JP6600859B2 - 車両の後部構造及び車両のライセンスプレート取付用ブラケット - Google Patents

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Description

本発明は、車両の後部構造及び車両のライセンスプレート取付用ブラケットに関する。
日本国内においては、法規により、自動車のリヤライセンスプレート(以下、ライセンスプレート)が封印ボルトにより車体に固定されている。そのため、デザイン上の理由などからライセンスプレートをリヤバンパ上に配置する場合には、修理などでリヤバンパを車体から取り外す作業やリヤバンパを車体に取り付ける作業(以下、着脱作業)を行うことができるように、リヤバンパにライセンスプレートを逃がすための開口部が形成されている(例えば特許文献1参照)。
上記文献1に記載の車両の後部構造では、車体後部に固定された固定具と、固定具の上端において軸により揺動自在に支持され、後方に向けて延出する第2ヒンジ部材と、第2ヒンジ部材の後端において軸により揺動自在に支持され、リヤバンパの開口部を通じて外部に延出する第1ヒンジ部材とが設けられている。第1ヒンジ部材にはライセンスプレートを保持するホルダが固定されている。そして、リヤバンパの着脱作業の際には、第1ヒンジ部材及び第2ヒンジ部材を揺動させて第1ヒンジ部材及びライセンスプレートを開口部に対して寝かせた状態にする。これにより、開口部の上下の長さをライセンスプレートの上下の長さよりも短くしつつ、開口部を通じてライセンスプレートを逃がすことができるようにしている。なお、上記文献1では、上記開口部の車幅方向の長さが、ライセンスプレートの車幅方向の長さよりも長くされている。
実開昭62−94958号公報
ところで、特許文献1に記載の車両の後部構造の場合、リヤバンパの着脱作業のために開口部の車幅方向の長さがライセンスプレートの車幅方向の長さよりも大きくされていることから、ライセンスプレートの両外側縁と開口部の両内側縁との間に外部から視認可能な隙間が存在する(同文献1の第2図参照)。そのため、こうした隙間によってライセンスプレート周りの外観が損なわれるという問題が生じる。
本発明の目的は、リヤバンパ上に取り付けられるライセンスプレート周りの外観の向上を図ることのできる車両の後部構造及び車両のライセンスプレート取付用ブラケットを提供することにある。
上記目的を達成するための車両の後部構造は、車体に着脱可能に設けられ、開口部を有するリヤバンパと、車体に取り付けられ、前記開口部を通じて外部に露出するとともにライセンスプレートが取り付けられる取付面を有するブラケット本体、及び前記ブラケット本体に対して着脱可能に設けられ、前記ライセンスプレートの外周縁及び前記ブラケット本体の外周縁のうち外周側に位置する部位と前記開口部の内周縁との間に形成される隙間を前記リヤバンパの後方から覆うガーニッシュを有するブラケットと、を備える。
同構成によれば、リヤバンパの着脱作業を行う際には、該作業に先立ち、ブラケット本体からガーニッシュを取り外すことにより、ライセンスプレートの外周縁及びブラケット本体の外周縁のうち外周側に位置する部位とリヤバンパの開口部の内周縁との間に隙間が形成される。このため、上記隙間の分だけ拡大された開口部を通じてブラケット本体またはライセンスプレートを容易に逃がすことができる。
また、ブラケット本体に対してガーニッシュが取り付けられている状態においては、上記隙間がリヤバンパの後方から覆われるため、上記隙間により車両の見栄えが損なわれることを抑制できる。
したがって、リヤバンパ上に取り付けられるライセンスプレート周りの外観の向上を図ることができる。
上記車両の後部構造において、前記ブラケット本体の外周縁は、前記ライセンスプレートの外周縁よりも全周にわたって内周側に位置しており、前記開口部の内周縁は、前記ライセンスプレートの外周縁よりも全周にわたって外周側に位置しており、前記ガーニッシュは、前記隙間を前記リヤバンパの後方から全周にわたって覆っていることが好ましい。
同構成によれば、ライセンスプレートの外周縁と開口部の内周縁との間には全周にわたって隙間が形成される。したがって、リヤバンパの取り外し、及び取り付けの際に、リヤバンパを車両の前後方向に沿って後方または前方に移動させつつ、開口部を通じてブラケット本体及びライセンスプレートを容易に逃がすことができる。
また、上記隙間がリヤバンパの後方から全周にわたって覆われるため、車両の外観を向上させることができる。
したがって、リヤバンパの着脱の作業性を向上させることができるとともにリヤバンパ上に取り付けられるライセンスプレート周りの外観の向上を図ることができる。
上記車両の後部構造において、前記ガーニッシュは、前記ブラケット本体の周方向において複数に分割して構成されていることが好ましい。
ブラケット本体の外周縁が全周にわたってライセンスプレートの外周縁の内周側に位置している構成においては、ライセンスプレートが障害物となり、ブラケット本体に対してガーニッシュを着脱可能に設けることが困難になるおそれがある。
この点、上記構成によれば、ガーニッシュがブラケット本体の周方向において複数に分割して構成されているため、ライセンスプレートが障害物になることを回避でき、ブラケット本体に対してガーニッシュを着脱可能に設けることができる。
上記車両の後部構造において、前記ブラケット本体は、同ブラケット本体を車体に締結するための締結部材が取り付けられる取付部と、前記ブラケット本体における前記取付部よりも下側の部位から下方に向けて延出する係合部とを有しており、前記係合部が前記リヤバンパの裏面に係合されていることが好ましい。
同構成によれば、取付部に取り付けられた締結部材によりブラケット本体が車体に締結されるとともに、ブラケット本体における取付部よりも下側の部位から下方に向けて延出する係合部がリヤバンパの裏面に係合される。このため、締結部材を支点としたブラケット本体の揺動が係合部により適切に阻止される。したがって、ブラケット本体のがたつきを抑制することができる。
上記目的を達成するための車両のライセンスプレート取付用ブラケットは、ライセンスプレートを車体に対して取り付けるためのものであって、車体に取り付けられ、リヤバンパに形成された開口部を通じて外部に露出するとともにライセンスプレートが取り付けられる取付面を有するブラケット本体と、前記ブラケット本体に対して着脱可能に設けられ、前記ライセンスプレートの外周縁及び前記ブラケット本体の外周縁のうち外周側に位置する部位と前記開口部の内周縁との間に形成される隙間を前記リヤバンパの後方から覆うガーニッシュと、を備える。
同構成によれば、リヤバンパの着脱作業を行う際には、該作業に先ちブラケット本体からガーニッシュを取り外すことにより、ライセンスプレートの外周縁及びブラケット本体の外周縁のうち外周側に位置する部位とリヤバンパの開口部の内周縁との間に隙間が形成される。このため、上記隙間の分だけ拡大された開口部を通じてブラケット本体及びライセンスプレートを容易に逃がすことができる。
また、ブラケット本体に対してガーニッシュが取り付けられている状態においては、上記隙間がリヤバンパの後方から覆われるため、上記隙間により車両の見栄えが損なわれることを抑制できる。
本発明によれば、リヤバンパ上に取り付けられるライセンスプレート周りの外観の向上を図ることができる。
車両の後部構造及び車両のライセンスプレート取付用ブラケットの一実施形態について、リヤバンパ上に取り付けられたライセンスプレート及びブラケットのガーニッシュを中心に示す車両後部の正面図。 図1に示す状態からガーニッシュが取り外された状態を示す車両後部の正面図。 同実施形態のブラケットを示す斜視図。 同実施形態のブラケットを示す分解斜視図。 図3の5−5線に沿った断面図。 図3の6−6線に沿った断面図。 図3の7−7線に沿った断面図。 図3の8−8線に沿った断面図。 図3の9−9線に沿った断面図。 図3の10−10線に沿った断面図。 同実施形態の作用を説明する図であって、リヤバンパが取り外される様子を示す断面図。
以下、図1〜図11を参照して、一実施形態について説明する。なお、以降において、車両の前後方向を「前後方向L」と略称するとともに、前後方向Lの前方及び後方を単に「前方」及び「後方」とそれぞれ略称する。また、車両の後方から前方を視たときの車幅方向Wの左方及び右方を単に「左方」及び「右方」とそれぞれ略称する。
図1及び図2に示すように、車両後部には、リヤバンパ70が車体に対して着脱可能に設けられている。
図2に示すように、リヤバンパ70の車幅方向Wの中央部には、リヤバンパ70の内外を連通する開口部71が形成されている。開口部71の内側には、正面視横長の長方形状をなすリヤライセンスプレート(以下、ライセンスプレート80)が設けられている。開口部71の内周縁は、ライセンスプレート80の外周縁よりも全周にわたって外周側に位置している。すなわち、開口部71の内周縁とライセンスプレート80の外周縁との間には、全周にわたって隙間90が形成されている。
次に、ライセンスプレート80を車体に対して取り付けるためのブラケット10の構成について説明する。
図3及び図4に示すように、ブラケット10は、ブラケット本体20と、ブラケット本体20の外周縁を全周にわたって囲むとともに同外周縁に対して着脱可能に設けられた下側ガーニッシュ40、左側ガーニッシュ50、及び右側ガーニッシュ60とを備えている。ブラケット本体20及び3つのガーニッシュ40,50,60は、いずれも硬質樹脂材料により形成されている。
次に、ブラケット本体20の構成について詳細に説明する。
図4に示すように、ブラケット本体20は、左右対称な形状を有しており、正面視横長の長方形状をなすプレート部21、プレート部21の上縁から前方に向けて延出された上壁部22、及びプレート部21の前面(裏面)における車幅方向Wの両側から前方に向けて延出された一対の側壁部23を有している。
ブラケット本体20には、上壁部22の前端から屈曲されて上方に向けて延出された屈曲壁部34が形成されており、屈曲壁部34の車幅方向Wの中央部には、後方に向けて折り返された折り返し部35が形成されている。
図4、図8及び図9に示すように、一対の側壁部23は、プレート部21の両側縁よりも車幅方向Wの内側からそれぞれ延出されている。なお、同図では、左方の側壁部23のみが示されている。
図5〜図7に示すように、ブラケット本体20は、プレート部21の前面の下部から前方に向けて延出された下壁部24を有している。下壁部24は、プレート部21の下縁よりも上方から延出されている。
プレート部21の後面(以下、取付面21A)は、開口部71を通じて外部に露出している。同図に二点鎖線にて示すように、取付面21Aには、ライセンスプレート80が取り付けられる。なお、本実施形態では、取付面21Aが上側ほど前側に位置するように傾斜している。
図3及び図4に示すように、プレート部21には、左右一対の取付凹部26が形成されている。各取付凹部26の底部には、取付孔26Aが形成されている。
図5に示すように、取付孔26Aに対して後側からボルト39を挿通し、ボルト39を車体後部に設けられたステー75のナット76に螺入することにより、ブラケット本体20が車体に取り付けられる。
図3〜図5に示すように、下壁部24の前縁には、下方に向けて延出する左右一対の係合脚部25が形成されている。図5に示すように、各係合脚部25の先端部は、先端側ほど前方且つ下方に位置するように湾曲しており、同先端部がリヤバンパ70の前面(裏面)における開口部71よりも下側の部分に当接されている。
図4及び図8に示すように、プレート部21における一対の取付凹部26の車幅方向Wの外側には、挿通孔27Aを有する左右一対の支持凹部27と、一対の支持凹部27に隣接する一対のスライド孔28とがそれぞれ形成されている。各支持凹部27には、スライド孔28を通じて金属製の挟み込み式の板ナット29が取り付けられている。
ライセンスプレート80の一方の挿通孔81(図8参照)に対して後側から封印ボルト82を挿通し、封印ボルト82を左側の板ナット29に螺入する。また、ライセンスプレート80の他方の挿通孔(図示略)に対して後側からビス83を挿通し、ビス83を右側の板ナット29に螺入する。これにより、図1及び図2に示すように、ブラケット本体20に対してライセンスプレート80が取り付けられる。このとき、図1、図2、及び図5〜図10に示すように、ブラケット本体20の外周縁は、ライセンスプレート80の外周縁よりも全周にわたって内周側に位置している。
次に、下側ガーニッシュ40の構成について詳細に説明する。
図4、及び図5〜図7に示すように、下側ガーニッシュ40は、前方に向けて開放された断面略コ字状をなすとともに車幅方向Wに沿って延在するガーニッシュ本体41と、ガーニッシュ本体41の上面から上方に向けて突設された3つの第1挿入片42及び2つの第2挿入片43とを有しており、下壁部24に対して着脱可能に設けられている。車幅方向Wにおいて隣り合う2つの第1挿入片42の間に、1つの第2挿入片43が位置するように、5つの挿入片42,43が車幅方向Wに互いに間隔をおいて形成されている。なお、図6及び図7に示すように、ガーニッシュ本体41の上壁と下壁との間における上記挿入片42,43に対応する位置には、補強用のリブ44がそれぞれ形成されている。
図4及び図6に示すように、第1挿入片42には、貫通孔42Aが形成されている。図6に拡大して示すように、第1挿入片42には、合成樹脂製のクリップ46が貫通孔42Aに係合されて装着されている。
ブラケット本体20の下壁部24に形成された5つの貫通孔30に対して、下側ガーニッシュ40の5つの挿入片42,43がそれぞれ挿入されている。
図6に示すように、第1挿入片42に装着されたクリップ46の前後一対の係止部47が貫通孔30の内周縁にそれぞれ係止されている。図7に示すように、第2挿入片43と貫通孔30の内周縁とは接触していない。
このようにして、ブラケット本体20に対して下側ガーニッシュ40が取り付けられている。
図4に示すように、ガーニッシュ本体41の両側壁45は、ガーニッシュ本体41の上壁、下壁などの両端部よりも車幅方向Wの内側に位置している。図4及び図10に示すように、両側壁45には、後述する左側ガーニッシュ50及び右側ガーニッシュ60を取り付けるための挿通孔45Aがそれぞれ形成されている。なお、同図では、左方の側壁45のみが示されている。
次に、左側ガーニッシュ50の構成について詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、左側ガーニッシュ50は、正面視逆L字状をなすガーニッシュ本体51を有しており、ブラケット本体20の左側の側壁部23及び上壁部22の左側部分に対して着脱可能に設けられている。すなわち、ガーニッシュ本体51は、上下に延在する第1本体部51Aと、第1本体部51Aの上端から右方に向けて延在する第2本体部51Bとを有している。
図8〜図10に示すように、第1本体部51Aは、前方に向けて開放された断面略コ字状をなしている。図8及び図9に示すように、第1本体部51Aの前面における外壁と内壁との間には、支持突部59Aが前方に向けて突設されている。支持突部59Aは上下方向において部分的に形成されている。
図4に示すように、第1本体部51Aにおける右側の側面には、上から順に、第1挿入片52、第2挿入片53、及び第3挿入片54が互いに間隔をおいて右方に向けて突設されている。
これらの挿入片52〜54が、ブラケット本体20の左側の側壁部23に形成された上側貫通孔31、下側貫通孔32、及び下側ガーニッシュ40の挿通孔45Aにそれぞれ挿入される。
図8に示すように、第1挿入片52の前面には、車幅方向Wの内側(同図の右側)ほど前方に突出するように傾斜した係止爪52Aが形成されている。係止爪52Aは、上側貫通孔31の内周縁に係止されている。
図9に示すように、第2挿入片53の先端部は、下側貫通孔32に嵌合されている。
図10に示すように、第3挿入片54には、貫通孔54Aが形成されている。第3挿入片54には、合成樹脂製のクリップ55が貫通孔54Aに係合されて装着されている。第3挿入片54に装着されたクリップ55の前後一対の係止部56が、下側ガーニッシュ40の側壁45に形成された挿通孔45Aの内周縁にそれぞれ係止されている。
図5及び図6に示すように、第2本体部51Bは、前方に向けて開放された断面略コ字状をなしている。図5に示すように、第2本体部51Bの前面における上壁と下壁との間には、支持突部59Bが前方に向けて突設されている。支持突部59Bは車幅方向Wにおいて部分的に設けられている。
図4に示すように、第2本体部51Bの下面には、3つの挿入突起57が車幅方向Wに間隔をおいて下方に向けて突設されている。
これらの3つの挿入突起57が、ブラケット本体20の上壁部22に形成された左側の3つの貫通孔33にそれぞれ挿入される(図7参照)。
貫通孔33の前後方向Lの長さは、挿入突起57の前後方向Lの長さよりも僅かに大きく設定されている。また、図4に示すように、各貫通孔33の車幅方向Wにおける長さは、各挿入突起57の車幅方向Wにおける長さよりも長く設定されている。このため、各貫通孔33内において各挿入突起57の前後方向Lにおける変位が規制される一方、車幅方向Wにおける変位が許容されている。
このようにして、左側ガーニッシュ50が下側ガーニッシュ40を介してブラケット本体20に取り付けられている。
図4に示すように、第2本体部51Bの右端には、係合突部58が右方に向けて突設されている。
次に、右側ガーニッシュ60の構成について詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、右側ガーニッシュ60は、基本的に、左側ガーニッシュ50と左右対称な形状を有しており、ブラケット本体20の右側の側壁部23及び上壁部22の右側部分に対して着脱可能に設けられている。したがって、以降において、右側ガーニッシュ60の各構成のうち左側ガーニッシュ50の各構成に対応するものについては、左側ガーニッシュ50の符号「5*」に対して「10」を加算した符号「6*」を付すことにより重複する説明を省略する。
以下、右側ガーニッシュ60について、左側ガーニッシュ50との相違点を中心に説明する。
図4及び図6に示すように、第2本体部61Bの左端は、前方に向けて開放された断面コ字状をなす係合凹部68とされている。係合凹部68の内部には、左側ガーニッシュ50の係合突部58が嵌合されている(図6参照)。
図6に示すように、ブラケット本体20の折り返し部35と上壁部22との間に、第2本体部51B,61Bの下壁がそれぞれ挟み込まれている。このことにより、第2本体部51B,61Bの上方への変位が規制されている。
図5及び図7に示すように、第2本体部51B,61Bの上壁及び支持突部59B,69Bの双方の前端には、緩衝材72が両面テープにより貼り付けられている。緩衝材72は、第2本体部51B,61Bとリヤバンパ70との間に介在されている。緩衝材72は、例えばEPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)などの弾性材料により形成されている。
図8及び図9に示すように、第1本体部51Aの外壁及び支持突部59Aの双方の前端にも、緩衝材72が両面テープなどにより貼り付けられている。緩衝材72は、第1本体部51Aとリヤバンパ70との間に介在されている。
次に、リヤバンパ70の着脱作業の手順について説明する。
リヤバンパ70を車体から取り外す際には、まず、ブラケット本体20からガーニッシュ40,50,60を以下の手順で取り外す。
すなわち、図3に二点鎖線の矢印にて示すように、下側ガーニッシュ40と、左右のガーニッシュ50,60との間に例えばマイナスドライバーなどの先細の工具Dを差し込むことにより、第3挿入片54,64とクリップ55との係合をそれぞれ解除する。そして、左右のガーニッシュ50,60を車幅方向Wの外側に向けてそれぞれ引っ張ることにより、ブラケット本体20から左右のガーニッシュ50,60を取り外す。
続いて、下側ガーニッシュ40の両側壁45に指をかけて下方に引っ張るなどすることにより、クリップ46と各第1挿入片42との係合を解除する。そして、下側ガーニッシュ40を下方に向けて引っ張ることにより、ブラケット本体20から下側ガーニッシュ40を取り外す。
ブラケット本体20からガーニッシュ40,50,60が取り外されることにより、図2及び図11に示すように、ライセンスプレート80の外周縁とリヤバンパ70の開口部71の内周縁との間に全周にわたって隙間90が形成される。このため、図11に二点鎖線にて示すように、リヤバンパ70を車体から取り外す際に、リヤバンパ70を前後方向Lに沿って後方に移動させつつ、開口部71を通じてライセンスプレート80を容易に逃がすことができる。
一方、リヤバンパ70を車体に取り付ける際には、上述した取り外しの手順とは逆の手順を行うことにより、リヤバンパ70を前後方向Lに沿って前方に移動させつつ、開口部71を通じてライセンスプレート80を容易に逃がすことができる。その後、ブラケット本体20に対してガーニッシュ40,50,60を以下の手順にて取り付ける。
すなわち、下側ガーニッシュ40の各第1挿入片42に対してクリップ46を装着し、続いて、5つの挿入片42,43をブラケット本体20の下壁部24の5つの貫通孔30にそれぞれ挿入することにより、ブラケット本体20に対して下側ガーニッシュ40を取り付ける。
続いて、左右のガーニッシュ50,60の第3挿入片54に対してクリップ55をそれぞれ装着する。そして、片側3つの挿入片52,53,54(62,63,64)をブラケット本体20の側壁部23の貫通孔31,32、及び下側ガーニッシュ40の挿通孔45Aにそれぞれ挿入するとともに、左右のガーニッシュ50,60の片側3つの挿入突起57(67)をブラケット本体20の上壁部22の6つの貫通孔33にそれぞれ挿入する。このとき、各貫通孔33内において各挿入突起57(67)の車幅方向Wにおける変位が許容されているために、ブラケット本体20に対して左右のガーニッシュ50,60を取り付けることができる。
本実施形態では、図1に示すように、ブラケット本体20に対してガーニッシュ40,50,60が取り付けられている状態において、ガーニッシュ40,50,60により上記隙間90が全周にわたってリヤバンパ70の後方から覆われる。このため、上記隙間90により車両の見栄えが損なわれることを抑制できる。
以上説明した本実施形態に係る車両の後部構造及び車両のライセンスプレート取付用ブラケットによれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)車両の後部構造は、車体に着脱可能に設けられ、開口部71を有するリヤバンパ70とブラケット10とを備えている。ブラケット10は、車体に取り付けられ、開口部71を通じて外部に露出するとともにライセンスプレート80が取り付けられる取付面21Aを有するブラケット本体20を備えている。また、ブラケット10は、ブラケット本体20に対して着脱可能に設けられ、ライセンスプレート80の外周縁と開口部71の内周縁との間に形成される隙間90をリヤバンパ70の後方から覆うガーニッシュ40,50,60を備えるブラケット10を備えている。
こうした構成によれば、リヤバンパ70の着脱作業を行う際には、該作業に先立ち、ブラケット本体20からガーニッシュ40,50,60を取り外すことにより、ライセンスプレート80の外周縁とリヤバンパ70の開口部71の内周縁との間に隙間90が形成される。このため、上記隙間90の分だけ拡大された開口部71を通じてライセンスプレート80を容易に逃がすことができる。
また、ブラケット本体20に対してガーニッシュ40,50,60が取り付けられている状態においては、上記隙間90がリヤバンパ70の後方から覆われるため、上記隙間90により車両の見栄えが損なわれることを抑制できる。
したがって、リヤバンパ70上に取り付けられるライセンスプレート80周りの外観の向上を図ることができる。
(2)ブラケット本体20の外周縁は、ライセンスプレート80の外周縁よりも全周にわたって内周側に位置している。開口部71の内周縁は、ライセンスプレート80の外周縁よりも全周にわたって外周側に位置している。ガーニッシュ40,50,60は、隙間90をリヤバンパ70の後方から全周にわたって覆っている。
こうした構成によれば、ライセンスプレート80の外周縁と開口部71の内周縁との間には全周にわたって隙間90が形成される。したがって、リヤバンパ70の取り外し及び取り付けの際に、リヤバンパ70を前後方向Lに沿って後方または前方に移動させつつ、開口部71を通じてブラケット本体20及びライセンスプレート80を容易に逃がすことができる。
また、上記隙間90がリヤバンパ70の後方から全周にわたって覆われるため、上記隙間90により車両の見栄えが損なわれることを回避できる。
したがって、リヤバンパ70の着脱の作業性を向上させることができるとともに車両の外観を向上させることができる。
(3)ガーニッシュ40,50,60は、ブラケット本体20の周方向において3つに分割して構成されている。
ブラケット本体20の外周縁が全周にわたってライセンスプレート80の外周縁の内周側に位置している構成においては、ガーニッシュ40,50,60の着脱の際にライセンスプレート80が障害物となるおそれがある。
この点、上記構成によれば、ガーニッシュ40,50,60がブラケット本体20の周方向において3つに分割して構成されているため、ガーニッシュ40,50,60をブラケット本体20に対して着脱することができる。
(4)ブラケット本体20は、ブラケット本体20を車体のステー75に締結するためのボルト39が取り付けられる取付孔26Aと、ブラケット本体20の下壁部24から下方に向けて延出する係合脚部25とを有している。係合脚部25は、リヤバンパ70の裏面に係合されている。
こうした構成によれば、取付孔26Aに取り付けられたボルト39によりブラケット本体20が車体のステー75に締結されるとともに、ブラケット本体20における取付孔26Aよりも下側に位置する下壁部24から下方に向けて延出する係合脚部25がリヤバンパ70の裏面に係合される。このため、ボルト39を支点としたブラケット本体20の揺動が係合脚部25により適切に阻止される。したがって、ブラケット本体20のがたつきを抑制することができる。
(5)車両のライセンスプレート取付用ブラケット10は、ライセンスプレート80を車体に対して取り付けるためのものであり、ステー75に取り付けられ、リヤバンパ70に形成された開口部71を通じて外部に露出するとともにライセンスプレート80が取り付けられる取付面21Aを有するブラケット本体20を備えている。また、ブラケット10は、ブラケット本体20に対して着脱可能に設けられ、ライセンスプレート80の外周縁と開口部71の内周縁との間に形成される隙間90をリヤバンパ70の後方から覆うガーニッシュ40,50,60を備えている。
こうした構成によれば、上記効果(1)と同様な効果を奏することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・下側ガーニッシュ40の挿入片42,43の数や、左右のガーニッシュ50,60の挿入片52,53,54(62,63,64)及び挿入突起57の数を適宜変更することもできる。また、クリップ46,55の装着される挿入片の数や形成位置を適宜変更することもできる。また、クリップ46,55に代えて、挿入片自体に係合爪部を形成するようにしてもよい。
・ブラケット本体20の一対の係合脚部25を省略することもできる。
・ガーニッシュの周方向における分割位置を適宜変更してもよい。すなわち、上記実施形態において例示したガーニッシュ40,50,60を上下反転させて配置するようにしてもよい。この場合、各ガーニッシュの配置の変更に応じてブラケット本体20の貫通孔30,33の配置も上下反転すればよい。
・上記実施形態では、ガーニッシュ40,50,60がブラケット本体20の周方向において3つに分割されている構成について例示したが、ガーニッシュの分割数を2つや、4つ以上にすることもできる。
・ガーニッシュはブラケット本体20の周方向において複数に分割して構成されるものに限定されない。例えば、ガーニッシュを伸縮自在な形状または材料により構成することにより、ライセンスプレート80が取り付けられた状態のブラケット本体20に対して環状のガーニッシュを取り付けることができる。
・ブラケット本体20の外周縁がライセンスプレート80の外周縁よりも全周にわたって外周側に位置するようにブラケット本体20の体格を上記実施形態において例示したものよりも大きくすることもできる。この場合、ブラケット本体の外周縁と開口部71の内周縁との間に形成される隙間をガーニッシュによってリヤバンパ70の後方から全周にわたって覆うようにすればよい。
・上記実施形態のように、ガーニッシュ40,50,60をブラケット本体20の全周にわたって配置することが、隙間90により車両の見栄えが損なわれることを回避する上では好ましい。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ブラケット本体の両外側縁のみにガーニッシュを取り付けるようにしてもよい。この場合、少なくともライセンスプレートの両外側縁と開口部の両内側縁との間の隙間については、ガーニッシュによりリヤバンパの後方から覆われる。
10…ブラケット、20…ブラケット本体、21…プレート部、21A…取付面、22…上壁部、23…側壁部、24…下壁部、25…係合脚部(係合部)、26…取付凹部(取付部)、26A…取付孔(取付部)、27…支持凹部、27A…挿通孔、28…スライド孔、29…板ナット、30…貫通孔、31…上側貫通孔、32…下側貫通孔、33…貫通孔、34…屈曲壁部、35…折り返し部、39…ボルト、40…下側ガーニッシュ、41…ガーニッシュ本体、42…第1挿入片、42A…貫通孔、43…第2挿入片、44…リブ、45…側壁、45A…挿通孔、46…クリップ、47…係止部、50…左側ガーニッシュ、51,61…ガーニッシュ本体、51A,61A…第1本体部、51B,61B…第2本体部、52,62…第1挿入片、52A,62A…係止爪、53,63…第2挿入片、54,64…第3挿入片、54A,64A…貫通孔、55…クリップ、56…係止部、57,67…挿入突起、58…係合突部、59A,59B…支持突部、60…右側ガーニッシュ、68…係合凹部、70…リヤバンパ、71…開口部、72…緩衝材、75…ステー、76…ナット、80…ライセンスプレート、81…挿通孔、82…封印ボルト、83…ビス、90…隙間。

Claims (4)

  1. 車体に着脱可能に設けられ、開口部を有するリヤバンパと、
    車体に取り付けられ、前記開口部を通じて外部に露出するとともにライセンスプレートが取り付けられる取付面を有するブラケット本体、及び前記ブラケット本体に対して着脱可能に設けられ、前記ライセンスプレートの外周縁及び前記ブラケット本体の外周縁のうち外周側に位置する部位と前記開口部の内周縁との間に形成される隙間を前記リヤバンパの後方から覆うガーニッシュを有するブラケットと、を備え
    前記ブラケット本体の外周縁は、前記ライセンスプレートの外周縁よりも全周にわたって内周側に位置しており、
    前記開口部の内周縁は、前記ライセンスプレートの外周縁よりも全周にわたって外周側に位置しており、
    前記ガーニッシュは、前記隙間を前記リヤバンパの後方から全周にわたって覆っている、
    車両の後部構造。
  2. 前記ガーニッシュは、前記ブラケット本体の周方向において複数に分割して構成されている、
    請求項に記載の車両の後部構造。
  3. 前記ブラケット本体は、同ブラケット本体を車体に締結するための締結部材が取り付けられる取付部と、前記ブラケット本体における前記取付部よりも下側の部位から下方に向けて延出する係合部とを有しており、
    前記係合部が前記リヤバンパの裏面に係合されている、
    請求項1または請求項2に記載の車両の後部構造。
  4. ライセンスプレートを車体に対して取り付けるためのブラケットであって、
    車体に取り付けられ、リヤバンパに形成された開口部を通じて外部に露出するとともにライセンスプレートが取り付けられる取付面を有するブラケット本体と、
    前記ブラケット本体に対して着脱可能に設けられ、前記ライセンスプレートの外周縁及び前記ブラケット本体の外周縁のうち外周側に位置する部位と前記開口部の内周縁との間に形成される隙間を前記リヤバンパの後方から覆うガーニッシュと、を備える、
    車両のライセンスプレート取付用ブラケット。
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