JP6597327B2 - 回転電機 - Google Patents

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本発明は、回転電機に関し、詳しくは、コイルが組み付けられたステータコアと、コイルの端部と外部端子とを接続する動力線と、樹脂により形成されステータコアの軸方向の端面側でコイルをモールドする樹脂モールドと、を備える回転電機に関する。
従来、この種の回転電機として、ステータと、動力線と、樹脂モールドと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ステータは、コイルが組み付けられたステータコアを備えている。動力線は、コイルの端部と外部端子とを接続している。樹脂モールドは、ステータコアの軸方向の端面側でコイルエンドをモールドしている。この回転電機では、動力線は、ステータコアの径方向外側に引き出されて、外部端子に接続されており、ステータコアの軸方向の端面側で樹脂モールドにより固定されている。
特願2015−133873号公報
上述の回転電機では、回転に伴ってステータコアが振動すると、その振動によって動力線の樹脂モールドで固定された箇所に応力が集中し、動力線の耐久性が低下する場合がある。こうした動力線の耐久性の低下は抑制されることが望ましい。
本発明の回転電機は、動力線の耐久性の低下の抑制を図ることを主目的とする。
本発明の回転電機は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の回転電機は、
コイルが組み付けられたステータコアと、前記コイルの端部と外部端子とを接続する動力線と、樹脂により形成され前記ステータコアの軸方向の端面側で前記コイルをモールドする樹脂モールドと、を備える回転電機であって、
前記動力線は、前記ステータコアの前記端面側から前記ステータコアの径方向外側に引き出された引き出し部を有し、
前記ステータコアの前記端面と前記動力線の前記引き出し部との間に、リテーナ部材が配置されており、
前記動力線の前記引き出し部は、前記リテーナ部材の上方で前記樹脂モールドにより固定されており、
前記リテーナ部材は、両端部が固定されていないときには弓なりに反り返った形状となり、前記ステータコアの前記端面から離れる方向に反り返るように前記端面に配置された状態で、前記両端部が複数の固定部材により前記ステータコアに固定されている、
ことを要旨とする。
この本発明の回転電機では、動力線は、ステータコアの径方向外側に引き出された引き出し部を有し、引き出し部が外部端子に接続されている。ステータコアの端面と動力線の引き出し部との間に、リテーナ部材を配置する。動力線の引き出し部は、リテーナ部材の上方で樹脂モールドにより固定されている。リテーナ部材は、両端部が固定されていないときには弓なりに反り返った形状となり、ステータコアの端面から離れる方向に反り返るように端面に配置された状態で、両端部が複数の固定部材によりステータコアに固定されている。したがって、リテーナ部材で、ステータコアの端面を押圧するから、ステータコアの振動を抑制することができ、動力線の特定の箇所、特に、リテーナの上方での応力集中を抑制することができる。これにより、動力線の耐久性の低下を抑制することができる。ここで、「上方」とは、真上だけでなく、その周囲も含んでいる。
本発明の一実施例としてのモータ20のステータ30の外観を示す外観図である。 図1において樹脂モールド60の記載を省略したときのステータ30の外観を示す外観図である。 ステータコア32とケースとの間やステータコア32にリテーナ部材40が取り付けられている様子を説明するための説明図である。 リテーナ部材40の平面概略図である。 リテーナ部材40をボルト50,52で固定している様子を説明するための模式図である。 ボルト50,52で固定される前のリテーナ部材40形状を説明するための説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのモータ20のステータ30の外観を示す外観図である。図2は、図1において樹脂モールド60の記載を省略したときのステータ30の外観を示す外観図である。なお、図2では、説明のため、ケース34の図における上側の一部が切り取られて示されている。モータ20は、ステータ30と、図示しないロータと、を備える回転電機として構成されている。ステータ30は、図示するように、ステータコア32と、図示しないコイルと、樹脂モールド33と、ケース34と、動力線36u,36v,36wと、中性線36nと、外部端子38u,38v,38wと、リテーナ部材40と、を備える。
ステータコア32は、複数の薄板の鋼板が積層されて、全体として円筒状に形成されている。ステータコア32は、径方向内側に突出した複数のティース32aに図示しないU相,V相,W相のコイルが組み付けられている。
樹脂モールド33は、樹脂により形成されステータコア32の軸方向(鋼板の積層方向)の端面32b側でコイルをモールドしている。
ケース34は、コイルが組み付けられたステータコア32を収納している。ケース34には、外部端子38u,38v,38wが取り付けられた端子台34aが設けられている。
動力線36u,36v,36wは、ステータコア32に組み付けられたコイルと外部端子38u,38v,38wとを接続している。動力線36u,36v,36wは、ステータコア32の端面32b側からステータコア32の径方向外側に引き出されると共に外部端子38u,38v,38wに接続された引き出し部37u、37v、37wを有する。中性線36nは、モータ20の中性点を構成するコイルの結線部に接続されており、端子台34aに固定されている。引き出し部37u、37v、37wは、リテーナ部材40の上方で樹脂モールド33により固定されている。なお、「リテーナ部材40の上方」とは、リテーナ部材40の真上に限定されず、その周囲をも含んでいる。
外部端子38u,38v,38wは、モータ20を駆動する駆動回路からのU相,V相,W相用の電力が入力されたり、動力線36u,36v,36wからU相,V相,W相用の電力が出力されたりする。
図3は、ステータコア32にリテーナ部材40が取り付けられている様子を説明するための説明図である。図4は、リテーナ部材40の平面図である。図5は、リテーナ部材40をボルト50,52で固定している様子を説明するための模式図である。なお、図3では、説明のため、図1におけるケース34の側面の一部を切り取ると共に動力線36u,36v,36w、端子台34a,外部端子38u,38v,38wの記載を省略している。
リテーナ部材40は、比較的剛性の高い材料(例えば、ステンレスなど)により板状に形成されている。リテーナ部材40は、図1〜図5に示すように、ステータコア22の端面32bと動力線36u,36v,36wの引き出し部37u、37v、37wとの間(図3における領域A1)に配置されている。リテーナ部材40の端部40a,40bは、リテーナ部材40とステータコア32とを挿通するボルト50、52により、ステータコア32と共にケース34に固定されている。
図6は、ボルト50,52で固定される前のリテーナ部材40の形状を説明するための説明図である。図中、ボルト50,52で固定される前のリテーナ部材40の形状を一点鎖線で示している。リテーナ部材40は、ボルト50,52で固定される前においては、全体として、弓なりに反り返った形状となるようプレス打ち抜きやレーザカットやワイヤーカットにより形成されている。リテーナ部材40は、ステータコア32の端面32bから離れる方向に反り返るように配置された後に、ボルト50,52によりステータコア32と共にケース34に固定される。こうして端部40a,40bの間の中間部40cで、ステータコア32の端面32bを押圧することにより、ステータコア32の振動を抑制することができる。したがって、ボルト50,52で固定される前のリテーナ部材40における反りの程度は、ステータコア32に生じる振動等を考慮して調整されている。このように、ステータコア32の振動を抑制するから、動力線36u,36v,36wの特定の箇所、特に、引き出し部37u、37v、37wのうちリテーナ部材40の上方の樹脂モールド33により固定された箇所に応力が集中することを抑制できる。これにより、動力線36u,36v,36wの耐久性の低下を抑制することができる。また、ステータコア32の振動が抑制されると、動力線36u,36v,36w,中性線36nの振動も抑制される。したがって、動力線36u,36v,36wと外部端子38u,38v,38wとの接続部や中性線36nと端子台34aとの接続部に曲げ応力が働くことを抑制することができる。
こうしたリテーナ部材40は、領域A1のみに設けられているから、端面32bの全周に亘ってリテーナ部材を設けるものと比較すると、ステータ30の軽量化やステータ30のコストアップ(材料費の増加など)の抑制を図ることができる。
以上説明した実施例のモータ20では、ステータコア32の端面32bと動力線36u,36v,36wとの間にリテーナ部材40を配置し、動力線36u,36v,36wの引き出し部37u、37v、37wを、リテーナ部材40の上方で樹脂モールド33で固定する。リテーナ部材40を、端部40a.40bが固定されていないときには弓なりに反り返った形状となり、ステータコア32の端面32bから離れる方向に反り返るように端面32bに配置し、端部40a,40bを、ボルト50,52によりステータコア32に固定する。これにより、ステータコア32の振動を抑制して、動力線36u,36v,36wの引き出し部37u、37v、37wの樹脂モールド33dで固定された箇所への応力の集中を抑制することができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、ステータ30が「ステータ」に相当し、ステータコア32が「ステータコア」に相当し、動力線36u,36v,36wが「動力線」に相当し、樹脂モールド33が「樹脂モールド」に相当し、引き出し部37u,37v,37wが「引き出し部」に相当し、リテーナ部材40が「リテーナ部材」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、回転電機の製造産業などに利用可能である。
20 モータ、30 ステータ、32 ステータコア、32a ティース、32b 端面、33 樹脂モールド、34 ケース、34a 端子台、36n 中性線、36u,36v,36w 動力線、37u,37v,37w 引き出し部、38u,38v,38w 外部端子、40 リテーナ部材、40a,40b 端部、40c 中間部、50,52 ボルト、A1 領域。

Claims (1)

  1. コイルが組み付けられたステータコアと、前記コイルの端部と外部端子とを接続する動力線と、樹脂により形成され前記ステータコアの軸方向の端面側で前記コイルをモールドする樹脂モールドと、を備える回転電機であって、
    前記動力線は、前記ステータコアの前記端面側から前記ステータコアの径方向外側に引き出された引き出し部を有し、
    前記ステータコアの前記端面と前記動力線の前記引き出し部との間に、リテーナ部材が配置されており、
    前記動力線の前記引き出し部は、前記リテーナ部材の上方で前記樹脂モールドにより固定されており、
    前記リテーナ部材は、両端部が固定されていないときには弓なりに反り返った形状となり、前記ステータコアの前記端面から離れる方向に反り返るように前記端面に配置された状態で、前記両端部が複数の固定部材により前記ステータコアに固定されている、
    回転電機。
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