JP6597549B2 - 半導体モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、2個のスイッチング素子を封止した半導体モジュールに関する。
スイッチング素子を使った電力変換器では、2個のスイッチング素子を並列に接続し、それらを同じタイミングでオンオフさせることで、あたかも一つのスイッチング素子のように用い、一個当たりの素子の負荷を軽減する技術が知られている。そのような使い方に適した半導体モジュールが特許文献1に記載されている。特許文献1の半導体モジュールに用いるスイッチング素子は、平行な一対の側面の一方に高電位側の電極が露出しており、他方に低電位側の電極が露出している。2個のスイッチング素子を2枚の金属板で挟み込むことで、2個のスイッチング素子が電気的に並列に接続される。特許文献1の半導体モジュールは、対向する2枚の金属板の外側面が露出するように、2個のスイッチング素子が樹脂パッケージで封止されている。金属板は、内部のスイッチング素子の熱をパッケージ表面へ移送する放熱板の役割も果たす。なお、スイッチング素子の高電位側の電極とは、NPN型トランジスタの場合はコレクタ電極がこれに相当し、PNP型トランジスタの場合はエミッタ電極がこれに相当する。低電位型の電極とは、NPN型のトランジスタの場合はエミッタ電極がこれに相当し、PNP型のトランジスタの場合はコレクタ電極がこれに相当する。
特開2013−093343号公報
並列接続された2個のスイッチング素子を同期してオンオフする場合、スイッチングスピードが高くなると、スイッチング素子同士を接続する導体のインダクタンスが影響してくる。夫々のスイッチング素子の電極までの導体のインダクタンスがアンバランスだと、2個のスイッチング素子の低電位側電極に電位差が生じてしまう。特に、低電位側の電極とゲート電極の電位差でオンオフが定まるタイプのスイッチング素子では、低電位側の電極に電位差が生じると、2個のスイッチング素子のゲート間で電流が流れる。ゲート間に電流が流れると低電位側の電極の電位差が逆転する。これが繰り返されると発振現象が生じる。そのような発振現象はゲート発振と呼ばれている。本明細書は、2個のスイッチング素子の並列接続を封止した半導体モジュールであって、ゲート発振が生じ難い半導体モジュールを提供する。
本明細書が開示する半導体モジュールは、2個のスイッチング素子と、2個のスイッチング素子を挟み込む第1及び第2金属板と、樹脂パッケージを備えている。夫々のスイッチング素子は、平行な一対の側面の一方に高電位側電極が露出しているとともに他方に低電位側電極が露出しているタイプの素子である。第1金属板は、スイッチング素子を挟み込む一対の金属板の一方の金属板であって、夫々のスイッチング素子の高電位側電極と導通している。第2金属板は、2個のスイッチング素子を挟み込む一対の金属板の他方の金属板であって、夫々のスイッチング素子の低電位側電極と導通している。一対の金属板によって2個のスイッチング素子は並列に接続される。樹脂パッケージは、平板型であり、その幅広面に一対の金属板の外側面が露出するように2個のスイッチング素子を封止している。
樹脂パッケージの内部にて第1金属板から2個の第1端子が延びており、2個の第1端子は、樹脂パッケージの幅広面と交差するパッケージ側面から外部へと延びている。樹脂パッケージの内部にて第2金属板から1個の第2端子が延びており、第2端子はパッケージ側面にて、2個の第1端子の間から外部へ延びている。第1端子は2個のスイッチング素子の並列接続回路の高電位側端子に相当し、第2端子は並列接続回路の低電位側端子に相当する。本明細書が開示する半導体モジュールでは、第2端子は、2個のスイッチング素子の夫々の低電位側電極から等距離の位置で第2金属板から延びている。上記の構造によれば、2個のスイッチング素子の低電位側電極と、それらの電極から流れ出る電流が合流する箇所、即ち、第2端子の第2金属板への付け根までの物理的な距離が等しくなる。それゆえ、第2端子から夫々のスイッチング素子の低電位側の電極までのインダクタンスが等しくなる。その結果、ゲート発振が抑えられる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の半導体モジュールの平面図である。図1(A)は、おもて面からみた半導体モジュールであり、図1(B)は裏面からみた半導体モジュールである。 樹脂パッケージを除いた半導体モジュールの平面図である。 図2のIII−III線に沿った断面図である。 図2のIV−IV線に沿った断面図である。 図2のV−V線に沿った断面図である。 実施例の半導体モジュールを適用する電力変換器の回路図である。 電力変換器の部品レイアウトを示す平面図である。
図面を参照して実施例の半導体モジュール3を説明する。図1(A)に半導体モジュール3をおもて面からみた平面図を示し、図1(B)に半導体モジュール3をうら面からみた平面図を示す。なお、説明の便宜上、図中の座標系のX軸正方向を向く面を「おもて面」と称し、X軸負方向を向く面を「うら面」と称する。また、説明の都合上、Z軸の正方向を「上」と称する。
半導体モジュール3は、樹脂製のパッケージ(樹脂パッケージ30)の中に2個のトランジスタチップ32a、32bを封止したデバイスである。図1では、樹脂パッケージ30に封止されたトランジスタチップ32a、32bを点線で描いてある。トランジスタチップ32a、32bの夫々は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)とダイオードが逆並列に接続されているRC−IGBTチップである。トランジスタチップ32a、32bは、主に電力変換に使われる、いわゆるパワートランジスタである。トランジスタチップ32a、32bは平板型であり、一方の幅広面(X軸正方向を向く面)にエミッタ電極321と制御電極322が露出しており、他方の幅広面(X軸負方向を向く面)にコレクタ電極323が露出している。
半導体モジュール3は、X軸方向の厚みが薄い平板型である。扁平な半導体モジュール3のX方向を向く幅広面には、金属板33、31が露出している。詳しくは後述するが、半導体モジュール3は、樹脂パッケージ30の中で、一対の金属板31、33の間に2個のトランジスタチップ32a、32bが挟まれており、金属板31、33は、それぞれ、トランジスタチップの電極と導通している。2個のトランジスタチップ32a、32bは、一対の金属板31、33によって並列に接続されている。樹脂パッケージ30の上面30aから3個のパワー端子(コレクタ端子34a、34b、エミッタ端子35)が延びている。コレクタ端子34a、34bは、2個のトランジスタチップ32a、32bのコレクタ電極と導通しており、エミッタ端子35は、2個のトランジスタチップ32a、32bのエミッタ電極と導通している。樹脂パッケージ30の下面から、制御端子37が延びている。制御端子37は、トランジスタチップ32a、32bのゲートに導通しているゲート端子、トランジスタチップに流れる電流を検知するセンスエミッタに導通しているセンスエミッタ端子、トランジスタチップ32a、32bの夫々に備えられている温度センサと導通しているセンサ端子などである。制御端子37は、樹脂パッケージ30の内部で制御電極322と導通している。
図2から図5を参照して半導体モジュール3の内部構造を説明する。図2は、樹脂パッケージ30を除いた半導体モジュール3の平面図である。なお、樹脂パッケージ30は仮想線で描いてある。図3−図5は、夫々、図2のIII−III、IV−IV線、V−V線に沿った断面図である。
図3によく示されているように、一対の金属板31、33の間に、2個のトランジスタチップ32a、32bと銅ブロック38が挟まれている。金属板31の上に、トランジスタチップ32a、32bがはんだ付けされている。金属板31には、トランジスタチップ32a、32bのコレクタ電極323が露出する面が接続している。トランジスタチップ32a、32bのエミッタ電極321が露出する面には銅ブロック38がはんだ付けされている。その銅ブロック38の上に金属板33がはんだ付けされている。2個のトランジスタチップ32a、32bのコレクタ電極323は、金属板31を介して電気的に接続している。2個のトランジスタチップ32a、32bのエミッタ電極321は、銅ブロック38と金属板33を介して電気的に接続している。2個のトランジスタチップ32a、32bは、一対の金属板31、33の間で、電気的に並列に接続される。
一対の金属板31、33と、それらに挟まれたトランジスタチップ32a、32bは樹脂パッケージ30で封止されている。金属板31の外側面31aと金属板33の外側面33aが樹脂パッケージ30から露出する。詳しくは後述するが、半導体モジュール3は、その両方の幅広面に冷却器が接する。金属板31、33は、トランジスタチップ32a、32bを電気的に並列に接続する導体の役割のほか、トランジスタチップ32a、32bの熱を冷却器に伝える放熱板としての役割を果たす。
図4は、図2の半導体モジュール3をその中心線CLでカットした断面図である。樹脂パッケージ30の図中のY軸方向の中心にて金属板31の上縁からタブ331が延びており、そのタブ331とエミッタ端子35がはんだ付けされている。2個のトランジスタチップ32a、32bのエミッタ電極321は、金属板33を介してエミッタ端子35と導通する。
図5は、一方のコレクタ端子34bと1本の制御端子37を通る平面で半導体モジュール3をカットした断面図である。別言すれば、図5は、半導体モジュール3を図中のY軸方向の端付近でカットした断面図である。図5の断面では、金属板31の上縁からタブ311が延びており、そのタブ311とコレクタ端子34bがはんだ付けされている。中心線CLを挟んで図5の断面とは反対側の断面も同じ構造を備えており、金属板31の上縁から延びるタブ311にコレクタ端子34aがハンダ付けされている。2個のトランジスタチップ32a、32bのコレクタ電極323は、金属板31を介してコレクタ端子34a、34bと導通する。コレクタ端子34a、34b、エミッタ端子35は、樹脂パッケージ30の金属板31、33が露出する面と交差する上面30aから延びている。
図2と図5を参照するとよく理解できるように、制御端子37はボンディングワイヤ36を介して制御電極322と導通する。
図2に戻り、正面からみたときの半導体モジュール3の内部構造の特徴を説明する。金属板33は、その上縁中央からタブ331が延びており、そのタブ331とエミッタ端子35が接続されている。金属板33のタブ331の両側にて、金属板31のタブ311が延びている。2個のタブ311のそれぞれにコレクタ端子34a、34bが接続されている。図2に示されているように、半導体モジュール3は、パワー端子(コレクタ端子34a、34b、及び、エミッタ端子35)の長さを除き、中心線CLで左右対称をなしている。特に、金属板33とエミッタ端子35が左右対称をなしており、2個のトランジスタチップ32a、32bも中心線CLを挟んで左右対称に配置されている。それゆえ、図2の太線が示すように、トランジスタチップ32a、32bのエミッタ電極321からエミッタ端子35まで導電経路が等しくなる。より詳しくいうと、エミッタ端子35は、2個のトランジスタチップ32a、32bの夫々のエミッタ電極321から等距離の位置で金属板33から延びている。
エミッタ端子35から夫々のエミッタ電極321までの導電経路の長さが異なると、夫々の導電経路のインダクタンスが相違する。2個のトランジスタチップ32a、32bを同じタイミングでオンオフさせると導電経路のインダクタンスの相違(アンバランス)によりゲート発振と呼ばれる現象が起こり得る。ゲート発振は、特に、エミッタ電極(トランジスタの低電位側の電極)の電位に対するゲートの電位でオンとオフが切り換わるタイプのトランジスタで起こりやすい。IGBTはその典型例である。実施例の半導体モジュール3は、2個のトランジスタチップ32a、32bとエミッタ端子35が、2個のトランジスタの並び方向に交差する中心線CLに対して対称形をなしている。それゆえ、エミッタ端子35からそれぞれのトランジスタチップ32a、32bのエミッタ電極321までの導電経路が等しくなり、夫々の導電経路のインダクタンスも等しくなる。その結果、半導体モジュール3は、ゲート発振を生じ難い。
半導体モジュール3の特徴をまとめると以下の通りである。半導体モジュール3は樹脂パッケージ30の中に2個のトランジスタチップ32a、32bを封止したデバイスである。トランジスタチップ32a、32bは、平行な一対の側面の一方にコレクタ電極323が露出しており、他方にエミッタ電極321が露出している。2個のトランジスタチップ32a、32bは、一対の金属板31、33に挟まれている。一方の金属板31は、2個のトランジスタチップ32a、32bの夫々のコレクタ電極323と導通している。他方の金属板33は、2個のトランジスタチップ32a、32bのエミッタ電極321と導通している。金属板31、33の外側面は、樹脂パッケージ30の表面に露出している。樹脂パッケージ30の内部にて、金属板31の上縁から2個のコレクタ端子34a、34bが延びている。2個のコレクタ端子34a、34bは、樹脂パッケージ30の金属板が露出していない上面30aから外部へと延びている。樹脂パッケージ30の内部にて、金属板33の上縁からエミッタ端子35が延びている。エミッタ端子35も、樹脂パッケージ30の上面30aから外部へと延びている。エミッタ端子35は、半導体モジュール3をその幅広面(金属板が露出する面)の法線方向(図中のX方向)からみたときに、2個のコレクタ端子34a、34bの間で樹脂パッケージ30から延びている。
半導体モジュール3の特徴を別の観点からみると、次の通りである。2個のトランジスタチップ32a、32bは、半導体モジュール3の幅広面(金属板が露出する面)の法線方向(X方向)からみたときに、エミッタ電極321がおもて面に露出している。2個のトランジスタチップ32a、32bのエミッタ電極321に金属板33が導通している。上記した法線方向からみたときに、2個のチップの垂直二等分線(中心線CL)に沿って金属板33からエミッタ端子35が樹脂パッケージ30の外部へと延びている。
図6、図7を参照して実施例の半導体モジュール3を使った電力変換器100を説明する。電力変換器100は、走行用に2個のモータ17a、17bを備える電気自動車に搭載されており、バッテリ11の直流電力をモータ17a、17bの駆動電力に変換するデバイスである。実施例の2個の半導体モジュール3が電力変換器100に用いられている。
まず、図6を参照して電力変換器100の回路構成を説明する。図6は、電力変換器100のブロック図である。電力変換器100は、電圧コンバータ15と、2個のインバータ16a、16bを備えている。
電圧コンバータ15は、バッテリ側から供給される電力の電圧を昇圧してインバータ側へ出力する昇圧機能と、インバータ側から供給される電力の電圧を降圧してバッテリ側へ出力する降圧機能を備えている。すなわち、電圧コンバータ15は、双方向DC−DCコンバータである。インバータ側から供給される電力とは、モータ17a、17bが出力軸側から逆駆動されて発電した電力(回生電力)である。モータ17a、17bが発電した交流の回生電力はインバータ16a、16bで直流電力に変換され、電圧コンバータ15に供給される。
電圧コンバータ15は、4個のトランジスタ4a、4b、4a、4bと、4個のダイオードと、リアクトル12と、フィルタコンデンサ13を備えている。4個のトランジスタ4a、4b、4a、4bは、2個ずつが並列に接続されており、2組の並列回路が直列に接続されている。各トランジスタ4a、4bには、ダイオードが逆並列に接続されている。夫々の並列回路が前述した半導体モジュール3によって実現される。先に述べたように、半導体モジュール3は、RC−IGBTのトランジスタチップ32a、32bを収容しており、図6のトランジスタとダイオードの組が、半導体モジュールに収容されたRC−IGBTのトランジスタチップに相当する。図6では、2組の並列回路、即ち、半導体モジュールを符号3aと3bで表している。以下では、半導体モジュール3a、3bを、回路の説明の都合上、並列回路3a、3bと称する場合がある。
並列回路3a、3bの直列接続は、電圧コンバータ15の高電圧端15c、15dの間に接続されている。並列回路3a、3bの直列接続の中点Qにリアクトル12の一端が接続されている。リアクトル12の他端は電圧コンバータ15の低電圧端の正極15aに接続されている。低電圧端の正極15aと負極15bの間にフィルタコンデンサ13が接続されている。低電圧端の負極15bは高電圧端の負極15dと直接に接続されている。不図示のコントローラによって、並列回路3aの2個のトランジスタ4a、4bは同じタイミングでオンオフされる。2個のトランジスタ4a、4bは、電気回路上はあたかも一つのスイッチング素子として機能する。同様に、並列回路3bの2個のトランジスタ4a、4bも同じタイミングでオンオフされ、電気回路上はあたかも一つのスイッチング素子として機能する。ただし、トランジスタ4a、4bの夫々のエミッタ電極と中点Qの間のインダクタンスが相違すると、ゲート発振を生じ易くなる。先の半導体モジュール3は、トランジスタ4a、4bの夫々のエミッタ電極と中点Qの間のインダクタンスがほぼ等しくなり、ゲート発振が生じ難い。図6の双方向DC−DCコンバータの回路構成はよく知られているので詳しい動作説明は省略する。
インバータ16aは、2個のトランジスタ6a、6bの直列接続が3組、並列に接続された構成を有している。各トランジスタ6a、6bにはダイオードが逆並列に接続されている。各直列接続の中点から交流が出力される。インバータ16aは、電圧コンバータ15から出力された直流電力を交流電力に変換してモータ17aに供給する。図6のインバータ16aの回路構成は良く知られているので詳しい説明は省略する。
一つの直列接続(ダイオードを含む)が一つの半導体モジュール5aに収容されている。3個の半導体モジュール5a−5cでインバータ16aが成り立っている。インバータ16bは、インバータ16aと同じ構造を有しており、3個の半導体モジュール5d−5fで成り立っている。インバータ16bは、電圧コンバータ15から出力された直流電力を交流電力に変換してモータ17bに供給する。
電圧コンバータ15と2個のインバータ16a、16bの間には、それらの間を流れる電流の脈動を抑える平滑コンデンサ14が接続されている。
図7を参照して電力変換器100のハードウエア構成を説明する。半導体モジュール5a−5fは、同じ構造を有している。以下、半導体モジュール5a−5fのいずれか一つを区別なく示すときには半導体モジュール5と表記する。構造の詳しい説明は省略するが、半導体モジュール5の内部には、2個のトランジスタ6a、6bの直列接続と、各トランジスタに逆並列に接続されたダイオードが収容されている。半導体モジュール3a、3bの一方を区別なく示すときには半導体モジュール3と表記する。
半導体モジュール5の外観は、半導体モジュール3の外観と同じである。半導体モジュール5も一対の幅広面を有する平板型であり、一対の幅広面の夫々に放熱板を兼ねる金属板が露出している。半導体モジュール3a、3bと半導体モジュール5a−5fは、複数の冷却器40とともに積層されている。複数の半導体モジュール3、5と複数の冷却器40は、一つずつ交互に積層されており、各半導体モジュール3、5の幅広面の金属板が冷却器40と接する。半導体モジュール3、5と冷却器40の積層ユニット60は、電力変換器100の筐体壁47と板バネ61の間に挟まれ、積層方向の荷重を受ける。積層方向の荷重により半導体モジュール3、5の夫々は隣接する冷却器40と密着し、伝熱性が高められている。積層された複数の冷却器40を、2本のパイプ48と49が貫いている。一方のパイプ48を通じて外部から冷媒が供給される。冷媒は各冷却器40に分配され、冷却器40の中を通る間に隣接する半導体モジュール3、5から熱を吸収する。熱を吸収した冷媒は、他方のパイプ49を通じて外部へと排出される。
半導体モジュール5の幅広面と交差する一側面(樹脂パッケージの上面)から、3個のパワー端子が延びている。それらは、半導体モジュール5の内部の2個のトランジスタの直列接続の高電位側と導通する高電位端子51、低電位側と導通する低電位端子52、中点と導通する中点端子53である。図7では、半導体モジュール5aの端子にのみ符号51−53を付し、他の半導体モジュール5b―5fには端子への符号は省略した。
図7によく示されているように、複数の半導体モジュール5の高電位端子51と半導体モジュール3a、3bのコレクタ端子34bが半導体モジュールの積層方向に沿って一列に並び、低電位端子52とエミッタ端子35が一列に並ぶ。また、複数の半導体モジュールの中点端子53と半導体モジュール3a、3bのコレクタ端子34aが一列に並ぶ。図6に示されているように、半導体モジュール5a−5f、3aの高電位側と、平滑コンデンサ14の高電位側が接続される。電力変換器100では、積層ユニット60の横に、平滑コンデンサ14が配置されており、平滑コンデンサ14から延びる複数の正極バスバ41の夫々が、複数の半導体モジュール5の高電位端子51と、半導体モジュール3aの高電位端子(即ちコレクタ端子34b)に接続している。なお、半導体モジュール5aに接続される正極バスバ、及び、半導体モジュール3aに接続される正極バスバにのみ符号41を付し、他の半導体モジュール5b−5fに接続される正極バスバには符号を省略した。
図6に示されているように、半導体モジュール5a−5f、3bの低電位側と、平滑コンデンサ14の低電位側が接続される。平滑コンデンサ14から延びる複数の負極バスバ42の夫々が、複数の半導体モジュール5の低電位端子52と、半導体モジュール3bの低電位端子(即ちエミッタ端子35)に接続している。なお、半導体モジュール5aに接続される負極バスバ、及び、半導体モジュール3bに接続される負極バスバにのみ符号42を付し、他の半導体モジュール5b−5fに接続される負極バスバには符号を省略した。
積層ユニット60の平滑コンデンサ14とは反対側に端子台46が配置されている。半導体モジュール5a−5fの中点端子53は、出力バスバ43によって端子台46に接続されている。端子台46の3個の端子46aが、モータ17aへ三相交流電流を供給するための出力端子であり、3個の端子46bが、モータ17bへ三相交流電流を供給するための出力端子である。図7では、半導体モジュール5aに接続される出力バスバにのみ符号43を付し、他の半導体モジュール5b−5fに接続される出力バスバには符号を省略した。
半導体モジュール5a−5fの高電位端子51と半導体モジュール3aのコレクタ端子34bには、同じ形状の正極バスバ41が接続している。半導体モジュール5a−5fの低電位端子52と半導体モジュール3bのエミッタ端子35には、同じ形状の負極バスバ42が接続している。
図6に示されているように、半導体モジュール3aの低電位側(即ちエミッタ端子35)と、半導体モジュール3bの高電位側(即ちコレクタ端子34a又は34b)と、リアクトル12の一端が接続されている。図7に示すように、電力変換器100の筐体内部では、積層ユニット60の積層方向の隣にリアクトル12が配置されている。半導体モジュール3aのエミッタ端子35と、半導体モジュール3bのコレクタ端子34aと、リアクトル12がリアクトルバスバ44で接続されている。
半導体モジュール3a、3bは、2個のトランジスタの並列接続の低電位側の端子であるエミッタ端子35を中央に配置し、その両側に、高電位側の端子である2個のコレクタ端子34a、34bが配置されている。そのような配置によって、図6の電力変換器100において、いずれのバスバも交差することなく配策することが可能となっている。
電力変換器100において、半導体モジュール3を利用した積層ユニット60の特徴は次の通りである。積層ユニット60は、2タイプの半導体モジュール3、5を備えている。第1タイプの半導体モジュールは、内部で2個の第1スイッチング素子が並列に接続されており、スイッチング素子の並列接続の2個の高電位端子が樹脂パッケージの一側面から延びており、1個の低電位端子が2個の高電位端子の間から延びている。第2タイプの半導体モジュールは、内部で2個のスイッチング素子が直列に接続されており、第2スイッチング素子の直列接続の高電位端子と低電位端子と中点端子が樹脂パッケージの一側面から延びている。実施例の半導体モジュール3a、3bが第1タイプの半導体モジュールであり、半導体モジュール5が第2タイプの半導体モジュールである。2個の第1タイプの半導体モジュールと複数の第2タイプの半導体モジュールが冷却器40とともに積層されている。第1タイプ、第2タイプの半導体モジュールの端子は、積層方向と交差する同一方向を向いている。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。実施例の半導体モジュール3が、請求項の「半導体モジュール」の一例に相当する。実施例のトランジスタチップ32a、32bが請求項の「スイッチング素子」の一例に相当する。トランジスタチップ32a、32bのコレクタ電極323が、請求項の「高電位側電極」の一例に相当し、エミッタ電極321が請求項の「低電位側電極」の一例に相当する。金属板31が、請求項の「第1金属板」の一例に相当し、金属板33が、請求項の「第2金属板」の一例に相当する。実施例のコレクタ端子34a、34bが、請求項の「第1端子」の一例に相当し、エミッタ端子35が、請求項の「第2端子」の一例に相当する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
3:半導体モジュール
3a、3b:半導体モジュール(並列回路)
4a、4b、6a、6b:トランジスタ
5、5a−5f:半導体モジュール
11:バッテリ
12:リアクトル
13:フィルタコンデンサ
14:平滑コンデンサ
15:電圧コンバータ
16a、16b:インバータ
17a、17b:モータ
30:樹脂パッケージ
31、33:金属板
32a、32b:トランジスタチップ
34a、34b:コレクタ端子
35:エミッタ端子
37:制御端子
38:銅ブロック
40:冷却器
41:正極バスバ
42:負極バスバ
43:出力バスバ
44:リアクトルバスバ
51:高電位端子
52:低電位端子
53:中点端子
60:積層ユニット
100:電力変換器
311、331:タブ
321:エミッタ電極
322:制御電極
323:コレクタ電極

Claims (1)

  1. 平行な一対の側面の一方に高電位側電極が露出しているとともに他方に低電位側電極が露出している2個のスイッチング素子と、
    2個の前記スイッチング素子を挟み込む一対の金属板の一方の金属板であって、夫々の前記スイッチング素子の高電位側電極と導通している第1金属板と、
    前記一対の金属板の他方の金属板であって、夫々の前記スイッチング素子の低電位側電極と導通している第2金属板と、
    前記2個のスイッチング素子を封止している平板型の樹脂パッケージであって、その幅広面に前記一対の金属板の外側面が露出している樹脂パッケージと、
    を備えており、
    前記樹脂パッケージの内部にて前記第1金属板から2個の第1端子が延びており、当該2個の第1端子は、前記幅広面に交差するパッケージ側面から外部へと延びており、
    前記樹脂パッケージの内部にて前記第2金属板から1個の第2端子が延びており、当該第2端子は前記パッケージ側面にて前記2個の第1端子の間から外部へ延びており、
    前記第2端子は、前記2個のスイッチング素子の夫々の低電位側電極から等距離の位置で前記第2金属板から延びている、半導体モジュール。
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