以下、本発明の望ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
添付の図面を参照する下記の説明は、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるような本発明の実施形態の包括的な理解を助けるために提供するものであり、この理解を助けるための様々な特定の詳細を含むが、唯一つの実施形態に過ぎない。従って、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく、ここに説明する実施形態の様々な変更及び修正が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。なお、公知の機能又は構成に関する具体的な説明は、明瞭性と簡潔性のために省略する。
次の説明及び請求項に使用する用語及び単語は、辞典的意味に限定されるものではなく、発明者により本発明の理解を明確且つ一貫性があるようにするために使用する。従って、特許請求の範囲とこれと均等なものに基づいて定義されるものであり、本発明の実施形態の説明が単に実例を提供するためのものであって、本発明の目的を限定するものでないことは、本発明の技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。
“実質的に(substantially)”という用語は、提示された特徴、パラメータ、又は値が正確に設定される必要はないが、許容誤差、測定誤り、測定精度限界及び当業者に知られており、あるいは当業者によって実験なしに得られる要素を含む偏差又は変化が、これら特性が提供しようとする効果を排除しない範囲内で発生することを意味する。
本発明の多様な実施形態による電子装置は、通信機能を含む装置であってもよい。例えば、電子装置は、スマートフォン、タブレット型パソコン(Personal Computer:PC)、移動電話(mobile phone)、ビデオ電話、電子書籍(e-book)リーダー、デスクトップPC、ラップトップPC、ネットワークコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、デジタルオーディオプレーヤー、モバイル医療機器、カメラ(camera)、及びウェアラブルデバイス(wearable device)(例えば、(電子メガネのような)HMD(Head-Mounted-Device)、電子衣服、電子ブレスレット、電子ネックレス、電子アクセサリ(又はアプセサリ(appcessory)、電子タトゥー、スマート時計)のうち少なくとも一つを含むことができる。
一部実施形態によれば、電子装置は、通信機能を有するスマート家電製品であってもよい。スマート家電製品は、例えば、テレビ(TV)、DVD(Digital Video Disk)プレーヤー、オーディオ、冷蔵庫、エアコン、清掃機、オーブン、電子レンジ、洗濯機、空気清浄器、セットトップボックス、TVボックス(例えば、Samsung HomeSyncTM、Apple TVTM、又はGoogle TVTM)、ゲームコンソール、電子辞典、電子キー、カムコーダ(camcorder)、及び電子画像フレームのうち少なくとも一つを含むことができる。
一部の実施形態によると、電子装置は、医療機器(例えば、MRA(Magnetic Resonance Angiography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)、CT(Computed Tomography)、医療用カムコーダ、超音波機器)、ナビゲーション装置、GPS(Global Positioning System)受信器、EDR(Event Data Recorder)、FDR(Flight Data Recorder)、自動車情報デバイス、船舶用電子装備(例えば、船舶用航法装置及びジャイロコンパス)、航空電子機器(avionics)、セキュリティ機器、車両用ヘッドユニット、産業用又は家庭用ロボット、金融機関のATM(Automatic Teller’s Machine)、及び商店のPOS(Point Of Sales)のうち少なくとも一つを含むことができる。
一部の実施形態によると、電子装置は、通信機能を有する家具又は建物/構造物の一部、電子ボード、電子署名入力装置、プロジェクタ(projector)、及び各種計測機器(例えば、水道、電気、ガス、又はラジオメータ)のうち少なくとも一つを含んでもよい。本発明の多様な実施形態による電子装置は、上記した多様な装置のうち一つ又はそれらの組み合わせであってもよい。また、本発明の多様な実施形態による電子装置は、フレキシブル装置であってもよい。本発明の多様な実施形態による電子装置が上記した機器に限定されないことは、当業者には明らかである。
本発明の多様な実施形態による電子装置について、添付の図面を参照して説明する。本発明の多様な実施形態で使用される‘ユーザー’は、電子装置を使用する人、又は電子装置を使用するデバイス(例えば、人工知能電子装置)を意味する。
図1は、本発明の多様な実施形態による電子装置101を含むネットワーク環境100を示す。
図1を参照すると、電子装置101は、バス110、プロセッサ120、メモリ130、入出力(I/O)インターフェース140、ディスプレイ150、通信インターフェース160、及び入力処理モジュール170を含む。
バス110は、上記した構成要素を相互に連結し、上記した構成要素間の通信情報(例えば、制御メッセージ)を伝送する回路であってもよい。
プロセッサ120は、例えばバス110を介して上記した他の構成要素(例えば、メモリ130、I/Oインターフェース140、ディスプレイ150、通信インターフェース160、入力処理モジュール170)から命令を受信し、受信した命令を解読し、解読した命令に対応するオペレーション又はデータ処理を実行する。
メモリ130は、プロセッサ120又は他の構成要素(例えば、I/Oインターフェース140、ディスプレイ150、通信インターフェース160、入力処理モジュール170)から受信されるか、あるいはプロセッサ120又は他の構成要素により生成される命令又はデータを格納する。メモリ130は、例えばカーネル131、ミドルウェア132、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)133、アプリケーション134のようなプログラミングモジュールを含むことができる。上記したそれぞれのプログラミングモジュールは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又はそれらのうち少なくとも2つの組み合わせで構成されてもよい。
カーネル131は、他のプログラミングモジュール(例えば、ミドルウェア132、API133、又はアプリケーション134)で実現されるオペレーション又は機能を実行するのに使用されるシステムリソース(例えば、バス110、プロセッサ120、メモリ130)を制御又は管理する。カーネル131は、ミドルウェア132、API133、又はアプリケーション134が電子装置101の個別構成要素にアクセスして制御又は管理できるインターフェースを提供する。
ミドルウェア132は、API133又はアプリケーション134がカーネル131と通信してデータをやりとりするように仲介的な役割を実行する。また、ミドルウェア132は、アプリケーション134から受信したオペレーションリクエストに関連して、例えば、アプリケーション134のうち少なくとも一つのアプリケーションに電子装置101のシステムリソース(例えば、バス110、プロセッサ120、又はメモリ130)を優先的に配分する方法を用いてオペレーションリクエストに対する制御(例えば、スケジューリング又はロードバランシング)を実行することができる。
API133は、アプリケーション134によりカーネル131又はミドルウェア132から提供される機能を制御するためのインターフェースであって、例えば、ファイル制御、ウィンドウ制御、画像処理又は文字制御のための少なくとも一つのインターフェース又は関数(例えば、命令語)を含む。
本発明の多様な実施形態によると、アプリケーション134は、SMS(Short Message Service)/MMS(Multimedia Messaging Service)アプリケーション、電子メール(E-mail)アプリケーション、カレンダアプリケーション、アラームアプリケーション、健康管理アプリケーション(例えば、運動量、血糖などを測定するアプリケーション)、環境情報アプリケーション(例えば、気圧、湿度又は温度情報を提供するアプリケーション)などを含む。追加的に又は代替的に、アプリケーション134は、電子装置101と外部電子装置(例えば、電子装置104)との間の情報交換に関連したアプリケーションであってもよい。情報交換と関連したアプリケーションは、例えば、外部電子装置に特定情報を伝達するための通知伝達(notification relay)アプリケーション、又は外部電子装置を管理するための装置管理アプリケーションを含む。
例えば、通知伝達アプリケーションは、電子装置101の他のアプリケーション(例えば、SMS/MMSアプリケーション、E-メールアプリケーション、健康管理アプリケーション、又は環境情報アプリケーション)で生成された通知情報を外部電子装置(例えば、電子装置104)へ伝達する機能を含む。追加的に又は代替的に、通知伝達アプリケーションは、例えば、外部電子装置(例えば、電子装置104)から通知情報を受信してユーザーに提供できる。装置管理アプリケーションは、例えば、電子装置101と通信する外部電子装置(例えば、電子装置104)の少なくとも一部に対する機能(例えば、外部電子装置自体(又は、一部構成部品)のターンオン/ターンオフ又はディスプレイの明るさ(又は、解像度)の調整)、外部電子装置で動作するアプリケーション又は外部電子装置で提供されるサービス(例えば、通話サービス又はメッセージサービス)を管理(例えば、設置、削除、又はアップデート)できる。
本発明の多様な実施形態によると、アプリケーション134は、外部電子装置(例えば、電子装置104)の属性(例えば、電子装置の種類)によって指定されたアプリケーションを含む。例えば、外部電子装置がMP3プレーヤーである場合、アプリケーション134は、音楽再生に関連したアプリケーションを含むことができる。同様に、外部電子装置がモバイル医療機器である場合、アプリケーション134は、健康管理に関連したアプリケーションを含むことができる。本発明の一実施形態によれば、アプリケーション134は、電子装置101に指定されたアプリケーション又は外部電子装置(例えば、サーバ106又は電子装置104)から受信されたアプリケーションのうち少なくとも一つを含む。
I/Oインターフェース140は、入出力装置(例えば、センサ、キーボード又はタッチスクリーン)を通じてユーザーから入力された命令又はデータを、例えばバス110を通じてプロセッサ120、メモリ130、通信インターフェース160、又は入力処理モジュール170に伝達できる。例えば、入出力インターフェース140は、タッチスクリーンを通じて入力されたユーザーのタッチに対するデータをプロセッサ120に提供する。また、入出力インターフェース140は、例えばバス110を通じてプロセッサ120、メモリ130、通信インターフェース160、又は入力処理モジュール170から受信された命令又はデータを入出力装置(例えば、スピーカ又はディスプレイ)を通じて出力できる。例えば、入出力インターフェース140は、プロセッサ120を通じて処理された音声データをスピーカを通じてユーザーに出力できる。
ディスプレイ150は、ユーザーに各種情報(例えば、マルチメディアデータ又はテキストデータ)を表示できる。
通信インターフェース160は、電子装置101と外部装置(例えば、電子装置104又はサーバ106)との間の通信を接続できる。例えば、通信インターフェース160は、無線通信又は有線通信を通じてネットワーク162に接続されて外部装置と通信する。無線通信は、例えばWiFi(Wireless Fidelity)、BT(Bluetooth(登録商標))、NFC(Near Field Communication)、GPS(Global Positioning System)又はセルラー通信(例えば、LTE、LTE-A、CDMA、WCDMA(登録商標)、UMTS、WiBro、又はGSM(登録商標))のうち少なくとも一つを含むことができる。有線通信は、例えばUSB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)、RS-232(Recommended Standard 232)、又はPOTS(Plain Old Telephone Service)のうち少なくとも一つを含むことができる。
本発明の一実施形態によると、ネットワーク162は、通信ネットワークであってもよい。通信ネットワークは、コンピュータネットワーク、インターネット、モノのインターネット(IoT)、又は電話ネットワークのうち少なくとも一つを含む。本発明の一実施形態によると、電子装置101と外部装置との間の通信のためのプロトコル(例えば、トランスポートレイヤプロトコル、データリンクレイヤプロトコル、又は物理レイヤプロトコル)は、アプリケーション134、アプリケーションプログラミングインターフェース133、ミドルウェア132、カーネル131、又は通信インターフェース160のうち少なくとも一つでサポートされてもよい。
本発明の一実施形態によれば、サーバ106は、電子装置101で実現される動作(又は、機能)のうち少なくとも一つの動作を実行することによって、電子装置101の駆動をサポートできる。例えば、サーバ106は、電子装置101で実現される入力処理モジュール170をサポートする入力処理サーバモジュール108を含むことができる。例えば、入力処理サーバモジュール108は、入力処理モジュール170の少なくとも一つの構成要素を含み、入力処理モジュール170により実行される動作のうち少なくとも一つの動作を実行(例えば、入力処理モジュール170の代わりに実行)できる。本発明の一実施形態によると、入力処理モジュール170の少なくとも一つの構成は、サーバ106(例えば、入力処理サーバモジュール108)に含まれ、入力処理モジュール170で実現される少なくとも一つの動作は、サーバ106によりサポートされる。
入力処理モジュール170は、他の構成要素(例えば、プロセッサ120、メモリ130、I/Oインターフェース140、ディスプレイ150、又は通信インターフェース160)から取得した情報のうち少なくとも一部を処理し、処理した情報を多様な方式でユーザーに提供する。例えば、入力処理モジュール170は、プロセッサ120を用いて、あるいはこれとは独立的に、ディスプレイ150を通じて取得した入力(例えば、ユーザー入力)に基づいてディスプレイ150を制御できる。
例えば、入力処理モジュール170は、少なくともディスプレイを通じて取得したユーザー入力に基づき、ユーザー入力を処理するためのディスプレイの基準軸を変更できる。また、入力処理モジュール170は、変更された基準軸に基づいてユーザー入力に対応するイベントを電子装置に対する外部装置(例えば、電子装置104又はサーバ106)を通じて実行させてもよい。後述する図2では、入力処理モジュール170に対する追加情報が提供される。
図2は、本発明の多様な実施形態による電子装置101の入力処理モジュール170の構成200を示す。
図2を参照すると、入力処理モジュール170は、取得モジュール210、確認モジュール230、決定モジュール250、及び実行モジュール270を含む。
取得モジュール210は、例えば、電子装置(例えば、電子装置101)に機能的に接続されるディスプレイ(例えば、ディスプレイ150)を通じて取得したユーザー入力が電子装置に対する外部装置(例えば、電子装置104又はサーバ106)を制御する(例えば、遠隔で制御する)ためのユーザー入力(以下、説明の便宜上、‘実行入力’と称する)であるか否かを判定できる。本発明の一実施形態によると、取得モジュール210は、電子装置に対する外部オブジェクト(例えば、ユーザーの身体の一部又は電子ペン)がディスプレイ(例えば、タッチパネルを含むタッチスクリーン)に直接に接触されて入力されるタッチ入力又はディスプレイから特定距離だけ離れた位置で入力されるホバリング入力をユーザー入力として取得(例えば、検出)できる。
本発明の一実施形態によると、取得モジュール210は、ユーザー入力に対応する移動距離に基づいて、ユーザー入力が外部装置を制御(例えば、外部装置を通じてユーザー入力に対応するイベントを実行)するための実行入力であるか否かを判定できる。例えば、取得モジュール210は、ディスプレイの少なくとも一つの位置(point)(以下、説明の便宜上、‘開始位置’)から他の一つの位置(以下、説明の便宜上、‘終了位置’)へドラッグ(例えば、タッチ又はホバリングを用いるドラッグ)するユーザー入力を取得できる。また、ユーザー入力の開始位置と終了位置との間の距離(例えば、ユーザー入力の移動距離)が指定された距離(例えば、ユーザー入力が実行入力であるか否かを判定するために設定された距離であって、約1cmを含む場合(例えば、ユーザー入力の移動距離が約2cmである場合)、取得モジュール210は、ユーザー入力が実行入力であると判定できる。
一方、ユーザー入力の開始位置と終了位置との間の距離が特定距離より小さい場合(例えば、約0.5cmである場合)、取得モジュール210は、ユーザー入力が実行入力でないと判定できる。例えば、取得モジュール210は、ユーザー入力の移動距離が特定範囲(例えば、特定距離より短い距離に属する範囲)に属すると、ユーザー入力を無視(disregard)(例えば、ユーザー入力によりイベントが外部装置を通じて実行されないようにユーザー入力を無視)できる。
例えば、ユーザー入力の移動距離が特定範囲(例えば、実行入力であるか否かを確認しにくい範囲)に該当する場合、取得モジュール210は、外部装置でないユーザー入力を取得した電子装置(例えば、電子装置101)を通じてユーザー入力に対応するイベント(例えば、電子装置101に格納されたアプリケーションを実行又は電子装置101の画面明るさの調整、ボリューム調整又は音消去)を実行できる。あるいは、取得モジュール210は、ユーザー入力に対応するいかなる動作も外部装置や電子装置を通じて実行しない。
本発明の一実施形態によれば、取得モジュール210は、ユーザー入力の移動距離又は移動方向のうち少なくとも一つに基づいてユーザー入力が複数の実行入力を含むか否かを判定する。例えば、ユーザー入力が複数の特定距離(例えば、実行入力としてユーザー入力を判定するために予め設定された距離)を含む場合、取得モジュール210は、複数の特定距離の各々に対応する入力を独立的な実行入力に指定(例えば、判定)できる。例えば、ユーザー入力が実行入力であるか否かを判定するための指定された距離が約1cmであり、ユーザー入力の移動距離(例えば、ドラッグされた移動距離)が約3cm以上4cm未満である場合、取得モジュール210は、ディスプレイをドラッグする一つのユーザー入力を通して総3個の独立的な実行入力を取得できる。
本発明の一実施形態によれば、取得モジュール210は、ユーザー入力の移動方向が複数個である場合、それぞれの移動方向(例えば、ディスプレイの左側から右側へのドラッグ、上側から下側へのドラッグ、及び下側から上側へのドラッグ)に対応するユーザー入力を独立的な実行入力として取得できる。例えば、ユーザー入力が右側方向、下側方向、及び上側方向へ移動した場合、取得モジュール210は、それぞれの移動方向が特定距離を含むかを確認する。また、取得モジュール210は、それぞれの移動方向に対応する移動距離が特定距離を含む場合、それぞれの移動方向に対応する入力を実行入力として取得できる。このとき、取得モジュール210は、複数の移動方向のうち少なくとも一つが特定距離を含まない場合、特定距離を含まない移動方向に対応する入力は無視できる。
本発明の一実施形態によれば、取得モジュール210は、ディスプレイの異なる領域で取得したユーザー入力を異なるユーザー入力として判定できる。例えば、取得モジュール210は、ディスプレイの第1の領域をドラッグする第1の入力と第2の領域をドラッグする第2の入力を独立的なユーザー入力として取得できる。本発明の実施形態による取得モジュール210に対する追加説明は、図3と関連して後述する。
本発明の一実施形態によると、一つのユーザー入力(例えば、ユーザー入力の開始位置と終了位置が一つである入力)を通じて複数の実行入力が取得される場合、入力処理モジュール170のそれぞれのモジュールは、相互に連動して複数の実行入力を独立的に処理できる。例えば、入力処理モジュール170は、複数の実行入力の各々に対する基準軸を決定し、対応する基準軸に基づいて複数の実行入力の各々に対応するイベントを外部装置(例えば、電子装置104又はサーバ106)を通じて実行することができる。これに関する具体的な動作は、関連したモジュールで後述する。上記した説明では、特定距離及び特定範囲に対する例が特定数値として記載されているが、特定距離及び特定範囲は上記した例に限定されず、ユーザーの設定又は電子装置の設計者に従って多様に変更可能である。
確認モジュール230は、例えばディスプレイ(例えば、ディスプレイ150)に対する基準軸に基づき、ユーザー入力(例えば、実行入力として判定されたユーザー入力)に対する角度を確認することができる。本発明の一実施形態によれば、確認モジュール230は、ユーザー入力を処理するために、ディスプレイに臨時に設定された軸(以下、説明の便宜上‘臨時軸’と称する)を基準軸として定義し、基準軸とユーザー入力に対応する移動方向との間の角度を確認する。臨時軸は、例えば、ユーザーの指定(例えば、ユーザーの設定)によって自由に変更し、あるいは電子装置の設計者の実装によって基本的に設定された軸を含むことができる。また、臨時軸は、現在処理しようとするユーザー入力以前に入力されたユーザー入力(例えば、以前の実行入力)を処理するために決定された基準軸であってもよい。
本発明の一実施形態によれば、確認モジュール230は、取得モジュール210を通じて取得された実行入力が複数個である場合、臨時軸を基準軸にして複数の実行入力の各々に対する角度を確認できる。例えば、一つのユーザー入力を通じて第2の実行入力及び第2の実行入力が取得された場合、確認モジュール230は、臨時軸に基づいて第1の実行入力に対する角度と第2の実行入力に対する角度を確認することができる。
本発明の一実施形態によれば、確認モジュール230は、取得モジュール210を通じて取得された複数の実行入力がディスプレイの異なる領域で取得された場合、対応する領域の臨時軸を基準軸として、複数の実行入力の各々に対する角度を確認する。例えば、確認モジュール230は、ディスプレイの第1の領域で取得された第1の入力に対しては第1の領域の臨時軸を基準軸とし、第1の入力に対応する角度を確認することができる。また、確認モジュール230は、ディスプレイの第2の領域で取得された第2の入力に対しては第2の領域の臨時軸を基準軸とし、第2の入力に対応する角度を確認する。本発明の実施形態による確認モジュール230に対する追加的な説明は、図3に関連して後述する。
決定モジュール250は、例えば少なくともユーザー入力に対応する角度(例えば、臨時軸を基準軸にして決定されたユーザー入力に対応する角度)に基づき、新たな軸(以下、説明の便宜上‘変更軸’)を基準軸として決定できる。本発明の一実施形態によれば、決定モジュール250は、角度(例えば、臨時軸と実行入力の移動方向間の角度)が属する範囲に基づいて変更軸を決定できる。例えば、決定モジュール250は、角度が第1の特定範囲に属する場合、臨時軸に基づいて第1の角度だけ増減して変更軸を決定する。あるいは、決定モジュール250は、角度が第2の特定範囲に属する場合、臨時軸の角度を第2の角度だけ増減して変更軸を決定できる。
例えば、確認モジュール230により実行入力として決定されたユーザー入力と臨時軸との間の角度が約10°である場合、決定モジュール250は、臨時軸の角度を約10°だけ増減して変更した(例えば、傾斜又は回転した)軸を変更軸として決定できる。臨時軸とユーザー入力との間の角度が約20°である場合、決定モジュール250は、臨時軸の角度を約20°だけ増減させて変更した軸を変更軸として決定できる。本発明の実施形態によれば、決定モジュール250は、角度が特定範囲(例えば、約+/-5°)に属する場合、臨時軸を変更軸として決定する。例えば、角度が2°の角として決定される場合、決定モジュール250は、臨時軸を基準軸として維持できる。
本発明の一実施形態によると、決定モジュール250は、複数の実行入力各々に対する変更軸を決定できる。例えば、一つのユーザー入力を通して第1の実行入力及び第2の実行入力が取得される場合、決定モジュール250は第1の実行入力と臨時軸との間の角度に基づき、第1の実行入力に対応する変更軸を決定できる。また、決定モジュール250は、第1の実行入力に対応して決定された変更軸と第2の実行入力との間の角度に基づき、第2の実行入力に対応する新たな変更軸を決定できる。
本発明の他の実施形態によると、決定モジュール250は、複数の実行入力に対して一つの変更軸を決定可能である。決定モジュール250は、取得モジュール210で取得された第1の実行入力及び第2の実行入力に対して第1の実行入力と臨時軸との角度及び第2の実行入力と臨時軸との角度に基づいて決定された変数(例えば、2つの角度の平均)を用いて変更軸を決定する。他の実施形態では、決定モジュール250は、第1の実行入力及び第2の実行入力が一つのユーザー入力を通じて同一又は類似した方向を有する場合、一つの変更軸を決定できる。
本発明の多様な実施形態によれば、決定モジュール250は、同一又は類似した方向を有する最新のN個(ここで、Nは整数)のユーザー入力の角度の平均を用いて変更軸を決定する。例えば、同一又は類似の方向を有する(N+1)番目のユーザー入力に対して、決定モジュール250は、(N-1)番目のユーザー入力の角度α1、N番目のユーザー入力の角度α2、(N+1)番目のユーザー入力の角度α3の平均を用いて変更軸を決定できる。
本発明の一実施形態によれば、決定モジュール250は、ディスプレイの異なる領域で取得された複数の実行入力の各々に対応する変更軸を決定できる。例えば、複数の実行入力は、ディスプレイの第1の領域(例えば、左側領域)で取得された第1の実行入力と、ディスプレイの第2の領域(例えば、右側領域)で取得された第2の実行入力を含むことができる。この場合、決定モジュール250は、第1の領域の臨時軸に基づいて決定された第1の実行入力の角度に基づいて、第1の実行入力に対応する第1の変更軸を決定できる。決定モジュール250は、第2の領域の臨時軸に基づいて決定された第2の実行入力の角度に従って第2実行入力に対応する第2変更軸を決定できる。
実行モジュール270は、例えば基準軸(例えば、ユーザー入力の角度により決定された変更軸、又はそのまま維持される臨時軸)に基づき、ユーザー入力に対応するイベントを電子装置101に機能的に接続する外部装置(例えば、電子装置104又はサーバ106)を通じて実行することができる。本発明の一実施形態によると、実行モジュール270は、基準軸に従って決定されたユーザー入力(例えば、実行入力として決定されたユーザー入力)の移動方向(例えば、上下左右)に対応するイベント(例えば、ボリューム調整、チャンネル変更、明るさ調整、画面フリッピング、又はカーソル移動)を実行できる。例えば、基準軸(例えば、X軸)に基づいてユーザー入力が約80°の角を持ってディスプレイの左側方向へ移動すると判定された場合(例えば、ユーザー入力がディスプレイのY軸に近い斜線方向へ移動した場合)、実行モジュール270は、外部装置から出力される音が大きくなるように外部装置を制御できる。
他の例として、基準軸(例えば、X軸)に対してユーザー入力が約30°の角でディスプレイの右側方向へ移動すると判定された場合(例えば、ユーザー入力がディスプレイのX軸に近い斜線方向へ移動する場合)、実行モジュール270は、外部装置から出力されるチャンネル(例えば、外部装置がTV放送を提供する場合のTVチャンネル)を変更するように外部装置を制御できる。
本発明の一実施形態によると、実行モジュール270は、ユーザー入力が複数の実行入力を含むと判定される場合、複数の実行入力の各々に対応するイベントを連続して実行する。例えば、複数の実行入力は、臨時軸又は変更軸のうち決定モジュール250を通じて決定された基準軸に基づき、ディスプレイの左側から右側にドラッグする第1の実行入力、ディスプレイの右側から左側にドラッグする第2の実行入力、及びディスプレイの下側から上側にドラッグする第3の実行入力を含むことができる。この場合、実行モジュール270は、第1の実行入力に対応するイベントであるボリュームアップ、第2の実行入力に対応するイベントでボリュームダウン、及び第3の実行入力に対応するイベントであるチャンネル変更を連続して実行する。本発明の一実施形態において、複数の実行入力は、一つのユーザー入力(例えば、開始位置及び終了位置を有するユーザー入力)を通じて取得され、あるいは各々が独立的に入力された複数のユーザー入力を通じて取得されてもよい。
本発明の一実施形態によると、実行モジュール270は、ディスプレイの異なる領域において取得された複数の入力の各々に対してイベントを実行できる。例えば、実行モジュール270は、ディスプレイの左側領域で取得される第1の入力に対して、第1の入力に対応する第1の基準軸に基づいてイベントを実行する。実行モジュール270は、ディスプレイの右側領域で取得された第2の入力に対して、第2の基準軸に基づいてイベントを実行する。
本発明の一実施形態によると、実行モジュール270は、第1の入力と第2の入力に対応するイベントを異なる外部装置に各々伝達できる。例えば、実行モジュール270は、第1の入力に対応するイベントに対して、電子装置101に機能的に接続される第1の外部装置(例えば、TV)を制御し、第2の入力に対応するイベントに対して、電子装置101に機能的に接続される第2の外部装置(例えば、スマートフォン)を制御できる。
本発明の一実施形態によると、実行モジュール270は、ユーザー入力に対応するイベントが外部装置(例えば、電子装置と無線で接続されるTV)を通じて実行されるように、外部装置を制御するための制御信号(例えば、イベントに対応する制御信号)を外部装置に伝達できる。例えば、実行モジュール270は、電子装置(例えば、電子装置101)で取得された実行入力(例えば、ディスプレイの下方から上方へ指定された距離以上(例えば、約2cm)ディスプレイをドラッグ)に対応するイベント(例えば、イベント情報又はイベントに対応する制御信号)を外部装置に伝送できる。それによって、外部装置は、電子装置を通じて取得されたユーザー入力に対応するイベントを実行することができる。
本発明の一実施形態によると、実行モジュール270は、電子装置又は外部装置と機能的に接続される出力装置のうち少なくとも一つを通じてイベントに対応する通知情報を提供できる。例えば、ユーザー入力に基づいてイベントが発生、又はイベントが外部装置に受信される場合、実行モジュール270は、電子装置又は外部装置のディスプレイを通じてイベントの通知(notification)を表示(例えば、カーソルの移動、画面の転換、ディスプレイの明るさの調整又は画面の点滅)できる。あるいは、実行モジュール270は、電子装置又は外部装置のスピーカを通じて音を出力し、あるいは振動装置を通じて振動を出力することによって、イベントに関連した多様な情報をユーザーに提供できる。
図3は、本発明の多様な実施形態による電子装置(例えば、ディスプレイ150)に関連した基準軸の変更に関する一例300を示す。例えば、ディスプレイ310(例えば、ディスプレイ150)にはX軸及びY軸を含む第1の座標軸311が示され、ディスプレイ330にはユーザー入力325に基づいてX軸及びY軸が変更されたX′軸及びY′軸を含む第2の座標軸313が示されている。説明の便宜上、図3には、第1の座標軸311と第2の座標軸313は、別のディスプレイを通じて各々示すが、実質的に別のディスプレイに分離されているものではない。例えば、図3は、ディスプレイを通じて取得されたユーザー入力を処理するために一つのディスプレイの基準軸が変更可能であることを示す。
臨時軸及び変更軸は、例えば座標軸を構成する2つの軸(例えば、第1の座標軸311の場合、X軸及びY軸)のうちいずれか一つの軸であってもよい。例えば、臨時軸は、ユーザー入力325に基づき、X軸及びY軸のうちいずれか一つの軸(例えば、X軸)として決定されてもよい。例えば、ユーザー入力325の開始位置319の座標(x1,y1)とユーザー入力の終了位置の座標(x3,y3)との間の距離は、X軸方向の最短距離(例えば、x3-x1として、約5cm)及びY軸方向の最短距離(例えば、y3-y1として約1cm)を含むことができる。この場合、臨時軸は、例えばX軸方向の最短距離又はY軸方向の最短距離のうちより大きい値に対応する軸(例えば、X軸)として決定することができる。
本発明の一実施形態によると、臨時軸は、X軸及びY軸に対するユーザー入力325間の角度に基づいて、X軸又はY軸のうちいずれか一つであると決定する。例えば、臨時軸は、X軸又はY軸がユーザー入力325となす角度のうちより小さい角度を有する軸として決定することができる。例えば、ユーザー入力325がX軸となす角度αが約45°未満であり、Y軸となす角度が約45°以上である場合、臨時軸は、X軸であってもよい。一方、X軸とユーザー入力325のなす角度αがX軸とY軸との間の角度の約1/2(約45°)より大きい場合、臨時軸は、Y軸として決定されてもよい。また、X軸が臨時軸として選択される場合、変更軸は、例えばX′軸として称されてもよい。このとき、Y軸に対応するY′軸に対する考慮は省略されてもよい。本発明の一実施形態によると、第1の座標軸311及び第2の座標軸313は、ディスプレイ310,330には実際に表示されない(例えば、ユーザーが視覚的に認知できない、あるいはユーザーが見られない)仮想の座標軸であってもよい。また、第1の座標軸311及び第2の座標軸313は、例えばユーザー又は設計者の設定に従ってユーザーインターフェースとしてディスプレイ310、330を通じて表示されてもよい。
本発明の一実施形態によると、ディスプレイ310(例えば、ディスプレイ150)は、ユーザー(例えば、ユーザーの手)350からユーザー入力325を取得できる。ユーザー入力325は、例えば、開始位置319(例えば、座標(x1,y1))から終了位置327(例えば、座標(x3,y3))までドラッグする入力であってもよい。この場合、ユーザー入力325は、例えば、開始位置319から特定距離SDだけ離隔された任意の位置(以下、説明の便宜上、“基準位置”)である座標(x2,y2))を含むことができる。特定距離SDは、ユーザー入力325が外部装置を通じてイベントを実行するための実行入力であるか否かを判定するための基準距離となり得る。
本発明の一実施形態によると、ユーザー入力325の移動方向329は、例えばX軸と角度αをなしてディスプレイ310の右側上方に移動する斜線方向であってもよい。この場合、ユーザー入力325がX軸となす角度αがY軸となす角度より小さいだけでなく、ユーザー入力325のX軸に対する最短距離がY軸に対する最短距離より大きいため、臨時軸は、例えばX軸として決定することができる。本発明の実施形態において、ユーザー入力325が特定距離SDを含む場合、電子装置(例えば、確認モジュール210)は、開始位置319と終了位置323を接続したベクトル321を実行入力として取得できる。ベクトル321は、例えばユーザー入力325の特定距離SD及び移動方向329を含むことができる。本発明の一実施形態によると、ユーザー入力325が複数の特定距離SDを含む場合、電子装置(例えば、確認モジュール210)は、指定された距離SDごとに独立的な実行入力として判定できる。さらに、図示されないが、ユーザー入力325の移動距離Dが特定距離SDより小さい場合、該当ユーザー入力を無視できる。
本発明の一実施形態によると、特定指定された距離SDは、製造業者により予め設定された値、あるいはユーザーの設定により変更できる。一実施形態によると、電子装置は、ユーザー入力325の移動方向に従って特定距離SDを異なって適用できる。例えば、第1の座標軸311に基づいて左右方向(例えば、X軸315に対して約+/-45°)のユーザー入力325(例えば、ドラッグ)に対して、電子装置(例えば、取得モジュール210)は、第1の特定距離(例えば、約1.5cm)に基づいて実行入力を取得する。また、第1の座標軸311に基づいて上下方向(例えば、基準軸のうちY軸に対して+/-約45°)のユーザー入力に対して電子装置(例えば、取得モジュール210)は、第2の特定距離(例えば、約1.7cm)に基づいて実行入力を取得できる。
本発明の一実施形態によると、電子装置(例えば、決定モジュール250)は、ユーザー入力325(例えば、ベクトル321)と臨時軸であるX軸との間の角度に基づいて変更軸(例えば、X′軸)を決定できる。例えば、臨時軸であるX軸とベクトル321との間の角度が約+10°(例えば、反時計方向に約10°)である場合、電子装置(例えば、決定モジュール250)は、X軸を+方向(例えば、反時計方向)に約10°だけ傾けたX′軸を変更軸(例えば、新たな基準軸)として決定できる。
本発明の一実施形態によると、電子装置(例えば、実行モジュール270)は、変更軸であるX′軸に基づいてユーザー入力325に対応するイベントを外部装置(例えば、電子装置104)を通じて実行できる。このイベントは、例えばX′軸に基づいてユーザー入力325の移動方向329が修正された移動方向333に対応する。例えば、ユーザー入力325の移動方向329は、ディスプレイ310の左側上方の斜線方向として、移動方向329に対応するイベントが確認されない可能性もある。しかしながら、移動方向329がX′軸に基づいてディスプレイ330の左側方向である移動方向333であると確認されることによって、電子装置は、移動方向333に対応するイベント(例えば、外部電子装置のディスプレイの明るさの調整)を実行することができる。
図4は、本発明の多様な実施形態による電子装置(例えば、ディスプレイ150)に関連した基準軸の変更にする他の例400を示す。図4を通じて、図3と同一又は類似の部分に関する説明は省略する。
本発明の一実施形態によると、ディスプレイ410(例えば、ディスプレイ310)は、ユーザー(例えば、ユーザーの手)350からユーザー入力417を取得できる。ユーザー入力417は、例えば開始位置413(例えば、座標(x1,y1))から終了位置421(例えば、座標(x3,y3))までドラッグする入力であってもよい。この場合、ユーザー入力417は、例えば開始位置413から特定距離SDだけ離隔された基準位置419である座標(x2,y2)を含むことができる。
本発明の一実施形態によれば、ユーザー入力417は、以前のユーザー入力(例えば、ユーザー入力325)から続く(例えば、ユーザー350の手がディスプレイ410で離れていないままで継続してタッチ又はホバリングされる)入力(以下、説明の便宜上、“連続入力”)を含む。この場合、電子装置(例えば、取得モジュール210)は、ユーザー入力325の基準位置323を連続入力417の開始位置413を指定する。
本発明の一実施形態によると、連続入力417は、以前のユーザー入力(例えば、ユーザー入力325)の移動方向(例えば、移動方向329)で他の移動方向423に変わることによって取得される。移動方向423は、例えば以前の基準軸(例えば、以前の変更軸)であるX′軸を基準として左側下方へ移動する斜線方向であってもよい。電子装置(例えば、取得モジュール210)は、連続入力417の移動距離Dが特定距離SDを含んでいるか否かを判定する。
連続入力417が特定距離SDを含む場合、電子装置(例えば、取得モジュール210)は、連続入力417の開始位置413から特定距離SDだけ離れた基準位置419に接続したベクトル415を実行入力として取得できる。一実施形態において、電子装置(例えば、確認モジュール210)は、ベクトル415を用いて臨時軸を決定できる。例えば、ディスプレイ410の座標軸411は、以前の変更軸であるX′軸と以前のユーザー入力(例えば、ユーザー入力325)で考慮されないY軸を含むことができる。電子装置(例えば、確認モジュール210)は、ベクトル415がX′軸又はY軸となす角度に基づき、X′軸又はY軸のうちいずれか一つの軸を連続入力417を処理するための臨時軸として決定する。例えば、連続入力417がX′軸となす角度がY軸となす角度αより大きくなってもよい。この場合、連続入力417のX′軸に対する最短距離は、Y軸に対する最短距離より短いことがある。それによって、電子装置は、X′軸及びY軸を含む座標軸411でY軸を臨時軸として決定できる。
本発明の一実施形態によると、電子装置(例えば、決定モジュール250)は、臨時軸であるY軸とベクトル415との間の角度αに基づき、連続入力417に対するイベントを決定するための変更軸を決定できる。例えば、電子装置(例えば、決定モジュール250)は、臨時軸から角度αに対応するだけ変更されたY′軸435を変更軸として決定する。例えば、臨時軸であるY軸とベクトル415との間の角度が約+10°(例えば、反時計方向に約10°)である場合、電子装置(例えば、決定モジュール250)は、Y軸を+方向(例えば、反時計方向)に約10°だけ傾けたY′軸を変更軸として決定する。図4では、変更軸であるY′軸は、Y軸が座標軸411の中心で角度αだけ回転することによって決定される。
それによって、ディスプレイ430の座標軸431は、例えばX′軸及びY′軸を含むことができる。又は、図示しないが、座標軸431のX′軸は考慮されないので、座標軸431のX方向に対応する軸はX軸(例えば、図3のX軸)にそのまま維持されてもよい。一実施形態によると、電子装置(例えば、実行モジュール270)は、基準軸(例えば、変更軸であるY′軸435)に基づいて連続入力417(例えば、ベクトル415)に対応するイベント433を実行する。
本発明の一実施形態によると、電子装置(例えば、実行モジュール270)は、変更軸Y′に基づいて連続入力417に対応するイベントを外部装置(例えば、電子装置104)を通じて実行できる。イベントは、例えばY′軸を基準として連続入力417の移動方向423が修正された移動方向433に対応する。例えば、連続入力417の移動方向423は、ディスプレイ410の左側下方に向かう斜線方向として、移動方向423に対応するイベントが確認されない可能性もある。しかしながら、移動方向423がY′軸に基づいてディスプレイ430の下側方向である移動方向433として確認されることによって、電子装置は、移動方向433に対応するイベント(例えば、外部電子装置のディスプレイ明るさの調整)を実行する。
本発明の一実施形態によると、連続入力417は、移動距離D及び移動方向423を含むが、連続入力417に対応する実行入力は、移動距離Dと差があるベクトル415であってもよい。例えば、ユーザー入力(例えば、ユーザー入力325,417)に対応する実行入力は、特定距離SDによって実際の移動距離と異なるように取得されてもよい。一実施形態によると、ユーザー又は電子装置の製造業者は、実行入力を判定するための基準となる特定距離SDの調整により、ディスプレイ150に入力されるユーザーの入力に対する敏感度も設定できる。
例えば、特定距離SDがより小さく設定されるほど、電子装置(例えば、確認モジュール210)は、ディスプレイ410,430に入力されるユーザー入力417に対してより敏感に(例えば、より多くの実行入力が取得)反応する。例えば、ユーザー入力(例えば、ユーザー入力325,417)の移動距離Dが約4cmであってもよい。指定された距離SDが約1cmである場合、電子装置は、約4個の実行入力を取得することによって、4回のイベントを実行することができる。一方、特定距離SDがより大きく設定されるほど、電子装置は、ディスプレイ410,430に入力されるユーザー入力417をより低い感度で(例えば、より少ない実行入力を取得)反応する。例えば、特定距離が約2cmである場合、電子装置は、約2個の実行入力を取得することによって、2回のイベントを実行することができる。
図5は、本発明の多様な実施形態によるユーザー入力(例えば、ユーザー入力325,417)に対応するイベントを実行する一例500を示す。ディスプレイ510(例えば、ディスプレイ150)は、ユーザー350からユーザー入力513を取得できる。
例えば、ユーザー入力513は、特定距離SDを含む第1の移動515(例えば、第1の移動方向)及び第2の移動517(例えば、第2の移動方向)を含むことができる。電子装置(例えば、取得モジュール210)は、第1の移動515及び第2の移動517を第1の実行入力及び第2の実行入力として取得できる。本発明の一実施形態において、電子装置(例えば、実行モジュール270)は、連続した第1の実行入力及び第2の実行入力によって決定された座標軸511に基づき、第1の実行入力及び第2の実行入力に対応するイベントを実行する。例えば、電子装置は、第1の実行入力に対応する基準軸であるX′軸に基づいて第1のイベントを実行できる。また、電子装置は、第2の実行入力に対応する基準軸であるY′軸に基づいて第2のイベントを実行できる。
本発明の一実施形態によれば、電子装置(例えば、実行モジュール270)は、外部装置530(例えば、TV)と機能的に接続するディスプレイ531でマーカー(marker)535を第1のオブジェクト533(例えば、外部装置のインターフェース、メニュー、又はアプリケーションに対応するアイコン)で第2のオブジェクト537に移動させてもよい。例えば、X′軸に基づいてディスプレイ510の右側方向へ移動する第1の実行入力に応答し、電子装置は、マーカー535をディスプレイ531の第1の方向539に沿って、第1のオブジェクト533から所定のオブジェクト543に移動させてもよい。また、Y′軸に基づいてディスプレイ510の下側方向へ移動する第2の実行入力に応答し、電子装置は、マーカー535をディスプレイ531の第2の方向541に沿って、所定のオブジェクト543から第2のオブジェクト537に移動させてもよい。
本発明の一実施形態によると、外部装置は、現在実行中である機能に従って電子装置から受信したイベントに対応する動作を実行する。例えば、外部装置でメディアコンテンツ機能が実行される場合、外部装置は、電子装置で取得された第1の実行入力及び第2の実行入力に従って、メディアコンテンツ機能に関連したイベント(例えば、巻き戻し、早送り、次回プレイリスト、音量調整、スキップ)を実行することができる。又は、ギャラリー(写真アルバム)機能が実行される場合、外部装置は、電子装置で取得された実行入力によって、実行されるギャラリー機能に関連したイベント(例えば、次の写真、以前写真、写真選択、又は写真間移動)を実行することができる。
図5に示す実施形態では、連続したユーザー入力(例えば、連続入力)に対するイベントの実行の一例を提供する。本発明の一実施形態によると、第1の移動515及び第2の移動517が一つのユーザー入力でなく、複数のユーザー入力を通じて独立的に取得される場合でも、電子装置は、独立的なユーザー入力の各々に対応するイベントを実行する。例えば、ユーザー350は、第1の移動515以後に、ディスプレイ510とのタッチ(又は、ホバリング)を解除した後に再びディスプレイ510をタッチ(又は、ホバリング)して第2の移動517が可能である。この場合、電子装置は、第1の移動515に対応して発生した第1の実行入力に対応するイベントを実行した後に、第2の移動517に対応して発生した第2の実行入力に対応するイベントを各々独立的に実行できる。
本発明の一実施形態によると、電子装置は、第1の移動515による第1の実行入力を処理するために決定される基準軸(例えば、Y′軸)に基づいて、第2の移動517による第2の実行入力を処理できる。例えば、電子装置は、以前のユーザー入力を処理するために決定される座標軸をメモリ(例えば、メモリ130)に格納することによって、次に入力されるユーザー入力に対応するイベントを連続して実行できる。
例えば、電子装置は、第1の実行入力が入力される時点に実行中であるアプリケーションが終了した後、アプリケーションが再実行されて第2の実行入力が入力される場合、第1の実行入力を処理するために決定された基準軸に基づき、第2の実行入力を処理できる。本発明の一実施形態によると、変更された基準軸は、電子装置(例えば、プロセッサ120)又は製造業者により一定時間が過ぎると、デフォルト座標軸(例えば、座標軸311)として自動でリセットされてもよい。また、変更された基準軸は、ユーザーの要求によって手動でデフォルト座標軸にリセットされてもよい。
図6は、本発明の多様な実施形態による電子装置を通じてユーザー入力に対応するイベントを実行する他の例600を示す。本発明の一実施形態によれば、電子装置(例えば、取得モジュール210)は、ディスプレイ610の異なる領域(例えば、第1の領域619及び第2の領域621)を通じて第1の実行入力615及び第2の実行入力617を取得できる。この場合、電子装置(例えば、実行モジュール270)は、第1の実行入力615及び第2の実行入力617の各々に対応する少なくとも一つのイベントを実行することができる。ディスプレイ610の異なる領域は、例えば特定基準により分けられるサブ領域(例えば、画面の半分)又は特定基準なしに第1及び第2の実行入力615、617の相対的な位置により区分することができる。本発明の一実施形態によると、第1の実行入力615及び第2の実行入力617は、一人が両手611,613を通じて入力する入力又は二人が個別的に入力する入力を通じて取得できる。
本発明の一実施形態によると、ディスプレイ610の第1の領域619を通じて取得した第1の実行入力615及び第2の領域621を通じて取得した第2の実行入力617は、同時に取得されるか、又は時間差を置いて取得されてもよい。
本発明の一実施形態によると、図6では、説明の便宜上、ディスプレイ610の第1の領域619と第2の領域621が左右に区分されるが、第1の領域619と第2の領域621は、実際に区分された領域(例えば、ユーザーの目に見えるように表示されて区分されるか、あるいは予め区分される領域)でなければならないものではない。第1の領域619と第2の領域621は、例えば複数のユーザー入力が入力される場合、複数のユーザー入力間の相対的な位置に従って上下左右又は対角線など多様な基準で区分されてもよい。
本発明の一実施形態によると、電子装置(例えば、実行モジュール270)は、第1の実行入力615及び第2の実行入力617に対応するイベントを外部装置630に伝達する。例えば、電子装置(例えば、入力処理モジュール170)は、第1の領域619で取得した第1の実行入力615に対応するイベントを外部装置630に伝送することによって、第1のユーザー611に対応するマーカー631を右側637に移動させることができる。電子装置(例えば、入力処理モジュール170)は、第2の領域621で取得した第2の実行入力617に対応するイベントを外部装置630に伝達することによって、第2のユーザー613に対応するマーカー633を下側639に移動させることができる。
本発明の一実施形態によれば、マーカー631,633は、カーソル、選択されたオブジェクトをより大きく表示、選択されたオブジェクトをより透明に表示、選択されたオブジェクトの形状の変更及び音出力、又は選択されたオブジェクトの動きを含むことによって、特定形式に制限されない。電子装置は、マーカー631,633に書き込まれる文字、形状又は色の変化を通じて、異なる領域で取得した入力であることをユーザーが区分可能にする。
本発明の一実施形態によると、電子装置(例えば、入力処理モジュール170)は、第1の実行入力615及び第2の実行入力617により決定された基準軸に関する情報をメモリに第1の領域619の基準軸及び第2の領域621の基準軸として格納する。また、ディスプレイ610を通じて複数のユーザー入力が取得される場合、電子装置(例えば、取得モジュール210)は、複数のユーザー入力の相対的な位置に従って格納される基準軸のうち少なくともいずれか一つを異なるように適用する。例えば、複数の実行入力のうち、第1の領域619で取得される任意の実行入力には、第1の領域619の基準軸が適用することができる。複数の実行入力のうち、第2の領域621で取得される任意の実行入力には第2の領域621の基準軸が適用することができる。
本発明の一実施形態によると、図示せず、複数の実行入力に対応するイベントは、電子装置と機能的に接続される複数の外部装置を通じて実行する。例えば、電子装置(例えば、実行モジュール270)は、第1の実行入力615に対応する第1のイベントは、第1の外部装置(例えば、TV)を通じて実行する。一方、電子装置は、第2の実行入力617に対応する第2のイベントを第2の外部装置(例えば、音楽プレーヤー)を通じて実行することができる。
本発明の一実施形態によると、外部装置630でマルチタッチを通じる調整が可能なアプリケーションが実行する。例えば、外部装置630で写真ビューなどの機能が実行される場合、ユーザーは、2つの指を用いて写真を拡大又は縮小(例えば、ズームイン/アウト)できる。この場合、第1の実行入力615及び第2の実行入力617は、マルチタッチで認識され、電子装置は、外部装置630を通して出力される写真を拡大又は縮小できる。
本発明の多様な実施形態によると、ユーザー入力を処理するための電子装置は、ユーザー入力を取得するためのディスプレイ、ユーザー入力に関連した情報を格納するためのメモリ、及びメモリと機能的に接続される入力処理モジュールを含み、入力処理モジュールは、ディスプレイに対する第1の軸を基準軸としてユーザー入力に対応する角度を決定し、少なくとも角度に基づいてディスプレイに対する第2の軸を基準軸に変更し、第2の軸に基づいてユーザー入力に対応する少なくとも一つのイベントを電子装置と機能的に接続される外部装置を通じて実行するように設定される電子装置を含むことができる。
本発明の多様な実施形態によれば、入力処理モジュールは、移動距離が特定範囲に属すると、ユーザー入力を無視(disregard)できる。
本発明の多様な実施形態によると、入力処理モジュールは、ユーザー入力に対応する移動距離に基づいてユーザー入力が少なくとも一つのイベントを実行するための実行入力であるかを決定できる。
本発明の多様な実施形態によれば、入力処理モジュールは、ユーザー入力の移動距離又は移動方向のうち少なくとも一つに基づいてユーザー入力が複数の入力を含むか否かを判断できる。
本発明の多様な実施形態によれば、入力処理モジュールは、ユーザー入力の移動距離が第1の特定距離及び第2の特定距離を含むと、第1の特定距離に対応する第1の入力及び第2の特定距離に対応する第2の入力各々を少なくとも一つのイベントを実行するための入力として指定できる。
本発明の多様な実施形態によれば、入力処理モジュールは、ユーザー入力の移動方向に基づいて角度を決定することができる。
本発明の多様な実施形態によれば、入力処理モジュールは、角度が第1の特定範囲に属する場合、第1の軸を基準として第1の角度だけ、角度が第2の特定範囲に属する場合、第1の軸を基準として第2の角度だけ増減させた軸を第2の軸として指定し、角度が第3の特定範囲に属する場合、第1の軸を第2の軸として決定できる。
本発明の多様な実施形態によれば、入力処理モジュールは、角度が第1の特定範囲に属する場合、第1の軸を基準として第1の角度だけ、角度が第2の特定範囲に属する場合、第1の軸を基準として第2の角度だけ増減させる軸を第2の軸として指定することができる。
本発明の多様な実施形態によると、入力処理モジュールは、ユーザー入力が少なくとも一つのイベントを実行するための複数の入力を含む場合、複数の実行入力の各々に対応するイベントを少なくとも一つのイベントとして継続して実行することができる。
本発明の多様な実施形態によると、入力処理モジュールで、ユーザー入力は、ディスプレイの第1の領域で取得した第1の入力とディスプレイの第2の領域で取得した第2の入力を含み、決定するステップは、第1の入力に対応する第1の基準軸及び第2の入力に対応する第2の基準軸を基準軸として各々指定するステップを含むことができる。
本発明の多様な実施形態によれば、入力処理モジュールは、第1の基準軸又は第2の基準軸のうち対応することに基づき、第1の入力に対応する第1のイベント及び第2の入力に対応する第2のイベントを実行することができる。
本発明の多様な実施形態によると、入力処理モジュールは、第1の入力に対応する第1のイベントを第1の外部装置で実行し、第2の入力に対応する第2のイベントを第2の外部装置で実行することができる。
本発明の多様な実施形態によると、入力処理モジュールは、電子装置又は外部装置と機能的に接続される出力装置のうち少なくとも一つを通じてイベントに対応する通知情報を提供できる。
図7は、本発明の多様な実施形態によるディスプレイの座標軸を変更するプロセスを示す。ステップ710で、電子装置(例えば、取得モジュール210)は、ディスプレイ(例えば、ディスプレイ150)を通じて一つ以上のユーザー入力を取得できる。一つ以上のユーザー入力は、いろいろな特徴(例えば、ユーザー入力の数、ユーザー入力の移動距離、ユーザー入力の移動方向、又はユーザー入力の位置)を有することができ、電子装置は、特徴に従って一つ以上のユーザー入力に対応する動作(例えば、実行入力の取得、ユーザー入力の無視、又はマルチタッチモード)を実行することができる。
ステップ730で、電子装置(例えば、確認モジュール230)は、ディスプレイに対する臨時軸を基準として一つ以上のユーザー入力に対応する角度を確認する。例えば、電子装置は、臨時軸に基づいて一つ以上のユーザー入力の移動方向を確認することができる。電子装置は、例えば一つ以上のユーザー入力の移動方向と臨時軸との間の角度を確認することができる。
ステップ750で、電子装置(例えば、決定モジュール250)は、角度に対応して変更軸を基準軸として決定できる。例えば、電子装置は、角度が第1の範囲に属する場合、臨時軸で第1の角度だけ増減した軸を変更軸として決定し、角度が第2の範囲に属する場合、臨時軸で第2の角度だけ増減した軸を変更軸として決定できる。
ステップ770で、電子装置(例えば、実行モジュール270)は、変更軸に基づいて一つ以上のユーザー入力に対応するイベントを電子装置と機能的に接続した外部装置を通じて実行する。例えば、一つ以上のユーザー入力が変更軸に基づいて左側に向けている場合、電子装置は、左側に該当する動作(例えば、音量の調整、チャンネルの調整、カーソルの移動、又は画面の移動)を外部装置を通じて実行することができる。一実施形態において、電子装置は、イベントの実行に対する通知をディスプレイ又は他の出力装置(例えば、スピーカ、モータ、LED、又はレシーバ)を通じてユーザーに音、振動、又は視覚的な効果などで知らせる。
本発明の多様な実施形態によれば、電子装置で入力を処理する方法は、電子装置と機能的に接続されたディスプレイを通じてユーザー入力を取得する動作、ディスプレイに対する第1の軸を基準軸としてユーザー入力に対応する角度を確認する動作、少なくとも角度に従ってディスプレイに対する第2の軸を基準軸として決定する動作、及び第2の軸に基づいてユーザー入力に対応する少なくとも一つのイベントを電子装置と機能的に接続される外部装置を通じて実行するステップを有することができる。
本発明の多様な実施形態によると、取得するステップは、ユーザー入力の移動距離が特定範囲に属する場合、ユーザー入力を無視するステップを含むことができる。
本発明の多様な実施形態によると、取得するステップは、ユーザー入力に対応する移動距離に基づき、ユーザー入力が少なくとも一つのイベントを実行するための実行入力であるか否かを決定するステップを含むことができる。
本発明の多様な実施形態によれば、取得するステップは、ユーザー入力の移動距離又は移動方向のうち少なくとも一つに基づき、ユーザー入力が複数の実行入力を含むか否かを判定するステップを有することができる。
本発明の多様な実施形態によれば、取得するステップは、ユーザー入力の移動距離が第1の特定距離及び第2の特定距離を含む場合、第1の特定距離に対応する第1の入力及び第2の特定距離に対応する第2の入力の各々を少なくとも一つのイベントを実行するための実行入力で指定するステップを有することができる。
本発明の多様な実施形態によれば、決定するステップは、ユーザー入力の移動方向に基づいて角度を決定するステップを含むことができる。
本発明の多様な実施形態によれば、決定するステップは、角度が特定範囲に属する場合、第1の軸を第2の軸として決定するステップを有することができる。
本発明の多様な実施形態によれば、決定するステップは、角度が第1の特定範囲に属する場合、第1の軸の角度を第1の角度だけ増減させた角度を第2の軸として決定するステップと、角度が特定範囲に属する場合、第1の軸の角度を第2の角度だけ増減させた軸を第2の軸として決定するステップを有することができる。
本発明の多様な実施形態によれば、ユーザー入力は、ディスプレイの第1の領域で取得した第1の入力とディスプレイの第2の領域で取得した第2の入力を含み、決定するステップは、第1の入力に対応する第1の基準軸及び第2の入力に対応する第2の基準軸を基準軸として各々決定するステップを含むことができる。
本発明の多様な実施形態によれば、実行するステップは、第1の基準軸又は第2の基準軸のうち対応することに基づき、第1の入力に対応する第1のイベント及び第2の入力に対応する第2のイベントを実行するステップを含むことができる。
本発明の多様な実施形態によれば、実行するステップは、第1の入力に対応する第1のイベントを第1の外部装置で実行し、第2の入力に対応する第2のイベントを第2の外部装置で実行するステップを有することができる。
本発明の多様な実施形態によれば、実行するステップは、ユーザー入力が少なくとも一つのイベントを実行するための複数の実行入力を含む場合、複数の実行入力の各々に対応するイベントを少なくとも一つのイベントとして連続して実行するステップを有することができる。
本発明の多様な実施形態によると、実行するステップは、電子装置又は外部装置と機能的に接続される出力装置のうち少なくとも一つを通じてイベントに対応する通知情報を提供するステップを有することができる。
図8は、本発明の多様な実施形態による電子装置801のブロック図800を示す。電子装置801は、例えば図1に示した電子装置101の全体又は一部を構成してもよい。
図8を参照すると、電子装置801は、一つ以上のアプリケーションプロセッサ(AP)810、通信モジュール820、SIM(Subscriber Identification Module)カード824、メモリ830、センサモジュール840、入力モジュール850、ディスプレイ860、インターフェース870、オーディオモジュール880、カメラモジュール891、電力管理モジュール895、バッテリ896、インジケータ897、及びモータ898を含む。
AP810は、オペレーティングシステム(OS)又はアプリケーションプログラムを駆動してAP810に接続される複数のハードウェア又はソフトウェア構成要素を制御し、マルチメディアデータを含む各種データを処理し、演算を実行する。AP810は、例えばSoC(System on Chip)で実現されてもよい。本発明の一実施形態によれば、AP810はGPU(Graphic Processing Unit:図示せず)をさらに含んでもよい。
通信モジュール820(例えば、通信インターフェース160)は、電子装置810(例えば、電子装置101)にネットワークを介して接続される他の電子装置(例えば、電子装置104又はサーバ106)間の通信でデータ送受信を実行する。本発明の一実施形態によると、通信モジュール820は、セルラーモジュール821、WiFiモジュール823、BTモジュール825、GPSモジュール827、NFCモジュール828、及びRF(Radio Frequency)モジュール829を含む。
セルラーモジュール821は、通信ネットワーク(例えば、LTE、LTE-A、CDMA、WCDMA(登録商標)、UMTS、WiBro、又はGSM(登録商標))を介して音声通話、映像通話、文字サービス又はインターネットサービスを提供する。また、セルラーモジュール821は、例えば加入者識別モジュール(例えば、SIMカード824)を用いて通信ネットワーク内で電子装置の区別及び認証を実行する。本発明の一実施形態によれば、セルラーモジュール821は、AP810が提供できる機能のうち少なくとも一部機能を実行する。例えば、セルラーモジュール821は、マルチメディア制御機能の少なくとも一部を実行することができる。
本発明の一実施形態によれば、セルラーモジュール821は、コミュニケーションプロセッサ(CP)を含む。また、セルラーモジュール821は、例えばSoCで実現されてもよい。図8では、セルラーモジュール821(例えば、コミュニケーションプロセッサ)、メモリ830、又は電力管理モジュール895の構成要素がAP810と別個の構成要素で示されているが、一実施形態によれば、AP810が上記した構成要素の少なくとも一部(例えば、セルラーモジュール821)を含むように実現してもよい。
本発明の一実施形態によれば、AP810又はセルラーモジュール821(例えば、コミュニケーションプロセッサ)は、各々に接続される非揮発性メモリ又は他の構成要素のうち少なくとも一つから受信した命令又はデータを揮発性メモリにロードして処理できる。また、AP810又はセルラーモジュール821は、他の構成要素のうち少なくとも一つから受信するか、又は他の構成要素のうち少なくとも一つにより生成されるデータを非揮発性メモリに格納することができる。
WiFiモジュール823、BTモジュール825、GPSモジュール827、及びNFCモジュール828の各々は、例えば該当するモジュールを通じて送受信されるデータを処理するためのプロセッサを含む。図8では、セルラーモジュール821、WiFiモジュール823、BTモジュール825、GPSモジュール827、又はNFCモジュール828が各々別のブロックで示したが、一実施形態によれば、セルラーモジュール821、WiFiモジュール823、BTモジュール825、GPSモジュール827、又はNFCモジュール828のうち少なくとも一部(例えば、2個以上)は、一つのIC(Integrated Chip)又はICパッケージ内に含まれてもよい。例えば、セルラーモジュール821、WiFiモジュール823、BTモジュール825、GPSモジュール827、又はNFCモジュール828の各々に対応するプロセッサのうち少なくとも一部(例えば、セルラーモジュール821に対応するコミュニケーションプロセッサ及びWiFiモジュール823に対応するWiFiプロセッサ)は、一つのSoCで実現されてもよい。
RFモジュール829は、データの送受信、例えばRF信号の送受信が可能である。RFモジュール829は、図示せずが、例えばトランシーバ(transceiver)、PAM(Power Amp Module)、周波数フィルタ、又はLNA(Low Noise Amplifier)を含むことができる。また、RFモジュール829は、無線通信で自由空間上の電磁波を送受信するための部品(例えば、導体又は導線)をさらに含む。図8では、セルラーモジュール821、WiFiモジュール823、BTモジュール825、GPSモジュール827、及びNFCモジュール828が一つのRFモジュール829を相互に共有することを示しているが、本発明の一実施形態によれば、セルラーモジュール821、WiFiモジュール823、BTモジュール825、GPSモジュール827、又はNFCモジュール828のうち少なくとも一つは別のRFモジュールを通じてRF信号の送受信を実行してもよい。
SIMカード824は、加入者識別モジュールを含むカードであって、電子装置の特定位置に形成されたスロットに挿入する。SIMカード824は、固有の識別情報(例えば、ICCID(Integrated Circuit Card Identifier))又は加入者情報(例えば、IMSI(International Mobile Subscriber Identity))を含む。
メモリ830(例えば、メモリ130)は、内蔵メモリ832又は外装メモリ834を含む。内蔵メモリ832は、例えば揮発性メモリ(例えば、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)、SDRAM(Synchronous Dynamic RAM))又は非揮発性メモリ(例えば、OTPROM(One Time Programmable ROM)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable and Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、マスクROM、フラッシュROM、NANDフラッシュメモリ、NORフラッシュメモリ)のうち少なくとも一つを含む。
本発明の一実施形態によれば、内蔵メモリ832は、SSD(Solid State Drive)であってもよい。外装メモリ834は、フラッシュドライブ、例えば、CF(Compact Flash)、SD(Secure Digital)、Micro-SD(Micro Secure Digital)、Mini-SD(Mini Secure Digital)、xD(extreme Digital)、又はメモリスティックをさらに含んでもよい。外装メモリ834は、多様なインターフェースを通じて電子装置801に機能的に接続する。本発明の一実施形態によれば、電子装置801は、ハードドライブのような格納装置(又は格納媒体)をさらに含む。
センサモジュール840は、物理量を測定し、あるいは電子装置801の作動状態を感知し、測定又は感知した情報を電気信号に変換する。センサモジュール840は、例えばジェスチャセンサ840A、ジャイロセンサ840B、気圧センサ840C、磁気センサ840D、加速度センサ840E、グリップセンサ840F、近接センサ840G、カラーセンサ840H(例えば、RGB(red,green,blue)センサ)、バイオメトリックセンサ840I、温度/湿度センサ840J、照度センサ840K、又はUV(Ultra Violet)センサ840Mのうち少なくとも一つを含んでもよい。追加的に又は代替的に、センサモジュール840は、例えば嗅覚センサ(E-nose sensor:図示せず)、EMGセンサ(Electromyography sensor:図示せず)、EEGセンサ(Electroencephalogram sensor:図示せず)、ECGセンサ(Electrocardiogram sensor:図示せず)、IR(Infrared Ray)センサ(図示せず)、虹彩センサ(図示せず)、又は指紋センサ(図示せず)を含んでもよい。センサモジュール840は、それらに属する少なくとも一つのセンサを制御するための制御回路をさらに含んでもよい。
入力装置850は、タッチパネル852、(デジタル)ペンセンサ854、キー856、又は超音波入力装置858を含む。タッチパネル852は、例えば静電式、減圧式、赤外線方式、又は超音波方式のうち少なくとも一つの方式でタッチ入力を認識できる。また、タッチパネル852は、制御回路をさらに含んでもよい。静電式である場合、物理的接触又は近接認識が可能である。タッチパネル852は、触覚階層(tactile layer)をさらに含んでもよい。この場合、タッチパネル852は、ユーザーに触覚反応を提供できる。
(デジタル)ペンセンサ854は、例えばユーザーのタッチ入力を受信することと同一又は類似の方法又は別途の認識用シート(sheet)を用いて実現することができる。キー856は、例えば物理的なボタン、光学式キー、又はキーパッドを含むことができる。超音波入力装置858は、超音波信号を発生する入力ツールを通じて、電子装置801でマイク(例えば、マイク888)で音波を感知してデータを確認する装置であって、無線認識が可能である。一実施形態によれば、電子装置801は、通信モジュール820を用いてこれに接続される外部装置(例えば、コンピュータ又はサーバ)からユーザー入力を受信する。
ディスプレイ860(例えば、ディスプレイ150)は、パネル862、ホログラム装置864、又はプロジェクタ866を含む。パネル862は、例えばLCD(Liquid-Crystal Display)又はAM-OLED(Active-Matrix Organic Light-Emitting Diode)であってもよい。パネル862は、例えばフレキシブルに、透明に、又はウェアラブルに(wearable)実現されてもよい。パネル862は、タッチパネル852と一つのモジュールで構成される。ホログラム装置864は、光の干渉を用いて立体映像を空間中に見せることができる。プロジェクタ866は、スクリーンに光を投射して映像を表示できる。スクリーンは、例えば、電子装置801の内部又は外部に位置する。一実施形態によれば、ディスプレイ860は、パネル862、ホログラム装置864、又はプロジェクタ866を制御するための制御回路をさらに含むことができる。
インターフェース870は、例えば、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)872、USB(Universal Serial Bus)874、光インターフェース876、又はD-SUB(D-subminiature)878を含む。インターフェース870は、例えば図1に示した通信インターフェース160に含まれてもよい。追加的に又は代替的に、インターフェース870は、例えばMHL(Mobile High-Definition Link)インターフェース、SD(Secure Digital)カード/MMC(Multi-Media Card)インターフェース、又はIrDA(Infrared Data Association)規格インターフェースを含んでもよい。
オーディオモジュール880は、音と電気信号を双方向に変換させてもよい。オーディオモジュール880の少なくとも一部の構成要素は、例えば図1に示した入出力インターフェース140に含まれてもよい。オーディオモジュール880は、例えばスピーカ882、レシーバ884、イヤホン886、又はマイク888を通じて入力又は出力される音情報を処理する。
カメラモジュール891は、静止画像及び動画像を撮影する装置であって、本発明の一実施形態では、一つ以上のイメージセンサ(例えば、前面センサ又は後面センサ)、レンズ(図示せず)、ISP(Image Signal Processor:図示せず)、又はフラッシュ(図示せず)(例えば、LED又はキセノンランプ(xenon lamp))を含む。
電力管理モジュール895は、電子装置801の電力を管理する。図示していないが、電力管理モジュール895は、例えばPMIC(Power Management Integrated Circuit)、充電IC(Integrated Circuit)、又はバッテリ又は燃料ゲージを含んでもよい。
PMICは、例えば集積回路又はSoC半導体内に搭載することができる。充電方式は、有線と無線に区分できる。充電ICは、バッテリを充電でき、充電器からの過電圧又は過電流の流入を防止できる。一実施形態において、充電ICは、有線充電方式又は無線充電方式のうち少なくとも一つのための充電ICを含むことができる。無線充電方式では、例えば磁気共鳴方式、磁気誘導方式、又は電磁気波方式があり、無線充電のための付加的な回路、例えばコイルループ、共振回路、又は整流器の回路が追加されてもよい。
バッテリゲージは、例えばバッテリ896の残量、充電中の電圧、電流又は温度を測定できる。バッテリ896は、電気を格納又は生成し、その格納又は生成された電気を利用して電子装置801に電源を供給することができる。バッテリ896は、例えば充電式バッテリ又は太陽電池(solar battery)を含んでもよい。
インジケータ897は、電子装置801又はその一部(例えば、AP810)の特定状態、例えばブート状態、メッセージ状態、又は充電状態を表示できる。モータ898は、電気的信号を機械的振動に変換する。図示せずが、電子装置801は、モバイルTVのサポートのための処理装置(例えば、GPU)を含むことができる。モバイルTVのサポートのための処理装置は、例えばDMB(Digital Multimedia Broadcasting)、DVB(Digital Video Broadcasting)、又はメディアフローの規格によるメディアデータを処理できる。
本発明の多様な実施形態による電子装置の前述した構成要素の各々は、一つ又はそれ以上の構成要素で構成され、該当構成要素の名称は、電子装置の種類に従って変わることがある。本発明の多様な実施形態による電子装置は、上記の構成要素のうち少なくとも一つを含んで構成され、一部構成要素が省略され、あるいは追加的な他の構成要素をさらに含んでもよい。また、本発明の多様な実施形態による電子装置の構成要素のうち一部が結合されて一つのエンティティで構成されることによって、結合以前の該当構成要素の機能と同じ機能を実行してもよい。
図9は、本発明の多様な実施形態による複数の電子装置(例えば、電子装置910及び電子装置930)間の通信プロトコル900を示す。
図9を参照すると、例えば、通信プロトコル900は、装置発見プロトコル951、機能交換プロトコル953、ネットワークプロトコル955、及びアプリケーションプロトコル957を含むことができる。
本発明の一実施形態によると、装置発見プロトコル951は、電子装置(例えば、電子装置910又は電子装置930)が自身と通信可能な外部電子装置を感知するか、又は感知した外部電子装置に接続するためのプロトコルであってもよい。例えば、電子装置910(例えば、電子装置101)は、装置発見プロトコル951を用いて、電子装置910で使用可能な通信方法(例えば、WiFi、BT、USB)を通じて電子装置910と通信可能な機器であって、電子装置930(例えば、電子装置104)を感知できる。電子装置910は、電子装置930との通信接続のために、装置発見プロトコル951を用いて、感知した電子装置930に対する識別情報を取得して格納する。電子装置910は、例えば少なくとも識別情報に基づき、電子装置930との通信接続を開設できる。
任意の実施形態によれば、装置発見プロトコル951は、複数の電子装置間の相互認証のためのプロトコルであってもよい。例えば、電子装置910は、少なくとも電子装置930に接続するための通信情報(例えば、MAC(Media Access Control)アドレス、UUID(Universally Unique Identifier)、SSID(Subsystem Identification)、IP(Internet Protocol)アドレス)に基づき、電子装置910と電子装置930との間の認証を実行することができる。
本発明の一実施形態によれば、機能交換プロトコル953は、電子装置910又は電子装置930のうち少なくとも一つでサポート可能なサービスの機能に関連した情報を交換するためのプロトコルであってもよい。例えば、電子装置910及び電子装置930は、機能交換プロトコル953を通じて、各々が現在提供しているサービスの機能に関連した情報を相互に交換する。交換可能な情報は、電子装置910及び電子装置930でサポート可能な複数のサービスの中から特定サービスを示す識別情報を含んでもよい。例えば、電子装置910は、機能交換プロトコル953を通じて電子装置930から電子装置930が提供する特定サービスの識別情報を受信することができる。この場合、電子装置910は、受信された識別情報に基づいて、電子装置910が特定サービスをサポートできるか否かを判定できる。
本発明の一実施形態によると、ネットワークプロトコル955は、通信が可能なように接続される電子装置(例えば、電子装置910、電子装置930)の間で、例えばサービスを連動して提供するために送受信される、データフローを制御するためのプロトコルであってもよい。例えば、電子装置910又は電子装置930のうち少なくとも一つは、ネットワークプロトコル955を用いて、誤り制御、又はデータ品質制御などを実行することができる。追加的に又は代替的に、ネットワークプロトコル955は、電子装置910と電子装置930との間で送受信されるデータの伝送フォーマットを決定できる。また、電子装置910又は電子装置930のうち少なくとも一つは、ネットワークプロトコル955を用いて相互のデータ交換のための少なくともセッションを管理(例えば、セッション接続又はセッション終了)できる。
本発明の一実施形態によれば、アプリケーションプロトコル957は、外部電子装置で提供されるサービスに関連したデータを交換するための、手順又は情報を提供するためのプロトコルであってもよい。例えば、電子装置910(例えば、電子装置101)は、アプリケーションプロトコル957を介して電子装置930(例えば、電子装置104又はサーバ106)でサービスを提供できる。
本発明の一実施形態によれば、通信プロトコル900は、標準通信プロトコル、個人又は団体により指定される通信プロトコル(例えば、通信装置製造業者又はネットワーク供給業者により自主的に指定された通信プロトコル)又はこれらの組み合わせを含むことができる。
本発明の多様な実施形態で使用される“モジュール”は、例えばハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアのうちいずれか一つ又は2つ以上の組み合わせを含む単位を意味できる。“モジュール”は、例えばユニット、論理、論理ブロック、構成要素(component)又は回路などの用語と交互に使用できる。“モジュール”は、一体で構成された部品の最小単位又はその一部であってもよい。“モジュール”は、一つ又はそれ以上の機能を実行する最小単位又はその一部であってもよい。“モジュール”は、機械的に又は電子的に実現することができる。例えば、本発明の多様な実施形態による“モジュール”は、知られており、あるいは未来に開発される任意の動作を実行するASIC(Application-Specific Integrated Circuit)チップ、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、及びプログラム可能な論理装置(programmable-logic device)のうち少なくとも一つを含むことができる。
本発明の多様な実施形態による装置(例えば、モジュール又はその機能)又は方法(例えば、動作)の少なくとも一部は、例えば、プログラミングモジュールの形態で構成される、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されている命令で実現されてもよい。この命令は、一つ以上のプロセッサ(例えば、プロセッサ122)により実行される場合、一つ以上のプロセッサが命令に該当する機能を実行できる。非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えばメモリ130であってもよい。プログラミングモジュールの少なくとも一部は、例えば、プロセッサ120により実現(例えば、実行)されてもよい。プログラミングモジュールの少なくとも一部は、一つ以上の機能を実行するための、例えばモジュール、プログラム、ルーチン、命令セット、又はプロセスなどを含んでもよい。
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、及び磁気テープのような磁気媒体と、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)のような光記録媒体(Optical Media)と、フロプティカルディスクのような磁気光媒体と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Acces Memory)、及びフラッシュメモリのようなプログラム命令(例えば、プログラミングモジュール)を格納して実行するように特別に構成されるハードウェア装置を含んでもよい。プログラム命令は、コンパイラにより生成される機械語だけでなく、インタープリタを用いてコンピュータによって実行されるハイレベル言語コードを含んでもよい。ハードウェア装置は、本発明の多様な実施形態による動作を実行するために一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成可能であり、その逆の場合も同様である。
本発明の多様な実施形態によるモジュール又はプログラミングモジュールは、上記した構成要素のうち少なくとも一つ以上を含むか、一部を省略するか、あるいは追加的な他の構成要素をさらに含んでもよい。本発明の多様な実施形態によるモジュール、プログラミングモジュール、又は他の構成要素により実行される動作は、順次的、並列的、反復的、又はヒューリスティックな(heuristic)方法で実行されてもよい。また、一部動作は、異なる順序で実行又は省略され、又は他の動作が追加されてもよい。
本発明の多様な実施形態によると、命令を格納している記録媒体においては、命令は、少なくとも一つのプロセッサにより実行される場合に少なくとも一つのプロセッサで少なくとも一つの動作を実行するように設定されるものであり、少なくとも一つの動作は、ユーザー入力を取得する動作、ディスプレイに対する第1の軸を基準軸としてユーザー入力の角度を決定する動作、少なくとも角度に基づいてディスプレイに対する第2の軸を基準軸に変更する動作、及び第2の軸に基づいてユーザー入力に対応する少なくとも一つのイベントを電子装置と機能的に接続される外部装置を通じて実行する動作を含んでもよい。
以上、本発明の詳細な説明においては具体的な実施形態に関して説明したが、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められる本発明の範囲及び精神を逸脱することなく、形式や細部の様々な変更が可能であることは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。