JP6597240B2 - システム、管理装置および管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、システム、管理装置および管理方法に関する。
近年、画像形成装置などの被管理装置をレンタルで貸し出し、使用量(印刷枚数等)に応じて課金する方法が知られている。
例えば特許文献1には、レンタカーのエンジン始動制御装置の不正操作時にはレンタル契約期間に関わらずエンジンの始動を不能にする目的で、エンジン始動制御装置の不正操作時にはレンタル契約期間に関わらずエンジンの始動を不能にするエンジン始動制御手段が開示されている。
しかしながら、従来においては、レンタル用の機器を、正規の貸し出し先(顧客)から第三者へ不正に又貸しされた場合に、不正なビジネスを構築されてしまうという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、被管理装置の又貸しを防止可能なシステム、管理装置および管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被管理装置と、管理装置と、監視プログラムと、を備えるシステムであって、前記被管理装置は、前記管理装置に対して、前記被管理装置の設置場所を推定可能な情報を定期的に通知し、前記管理装置は、前記被管理装置から受信した前記情報を記録していき、前記情報の送信元の前記被管理装置のアドレスが変化した場合は、前記被管理装置および前記監視プログラムの各々に、前記被管理装置の利用が不正であるか否かを判定するための処理を要求する不正利用判定要求を送信し、前記監視プログラムは、前記不正利用判定要求を受信した場合に、前記被管理装置との通信を試みる。
本発明によれば、被管理装置の又貸しを防止することができる。
図1は、システムの構成の一例を示す図である。 図2は、管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、管理装置が有する機能の一例を示す図である。 図5は、機器管理テーブルの一例を示す図である。 図6は、使用度数管理テーブルの一例を示す図である。 図7は、ネットワークについて説明するための図である。 図8は、機器アクセス情報管理テーブルの一例を示す図である。 図9は、画像形成装置が有する機能の一例を示す図である。 図10は、監視プログラムを説明するための図である。 図11は、不正利用判定の手順の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係るシステム、管理装置および管理方法の実施形態を詳細に説明する。以下では、システムに含まれる被管理装置の一例として、紙などの記録媒体上に画像を形成する画像形成装置を例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。
図1は、本実施形態のシステム100の構成の一例を示す図である。図1に示すように、システム100は、管理装置10と、販売サーバ20と、画像形成装置30と、決済機関40と、情報端末50と、を備え、これらは、例えばインターネットなどのネットワーク60を介して通信可能に接続されている。なお、本実施形態において画像形成装置30と情報端末50は、同じ顧客(画像形成装置30を購入またはレンタルした会社等(画像形成装置30の提供先))が所有しているものとする。
管理装置10は、画像形成装置30を管理する装置である。なお、本実施形態において、管理装置10は、画像形成装置30を顧客に提供する提供元の管理者(例えば画像形成装置30の製造会社またはその関連会社等)が所有しているものとする。
図1の例では、管理装置10は、管理プログラム11と、使用度数管理データベース(以下、DBと略す)12と、機器登録情報DB13と、契約管理情報DB14と、を有する。管理プログラム11は、管理対象である画像形成装置30に関する機器登録情報(画像形成装置30の固有の機器識別子である機器機番や、画像形成装置30の登録時に付与される登録番号(契約識別子)を含む)を機器登録情報DB13に記録する。また、画像形成装置30から機器の利用状況である使用度数の情報(使用度数情報)を受信し、その受信した使用度数情報を使用度数管理DB12に記録し、契約に関する契約管理情報(管理者からの入力に応じて生成された情報や販売サーバ20から受信した契約情報等)を顧客ごとに契約管理情報DB14に記録する。
管理プログラム11は、機器登録情報と使用度数情報から、登録番号に基づいた月毎の使用度数を計算する。そして、計算された使用度数に対して1度数当たりの課金金額をかけることで顧客ごとの請求金額を算出することができる。また、画像形成装置30から定期的に受信する使用度数情報および機器情報(登録番号、機器機番等)や、契約管理情報などから、当該画像形成装置30の利用可否を判断し、許可する場合は利用許可通知を発行する。
販売サーバ20は、各種商品やサービスを提供するための電子商取引が可能なサイトを提供するサーバ装置である。販売サーバ20は、販売プログラム21と、顧客管理情報DB22と、を有する。販売プログラムは、電子商取引が可能なサイトを提供し、例えば、顧客からの画像形成装置30の購入の申込みまたはレンタルの申込みなどを受け付ける。また、販売プログラムは、顧客からの各種申込みに応じて、決済機関40に決済を依頼する。更に、決済機関40による決済が完了した場合に、管理装置10に対して契約情報を送信する。顧客管理情報DB22は、顧客が各種申込みを行う際に、例えばユーザが情報端末50を介して入力した、当該顧客に関する情報を記録した顧客管理情報を格納する。
画像形成装置30は、コピーサービス、プリントサービスおよびファクシミリサービスを提供する装置である。画像形成装置30は、使用度数情報DB31と利用管理プログラム32とを有する。使用度数情報DB31は画像形成装置30のカウンタ値(使用度数)を記録するものであり、画像形成装置30を利用するごとにカウンタ値(使用度数)は更新されていく。
利用管理プログラム32は、管理装置10へ定期的に機器識別子、登録番号、使用度数情報を含む後述の管理情報を送信する。この応答として利用許可通知を受信した場合は、機器利用を可能な状態へ維持させる。利用許可通知を受信できなかった場合は、機器を利用不可能な状態へ制御する。
決済機関40は、顧客が購入した各種商品やサービスの決済(クレジットカードによる決済、コンビニエンスストアにおける振替による決済、口座引き落としによる決済等)を実施する機関である。
情報端末50は、顧客が各種商品の購入の申込みや各種サービス(レンタル)の申込みを行う際にユーザにより操作される端末である。情報端末50は、販売サーバ40が提供する電子商取引可能なサイトにアクセスするためのWebブラウザ等を有する。
図2は、管理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、管理装置10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、記憶部104と、入力部105と、表示部106と、通信部107とを備え、これらはバス108を介して相互に接続されている。
CPU101は、管理装置10の動作を統括的に制御し、記憶部104に格納された各種プログラム(例えば、管理プログラム11)を実行するコンピュータである。ROM102は不揮発性メモリである。ROM102は、CPU101が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する。RAM103は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置である。RAM103は、記憶部104に格納された各種プログラムがCPU101によって実行される際に展開される、作業領域として機能する。記憶部104は、CPU101により実行される各種プログラム及び各種プログラムがCPU101により実行される際に利用される各種DBを格納する。なお、各種DBには、例えば、使用度数管理DB12、機器登録情報DB13等が含まれる。
入力部105は、操作者(オペレータ)が管理装置10に対して各種指示を入力するためのインタフェースである。表示部106は、管理装置10が有する各種情報を表示する。通信部107は、ネットワーク60を介して、販売サーバ20、画像形成装置30および情報端末50と通信を行う。
なお、販売サーバ20および情報端末50も、管理装置10と同様のハードウェア構成を有しているものとする(説明の簡略化のため、販売サーバ20と情報端末50のハードウェア構成は省略する)。
図3は、画像形成装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示すように、画像形成装置30はコントローラ300を有する。コントローラ300は、CPU301、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)302、SDRAM303、フラッシュメモリ(不揮発性メモリ)304、HDD(Hard Disk Drive)305を有する。更に、PHY(Physical layer)306を有する。
CPU301は、ASIC302を介して各種プログラム(例えば、利用管理プログラム32等)を実行するコンピュータである。ASIC302は、CPUインタフェース、SDRAMインタフェース、ローカルバスインタフェース、PCIバスインタフェース、MAC(Media Access Controller)、HDDインタフェースなどを備える多機能デバイスボードである。
SDRAM303は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU301が各種プログラムを実行する際に使用するワークメモリ等として機能する。なお、SDRAM303の代わりに、DRAMやSRAMを用いてもよい。
フラッシュメモリ304は不揮発性メモリであり、画像形成装置30を起動させるブートローダ(ブートプログラム)やOS(Operating system)を記憶する固定プログラムメモリとして機能する。また、各アプリケーションソフトウェア(例えば、利用管理プログラム32を含む)を記憶するアプリケーションメモリとして機能する。また、フラッシュメモリは、各種サービス(コピーサービス、プリントサービス、ファクシミリサービス等)のソフトウェアを記憶するサービスメモリとして機能する。更に、フラッシュメモリ304は、ファームウェアを記憶するファームメモリ、ネットワークアドレスや機器機番、ポイント数が設定されたポイント設定情報を記憶するデータメモリとして機能する。
なお、フラッシュメモリ304の代わりに、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の他の不揮発性メモリを使用してもよい。
HDD305は、画像形成装置30の電源のオン、オフに関わりなくデータを記憶する不揮発性の記録媒体である。HDD305は、フラッシュメモリ304内に記憶されたプログラム及びデータ以外のプログラム及びデータを記録する。なお、HDD305は、ファームメモリとして使用してもよい。
PHY306は、ネットワーク60を介して管理装置10と通信を行うためのインタフェースである。管理装置10との間の通信は、PHY306を介して行われる。
コントローラ300には、操作部310が接続されている。操作部310は、各種の操作キー及びLCD(Liquid crystal display)またはCRTの文字表示器を有し、ユーザが画像形成装置30に各種指示を入力する際に用いられる。
更に、コントローラ300には、PCIバスを介して、ファクス制御ユニット320、USB330、IEEE1394、プロッタエンジン340、スキャナエンジン350が接続されている。これにより、画像形成装置30では、コピーサービス、プリントサービス、ファクシミリサービス等の各種サービスを提供することができる。
次に、管理装置10が有する機能を説明する。管理装置10は、画像形成装置30(被管理装置の一例)から受信した後述の管理情報を記録していき、管理情報の送信元の画像形成装置30のアドレスが変化した場合は、画像形成装置30および後述の監視プログラムの各々に、画像形成装置30の利用が不正であるか否かを判定するための処理を要求する不正利用判定要求を送信する。管理装置10は、画像形成装置30から後述の監視プログラムとの通信に成功した旨の通知を受けた場合は、該画像形成装置30の利用は不正でないと判定する一方、一定期間にわたって、画像形成装置30から後述の監視プログラムとの通信に成功した旨の通知を受けなかった場合は、該画像形成装置30の利用は不正であると判定する。管理装置10は、画像形成装置30の利用は不正であると判定した場合、該画像形成装置30に対して利用の停止を要求する。
図4は、管理装置10が有する機能の一例を示す図である。図4に示すように、管理装置10は、受信部111と、機器管理部112と、使用度数管理部113と、機器アクセス情報DB114と、機器登録情報DB13と、使用度数管理DB12とを有する。
受信部111は、画像形成装置30から各種の情報を受信する。例えば受信部111は、後述の登録状況確認要求を受信し、画像形成装置30の設置場所を推定可能な管理情報を定期的に受信する。この例では、管理情報は、送信元のネットワーク60上の位置を識別するためのIPアドレス、機器機番、登録番号、通知種別、カウンタ情報(カウンタ値を示す情報)などを含んでいる。
機器管理部112は、機器登録情報DB13に格納された機器登録情報および管理装置10へアクセスした機器の履歴を管理する。具体的には、オペレータからの入力に基づいて、機器登録情報の各情報の項目への記録を行う。また、記録が完了した場合に登録番号を発行し、発行した登録番号を機器登録情報に記録する。また、画像形成装置30を設置した際に、ユーザが操作することで該画像形成装置30から送信される後述の登録状況確認要求に基づいて、該画像形成装置30に対応する情報(例えば機器機番や登録番号等)が機器登録情報に登録されているか否かの判定を行うとともに、判定結果を画像形成装置30に送信する。更に、判定結果に応じて、機器登録情報の記録内容(「設置状態」の項目に対応する情報)を変更する。この例では、判定結果が肯定の場合、「設置状態」の項目に対応する情報は「設定済み」に変更される(後述の図5参照)。
図5は、機器登録情報DB13に記録された機器管理テーブル(テーブル形式で表される機器登録情報)の一例を示す図である。機器管理テーブルには、登録番号、画像形成装置30の設置状態、画像形成装置30の機器機番、販売サーバ20で管理される顧客管理情報と紐付けを行う顧客IDから構成される。レンタル機器の場合、異なる顧客IDに対して同じ機器機番が設定される場合や、機器故障によって機器交換されるケースにおいて異なる機器機番に対して同じ登録番号が設定される場合も存在する。
図4の説明を続ける。使用度数管理部113は、使用度数管理DB12に対する情報の記録や管理を行う。図6は、使用度数情報DB12に記録された使用度数管理テーブル(テーブル形式で表される使用度数情報)の一例を示す図である。管理装置10が画像形成装置30から定期的に受信する全ての情報(この例では、管理情報に含まれるIPアドレスは除く)を保持する使用度数管理テーブルには、登録番号、機器機番、情報の受信時刻、通知種別、カウンタ情報から構成されている。通知種別としては、画像形成装置30が顧客先に設置されたときに最初に登録状況確認要求を通知する場合の初回通知、定期的に管理情報を通知する場合の定期通知、故障時に通知する場合の故障通知などが含まれる。
図7は、一般的な企業ネットワークについて説明するための図である。一般的な企業では企業内ネットワークとインターネット(外部のネットワーク60の一例、以下「インターネット60」と称する場合がある)との間にはファイアウォールを設置し、インターネット60から企業内ネットワークへの侵入を防止している。また、インターネットアクセスに際しプロキシサーバを経由するのが一般的である。図7の例では、企業Aから管理装置10へのアクセス時には、画像形成装置30のアドレスに関係なく常に10.10.10.10のアドレス(IPアドレス)からアクセスされる。図示した例では画像形成装置30のアドレスはグローバルアドレスになっているが、企業内でNAT等によりローカルアドレスを利用する場合でも同様である。また企業内のネットワークをDHCP等により動的に割り振る場合でも同様である。
図8は、機器アクセス情報DB114に記録された機器アクセス情報管理テーブル(テーブル形式で表される機器アクセス情報)の一例を示す図である。上述したように、管理装置10は、定期的に画像形成装置30から管理情報を受信する。機器管理部112は、機器管理テーブル(図5参照)のうち「設置済み」を示す情報が紐付けられた機器機番で識別される機器からのアクセス履歴を、機器アクセス情報管理テーブルに記録していく(機器機番ごとにアクセス時刻、アクセス元のIPアドレスを記録していく)。アクセス元のIPアドレス(見方を変えれば、管理情報の送信元のIPアドレス)が変化した場合、機器管理部112は、利用者確認の項目に対応する情報(ステータス情報)を「確認中」に設定(セット)する。また、利用者確認のステータス情報が「確認中」の期間にアクセスされた回数も記録しておく。また、機器管理部112は、画像形成装置30および後述の監視プログラムに対し、不正利用判定要求を送信する。また、機器管理部112は、利用者確認のステータス情報が「確認中」である状態が一定期間にわたって解除されない場合は、IPアドレスが変化した画像形成装置30の利用は不正であると判定し、該画像形成装置30に対して利用の停止を要求する。
以上のように、本実施形態の管理装置10は、画像形成装置30から、該画像形成装置30の設置場所を推定可能な管理情報を定期的に受信する機能(受信部111)と、受信部111により受信された管理情報を記録する機能(記録部)と、管理情報の送信元の画像形成装置30のアドレス(この例ではIPアドレス)が変化した場合は、画像形成装置30および後述の監視プログラムの各々に、画像形成装置30の利用が不正であるか否かを判定するための処理を要求する不正利用判定要求を送信し、不正利用判定要求に対する応答に基づいて、画像形成装置30の利用が不正であるか否かを判定する機能(判定部)と、を少なくとも有する。この例では、以上に説明した管理装置10が有する機能(DBは除く)は、CPU301が管理プログラム11を実行することにより実現される。
次に、画像形成装置30が有する機能を説明する。この例では、画像形成装置30は、管理装置10に対して、画像形成装置30の設置場所を推定可能な管理情報を定期的に通知する。図9は、画像形成装置30が有する機能の一例を示す図である。図9に示すように、画像形成装置30は、登録状況確認部361と、使用度数管理部362と、不正利用管理部363とを有する。
登録状況確認部361は、画像形成装置30のユーザより登録番号の入力を受け付け、管理装置10に対して、登録状況を確認する要求を示す登録状況確認要求を送信する。登録状況確認要求(初回の通知に相当)の中には、ユーザにより入力された登録番号、機器固有の機器機番、通知時点のカウンタ情報が含まれる。なお、このときに画像形成装置30の状態やトナーなどの情報を送信しても良い。登録状況確認要求に対する応答として、管理装置10から登録状況の確認結果を受信した場合に、その確認結果を操作部310に表示する。そして、確認結果が肯定の場合(画像形成装置30が正規に登録されていることを示す場合)に、印刷可能となる。
使用度数管理部362は設置時の登録処理が完了すると、一定間隔あるいは決められた時刻で使用状況の定期通知を行う。定期通知では、登録番号、機器機番、使用度数情報DB31に蓄積されているカウンタ情報を含む管理情報を管理装置10へ通知する。なお、このときに画像形成装置30の状態やトナーなどの情報を送信しても良い。また、この例では、管理情報は、画像形成装置30のネットワーク60上の位置を示す(一意に識別する)IPアドレスも含んでいる。また、使用度数管理部362は、管理装置10に対して管理情報を正常に通知できない場合、あるいは管理装置10から使用不可の応答があった場合は機器の機能を全てロックし使用不可とする。
不正利用管理部363は、管理装置10から不正利用判定要求を受信する。不正利用管理部363は、不正利用判定要求を受信した後に、後述の監視プログラムとの通信に成功した場合は、その旨を管理装置10へ通知する。この例では、不正利用管理部363は、後述の監視プログラムによって不正利用でないことが確認された場合には、管理装置10に対して利用者確認済みである旨を通知する。以上に説明した画像形成装置30が有する機能(DBは除く)は、CPU301が利用管理プログラム32を実行することにより実現される。
次に、監視プログラムについて説明する。監視プログラムは、管理装置10から不正利用判定要求を受信した場合に、画像形成装置30との通信を試みる。監視プログラムは、画像形成装置30のレンタル貸し出しの申込み(サービスの申込み)を行った顧客に配布されるプログラムであり、図10に示すように、顧客の情報端末50にインストールされる。上述したように、管理装置10からの不正利用判定要求は、画像形成装置30および監視プログラムの各々に通知される。この例では、監視プログラムは、管理装置10から不正利用判定要求を受信した場合、画像形成装置30の不正利用管理部363との通信を試みて、通信に成功した場合は画像形成装置30を利用者確認済みとする。前述したとおり、一般的な企業ネットワークでは外部からの通信は受信できない構成である。したがって、画像形成装置30と監視プログラム(監視プログラムがインストールされた情報端末50)が同一企業内に設置されている場合は、利用者確認が成功(画像形成装置30と監視プログラムとの通信が成功)する。一方、画像形成装置30と監視プログラムが異なる企業に分散している場合には、利用者確認は失敗(画像形成装置30と監視プログラムとの通信は失敗)する。画像形成装置30の不正利用管理部363は、管理装置10から不正利用判定要求を受信した後に、監視プログラムとの通信に成功した場合は、管理装置10に対して利用者確認が成功した旨を通知する。この通知を受けた管理装置10は、アドレスが変化した画像形成装置30の利用は不正ではないと判定し、機器アクセス情報テーブルにおける利用者確認のステータス情報が「確認中」である状態を解除する。
ここで、顧客にレンタルした機器を第三者に又貸しされるようなケースでは、本来企業Aとレンタル契約を行った機器(サービスの提供元とレンタル契約を結んだ企業Aのみが正規に使用できる機器)が、企業Aを介して他の企業で利用されることを課題と考えている。したがって、機器を又貸しされたようなケースでは、監視プログラムと画像形成装置30の利用者確認が成功しないため、管理装置10の機器アクセス状態テーブルにおける利用者確認のステータス情報が「確認中」である状態が解除されないことになる。
次に、図11を参照しながら、不正利用判定の手順を説明する。画像形成装置30は登録処理が正常に完了すると、管理情報を定期的に管理装置10へ通知する。この定期通知は例えば1日1回など決められた時刻、または間隔で実施する。管理装置10は、管理情報に含まれる、該管理情報の送信元のアドレス(この例ではIPアドレス)をアクセス記録として機器アクセス情報DB114に保持する。
いま、図11に示すステップS1〜ステップS3の各々において画像形成装置30から送られてきた管理情報に含まれるIPアドレスは「10.10.10.10」というIPアドレスであるとする。その後、企業Aがレンタルした機器の又貸しなどにより、画像形成装置30が異なる企業Bで利用された場合を想定する。この場合、画像形成装置30から送信されてくる管理情報(図11に示すステップS4で画像形成装置30から管理装置10へ送信される管理情報)に含まれるIPアドレスは、企業Bに割り当てられた「20.20.20.20」というIPアドレスであるため、管理情報の送信元の画像形成装置30のIPアドレスが変化したことを検知する(ステップS5)。この場合、上述したように、管理装置10は、機器アクセス情報管理テーブルにおいて、該画像形成装置30の機器機番に対応するステータス情報を「確認中」に設定する。そして、監視プログラムと画像形成装置30に不正利用判定要求を送信する(ステップS6、ステップS7)。
管理装置10からの不正利用判定要求を受信した監視プログラムは、画像形成装置30との通信を試みるが(ステップS8)、図11の例では画像形成装置30は、企業Aとは異なる企業Bで利用されているので、監視プログラムは画像形成装置30と通信することができず、管理装置10において、画像形成装置30の機器機番に対応するステータス情報が「確認中」から解除されない状態が継続する。上述したように、一定期間にわたって解除されなかった場合は、管理装置10は、画像形成装置30に対して、機器の利用停止を要求する機器利用停止要求を送信する(ステップS9)。なお、アクセス元アドレスの変更が発生して不正利用判定(利用者確認)が実施されても、画像形成装置30が契約者の元で利用されている限りは、監視プログラムと通信することができるので、該画像形成装置30の機器機番に対応するステータス情報は「確認中」から解除され、該画像形成装置30は適切に利用できる。また、監視プログラムによる自動確認に限らず、管理装置10から契約者にe-mail送信を行い、管理者が機器側の不正利用判定状態をクリアする等も可能である。
また、上述の実施形態では、管理情報には、送信元の画像形成装置30のネットワーク60上の位置を示すIPアドレスが含まれているが、これに限らず、例えばGPSによる画像形成装置30の位置を示すGPS情報が含まれる形態であってもよい。この場合、管理装置10は、画像形成装置30から定期的に送られてくる管理情報に含まれるGPS情報を、機器アクセス情報DB114に記録していき、GPS情報が変化した場合(画像形成装置のアドレス(位置を示す情報)がした場合に相当)、画像形成装置30および監視プログラムの各々に、不正利用判定要求を送信する形態であってもよい。
以上に説明したように、本実施形態では、管理装置10は、画像形成装置30から定期的に受信する管理情報を記録していき、管理情報の送信元の画像形成装置30のアドレスが変化した場合は、画像形成装置30および監視プログラムの各々に、不正利用判定要求を送信する。監視プログラムは、管理装置10から不正利用判定要求を受信した場合に、画像形成装置30との通信を試みる。画像形成装置30は、管理装置10からの不正利用判定要求を受信した後に、監視プログラムとの通信に成功した場合は、その旨(利用者確認が成功した旨)を管理装置10へ通知し、管理装置10は、利用者確認が成功した旨の通知を受けた場合は、画像形成装置30の利用は不正でないと判定する一方、一定期間にわたって、利用者確認が成功した旨の通知を受けなかった場合(一定期間にわたって、画像形成装置30の機器機番に対応するステータス情報が「確認中」から解除されない状態が継続した場合)は、画像形成装置30の利用は不正であると判定する。管理装置10は、画像形成装置30の利用は不正であると判定した場合、該画像形成装置30に対して利用の停止を要求する。以上の本実施形態の構成によれば、被管理装置の又貸しを防止可能な仕組みを実現できる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
また、上述した実施形態のシステム100(管理装置10、画像形成装置30等)で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、各種プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
10 管理装置
11 管理プログラム
12 使用度数管理DB
13 機器登録情報DB
20 販売サーバ
21 販売プログラム
22 顧客管理情報DB
30 画像形成装置
31 使用度数情報DB
32 利用管理プログラム
40 決済機関
50 情報端末
60 ネットワーク
111 受信部
112 機器管理部
113 使用度数管理部
114 機器アクセス情報DB
361 登録状況確認部
362 使用度数管理部
363 不正利用管理部
特開2002−234420号公報

Claims (8)

  1. 被管理装置と、管理装置と、監視プログラムと、を備えるシステムであって、
    前記被管理装置は、
    前記管理装置に対して、前記被管理装置の設置場所を推定可能な管理情報を定期的に通知し、
    前記管理装置は、
    前記被管理装置から受信した前記管理情報を記録していき、前記管理情報の送信元の前記被管理装置のアドレスが変化した場合は、前記被管理装置および前記監視プログラムの各々に、前記被管理装置の利用が不正であるか否かを判定するための処理を要求する不正利用判定要求を送信し、
    前記監視プログラムは、
    前記不正利用判定要求を受信した場合に、前記被管理装置との通信を試みる、
    システム。
  2. 前記被管理装置は、前記不正利用判定要求を受信した後に、前記監視プログラムとの通信に成功した場合は、その旨を前記管理装置へ通知し、
    前記管理装置は、前記被管理装置から前記監視プログラムとの通信に成功した旨の通知を受けた場合は、前記被管理装置の利用は不正でないと判定する一方、一定期間にわたって、前記被管理装置から前記監視プログラムとの通信に成功した旨の通知を受けなかった場合は、前記被管理装置の利用は不正であると判定する、
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記管理装置は、前記被管理装置の利用は不正であると判定した場合、前記被管理装置に対して利用の停止を要求する、
    請求項2に記載のシステム。
  4. 前記管理情報は、前記被管理装置のネットワーク上の位置を示すIPアドレスを含む、
    請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載のシステム。
  5. 前記管理情報は、GPSによる前記被管理装置の位置を示すGPS情報を含む、
    請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載のシステム。
  6. 前記被管理装置は、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置である、
    請求項1乃至5のうちの何れか1項に記載のシステム。
  7. 被管理装置から、前記被管理装置の設置場所を推定可能な管理情報を定期的に受信する受信部と、
    前記受信部により受信された前記管理情報を記録する記録部と、
    前記管理情報の送信元の前記被管理装置のアドレスが変化した場合は、前記被管理装置および監視プログラムの各々に、前記被管理装置の利用が不正であるか否かを判定するための処理を要求する不正利用判定要求を送信し、前記不正利用判定要求に対する応答に基づいて、前記被管理装置の利用が不正であるか否かを判定する判定部と、を備える、
    管理装置。
  8. 被管理装置から、前記被管理装置の設置場所を推定可能な情報を定期的に受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信された前記情報を記録する記録ステップと、
    前記記録ステップにより記録された前記情報の履歴から、前記情報の送信元の前記被管理装置のアドレスが変化した場合は、前記被管理装置および監視プログラムの各々に、前記被管理装置の利用が不正であるか否かを判定するための処理を要求する不正利用判定要求を送信し、前記不正利用判定要求に対する応答に基づいて、前記被管理装置の利用が不正であるか否かを判定する判定ステップと、を含む、
    管理方法。
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