JP6598053B2 - 天板付什器ユニット - Google Patents

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Description

この発明は、昇降式の天板を備えた天板付什器と、床面上を転動可能な物品収納什器とを備えた天板付什器ユニットに関するものである。
オフィスや公共施設等においては、各種作業を行うことのできる天板を備えたデスク装置、テーブル装置、カウンター装置等の天板付什器が用いられている。
このような天板付什器においては、使用者の姿勢、体格、性別、好み等によって、作業のしやすい天板の高さは個々に異なる。こうした状況においては、天板の高さが一定である天板付什器では対応することができないため、天板の高さを上下に変更可能とした天板付什器が使用されている。このような天板付什器においては、執務者の要望に応じた天板高さの作業エリアを提供することができるため、作業効率を向上させることができるとともに、執務者の体への負荷を軽減することができる。
この種の天板付什器の天板の昇降機構としては、ガススプリングやギアを用いるもの、電動式駆動ユニットを用いるもの等が知られている(例えば、特許文献1〜5参照)。
特許第3371959号公報 特許第3391285号公報 登録実用新案第3164739号公報 特開2014−113505号公報 特許第5718503号公報
ところで、天板の高さが調整可能である天板付什器においては、天板を含む上部ユニットが、床面上に設置される下部ユニットに高さ調整可能に支持されることになるが、天板上で使用される機器や電動式駆動ユニット等に電力を供給するための電源配線は、使い勝手の問題から、上部ユニットや下部ユニットの奥行方向の奥側位置から引き出されて執務空間の電源供給部に接続される。
また、この種の天板付什器においては、天板を含む上部ユニットの奥行方向の奥側位置から前側遮蔽板等の機能部品の下端が天板よりも下方に突出することがある。
一方、執務空間においては、床面上を転動するキャスターが下面に取り付けられた物品収納什器が多く用いられる。上記のような天板付什器においても、天板の下方に物品収納什器を収納配置できることが望まれている。
しかし、上記のような天板付什器において、天板の下方に物品収納什器を移動可能に配置すると、物品収納什器を奥行方向の奥側に押し込み過ぎたときに、物品収納什器が上記の電源配線や前側遮蔽板等の奥側機能部材と接触することが懸念される。
また、物品収納什器が天板の奥行方向の手前側の端面から手前側に突出すると、天板を上昇させて執務者が立ち姿勢で執務を行うときに物品収納什器が執務者の脚部や足先に当接し、執務者の使い勝手を悪化させてしまう。
そこでこの発明は、奥側機能部材との干渉を招くことなく物品収納什器を天板の下方に安全に配置できるとともに、立ち姿勢で執務等を行う執務者の使い勝手を向上させることができる天板付什器ユニットを提供しようとするものである。
この発明に係る天板付什器ユニットは、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
この発明に係る天板付什器ユニットは、床面上に設置される下部ユニットと、上面が作業面とされる天板を含み前記下部ユニットに高さ調整可能に支持される上部ユニットと、前記下部ユニットと前記上部ユニットの少なくともいずれか一方の奥行方向の奥側位置から下方に引き出され、若しくは、前記上部ユニットの奥行方向の奥側位置から下方に突出する奥側機能部材と、を有する天板付什器と、前記床面上に転動自在に設置され前記天板の下方に収納配置可能な物品収納什器と、を備えた天板付什器ユニットであって、前記天板付什器は、前記物品収納什器が前記天板の下方で当該天板の奥行方向奥側に規定量以上変位したときに、前記物品収納什器と当接して当該物品収納什器の変位を規制する規制部材をさらに備え、前記上部ユニットは、第1の天板を有する第1の上部ユニットと、前記第1の天板に対向して配置される第2の天板を有する第2の上部ユニットと、を備え、前記下部ユニットは、前記第1の天板と前記第2の天板の対向方向と略直交する方向に離間して配置される一対の支持構造体を備え、各前記支持構造体は、前記床面上に設置されて前記第1の天板と前記第2の天板の対向する方向に沿って延出するベース部材と、該ベース部材から夫々上方に向かって立設され、前記第1の天板と前記第2の天板の夫々の高さを調整可能に支持する一対の伸縮脚と、を有し、前記規制部材は、各前記支持構造体の前記ベース部材の延出方向の略中央部同士を相互に連結するとともに、前記物品収納什器が当接した状態において、前記物品収納什器の奥行方向手前側の端面が、直上の前記天板の奥行方向手前側の端面と面一、若しくは、当該端面よりも奥行方向奥側にオフセットするように配置されていることを特徴とする。
この構成により、物品収納什器が天板の奥行方向の手前側から奥側に規定量以上押し込まれると、物品収納什器が天板付什器の規制部材に当接して、それ以上の過大な変位を規制される。これにより、物品収納什器が奥側機能部材と干渉するのを防止される。また、物品収納什器が天板の下方で規制部材に当接した状態では、物品収納什器の奥行方向手前側の端面が、直上の天板の奥行方向手前側の端面よりも奥行方向の手前側に突出しなくなる。このため、この状態で執務者が天板の奥行方向の手前側に立って執務を行う場合にも、執務者の脚部や足先が物品収納什器と干渉しにくくなる。
この場合、規制部材が一対の支持構造体間に架設されるため、規制部材が天板付什器に高い剛性をもって支持されることになる。したがって、この構造を採用することにより、物品収納什器の変位を規制部材によって確実に規制することができる。
さらにこの場合、第1の上部ユニットと第2の上部ユニットが、共通の下部ユニットに支持される。また、第1の天板の下方に配置する物品収納什器と、第2の天板の下方に配置する物品収納什器は、共通の規制部材によって変位を規制される。
前記規制部材は、前記ベース部材から上方に向かって立設される支柱部と、各前記支柱部の上部間に架設される架設部と、を有する構成としても良い。
この場合、規制部材の架設部が支柱部を介して各ベース部材に架設されるため、架設部の下方に空間が確保される。このため、規制部材の架設部の下方空間を有効利用することができる。
前記規制部材は、内部に配線収納空間が設けられるようにしても良い。
この場合、配線を規制部材の内部に収容することができるため、配線回りの安全性を高めることができるとともに、見栄えを向上させることができる。
この発明によれば、天板の下方での物品収納什器の奥行方向の奥側の変位を規制する規制部材が天板付什器に設けられているため、物品収納什器を天板の下方に押し込んだときに物品収納什器が奥側機能部材と干渉するのを抑制することができる。
また、この発明によれば、物品収納什器が規制部材に当接した状態において、物品収納什器の奥行方向手前側の端面が天板の奥行方向手前側の端面よりも奥行方向の手前側に突出しないように規制部材が配置されているため、天板の奥行方向の手前側で立ち姿勢で執務を行う執務者の使い勝手を向上させることができる。
この発明の第1の実施形態に係るデスク装置の斜視図である。 この発明の第1の実施形態に係るデスクユニットの断面図である。 この発明の第1の実施形態に係るデスクユニットの平面図である。 この発明の第2の実施形態に係るデスクユニットの平面図である。 この発明の第3の実施形態に係るデスク装置の斜視図である。 この発明の第4の実施形態に係るデスクユニットの断面図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
最初に、図1〜図3に示す第1の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態においては、共通部分に同一符号を付して重複する説明を省略するものとする。
図1は、天板付什器の一形態であるデスク装置1の構成を示す斜視図である。図2は、天板付什器ユニットの一形態であるデスクユニット100の断面を示す図であり、図3は、同デスクユニット100を上方から見た図である。
デスクユニット100は、天板付什器の一形態であるデスク装置1と、物品収納什器の一形態である一対のワゴン40と、を備えている。
図1に示すように、デスク装置1は、一対の支持構造体10と、この支持構造体10に支持される第1の天板部11A、及び、第2の天板部11Bと、一対の支持構造体10に連結されて各ワゴン40の変位を規制する変位規制ブロック12(規制部材)と、変位規制ブロック12に取り付けられて第1の天板部11Aと第2の天板部11Bの間を仕切る平板状のパネル体13と、を備えている。
この実施形態において、第1の天板部11Aと第2の天板部11Bは、平面視が略長方形状で、各上面14fを作業面とされる第1の天板14Aと第2の天板14Bを夫々備えている。第1の天板14Aと第2の天板14Bは、夫々平面視の状態で短辺に沿う方向において互いに対向している。以下の説明においては、第1の天板14Aと第2の天板14Bが互いに対向する方向(短辺に沿う方向)を前後方向、第1の天板14Aと第2の天板14Bの長辺に沿う方向を幅方向、デスク装置1が設置される床面Fに直交する方向を上下方向と称する。また、説明の便宜上、前後方向に関して、図1の手前側を前、奥側を後と称する。
一対の支持構造体10は、デスク装置1の幅方向の両端部に位置するように、幅方向に所定距離離間して配置されている。各支持構造体10は、床面Fに沿って前後方向に延出する角柱状のベース部材15と、ベース部材15の前後方向の両端位置から鉛直上方に向かって延出する一対の伸縮脚16A,16Bと、を備えている。ベース部材15の延出長さは、前後の延出端が第1の天板14A(第1の天板部11A)と第2の天板14B(第2の天板部11B)の各前後方向の略中心位置(望ましくは、各前後方向の重心位置)に達する長さに設定されている。また、各ベース部材15の下面には、床面に接地する接地部材15dが設けられている。各ベース部材15は、接地部材15dによって上下方向の高さと水平レベルを適宜調整できるようになっている。
各伸縮脚16A,16Bは、ベース部材15上に固定された第1筒部17xと、第1筒部17x内に上下方向に移動可能に挿入された第2筒部17yと、第2筒部17y内に上下方向に移動可能に挿入された第3筒部17zと、を有している。第1筒部17x、第2筒部17y,第3筒部17zは、夫々角筒状をなしている。各伸縮脚16A,16Bは、第1筒部17xに対し、第2筒部17y、第3筒部17zが上下方向に沿って出没することで、上下方向の長さが調整可能となっている。この実施形態の場合、各伸縮脚16A,16Bは、図示しない電動式駆動ユニットによって昇降操作される。
なお、各伸縮脚16A,16Bは、第1筒部17xの一側面がベース部材15の前後方向の各端面と面一になるようにベース部材15の各端部の上面に固定されている。
第1の天板部11Aと第2の天板部11Bは、第1の天板14Aと第2の天板14Bの幅方向両端部の下面に、前後方向に延びる支持ブラケット18を夫々有している。第1の天板14Aと第2の天板14Bは、これらの支持ブラケット18を介して、幅方向両端部に位置する伸縮脚16A,16Bの第3筒部17zの上端に連結されている。なお、各伸縮脚16A,16Bの第3筒部17zの上端は、第1の天板部11Aと第2の天板部11Bの各前後方向の略中央となる位置に連結されている。
変位規制ブロック12は、幅方向両側の支持構造体10のベース部材15間に架設されている。具体的には、変位規制ブロック12は、左右の各支持構造体10のベース部材15の前後方向の略中央位置から上方に立設される角筒状の支柱部19と、両端部が各支柱部19の上部に結合される架設部20と、を有している。
この実施形態の場合、一方の支持構造体10(図1中の左側の支持構造体10)に設けられる支柱部19の内部には、第1の天板14Aと第2の天板14Bの上で使用される機器や、伸縮脚16A,16Bを昇降操作するための電動式駆動ユニット等に電力を供給するための電源配線21が挿通されている。電源配線21の下端部は、支柱部19の内壁の下端に設けられた切欠き19aを通して外部に引き出され、床面Fの下方に設けられた図示しない電力供給部に接続されている。電源配線21の上部側は架設部20内に引き入れられている。
架設部20は、デスク装置1の幅方向に沿って延出する樋状(断面略U字状)の梁部材22と、梁部材22の延出方向の両端部を閉塞する端部プレート23と、梁部材22の底板部22aの延出方向(デスク装置1の幅方向)の両端部から上方に立設された各支持部材24に固定されて、梁部材22の上部の前後方向の中央領域を覆うセンターカバー25と、を備えている。梁部材22の前後の側壁部22bとセンターカバー25の間には、デスク装置1の幅方向に沿って延出し、上方に向かって開口する一対のスリット状の開口26A,26B(配線挿通部)が形成されている。架設部20の内部は、配線収容空間30とされている。
この実施形態においては、幅方向両側に配置された一対の支持構造体10が下部ユニットを構成している。また、前側の第1の天板部11Aが一対の支持構造体10の各前側の伸縮脚16Aに支持される第1の上部ユニットを構成し、後側の第2の天板部11Bが一対の支持構造体10の各後側の伸縮脚16Bに支持される第2の上部ユニットを構成している。
ところで、一方の支柱部19から架設部20内に引き入れられた電源配線21は、第1の天板部11Aと第2の天板部11Bの各奥行方向の奥側から下方に引き出された機器側の電源配線に架設部20の内部において接続されている。この実施形態の場合、機器側の電源配線の一部は、ケーブルベア(登録商標)27によって構成されている。ケーブルベア27は、多数のチェーンコマをリンクピンで回動自在に連結したもので、その内部に実際の配線が収容される。各ケーブルベア27は、一端側が第1の天板部11Aや第2の天板部11Bの各下面に連結され、他端側が梁部材22の内部に連結されている。各ケーブルベア27の他端側の配線は梁部材22の内部でコネクタ28を介して電源配線21に接続されている(図1参照)。
第1の天板部11Aと第2の天板部11Bに連結された各ケーブルベア27は、これらの下面から夫々下方に垂れ下がり、架設部20上の前後の開口26A,26Bを通して梁部材22の内部に挿入されている。各ケーブルベア27は、第1の天板部11Aや第2の天板部11Bの昇降に伴って弛み量が変動し、第1の天板部11Aや第2の天板部11Bが下降すると、ケーブルベア27の弛み量が大きくなる。ケーブルベア27の弛み部分は、梁部材22の底板部22a上にデスク装置1の幅方向に延びるように横たわる。なお、図2中の符号29は、架設部20上の前後の開口26A,26Bを通して梁部材22の内部に挿入されたケーブルベア27を案内するためのケーブルガイドである。
また、架設部20のセンターカバー25の上面には、第1の天板部11Aと第2の天板部11Bの間を仕切る上記のパネル体13が立設されている。パネル体13は、デスク装置1の幅方向に沿って延在し、延出方向の両端部の下端が支持部材24を介して梁部材22に結合されている。梁部材22の前後の側壁部22bとセンターカバー25の間に形成される開口26A,26Bは、パネル体13の前後位置において、架設部20内の配線収容空間30と外部を連通している。
一方、一対のワゴン40は、いずれも同様の構成とされ、夫々第1の天板14Aの下方と第2の天板14Bの下方とに収納配置可能とされている。ワゴン40は、図2に示すように、物品を内部に収納するワゴン本体41が直方体状に形成されている。ワゴン本体41には、図示しないスライド式の引き出し等によって内部に物品を収納できるようになっている。また、ワゴン本体41の下面には、床面F上を転動するための転動手段である複数のキャスター42が取り付けられている。キャスター42は、例えば、ワゴン本体41の下面の四隅部等に取り付けられている。
一方のワゴン40は、第1の天板部11Aの前方側から第1の天板14Aの下方に収納配置され、他方のワゴン40は、第2の天板部11Bの後方側から第2の天板14Bの下方に収納配置される。このとき、各ワゴン40が、夫々第1の天板14Aと第2の天板14Bの各奥行方向の奥側(前後方向の中間部に向かう側)に規定量以上押し込まれると、各奥行方向の奥側の端面41bが変位規制ブロック12の各側壁部22bに当接することにより、各ワゴン40の奥行方向の変位が規制される。
変位規制ブロック12は、ワゴン40の奥行方向の奥側の端面41bが当接した状態において、図2に示すように、ワゴン40の奥行方向の手前側の端面41aが、直上の天板(第1の天板14Aまたは第2の天板14B)の奥行方向の手前側の端面Eと面一、若しくは、その端面Eよりも奥行方向の奥側にオフセットするように配置されている。
なお、この実施形態においては、電源配線21やケーブルベア27が奥側機能部材を構成している。
以上のように、この実施形態に係るデスクユニット100は、各天板(第1の天板14A及び第2の天板14B)の下方でのワゴン40の奥行方向の奥側の変位を規制する変位規制ブロック12がデスク装置1に設けられているため、ワゴン40を各天板の下方に押し込んだときにワゴン40が電源配線21と干渉するのを抑制することができる。したがって、この実施形態に係るデスクユニット100を採用することにより、ワゴン40の使用時における安全性を高めることができる。
なお、変位規制ブロック12の梁部材22の底板部に貫通孔を形成し、図1中の仮想線で示すように、ケーブルベア27の余長部27−Aが、貫通孔を通して変位規制ブロック12の下方に垂れ下がる構造を採用することも可能である。この場合も、余長部27−Aが変位規制ブロック12の下方に垂れ下がっても、ワゴン40の奥行方向の変位が変位規制ブロック12で規制されることにより、ワゴン40がケーブルベア27の余長部27−Aと干渉するのを抑制することができる。
また、この実施形態に係るデスクユニット100においては、ワゴン40が変位規制ブロック12に当接した状態において、ワゴン40の奥行方向の手前側の端面41aが天板(第1の天板14Aまたは第2の天板14B)の奥行方向の手前側の端面Eよりも奥行方向の手前側に突出しないように、変位規制ブロック12が配置されている。このため、天板(第1の天板14Aまたは第2の天板14B)を上昇させて、その天板の奥行方向の手前側で立ち姿勢で執務を行う執務者の脚部や足先がワゴン40と干渉しにくくなる。なお、図3においては、執務者の立ち位置をイメージし易いように、執務者の足fを仮想線で示している。
したがって、この実施形態に係るデスクユニット100を採用することにより、立ち姿勢で執務を行う執務者の使い勝手を向上させることができる。
また、この実施形態に係るデスクユニット100では、第1の天板14Aや第2の天板14Bとともに昇降しない支持構造体10に変位規制ブロック12が取り付けられている。このため、ワゴン40の変位を規制する変位規制ブロック12を一定の高さ位置で支持することができる。このため、第1の天板14Aや第2の天板14Bの昇降位置に拘わらず、ワゴン40に対する安定した位置規制を得ることができる。
特に、この実施形態の場合、変位規制ブロック12が床面上に離間して配置される一対の支持構造体10間に架設されているため、変位規制ブロック12がデスク装置1に高い剛性をもって支持される。したがって、この構造を採用することにより、ワゴン40の変位を変位規制ブロック12によって確実に規制することができる。
さらに、この実施形態に係るデスクユニット100においては、一対の支持構造体10が床面F上に設置されるベース部材15を夫々有し、変位規制ブロック12が、ベース部材15の前後方向の略中央から上方に向かって立設される支柱部19と、各支柱部19の上部間に架設される架設部20と、を有している。このため、変位規制ブロック12が設置された状態において架設部20の下方に空間を確保することができる。したがって、この構造を採用することにより、架設部20の下方空間を物品の載置等に有効活用することができる。
また、この実施形態に係るデスクユニット100は、第1の天板部11A(第1の上部ユニット)と第2の天板部11B(第2の上部ユニット)を有し、第1の天板部11Aと第2の天板部11Bがそれぞれ一対の支持構造体10に高さ調整可能に支持されるとともに、第1の天板部11Aの支持部(前部側の伸縮脚16A)と第2の天板部11Bの支持部(後部側の伸縮脚16B)の間に変位規制ブロック12が配置されている。このため、第1の天板部11Aと第2の天板部11Bを共通の支持構造体10で支持することができるうえ、変位規制ブロック12も、第1の天板部11A側で用いるワゴン40の変位規制と、第2の天板部11B側で用いるワゴン40の変位規制で共用することができる。したがって、この構造を採用することにより、デスク装置1の小型・軽量化と製品コストの削減を図ることができる。
また、この実施形態に係るデスクユニット100においては、変位規制ブロック12の内部に配線収容空間30が設けられているため、変位規制ブロック12に、ワゴン40の変位を規制する機能だけでなく、配線ダクトとしての機能も持たせることができる。したがって、変位規制部材と配線ダクトを別々に設ける場合に比較して、全体の小型・軽量化と製品コストの低減を図ることができる。
図4は、第2の実施形態に係るデスクユニット200を上方から見た図である。
第1の実施形態では、第1の天板と第2の天板の奥行方向の手前側の端面が平坦に形成されていたが、この他の実施形態に係るデスクユニット200の第1の天板214Aと第2の天板214Bの手前側の端面は、一部が凹状に窪んで形成されている。なお、図4においては、第2の天板214Bが一部破断されている。この実施形態の場合も、変位規制ブロック12は、ワゴン40の奥行方向の奥側の端面41bが当接した状態において、ワゴン40の奥行方向の手前側の端面41aが、天板の窪み部分の端面Eと面一、若しくは、その端面Eよりも奥行方向の奥側にオフセットするように配置されている。つまり、この実施形態の場合も、変位規制状態のワゴン40の奥行方向の手前側の端面41aは、直上の天板部分の奥行方向の手前側の端面Eと面一、若しくは、その端面Eよりも奥行方向の奥側にオフセットするように配置されている。
この第2の実施形態に係るデスクユニット200の場合も、ワゴン40の使用時における安全性を高めることができるとともに、立ち姿勢で執務を行う執務者の使い勝手を向上させることができる。
図5は、第3の実施形態に係るデスク装置301の構成を示す斜視図である。
第1の実施形態に係るデスク装置1や第2の実施形態に係るデスク装置201は、第1の天板部11Aと第2の天板部11Bが一対の支持構造体10に昇降可能に支持されていたが、この第3の実施形態に係るデスク装置301は、単一の天板部11が一対の支持構造体10に昇降可能に支持されている。この第3の実施形態の場合も、天板14の下方に移動可能に配置されるワゴン(物品収納什器)の変位を規制する変位規制ブロック12(規制部材)が一対の支持構造体10に架設されている。なお、変位規制ブロック12は、ワゴンの奥行方向の奥側の端面が当接した状態において、ワゴンの奥行方向の手前側の端面が、天板14の奥行方向の手前側の端面Eと面一、若しくは、その端面Eよりも奥行方向の奥側にオフセットするように配置されている。
この第3の実施形態に係るデスクユニット300の場合も、第1,第2の実施形態と同様の基本的な効果を得ることができる。
図6は、第4の実施形態に係るデスクユニット400の断面を示す図である。
この第4の実施形態に係るデスクユニット400は、第1,第2の実施形態と同様に天板付什器の一形態であるデスク装置401と、物品収納什器の一形態であるワゴン40を備えている。デスク装置401は、第1の天板14Aを含む第1の天板部11Aと、第2の天板(図示せず)を含む第2の天板部(図示せず)が一対の支持構造体10に昇降調整可能に支持されている。この第4の実施形態では、第1の天板14Aの奥行方向の奥側の端部に奥側機能部材の一形態である前側遮蔽板50が一体に取り付けられている。なお、図6においては、図示は省略されているが、第2の天板の奥行方向の奥側の端部にも同様に前側遮蔽板が取り付けられている。以下では、第1の天板14Aに取り付けられる前側遮蔽板50について説明するが、第2の天板に取り付けられる前側遮蔽板も同様に構成されている。
前側遮蔽板50は、第1の天板14Aの奥行方向の奥側の端部から上方に突出して執務者の前方の視界を遮蔽し、かつ、第1の天板14Aの下方側にも所定長さ突出している。前側遮蔽板50の第1の天板14Aの下面よりも下方に突出する下方突出部50aは、第1の天板14Aが最大に下降したときに、ワゴン40の上面よりも下方側位置まで変位する。
ここで、ワゴン40は、第1の実施形態と同様に、第1の天板部11Aの前方側から第1の天板14Aの下方に収納配置されるが、ワゴン40が、第1の天板14Aの奥行方向の奥側(前後方向の中間部に向かう側)に規定量以上押し込まれると、奥行方向の奥側の端面41bが変位規制ブロック12の側壁部22bに当接することにより、ワゴン40の奥行方向の変位が規制される。変位規制ブロック12のワゴン40との当接面は、前側遮蔽板50の下方変位位置よりも奥行方向で手前側となる位置に配置されている。また、変位規制ブロック12のワゴン40との当接面は、電源配線21よりも奥行方向で手前側となる位置に位置されている。このため、ワゴン40が変位規制ブロック12に変位を規制された状態において、第1の天板14Aが最大に下方に変位することがあっても、ワゴン40が前側遮蔽板50の下方突出部50aと干渉することはない。また、ワゴン40は電源配線21と干渉することもない。
また、この実施形態の場合も、変位規制ブロック12は、ワゴン40の奥行方向の奥側の端面41bが当接した状態において、ワゴン40の奥行方向の手前側の端面41aが、直上の第1の天板14Aの奥行方向の手前側の端面Eと面一、若しくは、その端面Eよりも奥行方向の奥側にオフセットするように配置されている。
したがって、この実施形態に係るデスクユニット400を採用することにより、ワゴン40の収納時にワゴン40が奥側機能部材である前側遮蔽板50や電源配線21と干渉するのを抑制することができるとともに、立ち姿勢で執務を行う執務者の使い勝手を向上させることができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、ワゴン40と当接してワゴン40の変位を規制する変位規制ブロック12(規制部材)には、緩衝ゴムの衝撃吸収部材を付設するようにしても良い。
また、上記の実施形態においては、変位規制ブロック12(変位規制部材)が一対の支柱部19と、その支柱部19の上部間に架設される架設部20によって構成されているが、変位規制ブロック12は一対の支持構造体10の間を直線的に連結する構造であっても良い。さらに、変位規制ブロック12は一方の支持構造体10に片持ち支持される構造であっても良い。
さらに、変位規制ブロック12は、下部ユニットである支持構造体10側に必ず設けなければならないものではなく、上部ユニットである第1の天板部11Aや第2の天板部11Bに設けることも可能である。
また、上記の実施形態においては、天板付什器の一形態であるデスク装置について説明したが、天板付什器は、テーブル装置やカウンター装置等であっても良い。
1,201,301,401 デスク装置(天板付什器)
10 支持構造体(下部ユニット)
11 天板部(上部ユニット)
11A 第1の天板部(第1の上部ユニット,上部ユニット)
11B 第2の天板部(第2の上部ユニット,上部ユニット)
12 変位規制ブロック(規制部材)
14 天板
14A,214A 第1の天板(天板)
14B,214B 第2の天板(天板)
15 ベース部材
16A,16B 伸縮脚(下部ユニット)
19 支柱部
20 架設部
21 電源配線(奥側機能部材)
27 ケーブルベア(奥側機能部材)
30 配線収容空間
40 ワゴン(物品収納什器)
50 前側遮蔽板(奥側機能部材)
100,200,300,400 デスクユニット

Claims (3)

  1. 床面上に設置される下部ユニットと、上面が作業面とされる天板を含み前記下部ユニットに高さ調整可能に支持される上部ユニットと、前記下部ユニットと前記上部ユニットの少なくともいずれか一方の奥行方向の奥側位置から下方に引き出され、若しくは、前記上部ユニットの奥行方向の奥側位置から下方に突出する奥側機能部材と、を有する天板付什器と、
    前記床面上に転動自在に設置され前記天板の下方に収納配置可能な物品収納什器と、を備えた天板付什器ユニットであって、
    前記天板付什器は、前記物品収納什器が前記天板の下方で当該天板の奥行方向奥側に規定量以上変位したときに、前記物品収納什器と当接して当該物品収納什器の変位を規制する規制部材をさらに備え、
    前記上部ユニットは、第1の天板を有する第1の上部ユニットと、前記第1の天板に対向して配置される第2の天板を有する第2の上部ユニットと、を備え、
    前記下部ユニットは、前記第1の天板と前記第2の天板の対向方向と略直交する方向に離間して配置される一対の支持構造体を備え、
    各前記支持構造体は、前記床面上に設置されて前記第1の天板と前記第2の天板の対向する方向に沿って延出するベース部材と、該ベース部材から夫々上方に向かって立設され、前記第1の天板と前記第2の天板の夫々の高さを調整可能に支持する一対の伸縮脚と、を有し、
    前記規制部材は、各前記支持構造体の前記ベース部材の延出方向の略中央部同士を相互に連結するとともに、前記物品収納什器が当接した状態において、前記物品収納什器の奥行方向手前側の端面が、直上の前記天板の奥行方向手前側の端面と面一、若しくは、当該端面よりも奥行方向奥側にオフセットするように配置されていることを特徴とする天板付什器ユニット。
  2. 前記規制部材は、前記ベース部材から上方に向かって立設される支柱部と、各前記支柱部の上部間に架設される架設部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の天板付什器ユニット。
  3. 前記規制部材は、内部に配線収納空間が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の天板付什器ユニット。
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