JP6596501B2 - 映像表示装置およびこれに用いる操作検出方法 - Google Patents

映像表示装置およびこれに用いる操作検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示面又は投射面に映像を出力する映像表示装置およびこれに用いる操作検出方法に関する。
映像の表示面あるいは投射面を操作面としてユーザが行う操作を検出するために、カメラにより操作面を撮像し、その撮像画像からユーザの手や指の動きを検出する方法が知られる。その際、操作面に2つの照明光を照射し、これにより生じる2つの影の形状から操作面への手や指の接近度や接触点を検出することができる。
これに関し特許文献1には、複数の光源から光を照射して形成された複数の影を1つのカメラで撮像する場合、カメラは所定のフレームレートで撮像し、複数の光源は、カメラのフレームレートに同期させてフレームごとに異なる光源を選択して光を照射する構成が記載されている。
特開2012−68690号公報
影の撮像による操作検出方式では、影のコントラストが低下すると操作検出の精度が悪化する。例えば、図17(a)(b)に示すように2つの照明102,103を同時に点灯すると、第1の照明102によって生じた指300の影302を第2の照明103が照らすことで、カメラ101によって撮像される影が薄くなり、コントラストが低下してしまう。比較のために(c)(d)は片側の照明103のみを点灯させた場合であり、影301のコントラストの低下は生じない。
特許文献1の構成によれば、カメラのフレームレートに同期させてフレーム毎に異なる光源を選択して光を照射するので、影は選択された1つの照明のみで生じるものとなりコントラストの低下を回避できる。しかしながら、使用するカメラのイメージセンサ(撮像素子)が一般的に多く用いられるローリングシャッター方式の場合には、露光タイミングのずれにより1つのフレーム画像に複数の照明による影が混在して生じる場合がある。
例えば図18(a)に示すイメージセンサ400を用いて、(b)のように2つの照明102,103をフレームごとに交互に点灯させた場合を想定する。イメージセンサ400の走査ライン401によって露光開始タイミングがずれているため、各フレーム402,403では、2つの照明102,103によって照射された画像が混在することになる。すなわち、カメラにより撮像される影は、(c)のように、同一フレーム内でそれぞれの照明による影301,302が混在し、指300の両側に発生する。
図19も同様であり、2つの照明102,103を交互に点灯させ、ローリングシャッター方式のカメラ101で撮像した影を示す。(a)(b)は指300が操作面201から離れているとき、(c)(d)は指300が操作面201に接触しているときである。いずれの場合も、同一フレーム内で2の照明が切り替わるため、撮像画像では指300の両側にそれぞれの照明による影301,302が分離して発生する。
これに関し、操作検出においてはカメラで撮像した動画像を解析する訳であるが、解析精度の観点から、扱う画像はフレーム単位に完結していることが望ましい。よって、1つのフレーム内で2つの影画像が混在し、言い換えれば1つの影画像が2つのフレームに分断されることは、解析の妨げになる。このようにローリングシャッター方式のカメラで撮像するときには、本来抽出したい1つの照明のみによる影の画像が得られない場合があり、操作検出結果の信頼性が低下する。
本発明は上記の課題を鑑み、ローリングシャッター方式のカメラで撮像する場合であっても、複数の照明の影が混在せず影のコントラスト低下のない操作検出方法とこれを用いた映像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の映像表示装置は、操作面にそれぞれ異なる方向から操作検出用の照明光を照射する第1の照明と第2の照明と、照明光が照射された操作面をユーザの操作オブジェクトとともに撮像するローリングシャッター方式の撮像素子を用いる撮像部と、撮像部の撮像画像に基づいてユーザの操作オブジェクトが操作面に接触した接触点を検出する接触点検出部と、を備える。ここに接触点検出部の接触点検出処理は、第1の照明と第2の照明とが交互に点灯を繰り返すことにより生じるユーザの操作オブジェクトの影の撮像画像を利用するものであり、第1の照明と第2の照明の交互点灯における一方の照明の点灯期間が、撮像部の1フレームの撮像周期よりも長いことを特徴とする。
また、本発明の操作検出方法は、第1の照明と第2の照明により操作面にそれぞれ異なる方向から操作検出用の照明光を照射するステップと、ローリングシャッター方式の撮像素子を用いる撮像部により、照明光が照射された操作面をユーザの操作オブジェクトとともに撮像するステップと、撮像部の撮像画像に基づいてユーザの操作オブジェクトが操作面に接触した接触点を検出するステップと、を備える。ここに接触点を検出するステップは、第1の照明と第2の照明とが交互に点灯を繰り返すことにより生じるユーザの操作オブジェクトの影の撮像画像を利用するものであり、照明光を照射するステップは、第1の照明と第2の照明の交互点灯における一方の照明の点灯期間が、撮像部の1フレームの撮像周期よりも長いことを特徴とする。
本発明によれば、カメラにより撮像した影により操作検出を行う場合、複数の照明の影が混在せず、また影のコントラストを低下せずに撮像することができる。これにより操作検出処理が安定し、映像表示装置の操作性が向上する。
実施例1における映像表示装置の全体構成を示す図。 操作検出部の概観、及び操作中のユーザの様子の一例を示す図。 指が操作面に非接触時の指の影の一例を示す図。 指が操作面に接触時の指の影の一例を示す図。 指と操作面と距離に応じた影の変化を示す図。 指の接触点を検出する方法を示す図。 実施例1における照明の切り替えと利用するフレーム画像を示す図。 照明の点灯制御とフレーム画像の取得処理を示すフロー図。 照明切り替え時間を考慮した照明の切り替え制御を示す図。 実施例2における照明の切り替えと利用するフレーム画像を示す図。 照明の点灯制御とフレーム画像の取得処理を示すフロー図。 実施例3における照明の切り替えと利用するフレーム画像を示す図。 照明の点灯制御とフレーム画像の取得処理を示すフロー図。 実施例4における照明の切り替えと利用するフレーム画像を示す図。 実施例5における撮像動作を示す図。 実施例6における撮像動作を示す図。 2つの照明を同時に点灯した場合の影の例を示す図。 ローリングシャッター方式により各照明の影が混在する理由を示す図。 各照明の影が混在する例を示す図。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。各実施例では、1つのローリングシャッター方式のカメラと2つの照明とを用いてユーザの操作を検出し、検出結果に基づいて映像表示部を制御する構成について説明する。
図1は、実施例1における映像表示装置の全体構成を示す図である。映像表示装置は、操作検出部100と映像表示部112を接続して構成している。操作検出部100は、操作オブジェクトであるユーザの指と操作面の接近度合や接触点等を検出し、検出結果データ111を映像表示部112に転送する。
映像表示部112は、映像を投射面に投射して表示するプロジェクタや、映像を表示面に表示するディスプレイ、あるいはヘッドマウントディスプレイ等であり、操作検出部100から転送された検出結果データ111に基づき、表示する映像の切り替えや表示状態等を制御する。
操作検出部100において、101はカメラ、102及び103は照明、104はスイッチ、105はフレーム検出部、106は影領域抽出部、107は輪郭検出部、108は接触点検出部、109は制御部、110は出力部である。
なお、図1では101〜110の各部は独立しているが、必要に応じて1または複数の構成要件で構成してもよい。例えば、105〜110は1または複数の中央処理装置(CPU)でその処理を行うように構成してもよい。また、図1では101〜110の各部を全て操作検出部100の内部に構成しているが、1または複数の構成要件を操作検出部100の外部に構成し、ネットワーク接続やユニバーサルシリアルバス(USB)接続や、その他の有線、無線接続によって操作検出部100に結合しても良い。
カメラ(撮像部)101は、ローリングシャッター方式のイメージセンサ(撮像素子)、レンズ等で構成され、画像を撮像する。なお、カメラ101は、露光タイミングが画素ラインによって異なるイメージセンサであれば、他のシャッター方式のイメージセンサを用いても良い。本明細書では、このようなシャッター方式を全て「ローリングシャッター方式」と呼ぶことにする。
第1の照明102及び第2の照明103は、発光ダイオード、回路基盤、レンズ等で構成され、前記カメラ101で撮像する領域を照射する。なお、カメラ101、照明102及び照明103は、赤外カメラと赤外照明で構成し、赤外画像を撮像することで後述する指の状態を検出する処理を行っても良い。また、照明の光源は、レーザ等の発光ダイオード以外の光源でも良い。
スイッチ104は、回路基板やソフトウェア等で構成され、フレーム検出部105によって送られた信号を元に照明102及び照明103の点灯及び消灯を制御する。例えば、フレーム検出部105から信号Aが送られていた場合には第1の照明102を点灯し第2の照明103を消灯し、フレーム検出部105から信号Bが送られていた場合には第1の照明102を消灯し第2の照明103を点灯する。
フレーム検出部105は、回路基板やソフトウェア等で構成され、カメラ101で1つのフレームの撮像が完了したことを検出し、予め設定した周期に応じてスイッチ104に照明切り替え用の信号を送信する。例えば、カメラ101で撮像されたフレーム数が2フレーム分完了した時に、スイッチ104に送る信号をAとBとで交互に切り替える。なお、フレーム検出部105において信号を切り替える周期は、カメラの撮像周期と照明切り替え時間に応じて定めるようにする。
影領域抽出部106は、回路基板やソフトウェア等で構成され、カメラ101で撮像したフレーム単位の画像から影の領域を検出する。影の領域は、例えば、予め撮像した背景画像と最新の撮像画像との差分から差分画像を生成し、前記差分画像を所定の輝度の閾値で二値化することで得られる。なお、影領域抽出部106の処理は、同様の結果を得るための他の画像処理のアルゴリズムを用いても良い。
輪郭検出部107は、回路基板やソフトウェア等で構成され、影領域抽出部106によって得られた影の領域の輪郭を検出する。影領域の輪郭は、例えば、最初に影領域の左上端の画素を求め、逐次的に隣接する画素を探索することによって得られる。なお、輪郭検出部107の処理は、同様の結果を得るための他の画像処理のアルゴリズムを用いても良い。
接触点検出部108は、回路基盤やソフトウェア等で構成され、影の形状や位置に基づいて、操作面に対する指の接触点を検出する。
制御部109は、回路基板やソフトウェア等で構成され、カメラ101、第1の照明102、第2の照明103、スイッチ104、フレーム検出部105、影領域抽出部106、輪郭検出部107、接触点検出部108、出力部110を制御する。
出力部110は、ネットワーク接続やUSB接続、超音波ユニット、赤外線通信装置等で構成され、映像表示部112と通信できるインタフェースである。
検出結果データ111は、操作検出部100が前記出力部110を介して映像表示部112に出力するデータであり、接触状態情報や接触点座標が含まれる。
図2は、操作検出部100の概観、及び操作中のユーザ200の様子の一例を示す図である。(a)(b)に示すように、カメラ101は操作面201の撮像領域202で示す範囲を撮像している。また操作面201には、図示しない映像表示部112により映像が表示可能となっている。すなわち、操作面201は映像表示面に重畳されている。第1の照明102と第2の照明103は、操作面201に対しそれぞれ異なる方向から操作検出用の照明光を照射している。ユーザ200が撮像領域202中の操作領域203で操作面201に指を触れると、操作検出部100は接触点を検出する。
以下、操作検出の例として指の接触点の検出処理を図面を用いて説明する。なお、操作オブジェクトはユーザの指や手に限らず、操作ペンなども同様に使用できることは言うまでもない。
図3〜図5は、照明102あるいは照明103を点灯した際に、指300と操作面201との接触有無による影の形状の違いの一例を示す図である。
図3(a)は指300が操作面201に接触していない場合の影を示す。照明103が点灯している場合には照明103によって投影される影301と、照明102が点灯している場合には照明102によって投影される影302とができ、影301と影302はそれぞれが離れた状態となる。図3(b)は、図3(a)に示すような影ができる原理を説明している。投射面上方から見た場合、照明103が照射する光が指300で遮断され、操作面201上に影301ができる。また、照明102が照射する光が指300で遮断され、操作面201上に影302ができる。したがって、カメラ101が撮像する画像において、影301と影302はそれぞれが離れた状態となる。
一方、図4(a)は指300の指先が操作面201に接触している場合の影を示す。影301と影302は、指300の指先の位置で接近した状態となる。図4(b)は、図4(a)に示すような影ができる原理を説明している。投射面上方から見た場合、照明103が照射する光が指300で遮断され、操作面201上に影301ができる。また、照明102が照射する光が指300で遮断され、操作面201上に影302ができる。したがって、カメラ101が撮像する画像において、影301と影302は指先の位置で接近した状態となる。
図5は、影301及び影302が1つの画像で得られた時の様子を仮想的に示す。指300と操作面201との距離が最も近い場合では、影301と影302は指先の位置で接近した状態となる。指300と操作面201が離れると、影301と影302との距離は次第に大きくなる。指300と操作面201との距離が最も遠い場合では、影301と影302はそれぞれが離れた状態となる。このように、影301と影302との距離は、指300が操作面201から離れるにしたがって大きくなる。
図6は操作面に対する指の接触点を検出する方法を示す。まず、輪郭検出部107は、指300の影301の先端311及び影302の先端312を検出する。次に接触点検出部108は、影301の先端311及び影302の先端312の距離を計算し、距離が予め定めた値以下である場合は指300が操作面201に接触していると判定する。そして、先端311と先端312の中点310を指300と操作面201との接触点として検出する。
先に図18及び図19で述べたように、ローリングシャッター方式のイメージセンサ(撮像素子)400を用いたカメラの場合、イメージセンサの走査ラインによって露光開始タイミングにずれが存在するため、カメラにより撮像されるフレーム単位の画像にそれぞれの照明の影が混在してしまい、本来抽出したい影の像を得られないという課題があった。
これに対し本実施例では、2フレームに1回の周期で点灯する照明を切り替えるようにし、照明を切り替えた際に撮像中のフレーム画像については利用しないように制御することで、1つの照明のみによる影の画像を利用する。すなわち、第1の照明と第2の照明の交互点灯において、一方の照明の点灯期間を、イメージセンサの1フレームの撮像周期よりも長く設定している。また、照明の切り替えは、利用しないフレーム画像に続く次のフレーム画像の露光が開始するタイミングに合わせて切り替えるよう制御する。
図7は、実施例1における照明の切り替えタイミングと利用するフレーム画像を示す図である。以下、撮像する各フレームに番号をつけて時間経過に従って説明する。イメージセンサによる1フレームの撮像周期(フレーム周期)をTとする。
フレーム画像Nでは露光時間中を通じて第1の照明が点灯しており、フレーム画像Nでは第1の照明による影のみが写ったフレーム画像が得られる。この画像は有効であり、影領域抽出部106に送られ、影検出に利用される。フレーム検出部105がフレーム画像Nの撮像完了を検出すると、スイッチ104に点灯する照明を切り替える信号を送信し、第1の照明に替わって第2の照明が点灯される。
なお、図中の記号dtは、イメージセンサがフレーム画像Nの撮像を完了して次々フレーム画像(N+2)の露光を開始するまでに要する時間を示す。以下、この時間dtを「露光切り替え時間」と呼ぶことにする。この露光切り替え時間dtは、イメージセンサ内の上端、下端における走査ラインの露光開始タイミングのずれ量によって決まる。そこで、第2の照明の点灯開始タイミングはフレーム画像Nの撮像完了時点よりもdtだけ遅らせる。つまり、照明の切り替えタイミングを、次々フレーム画像(N+2)に対する露光開始タイミングに合わせている。
第2の照明への切り替え時には、すでに次のフレーム画像(N+1)の露光が開始されており、その露光途中で点灯している照明が第1の照明から第2の照明に切り替わるため、フレーム画像(N+1)にはそれぞれの照明の影が混在してしまう。すなわちフレーム画像(N+1)は利用しない無効な画像であり、制御部109は影領域抽出部106に対し、フレーム画像(N+1)を利用しない(「捨てフレーム」と表記)ように制御する。その後、フレーム検出部105はフレーム画像(N+1)の撮像完了を検出するが、ここではスイッチ104に照明の切り替え信号を送信せず、第2の照明の点灯を継続させる。
次のフレーム画像(N+2)については、露光時間中を通じて第2の照明のみが点灯しており、フレーム画像(N+2)では第2の照明による影のみが写ったフレーム画像が得られる。この画像は有効であり、影領域抽出部106に送られ、影検出に利用される。
このようにして影領域抽出部106は、1フレーム毎に撮像画像が間引かれた画像列、フレーム画像N,N+2,N+4,・・・を用いて影領域抽出を行うとともに、それに続く輪郭検出部107や接触点検出部108では輪郭検出や接触点検出を行う。この方法によれば、カメラと2つの照明が同期して撮像して影検出を行う場合に、ローリングシャッター方式などのイメージセンサを用いたカメラであっても、影のコントラストを損なわず、かつ、複数の照明の影が混在することのないフレーム画像が得られ、これを用いて影の解析を行うことができる。
図8は、実施例1における照明の点灯制御とフレーム画像の取得を示す処理フローである。これらの処理は、フレーム検出部105により制御される。
S1001では、初期状態として照明102もしくは照明103を点灯させる。S1002ではフレーム番号iを初期化し、i=0とする。
S1003では、カメラがフレーム画像を1枚撮像し、フレーム検出部105がその撮像完了を検出する。
S1004では、フレーム検出部105はフレーム番号iが偶数か否かを判定する。偶数の場合はS1005に進み、奇数の場合はS1007に進む。なお、i=0は偶数と判定する。
S1005では、フレーム検出部105はスイッチ104へ照明の切り替え信号を送り、点灯する照明を切り替える。S1006では、この時点で撮像完了したフレーム画像(i:偶数)は、影領域抽出部106で利用される。
S1007では、フレーム検出部105は影領域抽出部106に対し、この時点で撮像完了したフレーム画像(i:奇数)は「捨てフレーム」として破棄するよう指示する。
S1008では、制御部109からの指示等により撮像を終了するかを判定し、終了する場合は、フレーム検出部105は一連の処理を終了する。終了しない場合は、S1009へ進む。
S1009では、フレーム番号をインクリメントし、i=i+1とする。そして、上記S1003に戻り次のフレーム画像を撮像する。
以上の処理フローにより、図7に示した照明の切り替えとフレーム画像の取得を実現できる。すなわち、フレーム番号iが偶数となるフレーム画像N,N+2,N+4・・・(N=0とする)が利用され、それに挟まれたiが奇数となるフレーム画像は利用されずに破棄される。
上記のように、現在のフレームの撮像完了から次々フレームの露光開始までの露光切り替え時間dtは、ローリングシャッター方式における上下端の走査ラインの露光タイミングずれの大きさに依存する。一方、点灯させる照明の切り替えについても、スイッチ104から切り替え信号を受けて2つの照明光が瞬時に切り替わるのではなく、切り替え開始から切り替えが完了するまでにはある時間幅dsが必要である。この時間dsを「照明切り替え時間」と呼ぶことにする。これらの切り替え時間dt、dsを考慮し、図7のような照明の切り替えを行うための条件について説明する。
図9は、照明切り替え時間dsを考慮した照明の切り替えタイミングを示す図である。第1の照明から第2の照明への切り替えに要する時間をdsとする。そしてこの照明切り替え時間dsは、フレーム画像Nの撮像完了からフレーム画像(N+2)の露光開始までの露光切り替え時間dtよりも短いことが必要である。なぜなら、照明切り替え時間dsが露光切り替え時間dtよりも長いと、利用するフレーム画像(N+2)の露光開始部分に、第1の照明による影が混在する恐れがあるからである。このように、第2の照明への切り替えを、次のフレーム画像(N+2)の露光開始タイミングよりも早く完了させることで、利用するフレーム画像(N+2)の全領域において、切り替え後の照明光を確実に照射させ、2つの照明による影画像の混在を防止できる。
このように実施例1では、ローリングシャッター方式の1つのカメラと2つの照明とを用いて、指や手に関する2つの影から指の接触を検出する際に、カメラのフレーム画像の撮像完了を検出し、2フレーム分の撮像が完了する毎に点灯させる照明を交互に切り替えるようにした。言い換えれば、2つの照明を交互に点灯させるときの一方の照明の点灯期間が、カメラの1フレームの撮像周期よりも長くしている。また、撮像された2フレームのうち2つの照明による影画像が混在するフレーム画像については利用しないようにした。これにより、利用するフレーム画像には2つの照明による影が混在せず、また影のコントラストを損なうことがない。以上の結果、操作検出部100による接触点検出処理が安定し、これを備える映像表示装置1では操作性が向上する効果がある。なお、本実施例では、利用しないフレーム画像は2フレームのうち1フレームとなるので、フレームの利用率は50%と言える。
上記の実施例では2つの照明の場合を説明したが、照明が3個以上の複数ある場合にも適用できる。その場合は、複数の中から点灯する照明を逐次切り替えて撮像すればよい。
実施例2では、照明切り替え時間dsが、フレーム画像Nからフレーム画像(N+2)までの露光切り替え時間dtよりも長い場合について説明する。この場合、照明の切り替えがフレーム画像(N+2)の露光開始に間に合わないので、照明の切り替えが完了するまでの期間に撮像された2枚以上のフレーム画像を利用しない構成とする。
図10は、実施例2における照明の切り替えタイミングと利用するフレーム画像を示す図である。この場合、照明の切り替え時間dsが長く、次々フレーム画像(N+2)の露光開始までの時間dt内に切り替えを完了できない。よって、第2の照明への切り替えは、その後の複数のフレーム画像撮像完了後に完了し、その間に撮像したフレーム画像は利用しないようにする。この例では、次に利用するのはフレーム画像(N+k)(ただし、kは3以上の整数)であり、その間のフレーム画像(N+1)から(N+k−1)までの(k−1)枚を利用しない。その結果、フレーム画像の利用率は、2枚当たり1枚の割合ではなく、k枚当たり1枚の割合となる。なお、パラメータkの値は、図10から明らかなように、照明切り替え時間dsとフレーム周期(撮像周期)Tの関係から定まる。
図11は、実施例2における照明の点灯制御とフレーム画像の取得を示す処理フローである。前記実施例1(図8)との相違点について説明する。なお、パラメータk(≧3)の値は予め与えておく。
S1104では、フレーム検出部105はフレーム番号iがkの倍数か否かを判定する。kの倍数の場合はS1105に進み照明を切り替えて、S1106で撮像した画像を利用する。kの倍数以外の場合はS1107に進み、撮像した画像を破棄する。なお、i=0はkの倍数と判定する。他の工程は図8と同様である。
以上の処理フローにより、図10に示した照明の切り替えとフレーム画像の取得を実現できる。すなわち、撮像したフレーム画像からk枚毎に1枚の割合で利用することになる。
このように実施例2では、フレーム画像撮像完了に伴う照明の切り替えが次々フレーム画像の露光開始までに完了しない場合には、利用しないフレーム画像数を複数枚に増やすようにした。この場合も、2つの照明を交互に点灯させるときの一方の照明の点灯期間が、カメラの1フレームの撮像周期よりも長くしている。これにより、実施例1と同等の効果が得られ、利用するフレーム画像には2つの照明による影が混在せず、また影のコントラストを損なうことがない。
実施例3では、照明の切り替え時間dsが露光切り替え時間dtよりも長くなる場合、照明の切り替えが完了するまでに撮像したフレーム画像から、2つの照明による画像が混在していない画像を適応的に選択して利用する構成とした。
図12は、実施例3における照明の切り替えタイミングと利用するフレーム画像を示す図である。この場合、照明切り替え時間dsのため第2の照明はフレーム画像(N+k)(ただしk≧3)から適用されるものとする。その結果、フレーム画像Nに後続し、第1の照明のみで露光されるフレーム画像が他にも存在することになり、本実施例ではこれを選択して利用する。本例の場合には、フレーム画像Nに続くフレーム画像(N+k−2)までの画像が利用できる。そして、第2の照明により露光が開始されるフレーム画像(N+k)の直前の画像(N+k−1)については、2つの照明が混在するので利用しない。この場合のパラメータkの値も、実施例2と同様に、照明切り替え時間dsとフレーム周期Tの関係から定まる。
図13は、実施例3における照明の点灯制御とフレーム画像の取得を示す処理フローである。前記実施例2(図11)との相違点について説明する。なお、パラメータk(≧3)の値は予め与えておく。
S1204では、フレーム検出部105はフレーム番号iがkの倍数か否かを判定する。kの倍数の場合はS1205に進み照明の切り替えを行い、S1206で撮像した画像を利用する。kの倍数以外の場合はS1207に進む。
S1207では、フレーム番号(i+1)がkの倍数か否かを判定する。kの倍数の場合はS1208に進み、撮像した画像を破棄する。kの倍数以外の場合はS1206に進み、撮像した画像を利用する。他の工程は図11と同様である。
以上の処理フローにより、図12に示した照明の切り替えとフレーム画像の取得を実現できる。すなわち、撮像したk枚のフレーム画像のうち(k−1)枚画像を利用することになる。
実施例3によれば、利用するフレーム画像が、k枚につき(k−1)枚となり、フレーム画像の利用率が向上する。その結果、複数のフレーム画像を用いてハイダイナミックレンジ合成処理等を行うことで、コントラストをさらに向上させることが可能となる。
実施例4では、照明の切り替え時間dsが露光切り替え時間dtよりも長くなる場合、利用しないフレーム画像の露光時間を、利用するフレーム画像の露光時間よりも長く設定する構成とした。
図14は、実施例4における照明の切り替えタイミングと利用するフレーム画像を示す図である。実施例1(図9)と異なる点は、イメージセンサ400の露光時間に関し、利用するフレーム画像Nの露光時間T1と、利用しないフレーム画像(N+1)の露光時間T2を異ならせ、T1よりもT2を長く設定している。これにより、フレーム画像Nの撮像完了からフレーム画像(N+2)の露光開始までの露光切り替え時間はdt’に拡大される。そして、拡大した露光切り替え時間dt’を照明の切り替え時間ds以上とすれば、フレーム画像(N+2)の露光開始時点では第2の照明への切り替えを完了させることができる。
実施例4においても、実施例1と同等の効果が得られる。また、撮像したフレーム画像を2枚毎に1枚の割合で利用することになり、実施例1と同様のフレーム利用率を維持できる。さらに、露光時間T1とT2の値を、T1+T2=2Tとなるように設定すれば、イメージセンサ400の平均的なフレームレートを変えずに撮像することができる。
実施例5では、照明の切り替え時間dsが長い場合に発生する2つ照明による影の混在部分を、ユーザの操作領域外に配置させる構成とした。
図15は、実施例5における撮像動作を示し、(a)は照明の切り替えタイミングと利用するフレーム画像を示し、(b)は操作面上の撮像領域とユーザの操作領域を示す。
(a)のように、この場合も照明の切り替え時間dsが露光切り替え時間dtよりも長いものとする。その結果、フレーム画像(N+2)の露光開始直後には、第1の照明と第2の照明の影が混在する領域500が発生する。しかし本実施例では、このような混在領域500を有するフレーム画像(N+2)を、以下の条件のもとに利用するようにした。
(b)には、操作面上での撮像領域202とユーザの操作領域203の関係を示す。撮像領域202はカメラにより撮像可能な領域であり、ユーザの操作領域203はユーザの指300により操作可能な領域である。通常、カメラはユーザの操作領域203を全て撮像できるように、撮像領域202は操作領域203よりも広く設定している。言い換えれば、操作領域203の外側の領域204は、操作検出には利用されない領域(非操作領域)である。
そこで本実施例では、(a)で示した2つの照明が混在する領域500を、(b)の非操作領域204内に配置させるようにする。この混在領域500は操作面上では三角形状となり、その大きさは照明切り替え時間dsと露光切り替え時間dtの差分(ds−dt)で決まる。よって、差分(ds−dt)が小さければ、混在領域500を非操作領域204内に収容することが十分可能である。その結果、ユーザの操作領域203では1つの照明のみによる正常な画像が得られ、操作検出処理には何ら支障を及ぼさない。
実施例5によれば、照明の切り替え時間dsが露光切り替え時間dtよりも長い場合であっても、利用しないフレームを2枚当たり1枚とすることができ、フレーム画像の利用率の低下を防止できる。
実施例6は実施例5の変形例であり、イメージセンサの方向を適宜変更して撮像することで、2つ照明による影の混在部分を、ユーザの操作領域外に適応的に配置させる構成とした。前記図15(b)における非操作領域204は、カメラの撮像領域202とユーザの操作領域203の位置関係に依存して生じるものである。例えば、操作領域203が台形状で操作面の下端部に大きな非操作領域204を生じる場合に適する構成を説明する。
図16は、実施例6における撮像動作を示し、(a)は照明の切り替えタイミングと利用するフレーム画像を示し、(b)は操作面上の撮像領域とユーザの操作領域を示す。
この例では(b)のように、ユーザの操作領域203は台形状であり、操作面の下端側に上端側より大きな非操作領域204が生じている場合を取り上げる。このような場合は、2つの照明の混在領域500を撮像領域202の下部に配置するのが得策である。そのためには、混在領域500の発生する露光開始点を撮像領域の下側に移動させればよく、この例では、図15で使用したイメージセンサを180度回転させている。その結果、イメージセンサによる走査開始点は右下隅からとなる。
(a)は照明の切り替えタイミングを示すが、図15(a)と比較すると、露光方向が見かけ上センサ下端からセンサ上端に向かって行われる点で異なり、混在領域500はセンサ下端位置に発生する。照明の切り替えや利用するフレームについては同様である。
このように、非操作領域204が操作面の下側に大きく発生する場合には、イメージセンサの向きを上下逆転させることにより、照明の切り替え時間dsが長く2つの照明の混在領域500が大きくなる場合でも、これを許容できる効果がある。なお、イメージセンサの方向は、非操作領域204が最大となる方向に合わせて、適応的に任意の角度で回転させてもよく、これにより同様の効果が得られる。
実施例6においても、照明の切り替え時間dsが露光切り替え時間dtよりも長い場合であっても、利用しないフレームを2枚当たり1枚とすることができ、フレーム画像の利用率の低下を防止できる。
以上、本発明の各実施例を説明したが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1:映像表示装置、
100:操作検出部、
101:カメラ(撮像部)、
102:第1の照明、
103:第2の照明、
104:スイッチ、
105:フレーム検出部、
106:影領域抽出部、
107:輪郭検出部、
108:接触点検出部、
109:制御部、
110:出力部、
111:検出結果データ、
112:映像表示部、
200:ユーザ、
201:操作面、
202:撮像領域、
203:操作領域、
204:非操作領域、
300:指(操作オブジェクト)、
301,302:影、
310:接触点、
400:イメージセンサ(撮像素子)、
500:複数照明の混在領域、
T:フレーム周期(撮像周期)、
dt:露光切り替え時間、
ds:照明の切り替え時間。

Claims (9)

  1. 映像表示面に映像を表示し、該映像表示面と重畳する操作面に対するユーザの操作オブジェクトによる操作を検出可能な映像表示装置において、
    前記操作面にそれぞれ異なる方向から操作検出用の照明光を照射する第1の照明と第2の照明と、
    前記照明光が照射された前記操作面を前記ユーザの操作オブジェクトとともに撮像するローリングシャッター方式の撮像素子を用いる撮像部と、
    前記撮像部の撮像画像に基づいて前記ユーザの操作オブジェクトが前記操作面に接触した接触点を検出する接触点検出部と、を備え、
    前記第1の照明と前記第2の照明は交互に点灯を繰り返し、一方の照明の点灯期間は前記撮像部の1フレームの撮像周期よりも長く、
    前記撮像部の1フレーム毎の画像撮像完了を検出し、2フレームの撮像完了毎に前記第1の照明と前記第2の照明の点灯を切り替えるものであって、
    前記接触点検出部の接触点検出処理は、前記第1の照明と前記第2の照明とが交互に点灯を繰り返すことにより生じる前記ユーザの操作オブジェクトの影の撮像画像を利用するものであり、
    前記接触点検出処理では、前記第1の照明と前記第2の照明の一方の照明光のみが照射されたフレーム単位の画像を利用し、照明の点灯を切り替えた際に撮像中のフレームの画像を利用しないことを特徴とする映像表示装置。
  2. 請求項1に記載の映像表示装置において、
    前記撮像部は、前記接触点検出処理に利用するフレームの画像と利用しないフレームの画像に対する露光時間を異ならせ、平均のフレームレートを所定の値とすることを特徴とする映像表示装置。
  3. 映像表示面に映像を表示し、該映像表示面と重畳する操作面に対するユーザの操作オブジェクトによる操作を検出可能な映像表示装置において、
    前記操作面にそれぞれ異なる方向から操作検出用の照明光を照射する第1の照明と第2の照明と、
    前記照明光が照射された前記操作面を前記ユーザの操作オブジェクトとともに撮像するローリングシャッター方式の撮像素子を用いる撮像部と、
    前記撮像部の撮像画像に基づいて前記ユーザの操作オブジェクトが前記操作面に接触した接触点を検出する接触点検出部と、を備え、
    前記第1の照明と前記第2の照明は交互に点灯を繰り返し、一方の照明の点灯期間は前記撮像部の1フレームの撮像周期よりも長く、
    前記撮像部の1フレーム毎の画像撮像完了を検出し、k個(kは3以上の整数)のフレームの撮像完了毎に前記第1の照明と前記第2の照明の点灯を切り替えるものであって、
    前記接触点検出部の接触点検出処理は、前記第1の照明と前記第2の照明とが交互に点灯を繰り返すことにより生じる前記ユーザの操作オブジェクトの影の撮像画像を利用するものであり、
    前記接触点検出処理では、前記第1の照明と前記第2の照明の一方の照明光のみが照射されたフレーム単位の画像を利用し、前記画像撮像完了の検出による照明切り替え開始から該照明切り替えが完了するまでの間に撮像している複数のフレームの画像を利用しないことを特徴とする映像表示装置。
  4. 映像表示面に映像を表示し、該映像表示面と重畳する操作面に対するユーザの操作オブジェクトによる操作を検出可能な映像表示装置において、
    前記操作面にそれぞれ異なる方向から操作検出用の照明光を照射する第1の照明と第2の照明と、
    前記照明光が照射された前記操作面を前記ユーザの操作オブジェクトとともに撮像するローリングシャッター方式の撮像素子を用いる撮像部と、
    前記撮像部の撮像画像に基づいて前記ユーザの操作オブジェクトが前記操作面に接触した接触点を検出する接触点検出部と、を備え、
    前記第1の照明と前記第2の照明は交互に点灯を繰り返し、一方の照明の点灯期間は前記撮像部の1フレームの撮像周期よりも長く、
    前記撮像部の1フレーム毎の画像撮像完了を検出し、k個(kは3以上の整数)のフレームの撮像完了毎に前記第1の照明と前記第2の照明の点灯を切り替えるものであって、
    前記接触点検出部の接触点検出処理は、前記第1の照明と前記第2の照明とが交互に点灯を繰り返すことにより生じる前記ユーザの操作オブジェクトの影の撮像画像を利用するものであり、
    前記接触点検出処理では、前記画像撮像完了の検出による照明切り替えの開始から該照明切り替えが完了するまでに撮像が完了している複数のフレームの画像を利用し、前記照明切り替えが完了したときに撮像中のフレームの画像は利用しないことを特徴とする映像表示装置。
  5. 映像表示面に映像を表示し、該映像表示面と重畳する操作面に対するユーザの操作オブジェクトによる操作を検出可能な映像表示装置において、
    前記操作面にそれぞれ異なる方向から操作検出用の照明光を照射する第1の照明と第2の照明と、
    前記照明光が照射された前記操作面を前記ユーザの操作オブジェクトとともに撮像するローリングシャッター方式の撮像素子を用いる撮像部と、
    前記撮像部の撮像画像に基づいて前記ユーザの操作オブジェクトが前記操作面に接触した接触点を検出する接触点検出部と、を備え、
    前記接触点検出部の接触点検出処理は、前記第1の照明と前記第2の照明とが交互に点灯を繰り返すことにより生じる前記ユーザの操作オブジェクトの影の撮像画像を利用するものであり、
    前記第1の照明と前記第2の照明の交互点灯における一方の照明の点灯期間が、前記撮像部の1フレームの撮像周期よりも長く、
    前記映像表示面において、前記撮像部による撮像領域内に、前記ユーザの操作オブジェクトにより操作されない非操作領域が存在する場合には、
    前記撮像部による撮像中に前記第1の照明と前記第2の照明との点灯の切り替えが完了する撮像位置を、前記非操作領域に配置させることを特徴とする映像表示装置。
  6. 請求項5に記載の映像表示装置において、
    前記第1の照明、前記第2の照明、および前記撮像部は、いずれも前記映像表示面の上辺側に備えられ、
    前記ユーザによる非操作領域が前記映像表示面の下辺側に存在する場合には、
    前記撮像部の前記撮像素子を回転させ、撮像開始位置を前記映像表示面の下辺側に設定することを特徴とする映像表示装置。
  7. 操作面に対するユーザの操作オブジェクトによる操作を検出する操作検出方法において、
    第1の照明と第2の照明により前記操作面にそれぞれ異なる方向から操作検出用の照明光を照射するステップと、
    ローリングシャッター方式の撮像素子を用いる撮像部により、前記照明光が照射された前記操作面を前記ユーザの操作オブジェクトとともに撮像するステップと、
    前記撮像部の撮像画像に基づいて前記ユーザの操作オブジェクトが前記操作面に接触した接触点を検出するステップと、を備え、
    前記照明光を照射するステップは、前記第1の照明と前記第2の照明とが交互に点灯を繰り返し、一方の照明の点灯期間は前記撮像部の1フレームの撮像周期よりも長く、かつ、前記撮像部の1フレーム毎の画像撮像完了を検出し、2フレームの撮像完了毎に前記第1の照明と前記第2の照明の点灯を切り替えるものであって、
    前記接触点を検出するステップは、前記第1の照明と前記第2の照明とが交互に点灯を繰り返すことにより生じる前記ユーザの操作オブジェクトの影の撮像画像を利用するものであり、かつ、前記第1の照明と前記第2の照明の一方の照明光のみが照射されたフレーム単位の画像を利用し、照明の点灯を切り替えた際に撮像中のフレームの画像を利用しないことを特徴とする操作検出方法。
  8. 請求項7に記載の操作検出方法において、
    前記撮像するステップは、前記接触点を検出するステップに利用するフレームの画像と利用しないフレームの画像に対する露光時間を異ならせ、平均のフレームレートを所定の値とすることを特徴とする操作検出方法。
  9. 操作面に対するユーザの操作オブジェクトによる操作を検出する操作検出方法において、
    第1の照明と第2の照明により前記操作面にそれぞれ異なる方向から操作検出用の照明光を照射するステップと、
    ローリングシャッター方式の撮像素子を用いる撮像部により、前記照明光が照射された前記操作面を前記ユーザの操作オブジェクトとともに撮像するステップと、
    前記撮像部の撮像画像に基づいて前記ユーザの操作オブジェクトが前記操作面に接触した接触点を検出するステップと、を備え、
    前記照明光を照射するステップは、前記第1の照明と前記第2の照明とが交互に点灯を繰り返し、一方の照明の点灯期間は前記撮像部の1フレームの撮像周期よりも長く、かつ、前記撮像部の1フレーム毎の画像撮像完了を検出し、k個(kは3以上の整数)のフレームの撮像完了毎に前記第1の照明と前記第2の照明の点灯を切り替えるものであって、
    前記接触点を検出するステップは、前記第1の照明と前記第2の照明とが交互に点灯を繰り返すことにより生じる前記ユーザの操作オブジェクトの影の撮像画像を利用するものであり、かつ、前記第1の照明と前記第2の照明の一方の照明光のみが照射されたフレーム単位の画像を利用し、前記画像撮像完了の検出による照明切り替え開始から該照明切り替えが完了するまでの間に撮像している複数のフレームの画像を利用しないことを特徴とする操作検出方法。
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