び前記外側レンズ部は、一体的に形成され、正面視において、一部が切り取られた場合を含む円形状であって、側面視において、前方側に一山状に突出する湾曲形状の出射面及び後方側に平面状に形成された入射面を有しており、前記レンズ部に対応する出射面と前記外側レンズ部に対応する出射面は滑らかに連続し、
前記リフレクタは、前記レンズ部に向けて光を反射する後方側に位置する後方側反射部と前記外側レンズ部に向けて光を反射する前記後方側反射部より前方側に位置する前方側反射部を有することを特徴とする車両用灯具。 - 前記肉盗み部は、前記レンズの前記入射面側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
- 前記レンズ部は、前記出射面の鉛直方向の上下幅の方が、前記入射面の鉛直方向の上下幅の方よりも大きい幅に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
- 前記外側レンズ部は、前記レンズ部の下側に設けられており、
前記レンズ部が前記レンズの最も上側になっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用灯具。 - 前記レンズは、前記レンズ部の車両内側の方が車両外側よりも鉛直方向下側に位置するように傾けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
- 前記肉盗み部には、光拡散構造が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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