JP6595648B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信及び情報処理の技術に関する。また本発明は、無線LAN及びプロジェクタ等の技術に関する。
従来、企業等の組織における無線LANの通信システムの例として、無線LANのアクセスポイント機能を持つ通信装置に対して社内のユーザの端末が無線接続を行う通信システムがある。社内のユーザの端末は、アクセスポイント機能を持つ通信装置に無線接続を行い、通信装置が持つ所定の機能を利用する。
無線LANの通信システムに関する先行技術例として、特開2005−51314号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1には、ユーザのクライアント端末と無線LANのアクセスポイントである通信装置とが無線接続する無線LANシステムにおいて、クライアント端末がアクセスポイントに接続可能な時間が設定され、この時間制限の制御によりセキュリティを担保する旨が記載されている。
特開2005−51314号公報
上記無線LANの通信システムに関して、組織内のユーザの端末からアクセスポイント機能を持つ通信装置に接続して利用する場面だけでなく、組織の外部のユーザの端末から同じ通信装置に接続して利用する場面も想定される。例えば、会社での打ち合わせ等の際に、社内のユーザは、招いた社外のユーザに、一時的に、社内の無線LANの通信システムを利用してもらう。即ち、社外のユーザの端末は、一時的に、アクセスポイント機能を持つ通信装置に接続し、所定の機能を利用する。
上記利用の場面に対応した機能を実現する無線LANの通信システムは、利便性の点で価値がある。ただし、組織の外部のユーザの端末が、組織の内部の無線LANの通信システムを、一時的な利用の後に単独で利用できてしまう可能性がある。即ち、上記無線LANの通信システムは、利便性とセキュリティとのバランスの点で課題がある。
本発明の目的は、無線LANの通信システム及びその通信装置等に関して、組織の外部のユーザの端末が一時的に利用できる利便性と、その際のセキュリティの確保とを実現できる技術を提供することである。
本発明のうち代表的な実施の形態は、通信システム等であって、以下に示す構成を有することを特徴とする。
一実施の形態の通信システムは、無線LAN接続機能を持つ第1の通信端末装置と、無線LAN接続機能を持つ第2の通信端末装置と、無線LANアクセスポイント機能、及び表示機能を持つ通信装置と、を備え、前記第1の通信端末装置は、前記通信装置と無線LANでの接続を行い、前記第2の通信端末装置は、前記第1の通信端末装置による許可に基づいて、前記通信装置との無線LANでの接続を行い、当該接続を通じて前記通信装置の表示機能を利用し、前記第1の通信端末装置と前記通信装置は、前記第2の通信端末装置の前記通信装置への接続及び利用に関する許可の継続または終了の状況を確認する通信を行い、前記通信装置は、前記許可の終了に基づいて、前記第2の通信端末装置との無線LANでの接続を解除し、前記表示機能の利用ができない状態にする。
本発明のうち代表的な実施の形態によれば、無線LANの通信システム及びその通信装置等に関して、組織の外部のユーザの端末が一時的に利用できる利便性と、その際のセキュリティの確保とを実現できる。
本発明の一実施の形態の通信システムの構成を示す図である。 一実施の形態の通信システムにおける利用の概要を示す図である。 一実施の形態の通信装置であるプロジェクタの構成を示す図である。 一実施の形態の通信端末装置である第1の端末の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1の通信システムの構成及び処理シーケンスを示す図である。 実施の形態1の第1の変形例の通信システムの構成及び処理シーケンスを示す図である。 実施の形態1の第2の変形例の通信システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態2の通信システムの構成及び処理シーケンスを示す図である。 実施の形態2の変形例の通信システムの構成及び処理シーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態3の通信システムの構成及び処理シーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態4の通信システムの構成及び処理シーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態5の通信システムの構成及び処理シーケンスを示す図である。 本発明の実施の形態6の通信システムの構成及び処理シーケンスを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお実施の形態を説明するための全図において同一部には原則として同一符号を付しその繰り返しの説明は省略する。
本実施の形態の通信システムは、無線LANのアクセスポイント機能を持つプロジェクタに対し、社内のユーザの端末による許可に基づいて、社外のユーザの端末を一時的に接続し、プロジェクタの表示機能を利用可能とする機能を提供する。
まず図1〜図4を用いて、各実施の形態で概略共通である構成について説明し、その後、各実施の形態の特徴について順に説明する。
[通信システム]
図1は、一実施の形態の通信システムの構成を示す。図1の通信システムは、無線LAN4を含むシステムであり、通信装置であるプロジェクタ3と、第1の通信端末装置である端末1と、第2の通信端末装置である端末2と、を有する。プロジェクタ3と、端末1及び端末2とは、無線LAN4で接続される。プロジェクタ3は、通信網5と接続される。プロジェクタ3と端末1とは、無線LANによる接続41が行われる。プロジェクタ3と端末2とは、無線LANによる接続42が行われる。端末1と端末2とは、近接通信による接続43が行われる。
無線LAN4は、所定の通信規格に基づいた無線LANである。本実施の形態では、無線LAN4の通信規格として、Wi−Fiを適用するが、これに限らず適用可能である。Wi−Fi、即ちWireless Fidelityは、国際標準規格であるIEEE802.11を使用したデバイス間の相互接続が認められたことを示す名称である。無線LAN4は、そのホットスポットを含めて図示している。ホットスポットは、無線LAN4におけるアクセスポイントとなる通信装置であるプロジェクタ3の周りの無線接続可能な空間である。
無線LAN4は、組織である会社Aの内部に構築される無線LANであり、無線LAN4を構成する要素であるプロジェクタ3及びユーザAの端末1は、会社Aの管轄内である。ユーザBの端末2は、会社Aの管轄外である。図1では、無線LAN4のホットスポット内に、会社Aの内部のユーザAの端末1と、会社Aの外部の会社BのユーザBの端末2とがいる場合を示している。
通信網5は、組織である会社Aにおける有線による社内LAN、及び当該社内LANを通じて接続される外部のインターネット等を示す。
プロジェクタ3は、投写型表示装置と、無線LAN4のアクセスポイントとなる通信装置とを兼ねる装置である。プロジェクタ3は、表示機能31、無線LANのアクセスポイント機能32、及びルータ機能33等を備える。
表示機能31は、プロジェクタ3のスクリーンに動画像または静止画像を投写して表示する機能である。無線LANのアクセスポイント機能32は、Wi−Fiの方式による無線LAN4において通信端末装置との無線接続を行う機能である。ルータ機能33は、通信網5との接続のルータ機能であり、レイヤ2及びレイヤ3のプロトコル処理機能を含む。
なおプロジェクタ3は、後述の実施の形態4等の場合、近接通信機能34を備える。近接通信機能34は、通信端末装置との近接通信を行う機能である。
会社Aの内部の社員等のユーザAは、端末1を所持及び使用する。なおユーザAの他にも、会社Aの他の社員等のユーザが同様に通信端末装置を使用して無線LAN4に接続可能である。会社Aの外部の例えば会社Bの社員等のユーザBは、端末2を所持及び使用する。端末1及び端末2は、それぞれ、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC、等を含む各種の通信端末装置が適用可能である。
端末1は、無線LANの接続機能11、及び近接通信機能12を備える。同様に、端末2は、無線LANの接続機能21、及び近接通信機能22を備える。無線LANの接続機能11は、プロジェクタ3のアクセスポイント機能32に対して、無線LAN4におけるWi−Fiによる接続41を行い、接続41の状態でデータ通信等の無線通信を行う機能である。同様に、無線LANの接続機能21は、プロジェクタ3のアクセスポイント機能32に対して、Wi−Fiによる接続42を行う機能である。
端末1の近接通信機能12と、端末2の近接通信機能22との間では、近接通信による接続43が可能である。本実施の形態では、近接通信として、狭義のNFC、即ちNear Field Communicationを適用するが、これに限らず適用可能である。NFCは、非接触通信とも呼ばれ、規格としては、Felica(登録商標)、ISO/IEC 14443、ISO/IEC 18092等がある。また、近接通信は、Bluetooth(登録商標)等でもよく、これらの電波による通信の他に、赤外線や音声を用いた通信でもよい。
ユーザAの端末1は、プロジェクタ3との接続41の状態で、表示機能31を利用することができる。即ち、ユーザAは、例えば端末1に持つ資料等のデータを、接続41を通じてプロジェクタ3へ送信し、プロジェクタ3の表示機能31によりスクリーンへ表示させることができる。また本実施の形態では、社外のユーザBの端末2は、社内のユーザAの端末1による許可に基づいて、プロジェクタ3と接続42を行い、プロジェクタ3の表示機能31を一時的に利用することができる。即ち、ユーザBは、例えば端末2に持つ資料等のデータを、接続42を通じてプロジェクタ3へ送信し、プロジェクタ3の表示機能31によりスクリーンへ表示させることができる。
また、ユーザAの端末1は、プロジェクタ3との接続41の状態で、ルータ機能33を利用し、通信網5に接続できる。即ち、ユーザAは、端末1から例えば社内LANのサーバ、あるいはインターネットのサーバ等にアクセスし、データのダウンロードやアップロード等が可能である。
また本実施の形態では、社外のユーザBの端末2は、社内のユーザAの端末1による許可に基づいて、プロジェクタ3と接続42を行い、プロジェクタ3のルータ機能33を一時的に利用し、通信網5に接続することができる。即ち、ユーザBは、端末2からインターネットのサーバ等にアクセスし、データのダウンロードやアップロード等が可能である。なお、セキュリティの観点から、一般的には、社外のユーザBの端末2については、通信網5の社内LAN等には接続できないようにファイアウォールサーバ等が設定される。
本実施の形態では、無線LAN4を構成する通信装置として、投影型表示装置であるプロジェクタ3とし、社外のユーザBの端末2が一時的に利用する機能を表示機能31やルータ機能33とする。これに限らず、他の実施の形態では、無線LAN4を構成する通信装置として、非投影型の表示装置であるモニタ装置やテレビジョン装置としてもよいし、表示機能31ではなく他の機能を提供する装置としてもよい。上記プロジェクタ3を他の装置とし、表示機能31を他の機能とした場合、本実施の形態の通信システムは、許可の対象とする所定の機能として、他の装置の他の機能を含む。表示機能31は、液晶パネルによるディスプレイの画面に動画像または静止画像を表示する表示機能でもよい。他の機能は、電波により放送を受信して表示する機能でもよい。
なお、他の実施の形態として、プロジェクタ3のルータ機能13を省略した形態、即ちプロジェクタ3と通信網5とが接続しない形態としてもよい。ユーザBの端末2によるルータ機能33の利用に関しては、本実施の形態の設定機能に応じて、ユーザAの端末1による許可に基づいて利用可能としてもよいし、不許可により利用不可能としてもよい。
また、上記構成においては、端末1とプロジェクタ3との接続41を、無線による接続とした例を示しているが、有線による接続でもよい。
[利用の概要]
図2を用いて、一実施の形態の通信システムに関する利用場面を含む利用の概要について説明する。図2は、一実施の形態の通信システムにおける利用の概要を時間軸で示す。利用場面の例として、会社Aの建物内に、図1のように無線LAN4のアクセスポイントであるプロジェクタ3が配置されている。会社Aの建物内のプロジェクタ3が配置された無線LAN4のホットスポットの場所で、会社AのユーザAと、招かれた会社BのユーザBとが、打ち合わせを行う。
まず前提として、ユーザAは、211〜213に示すように、自分の端末1をプロジェクタ3に無線接続してプロジェクタ3の表示機能31等を利用する。211は、ユーザAの端末1の接続機能11と、プロジェクタ3のアクセスポイント機能32とで、無線LAN4の接続41を行う手順を示す。212は、接続41の状態で、端末1からプロジェクタ3の表示機能31を利用する手順及び時間を示す。213は、ユーザAの端末1の接続機能11と、プロジェクタ3のアクセスポイント機能32とで、無線LAN4の接続41を解除する手順を示す。
201は、ユーザAの端末1によるユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用に関する許可を示す。ユーザAは、打ち合わせの開始時、211に示す手順の時等、ユーザAの端末1とユーザBの端末2とが近くにいてユーザAがユーザBの存在を把握している状況を条件として、201に示す許可を与える。許可の具体的な動作や処理については各実施の形態で説明する。
ユーザBは、201に示す許可に基づいて、221〜223に示すように、端末2をプロジェクタ3に無線接続してプロジェクタ3の表示機能31等を利用する。221は、ユーザBの端末2の接続機能21と、プロジェクタ3のアクセスポイント機能32とで、無線LAN4の接続42を行う手順を示す。222は、接続42の状態で、端末2からプロジェクタ3の表示機能31を利用する手順及び時間を示す。223は、ユーザBの端末2の接続機能21と、プロジェクタ3のアクセスポイント機能32とで、無線LAN4の接続42を解除する手順を示す。
202は、ユーザAの端末1によるユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用に関する許可の終了を示す。ユーザAは、打ち合わせの終了時、213に示す手順の時等、ユーザAの端末1とプロジェクタ3との接続41が解除されたことを条件として、202に示す許可の終了を行う。許可の終了により、223に示すように、ユーザBの端末2とプロジェクタ3との接続42が解除される。その後、ユーザBの端末2は、単独では、許可が無いため、221,222のようなプロジェクタ3との接続及び利用はできない。
なお図2では、ユーザAの端末1が先行してプロジェクタ3の表示機能31を利用し、続いてユーザBの端末2がユーザAの端末1と時間的に並列でプロジェクタ3の表示機能31を利用する例を示す。これに限らず、例えばユーザAの端末1による211〜212の手順が先に終了し、その次に、ユーザBの端末2による221〜223の手順が行われてもよい。このとき、ユーザAの端末1は、表示機能31の利用は停止しているが、プロジェクタ3との接続41は継続している状態となる。
また、図2では、ユーザAの端末1とプロジェクタ3との接続41が解除されたことを条件として、許可の終了202を行っているが、接続41は継続したまま、ユーザAの操作等により許可の終了202を行い、端末2とプロジェクタ3との接続42を解除させてもよい。
[通信装置]
図3は、一実施の形態の通信装置であるプロジェクタ3の構成を示す。図3のプロジェクタ3は、液晶プロジェクタ等の投写型映像表示装置である。プロジェクタ3は、持ち運び可能な小型化された装置でもよいし、据え置き型の装置でもよい。プロジェクタ3は、表示制御のために自身に制御機能を備える独立型のプロジェクタの場合であるが、制御機能を備える外部の装置との接続で構成されるシステム型のプロジェクタでもよい。後者の型の場合、プロジェクタ3は、外部のPC等の装置と接続され、外部の装置からのコマンド等を受信し、当該コマンド等に従い、表示制御が行われる。
プロジェクタ3は、CPU301、RAM302、ROM303、二次記憶装置304、入出力インタフェース部305、入力デバイス306、出力デバイス307、電源部308、映像処理部311、光学系及び駆動系312、無線部320、有線LANインタフェース部330、及びNFC通信部340等がバスで接続された構成を有する。
CPU301は、表示機能31及びアクセスポイント機能32等の制御を含め、プロジェクタ3の全体を制御する処理を行う制御部である。RAM302は、処理データ等を格納するメモリである。ROM303は、制御プログラムであるアプリ35や設定情報36等を格納するメモリである。CPU301は、ROM303から制御プログラムをRAM302へロードして実行することにより、各処理を実現する。
アプリ35は、本実施の形態のプロジェクタ3の特有の機能を実現する処理を行う。CPU301は、アプリ35のソフトウェア処理を行う。設定情報36は、本実施の形態のプロジェクタ3の特有の機能を実現するためのデータや情報が設定される。アプリ35や設定情報36は、二次記憶装置304や無線部320内のメモリ等に格納されてもよい。
二次記憶装置304は、メモリカード、ディスク等であり、映像データ等が格納される。入出力インタフェース部305は、各種の入力デバイス306及び出力デバイス307を接続し、入出力インタフェース処理を行う。電源部308は、プロジェクタ3の各部へ電力を供給する。電源部308は、ユーザの操作に応じて電源をオンまたはオフする。
プロジェクタ3は、表示機能31により、表示対象データを投写用の映像信号へ変換し、映像信号に基づいてスクリーン313へ映像を投写して表示する。表示機能31の主な構成要素として、制御部301の他には、映像処理部311、光学系及び駆動系312を含む。映像処理部311は、無線部320等から選択して表示対象データを読み出し、スクリーン313への投写用の映像信号へ変換する処理等を行う。
光学系及び駆動系312は、ランプ、液晶パネルデバイス、投写レンズや反射ミラー等を含む各種の光学部品やその駆動回路等を含み、投写用の映像信号に従い、光学系の駆動が制御される。これにより光学系及び駆動系312は、映像信号に対応した光を発し、投写レンズからスクリーン313へ投写することにより、映像を表示する。
プロジェクタ3は、無線LANのアクセスポイント機能32により、アクセスポイントとして、通信端末装置との無線伝送方式による直接接続が可能である。プロジェクタ3は、アクセスポイント機能32の構成要素として、無線部320を有する。無線部320は、Wi−Fiの方式に対応した無線LANインタフェース部であり、無線信号の送受信処理等を行うLSI等によるモジュールである。無線部320は、端末1や端末2からの無線信号に含まれるデータ信号を、Wi−Fiの方式によって受信可能である。
無線部320は、アンテナ321、RFチップ322、APチップ323、及びメモリ324等を含む。RFチップ322は、アンテナ321を通じて、無線信号の変調及び復調を含む受信及び送信の処理を行う。APチップ323は、無線信号やデータに対する特定の応用処理を行い、メモリ324に情報を読み書きする。無線部320は、受信した無線信号のデータを、バッファメモリに格納する。バッファメモリは、APチップ323内のメモリでもよいし、APチップ323外のメモリ324でもよい。制御部であるCPU301や、映像処理部311は、無線部320のバッファメモリから、無線信号のデータを選択して読み出すことができる。
メモリ324は、例えば、Wi−Fiの方式における無線接続に必要な情報として、SSIDやパスワード等の接続情報が格納される。パスワードをPWで示す。
アクセスポイント機能32を用いた、通信端末装置とプロジェクタ3との無線接続の際、無線部320は、通信端末装置からのSSID及びパスワードを含む接続情報を受信する。無線部320は、受信した接続情報が、例えばメモリ324に保持しているSSID及びパスワードを含む接続情報と合致する場合、当該通信端末装置の接続を行い、合致しない場合、当該接続を行わない。
プロジェクタ3は、ルータ機能33の構成要素として、有線LANインタフェース部330を含む。有線LANインタフェース部330は、ポートやプロセッサを含み、レイヤ2及びレイヤ3のプロトコル処理等を行い、通信網5に接続し、通信網5の装置に対するデータの送信や通信網5の装置からのデータの受信を行う。
プロジェクタ3は、近接通信機能34を備える形態の場合の構成要素として、NFC通信部340を有する。NFC通信部340は、NFCに対応した通信インタフェース部であり、アンテナコイル341、RF回路342、処理回路343、及びメモリ344等を含む。RF回路342は、アンテナコイル341を介して、NFCによる近接通信の信号を送受信する。処理回路343は、送受信する信号に対する特定の処理を行う。処理回路343は、処理回路343内のメモリや、処理回路343外のメモリ344にデータや情報を読み書きする。
プロジェクタ3は、図示しないが、ユーザインタフェースとして操作パネルやリモコンを備えてもよい。操作パネルやリモコンには、各種のボタンや表示部を設ける。表示部には情報を表示する。ユーザは、操作パネルやリモコンのボタンで、電源のオン及びオフや、表示の動作の指示、機能の設定、等ができる。
プロジェクタ3は、図示しないが、CPU301等の処理に基づいて提供される設定機能を提供してもよい。設定機能は、設定画面をスクリーン313あるいは操作パネルの表示部等に表示する。ユーザは、設定画面を見て、プロジェクタ3へ指示の信号を入力することにより、プロジェクタ3の機能の設定等が可能である。
プロジェクタ3は、表示機能31により、複数の通信端末装置と同時に接続した状態で表示を行う場合、ユーザ操作に基づいて、選択された通信端末装置からの表示データを切り替えながらスクリーン313に表示することもできる。また、プロジェクタ3は、複数の通信端末装置からの表示データをスクリーン313に並列で表示し、選択されたものを拡大して表示すること等もできる。
他の実施の形態として、通信端末装置からプロジェクタ3に対して表示の動作の制御や設定を行う形態としてもよい。即ち、端末1をプロジェクタ3のリモコンに相当する機能を持つ装置として使用してもよい。例えば端末1からプロジェクタ3へ、接続41の状態で、表示の動作の制御や設定のコマンド等の信号を送信する。プロジェクタ3は、受信したコマンド等の信号に従い、表示機能31による表示の動作の制御等を行う。表示の動作は、例えば映像の開始や停止等が挙げられる。
[通信端末装置]
図4は、一実施の形態の通信端末装置である端末1の構成を示す。なお端末2の構成も端末1の構成と基本的には同様であるが、本実施の形態の通信システムでの役割の違いに応じて異なる構成要素を持つ。例えば後述の図5のように、端末1は、専用のアプリ15を備えるが、端末2は、専用のアプリ15を備えなくてもよい。
端末1は、CPU401、RAM402、ROM403、二次記憶装置404、入出力インタフェース部405、入力デバイス406、出力デバイス407、電源部408、無線部410、NFC通信部420、電話網通信部430、タッチパネル440、及びセンサ部450等がバスで接続された構成を有する。
CPU401は、接続機能11及び近接通信機能12等の制御を含め、端末1の全体を制御する処理を行う制御部である。RAM402は、処理データ等を格納するメモリである。ROM403は、制御プログラムであるアプリ15や設定情報16等を格納するメモリである。CPU401は、ROM403から制御プログラムをRAM402へロードして実行することにより、各機能の処理を実現する。
アプリ15は、本実施の形態の端末1の特有の機能を実現する処理を行う。CPU401は、アプリ15のソフトウェア処理を行う。設定情報16は、本実施の形態の端末1の特有の機能を実現するためのデータや情報が設定される。設定情報16は、二次記憶装置404や、無線LAN通信部410内のメモリに格納されてもよい。
二次記憶装置104は、例えばメモリカード等である。入出力インタフェース部405は、各種の入力デバイス406及び出力デバイス407を接続し、入出力インタフェース処理を行う。電源部408は、端末1の各部へ電力を供給する。電源部408は、ユーザの操作に応じて電源をオンまたはオフする。
端末1は、接続機能11の構成要素として、無線部410を有する。無線部410は、Wi−Fiの方式に対応した無線LANインタフェース部であり、無線信号の送受信処理等を行うLSI等によるモジュールである。無線部410は、プロジェクタ3のアクセスポイント機能32からの無線信号に含まれるデータ信号を、Wi−Fiの方式によって受信可能である。
無線部410は、アンテナ411、RFチップ412、APチップ413、及びメモリ414等を含む。RFチップ412は、アンテナ411を通じて、無線信号の変調及び復調を含む受信及び送信を行う。APチップ413は、無線信号やデータに対する特定の応用処理を行い、メモリ414に情報を読み書きする。無線部410は、受信した無線信号のデータを、バッファメモリに格納する。バッファメモリは、APチップ413内のメモリでもよいし、APチップ413外のメモリ414でもよい。制御部であるCPU401等は、無線部410のバッファメモリから、無線信号のデータを選択して読み出すことができる。
メモリ414は、例えば、Wi−Fiの方式における無線接続に必要な情報として、SSIDやパスワード等の情報が格納される。
端末1は、接続機能11を用いてプロジェクタ3との接続41を行う際には、無線部410により、プロジェクタ3に対し、メモリ414に保持されているSSID及びパスワードを含む接続情報を読み出して送信する。
端末1は、近接通信機能12の構成要素として、NFC通信部420を有する。NFC通信部420は、NFCに対応した通信インタフェース部であり、アンテナコイル421、RF回路422、処理回路423、及びメモリ424等を含む。RF回路422は、アンテナコイル421を介して、NFCによる近接通信の信号を送受信する。処理回路423は、送受信する信号に対する特定の処理を行う。処理回路423は、処理回路423内のメモリや、処理回路423外のメモリ424にデータや情報を読み書きする。
NFCは、10cm程度の通信距離で、非接触でデータ通信が可能である。NFCによる近接通信の際には、例えば、一方の装置のNFC通信部のインタフェース部を、他方の装置のNFC通信部のインタフェース部にかざす、またはタッチする等により、所定の通信距離内に近付ける。これにより、両者の装置のNFC通信部のアンテナコイルの電磁結合がされ、両者の装置のNFC通信部間でデータが送受信される。
端末1は、スマートフォン等である場合、電話網通信部430を備え、電話網通信部430を用いて、公知の電話網に対する通信処理を行い、音声通話等を可能とする。端末1は、スマートフォン等である場合、タッチパネル440を備える。タッチパネル440は、画面に情報を表示すると共に、画面でのタッチ入力操作を受け付ける。端末1は、スマートフォン等である場合、センサ部450を備える。センサ部450は、各種のセンサとして、例えば加速度センサ、ジャイロセンサ、GPSセンサ等を含む。
また、端末1にスリープ機能を備える場合、スリープ機能により、例えば、タッチパネル440の表示の一時的なオフや、無線LAN通信部410の処理の一時的な休止等が行われ、これにより消費電力が低減される。
[Wi−Fiによる接続]
無線LAN4に関するWi−Fiによる接続の方式について補足説明する。一般的なWi−Fiの場合、通信端末装置とアクセスポイントとの間のWi−Fiによる接続の際には、アクセスポイントのSSID及びパスワードの情報が要求される。通信端末装置は、その場で利用可能なSSIDの情報を収集し、候補として画面に表示する。通信端末装置のユーザは、画面に表示された候補の情報の中から、利用するアクセスポイントに対応したSSIDの情報を選択し、当該SSIDに関係付けられたパスワードを入力する。通信端末装置は、SSID及びパスワードの情報をアクセスポイントへ送信する。アクセスポイントは、受信したSSID及びパスワードの情報を確認し、自身のSSID及びパスワードと合致する正しい情報である場合は、当該通信端末装置の接続を許可し、接続を確立する。なお、端末1は、パスワードをメモリ414あるいは二次記憶装置404に保存しておき、ここからパスワードを読み出し、接続処理を行ってもよい。
SSIDは、Service Set IDであり、アクセスポイント及びその無線LANに関する識別子である。パスワードは、当該アクセスポイントへの接続に必要とされる特定のパスワードである。なおパスワードが要求されない無線LANもある。
例えば会社AのユーザAの端末1は、会社Aの無線LAN4の通信システムにおけるアクセスポイントとなるプロジェクタ3への接続が許可される設定であり、ユーザAには、あらかじめ上記SSID及びパスワードが与えられている。また、会社BのユーザBには、上記SSID及びパスワードが与えられていないため、端末2は、会社Aの無線LAN4の通信システムにおけるアクセスポイントへの接続ができない。
(実施の形態1)
図5を用いて、実施の形態1の通信システム、通信装置、及び通信端末装置について説明する。図5では、図1と同様に、無線LAN4のプロジェクタ3の付近のホットスポット内に、ユーザAの端末1と、ユーザBの端末2とがいる状態を示す。実施の形態1で、ユーザAの端末1は、アプリ15を備えるが、ユーザBの端末2は、アプリ15を備えない。即ち、端末2としては、既存の通信端末装置が適用可能である。プロジェクタ3は、アプリ35を備える。端末1とプロジェクタ3との間のWi−Fiによる接続41、及び端末2とプロジェクタ3との間のWi−Fiによる接続42においては、SSID及びパスワードを含む接続情報が要求される。
[処理シーケンス]
図5は、実施の形態1の通信システムにおける構成及び処理シーケンスを示す。S11等は処理や動作等のステップを示す。
(S11) S11で、無線LAN4のホットスポット内において、ユーザAの端末1は、プロジェクタ3との接続41を行う。端末1の接続機能11と、プロジェクタ3のアクセスポイント機能32との間では、接続41を確立する処理が行われる。S11の際、ユーザAは、あらかじめ取得していた当該プロジェクタ3との接続41に関するSSID及びPWで示すパスワードを含む接続情報を端末1において操作等により入力する必要がある。端末1は、入力された接続情報を端末1内のメモリに格納して保持することにより、次回より、S11における接続情報の入力は省略可能である。
(S12) S12で、ユーザAは、端末1のアプリ15を起動する。なおS11の際に端末1のアプリ15が起動されてもよい。端末1のアプリ15の起動後は、実施の形態1の通信システムの特有の制御等の仕組みが自動的に働く。
端末1のアプリ15の起動の状態で、ユーザAは、ユーザBの端末2によるプロジェクタ3への接続及び利用を許可する場合、ユーザBの端末2とのNFCによる近接通信による接続43を行う。ユーザAは、前述のように、端末1のNFC通信部420のインタフェース部と、ユーザBの端末2のNFC通信部420のインタフェース部とを近付ける。端末1の近接通信機能12と、端末2の近接通信機能22との間で、NFCの接続43の処理が行われる。
実施の形態1では、S12の端末1と端末2とのNFCの近接通信の動作が、ユーザAの端末1によるユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用に関する許可に相当する。
(S13) S13で、端末1は、S12の接続43の状態で、端末2へ、プロジェクタ3と接続するためのSSID及びPWを含む接続情報を送信する。端末2は、近接通信機能12の処理を通じて、この接続情報を受け取り、端末2内のメモリに保持する。
(S14) S14で、端末2は、S13の接続情報を用いて、プロジェクタ3とのWi−Fiによる接続42を行う。端末2の接続機能21と、プロジェクタ3のアクセスポイント機能32との間では、接続42を確立する処理が行われる。S14の際、端末2は、SSID及びPWを含む接続情報をプロジェクタ3へ送信する。プロジェクタ3は、受信した接続情報が、自身の接続情報と合致する場合、端末2による接続42を許可する。
(S15) S15で、ユーザBは、接続42の状態で、端末2からプロジェクタ3の表示機能31を利用する。表示機能31の利用の際には、端末2の接続機能21とプロジェクタ3のアクセスポイント機能32との間で、接続42を通じて、データが伝送される。例えばユーザBは、端末2内の資料等のデータや、表示の指示等を、接続42を通じて、プロジェクタ3へ送信する。プロジェクタ3は、端末2から受信したデータ及び指示に従い、表示機能31により、データをスクリーン313へ表示させる。
(S16) S16で、プロジェクタ3のアプリ35は、接続41を通じて、端末1に対し、定期的に、確認の通信を行う。この確認は、ユーザAの端末1によるユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用に関する許可について継続及び更新するか終了するかに関する確認である。言い換えると、この確認は、ユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続42について継続するか解除するかに関する確認である。
S16の定期確認の通信は、一定時間間隔で行われる。一定時間間隔は、例えば5分、10分、20分等、予め設定され、後述の設定機能による設定も可能である。なおS16の最初の定期確認の通信は、S14の接続42の確立の時点としてもよいし、S14の接続42の確立の時点から一定時間経過後としてもよい。
実施の形態1では、S16の確認に関する方式として、プロジェクタ3から端末1へ確認を行う方式である。プロジェクタ3は端末1へ確認の要求の情報を送信し、端末1はプロジェクタ3へ確認の応答の情報を送信する。端末1は、許可の継続の場合はその旨の応答を送信し、許可の終了の場合はその旨の応答を送信する。
(S17) プロジェクタ3は、S16の確認の結果に従い、端末1からの応答が、許可の継続である場合は、端末2との接続42の状態を継続する。プロジェクタ3は、S16の確認の結果に従い、端末1からの応答が、許可の終了である場合は、端末2との接続42を解除する。これにより、ユーザBの端末2は、プロジェクタ3への接続及び表示機能31の利用ができない状態になる。
上記のように、実施の形態1は、ユーザAによる許可に基づいて、端末1を介して接続情報を端末2へ提供する。実施の形態1は、上記処理シーケンスにより、図2のような利用が実現される。なおS17でユーザBの端末2の接続を解除した後、再度、ユーザAの端末1によるユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用に関する許可を与える場合、S11またはS12から同様に繰り返せばよい。
また、ユーザAは、実施の形態1の制御が働く状態を終了させる場合、端末1のアプリ15を終了させる。また、ユーザAの端末1とプロジェクタ3との接続41を解除した時点で、自動的にユーザBの端末2に関する許可の終了とし、端末2とプロジェクタ3との接続42を解除するようにしてもよい。
[第1の確認の方式]
実施の形態1では、S16の確認に関する方式として、以下の第1の確認の方式を適用する。第1の確認の方式において、S16の確認の際、プロジェクタ3のアプリ35からの確認の要求の情報に基づいて、端末1は、アプリ15の処理により、例えばタッチパネル440の画面に、確認用の情報を表示する。確認用の情報は、例えばポップアップのダイアログ等により、「ユーザBの端末2によるプロジェクタ3への接続及び利用の許可を継続しますか? はい/いいえ」等の旨のメッセージを表示する。ユーザAは、端末1に表示された確認用の情報を見て、ユーザBの端末2によるプロジェクタ3への接続及び利用の許可の状態を継続するか終了するか等を判断して選択する操作を行う。ユーザAは、例えばタッチパネル440の画面の確認用の情報における「はい」または「いいえ」のボタンを押す。
ユーザAによる端末1での選択の操作に応じて、端末1からプロジェクタ3へ、選択に応じた確認の応答の情報が送信される。プロジェクタ3は、応答の情報が、例えば「はい」即ち許可の継続の選択の場合、S17で端末2との接続42を継続し、「いいえ」即ち許可の終了の選択の場合、S17で端末2との接続42を解除する。なお、ユーザAにおける端末1での選択操作が行われず、端末1からプロジェクタ3への応答がない状態が所定時間以上継続した場合は、プロジェクタ3は端末2との接続42を解除するようにしてもよい。
[第2の確認の方式]
実施の形態1の変形例として、S16の確認に関する方式として、以下の第2の確認の方式を適用してもよい。第2の確認の方式において、S16の確認の際、プロジェクタ3のアプリ35は、端末1に対し、S11の接続41の状態を前提として、所定の確認用の情報を送信する。端末1のアプリ15は、プロジェクタ3から、所定の確認用の情報を受信した場合、自動的に、所定の確認用の応答の情報を送信する。この際、ユーザAは、操作が不要であり、意識する必要が無い。
プロジェクタ3のアプリ35は、上記端末1からの所定の確認用の応答の情報を受信できた場合、端末1及びアプリ15が起動状態であり無線LAN4のホットスポット内にいて接続41が継続されていること、等が確認できる。即ち、プロジェクタ3は、ユーザAの端末1とユーザBの端末2とが近くにいる状況等が確認できる。よって、プロジェクタ3は、当該確認をもって、ユーザAの端末1によるユーザBの端末2の許可の継続とみなし、S17で端末2との接続42を継続する。
プロジェクタ3のアプリ35は、上記端末1からの所定の確認用の応答の情報を受信できなかった場合、端末1やアプリ15が起動状態ではない、または無線LAN4のホットスポット内にいない、または接続41が継続されていない、等と判断できる。プロジェクタ3は、ユーザAの端末1とユーザBの端末2とが近くにいる状況等が確認できないので、ユーザAの端末1によるユーザBの端末2の許可の終了とみなし、S17で端末2との接続42を解除する。
上記S16でプロジェクタ3と端末1との間で確認の通信を行う際には、通信の障害の可能性もあるので、所定回数のリトライを許容するようにしてもよい。
[スリープ機能に応じた制御]
更に実施の形態1の変形例として、上記S16の確認の方式に関連して、端末1の起動状態及びスリープ状態を考慮した制御を行う。端末1がスマートフォン等である場合、公知のスリープ機能を備える場合が多い。即ち、スリープ機能を持つ端末1は、通常状態で、所定時間以上ユーザによる入力操作等が無い場合、自動的に、低消費電力のモードであるスリープ状態へ遷移する。スリープ機能にもよるが、スリープ状態では、タッチパネル440の表示のオフ、無線部410の動作の休止等が行われる。端末1は、ユーザによる入力操作等に応じて、スリープ状態から通常状態へ復帰する。
端末1は、スリープ状態の時、無線LAN4による外部のプロジェクタ3からの通信の情報を受信できない状態、あるいは受信してもその情報を処理しない状態、等になる可能性がある。この場合、端末1は、上記S16のプロジェクタ3との確認の通信ができない可能性がある。
そこで、実施の形態1の変形例の通信システムでは、スリープ機能を備える端末1の場合に対応して以下のような制御を行う。端末1は、S16のプロジェクタ3からの確認の要求の情報を受信する時点で、スリープ状態になっていないように、S16よりも前の時点で、端末1をノン・スリープ状態へ遷移させる。ここでいうノン・スリープ状態とは、ユーザによる入力操作が無い状態が続いてもスリープ状態に遷移せずに、外部のプロジェクタ3との無線通信が可能な状態である。端末1のアプリ15は、予め、例えばS12のアプリ15の起動や近接通信の後の時点に、端末1をノン・スリープ状態へ遷移させ、S11の接続41の状態を維持する。
これにより、端末1は、S16でのプロジェクタ3からの確認の要求の情報を受信でき、応答を返信できる。その後、端末1は、プロジェクタ3との接続41の解除、ユーザBの端末2の許可の終了、またはアプリ15の終了、等の契機によって、ノン・スリープ状態から通常状態へ戻る。
[設定機能]
端末1のアプリ15またはプロジェクタ3のアプリ35は、実施の形態1の機能に係わるユーザによる設定を可能とする設定機能を備える。例えばユーザAは、この設定機能を用いた設定操作に応じて、実施の形態1の機能の制御内容に係わる設定が可能である。設定機能により、S16の定期確認の実行の時間を設定できる。例えばアプリ15の設定画面で、ユーザにより、定期確認の実行の時間間隔を、「5分」「10分」等の所望の時間に設定可能である。また、S16の第1の確認の方式や第2の確認の方式についても、設定機能を用いてユーザにより選択して適用可能としてもよい。
[効果等]
実施の形態1の通信システムによれば、会社AのユーザAの端末1による許可に基づいて、外部の会社BのユーザBの端末2による、会社Aの無線LAN4のプロジェクタ3への一時的な接続及び利用を可能とする機能を提供する。実施の形態1は、この機能による利便性と、その際のセキュリティの確保とを実現できる。
本実施の形態で、ユーザA及びユーザBは、簡単な操作や設定で上記機能を利用できる。実施の形態1では、ユーザAは、端末1のアプリ15を起動して端末2との近接通信を行う簡単な動作だけで、ユーザBの端末2による接続及び利用を許可することができる。
また、本実施の形態は、ユーザAの端末1とユーザBの端末2とが近くにいる状況を条件とした許可に基づいて、ユーザBの端末2による一時的なプロジェクタ3への接続及び利用を可能とする制御を行うことにより、通信システムにおけるセキュリティを確保する。特に実施の形態1では、S16の定期確認で許可に関する確認がとれた場合には、ユーザBの端末2による接続42を継続し、確認がとれない場合には、接続42を解除する。よって、会社BのユーザBの端末2が単独で会社Aの無線LAN4の通信システムのプロジェクタ3に接続し利用できてしまうことが避けられる。
[実施の形態1の第1の変形例]
図6は、実施の形態1の第1の変形例の通信システムの構成における処理シーケンスを示す。前述の図5の実施の形態1の通信システムは、プロジェクタ3が主体としてS16の確認を行う方式である。それに対し、図6に示す実施の形態1の第1の変形例の通信システムは、異なる構成として、ユーザAの端末1が主体としてS16の確認を行う方式である。
図6で、S11〜S15のステップは、図5と同様である。S16aのステップでは、ユーザAの端末1は、ユーザBの端末2の許可に関する定期確認を自身で行う。S16aの確認は、例えば、前述と同様に、第1の確認の方式や第2の確認の方式を採用できる。第1の確認の方式の場合、端末1のアプリ15は、S14の端末2の接続42の時点から、定期的なタイミングで、端末1の画面に、確認用の情報を表示する。ユーザAは、画面で確認用の情報を見て、ユーザBの端末2の許可に関する継続または終了に応じた選択の入力操作を行う。
上記ユーザAの入力が、許可の継続の場合、端末1は、何もせず、プロジェクタ3へは情報を送信しない。S16bのステップに示すように、上記ユーザAの入力が、許可の終了の場合、端末1は、プロジェクタ3へ、許可の終了の旨の情報を送信する。プロジェクタ3は、端末1から、S16bによる許可の終了の旨の情報を受信した場合、端末2との接続42を解除する。プロジェクタ3は、端末1から、許可の終了の旨の情報を受信しない限り、端末2の接続42を継続させる。
あるいは、上記ユーザAの入力が、許可の継続の場合、端末1は、プロジェクタ3へ、許可の継続の旨の情報を送信するようにし、プロジェクタ3は、所定時間以上許可の継続の旨の情報を受信できなかった場合に、端末2との接続42を解除するようにしてもよい。
[実施の形態1の第2の変形例]
図7は、実施の形態1の第2の変形例の通信システムの構成を示す。図7に示す、実施の形態1の第2の変形例の通信システムでは、プロジェクタ3は、1台の装置ではなく、2台の装置により構成される。実施の形態1のプロジェクタ3は、第2の変形例では、表示機能31を持つプロジェクタ装置3Aと、無線LAN4のアクセスポイント機能31を持つアクセスポイント装置3Bとの2台の装置として分離されて構成され、これら2台の装置が通信で連携する。
プロジェクタ装置3Aとアクセスポイント装置3Bとは、所定の通信の方式で、接続44が行われ、接続44を通じて、連携のための通信を行う。例えば、プロジェクタ装置3A及びアクセスポイント装置3Bは、図3と同様に有線LANインタフェース部330を備え、有線LANによる接続44を通じた通信処理を行う。アクセスポイント装置3Bまたはプロジェクタ装置3Aには、前述のアプリ35が具備されてもよい。
プロジェクタ装置3Aは、表示機能31を提供し、アクセスポイント装置3Bは、無線LAN4のアクセスポイント機能31や、ルータ機能を提供する。
ユーザAの端末1は、アクセスポイント装置3Bとの接続41を通じて、プロジェクタ装置3Aの表示機能31を利用する。ユーザBの端末2は、前述と同様に、ユーザAの端末1による許可に基づいて、アクセスポイント装置3Bとの接続42を通じて、プロジェクタ装置3Aの表示機能31を利用する。
(実施の形態2)
図8を用いて、実施の形態2の通信システム等について説明する。実施の形態2の通信システムは、図8のように、プロジェクタ3に、接続及び利用に関する許可を与える端末の情報を登録する許可リスト52を設ける。プロジェクタ3は、許可リスト52の情報に基づいて、ユーザBの端末2の接続及び利用を判断及び制御する。
[リスト]
実施の形態2の通信システムにおいて、図8のように、プロジェクタ3は、リスト51、及び許可リスト52を保持する。アクセスポイント機能32は、リスト51を管理する。アクセスポイント機能32またはアプリ35は、許可リスト52を管理する。
リスト51は、第1のリストとして、無線LAN4における常時接続が許可されるユーザの端末のMACアドレス等の情報が登録される。本実施の形態の例では、リスト51には、会社A内のユーザAの端末1のMACアドレスを含む各社員等の端末のMACアドレスを含む情報が予め登録されている。なおユーザAの端末1のMACアドレスをMa、ユーザBの端末2のMACアドレスをMbとする。
許可リスト52は、第2のリストとして、実施の形態2での特有の制御のために設けたリストである。許可リスト52は、ユーザAの端末1による許可に基づいて、一時的に無線LAN4のプロジェクタ3への接続及び利用が許可されるユーザの端末の情報が登録される。本実施の形態の例では、許可リスト52には、会社BのユーザBの端末2のMACアドレスを含む情報が登録される。
実施の形態2で、端末1は、アプリ15を備える。プロジェクタ3は、アプリ35を備えてもよいし、備えなくてもよい。アプリ15及びアプリ35は、実施の形態毎に異なる特有の処理を行う。
[処理シーケンス]
図8は、実施の形態2の通信システムにおける構成及び処理シーケンスを示す。S21等はステップを示す。S21〜S23までは実施の形態1のS11〜S13と同様である。
(S21) S21で、ユーザAの端末1とプロジェクタ3とがWi−Fiでの接続41を行う。この接続41の際の接続情報は、SSID及びPWで示すパスワードを含む。このとき、端末1はMACアドレスであるMaを送信し、プロジェクタ3は、受信したMaの情報がリスト51に登録されているかの確認を行う。プロジェクタ3は、登録されていない端末の場合は、接続を許可しない。
(S22) S22で、ユーザAは、端末1のアプリ15を起動した状態で、端末1とユーザBの端末2とのNFCによる接続43を行う。この近接通信は、ユーザAの端末1によるユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用の許可に相当する。
(S23) S23で、端末1は、接続43の状態で、端末2へ、SSID及びパスワードを含む接続情報を送信する。端末2は、接続情報を受信し、メモリに保持する。
(S24) また、S24で、端末1は、接続43を通じて、端末2から、端末2のMACアドレスであるMbの情報を取得する。端末1は、Mbの情報をメモリに保持する。
(S25−1) S25−1で、端末1は、プロジェクタ3と接続41を通じて、端末2のMACアドレスであるMbを含む情報を送信する。
(S25−2) S25−2で、プロジェクタ3は、端末1から受信した端末2のMACアドレスであるMbを含む情報を、許可リスト52に追加するように登録する。このMACアドレスが登録された状態は、端末2とプロジェクタ3との接続42を許可する制御の状態に相当する。ここで、プロジェクタ3は、リスト51に登録されている端末が送信したMACアドレスのみを許可リスト52に登録するようにする。
(S26) S26で、端末2は、S23の接続情報であるSSID及びパスワードを用いて、プロジェクタ3とのWi−Fiでの接続42を行う。S26の際、プロジェクタ3は、許可リスト52の情報を参照し、接続の対象の端末のMACアドレスが登録されているか否かを確認する。ここでは、許可リスト52には、S25−2の時に端末2のMACアドレスであるMbが登録済みである。よって、プロジェクタ3は、S26の端末2の接続42を許容する。プロジェクタ3は、許可リスト52にMACアドレスが登録されていない端末の場合は、接続42を許容しない。
(S27) S27で、端末2は、接続42を介して、プロジェクタ3の表示機能31を利用する。
(S28−1) S28−1で、ユーザAは、ユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用に関する許可の継続や終了に関する確認を行う。ユーザAは、許可の継続の場合はそのままとする。S28−1で、ユーザAは、許可を終了する場合、即ち接続42を解除させる場合、端末1のアプリ15による画面で、ユーザBの端末2の許可の終了、即ち接続42の解除、に対応した入力操作を行う。
(S28−2) S28−2で、端末1のアプリ15は、S28−1の許可終了の入力操作に基づいて、接続41を通じて、プロジェクタ3へ、ユーザBの端末2の許可の終了を表す情報を送信する。
(S28−3) S28−3で、プロジェクタ3は、端末1からユーザBの端末2の許可の終了を表す情報を受信すると、許可リスト52から、該当する端末2のMACアドレスであるMbの情報を削除する。このMACアドレスが登録削除された状態は、端末2とプロジェクタ3との接続42を許可しない制御の状態に相当する。
(S29) S29で、プロジェクタ3は、S28−3の許可リスト52の端末2のMACアドレスの登録削除に伴い、端末2との接続42を解除する。これにより、ユーザBの端末2は、プロジェクタ3との接続42、及び表示機能31の利用ができない状態となる。
上記のように、実施の形態2では、ユーザAの端末1を通じてユーザBの端末2から得たMACアドレスの確認に応じて、ユーザBの端末2の接続及び利用を制御する。
[電源オフに応じた解除]
実施の形態2の変形例として、上記許可リスト52の情報の登録、削除及び確認によるユーザBの端末2の接続42の解除の処理に関して、以下のような方式も適用可能である。即ち、プロジェクタ3は、ユーザA等の操作による電源のオフに伴う起動終了処理の際に、許可リスト52に登録されている端末2のMACアドレスの情報を削除する。あるいは、プロジェクタ3は、電源オフ時に許可リスト52を初期化し全情報を削除する。その後、プロジェクタ3は、電源オン以降で、許可リスト52にMACアドレスが登録されていない端末2の接続42を許容しない。
実施の形態2の変形例として、以下のような確認及び解除の方式も適用可能である。即ち、この方式では、S28−1〜S28−3等に示すステップの代わりに、実施の形態1のS16と同様に、プロジェクタ3から端末1への定期確認を行う。プロジェクタ3は、定期確認の結果に従い、許可の終了の場合は、許可リスト52の端末2のMACアドレスの情報を削除し、端末2との接続42を解除する。
実施の形態2の変形例として、プロジェクタ3は、リスト51及び許可リスト52を1つに統合したリストを保持してもよい。即ち、このリストは、常時接続が許可されるユーザAの端末1等のMACアドレスと、一時的に接続が許可されるユーザBの端末2等のMACアドレスとを含む、接続が許可される端末に関する情報が登録及び管理される。
[実施の形態2の変形例]
図9は、実施の形態2の変形例の通信システムにおける構成及び処理シーケンスを示す。この変形例の通信システムでは、プロジェクタ3側ではなく、ユーザAの端末1側に、許可リスト52を保持する。アプリ15は、許可リスト52を管理する。プロジェクタ3は、リスト51を保持する。図9のS21〜S24は、図8のS21〜S24と同様である。
図9のS25で、端末1のアプリ15は、許可リスト52に、許可の対象である端末2のMACアドレスであるMbの情報を登録する。S26で、端末2は、プロジェクタ3と接続42を行う。S27で、端末2は、接続42を介して、プロジェクタ3の表示機能31を利用する。
S28−1で、ユーザAは、ユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用の許可を終了する場合、端末1のアプリ15の画面で、許可の終了の入力操作を行う。S28−2で、端末1のアプリ15は、S28−1の操作に従い、許可リスト52から、許可の終了の対象である端末2のMACアドレスであるMbの情報を削除する。
一方、プロジェクタ3は、端末1に対して、ユーザBの端末2の接続及び利用に関する許可の継続や終了に関する定期確認を行う。S29−1で、プロジェクタ3は、接続41を通じて、端末1へ、定期確認の情報を送信する。端末1は、許可リスト52の状態に応じて、プロジェクタ3へ定期確認の応答の情報を送信する。S29−1で、例えば、プロジェクタ3は、端末1の許可リスト52の情報を参照し、許可リスト52に端末2のMACアドレスが登録されているか否かを確認する。プロジェクタ3は、許可リスト52に端末2のMACアドレスが登録されている場合、端末2との接続42を継続し、登録されていない場合、端末2との接続42を解除する。
S29−1の定期確認の通信は、実施の形態1のS16と同様に、一定時間間隔で行う。なおS29−1の最初の定期確認の通信は、S26の接続42の確立の時点とする。またこのとき、前述のように、端末1においてスリープ機能に応じた制御を行ってもよい。
上記S29−1の定期確認は、端末1からプロジェクタ3へ許可リスト52の内容の情報をプッシュ形式で通知することにより確認する形態でもよい。例えば、端末1は、S28−2の許可リスト52の端末2のMACアドレスの情報の削除の直後、プロジェクタ3へ、端末2の接続及び利用の許可の終了、即ち接続42の解除、を指示してもよい。プロジェクタ3は、当該指示に従い、端末2との接続42を解除する。
(実施の形態3)
図10を用いて、実施の形態3の通信システム等について説明する。実施の形態3では、ユーザBの端末2の接続及び利用の許可に関する制御用にワンタイムパスワードを発行する。このワンタイムパスワードは、実施の形態3での特有の制御のために用意された情報であり、前述のSSIDに伴うパスワードとは別の情報である。
[処理シーケンス]
図10は、実施の形態3の通信システムの構成及び処理シーケンスを示す。S31等はステップを示す。
(S31) S31で、ユーザAの端末1は、前述と同様に、プロジェクタ3とのWi−Fiによる接続41を行い、接続情報であるSSID及びPWで示すパスワードを保持する。
(S32) S32で、ユーザAは、ユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用を許可する場合、端末1から、プロジェクタ3に対し、許可のためのワンタイムパスワードの発行を依頼する。ワンタイムパスワードをOTPWで示す。S32で、例えば、ユーザAは、端末1のアプリ15の画面で、許可の入力操作を行い、これにより、端末1のアプリ15は、接続41を通じて、ワンタイムパスワードの発行依頼の情報をプロジェクタ3へ送信する。
(S33) S33で、プロジェクタ3は、S32の発行依頼の情報を受信すると、アプリ35により、ワンタイムパスワードを発行し、接続41を通じて、端末1へ送信する。端末1は、プロジェクタ3からのワンタイムパスワードを受信し、メモリに保持する。なおアクセスポイント機能32によりワンタイムパスワードを発行する形態としてもよい。
なお、プロジェクタ3に近接通信機能34を備える形態の場合に、S32の通信の際に、端末1は、プロジェクタ3との近接通信により、上記S32のワンタイムパスワードの発行依頼の情報をプロジェクタ3へ送信し、S33の通信の際に、端末1は、プロジェクタ3との近接通信により、上記ワンタイムパスワードをプロジェクタ3より受信してもよい。
(S34) S34で、端末1は、端末2とのNFCによる接続43を行う。
(S35) S35で、端末1は、接続43を通じて、端末2へ、前述のS31の際のSSID及びS33で得たOTPWで示すワンタイムパスワードの接続情報を送信する。端末2は、受信したSSID及びワンタイムパスワードの接続情報をメモリに保持する。
(S36) S36で、端末2は、S35で得た接続情報のSSID及びワンタイムパスワードを用いて、プロジェクタ3とのWi−Fiによる接続42を行う。S36の際、端末2は、プロジェクタ3へ、ワンタイムパスワードを送信する。プロジェクタ3のアプリ35は、端末2から受信したワンタイムパスワードを、S33で発行したワンタイムパスワードと一致するかどうか確認する。プロジェクタ3のアプリ35は、ワンタイムパスワードが一致する場合、端末2との接続42を許容し、一致しない場合、端末2との接続42を許容しない。
(S37) S37で、端末2は、接続42を通じて、プロジェクタ3の表示機能31を利用する。
(S38) S38で、ユーザAは、ユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用に関する許可の継続または終了を確認し、端末1は、許可の継続または終了の旨の情報をプロジェクタ3へ送信する。例えば、ユーザAは、許可を終了する場合、前述と同様に、端末1のアプリ15の画面で、許可の終了の入力操作を行う。これにより、端末1のアプリ15は、プロジェクタ3へ、許可の終了の旨の情報を送信する。
(S39) S39で、プロジェクタ3は、S38の端末1からの許可の継続または終了の確認や指示の情報に応じて、端末2との接続42を継続または解除する。
また例えば、プロジェクタ3は、端末1からの許可の継続の旨の情報に応じて、発行済みのワンタイムパスワードの有効の状態を継続し、許可の終了の旨の情報に応じて、発行済みのワンタイムパスワードを無効の状態にしてもよい。
また例えば、プロジェクタ3は、端末1からの許可の継続の旨の情報に応じて、更新処理として、新規のワンタイムパスワードを発行してもよいし、許可の終了の旨の情報に応じて、発行済みのワンタイムパスワードを破棄してもよい。
上記S38,S39の処理は、前述と同様に、プロジェクタ3から端末1に対して定期確認を行う形態でもよい。
上記のように、実施の形態3では、ユーザAの端末1を通じてユーザBの端末2へ与えられたワンタイムパスワードの確認に応じて、ユーザBの端末2の接続及び利用を制御する。
その後、プロジェクタ3または端末1は、上記発行済みのワンタイムパスワードについては、プロジェクタ3の電源オフ、あるいは所定時間経過、等の契機により、破棄や無効化を行う。
(実施の形態4)
図11を用いて、実施の形態4の通信システム等について説明する。実施の形態4は、実施の形態2と同様に、プロジェクタ3の許可リスト52に端末2のMACアドレスの情報を登録して制御を行う。実施の形態4では、プロジェクタ3の近接通信機能34を用いて、ユーザBの端末2との近接通信を行う。実施の形態4のプロジェクタ3は、前述の近接通信機能43を備える。
[処理シーケンス]
図11は、実施の形態4の通信システムにおける構成及び処理シーケンスを示す。S41等はステップを示す。
(S41) S41で、端末1とプロジェクタ3とは、Wi−Fiによる接続41を行う。
(S42) S42で、ユーザAは、ユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用に関する許可をする場合、ユーザBの端末2をプロジェクタ3と近接通信させる。図11で、45は、端末2の近接通信機能22とプロジェクタ3の近接通信機能34との間でのNFCによる近接通信による接続を示す。例えば、ユーザBは、端末2の近接通信機能22のインタフェース部を、プロジェクタ3の近接通信機能34のインタフェース部に近付ける。これによりNFCによる接続45が行われる。
(S43) S43で、プロジェクタ3は、S42の接続45の状態で、端末2から、端末2のMACアドレスであるMbの情報を取得する。
(S44) S44で、プロジェクタ3のアクセスポイント機能32またはアプリ35は、S42の接続45の状態で、端末2へ、無線LAN4の接続用のSSID及びPWで示すパスワードを含む接続情報を送信する。端末2は、この接続情報を受信してメモリに保持する。なおS44の際、プロジェクタ3から端末1へ通信して、端末2へ接続情報を送信してもよいかどうか確認してもよい。
(S45) S45で、プロジェクタ3は、S43で取得した端末2のMACアドレスであるMbを含む情報を、許可リスト52に登録する。なおプロジェクタ3は、前述と同様に、リスト51と許可リスト52とを保持している。
(S46) S46で、端末2は、S43のSSID及びPWを含む接続情報を用いて、プロジェクタ3とのWi−Fiによる接続42を行う。
(S47) S47で、端末2は、接続42を通じて、プロジェクタ3の表示機能31を利用する。
(S48−1) S48−1で、ユーザAは、ユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用に関する許可を終了する場合、例えば、前述と同様に、端末1のアプリ15の画面で、許可の終了の入力操作を行う。これにより、端末1のアプリ15から、プロジェクタ3へ、許可の終了の旨の情報を送信する。
(S48−2) S48−2で、プロジェクタ3は、端末1から許可の終了の情報に従い、許可リスト52から、端末2のMACアドレスであるMbを含む情報を削除する。
(S49) S49で、プロジェクタ3は、S47−2の許可リスト52の端末2のMACアドレスの削除の状態に応じて、端末2との接続42を解除する。これにより、その後、ユーザBの端末2は、プロジェクタ3への接続及び利用ができない状態となる。
上記S48−1,S48−2における確認の処理は、前述と同様に、プロジェクタ3から端末1への定期確認としてもよい。またこのとき、前述のように、端末1においてスリープ機能に応じた制御を行ってもよい。
その後、プロジェクタ3は、前述と同様に、電源オフ時等に、許可リスト52に登録されている端末2のMACアドレスの情報を削除するようにしてもよい。
なお、実施の形態4では、端末1と端末2との間での近接通信は行われないが、実施の形態4の変形例として、端末1と端末2との間での近接通信により制御用の所定の情報を授受するようにしてもよい。
(実施の形態5)
図12を用いて、実施の形態5の通信システム等について説明する。実施の形態5は、実施の形態3と共通する構成として、制御用にワンタイムパスワードを用いる構成を含み、実施の形態4と共通する構成として、ユーザBの端末2とプロジェクタ3とで近接通信を行う構成を含む。
[処理シーケンス]
図12は、実施の形態5の通信システムにおける構成及び処理シーケンスを示す。S51等はステップを示す。
(S51) S51で、端末1は、プロジェクタ3とWi−Fiによる接続41を行う。
(S52) S52で、ユーザBの端末2をプロジェクタ3と近接通信させる。ユーザBの端末2は、プロジェクタ3と、NFCによる接続45を行う。
(S53) S53で、端末2は、S52の接続45の状態で、プロジェクタ3へ、無線LAN4の接続の許可に係わるOTPWで示すワンタイムパスワードの発行依頼の情報を送信する。
(S54) S54で、プロジェクタ3のアプリ35は、S53の発行依頼に応じて、ワンタイムパスワードを発行する。
プロジェクタ3のアクセスポイント機能32は、接続45を通じて、端末2へ、無線LAN4の接続用のSSID及びワンタイムパスワードを含む接続情報を送信する。
なお、このとき、プロジェクタ3から端末1へ通信して、端末2へワンタイムパスワードを含む接続情報を送信してもよいかどうか確認してもよい。
(S55) S55で、端末2は、上記SSID及びワンタイムパスワードを含む接続情報を用いて、プロジェクタ3とのWi−Fiによる接続42を行う。プロジェクタ3は、前述と同様にワンタイムパスワードの確認の上で接続42を許容する。
(S56) S56で、端末2は、接続42を通じて、プロジェクタ3の表示機能31を利用する。
(S57) S57で、ユーザAは、ユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用に関する許可の継続または終了を確認する。ユーザAは、許可を終了する場合、例えば前述と同様に、端末1のアプリ15の画面での許可の終了の入力操作を行う。これに応じて、端末1のアプリ15からプロジェクタ3へ、許可の終了の旨の情報を送信する。
(S58) S58で、プロジェクタ3は、S57の情報に従い、端末2との接続42を継続または解除する。このとき、S54にて発行したワンタイムパスワードは無効にする。
上記S57,S58は、前述と同様に、プロジェクタ3から端末1へ定期確認を行う形態でもよい。またこのとき、前述のように、端末1においてスリープ機能に応じた制御を行ってもよい。
(実施の形態6)
図13を用いて、実施の形態6の通信システム等について説明する。前述の実施の形態1等における、端末1と端末2との近接通信、あるいは各通信端末装置とプロジェクタ3との近接通信については、NFCによる方式以外も適用可能である。実施の形態6は、端末1と端末2との近接通信の方式として、カメラによるバーコードの認識の方式を適用した形態である。
実施の形態6では、端末2は、カメラを備え、近接通信機能22として、カメラの制御の機能を備える。近接通信機能22は、カメラを用いて撮像した情報を読み取る処理等を行う。端末2のカメラ及びその制御の機能は、既存のスマートフォン等に備えるカメラ及びその制御の機能を適用できる。
[処理シーケンス]
図13は、実施の形態6の通信システムにおける構成及び処理シーケンスを示す。S61等はステップを示す。
(S61) S61で、端末1は、プロジェクタ3とWi−Fiによる接続41を行う。
(S62) S62で、ユーザAは、ユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用に関する許可をする場合、端末1のアプリ15を用いて、接続情報を表示する操作を行う。端末1のアプリ15は、S61の接続41による無線LAN4のSSID及びパスワードを含む接続情報を、2次元バーコード等の形式のデータに変換し、端末1のアプリ15の画面に表示する処理を行う。
(S63) S63で、端末1と端末2との近接通信として、ユーザBは、端末2のカメラにより端末1のアプリ15の画面のバーコードを認識する動作を行う。端末2は、カメラによる撮像の画像から、バーコードを読み取り、読み取ったバーコードから、変換により、SSID及びパスワードを含む接続情報を取得する。端末2は、取得した接続情報をメモリに保持する。
以降のステップは、前述の実施の形態と概略同様である。S64で、端末2は、S63の接続情報を用いて、プロジェクタ3とWi−Fiによる接続42を行う。S65で、端末2は、接続42を介して、プロジェクタ3の表示機能31を利用する。S66で、端末1とプロジェクタ3との間で、前述と同様に所定の方式により、許可の継続または終了に関する確認を行う。確認に基づいて、S67で、プロジェクタ3は、端末2との接続42を継続または解除する。
なお実施の形態6で、端末2は、上記カメラによる接続情報の読み取り等の処理を制御する機能を備えていない場合、その機能を備える専用のアプリを一時的にインストールしてもよい。
[実施の形態6の変形例]
実施の形態6の変形例として、ユーザBの端末2とプロジェクタ3との間でカメラを用いた近接通信を行う形態としてもよい。この変形例では、端末1のアプリ15の画面に接続情報を表示するのではなく、プロジェクタ3による画面に、接続情報を表示する。プロジェクタ3は、アプリ35の処理により接続情報をバーコード等の形式に変換し、スクリーン313の画面、あるいは操作パネル等の画面に表示する。
端末2は、カメラを用いて、プロジェクタ3による画面に表示されたバーコードを、カメラで撮像して読み取ることにより、接続情報を取得する。以降のステップは、前述と同様である。端末2は、接続情報を用いてプロジェクタ3との接続42を行い、表示機能31を利用する。端末1とプロジェクタ3との間での許可の継続または終了の確認に応じて、プロジェクタ3は端末2との接続42を継続または解除する。
[効果等]
以上説明したように、各実施の形態の通信システムによれば、社内のユーザAの端末1による許可に基づいて社外のユーザBの端末2による無線LAN4のプロジェクタ3への一時的な接続及び利用を可能とする機能を提供する。各実施の形態は、この機能による利便性と、その際のセキュリティの確保とを実現できる。
本実施の形態の技術は、社内のユーザAと社外のユーザBとが近くにおり、ユーザAがユーザBの存在を把握しているという状況に対応させて、ユーザAの端末1によるユーザBの端末2のプロジェクタ3への接続及び利用に関する許可をする仕組みである。この状況に応じた許可及びその継続や終了の確認を含む仕組みにより、セキュリティが確保されている。また、この許可を含む制御は、設定等の作業の手間が少なく、アプリの操作や近接通信の動作等だけで簡単に利用可能である。
以上、本発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。他の実施の形態として、前述した各実施の形態の機能や要素を組み合わせて構成した形態や、実施の形態の機能や要素の一部を省略した形態が可能である。
他の実施の形態の通信システムとして、前述の例えば図8のS28−1のように、ユーザAの端末1における許可の継続や終了の入力操作を行う際、端末1側のアプリ15の画面ではなく、プロジェクタ3側の画面に、確認用の情報を表示してもよい。例えば、プロジェクタ3は、アプリ35の処理により、スクリーン313の画面に、ユーザBの端末2の接続及び利用に関する許可を継続するか終了するかの確認に関する情報を表示する。この情報は、例えば「はい/いいえ」や「継続/終了」等の選択肢が表示される。
ユーザAは、プロジェクタ3の画面に表示された確認用の情報を見て、プロジェクタ3に対し、指示の情報を入力する。例えば、端末1は、アプリ15により、プロジェクタ3のリモコンに相当する機能を持つ装置として使用されてもよい。ユーザAは、端末1のアプリ15の画面から、指示の入力を行う。これにより、端末1からプロジェクタ3へ、接続41を通じて、指示の情報を送信する。プロジェクタ3は、端末1からの指示の情報を受信し、指示に応じて、接続の継続または解除等の処理を行う。
他の実施の形態の通信システムとして、前述した複数の実施の形態による複数の機能や方式を併せ持つように実装し、設定機能を用いてユーザにより利用する機能や方式を選択可能としてもよい。例えば、ユーザAは、端末1のアプリ15またはプロジェクタ3のアプリ35による設定機能を用いて、設定画面に選択肢として表示される複数の方式の中から、実施の形態1の方式を選択して設定する。この設定の状態により、実施の形態1の図5のような制御が適用される。
各実施の形態において、端末1に専用のアプリ15を備えるだけでなく、端末2にも特有の制御のための専用のアプリを備えてもよい。その場合、端末1のアプリ15と、端末2のアプリとで連携して処理を行う。
本発明は、表示装置、無線LAN、打ち合わせや会議等を支援するシステム、等に利用可能である。
1…端末、2…端末、3…プロジェクタ、4…無線LAN、5…通信網、11,21…接続機能、12,22,34…近接通信機能、15…アプリ、31…表示機能、32…アクセスポイント機能、33…ルータ機能、35…アプリ、41,42,43,44,45…接続。

Claims (8)

  1. 線接続機能を持つ第1の通信端末装置と、
    線接続機能を持つ第2の通信端末装置と、
    線接続機能を持つ通信装置と、を備え、
    前記第1の通信端末装置は、前記通信装置と無線での接続を行い、前記第2の通信端末装置は、前記第1の通信端末装置による許可がある場合、前記通信装置と無線での接続を行い、前記通信装置は、前記第2の通信端末装置との接続の後、前記第1の通信端末装置へ、定期的に、前記許可の継続または終了に関する確認を行い、前記第1の通信端末装置による前記許可の終了に基づいて、前記第2の通信端末装置と無線での接続を解除する、
    通信システム。
  2. 無線接続機能を持つ第1の通信端末装置と、
    無線接続機能を持つ第2の通信端末装置と、
    無線接続機能を持つ通信装置と、を備え、
    前記第1の通信端末装置は、前記通信装置と無線での接続を行い、
    前記第2の通信端末装置は、前記第1の通信端末装置による許可がある場合、前記通信装置と無線での接続を行い、
    前記第1の通信端末装置は、前記第2の通信端末装置と前記通信装置の無線での接続の後、定期的に、前記許可の継続または終了に関する確認を行い、当該許可の終了の場合は、前記通信装置へ、当該許可の終了に関する情報を送信し、
    前記通信装置は、前記第1の通信端末装置から前記許可の終了に関する情報を受信した場合、前記第2の通信端末装置と接続を解除する、
    通信システム。
  3. 無線接続機能を持つ第1の通信端末装置と、
    無線接続機能を持つ第2の通信端末装置と、
    無線接続機能を持つ通信装置と、を備え、
    前記第1の通信端末装置は、前記通信装置と無線での接続を行い、
    前記第2の通信端末装置は、前記第1の通信端末装置による許可がある場合、前記通信装置と無線での接続を行い、
    前記第1の通信端末装置は、前記第2の通信端末装置と前記通信装置の無線での接続の後、前記許可の終了に関する情報を画面に表示し、前記許可の終了に関する情報が選択されると、前記許可の終に関する情報を前記通信装置へ送信
    前記通信装置は、前記第1の通信端末装置から前記許可の終了に関する情報を受信すると、前記第2の通信端末装置と無線での接続を解除する、
    通信システム。
  4. 無線接続機能を持つ第1の通信端末装置と、
    無線接続機能を持つ第2の通信端末装置と、
    無線接続機能を持つ通信装置と、を備え、
    前記第1の通信端末装置は、前記通信装置と無線での接続を行い、
    前記第2の通信端末装置は、前記第1の通信端末装置による許可がある場合、前記通信装置と無線での接続を行い、
    前記通信装置は、前記第1の通信端末装置へ、前記許可の継続または終了に関する確認の情報を送信し、前記第1の通信端末装置は、前記確認の情報を受信した場合、前記通信装置へ、応答の情報を送信し、前記通信装置は、前記第1の通信端末装置から、前記応答の情報を受信した場合、前記許可の継続と判断し、前記応答の情報を受信できない場合、前記許可の終了と判断し、前記第2の通信端末装置と接続を解除する、
    通信システム。
  5. 無線接続機能を持つ第1の通信端末装置と、
    無線接続機能を持つ第2の通信端末装置と、
    無線接続機能を持つ通信装置と、を備え、
    前記第1の通信端末装置は、前記通信装置と無線での接続を行い、
    前記第2の通信端末装置は、前記第1の通信端末装置による許可がある場合、前記通信装置と無線での接続を行い、
    前記許可の際、前記第1の通信端末装置は、前記第2の通信端末装置との近接通信により、前記第1の通信端末装置から前記第2の通信端末装置へ、無線での接続に必要な接続情報を送信し、前記第2の通信端末装置から前記第1の通信端末装置へ、前記第2の通信端末装置のアドレス情報を送信し、前記第1の通信端末装置は、前記通信装置へ、前記第2の通信端末装置のアドレス情報を送信し、前記通信装置は、前記第2の通信端末装置のアドレス情報を許可リストに登録し、前記第2の通信端末装置は、前記接続情報を用いて、前記通信装置と無線での接続を行い、前記第1の通信端末装置は、前記許可の終了の場合、前記通信装置の前記許可リストにおける前記第2の通信端末装置のアドレス情報を削除させ、前記通信装置は、前記許可リストに前記第2の通信端末装置のアドレス情報が登録されていない場合、当該第2の通信端末装置と接続を解除する、
    通信システム。
  6. 無線接続機能を持つ第1の通信端末装置と、
    無線接続機能を持つ第2の通信端末装置と、
    無線接続機能を持つ通信装置と、を備え、
    前記第1の通信端末装置は、前記通信装置と無線での接続を行い、
    前記第2の通信端末装置は、前記第1の通信端末装置による許可がある場合、前記通信装置と無線での接続を行い、
    前記許可の際、前記第1の通信端末装置は、前記第2の通信端末装置との近接通信により、前記第1の通信端末装置から前記第2の通信端末装置へ、無線での接続に必要な接続情報を送信し、前記第2の通信端末装置から前記第1の通信端末装置へ、前記第2の通信端末装置のアドレス情報を送信し、前記第1の通信端末装置は、前記第2の通信端末装置のアドレス情報を許可リストに登録し、前記第2の通信端末装置は、前記接続情報を用いて、前記通信装置と無線での接続を行い、前記第1の通信端末装置は、前記許可の終了の場合、前記許可リストにおける前記第2の通信端末装置のアドレス情報を削除し、前記通信装置は、前記第1の通信端末装置へ確認の通信を行い、前記通信装置の前記許可リストに前記第2の通信端末装置のアドレス情報が登録されていない場合、当該第2の通信端末装置と接続を解除する、
    通信システム。
  7. 請求項1から4のいずれかに記載の通信システムにおいて、
    前記許可の際、前記第1の通信端末装置は、前記第2の通信端末装置との近接通信により、前記第1の通信端末装置から前記第2の通信端末装置へ、無線での接続に必要な接続情報を送信し、
    前記第2の通信端末装置は、前記接続情報を用いて、前記通信装置と無線での接続を行う、
    通信システム。
  8. 請求項1から4のいずれかに記載の通信システムにおいて、
    前記第1の通信端末装置は、前記許可の場合、前記通信装置へ、ワンタイムパスワードを要求し、前記通信装置は、前記ワンタイムパスワードを応答し、前記第1の通信端末装置は、前記第2の通信端末装置との近接通信により、前記第1の通信端末装置から前記第2の通信端末装置へ、無線での接続に必要な前記ワンタイムパスワードを含む接続情報を送信し、前記第2の通信端末装置は、前記ワンタイムパスワードを含む前記接続情報を用いて、前記通信装置と無線での接続を行う、
    通信システム。
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