JP6597366B2 - 塗布装置、塗布物の製造方法 - Google Patents

塗布装置、塗布物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、塗布装置、塗布物の製造方法に関する。
特許文献1には、芯体の表面に塗布された液状材料をならして、当該液状材料を平滑にするブレードと、当該ブレードに接触してブレードを清掃する清掃部材と、を備える塗布装置が開示されている。
特開2013−218268号公報
ブレード等の平滑部に接触部を接触させて該平滑部を清掃する構成において、接触部を交換する作業が煩雑である場合には、平滑部の動作を停止する必要がある。
本発明は、接触部を交換する際に平滑部の動作を停止する必要がないようにすることを課題とする。
請求項1の発明は、回転する芯体の軸方向に沿って相対移動する平滑部であって、該芯体の表面にノズルから塗布された液状の材料に接触して該材料を平滑にする該平滑部と、該平滑部に接触部を接触させて該平滑部を清掃する清掃部であって、該接触部を着脱可能に支持する該清掃部と、該平滑部の該相対移動中に、該清掃部に支持された該接触部を他の新しい接触部と交換する交換部と、を有する。
請求項2の発明では、前記交換部は、前記接触部に形成された被挿入部に挿入部を挿入して前記接触部を保持し、前記接触部を前記清掃部から取り外して他の新しい接触部に交換する。
請求項3の発明では、前記清掃部は、前記平滑部を挟む一対の前記接触部を有し、前記交換部は、前記一対の接触部のそれぞれを保持し、一括で前記接触部を前記清掃部から取り外して他の新しい接触部に交換する。
請求項4の発明では、前記交換部は、複数の前記挿入部をそれぞれに有する一対の挿入部材と、各前記挿入部材における前記挿入部のそれぞれが、前記一対の接触部のそれぞれの前記被挿入部に挿入された状態で、前記各挿入部材を互いに反対方向へ移動させる移動部と、を有し、前記移動部による前記各挿入部材の移動によって、前記被挿入部内の互いに対向する面のそれぞれに前記挿入部のそれぞれが押し当てられることで前記接触部を保持し、前記接触部を清掃部から取り外して他の新しい接触部に交換する。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の塗布装置を準備する工程と、回転する前記芯体の表面に前記材料を塗布すると共に、前記平滑部が前記芯体の軸方向に沿って相対移動して、前記芯体の表面に塗布された材料を前記平滑部で平滑にする工程と、前記平滑部の該相対移動中に、前記清掃部に支持された前記接触部を他の新しい接触部と交換する工程と、を備える。
本発明の請求項1の構成によれば、接触部を交換する際に平滑部の動作を停止する必要がない。
本発明の請求項2の構成によれば、外側から接触部を挟んで保持する場合に比べ、接触部材の周辺のスペースの省スペース化が図れる。
本発明の請求項3の構成によれば、一対の接触部を一つずつ交換する構成に比べ、交換する際の工程数を低減できる。
本発明の請求項4の構成によれば、単一の移動部で一対の接触部を保持できる。
本発明の請求項5の製造方法によれば、接触部を交換する際に平滑部の動作を停止する場合に比べ、塗布物を製造する製造効率がよい。
本実施形態に係る塗布装置の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る塗布装置の構成を示す側面図である。 本実施形態に係る清掃機構の構成を示す側面図である。 図3に示す構成において、上側清掃部材と下側清掃部材とが接触した状態を示す側面図である。 本実施形態に係る上側清掃部材及び下側清掃部材の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る交換機構を示す概略図である。 図1に示す構成において、上側清掃部材及び下側清掃部材の先端部を上方へ向けた状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る挿入部材の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る挿入部材及びチャックの構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る挿入部材の挿入部を挿入孔に挿入した状態を示す側面図である。 図10に示す構成において、挿入部を移動させて上側清掃部材及び下側清掃部材を保持する状態を示す側面図である。 図6に示す構成において、挿入部を挿入孔に挿入した状態を示す側面図である。 図12に示す構成において、上側清掃部材及び下側清掃部材を上側支持体及び下側支持体から取り外した状態を示す側面図である。 図13に示す構成において、上側清掃部材及び下側清掃部材を回収部へ移動させた状態を示す側面図である。 図14に示す構成において、上側清掃部材及び下側清掃部材を回収部の容器内へ移動させた状態を示す側面図である。 新しい上側清掃部材及び下側清掃部材の挿入孔に挿入部を挿入した状態を示す側面図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
[塗布装置10の構成]
まず、本実施形態に係る塗布装置10の構成を説明する。図1には、塗布装置10の構成が示されている。なお、下記の説明で用いるX方向(+X方向、−X方向)、Y方向(+Y方向、−Y方向)、Z方向(+Z方向、−Z方向)は、図中に示す矢印方向である。また、X方向、Y方向、Z方向は、互いに交差する方向(具体的には、直交する方向)である。
塗布装置10は、図1に示されるように、芯体12を回転させる回転部20と、回転部20によって回転する芯体12の表面(外周面)に液状の材料14(以下、液状材料14という)を塗布する塗布部30と、を備えている。また、塗布装置10は、芯体12の表面に塗布された液状材料14を平滑にするブレード40(平滑部の一例)と、塗布部30及びブレード40を移動させる移動機構50と、ブレード40を清掃する清掃機構60と、を備えている。
(芯体12)
芯体12は、円筒状に形成された円管とされている。なお、芯体12は、円柱状に形成されていても良い。また、芯体12には、例えば、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料が用いられる。芯体12は、軸方向長さが例えば250mm以上400mm以下とされ、外径が例えば6mm以上14mm以下とされている。
(回転部20)
回転部20は、芯体12を保持する一対の保持部材22と、一対の保持部材22のそれぞれを回転可能に支持する一対の支持部材23と、一対の保持部材22の一方を回転駆動する駆動部24と、を有している。
一対の保持部材22は、それぞれ、例えば、芯体12の軸方向端部を嵌め込む嵌込孔(嵌込溝)を有し、当該嵌込孔に対して芯体12の軸方向端部が嵌め込まれることで、芯体12を保持するようになっている。なお、一対の保持部材22は、芯体12を取外し可能に保持するものであればよく、例えば、芯体12の軸方向両端部から芯体12を挟み込むことで、芯体12を保持する構成であってもよい。
駆動部24は、例えば、サーボモータ・パルスモータ等の駆動モータで構成されている。この駆動モータによって、一対の保持部材22の一方が回転されることにより、芯体12が回転するようになっている。
なお、駆動部24は、一対の保持部材22のそれぞれに設けられたサーボモータ・パルスモータ等の駆動モータで構成され、一対の保持部材22を同期させて回転駆動する構成であってもよい。また、駆動部24としては、単一の駆動部で構成され、当該単一の駆動部からの駆動力が、ギヤ等の伝達部材によって一対の保持部材22に分配されて、一対の保持部材22のそれぞれが回転する構成であってもよい。
(塗布部30)
塗布部30は、図1に示されるように、液状材料14を貯留する貯留部32と、ノズル34から芯体12の表面(外周面)へ液状材料14を吐出する吐出部36と、貯留部32に貯留された液状材料14を吐出部36に供給する供給部38と、を有している。ノズル34は、長さが例えば5mm以上15mm以下とされ、外径が例えば0.5mm以上1.0mm以下とされている。
供給部38は、貯留部32と吐出部36とに接続された供給管38Aと、貯留部32に貯留された液状材料14を供給管38Aを通じて吐出部36へ送液する送液部としてのポンプ38Bと、を有している。
塗布部30では、貯留部32に貯留された液状材料14が、ポンプ38Bによって吐出部36へ送られ、吐出部36へ送られた液状材料14が吐出部36のノズル34から芯体12の表面(外周面)へ吐出されるようになっている。
(液状材料14)
塗布部30が塗布する液状材料14としては、例えば、接着剤が用いられる。当該接着剤が芯体12の外周面に塗布されることで、芯体12の外周面に接着層が形成されるようになっている。接着層は、その外周に形成される表面層(例えば、樹脂層、ゴム層)と、芯体12とを接着(接合)するためのものである。具体的には、液状材料14としては、例えば、カーボン等と溶剤を混合したプライマーが用いられる。なお、液状材料14としては、上記のものに限られるものではない。
(ブレード40)
ブレード40は、芯体12の表面に塗布された液状材料14に接触する平面部42を有している。ブレード40は、板状に形成されており、芯体12の径方向(Y方向)に沿った長さが、芯体12の軸方向(X方向)に沿った幅よりも長くされている。具体的には、ブレード40は、Y方向長さが例えば20mm以上40mm以下とされ、X方向幅が例えば3mm以上9mm以下とされ、厚みが例えば0.05mm以上0.20mm以下とされている。また、ブレード40には、例えば、ステンレス鋼(SUS)等の金属が用いられる。
図2に示されるように、ブレード40は、芯体12の下面に対して平面部42が接触するように、芯体12の下方側に配置されている。そして、ブレード40では、平面部42を芯体12の表面に接触させて液状材料14をならし、液状材料14を平滑にするように構成されている。これにより、液状材料14によって形成される塗布膜の膜厚が均一化されるようになっている。
(移動機構50)
移動機構50は、図1に示されるように、例えば、吐出部36及びブレード40を支持する支持部52と、駆動部54と、駆動部54の駆動力を芯体12の軸方向への移動力に変換して支持部52に伝達する伝達部材としてのボールネジ56と、支持部52を芯体12の軸方向に案内する案内部材としてのガイド58と、を有している。
支持部52は、上下方向に長さを有する直方体形状に形成された支持部本体53と、支持部本体53の上部に固定され芯体12へ延びるアーム55と、アーム55の先端部に固定された固定部材62と、固定部材62に支持され吐出部36を支持する吐出部支持体61と、支持部本体53の下部に支持されブレード40を支持するブレード支持体63と、を有している。吐出部支持体61は、側面視にてL字状をしたフレームで構成されており、吐出部36が固定されている。
移動機構50では、駆動部54がボールネジ56を回転駆動し、ボールネジ56が駆動部54の回転力を芯体12の軸方向への移動力に変換して支持部52に伝達し、支持部52が、ガイド58に沿って、一対の保持部材22に保持された状態の芯体12の軸方向へ移動するようになっている。
これにより、吐出部36及びブレード40が、回転部20によって回転する芯体12の軸方向へ沿って支持部52と一体に移動しながら、吐出部36が液状材料14を芯体12の表面へ吐出して液状材料14をらせん状に塗布し、当該液状材料14をブレード40が平滑にする。これにより、芯体12の外周面に液状材料14の塗布膜が形成される。
なお、移動機構50としては、上記の構成に限られるものではない。移動機構50は、吐出部36及びブレード40を芯体12に対して相対移動させる構成であればよいので、例えば、吐出部36及びブレード40ではなく、芯体12をその軸方向へ移動させて液状材料14を塗布する構成であってもよい。
(清掃機構60)
清掃機構60は、図1に示されるように、吐出部36による吐出範囲(移動範囲)及びブレード40による平滑範囲(移動範囲)の外側であって、芯体12の軸方向一端側(芯体12に対する塗布終了側)に配置されている。この清掃機構60は、図3及び図4に示されるように、ブレード40に接触する上側清掃部材72及び下側清掃部材73(一対の接触部の一例)と、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を支持する清掃部材支持部71(清掃部の一例)と、を有している。
上側清掃部材72は、ブレード40の平面部42に対して上側から接触する清掃部材である。具体的には、上側清掃部材72は、図3、図4及び図5に示されるように、それぞれ、平板状のプレート72Cと、凹溝72Eが形成された板状のプレート72Dと、側面視にてクランク状に形成された板状のプレート72Bと、不織布等の布体で構成された清掃材72Aと、を有している。プレート72B、プレート72C、プレート72Dは、この順で、下側から重ねられている。
凹溝72Eは、プレート72Dの下面にY方向に貫通するように形成されている。プレート72Dは、凹溝72Eが形成されることで、側面視(Y方向視)にてコ字状(U字状)に形成されている。プレート72Bは、清掃材72Aが巻き付けられる巻付部72Fと、後述の上側支持体74に差し込まれる差込部72Gと、を有している。差込部72Gの上面には、後述のシリンダ64のロッド64Aが挿入される挿入凹部72Hが形成されている。
上側清掃部材72では、清掃材72Aが巻付部72Fに巻き付けられた状態のプレート72Bと、プレート72Cと、プレート72Dとが、この順で、下側から重ねられて、ボルト(図示省略)で上側から共締めされることで、一体化されている。このように、プレート72Cとプレート72Dとが重ねられることで、凹溝72Eは、後述の挿入部材110、120が挿入される挿入孔72S(被挿入部の一例)として機能する。
下側清掃部材73は、ブレード40に対して下側から接触する清掃部材であり、上下が反転された点を除いて、上側清掃部材72と同様に構成とされている。下側清掃部材73は、具体的には、上側清掃部材72と同様に、平板状のプレート73Cと、凹溝73Eが形成された板状のプレート73Dと、側面視にてクランク状に形成された板状のプレート73Bと、不織布等の布体で構成された清掃材73Aと、を有している。プレート73Bは、清掃材73Aが巻き付けられる巻付部73Fと、後述の下側支持体75に差し込まれる差込部73Gと、を有している。差込部73Gの下面には、後述のシリンダ65のロッド65Aが挿入される挿入凹部73Hが形成されている。凹溝73Eは、凹溝72Eと同様に、後述の挿入部材110、120が挿入される挿入孔73S(被挿入部の一例)として機能する。
なお、上側清掃部材72及び下側清掃部材73は、ブレード40の幅方向(芯体12の軸方向(X方向))に沿った長さ、ブレード40の長さ方向(Y方向)に沿った幅及び、ブレード40の厚み方向(上下方向(Z方向))に沿った厚みが、長さ>幅>厚みの関係を有している。上側清掃部材72及び下側清掃部材73は、具体的には、長さが例えば20mm以上60mm以下とされ、幅が例えば10mm以上20mm以下とされ、厚みが例えば3mm以上8mm以下とされている。
清掃部材支持部71は、支持部本体77と、支持部本体77に設けられ上側清掃部材72及び下側清掃部材73をそれぞれに着脱可能に支持する上側支持体74及び下側支持体75と、を有している。
上側支持体74には、上側清掃部材72の差込部72Gが差し込まれる差込凹部74Aが形成されている。差込部72Gは、差込凹部74Aに差し込まれた状態で、差込凹部74Aの内壁に当たることで、厚み方向(Z方向)、幅方向(Y方向)、差込方向(図3における左方向)に位置決めされる。
さらに、上側支持体74には、差込凹部74Aに差し込まれた状態における差込部72Gの挿入凹部72Hに対して、ロッド64Aが挿入可能なシリンダ64が設けられている。このシリンダ64のロッド64Aが伸縮されることで、ロッド64Aが挿入凹部72Hに対して挿抜可能とされる。そして、ロッド64Aが挿入凹部72Hに挿入された状態において、シリンダ64のロッド64Aが伸びる(突出する)ことにより、上側清掃部材72が上側支持体74に固定される。シリンダ64のロッド64Aが縮む(引き込む)状態において、ロッド64Aが挿入凹部72Hから抜け出ることにより、上側清掃部材72が上側支持体74から取り外し可能となる。
下側清掃部材73に対する下側支持体75の構成は、上側清掃部材72に対する上側支持体74の構成と同様とされている。したがって、下側支持体75には、下側清掃部材73の差込部73Gが差し込まれる差込凹部75Aが形成されると共に、差込凹部75Aに差し込まれた状態における差込部73Gの挿入凹部73Hに対して、ロッド65Aが挿入可能なシリンダ65が設けられている。
また、下側支持体75は、具体的には、支持部本体77に対して固定されている。一方、上側支持体74は、具体的には、支持部本体77に対して上側清掃部材72の清掃材72Aが下側清掃部材73の清掃材73Aに対して接触する接触位置(図4参照)及び、当該清掃材72Aが当該清掃材73Aから離間する離間位置(図3参照)に移動可能に支持されている。
そして、支持部本体77には、接触位置及び離間位置に上側支持体74(上側清掃部材72)を移動させる駆動部78が設けられている。駆動部78は、例えば、ソレノイドやボールネジやベルト、その他の機械要素を用いたリニアアクチュエータで構成されている。
この構成によれば、駆動部78により上側支持体74が接触位置(図4参照)から離間位置(図3参照)へ移動することで、上側清掃部材72と下側清掃部材73との間に隙間が形成され、当該隙間へブレード40が挿入可能となる。そして、当該隙間へブレード40が挿入された状態において、駆動部78により上側支持体74が離間位置から接触位置へ移動することで、図4に示されるように、上側清掃部材72と下側清掃部材73とでブレード40が挟み込まれる。このとき、下側清掃部材73は、ブレード40をその下側から支持することになる。
また、上側清掃部材72と下側清掃部材73とがブレード40を挟み込んだ状態において、上側清掃部材72の清掃材72Aと下側清掃部材73の清掃材73Aは弾性変形し、清掃材72Aと清掃材73Aとにブレード40が食い込んだ状態となる。
さらに、清掃機構60は、図2に示されるように、ブレード40を上側清掃部材72及び下側清掃部材73に対して相対移動させる移動手段としての駆動部79を有している。駆動部79は、支持部52の支持部本体53に設けられている。駆動部79は、ブレード支持体63に連結された駆動軸79Aをブレード40の長さ方向(上側清掃部材72及び下側清掃部材73の幅方向(Y方向))に沿って駆動することにより、ブレード支持体63(ブレード40)をブレード40の長さ方向に沿って移動させる構成となっている。具体的には、駆動部79は、例えば、空気圧や油圧を用いたシリンダ、その他の機械要素を用いたリニアアクチュエータで構成されている。
この構成によれば、ブレード40が上側清掃部材72及び下側清掃部材73に挟み込まれた状態で、駆動部79によりブレード40が上側清掃部材72及び下側清掃部材73に対してブレード40の長さ方向に沿って複数回往復移動することで、上側清掃部材72及び下側清掃部材73によってブレード40が払拭されて清掃される。なお、ブレード40が食い込むように上側清掃部材72及び下側清掃部材73でブレード40を挟み込んでいるので、ブレード40の側端面も払拭される。また、上側清掃部材72及び下側清掃部材73がブレード40の先端に移動することで、ブレード40の先端面に上側清掃部材72及び下側清掃部材73が接触して当該先端面が払拭される。
さらに、清掃機構60では、上側清掃部材72及び下側清掃部材73の清掃動作において上側清掃部材72及び下側清掃部材73がブレード40に接触する接触位置を変更する位置変更手段として前述の移動機構50が機能するようになっている。
移動機構50では、ブレード40を上側清掃部材72及び下側清掃部材73に対して、ブレード40の幅方向(上側清掃部材72及び下側清掃部材73の長さ方向(X方向))へ移動させて、図4に示されるように、上側清掃部材72及び下側清掃部材73のブレード40に対する接触位置を変更するようになっている。当該接触位置の変更は、例えば、上側清掃部材72及び下側清掃部材73によるブレード40の清掃回数が、予め定められた複数回に達したことを条件に実行されるようになっている。図4では、接触位置が変更される変更前のブレード40を実線で、変更後のブレード40を二点鎖線で示している。
なお、芯体12に接触するブレード40は、駆動部79により、ブレード40の長さ方向(Y方向)に沿って芯体12から離れる方向へ移動することで、ブレード40が芯体12から退避する。そして、移動機構50によって、X方向に沿って清掃機構60側へ移動し、清掃機構60による清掃が開始される。ブレード40の芯体12からの退避は、芯体12に対する液状材料14の塗布終了後になされる。
(交換機構100)
塗布装置10は、図6に示されるように、ブレード40の相対移動中に、清掃部材支持部71に支持された上側清掃部材72及び下側清掃部材73を他の新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73と交換する交換機構100(交換部の一例)を備えている。なお、図6、図12〜図16では、下側清掃部材73の図示を省略しているが、下側清掃部材73は、上側清掃部材72に対する紙面の奥側に配置されている。
交換機構100は、図6及び図7に示されるように、清掃部材支持部71に支持された上側清掃部材72及び下側清掃部材73の先端部が上方を向くように、清掃部材支持部71を回転させる駆動部102を有している。
また、交換機構100は、図6及び図9に示されるように、上側清掃部材72の挿入孔72S及び下側清掃部材73の挿入孔73Sに挿入される一対の挿入部材110、120と、一対の挿入部材110、120を移動(動作)させて上側清掃部材72及び下側清掃部材73を一対の挿入部材110、120に保持させるチャック130(移動部の一例)と、を有している。
さらに、交換機構100は、図6に示されるように、一対の挿入部材110、120を挿入孔72S及び挿入孔73Sに対する挿抜方向(Y方向)に移動させる移動機構としてのシリンダ140と、一対の挿入部材110、120を上下方向(Z方向)に移動させる移動機構150と、一対の挿入部材110、120を図6の前後方向(X方向)に移動させる移動機構160と、を有している。
また、交換機構100は、清掃部材支持部71から取り外した上側清掃部材72及び下側清掃部材73を回収する回収部170(図14参照)と、新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73が収容された収容部180(図16参照)と、を有している。
挿入部材110は、図8に示されるように、本体部111と、挿入孔72Sに挿入される挿入部112と、挿入孔73Sに挿入される挿入部113、115と、を有している。本体部111は、X方向の長さを有する棒状部分119と、棒状部分119の−X方向端部に設けられ上下方向(+Z、−Z方向)に長さを有する棒状部分118と、を有している。
挿入部112は、本体部111における棒状部分119の+X方向端部から+Y方向に突出している。挿入部113、115は、本体部111における棒状部分118の上端部及び下端部のそれぞれから+Y方向に突出している。
挿入部材120は、本体部121と、挿入孔72Sに挿入される挿入部122、124と、挿入孔73Sに挿入される挿入部123と、を有している。本体部121は、X方向の長さを有しかつY方向に厚みを有する板状に形成されている。また、本体部121の+X方向端部における上下方向の中央部分には、挿入部材110の挿入部112が配置される切欠き129が−X方向に延びている。
挿入部122、124は、本体部121における+X方向端部の上端部分及び下端部分のそれぞれから+Y方向に突出している。挿入部123は、本体部111における+X方向端部から+Y方向に突出している。
そして、図9に示されるように、挿入部113、123、115と、挿入部122、112、124とがそれぞれ、この順で上下方向に配置されるように、挿入部材110の本体部111が挿入部材120の本体部121の−Y方向側に重ねて配置される。
チャック130は、それぞれが、−X、+X方向に移動可能な一対の爪部132、133を有している。爪部132は、挿入部材120における本体部121の+X方向端部(図8及び図9においてハッチング部分)に固定されている。爪部133は、挿入部材110の本体部111の−X方向端部(図8及び図9においてハッチング部分)に固定されている。
そして、チャック130では、図10に示されるように、挿入部113、123、115が挿入孔73Sに挿入された状態、且つ挿入部122、112、124が挿入孔72Sに挿入された状態で、爪部132を例えば、+X方向へ移動させ、爪部133を例えば、−X方向へ移動させる。これにより、図11に示されるように、挿入部材120(挿入部122、123、124)が+X方向へ移動し、挿入部材110(挿入部113、112、115)が−X方向へ移動する。すなわち、挿入部材120(挿入部122、123、124)及び挿入部材110(挿入部113、112、115)が互いに反対方向へ移動する。
挿入部122、124が+X方向へ移動することで、挿入孔72S内の互いに対向する面724、726のうち、面726に挿入部122、124が押し当てられる。また、挿入部112が−X方向へ移動することで、挿入孔72S内の面724に挿入部112が押し当てられる。これにより、上側清掃部材72が一対の挿入部材110、120に保持される。
挿入部113、115が−X方向へ移動することで、挿入孔73S内の互いに対向する面733、735のうち、面735に挿入部113、115が押し当てられる。また、挿入部123が+X方向へ移動することで、挿入孔73S内の面733に挿入部123が押し当てられる。これにより、下側清掃部材73が一対の挿入部材110、120に保持される。このように、本実施形態では、一対の挿入部材110、120によって、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を一括で保持する。なお、一対の挿入部材110、120によって、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を保持した状態から、爪部132及び爪部133のそれぞれを、−X方向、+X方向(保持する場合とは逆方向)に移動させることで、上側清掃部材72及び下側清掃部材73の保持が解除される。
シリンダ140は、図12に示されるように、Y方向に伸縮するロッド142を有している。ロッド142の先端部にチャック130が固定されている。これにより、ロッド142がY方向に伸縮することで、一対の挿入部材110、120が、挿入孔72S及び挿入孔73Sに挿入される挿入位置(図12に示す位置)と、挿入孔72S及び挿入孔73Sから退避した(抜け出た)退避位置(図6に示す位置)と、に移動する。
移動機構150は、図12及び図13に示されるように、駆動部154と、駆動部154の回転駆動力を上下方向(Z方向)の移動力に変換してシリンダ140に伝達する伝達部材としてのボールネジ156と、を有している。なお、移動機構150は、シリンダ140を上下方向に案内するガイド(図示省略)と、当該ガイド、駆動部154及びボールネジ156を支持する支持部158を有している。
移動機構150では、駆動部154がボールネジ156を回転駆動し、ボールネジ156が駆動部154の回転力を上下方向への移動力に変換してシリンダ140に伝達する。これにより、チャック130及び挿入部材110、120が上下方向に移動する。
移動機構160は、駆動部164と、駆動部164の回転駆動力を図6の前後方向(X方向)の移動力に変換して支持部158に伝達する伝達部材としてのボールネジ166と、を有している。なお、移動機構160は、支持部158を図6の前後方向(X方向)に案内するガイド(図示省略)と、当該ガイド、駆動部164及びボールネジ166を支持する支持部(図示省略)を有している。
移動機構160では、駆動部164がボールネジ166を回転駆動し、ボールネジ166が駆動部164の回転力をX方向への移動力に変換して支持部158に伝達する。これにより、シリンダ140、チャック130及び挿入部材110、120がX方向に移動する。
回収部170は、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を回収するものであり、図14に示されるように、例えば、箱状の容器174を有している。容器174には、一対の挿入部材110、120で保持された上側清掃部材72及び下側清掃部材73が入れられる入口172が形成されている。
回収部170では、例えば、以下のように、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を回収する。すなわち、まず、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を入口172から容器174内に入れた後、例えば、図15に示されるように、上側清掃部材72及び下側清掃部材73の下部と、入口172の下側の縁部176とが、Y方向に見てZ方向に重なる位置まで上側清掃部材72及び下側清掃部材73を移動させる。一対の挿入部材110、120による保持を解除した後、一対の挿入部材110、120をY方向(図15における左側)に移動させることで、挿入部材110、120を挿入孔72S及び挿入孔73Sから引き抜き、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を容器174内に落として回収する。
収容部180は、図16に示されるように、未使用である新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73が複数収容された収容棚182を有している。収容棚182は、新しい複数の上側清掃部材72及び下側清掃部材73を載せる板部184を有している。新しい複数の上側清掃部材72及び下側清掃部材73は、例えば、板部184に形成された差込溝186に、差込部72G、73Gが上側から差し込まれることで、板部184に載せられている。
板部184に載せられた新しい複数の上側清掃部材72及び下側清掃部材73は、挿入部材110、120で保持された状態で持ち上がられることで、差込溝186から抜かれる。なお、新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73のそれぞれが、上側支持体74及び下側支持体75に装着する動作については、後述する。
[本実施形態に係る作用]
次に、本実施形態に係る作用として、芯体12に液状材料14(プライマー)を塗布して接着層(塗布物の一例)を製造(形成)する製造方法について説明する。
本製造方法では、まず、塗布装置10を準備する(準備工程)。次に、塗布装置10の回転部20における一対の保持部材22が芯体12を保持し、一対の保持部材22によって保持された芯体12を、回転部20の駆動部24によって回転させる(回転工程)。
回転部20によって回転している芯体12の表面に対して、塗布部30のノズル34から液状材料14を塗布すると共に、ブレード40が芯体12の軸方向に沿って相対移動して、芯体12の表面に塗布された当該液状材料14をブレード40で平滑にする(塗布工程)。
液状材料14としてのプライマーが芯体12に塗布された場合では、芯体12が加熱されて、液状材料14を硬化し、接着層(塗布物の一例)が製造(形成)される。さらに、その接着層上に、例えばフッ素系樹脂からなる樹脂層が形成され、電子写真用のロール(例えば、定着ロールや帯電ロール等)が製造される。なお、当該製造方法は、例えば、芯体12に塗布された液状材料14を硬化させて、硬化させた液状材料14を芯体12から取り外すことで、ベルト(塗布物の一例)を製造する製造方法などに適用してもよい。
塗布工程の後、清掃機構60の上側清掃部材72及び下側清掃部材73により、ブレード40を清掃する(清掃工程)。清掃工程は、具体的には、以下のように行われる。
すなわち、清掃工程では、まず、駆動部79により、ブレード40が、ブレード40の長さ方向(Y方向)に沿って芯体12に対して離間する方向へ移動して、芯体12から退避する(図2参照)。
次に、移動機構50により、ブレード40が芯体12の軸方向(X方向)に沿って移動されて(図1参照)、上側清掃部材72と下側清掃部材73との間の隙間へ挿入される。
次に、駆動部78により、上側支持体74が離間位置(図3に示す位置)から接触位置(図4に示す位置)へ移動することで、上側清掃部材72と下側清掃部材73とでブレード40が挟み込まれる(図4参照)。
次に、駆動部79により、ブレード40が上側清掃部材72及び下側清掃部材73に対してブレード40の長さ方向に沿って複数回往復移動することで、上側清掃部材72及び下側清掃部材73によってブレード40の平面部42が払拭されて清掃される。
本実施形態では、例えば、前述の回転工程、塗布工程及び清掃工程が複数回繰り返し行われた後に、上側清掃部材72及び下側清掃部材73に対するブレード40のX方向における接触位置が変更される。
具体的には、移動機構50により、ブレード40をその幅方向(X方向)へ移動させて上側清掃部材72と下側清掃部材73との間の隙間へ挿入する際に、上側清掃部材72及び下側清掃部材73に対するブレード40の停止位置を替えることで、上側清掃部材72及び下側清掃部材73が接触する接触位置(挟み込む位置)が変更される。なお、清掃工程は、前述の塗布工程が実施された毎に行わなくてもよい。
そして、ブレード40の接触位置が予め定められた回数変更されて、上側清掃部材72及び下側清掃部材73の払拭部分が無くなると、上側清掃部材72及び下側清掃部材73の交換時期となる。上側清掃部材72及び下側清掃部材73の交換時期になると、交換時期となった後に実施された塗布工程において、ブレード40の芯体12に対する相対移動中に、上側支持体74及び下側支持体75に支持された上側清掃部材72及び下側清掃部材73を他の新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73と交換する(交換工程)。
交換工程は、具体的には、以下のように行われる。すなわち、交換工程では、まず、上側清掃部材72及び下側清掃部材73の先端部が塗布開始側を向く状態(図1に示す状態)から、上側清掃部材72及び下側清掃部材73の先端部が上方を向くように、駆動部102によって清掃部材支持部71を回転させる(図7、図6参照)。
次に、シリンダ140のロッド142を伸ばすことで、挿入部材110、120を退避位置(図6に示す位置)から挿入位置(図12に示す位置)へ移動させる。これにより、挿入部材110、120の挿入部122、112、124が、挿入孔72Sに挿入され、挿入部材110、120の挿入部113、123、115が、挿入孔73Sに挿入される(図9、図10及び図12参照)。
次に、チャック130の爪部132を例えば、+X方向へ移動させ、爪部133を例えば、−X方向へ移動させる。これにより、図11に示されるように、挿入部122、123、124が+X方向へ移動し、挿入部113、112、115が−X方向へ移動する。
これにより、挿入孔72S内の面726に挿入部122、124が押し当てられ、挿入孔72S内の面724に挿入部112が押し当てられる。これにより、上側清掃部材72が一対の挿入部材110、120に保持される。また、挿入孔73S内の面735に挿入部113、115が押し当てられ、挿入孔73S内の面733に挿入部123が押し当てられる。これにより、下側清掃部材73が一対の挿入部材110、120に保持される。このように、本実施形態では、一対の挿入部材110、120によって、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を一括で保持する。
次に、シリンダ64、65のロッド64A、65Aを縮めることで、ロッド64A、65Aを挿入凹部72H、73Hから抜け出させる(図3参照)。これにより、上側清掃部材72及び下側清掃部材73が、それぞれ、上側支持体74及び下側支持体75から取り外し可能な状態となる。シリンダ64、65のロッド64A、65Aを縮める動作は、一対の挿入部材110、120による上側清掃部材72及び下側清掃部材73の保持動作と同時又は、当該保持動作の前に行ってもよい。
次に、移動機構150の駆動部154によって、ボールネジ156を回転駆動させ、シリンダ140を上方へ移動させる。これにより、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を保持した挿入部材110、120が上方に移動し、上側清掃部材72及び下側清掃部材73が上側支持体74及び下側支持体75から取り外される(図13参照)。
次に、移動機構160の駆動部164によって、ボールネジ166を回転駆動させ、支持部158をX方向(例えば、図13の紙面手前側)へ移動させる。これにより、取り外した上側清掃部材72及び下側清掃部材73が、回収部170における容器174の入口172に対向する位置に移動する(図14参照)。
次に、シリンダ140のロッド142を伸ばすことで、取り外した上側清掃部材72及び下側清掃部材73を、入口172から容器174に入れた後、移動機構150によって、上側清掃部材72及び下側清掃部材73の下部と、入口172の下側の縁部176とが、Y方向に見てZ方向に重なる位置まで上側清掃部材72及び下側清掃部材73を下方へ移動させる(図15参照)。そして、チャック130を駆動して、挿入部材110、120による上側清掃部材72及び下側清掃部材73の保持状態を解除する。
次に、シリンダ140のロッド142を縮めることで、挿入部材110、120をY方向(図15における左側)に移動させて、挿入部材110、120を挿入孔72S及び挿入孔73Sから引き抜き、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を容器174内に落として回収する。
次に、移動機構160によって、シリンダ140及びチャック130と共に、挿入部材110、120をX方向(例えば、図15の紙面手前側)へ移動させる。これにより、図16に示されるように、挿入部材110、120が、未使用である新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73が複数収容された収容棚182に移動される。そして、シリンダ140のロッド142を伸ばすことで、新しい上側清掃部材72の挿入孔72S及び下側清掃部材73の挿入孔73Sに、挿入部122、112、124、及び挿入部113、123、115が、それぞれ挿入される。
そして、チャック130を駆動して、挿入部材110、120による上側清掃部材72及び下側清掃部材73の保持動作を行い、移動機構150によって、挿入部材110、120を持ち上げることで、収容棚182の差込溝186から抜かれる。
次に、シリンダ140のロッド142を縮めて、挿入部材110、120をY方向(図15における左側)に移動させてから、移動機構160によって、挿入部材110、120をX方向(例えば、図16の紙面奥側)へ移動させる。これにより、新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73が上側支持体74及び下側支持体75の上方位置に位置させる(図13参照)。
次に、移動機構150によって、新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73を保持した挿入部材110、120を下方に移動させ、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を上側支持体74及び下側支持体75に装着する(図12参照)。
次に、シリンダ64、65のロッド64A、65Aを伸ばすことで、ロッド64A、65Aを挿入凹部72H、73Hに挿入する(図3参照)。これにより、新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73が、それぞれ、上側支持体74及び下側支持体75に固定される。以上のように、交換工程では、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を一括で、新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73を交換される。
本実施形態では、塗布工程において、ブレード40の芯体12に対する相対移動中に、上側支持体74及び下側支持体75に支持された上側清掃部材72及び下側清掃部材73を他の新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73と交換する。このため、上側清掃部材72及び下側清掃部材73と交換する際に、ブレード40の動作を停止する必要がない。これにより、接着層(塗布物の一例)を製造(形成)する製造効率がよい。
また、本実施形態では、挿入部材110、120を挿入孔72Sに挿入し、挿入部材110、120を挿入孔73Sに挿入した状態で、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を保持する。このため、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を外側から挟んで保持する構成(比較例)に比べ、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を保持する際に、上側清掃部材72及び下側清掃部材73の周辺にスペースを確保する必要がない。したがって、当該比較例に比べ、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を保持する際に、上側清掃部材72及び下側清掃部材73の周辺スペースの省スペース化が図れる。
また、本実施形態では、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を一括で、新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73を交換するので、上側清掃部材72及び下側清掃部材73を一つずつ交換する構成(比較例)に比べ、交換する際の工程数が低減される。
また、本実施形態では、挿入孔72Sに挿入される挿入部112、及び挿入孔73Sに挿入される挿入部113、115を有する挿入部材110と、挿入孔72Sに挿入される挿入部122、124、及び挿入孔73Sに挿入される挿入部123を有する挿入部材120と、をチャック130で動作させる。これにより、一対の上側清掃部材72及び下側清掃部材73を保持する。
ここで、挿入孔72S及び挿入孔73Sのそれぞれに個別に挿入される挿入部材を用いて、上側清掃部材72及び下側清掃部材73のそれぞれを個別に保持する構成(比較例)では、チャックが2つ必要になる。
これに対して、本実施形態では、挿入部材110と挿入部材120を動作させれば、一対の上側清掃部材72及び下側清掃部材73が保持されるので、単一のチャック130(駆動部)で、一対の上側清掃部材72及び下側清掃部材73が保持される。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。前述した交換機構100及び交換工程は、それぞれ、他の構成及び他の方法を用いてもよく、ブレード40の相対移動中に、清掃部材支持部71に支持された上側清掃部材72及び下側清掃部材73を他の新しい上側清掃部材72及び下側清掃部材73と交換する構成であればよい。
10 塗布装置
12 芯体
14 液状材料(液状の材料の一例)
34 ノズル
40 ブレード(平滑部の一例)
71 清掃部材支持部(清掃部の一例)
72 上側清掃部材(接触部の一例)
73 下側清掃部材(接触部の一例)
72S、73S 挿入孔(被挿入部の一例)
100 交換機構(交換部の一例)
110、120 挿入部材
113、123、115、122、112、124 挿入部
130 チャック(移動部の一例)

Claims (5)

  1. 回転する芯体の軸方向に沿って相対移動する平滑部であって、該芯体の表面にノズルから塗布された液状の材料に接触して該材料を平滑にする該平滑部と、
    該平滑部に接触部を接触させて該平滑部を清掃する清掃部であって、該接触部を着脱可能に支持する該清掃部と、
    該平滑部の該相対移動中に、該清掃部に支持された該接触部を他の新しい接触部と交換する交換部と、
    を有する塗布装置。
  2. 前記交換部は、前記接触部に形成された被挿入部に挿入部を挿入して前記接触部を保持し、前記接触部を前記清掃部から取り外して他の新しい接触部に交換する
    請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記清掃部は、前記平滑部を挟む一対の前記接触部を有し、
    前記交換部は、前記一対の接触部のそれぞれを保持し、一括で前記接触部を前記清掃部から取り外して他の新しい接触部に交換する
    請求項1又は請求項2に記載の塗布装置。
  4. 前記交換部は、
    複数の前記挿入部をそれぞれに有する一対の挿入部材と、
    各前記挿入部材における前記挿入部のそれぞれが、前記一対の接触部のそれぞれの前記被挿入部に挿入された状態で、前記各挿入部材を互いに反対方向へ移動させる移動部と、
    を有し、
    前記移動部による前記各挿入部材の移動によって、前記被挿入部内の互いに対向する面のそれぞれに前記挿入部のそれぞれが押し当てられることで前記接触部を保持し、前記接触部を清掃部から取り外して他の新しい接触部に交換する
    請求項2を引用する請求項3に記載の塗布装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の塗布装置を準備する工程と、
    回転する前記芯体の表面に前記材料を塗布すると共に、前記平滑部が前記芯体の軸方向に沿って相対移動して、前記芯体の表面に塗布された材料を前記平滑部で平滑にする工程と、
    前記平滑部の該相対移動中に、前記清掃部に支持された前記接触部を他の新しい接触部と交換する工程と、
    を備える塗布物の製造方法。
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