JP6600119B2 - 船舶用プロペラおよびハブキャップのハブへの取り付け方法 - Google Patents

船舶用プロペラおよびハブキャップのハブへの取り付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、新規な船舶用プロペラおよびハブキャップのハブへの取り付け方法に関する。より具体的には、本発明は、固定ピッチプロペラおよび制御可能ピッチプロペラの両方に関連して使用するハブキャップに関する。
船舶の推進装置は、通常、ハブと、そのハブに配置されたプロペラブレードとを備えている。ハブは駆動手段を含み、駆動手段は、例えば、駆動軸、アングルギア、トランスミッション、または電気式もしくは油圧式駆動装置であり得る。プロペラは、いわゆる固定ピッチプロペラ(FPP)または制御可能ピッチプロペラ(CPP)とすることができる。前者は環状ハブ本体に固定されたブレードを有し、後者はブレードのピッチを制御する手段に配置されたブレードを有し、制御手段は推進ユニットのハブ内に配置されている。
プロペラブレードのピッチを制御する手段は、ハブ内に配置された実際の機械的回転装置と、その機械的回転装置を作動させる手段とを含む。機械的回転装置は、各プロペラブレード用のクランクリングを備える。
基本的に2つのタイプの作動手段、すなわち機械的なものと油圧(hydraulic)のものとがある。機械的なものは、駆動手段からハブの内側へ、駆動シャフトの中央ボアに沿って延びるロッドを含む。油圧作動手段に関して、ハブの内側の可動部材は油圧シリンダ内のピストンとして働くように構成されている。
プロペラに関する問題は、プロペラブレードの根元部が比較的大きな直径で構成されていることである。ハブの直径が大きいと、プロペラハブが流体力学的に非効率的な物体を形成することになるが、これはプロペラブレードから出る流れが、ハブの下流の開放キャビティを満たさなければならないからである。換言すれば、ハブの直径に対応する直径を有する実質的に放射状の面で終わっているハブは、ハブの下流側に減圧領域を作り出す。これは実際には、プロペラの推力と反対方向の力が生じること、すなわちプロペラの正味推力が減少することを意味する。水が開放された空洞を満たす時、いわゆるハブ渦が発生する。渦がキャビテーションを起こし始めるとき、すなわち渦の中に気泡を形成するとき、ハブ渦はよりはっきりした形で見ることができる。ハブ渦の実際的な問題は、それがプロペラの作用可能な推力を大幅に減少させるということである。当然のことながら、この問題は、それらのハブの直径が大きいために、制御可能ピッチプロペラにおいてより大きな規模で見られる。
ハブ渦に関する問題は、ハブの下流端にハブキャップを配置し、ハブキャップ上にフィンを配置し、ハブキャップとフィンがプロペラと共に回転することによって解決しようと試みられてきた。このような構成により、平均2〜3%、プロペラの推力が増加し、あるいは燃料消費量が減少した。ハブキャップはハブの円筒形の延長部であってもよいが、通常は収束する延長部である。収束は円錐形でも曲線形でもよい。
プロペラが固定ピッチ型、または時には制御可能ピッチ型であるとき、同時係属中の特許出願PCT/EP2016/058311号に記載されているように、ハブキャップはその内側からハブの端部まで容易に固定され得る。しかし、プロペラが油圧作動手段を有する制御可能ピッチプロペラであり、それらの油圧シリンダが、ハブと一体部分として、またはハブの後端部に取り付けられた別部品として、プロペラハブの後端部、すなわちハブの駆動端部の反対側端部、またはハブの前端部に配置されているとき、さらに問題が現れる可能性がある。ブレードの根元部におけるハブ半径が油圧シリンダの外径より明らかに大きいので、ハブキャップは、好ましくは、ハブ後部の最大直径から収束する多少なりとも流線型の表面により、半径方向の差をカバーするように構成される。しかし、ハブキャップを外面または油圧シリンダの端部に近接させることは流体力学的に効率的であるので、ハブキャップを内側から固定するための余地はなく、固定はハブキャップの外側から構成する必要がある。同じ問題は、機械的作動手段を有する制御可能ピッチプロペラにおいても見ることができる。言い換えれば、ハブ本体は、その後端部において、ハブ本体の他の部分の直径よりも小さい直径を有する軸方向延長部を有し、この軸方向延長部は、ハブキャップの内部を満たす。
例示的な従来技術の構成(例えば図1参照)によれば、ハブキャップはその外面にフィンが設けられた収束部から形成されている。ハブキャップの収束部は、ハブの後端部に面する端部に、ハブキャップをハブに固定するために使用されるボルトまたはねじのための孔を備えた内方に延びるフランジを有する。したがって、ハブキャップの固定は、ハブキャップの内側から容易に行うことができる。しかしながら、ハブキャップの内部がハブ本体の軸方向の広がりで多かれ少なかれ満たされると、内側からのハブキャップの固定は不可能である。
したがって、本発明の目的は、簡単な構造を有し、製造コストを低くすることができる新規なハブキャップを設計することである。
本発明の他の目的は、軽量構造および設置容易な新規なハブキャップを設計することである。
本発明のさらに別の目的は、ハブキャップの外側からハブの後端部に固定することができる新規なハブキャップを設計することである。
本発明のさらに別の目的は、既存のプロペラに最新のハブキャップを提供する可能性を提供することである。
本発明の目的の少なくとも1つは、船舶用のプロペラであって、ハブ本体を有するハブと、プロペラブレードと、前記ハブ本体の後端部に取り付けられ、フィンが設けられた外面を有するハブキャップとを有し、前記ハブキャップは、前記ハブ本体と同軸の別個の円形接続リングによって前記ハブ本体に固定される、プロペラによって満たされる。
本発明の目的の少なくとも1つは、プロペラのハブの後端部にハブキャップを取り付ける方法であって、前記プロペラは、ハブ本体を有するハブと、プロペラブレードと、フィンを備えた外面と、内径を有する内面とを有するハブキャップとを有し、前記方法は、
a) 前記ハブキャップの内径に等しい外径を有する円形の接続リングを製造するステップと、
b) 前記ハブキャップに半径方向貫通孔を設けるステップと、
c) 前記接続リングに半径方向に延びる盲孔を設けるステップと、
d)前記接続リングに軸方向貫通孔を設けるステップと、
e) 前記ハブ本体に関連してねじ孔を設けるステップと、
f) ねじ孔にねじ込まれたボルトによって、前記接続リングを前記ハブ本体の後端部に固定するステップと、
g)前記ハブキャップを前記接続リングに取り付けるステップと、
h)前記ハブキャップを前記円形接続リングに固定するために、ダボを前記孔に押し込むステップと、を含む方法により満たされる。
本発明の他の特徴は特許請求の範囲に見ることができる。
本発明は、なかんずく、以下の利点をもたらす:
・単純かつそれにより安価な構造、
・設置がより簡単な軽量構造、
・容易な別個の取付けステップによる容易な取付け。
以下では、添付の例示的な概略図を参照しつつ本発明を説明する。
先行技術の船舶の推進ユニットのハブを示す軸方向断面図である。 本発明の第1の好ましい実施形態による船舶のプロペラのハブを示す軸方向断面図である。 図2aのハブを示す部分拡大図である。 本発明の第2の好ましい実施形態による船舶のプロペラのハブを示す軸方向断面図である。 図3aのハブを示す部分拡大図である。
図1は、先行技術による船舶の制御可能ピッチプロペラのハブ10を示す軸方向断面図である。以下の説明では、定義「船尾」および「前方」は、「船尾」が船舶の船尾端または船尾に面しているかまたは向いている要素または要素の一部を指し、「前方」が船舶の前端または船首に面しているかまたは向いている要素または要素の一部を指すように使用されている。ハブ10は、ハブ本体12と、ハブ本体12の後端にある後端部カバー14と、ハブ本体12の前端にある前端部カバー16と、シリンダヨーク18と、クランクリング20と、プロペラブレード22と、ハブキャップ24とを備える。ハブ本体12の前端にある前端部カバー16は、駆動軸を受ける開口部を有しており、この駆動軸はシリンダヨーク18の中央の円筒形開口部26まで延びている。駆動軸(図示せず)には、ハブ本体12を回転させるために、ハブ本体12の前端にあるねじ孔28にボルト締めされたフランジが設けられている。駆動軸には、シリンダヨーク18を軸方向に移動させるため、シリンダヨーク18の開口部30に固定される手段が設けられている。シリンダヨーク18は、軸方向に移動されるが、プロペラブレード22のピッチを制御するため、クランクリング20と協働する。後端部カバー14は、ボルト32によってハブ本体12の後端に固定される。
従来技術のハブ10のハブキャップ24は、その前側軸方向端部と後側軸方向端部との間に、その外側表面にフィン36が固定される収束部34が形成される。ハブキャップ24の収束部34は、その前端部に、ハブの後端部カバー14に沿って半径方向内向きに延在し、ボルト又はねじ40によってその上に固定されたフランジ38を備えている。
ハブキャップの内部がその後端部で開放されているので、ハブキャップをハブ本体の後端部に固定することは容易である。しかし、前述したように、ハブキャップの内部がハブ構成要素、例えばプロペラのピッチを制御する油圧手段で満たされている場合、ハブキャップとハブ本体またはハブキャップの内側からのハブの後端部カバーとの間のインターフェースへのアクセスはなく、ハブキャップの固定は、他の方法でハブキャップの外側から行わなければならない。したがって、ハブキャップをハブ本体の後端部またはハブの後端部カバーに固定するために、以下の2つの実施形態を提案する。
図2は、本発明の第1の好ましい実施形態によるハブの軸方向断面図を示す概略図である。ハブ40は、例えば、駆動軸46の端部に配置されたフランジ44に固定されたハブ本体42を含む。ハブは、各ブレード48をそのブレードフット50を介してそれ自体の回転可能なクランクリング52に、好ましくはボルトによって固定することにより、回転可能に構成された複数のプロペラブレード48を有する。ブレードフット50および/またはクランクリング52は、ハブすなわち機械的ピッチ制御手段の内部を潤滑するために使用されるオイルが、運転中に、ハブ周囲の水に漏れないように、ハブ本体42に対してシールされている。
ハブ40の内部には、ピッチを制御する、またはプロペラのブレード角度を変える、すなわち図1に関連して既に述べたようにブレード角度位置を前方位置と後方位置との間で変える油圧手段が設けられる。駆動軸46に対向する端部では、ハブ40は、その半径方向に延びるフランジ56を介してハブ本体42の後端部に固定された軸方向延長部、すなわち後端部カバー54を備えている。後端部カバー54の内部には、後端部カバー54の円筒形内部ボリュームを2つの室、すなわち後部油室60と前部油室62に分割するピストン58が設けられている。ピストン58はシリンダヨーク64の端部に固定されて、ピストン58を動かすと、クランクリング52が回転し、プロペラブレード48のピッチが変化する。また、図2aは、フィン68を有するハブキャップ66を示し、ハブキャップ66は固定手段70によってハブ本体42に固定されている。
図2bは、図2aの細部A、すなわち固定手段70を拡大して示している。ハブキャップ66をハブ本体42に固定するために、後端部カバー54をハブ本体42に固定するボルト76が使用される。固定手段70は、ボルト76の頭部のめねじ付き軸方向孔78にねじ込まれたスタッドボルト74によって、ハブ本体42に同軸に取り付けられた円形接続リング72から形成されている。円形接続リング72の外径は、ハブキャップ66の内径と等しく、円形接続リングは、その機能に適した、すなわちハブキャップをその後端部に支持するために適切である半径方向幅および軸方向厚さを有する。ヘッドレススタッドボルトの代わりに、例えば六角頭付きボルトのような通常のボルトも使用できる。ボルト76の頭部が後端部カバー54の後端面の下方に構成されている場合には、距離リング80を使用して接続リング72の位置を、スタッドボルト74および距離リング80の支持部まで上昇させる。接続リング72は、スタッドボルト74にねじ止めされたナット84およびロックリング82によって、距離リング80およびボルト76の頭部に対して押し付けられている。接続リング72は、半径方向孔86、必ずしもそうでなくてもよいが、好ましくは盲孔を有し、これは接続リング72の外周からその内周に向かって延在している。ハブキャップ66には、それらの軸線が接続リング72の孔86の軸線と一致するように構成された貫通孔88が設けられている。言い換えると、ハブ本体42の後端面から孔86および88の軸線の距離は同じであり、ハブキャップ66と接続リング72の周囲の孔86と88の数と位置は同じである。ハブキャップ66は、孔88、86に圧入されたダボ(dowels)90によって接続リング72に取り付けられている。ハブキャップ66の孔88には、孔88のねじ部92にねじ込まれるねじプラグ94用のねじ部92が設けられている。プラグ94は、プロペラが作動しているときにダボに作用する遠心力によって、ダボが孔から出るのを防ぐために必要とされる。
ハブキャップ66をハブ本体42の後端に取り付ける準備をするとき、ボルト76の一部または全部に、ボルト74、好ましくはスタッドボルトを固定するためのねじ山をつけた盲孔78が設けられる。ハブキャップ66の内径に対応する外径とボルト76を覆うように延びる半径方向寸法とを有する接続リング72には、ボルト76の盲孔78を有する、同じ寸法を有する軸方向の孔96(同じ円周上に同じ間隔で同じ数の孔)が設けられている。接続リング72には、ハブキャップ66の半径方向孔88と好ましくは同じ(だが必ずしもそうでなくてもよい)穿孔段階で、半径方向孔86も設けられる。
図3aは、本発明の第2の好ましい実施形態によるハブ40’およびハブキャップ42’を示す概略図である。ここで、ハブの基本構造は、本発明に関しては、図2aおよび図2bで説明した第1の実施形態と全く同じである。実際、本発明の観点における唯一の違いは、この実施形態のハブ本体は別個の後端部カバーとしての軸方向延長部を有していないので、すなわち油圧シリンダを含むハブの一部はハブ本体42’の一体部分であるので、ハブ本体42’に見ることができる。いずれにしても、ハブキャップ66’は、図3bに拡大して示されている、詳細Bに示されている固定手段70’によって、ハブ本体の後端部に固定されている。
図3aのハブ本体42’の後端にハブキャップ66’を取り付ける準備をするとき、その外径がハブキャップ66’の内径に対応し、半径方向と軸方向の両方に十分な厚さを有するように、接続リング72’を製造する。その後、接続リング72’には、好ましくは、しかし必ずしも必要ではないが、例えば接続の軸から同じ半径上に互いに18度離れて配置された20個の孔からなる所望の数の軸方向貫通孔96’が設けられる。次に、距離リング72’の外周には半径方向の盲孔84’が設けられる。やはり、孔86’は、必ずしも必要ではないが、距離リング72’内に等間隔であることが好ましい。次に、接続リング72’を孔あけテンプレートとして使用するためにハブ本体42’と連通させる。接続リング72’には、ハブ本体42’に対してリング72’を集中させるための少なくとも3つの特定の位置合わせツールが設けられており、ハブ本体42’に軸方向盲孔78’が穿孔されている。これにより接続リング72’の孔96’とハブ本体の孔78’は互いに一致することが保証される。そして最後に、ハブ本体42’の盲孔78’にねじが切られる。
ハブキャップ66’の取り付けを開始するために、接続リング72’を、所望ならば固定リングと共に、ボルト74’によってハブ本体42’に固定する。次に、場合によっては接続リング72’内の半径方向盲孔86’の穿孔と同時に、半径方向貫通孔88’を備えたハブキャップ66’を接続リング72’上に位置決めし、ダボ90を孔88’および86’にプレスする。その後、ねじ部92’を備えたハブキャップ66’の孔88’を、ねじプラグ94’で閉じ、好ましくは後部ハブキャップ66’に対してOリングでシールする。プラグ94’は、一方では、水が孔に入り込んで孔および/またはダボを腐食するのを防止し、他方では、プロペラが作動しているときにダボに遠心力が作用して、ダボが孔から出るのを防止するために必要である。
ハブキャップは、ハブ本体とは反対側の反対側端部、すなわち後端部が全く閉じられないように、ハブ本体の後端部に取り付けられるが、開放内部を有する切頭収束シェルの一般形状を有する。しかし、ハブキャップの内部は、その大部分において、軸方向の延長部、すなわちハブ本体の後端部カバーまたはハブ本体自体によって閉じられている。第1の選択肢によれば、ハブキャップの軸方向長さは軸方向延長部のそれよりも小さい。言い換えれば、ハブキャップは軸方向延長部を部分的にしか覆わず、それによりハブキャップはその後端部でそれ自体と軸方向延長部との間にギャップを残し、そのギャップは、好ましくは、しかし必ずしもそうではないが、10〜30mm程度であり、好ましくは約20mmである。このようなギャップの主な理由は、少なくとも軸方向の延長部、場合によってはハブキャップも鋳造によって作られ、そのため表面の質がより近いギャップを許容しないことである。さらに、そのようなギャップは、自由な水の循環、すなわちハブキャップの内部の効率的なフラッシングを確実にするために適切であると考えられる。
第2の選択肢によれば、ハブキャップは、軸方向延長部の軸方向全長にわたって延在し、それによって上記と同様のギャップが軸方向延長部とハブキャップとの間に残される。第3の選択肢によれば、ハブキャップは、軸方向延長部よりもハブから遠くまで延在している。そのような場合にも、ハブキャップの内面と軸方向延長部の最外縁との間に同様のギャップが残る。
言うまでもなく、様々な任意的構成に関して、図2aおよび図2bの接続リング72をハブ本体42の後端部に、すなわち固定ボルト76に締結するために使用されるスタッドボルトは、通常の六角頭ボルトに置き換えられてもよく、それによって、ハブ本体の後端部への接続リングの設置を容易にするための1つ以上の別個のガイドピンの使用が好ましい。当然、ガイドピンはスタッドボルトの使用に関連して使用されてもよい。また、言うまでもなく、ダボ90および90’は、ハブキャップをハブから取り外すときにダボの取り外しを容易にする中央ねじ付き盲孔その他の適切な手段を設けるのが好ましい。さらに別の代替案は、接続リングに対してハブのギャップを締め付けるために、ダボおよびプラグの代わりにボルトを使用することである。そのような場合、接続リングにねじ山を使用することが好ましい。本発明のさらなる実施形態によれば、接続リングは、締付けボルト用の少なくとも2つの孔を含むリングセクタと交換するか、または各締付けボルト用に1つずつ別々の接続部材と交換することができる。しかし、ハブ本体と同軸の、接続リング、セクターまたは別々の接続部材、あるいは実際にはそれらの外周面を位置決めする観点から、完全一体型リングの使用は、その位置決めが容易なため、最も好ましい選択肢である。
本発明を、現時点で最も好ましい実施形態であると考えられるものに関連して例として本明細書中に説明したが、言うまでもなく本発明は開示された実施形態に限定されず、添付した特許請求の範囲に規定したように、本発明の範囲内に含まれるその特徴の組合せまたは修正、および他のいくつかの応用をカバーするものである。そのような組み合わせが技術的に実現可能である場合、上記の任意の実施形態に関連して述べられた詳細は、他の実施形態に関連して使用されてもよい。

Claims (20)

  1. 船舶用のプロペラであって、
    ハブ本体を有するハブと、
    プロペラブレードと、
    前記ハブ本体の後端部に取り付けられ、フィンが設けられた外面を有するハブキャップとを有し、
    前記ハブキャップは、前記ハブ本体と同軸の別個の円形の接続リングにより前記ハブ本体に固定され、
    前記接続リングは、ハブキャップと接続リングそれぞれに同軸の半径方向孔に圧入されたダボによって、ハブキャップの内側に固定され、
    前記ハブキャップの孔がねじ部を有し、前記孔が、前記孔のねじ部にねじ込まれたプラグにより閉じられ封止されることを特徴とする、
    プロペラ。
  2. 前記接続リングは前記ハブキャップの外側から前記ハブキャップの内側に固定されることを特徴とする、
    請求項1に記載のプロペラ。
  3. 前記接続リングはボルトによって前記ハブ本体に固定されることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のプロペラ。
  4. 前記ハブは、固定ボルトによって前記ハブ本体の後端部に取り付けられた後端部カバーを有し、前記固定ボルトの少なくとも一部には軸方向ねじ孔が設けられ、前記ハブキャップを前記ハブ本体に固定するボルトは、前記固定ボルトの少なくとも一部のねじ孔にねじ込まれる、
    請求項1ないしいずれか一項に記載のプロペラ。
  5. 距離リングが、前記固定ボルトの頭部と前記接続リングとの間のボルト上に配置されることを特徴とする、請求項に記載のプロペラ。
  6. 前記ボルトはスタッドボルトであることを特徴とする、
    請求項4または5に記載のプロペラ。
  7. 前記接続リングの軸方向貫通孔を通って前記ハブ本体のねじ孔に延びるボルトによって、前記接続リングが前記ハブ本体に直接固定されることを特徴とする、
    請求項1ないしいずれか一項に記載のプロペラ。
  8. 前記ハブキャップは、前記ハブ本体から離れる方向に収束することを特徴とする、
    請求項1ないしいずれか一項に記載のプロペラ。
  9. 前記ハブキャップは、概して回転対称の切頭収束形であることを特徴とする、
    請求項に記載のプロペラ。
  10. 前記ハブ本体は軸方向延長部を有し、前記ハブキャップは前記軸方向延長部を少なくとも部分的に覆うことを特徴とする、請求項8または9に記載のプロペラ。
  11. 前記ハブキャップは、その後端において、前記軸方向延長部に対して半径方向のギャップを残すことを特徴とする、請求項10に記載のプロペラ。
  12. 前記軸方向延長部が軸方向長さを有し、前記ハブキャップが前記軸方向延長部の軸方向全長に延びることを特徴とする、
    請求項10または11に記載のプロペラ。
  13. 前記軸方向延長部は、前記ハブキャップよりも前記ハブ本体から遠くに延びることを特徴とする、
    請求項10または11に記載のプロペラ。
  14. 前記プロペラは、固定ピッチプロペラおよび制御可能ピッチプロペラのうちの一方であることを特徴とする、
    請求項1ないし13いずれか一項に記載のプロペラ。
  15. プロペラのハブの後端部にハブキャップを取り付ける方法であって、
    前記プロペラは、
    ハブ本体を有するハブと、
    プロペラブレードと、
    フィンを備えた外面と、内径を有する内面とを有するハブキャップとを有し、
    a) 前記ハブキャップの内径に等しい外径を有する円形の接続リングを製造するステップと、
    b) 前記ハブキャップに半径方向の貫通孔を設けるステップと、
    c) 前記接続リングに半径方向に延びる盲孔を設けるステップと、
    d) 前記接続リングに軸方向貫通孔を設けるステップと、
    e) 前記ハブ本体に関連してねじ孔を設けるステップと、
    f) 前記ねじ孔にねじ込まれたボルトによって、前記接続リングを前記ハブ本体の後端部に固定するステップと、
    g) 前記ハブキャップを前記接続リングに取り付けるステップと、
    h) 前記ハブキャップを前記接続リングに固定するために、ダボを孔に押し込むステップとを含む、
    方法。
  16. ステップb)の後に、ねじ部を有する孔を設けるステップと、ステップh)の後、前記ねじ部にプラグを設けるステップとを含むことを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. ステップb)およびc)を同時に実施することを特徴とする、
    請求項15に記載の方法。
  18. ステップe)において、後端部カバーを前記ハブ本体の後端に固定するために使用されるボルトの少なくとも一部に、ねじ孔を設けることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  19. ステップe)の後、ネジ孔内にスタッドボルトを通すことを特徴とする、
    請求項18に記載の方法。
  20. ステップf)の前に、距離リングをスタッドボルトに挿入することを特徴とする、
    請求項19に記載の方法。
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