JP2013181992A - 照明装置 - Google Patents

照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013181992A
JP2013181992A JP2012043376A JP2012043376A JP2013181992A JP 2013181992 A JP2013181992 A JP 2013181992A JP 2012043376 A JP2012043376 A JP 2012043376A JP 2012043376 A JP2012043376 A JP 2012043376A JP 2013181992 A JP2013181992 A JP 2013181992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
unit
distribution
subject
illumination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012043376A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013181992A5 (ja
Inventor
Masaki Otsuki
正樹 大槻
Masayoshi Tanaka
正善 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2012043376A priority Critical patent/JP2013181992A/ja
Publication of JP2013181992A publication Critical patent/JP2013181992A/ja
Publication of JP2013181992A5 publication Critical patent/JP2013181992A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】被写体を照明する照明光の照度や配光を可変にしつつ、装置を小型にする。
【解決手段】照明装置は、光量分布が設定された照明光を第1の方向にして被写体に投光する投光部と、第1の方向とは異なる第2の方向から光が投光された場合に被写体の表面に生じる明暗分布となるような照明光の光量分布を示す分布情報と第2の方向とが関連付けて記憶されている記憶部と、入力される第2の方向に関連付けて記憶部に記憶されている分布情報に基づいて投光部が投光する照明光の光量分布を設定する設定部とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置に関する。
近年、例えば、被写体に互いに異なる照度や方向により照明光を照射する複数の光源を備えることによって、被写体に投光する照明光の照度や配光を可変にして撮像することができる撮像装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2007−241042号公報
しかしながら、上記のような撮像装置は、被写体に投光する照明光の照度や配光を可変にするために、複数の光源を備えることがあり、この場合には装置が大型になるという問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、被写体を照明する照明光の照度や配光を可変にしつつ、装置を小型にすることができる照明装置を提供することにある。
本発明の一実施形態は、光量分布が設定された照明光を第1の方向にして投光する投光部と、被写体に前記第1の方向から前記照明光が投光された場合に、前記第1の方向とは異なる第2の方向から光が投光されることにより前記被写体の表面に生じる明暗分布になるような前記照明光の光量分布を示す分布情報と前記第2の方向とが関連付けて記憶されている記憶部と、入力される第2の方向に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記分布情報に基づいて前記投光部が投光する前記照明光の光量分布を設定する設定部とを備えることを特徴とする照明装置である。
この発明によれば、被写体を照明する照明光の照度や配光を可変にしつつ、装置を小型にすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る照明装置の構成の一例を示す構成図である。 本実施形態の照明装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態の投光部が投光する照明光の投光方向及び第1の仮想光源の投光方向の一例を示す模式図である。 本実施形態の投光部が投光する照明光の投光方向及び第2の仮想光源の投光方向の一例を示す模式図である。 本実施形態の第1の仮想照明光が投光された被写体が撮像された第1の画像の一例を示す模式図である。 本実施形態の第2の仮想照明光が投光された被写体が撮像された第2の画像の一例を示す模式図である。 本実施形態の記憶部に第1の仮想光源方向に関連付けられて記憶されている第1の分布情報の一例を示す模式図である。 本実施形態の記憶部に第2の仮想光源方向に関連付けられて記憶されている第2の分布情報の一例を示す模式図である。 本実施形態の照明装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る照明装置100aの構成の一例を示す構成図である。 本実施形態の投光ユニットの構成の一例を示す構成図である。 本実施形態の撮像部を備える照明装置の構成の一例を示す構成図である。 本実施形態の、投光部が投光する照明光の投光方向とは異なる方向から、被写体を撮像する撮像部を備える照明装置の構成の一例を示す構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る照明装置の構成の一例を示す構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る照明装置の構成の一例を示す構成図である。 本実施形態の推定部を備える照明装置の動作の一例を示すフローチャートである。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態における照明装置100の構成の一例を示す構成図である。この照明装置100は、撮像システム1に含まれている照明装置である。撮像システム1は、撮像者PGがカメラCAMによって被写体OBJを撮像する場合に用いられる。以下、各図の説明においてはXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。撮像者PGがカメラCAMによって被写体OBJを撮像する方向をZ軸の負の方向とし、当該Z軸方向に垂直な平面上の直交方向をそれぞれX軸方向及びY軸方向とする。ここでは、X軸方向は、撮像システム1の水平方向とし、Y軸方向は撮像システム1の鉛直方向とする。この撮像システム1は、照明装置100と、壁WLとを備えている。
壁WLは、被写体OBJとしての人物の顔を出すことができる顔出し穴Hを備えている。ここで、被写体OBJは、人物に限られないが、以下、被写体OBJが人物である例について説明する。顔出し穴Hは、被写体OBJの顔の位置と方向とを、所定の位置と方向とに固定する。撮像者PGは、壁WLの顔出し穴Hによって所定の位置と方向とに固定された被写体OBJの顔をカメラCAMによって撮像する。また、顔出し穴Hの周囲には、照明装置100が照明光Rを投光する目標位置である投光目標位置TGが設定されている。
照明装置100は、設定装置10と、投光部20と、操作部30とを備えている。
操作部30は、撮像者PGが操作して、後述する仮想光源VLの照明方向を選択する選択ボタンとしての、第1選択ボタン31及び第2選択ボタン32を備えている。撮像者PGによって、いずれかの選択ボタンが押下された場合に、押下された選択ボタンに対応する信号を設定装置10に出力する。なお、操作部30は、さらに多くの選択ボタンを備えており、多数の仮想光源VLの照明方向を選択できる構成であってもよいが、説明の便宜上、ここでは、操作部30は、2つの選択ボタンを備える構成であるとして説明する。また操作部30は、撮像者PGが仮想光源VLの照明方向を選択できればよく、例えば、タッチパネル、音声入力装置、動き検出装置などを備えていてもよい。
投光部20は、照明光Rを壁WLの投光目標位置TGに投光する、例えば、液晶プロジェクタであり、光源と、入力される光量分布を示す情報に基づいて光源が発した光の光量分布を設定する液晶フィルタとを備えている。具体的には、投光部20は、設定装置10が出力する光量分布を示す情報を取得し、取得した光量分布を示す情報に基づいて、液晶フィルタの各画素の光の透過率を設定する。ここで、投光部20が投光する照明光Rの光量分布は、照明光Rを壁WLの投光目標位置TGに投光した場合に被写体OBJの表面に生じる明暗分布BDに予め対応づけられている。つまり、投光部20は、投光する照明光Rの光量分布を設定することによって、照明光Rを壁WLの投光目標位置TGに投光した場合に被写体OBJの表面に生じる明暗分布BDを設定する。また、投光部20は、光源が発した光を、各画素の光の透過率が設定された液晶フィルタを透過させて顔出し穴Hの周囲に設定される投光目標位置TGに投光する。このようにして、投光部20は、顔出し穴Hに出される被写体OBJの顔に対して、光の光量分布が設定された照明光Rを投光する。なお、投光部20は、液晶プロジェクタである例について説明したが、設定される光量分布によって投光できればよく、例えば、MEMSミラーアレイを備える光源や、LEDアレイであってもよい。
設定装置10は、操作部30が出力する選択ボタンに対応する信号を取得するとともに、取得した信号に基づいた光量分布を示す情報を投光部20に出力する。設定装置10の具体的な構成について、図2を参照して説明する。
図2は、本実施形態の照明装置100の構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、設定装置10は、記憶部11と、設定部12とを備えている。
記憶部11には、投光部20が投光する照明光Rの投光方向である第1の方向DR1とは異なる仮想光源方向DR2(第2の方向)から光が投光された場合に被写体OBJの表面に生じる明暗分布BDを示す分布情報と仮想光源方向DR2とが関連付けて記憶されている。この第1の方向DR1及び仮想光源方向DR2について、図3及び図4を参照して説明する。
図3は、本実施形態の投光部20が投光する照明光Rの投光方向及び第1の仮想光源VL1の投光方向の一例を示す模式図である。同図に示すように、投光部20は、照明光Rを第1の方向DR1に投光する。ここで、第1の方向DR1は、投光部20から被写体OBJに向かう方向である。一方、第1の仮想光源VL1は、被写体OBJの顔の正面から距離L1だけ(+Z)方向に離れた位置から被写体OBJの顔の正面に向かう第1の仮想光源方向DR2Aに、第1の仮想照明光VR1を投光する。
図4は、本実施形態の投光部20が投光する照明光Rの投光方向及び第2の仮想光源VL2の投光方向の一例を示す模式図である。
同図に示すように、第2の仮想光源VL2は、被写体OBJの顔の正面から距離L2Yだけ(+Y)方向に、距離L2Xだけ(−X)方向に、距離L2Zだけ(+Z)方向にそれぞれ離れた位置から被写体OBJの顔の正面に向かう第2の仮想光源方向DR2Bに、第2の仮想照明光VR2を投光する。これら、第1の仮想照明光VR1及び第2の仮想照明光VR2が被写体OBJに投光された場合に被写体OBJの表面に生じる明暗分布BDについて、図5及び図6を参照して説明する。
図5は、本実施形態の第1の仮想照明光VR1が投光された被写体OBJが撮像された第1の画像P1の一例を示す模式図である。このように、第1の仮想照明光VR1が投光された被写体OBJの顔の表面には、被写体OBJの顔の額部分、鼻すじ部分、頬部分、及び、あご部分が相対的に明るく、被写体OBJの顔の周囲部分及び鼻の周囲部分が相対的に暗い第1の明暗分布BD1が生じる。
図6は、本実施形態の第2の仮想照明光VR2が投光された被写体OBJが撮像された第2の画像P2の一例を示す模式図である。このように、第2の仮想照明光VR2が投光された被写体OBJの顔の表面には、被写体OBJの顔の紙面向かって左上方向が相対的に明るく、右下方向が相対的に暗い第2の明暗分布BD2が生じる。
次に、記憶部11に記憶されている分布情報について図7及び図8を参照して説明する。
図7は、本実施形態の記憶部11に第1の仮想光源方向DR2Aに関連付けられて記憶されている第1の分布情報DI1の一例を示す模式図である。上述したように、記憶部11には、第1の仮想光源方向DR2Aから第1の仮想照明光VR1が投光された被写体OBJが撮像された第1の画像P1に対応する第1の分布情報DI1が記憶されている。この第1の分布情報DI1は、投光部20が備える液晶フィルタの各画素の透過率を設定する情報であって、被写体OBJの顔の額部分、鼻すじ部分、頬部分、及び、あご部分が相対的に明るく、被写体OBJの顔の周囲部分及び鼻の周囲部分が相対的に暗い明暗の分布になるように設定されている。
図8は、本実施形態の記憶部11に第2の仮想光源方向DR2Bに関連付けられて記憶されている第2の分布情報DI2の一例を示す模式図である。上述したように、記憶部11には、第2の仮想光源方向DR2Bから第2の仮想照明光VR2が投光された被写体OBJが撮像された第2の画像P2に対応する第2の分布情報DI2が記憶されている。この第2の分布情報DI2は、被写体OBJの顔の紙面向かって左上方向が相対的に明るく、右下方向が相対的に暗い明暗の分布になるように設定されている。
再び図2を参照して、設定装置10が備える設定部12の構成について説明する。設定部12は、操作部30から仮想光源方向DR2を示す信号を取得する。具体的には、設定部12は、操作部30が出力する選択ボタンに対応する信号を取得する。この選択ボタンは、上述した仮想光源VLの投光方向を示す仮想光源方向DR2を選択するボタンである。この選択ボタンのうちの、第1選択ボタン31には、第1の仮想光源VL1の投光方向である第1の仮想光源方向DR2Aを示す信号が割り当てられている。同様に、第2選択ボタン32には、第2の仮想光源VL2の投光方向である第2の仮想光源方向DR2Bを示す信号が割り当てられている。設定部12は、撮像者PGによって第1選択ボタン31が押下された場合に第1選択ボタン31から出力される第1の仮想光源方向DR2Aを示す信号を取得する。また、設定部12は、撮像者PGによって第2選択ボタン32が押下された場合に第2選択ボタン32から出力される第2の仮想光源方向DR2Bを示す信号を取得する。このようにして、設定部12は、操作部30が出力する選択ボタンに対応する仮想光源方向DR2を示す信号を取得する。
また、設定部12は、操作部30から取得した仮想光源方向DR2を示す信号に含まれる仮想光源方向DR2に関連付けられた分布情報DIを記憶部11から読み出す。具体的には、設定部12は、操作部30から第1の仮想光源方向DR2Aを示す信号を取得した場合には、第1の仮想光源方向DR2Aに関連付けられた第1の分布情報DI1を記憶部11から読み出す。同様に、設定部12は、操作部30から第2の仮想光源方向DR2Bを示す信号を取得した場合には、第2の仮想光源方向DR2Bに関連付けられた第2の分布情報DI2を記憶部11から読み出す。
また、設定部12は、記憶部11から読み出した分布情報DIに基づいて投光部20が投光する照明光Rの光量分布を設定する。具体的には、設定部12は、記憶部11から第1の分布情報DI1を読み出した場合には、第1の分布情報DI1が示す各画素値に基づいて、投光部20が備える液晶フィルタの画素のうちの、対応する各画素の光の透過率を設定する。また、設定部12は、記憶部11から第2の分布情報DI2を読み出した場合には、第2の分布情報DI2が示す各画素値に基づいて、投光部20が備える液晶フィルタの画素のうちの、対応する各画素の光の透過率を示す情報を設定する。
そして、設定部12は、設定した照明光Rの光量分布を投光部20に出力する。具体的には、設定部12は、投光部20が備える液晶フィルタの各画素の光の透過率を示す情報を投光部20に出力する。
次に、図9を参照して、本実施形態の照明装置100の動作について説明する。
図9は、本実施形態の照明装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、設定部12は、操作部30が出力する仮想光源VLの照明方向である仮想光源方向DR2を取得する(ステップS10)。
次に、設定部12は、操作部30から取得した仮想光源方向DR2を示す信号に含まれる仮想光源方向DR2に関連付けられた分布情報DIを記憶部11から読み出す(ステップS20)。
次に、設定部12は、記憶部11から読み出した分布情報DIに基づいて投光部20が投光する照明光Rの光量分布を設定し、設定した照明光Rの光量分布を示す情報を投光部20に出力する(ステップS30)。
次に、投光部20は、設定部12が設定した照明光Rの光量分布を示す情報を取得し、取得した照明光Rの光量分布を示す情報に基づいて照明光Rを投光して処理を終了する(ステップS40)。
以上説明したように、照明装置100は、投光部20と、記憶部11と、設定部12とを備えている。この投光部20は、光量分布が設定された照明光Rを第1の方向DR1にして投光する。また、記憶部11には、被写体OBJに第1の方向DR1から照明光Rが投光された場合に、第1の方向DR1とは異なる第1の仮想光源方向DR2Aから光が投光されることにより被写体OBJの表面に生じる明暗分布BDとなるような照明光Rの光量分布を示す分布情報と仮想光源方向DR2とが関連付けて記憶されている。また、設定部12は、入力される仮想光源方向DR2に関連付けて記憶部11に記憶されている分布情報に基づいて投光部20が投光する照明光Rの光量分布を設定する。これにより、照明装置100は、複数の方向から投光するための複数の光源装置を備えることなく、1つの投光部20によって、複数の方向から照明光を投光したように、被写体OBJに照明光を投光することができる。したがって、照明装置100は、投光部20、記憶部11、及び設定部12を備えない場合に比べて、光源の数を低減することができる。つまり、照明装置100は、被写体を照明する照明光の照度や配光を可変にしつつ、装置を小型にすることができる。
なお、照明装置100は、1つの投光部20を備える構成であるとして説明したが、これに限られない。例えば、照明装置100は、複数の投光部20を備えていてもよい。これにより、照明装置100は、設定可能な仮想光源方向DR2を増加させることができる。
[第2の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様である構成及び動作については、同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、本実施形態における照明装置100aの構成の一例を示す構成図である。照明装置100aは、設定装置10aと、投光ユニット50とを備えている。まず、投光ユニット50の構成を、図11を参照して説明する。
図11は、本実施形態の投光ユニット50の構成の一例を示す構成図である。同図に示すように、投光ユニット50は、投光部20と、撮像部40と、ハーフミラーHMと、ミラーMとを備えている。
ミラーMは、投光部20が投光する照明光R1をハーフミラーHMに導く。ハーフミラーHMは、ミラーMによって導かれた照明光R1を第1の方向DR1によって被写体OBJに投光する。また、ハーフミラーHMは、被写体OBJが発した第1の方向DR1から入射する光R2を透過させて撮像部40に導く。
撮像部40は、照明光R1が投光されている被写体OBJを撮像するとともに、撮像した被写体OBJの画像情報を生成する。具体的には、撮像部40は、ハーフミラーHMを透過する被写体OBJが発する光R2を受光し、受光した光R2の像(つまり、被写体OBJの像)を撮像する。このようにして、撮像部40は、投光部20が投光する照明光R1の投光方向と一致する第1の方向DR1から、被写体OBJを撮像する。
次に、図12を参照して設定装置10aの構成を説明する。図12は、本実施形態の撮像部40を備える照明装置100aの構成の一例を示す構成図である。
設定装置10aは、設定部12aを備えている。設定部12aは、入力される仮想光源方向DR2に関連付けて記憶部11に記憶されている分布情報と、撮像部40が生成した画像情報が示す被写体OBJの表面に生じる明暗分布BDとに基づいて、投光部20が投光する照明光R1の光量分布を設定する。具体的には、設定部12aは、撮像部40が生成した被写体OBJの画像情報を取得し、取得した被写体OBJの画像情報に基づいて、被写体OBJの顔の位置と方向とを検出する。また、設定部12aは、記憶部11に記憶されている分布情報を読み出すとともに、読み出した分布情報を検出した被写体OBJの顔の位置と方向とに一致させるように変化させて、変化させた分布情報を投光部20が投光する照明光R1の光量分布として設定する。
以上説明したように、本実施形態の照明装置100aは、照明光R1が投光されている被写体OBJを撮像するとともに、撮像した被写体OBJの画像情報を生成する撮像部40を備えている。また、照明装置100aが備える設定装置10aの設定部12aは、さらに、撮像部40が生成した画像情報が示す被写体OBJの表面に生じる明暗分布BDに基づいて、投光部20が投光する照明光R1の光量分布を設定する。これにより、照明装置100aは、被写体OBJの位置及び方向を検出して、検出した位置及び方向にあわせて照明光R1を投光することができる。つまり、照明装置100aは、被写体OBJの位置及び方向を可変にしても、仮想光源方向DR2から投光されているようにして、投光部20から被写体OBJに照明光R1を投光することができる。
なお、照明装置100aは、図13に示すように、投光部20が投光する照明光R1の投光方向とは異なる方向から、被写体OBJを撮像する撮像部40を備える投光ユニット50bを備えていてもよい。図13は、本実施形態の、投光部20が投光する照明光R1の投光方向とは異なる方向から、被写体OBJを撮像する撮像部40を備える照明装置100aの構成の一例を示す構成図である。これにより、照明装置100aは、撮像部40が撮像する方向に対する角度をつけた状態によって、投光部20から照明光R1を被写体OBJに投光することができる。したがって、照明装置100aは、投光部20が投光する照明光R1の投光方向と撮像部40の撮像方向とを一致させている場合に比して、投光部20から被写体OBJに投光する照明光R1によって、被写体OBJに生じる明暗分布の明部と暗部との差(例えば、コントラスト)を大きくすることができる。このように、被写体OBJに生じる明暗分布の明部と暗部との差が大きい場合には、差が小さい場合に比して明暗分布の検出が容易になるため、被写体OBJの位置及び方向が検出されやすくなる。つまり、照明装置100aは、被写体OBJの位置及び方向を可変にした場合に、被写体OBJの位置及び方向の検出精度を向上させることができる。
[第3の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。なお、上述した各実施形態と同様である構成及び動作については、同一の符号を付して説明を省略する。
図14は、本実施形態における照明装置100bの構成の一例を示す構成図である。照明装置100bは、設定装置10bを備えている。この設定装置10bは、設定部12bと、推定部13とを備えている。
推定部13は、撮像部40が生成する画像情報が示す被写体OBJの表面に生じる明暗分布BDに基づいて、被写体OBJの表面の形状を推定する。具体的には、推定部13は、撮像部40が生成する画像情報を取得し、既知のパターンマッチング法によって、取得した画像情報に含まれる被写体OBJの画像を抽出する。また、推定部13は、抽出した被写体OBJの画像を既知の3次元座標測定法によって被写体OBJの画像の空間座標情報を算出する。
設定部12は、推定部13が推定する被写体OBJの表面の形状に基づいて、投光部20が投光する照明光Rの光量分布を設定する。具体的には、設定部12は、操作部30から取得した信号によって示される仮想光源方向DR2と一致する仮想光源方向DR2と関連付けて記憶されている分布情報を、記憶部11から読み出す。また、設定部12は、読み出した分布情報を、推定部13が算出した被写体OBJの画像の空間座標情報に基づいて既知のアフィン変換法によって変換し、変換した分布情報に基づいて照明光Rの光量分布を設定する。
以上説明したように、本実施形態の照明装置100bは、撮像部40が生成する画像情報が示す被写体OBJの表面に生じる明暗分布BDに基づいて、被写体OBJの表面の形状を推定する推定部13を備えている。これにより、照明装置100bは、被写体OBJの表面の形状に応じて、照明光Rの光量分布を設定することができる。つまり、照明装置100bは、さまざまな表面の形状を有する種々の被写体OBJに対しても、仮想光源方向DR2から投光されているようにして、投光部20から被写体OBJに投光する照明光Rを設定することができる。
[第4の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第4の実施形態を説明する。なお、上述した各実施形態と同様である構成及び動作については、同一の符号を付して説明を省略する。
図15は、本実施形態における照明装置100cの構成の一例を示す構成図である。照明装置100cは、設定装置10cを備えている。この設定装置10cは、推定部13cを備えている。
推定部13cは、設定部12が設定する照明光Rの光量分布と当該光量分布の照明光Rが投光された被写体OBJを撮像する撮像部40が生成する画像情報が示す被写体OBJの表面に生じる明暗分布BDとの差分に基づいて、被写体OBJの表面の形状を推定する。具体的には、推定部13cは、設定部12が設定する照明光Rの光量分布を取得するとともに、撮像部40が生成する被写体OBJの画像情報を取得する。また、推定部13cは、取得した被写体OBJの画像情報の各画素値と、照明光Rの光量分布が示す投光部20の液晶フィルタの各画素に設定される光の透過率とについて、対応する画素間の差分を算出する。そして、推定部13cは、算出した画素ごとの差分に基づいた画像情報を生成し、生成した画像情報に基づいて、被写体OBJの表面の形状を推定する。
次に、図16を参照して、本実施形態の照明装置100cの動作について説明する。
図16は、本実施形態の照明装置100cの動作の一例を示すフローチャートである。
まず、設定部12bは、操作部30が出力する仮想光源VLの照明方向である仮想光源方向DR2を取得する(ステップS310)。
次に、設定部12bは、操作部30から取得した仮想光源方向DR2を示す信号に含まれる仮想光源方向DR2に関連付けられた分布情報DIを記憶部11から読み出す(ステップS320)。
次に、設定部12bは、記憶部11から読み出した分布情報DIに基づいて投光部20が投光する照明光Rの光量分布を設定し、設定した照明光Rの光量分布を示す情報を投光部20に出力する(ステップS330)。
次に、投光部20は、設定部12が設定した照明光Rの光量分布を示す情報を取得し、取得した照明光Rの光量分布を示す情報に基づいて照明光Rを投光する(ステップS340)。
次に、撮像部40は、照明光Rが投光されている被写体OBJを撮像するとともに、撮像した被写体OBJの画像情報を生成する(ステップS350)。
次に、推定部13cは、設定部12が設定する照明光Rの光量分布と当該光量分布の照明光Rが投光された被写体OBJを撮像する撮像部40が生成する画像情報が示す被写体OBJの表面に生じる明暗分布BDとの差分を算出する(ステップS360)。
次に、推定部13cは、ステップS360において算出した差分に基づいて、被写体OBJの表面の形状を推定する(ステップS370)。
次に、設定部12bは、推定部13が推定する被写体OBJの表面の形状に基づいて、投光部20が投光する照明光Rの光量分布を設定する(ステップS380)。
次に、設定部12bは、操作部30から仮想光源方向DR2を示す信号が出力されていなければ撮像者PGによる撮像が終了したと判定し(ステップS390:YES)、処理を終了する。一方、設定部12bは、操作部30から仮想光源方向DR2を示す信号が出力されていれば撮像者PGによる撮像が終了していないと判定し(ステップS390:NO)、処理をステップS340に戻す。
以上説明したように、本実施形態の照明装置100cが備える設定装置10cの推定部13cは、照明光Rの光量分布と明暗分布BDとに基づいて、被写体OBJの表面の形状を推定する。すなわち、推定部13cは、設定部12が設定する照明光Rの光量分布と当該光量分布の照明光Rが投光された被写体OBJを撮像する撮像部40が生成する画像情報が示す被写体OBJの表面に生じる明暗分布BDとの差分に基づいて、被写体OBJの表面の形状を推定する。これにより、照明装置100cは、投光部20が投光する照明光Rの影響を低減させて、被写体OBJの表面の形状を推定することができる。つまり、照明装置100cは、被写体OBJの表面の形状を推定の精度を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
なお、上記の実施形態における設定装置10(設定装置10a、設定装置10b、及び設定装置10cを含む。)、投光部20、及び撮像部40(以下、これらを総称して制御部CONTと記載する)又はこの制御部CONTが備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。
なお、この制御部CONTが備える各部は、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、制御部CONTが備える各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、制御部CONTが備える各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、制御部CONTが備える各部による処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
1…撮像システム、10…設定装置、11…記憶部、12…設定部、13…推定部、20…投光部、30…操作部、40…撮像部、100…照明装置、DR1…第1の方向、DR2…仮想光源方向(第2の方向)、OBJ…被写体、R…照明光

Claims (5)

  1. 光量分布が設定された照明光を第1の方向にして投光する投光部と、
    前記第1の方向から前記照明光を被写体に投光する際、前記被写体表面の明暗分布が前記第1の方向とは異なる第2の方向から投光されたような明暗分布となる前記照明光の光量分布を示す分布情報と前記第2の方向とが関連付けて記憶されている記憶部と、
    入力される第2の方向に関連付けて前記記憶部に記憶されている前記分布情報に基づいて前記投光部が投光する前記照明光の光量分布を設定する設定部と
    を備えることを特徴とする照明装置。
  2. 前記照明光が投光されている前記被写体を撮像するとともに、撮像した前記被写体の画像情報を生成する撮像部を備え
    前記設定部は、
    さらに、前記撮像部が生成した前記画像情報が示す前記被写体の表面に生じる明暗分布に基づいて、前記投光部が投光する前記照明光の光量分布を設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記撮像部は、
    前記投光部が投光する前記照明光の投光方向とは異なる方向から、前記被写体を撮像する
    ことを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記撮像部が生成する前記画像情報が示す前記被写体の表面に生じる明暗分布に基づいて、前記被写体の表面の形状を推定する推定部
    を備え、
    前記設定部は、
    前記推定部が推定する前記被写体の表面の形状に基づいて、前記投光部が投光する前記照明光の光量分布を設定する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記推定部は、
    前記設定部が設定する前記照明光の光量分布と当該光量分布の前記照明光が投光された前記被写体を撮像する前記撮像部が生成する前記画像情報が示す前記被写体の表面に生じる明暗分布との差分に基づいて、前記被写体の表面の形状を推定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
JP2012043376A 2012-02-29 2012-02-29 照明装置 Pending JP2013181992A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012043376A JP2013181992A (ja) 2012-02-29 2012-02-29 照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012043376A JP2013181992A (ja) 2012-02-29 2012-02-29 照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013181992A true JP2013181992A (ja) 2013-09-12
JP2013181992A5 JP2013181992A5 (ja) 2015-04-09

Family

ID=49272704

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012043376A Pending JP2013181992A (ja) 2012-02-29 2012-02-29 照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013181992A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015154220A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 キヤノン株式会社 照明コントロール装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05207364A (ja) * 1992-01-27 1993-08-13 Nec Corp 映像特殊効果装置
WO2007106321A2 (en) * 2006-03-14 2007-09-20 Snap-On Incorporated Method and system for enhanced scanner user interface

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05207364A (ja) * 1992-01-27 1993-08-13 Nec Corp 映像特殊効果装置
WO2007106321A2 (en) * 2006-03-14 2007-09-20 Snap-On Incorporated Method and system for enhanced scanner user interface

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015154220A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 キヤノン株式会社 照明コントロール装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6153564B2 (ja) カメラとマーク出力とによるポインティング装置
CN108292489B (zh) 信息处理装置和图像生成方法
US20140267427A1 (en) Projector, method of controlling projector, and program thereof
JP4584246B2 (ja) 物体上に出力画像を表示する方法
JP6075122B2 (ja) システム、画像投影装置、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
US20110254810A1 (en) User interface device and method for recognizing user interaction using same
JP6079695B2 (ja) 画像表示撮影システム、撮影装置、表示装置、画像の表示および撮影の方法、およびコンピュータープログラム
JP2010122273A (ja) 投写光学系のズーム比測定方法、そのズーム比測定方法を用いた投写画像の補正方法及びその補正方法を実行するプロジェクタ
JP2009295031A (ja) 画像投影装置及びその制御方法
KR101691880B1 (ko) 자동 캘리브레이션 기능이 구비된 인터액티브 시스템 및 인터액티브 시스템의 자동 캘리브레이션 방법
JP2016085380A (ja) 制御装置、制御方法、及び、プログラム
WO2018154634A1 (ja) 投写型表示装置、投写型表示装置の制御方法、及びプログラム
WO2013124901A1 (ja) 光学投射型表示装置、携帯端末、プログラム
JP2013182061A (ja) 投影システム
US10812764B2 (en) Display apparatus, display system, and method for controlling display apparatus
JP2013126135A (ja) ステレオ画像生成装置、ステレオ画像生成方法及びステレオ画像生成用コンピュータプログラム
JP2017009909A (ja) 投射型映像表示システム、投射型映像表示装置及び投射補正方法
KR101356015B1 (ko) 센서를 이용한 3d 영상 보정 장치 및 이를 위한 방법
JP2013181992A (ja) 照明装置
JP6686319B2 (ja) 画像投影装置及び画像表示システム
JP2021127998A (ja) 距離情報取得装置および距離情報取得方法
US11933988B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, head mounted display housing, and head mounted display system
US20210044738A1 (en) Control apparatus, control method, and recording medium
JP6375279B2 (ja) 相対位置判定方法、ディスプレイ制御方法、及び当該方法を適用するシステム
JP2016224888A (ja) 情報処理装置、座標推定プログラム及び座標推定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161004