JP6602825B2 - 植物栽培ユニットおよび植物の栽培方法 - Google Patents
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Description
(1)植物栽培室内に設置される植物栽培ユニットであって、
前記植物栽培ユニットは、
植物を植える植物支持体と、
前記植物支持体を載置する植物栽培台と、
前記植物栽培台の上方に設けられる天井板と、
前記植物栽培台の周囲を取り囲んで設けられ、前記植物栽培室内の空間を仕切る仕切り壁と、を有し、
前記植物栽培台、前記天井板および前記仕切り壁で区切られた内部は閉鎖空間であって、植物の生育環境が管理される栽培管理室とされ、
前記植物栽培台の下方への移動、および前記天井板の上方への移動の少なくとも一方が可能であり、
前記移動によって、前記栽培管理室の高さ方向への拡張を可能にしたことを特徴とする植物栽培ユニット。
本発明にかかる植物栽培ユニットは、栽培管理室の高さを拡張することができる。
一般的に、栽培開始時は植物の背丈が低いため、栽培管理室の高さを低くしても、植物の上端部が栽培管理室の天井板に当たらない。したがって、栽培管理室の高さを低く、すなわち栽培管理室の内部空間を狭くすることができ、植物の生育に適した環境にするためのエネルギーを省力化することができる。
前記植物栽培台の下方に設けた床板と、
前記床板の上に設けた高さ調節手段と、をさらに有し、
前記植物栽培台は、前記高さ調節手段によって支持され、
前記高さ調節手段によって、前記植物栽培台の下方への移動が可能である前記(1)記載の植物栽培ユニット。
前記高さ調節手段として、例えば板材を用いることができる。詳しくは、床板、高さ調節手段(板材)、植物栽培台の順に積層し、植物栽培台を降下させるときには板材を引き抜く。このような構成にすると、入手しやすい材料を用いた簡便な構造によって、植物栽培台の高さを容易に下げることができる。なお、高さ調節手段として、板材の代わりに、ブロックなどを用いてもよいし、ガス圧で下降するシリンダーなどを用いても良い。
天井板の上方から光が差し込むと、栽培管理室の内部の温度が上昇する。そこで、天井板に複数枚のガラスを用いることで、断熱効果が得られる。また、ガラスを用いることで、採光効果を得ることもできる。
仕切り壁にアルミ材を用いることで、熱交換がしやすくなり、植物栽培室内の温度と栽培管理室内の温度を近いものにすることができる。したがって、栽培管理室専用の空調設備を設ける必要がなくなる。すなわち、例えば、通常の空調設備を用いて植物栽培室内の温度を制御すれば、栽培管理室内の温度も間接的に制御されることになる。
前記仕切り壁の一部に開口が設けられている前記(1)記載の植物栽培ユニット。
栽培管理室内の空気を換気することができる。例えば、栽培管理室内の湿度が高くなったときに送風装置を起動し、仕切り壁の開口部を通じて、栽培管理室の内外の空気を入れ替えることで、栽培管理室内の湿度を下げることができる。
前記植物栽培台、前記天井板および前記仕切り壁の接続部の少なくとも一部に隙間が設けられている前記(1)記載の植物栽培ユニット。
仕切り壁に開口部を設けずに、前記接続部の隙間を用いて換気を行ってもよい。もちろん、仕切り壁に開口部を設けるとともに、前記接続部の隙間も設けるようにしてもよい。
二酸化炭素の供給口を栽培管理室の一端側に設けると、栽培管理室の他端側の二酸化炭素濃度が低くなり、植物の成長速度に差がでる原因となる。そこで、二酸化炭素の供給口を栽培管理室内の中央部に設け、栽培管理室の一端側と他端側で、二酸化炭素濃度に差ができにくいようにした。
また、栽培する植物は、栽培管理室の周辺部よりも中央部に配置されることが多いため、栽培する植物と二酸化炭素の供給口の距離が短くなり、植物の生育がよくなる。
前記植物栽培ユニットを高さ方向に重層した状態において、前記複数の植物栽培ユニットの接続部に断熱部材が設けられる前記(1)記載の植物栽培ユニット。
植物栽培ユニットは高さ方向に重ねて使用してもよい。高さ方向に重ねることによって、植物栽培室の床面積に占める植物栽培ユニットの設置面積の割合を小さくすることができる。
前記植物栽培ユニットは、
植物を植える植物支持体と、
前記植物支持体を載置する植物栽培台と、
前記植物栽培台の上方に設けられる天井板と、
前記植物栽培台の周囲を取り囲んで設けられ、前記植物栽培室内の空間を仕切る仕切り壁と、を有し、
前記植物栽培台、前記天井板および前記仕切り壁で区切られた内部は閉鎖空間であって、植物の生育環境が管理される栽培管理室とされ、
前記植物の栽培時間の経過に伴って、
前記植物栽培台の下方への移動、および前記天井板の上方への移動の少なくとも一方の操作を行い、
前記移動によって、前記栽培管理室を高さ方向へ拡張することを特徴とする植物の栽培方法。
前記(1)の発明と同様の作用効果を奏する。
前記植物栽培室内の温度を調整することによって、間接的に前記栽培管理室内の温度を調整する前記(9)記載の植物の栽培方法。
前記(4)の発明と同様の作用効果を奏する。
前記仕切り壁の一部に開口が設けられ、
前記栽培管理室内の湿度が設定値よりも高くなったときに、前記送風装置を稼働させ、前記開口を通じて、前記栽培管理室内の空気を換気する前記(9)記載の植物の栽培方法。
前記(5)の発明と同様の作用効果を奏する。
前記植物栽培台、前記天井板および前記仕切り壁の接続部の少なくとも一部に隙間が設けられ、
前記栽培管理室内の湿度が設定値よりも高くなったときに、前記送風装置を稼働させ、前記隙間を通じて、前記栽培管理室内の空気を換気する前記(9)記載の植物の栽培方法。
前記(6)の発明と同様の作用効果を奏する。
本発明の植物栽培ユニット1は、植物27の栽培に用いられるものである。様々な植物27を栽培することができるが、採算性の観点から葉菜類が好ましい。特に、需要や採算性の観点から、レタス(フリルレタス、グリーンリーフ、ロメインレタス、サニーレタス)、ミニ青梗菜、小松菜、ほうれん草、ベビーリーフなどの栽培に適している。
本発明にかかる植物栽培ユニット1は、植物栽培室21に設置される。この植物栽培室21の例として、典型的には植物工場を挙げることができるが、これに限られるものではない。例えば、過去に別の用途で使用していた工場、空きビル、空き店舗、住宅の一室、ビニールハウスなどを植物栽培室21として用いても良い。
植物栽培ユニット1は、植物支持体2、植物栽培台4、天井板5および仕切り壁6を有する。また、必要に応じて、床板8、発光体17、断熱部材18などの他の構成要素を追加しても良い。以下、各構成要素について詳述する。
なお、図1では植物27を栽培している最中の状態を示しているが、本発明にかかる植物栽培ユニット1の用途は、このような植物栽培に限らない。すなわち、播種から発芽までの育苗工程に用いてもよい。
植物支持体2は、植物27を植えて育てるための土台となる部分である。
この植物支持体2としては、例えば、古着をリサイクルして製造したポリエステル培地や、一般的に使用される土壌の培養土、水耕栽培で使用されるウレタン、ロックウールなどにも用いることができる。特にポリエステル培地は、水耕栽培と土耕栽培の長所を有しており、葉菜類のみならず根菜類の栽培にも適している。すなわち、水耕栽培を行う場合は、浸透圧によって裂根などの不具合が生じやすいが、ポリエステル培地の場合は、このような不具合が発生しにくい。
なお、植物工場で一般的な水耕栽培を行う場合は、植物支持体2(培地)として例えばウレタンやロックウールを用いることができる。
植物栽培台4には、前記植物支持体2が載置される。例えば、前記ポリエステル培地を一般的な鉢28の中に詰め込み、この鉢28を前記植物栽培台4の上に載置する。植物栽培台4に載せる鉢28の数量や配置(隣接する鉢28の距離)は、収穫時における植物27の生体重と収穫株数のバランスを考慮して任意に決定すればよい。
なお、水耕栽培の場合は、植物栽培台4として、前記ウレタンマット等を支持する栽培棚を用いることができる。
植物栽培台4の上方には天井板5が設けられている。この天井板5は栽培管理室7の天井部分に相当し、通常はこの部分を通して外部の光を栽培管理室7内にとり入れる。そのため、天井板5の素材としては、光の透過率ができるかぎり高いものを採用することが好ましい。具体的には、ガラス、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂のようなプラスチックなどの素材を用いることが好ましい。
天井板5を設けると、植物27が配置された栽培管理室7と発光体5が配置された空間(発光空間)が別空間になるため、植物27が発光体5に接触した葉焼けが生じることを防ぐことができる。
植物栽培台4の周囲を取り囲むように仕切り壁6が配置される。この仕切り壁6は、植物栽培室21内の空間を仕切るものであり、植物栽培台4(下面に相当)、天井板5(図1の形態では下部天井板5B)(上面に相当)および仕切り壁6(側壁に相当)で区切られた内部を閉鎖空間にするものである。この閉鎖空間を作り出した意図は、植物27の生育環境を管理する空間を少なくするためである。すなわち、この閉鎖空間は、植物27の生育環境が管理された栽培管理室7となる。閉鎖空間にすることで、栽培管理室7内の二酸化炭素濃度を高濃度に維持することが容易になる。
本発明にかかる植物栽培ユニット1の特徴の一つは、栽培管理室7が高さ方向(ユニットの上下方向)に移動すること、すなわち栽培管理室7の内部空間を高さ方向に拡張可能であることである。この栽培管理室7の拡張は、天井板5が移動せずに植物栽培台4が下方へ移動可能な形態、植物栽培台4が移動せずに天井板5が上方へ移動可能な形態、天井板5が上方へ移動可能であるとともに植物栽培台4が下方へ移動可能な形態のいずれであっても実現できる。
特に、二酸化炭素は空気より重いガスであるため、二酸化炭素を供給すると、当該二酸化炭素が下方に滞留する傾向がある。他方、植物27の光合成は、植物27の上部の葉で活発に行われるため、植物27の上部の二酸化炭素濃度を可能な限り高くしたい。そこで、栽培管理室7をできる限り必要最小限の空間にすることが重要となる。
特に、現在の植物工場は、工場の栽培室(通常、植物工場は出荷室、育苗室、栽培室などに分かれている)全体の温湿度や二酸化炭素濃度を制御しているため、前記各対象を制御するために電力等を無駄に浪費している。
本発明では、生育環境を制御する領域を植物栽培室21から栽培管理室7へと変更した。それとともに、当該空間7を植物27の成長に応じて、随時拡大できる構成とした。これによって、栽培コストを低減できるとともに、生育に適した環境の維持により、植物27の成長が促進され、収穫までの日数を短縮することができる。
植物栽培台4の下方に床板8を設けても良い。この床板8としては、植物工場でよく用いられている棚板を例示できる。高さ方向に積層された複数の棚板の間に間仕切り用の板を設け、この間仕切り板を下方へ移動する植物栽培台4として利用することができる。
床板8を設けないようにして部品点数を減らすことも可能である。しかし、床板8を設けると、その床板8上に湿度調整用の送風装置10などを置くことができるという利点がある。
床板8と植物栽培台4の間に高さ調節手段9を設け、この高さ調節手段9によって下方へ移動できるようにしても良い。図1の形態においては、高さ調節手段9として2枚の板材9、9を積層している。そして、植物27の成長に伴い、この板材9を一つずつ引き抜くことで、植物栽培台4の位置を下方へ移動させる構造になっている。具体的な作業は、作業者が取っ手22を持って仕切り壁6の一面を取り外し(図1では、植物栽培ユニット1Aの仕切り壁6を取り外したときの状態を示している)、板材9を引き抜いた後に、仕切り壁6を取り付ける。以上のような作業のため、仕切り壁6の一部分を取り外し可能にすることが好ましい。
以上のように、床板8や高さ調節手段9として、既存の流通量が多い材料を用いることで、イニシャルコストを下げることができる。
なお、図1の形態において、床板8と植物栽培台4の間の閉鎖空間を高さ調節室25という。
そして、例えば各棒状体26の高さ方向に所定の間隔で開口(図示しない)を設け、その開口部に高さ調整用の留め具(金具)(図示しない)を差し込み、この金具の上に植物栽培台4を置く。そして、植物栽培台4を下方へ移動させるときは、この金具の差し込み位置を下の開口部にずらせばよい。そのほか、棒状体26に高さ方向にスライドする留め具(図示しない)を設け、その留め具をスライドさせる形態にしてもよい。
植物栽培ユニット1の内部には、送風装置10が設けられている。この送付装置10は、例えば、栽培管理室7内や、床板8と植物栽培台4の間の高さ調節室25に設けてもよい。
栽培管理室7内の湿度は、鉢28の表面に付着した水分の蒸発や、植物の呼吸によって上昇する。そこで、栽培管理室7に設けた温湿度計16(単なる湿度計でもよい)によって、栽培管理室7内の湿度を監視し、栽培管理室7内の湿度(相対湿度)が所定値(例えば70%RH)よりも上昇したときに、この送風装置10を作動させ、栽培管理室7内の湿度が高い空気と、植物栽培室21内の湿度が低い空気を後述する開口20や隙間11を通じて交換し、栽培管理室7内の湿度を下げるようにするとよい。なお、図1に示したように、送風装置10を高さ調節室25に設ける場合は、栽培管理室7と高さ調節室25の間で空気が移動できるようにする必要がある。そのため、例えば植物栽培台4に微細な開口(図示しない)を設けたり、植物栽培台4の大きさを植物栽培ユニット1よりも一回り小さくして、植物栽培台4の周辺に換気口Yを形成したりすることが好ましい。
植物27の栽培では、栽培管理室7内へ二酸化炭素を供給すること、栽培管理室7内の二酸化炭素濃度を監視して、供給する二酸化炭素量を制御すること、を適切に行うことが重要となる。
図1の植物栽培ユニット1は、天井板5(図1の形態では上部天井板5A)の上方に発光体17を備えている。詳しくは、発光体17として7本の蛍光灯を配置しているが、蛍光灯の数を任意に変更することや、蛍光灯の代わりにLEDを用いたりすることも可能である。植物栽培ユニット1に用いるLEDとしては、砲弾型LEDよりもチップ型LEDが適している。
植物栽培ユニット1は単体で用いることもできるが、植物栽培室21の高さが高いときは、複数の植物栽培ユニット1を高さ方向に積層して用いることもできる。図1では2個の植物栽培ユニット1A、1Bを上下に重ねている。このように植物栽培ユニット1を積層することで、植物栽培室21の床面に対する植物栽培ユニット1の設置面積を小さくすることができる。
植物栽培室21内を空調すると、伝熱性の高い仕切り壁6によって、植物栽培室21内の空気と栽培管理室7内の空気が熱交換される。それとともに、仕切り壁6に設けられた開口20や、仕切り壁6周辺の隙間11を通る、隙間風が生じたり、栽培管理室7の内部に気流が発生したりする。これによって、栽培管理室7内の温度、湿度、風速が植物生育に適したものとなる。
植物の葉裏の気孔に供給される二酸化炭素量によって光合成の速度が変化する。無風状態の場合、二酸化炭素分子は、空気中を拡散して広がるだけであるため、葉の近傍で二酸化炭素が消費されると、葉の近傍に新たに二酸化炭素が供給されづらく、光合成の速度が遅くなる。その結果、生育が遅くなり、葉菜類の葉が広がってしまうこともある。他方、風がある場合は、二酸化炭素が葉の近傍まで運ばれ、二酸化炭素の供給量が増加する。このような観点から、前記の気流の発生は特に有用である。栽培に好適な気流速度は、約0.5m・s-1以下である。
Claims (6)
- 植物栽培室内に設置される植物栽培ユニットであって、
前記植物栽培ユニットは、
植物を植える植物支持体と、
前記植物支持体を載置する植物栽培台と、
前記植物栽培台の上方に設けられる透光性の天井板と、
前記植物栽培台の周囲を取り囲んで設けられ、前記植物栽培室内の空間を仕切る仕切り壁と、
前記植物栽培台の下方に設けた床板と、
前記床板の上に設けた高さ調節手段と、
前記植物栽培台と前記床板の間に設けられた送風装置と、を有し、
前記植物栽培台、前記天井板および前記仕切り壁で区切られた内部は、植物の生育環境が管理される栽培管理室とされ、
前記植物栽培台の下方への移動、および前記天井板の上方への移動の少なくとも一方が可能であり、
前記移動によって、前記栽培管理室の高さ方向への拡張が可能であり、
前記仕切り壁は熱伝導性を有し、
前記植物栽培室内の温度を調整することによって、前記仕切り壁を介して、間接的に前記栽培管理室内の温度を調整することが可能であり、
前記植物栽培台および床板の間の空間は高さ調節室とされ、
前記植物栽培台に開口が設けられ、
前記送風装置によって、前記開口を通じて、前記栽培管理室と前記高さ調節室の間で空気を移動させることが可能であることを特徴とする植物栽培ユニット。 - 前記植物栽培台の周囲に換気口が設けられ、
前記送風装置によって、前記換気口を通じて、前記栽培管理室と前記高さ調節室の間で空気を移動させることが可能である請求項1記載の植物栽培ユニット。 - 前記栽培管理室の中央部に二酸化炭素の供給口を設け、前記栽培管理室の周辺部に前記栽培管理室内の二酸化炭素濃度を計測する計測装置を設けた請求項1または2に記載の植物栽培ユニット。
- 前記植物栽培ユニットは、前記天井板の上方に発光体を有し、
前記植物栽培ユニットを高さ方向に重層した状態において、前記複数の植物栽培ユニットの接続部に断熱部材が設けられる請求項1〜3のいずれか1項に記載の植物栽培ユニット。 - 植物栽培室内に設置される植物栽培ユニットを用いた植物の栽培方法であって、
前記植物栽培ユニットは、
植物を植える植物支持体と、
前記植物支持体を載置する植物栽培台と、
前記植物栽培台の上方に設けられる透光性の天井板と、
前記植物栽培台の周囲を取り囲んで設けられ、前記植物栽培室内の空間を仕切る仕切り壁と、
前記植物栽培台の下方に設けた床板と、
前記床板の上に設けた高さ調節手段と、
前記植物栽培台と前記床板の間に設けられた送風装置と、を有し、
前記植物栽培台、前記天井板および前記仕切り壁で区切られた内部は、植物の生育環境が管理される栽培管理室とされ、
前記植物の栽培時間の経過に伴って、
前記植物栽培台の下方への移動、および前記天井板の上方への移動の少なくとも一方の操作を行い、
前記移動によって、前記栽培管理室を高さ方向へ拡張し、
前記仕切り壁は熱伝導性を有し、
前記植物栽培室内の温度を調整することによって、前記仕切り壁を介して、間接的に前記栽培管理室内の温度を調整し、
前記植物栽培台および床板の間の空間は高さ調節室とされ、
前記植物栽培台に開口が設けられ、
前記送風装置によって、前記開口を通じて、前記栽培管理室と前記高さ調節室の間で空気を移動させることを特徴とする植物の栽培方法。 - 前記植物栽培台の周囲に換気口が設けられ、
前記送風装置によって、前記換気口を通じて、前記栽培管理室と前記高さ調節室の間で空気を移動させる請求項5記載の植物の栽培方法。
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