JP6595208B2 - 送信装置および受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号の送信装置および受信装置に関し、特に、デジタル放送、無線LAN等において、電波を受信する際に問題となるマルチパス環境においても、送信データを正しく送信する送信装置、および送信データを正しく受信する受信装置に関する。
従来、OFDM変調方式は、周波数選択性フェージングに対する耐性に優れた方式であることが知られている。OFDM信号のシンボル長とキャリヤ間隔は、互いに逆数の関係にあり、その伝送パラメータを設定する際には、伝搬路の遅延広がりとドップラー広がりとを考慮して決定することが必要となる。
例えば、地上デジタル放送の放送方式であるISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial:統合デジタル放送サービス−地上)(例えば、非特許文献1を参照)では、表1のように、モード1〜3が規定されている。なお、表1では参考のため、モード4および5を単純に拡張して記載している。前述のとおり、OFDM信号のシンボル長とキャリヤ間隔は逆数の関係にある。このため、ISDB−TにおけるOFDM信号のモードとは、すなわち面積一定(時間軸および周波数軸の面積一定)の制約の元で、いかに時間−周波数空間を分割するか、という問題に帰着する。
Figure 0006595208
ここで、OFDM信号を移動体で受信することを考える。移動受信の場合には、ドップラー効果により、移動体の移動速度に応じてOFDM信号の搬送波周波数がシフトする。このため、キャリヤ間隔においては、表1に示したモードが小さい方、すなわちキャリヤ間隔が広い方が有利となる。
一方、OFDM信号を移動体としてではなく、一定の場所に固定させて受信することを考える。固定受信の場合には、移動体のようなドップラー効果は生じない。このため、移動体のようにキャリヤ間隔を広くとる必要はなく、移動体のときより伝送レートを高くすることが期待される。
例えば、伝搬路の遅延広がりを吸収するためのGI(Guard Interval:ガードインターバル)長について検討すると、表1に示すように、現行放送で採用されている126μsを確保する場合には、伝送のモードが大きい程、GIのオーバーヘッドを小さくできることがわかる。すなわち、固定受信の場合は、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)サイズが大きく、シンボル長が長いモード特性として、表1に示したモードの大きい方が有利となる。
このように、OFDM信号の伝送パラメータの値は、移動受信に適するモードと固定受信に適するモードとでは異なり、互いに相反関係にある。
ISDB−T方式を用いて送受信を行う場合、送信装置にて、移動受信に適したモードで構成された移動受信用の信号(移動受信向け信号)と固定受信に適したモードで構成された固定受信用の信号(固定受信向け信号)とを周波数分割多重して送信し、受信装置にてそれらの信号を受信することが可能である。より正確には、周波数をセグメントと呼ばれる単位に分割し、セグメント単位で最大3階層までについて、キャリヤ変調および誤り訂正符号の符号化率のパラメータを、所望の雑音耐性および伝送レートに応じて設定することができる。
現在のデジタル放送等における主な運用形態としては、移動受信向けとして雑音耐性に優れるパラメータが用いられている。具体的には、1セグメントが移動受信向けに割り振られ、キャリヤ変調がQPSK、符号化率が2/3のパラメータが選定されている。このため、残る12セグメントが固定受信向けに割り振られ、伝送レートを大きくすることができるパラメータとして、キャリヤ変調が64QAM、符号化率3/4が選定されている。
なお、欧州の放送方式であるDVB−T2(例えば、非特許文献2を参照)では、ISDB−Tが採用する周波数分割多重方式ではなく、時分割多重方式を採用することにより、固定受信と移動受信の両立を図っている。
ARIB. Transmission system for digital terrestrial television broadcasting. STD-B31 Version 1.6, 11 2005. ETSI. Frame structure channel coding and modulation for a second generation digital terrestrial television broadcasting system (DVB-T2). EN 302 755 V1.3.1, 4 2012.
表1に示したとおり、単純にOFDM信号のモードを4,5へ拡張することは容易に想到できるように思われる。これにより、GIのオーバーヘッドを減少させることができるからである。
しかしながら、OFDM信号のモードを大きくすると、キャリヤ間隔が狭くなるため、移動受信を行うことが困難になるという新たな問題が生じる。この理由は、前述したとおり、移動受信に適するモードと固定受信に適するモードとが相反関係にあることに起因する。
さらに、移動受信向け信号と固定受信向け信号とを時分割多重方式にて伝送する場合、表1に示したとおり、移動受信向け信号は小さいモードで伝送する必要がある。このため、移動受信向け信号のGI長を固定受信向け信号のGI長と同じだけ確保すると、GIのオーバーヘッドが大きくなり、周波数利用効率を損なうという問題も生じる。
例えば、表1を参照して、固定受信向け信号および移動受信向け信号の特性を考慮して、固定受信向け信号についてはモード3を用い、移動受信向け信号についてはキャリヤ間隔の狭いモード1を用いる場合を想定する。このような異なるモードを用いて、固定受信向け信号および移動受信向け信号を時分割多重し、時分割多重したデジタル信号を伝送することができる。
しかしながら、この場合の移動受信向け信号のGI比は1/2、固定受信向け信号のGI比は1/8であるから、移動受信向け信号におけるGIのオーバーヘッドが大きく、時分割多重したデジタル信号全体としても、GIのオーバーヘッドが大きくなり、周波数利用効率を損なうことになる。
ここで、移動受信向け信号および固定受信向け信号を時分割多重して伝送する際には、これらの信号の特性を考慮したモードを選定することができ、かつ、GIのオーバーヘッドが大きくなることを抑制することができ、結果として周波数利用効率を損なわない伝送を実現することが望ましい。
そこで、本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、周波数利用効率を損なうことなく、キャリヤ間隔が異なる移動受信向けOFDM信号および固定受信向けOFDM信号を時分割多重してデジタル信号を送信する送信装置、および、その送信装置から送信されたデジタル信号を受信する受信装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1の送信装置は、移動受信向けデジタル信号と固定受信向けデジタル信号とをそれぞれOFDM(直交周波数分割多重)変調し、前記OFDM変調された前記移動受信向けデジタル信号と前記固定受信向けデジタル信号とを時分割多重して時分割多重デジタル信号を送信する送信装置であって、前記移動受信向けデジタル信号をOFDM変調する第1のOFDM変調部、および、前記第1のOFDM変調部により変調されたOFDM信号にGI(ガードインターバル)を挿入し、前記GIが挿入され、前記固定受信向けデジタル信号とはキャリヤ間隔の異なるOFDM信号を出力するGI挿入部と、を有する移動受信向け変調部と、前記固定受信向けデジタル信号をOFDM変調し、前記OFDM変調された、前記移動受信向けデジタル信号とはキャリヤ間隔の異なるOFDM信号を出力する第2のOFDM変調部を有する固定受信向け変調部と、前記移動受信向け変調部のGI挿入部により出力された、前記GIが挿入されたOFDM信号、および、前記固定受信向け変調部の第2のOFDM変調部により出力された、GIが挿入されていないOFDM信号を時間領域で時分割多重する時分割多重部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の送信装置は、請求項1に記載の送信装置において、前記移動受信向け変調部の第1のOFDM変調部によりOFDM変調されるOFDM信号の多値数が、前記固定受信向け変調部の第2のOFDM変調部によりOFDM変調されるOFDM信号の多値数よりも小さい、ことを特徴とする。
また、請求項3の送信装置は、請求項1に記載の送信装置において、前記移動受信向け変調部の第1のOFDM変調部によりOFDM変調されるOFDM信号のキャリヤ間隔が、前記固定受信向け変調部の第2のOFDM変調部によりOFDM変調されるOFDM信号のキャリヤ間隔よりも広い、ことを特徴とする。
さらに、請求項4の受信装置は、送信装置により送信された時分割多重デジタル信号を受信し、前記時分割多重デジタル信号に含まれる移動受信向けデジタル信号をOFDM復調する移動受信機を備える受信装置であって、前記移動受信機が、前記時分割多重デジタル信号に含まれる、GIが挿入された前記移動受信向けデジタル信号と、GIが挿入されていない固定受信向けデジタル信号との間の境界を、前記移動受信向けデジタル信号に挿入されたGIに基づいて検出し、シンボルタイミングを出力するシンボル同期部と、前記シンボル同期部により出力されたシンボルタイミングに基づいて、前記時分割多重デジタル信号から前記移動受信向けデジタル信号を抽出する移動受信向け信号抽出部と、前記移動受信向け信号抽出部により抽出された移動受信向けデジタル信号から、前記GIを除去し有効シンボルを抽出するGI除去部と、前記GI除去部により抽出された移動受信向けデジタル信号の有効シンボルをFFT(高速フーリエ変換)して周波数領域の信号に変換し、キャリヤシンボルを出力するFFT部と、前記FFT部により出力されたキャリヤシンボルに基づいて、前記送信装置から当該受信装置までのチャネルを推定し、前記推定したチャネルをチャネル情報として出力するチャネル推定部と、前記FFT部により出力されたキャリヤシンボルを、前記チャネル推定部により出力されたチャネル情報で除算し、チャネル等化を行うチャネル等化部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項5の受信装置は、送信装置により送信された時分割多重デジタル信号を受信し、前記時分割多重デジタル信号に含まれる移動受信向けデジタル信号をOFDM復調する移動受信機と、前記時分割多重デジタル信号に含まれる固定受信向けデジタル信号をOFDM復調する固定受信機と、を備える受信装置であって、前記移動受信機が、前記時分割多重デジタル信号に含まれる、GIが挿入された前記移動受信向けデジタル信号と、GIが挿入されていない固定受信向けデジタル信号との間の境界を、前記移動受信向けデジタル信号に挿入されたGIに基づいて検出し、シンボルタイミングを出力するシンボル同期部と、前記シンボル同期部により出力されたシンボルタイミングに基づいて、前記時分割多重デジタル信号から前記移動受信向けデジタル信号を抽出する移動受信向け信号抽出部と、前記移動受信向け信号抽出部により抽出された移動受信向けデジタル信号から、前記GIを除去し有効シンボルを抽出するGI除去部と、前記GI除去部により抽出された移動受信向けデジタル信号の有効シンボルをFFTして周波数領域の信号に変換し、キャリヤシンボルを出力するFFT部と、前記FFT部により出力されたキャリヤシンボルに基づいて、前記送信装置から当該受信装置までのチャネルを推定し、前記推定したチャネルをチャネル情報として出力するチャネル推定部と、前記FFT部により出力されたキャリヤシンボルを、前記チャネル推定部により出力されたチャネル情報で除算し、チャネル等化を行い等化信号を出力するチャネル等化部と、を備え、前記固定受信機が、前記時分割多重デジタル信号に含まれる前記移動受信向けデジタル信号のレプリカを除去するレプリカ除去部と、前記レプリカ除去部によりレプリカが除去された時分割多重デジタル信号から、前記移動受信向けデジタル信号の期間に対応する信号を除去し、前記固定受信向けデジタル信号に再構成する信号再構成部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項6の受信装置は、請求項5に記載の受信装置において、前記固定受信機のレプリカ除去部が、前記移動受信機のチャネル等化部によりチャネル等化されたキャリヤシンボルをシンボル再生するシンボル再生部と、前記シンボル再生部によりシンボル再生されたキャリヤシンボルをIFFT(逆高速フーリエ変換)して時間領域の信号に変換するIFFT部と、前記IFFT部により変換された時間領域の信号にGIを挿入するGI挿入部と、前記時分割多重デジタル信号の期間における前記固定受信向けデジタル信号の期間に相当する時間分の値をゼロとしたヌル信号を生成するヌル信号生成部と、前記GI挿入部によりGIが挿入された時間領域の信号と前記ヌル信号生成部により生成されたヌル信号とを時分割多重し、時分割多重信号を出力する時分割多重部と、前記送信装置から当該受信装置までの周波数特性を算出し、前記算出した周波数特性をチャネル情報として出力する周波数特性算出部と、前記周波数特性算出部により出力されたチャネル情報から遅延プロファイルを求める遅延プロファイル推定部と、前記遅延プロファイル推定部により求められた遅延プロファイルをフィルタ係数とし、前記時分割多重部により出力された時分割多重信号をフィルタ処理し、レプリカを生成するレプリカ生成部と、前記時分割多重デジタル信号を入力してから、前記レプリカ生成部により前記レプリカが生成されるまでの期間だけ、前記時分割多重デジタル信号を遅延させる遅延部と、前記遅延部により遅延された時分割多重デジタル信号から、前記レプリカ生成部により生成されたレプリカを減算する減算部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項7の受信装置は、請求項6に記載の受信装置において、前記遅延部の代わりにデジタルフィルタ部を備え、前記デジタルフィルタ部が、前記時分割多重デジタル信号を入力してから、前記レプリカ生成部により前記レプリカが生成されるまでの期間の遅延時間と同一となるように、かつsinc関数の特性を有するフィルタ係数に基づいたフィルタ処理を行う、ことを特徴とする。
また、請求項8の受信装置は、請求項6に記載の受信装置において、前記レプリカ除去部の周波数特性算出部が、前記移動受信機のチャネル推定部により出力されたチャネル情報を、OFDM信号のシンボル方向に補間して出力するシンボル補間部と、前記シンボル補間部により出力されたチャネル情報を、キャリヤ方向に補間して出力するキャリヤ補間部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項9の受信装置は、請求項6に記載の受信装置において、前記レプリカ除去部の周波数特性算出部が、前記移動受信機のチャネル等化部により出力された等化信号をシンボル再生し、再生シンボルを出力シンボル再生部と、前記時分割多重デジタル信号に含まれるパイロット信号を、前記シンボル再生部により出力された再生シンボルで除算し、除算結果をチャネル情報として出力する除算器と、前記除算器により出力されたチャネル情報を、OFDM信号のシンボル方向に補間して出力するシンボル補間部と、前記シンボル補間部により出力されたチャネル情報を、キャリヤ方向に補間して出力するキャリヤ補間部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項10の受信装置は、請求項5から9までのいずれか一項に記載の受信装置において、前記固定受信機の信号再構成部が、前記時分割多重デジタル信号に含まれる前記移動受信向けデジタル信号と固定受信向けデジタル信号との間の境界から検出されたシンボルタイミングに基づいて、前記レプリカ除去部によりレプリカが除去された時分割多重デジタル信号について、前記固定受信向けデジタル信号の有効シンボル期間の前後にGI相当期間を付加したシンボル抽出範囲の期間を設定し、前記レプリカが除去された時分割多重デジタル信号から、前記シンボル抽出範囲の期間の信号をレプリカ除去信号として抽出するシンボル抽出部と、前記シンボル抽出部により抽出されたレプリカ除去信号を、前記時分割多重デジタル信号に含まれる前記固定受信向けデジタル信号の時間分遅延させて出力する第1の遅延部と、前記シンボル抽出部により抽出されたレプリカ除去信号を、前記時分割多重デジタル信号に含まれる前記固定受信向けデジタル信号の2倍の時間分遅延させて出力する第2の遅延部と、前記シンボル抽出部により抽出されたレプリカ除去信号と、前記第1の遅延部により出力されたレプリカ除去信号と、前記第2の遅延部により出力されたレプリカ除去信号とを加算し、加算信号を出力する加算部と、前記シンボルタイミングに基づいて、前記加算部により出力された加算信号のうち、前記時分割多重デジタル信号に含まれる前記固定受信向けデジタル信号の有効シンボル期間に相当する信号を、前記再構成した固定受信向けデジタル信号として抽出する有効シンボル抽出部と、を備えたことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、周波数利用効率を損なうことなく、キャリヤ間隔が異なる移動受信向けOFDM信号および固定受信向けOFDM信号を時分割多重して送信することができ、また、時分割多重されたデジタル信号を受信することができる。
本発明の実施形態による送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。 移動受信機の構成を示すブロック図である。 シンボル同期部の構成を示すブロック図である。 固定受信機の構成を示すブロック図である。 レプリカ除去部の第1の構成を示すブロック図である。 レプリカ除去部の第2の構成を示すブロック図である。 遅延プロファイル推定部の構成を示すブロック図である。 周波数特性算出部の第1の構成を示すブロック図である。 周波数特性算出部の第2の構成を示すブロック図である。 信号再構成部の構成を示すブロック図である。 移動受信向けデジタル信号と固定受信向けデジタル信号とを時分割多重する原理を示す図である。 受信装置の動作原理を示す図である。 信号再構成部の動作原理を示す図である。 従来法および本発明の実施形態の移動受信について、ビット誤り率特性を比較した図である。 従来法および本発明の実施形態の移動受信について、移動速度特性を比較した図である。 従来法および本発明の実施形態の固定受信について、ビット誤り率特性を比較した図である。 従来法および本発明の実施形態の固定受信について、遅延時間特性を比較した図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。本発明の実施形態による送信装置は、移動受信向けデジタル信号をOFDM変調してGIを付加し、また、移動受信向けデジタル信号とは異なるモードにて固定受信向けデジタル信号をOFDM変調する。固定受信向けデジタル信号についてはGIを付加しない。そして、送信装置は、移動受信向けデジタル信号と固定受信向けデジタル信号とを時分割多重し、時分割多重したデジタル信号(時分割多重デジタル信号)を送信する。
また、本発明の実施形態による受信装置は、送信装置から伝搬路を介して、時分割多重デジタル信号を受信する。受信装置は、時分割多重デジタル信号から移動受信向けデジタル信号を抽出してOFDM復調する。そして、受信装置は、移動受信向けデジタル信号のレプリカを生成し、受信した時分割多重デジタル信号からレプリカを除去し、レプリカ除去後の信号を再構成し、再構成した信号を固定受信向けデジタル信号としてOFDM復調する。
〔送信装置〕
まず、本発明の実施形態による送信装置について説明する。図1は、本発明の実施形態による送信装置の構成を示すブロック図である。この送信装置100は、S/P(シリアル/パラレル)変換部1a,1b、QAM変調部(キャリヤ変調部)2a,2b、パイロット信号挿入部3a,3b、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:逆高速フーリエ変換)部4a,4b、GI挿入部5および時分割多重部6を備えている。S/P変換部1a、QAM変調部2a、パイロット信号挿入部3a、IFFT部4aおよびGI挿入部5により、移動受信向け変調部が構成される。S/P変換部1b、QAM変調部2b、パイロット信号挿入部3bおよびIFFT部4bにより、固定受信向け変調部が構成される。
送信装置100のS/P変換部1aは、外部から移動受信向けデジタル信号を入力すると、移動受信向けデジタル信号をシリアルパラレル変換し、変換したパラレル信号を出力する。S/P変換部1aの出力するパラレル信号はQAM変調部2aへ入力される。
QAM変調部2aは、S/P変換部1aから入力されるパラレル信号をQAM変調してキャリヤシンボルを生成し、生成したキャリヤシンボルを出力する。QAM変調部2aの出力するキャリヤシンボルは、パイロット信号挿入部3aへ入力される。QAM変調部2aでは、例えば、固定受信向け変調部により変調される固定受信向け信号よりも雑音耐性が強い、固定受信向け信号よりもキャリヤ変調の多値数の小さいQPSK等の変調方式が用いられる。
パイロット信号挿入部3aは、QAM変調部2aから入力されるキャリヤシンボルにパイロット信号を挿入して出力する。パイロット信号挿入部3aの出力する、パイロット信号が挿入されたキャリヤシンボルは、IFFT部4aへ入力される。
IFFT部4aは、パイロット信号挿入部3aから入力されるパイロット信号が挿入されたキャリヤシンボルを時間領域信号に変換し、変換した時間領域信号を出力する。IFFT部4aの出力する時間領域信号はGI挿入部5へ入力される。IFFT部4aでは、例えば、固定受信向け変調部により変調される固定受信向け信号よりもFFTサイズが小さい、例えば2k(2048)のサイズにて、かつ、固定受信向け信号よりも広いキャリヤ間隔にて、キャリヤシンボルが時間領域信号に変換される。
GI挿入部5は、IFFT部4aから入力される時間領域信号(以下、有効シンボル期間信号という。)の末尾と同一の信号を、時間領域信号の先頭にGIとしてコピーして付加することによりGIを挿入し、移動受信向けOFDM信号として出力する。GI挿入部5の出力する移動受信向けOFDM信号は時分割多重部6へ入力される。
S/P変換部1bは、外部から固定受信向けデジタル信号を入力すると、固定受信向けデジタル信号をシリアルパラレル変換し、変換したパラレル信号を出力する。S/P変換部1bの出力するパラレル信号はQAM変調部2bへ入力される。
QAM変調部2bは、S/P変換部1bから入力されるパラレル信号をQAM変調してキャリヤシンボルを生成し、生成したキャリヤシンボルを出力する。QAM変調部2bの出力するキャリヤシンボルはパイロット信号挿入部3bへ入力される。QAM変調部2bでは、例えば、移動受信向け変調部により変調される移動受信向け信号よりも雑音耐性が小さく、かつ移動受信向け信号よりもキャリヤ変調の多値数の大きい、例えば64QAM等の変調方式が用いられる。
パイロット信号挿入部3bは、QAM変調部2bから入力されるキャリヤシンボルにパイロット信号を挿入して出力する。パイロット信号挿入部3bの出力する、パイロット信号が挿入されたキャリヤシンボルは、IFFT部4bへ入力される。
IFFT部4bは、パイロット信号挿入部3bから入力されるパイロット信号が挿入されたキャリヤシンボルを時間領域信号に変換し、固定受信向けOFDM信号として出力する。IFFT部4bの出力する固定受信向けOFDM信号は時分割多重部6へ入力される。IFFT部4bでは、例えば、移動受信向け変調部により変調される移動受信向け信号よりもFFTサイズが大きい、例えば8k(8192)のサイズにて、かつ、移動受信向け信号よりも狭いキャリヤ間隔にて、キャリヤシンボルが時間領域信号に変換される。
時分割多重部6には、GI挿入部5から移動受信向けOFDM信号が入力され、IFFT部4bから固定受信向けOFDM信号が入力される。そして、時分割多重部6は、移動受信向けOFDM信号と固定受信向けOFDM信号とを時分割多重し、時分割多重デジタル信号として外部へ出力する。これにより、送信装置100から時分割多重デジタル信号が送信信号として送信される。
図13は、移動受信向けデジタル信号と固定受信向けデジタル信号とを時分割多重する原理を示す図である。図13に示すとおり、時分割多重部6は、GI挿入部5から入力されるGIが挿入された移動受信向けOFDM信号と、IFFT部4bから入力されるGIが挿入されていない固定受信向けOFDM信号とを交互に挿入することで、時分割多重を行う。
以上のように、本発明の実施形態による送信装置100によれば、移動受信向け変調部は、例えば、固定受信向けOFDM信号よりも雑音耐性が強く、かつ固定受信向けOFDM信号よりもキャリヤ変調の多値数の小さいQPSK等の変調方式にて変調を行い、固定受信向けOFDM信号よりもFFTサイズが小さい2k等のサイズにて、かつ固定受信向けOFDM信号よりも広いキャリヤ間隔にてIFFTし、GIを挿入することで、移動受信向けOFDM信号を生成するようにした。また、固定受信向け変調部は、例えば、移動受信向けOFDM信号よりも雑音耐性が小さく、かつ移動受信向けOFDM信号よりもキャリヤ変調の多値数の大きい64QAM等の変調方式にて変調を行い、移動受信向けOFDM信号よりもFFTサイズが大きい8k等のサイズにて、かつ、移動受信向けOFDM信号よりも狭いキャリヤ間隔にて、IFFTし、GIを挿入することなく固定受信向けOFDM信号を生成する。
時分割多重部6は、移動受信向けOFDM信号と固定受信向けOFDM信号とを時分割多重し、時分割多重デジタル信号として外部へ出力する。
これにより、キャリヤ間隔が異なる移動受信向けOFDM信号および固定受信向けOFDM信号であって、GIが挿入された移動受信向けOFDMおよびGIが挿入されていない固定受信向けOFDM信号が時分割多重され、時分割多重デジタル信号が送信される。そして、後述の受信装置200により、時分割多重デジタル信号から移動受信向けデジタル信号が抽出されてOFDM復調され、また、移動受信向けデジタル信号のレプリカが生成され、時分割多重デジタル信号からレプリカが除去され、レプリカ除去後の信号が再構成されることで、固定受信向けデジタル信号としてOFDM復調される。
したがって、移動受信向け信号および固定受信向け信号の信号特性を考慮したモードを選択することができ、かつ、GIのオーバーヘッドが大きくなることを抑制することができ、結果として周波数利用効率を損なわない時分割多重方式の伝送を実現することが可能となる。
〔受信装置/第1の実施形態〕
次に、本発明の第1の実施形態による受信装置について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。この受信装置200は、移動受信機70および固定受信機80を備えている。受信装置200は、送信装置100により送信された時分割多重デジタル信号を受信信号として受信する。受信装置200の受信する時分割多重デジタル信号は2分配され、一方は移動受信機70へ、他方は固定受信機80へそれぞれ入力される。
移動受信機70は、入力される時分割多重デジタル信号を用いて、移動受信向けデジタル信号、等化器出力信号、FFT出力信号、チャネル情報およびシンボルタイミングを生成し出力する。移動受信機70の出力する移動受信向けデジタル信号は、そのまま外部へ出力される。移動受信機70の出力する等化器出力信号、FFT出力信号、チャネル情報およびシンボルタイミングは、固定受信機80へ入力される。
固定受信機80は、入力される時分割多重デジタル信号、移動受信機70から入力される等化器出力信号、FFT出力信号、チャネル情報およびシンボルタイミングを用いて、固定受信向けデジタル信号を生成し、外部へ出力する。
〔受信装置/第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態による受信装置について説明する。図3は、本発明の第2の実施形態による受信装置の構成を示すブロック図である。この受信装置201は、移動受信機70を備えている。図2に示した受信装置200と図3に示す受信装置201とを比較すると、図3の受信装置201は固定受信機80を備えていない点で、図2の受信装置200と異なる。すなわち、図3の受信装置201は、移動受信のみを行う装置である。
図3の受信装置201は、図2に示した受信装置200の完全なサブセットであるため、同一の番号を付して以下説明を省略する。
〔移動受信機〕
次に、図2および図3に示した移動受信機70について詳細に説明する。図4は、移動受信機70の構成を示すブロック図である。この移動受信機70は、シンボル同期部15、移動受信向け信号抽出部8、GI除去部9、FFT部10、チャネル推定部12、チャネル等化部11、QAM復調部13およびP/S(パラレル/シリアル)変換部14を備えている。移動受信機70の入力する受信信号である時分割多重デジタル信号は2分配され、一方は移動受信向け信号抽出部8へ、他方はシンボル同期部15へそれぞれ入力される。
シンボル同期部15は、入力される時分割多重デジタル信号に含まれる移動受信向けOFDM信号と固定受信向けOFDM信号との間の境界を、移動受信向けOFDM信号に挿入されたGIに基づいて検出することで、シンボルタイミングを出力する。シンボル同期部15の出力するシンボルタイミングは3分配され、移動受信向け信号抽出部8、GI除去部9および固定受信機80(外部)へそれぞれ入力される。
移動受信向け信号抽出部8は、シンボル同期部15から入力されるシンボルタイミングに基づいて、入力される時分割多重デジタル信号のうち、移動受信向けOFDM信号に挿入されたGI期間および有効シンボル期間を抽出して出力する。移動受信向け信号抽出部8の出力する、GI期間および有効シンボル期間が抽出された移動受信向けOFDM信号は、GI除去部9へ入力される。
GI除去部9は、シンボル同期部15から入力されるシンボルタイミングに基づいて、移動受信向け信号抽出部8から入力される、GI期間および有効シンボル期間が抽出された移動受信向けOFDM信号のうち、移動受信向けOFDM信号のGI期間に相当する時間分の信号を除去し、有効シンボル期間に相当する時間分の信号を出力する。GI除去部9の出力する、移動受信向けOFDM信号のうちの有効シンボル期間に相当する時間分の信号はFFT部10へ入力される。
FFT部10は、GI除去部9から入力される、移動受信向けOFDM信号のうちの有効シンボル期間に相当する時間分の信号を、FFT処理により周波数領域信号に変換し、キャリヤシンボルを生成して出力する。FFT部10の出力するキャリヤシンボルは3分配され、チャネル等化部11およびチャネル推定部12へそれぞれ入力され、FFT出力信号として固定受信機80(外部)へ入力される。FFT部10では、例えば、固定受信向け信号よりもFFTサイズが小さい2k等のサイズにて、かつ、固定受信向け信号よりも広いキャリヤ間隔にて、時間領域信号が周波数領域信号に変換される。
チャネル推定部12は、FFT部10から入力されるOFDM信号を構成するキャリヤシンボルに多重されているパイロット信号に基づいてチャネルを推定し、チャネル情報として出力する。チャネル推定部12の出力するチャネル情報は2分配され、一方はチャネル等化部11へ、他方は固定受信機80(外部)へそれぞれ入力される。
チャネル等化部11は、FFT部10から入力されるキャリヤシンボルを、チャネル推定部12から入力されるチャネル情報で除算することによりチャネル等化を行い、等化後のキャリヤシンボルを等化器出力信号として生成し出力する。チャネル等化部11の出力する等化器出力信号は2分配され、一方はQAM復調部13へ、他方は固定受信機80(外部)へそれぞれ入力される。
QAM復調部13は、チャネル等化部11から入力される等化器出力信号をQAM復調し、パラレル信号を出力する。QAM復調部13の出力するパラレル信号はP/S変換部14へ入力される。QAM復調部13では、QAM変調部2aで用いる変調方式と同一の、例えば、固定受信向け信号よりも雑音耐性が強い、当該固定受信け信号よりもキャリヤ変調の多値数の小さいQPSK等の変調方式が用いられる。
P/S変換部14は、QAM復調部13から入力されるパラレル信号をパラレルシリアル変換し、変換したシリアル信号を移動受信向けデジタル信号として外部へ出力する。
〔シンボル同期部/移動受信機〕
次に、図4に示したシンボル同期部15について詳細に説明する。図5は、シンボル同期部15の構成を示すブロック図である。このシンボル同期部15は、遅延部16,18,19、複素共役部17、乗算部20、減算部21、加算部22、同期加算部23、振幅算出部24および最大値検出部25を備えている。シンボル同期部15の入力する受信信号である時分割多重デジタル信号は2分配され、一方は乗算部20へ、他方は遅延部16へそれぞれ入力される。
遅延部16は、入力される時分割多重デジタル信号を、移動受信向けOFDM信号の有効シンボル期間に相当する時間分だけ遅延させて出力する。遅延部16の出力する、移動受信向けOFDM信号の有効シンボル期間に相当する時間分だけ遅延された時分割多重デジタル信号は複素共役部17へ入力される。
複素共役部17は、遅延部16から入力される、移動受信向けOFDM信号の有効シンボル期間に相当する時間分だけ遅延された時分割多重デジタル信号について、その複素共役値を生成して出力する。複素共役部17の出力する複素共役値は乗算部20へ入力される。
乗算部20は、入力される時分割多重デジタル信号と複素共役部17から入力される複素共役値とを乗算し、乗算結果を相関信号として出力する。乗算部20の出力する相関信号は2分配され、一方は減算部21へ、他方は遅延部18へそれぞれ入力される。
遅延部18は、乗算部20から入力される相関信号を、移動受信向けOFDM信号のGI長に相当する時間分だけ遅延させて出力する。遅延部18の出力する遅延した相関信号は減算部21へ入力される。
減算部21は、乗算部20から入力される相関信号から、遅延部18から入力される遅延した相関信号を減算して差分を求め、その差分である減算結果を出力する。減算部21の出力する減算結果は加算部22へ入力される。
加算部22は、減算部21から入力される減算結果と遅延部19から入力される遅延した移動平均信号とを加算し、加算後の移動平均信号を出力する。加算部22の出力する移動平均信号は2分配され、一方は同期加算部23へ、他方は遅延部19にそれぞれ入力される。
遅延部19は、加算部22から入力される移動平均信号を1サンプル遅延させて出力する。遅延部19の出力する移動平均信号は加算部22へ入力される。
同期加算部23は、加算部22から入力される移動平均信号を、移動受信向けOFDM信号の有効シンボル期間およびGI期間、並びに固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間を加えた時間に相当する時間幅で同期加算して出力する。同期加算部23の出力する同期加算後の移動平均信号は振幅算出部24へ入力される。
振幅算出部24は、同期加算部23から入力される同期加算後の移動平均信号について、その振幅を算出して出力する。振幅算出部24の出力する移動平均信号の振幅は最大値検出部25へ入力される。
最大値検出部25は、振幅算出部24から入力される移動平均信号の振幅のうち、移動受信向けOFDM信号の有効シンボル期間およびGI期間、並びに固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間を加えた時間に相当する時間幅の中で、最大振幅となる移動平均信号のサンプルを検出し、そのサンプルのタイミングをシンボルタイミングとして出力する。
〔固定受信機〕
次に、図2に示した固定受信機80について詳細に説明する。図6は、固定受信機80の構成を示すブロック図である。この固定受信機80は、レプリカ除去部26、信号再構成部27、FFT部28、チャネル推定部30、チャネル等化部29、QAM復調部31およびP/S変換部32を備えている。固定受信機80の入力する等化器出力信号、FFT出力信号、チャネル情報および受信信号は、レプリカ除去部26へ入力される。
レプリカ除去部26は、入力される等化器出力信号、FFT出力信号およびチャネル情報のいずれかを用いて、移動受信向けのOFDM信号のレプリカ信号を生成する。そして、レプリカ除去部26は、生成したレプリカ信号を、入力された受信信号である時分割多重デジタル信号から減算することでレプリカ信号を除去する。レプリカ除去部26の出力する、レプリカ信号が除去された時分割多重デジタル信号(レプリカ除去信号)は、信号再構成部27へ入力される。
信号再構成部27は、入力されるシンボルタイミングに基づいて、レプリカ除去部26から入力される、レプリカ信号が除去された時間軸上の時分割多重デジタル信号から、移動受信向けOFDM信号の期間に対応する時間軸上の信号を除去し、時間軸上において固定受信向けOFDM信号のみの信号に再構成し、固定受信向けOFDM信号として出力する。信号再構成部27の出力する固定受信向けOFDM信号はFFT部28へ入力される。
FFT部28、チャネル等化部29、チャネル推定部30、QAM復調部31およびP/S変換部32の構成および動作は、図4に示した移動受信機70のFFT部10、チャネル等化部11、チャネル推定部12、QAM復調部13およびP/S変換部14の構成および動作と同一であるため、説明を省略する。
なお、FFT部28では、例えば、移動受信向け信号よりもFFTサイズが大きい8k等のサイズにて、かつ、移動受信向け信号よりも狭いキャリヤ間隔にて、時間領域信号が周波数領域信号に変換される。また、QAM復調部31では、QAM変調部2bで用いる変調方式と同一の、例えば、移動受信向け信号よりも雑音耐性が小さく、かつ移動受信向け信号よりもキャリヤ変調の多値数の大きい64QAM等の変調方式が用いられる。
〔レプリカ除去部の第1の構成〕
次に、図6に示したレプリカ除去部26の第1の構成について詳細に説明する。図7は、レプリカ除去部26の第1の構成を示すブロック図である。このレプリカ除去部26−1は、遅延部33、シンボル再生部34、IFFT部36、GI挿入部37、ヌル信号生成部38、時分割多重部40、レプリカ生成部41、減算部42、周波数特性算出部(チャネル推定部)35および遅延プロファイル推定部39を備えている。レプリカ除去部26−1の入力する受信信号である時分割多重デジタル信号は遅延部33へ入力され、FFT出力信号およびチャネル情報は周波数特性算出部35へ入力される。また、レプリカ除去部26−1の入力する等化器出力信号は2分配され、一方はシンボル再生部34へ入力され、他方は周波数特性算出部35へ入力される。
遅延部33は、入力される時分割多重デジタル信号に、レプリカ生成部41においてそれに対応するレプリカ信号が生成されるまでの演算時間(レプリカ除去部26−1が時分割多重デジタル信号を入力してから、レプリカ生成部41がそれに対応するレプリカ信号を生成するまでの演算時間)に要する時間分の遅延を加える。遅延部33の出力する遅延された時分割多重デジタル信号は減算部42へ出力される。
シンボル再生部34は、移動受信機70から入力される等化器出力信号をシンボル再生し、再生されたキャリヤシンボルを出力する。シンボル再生部34の出力する再生されたキャリヤシンボルはIFFT部36へ入力される。
IFFT部36は、シンボル再生部34から入力される再生されたキャリヤシンボルを時間領域信号に変換し、変換した時間領域信号を出力する。IFFT部36の出力する時間領域信号はGI挿入部37へ入力される。
GI挿入部37は、IFFT部36から入力される時間領域信号である有効シンボル期間信号の末尾と同一の信号を、時間領域信号の先端に付加することによりGIを挿入し、レプリカ用の移動受信向けOFDM信号として出力する。GI挿入部37の出力するレプリカ用の移動受信向けOFDM信号は、時分割多重部40へ入力される。
ヌル信号生成部38は、受信信号である時分割多重デジタル信号の期間において、固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間に相当する期間分の値をゼロとしたヌル信号を生成して出力する。ヌル信号生成部38の出力するヌル信号は時分割多重部40へ入力される。
時分割多重部40は、GI挿入部37から入力されるレプリカ用の移動受信向けOFDM信号と、ヌル信号生成部38から入力されるゼロ信号とを時間分割多重し、レプリカ用の時分割多重デジタル信号として出力する。時分割多重部40の出力するレプリカ用時分割多重デジタル信号はレプリカ生成部41へ入力される。
周波数特性算出部35は、移動受信機70から入力される等化器出力信号、FFT出力信号およびチャネル情報のうちの1つの信号または2つの信号を用いて周波数特性を算出し(チャネルを推定し)、算出した周波数特性を(チャネル情報として)出力する。周波数特性算出部35の出力する周波数特性は遅延プロファイル推定部39へ入力される。
遅延プロファイル推定部39は、周波数特性算出部35から入力される周波数特性を、その時間領域表現である遅延プロファイルに変換し、変換された遅延プロファイルを出力する。遅延プロファイル推定部39の出力する遅延プロファイルはレプリカ生成部41へ入力される。
レプリカ生成部41は、時分割多重部40から入力されるレプリカ用の時分割多重デジタル信号に対して、遅延プロファイル推定部39から入力される遅延プロファイルをフィルタ係数とするフィルタ処理を行う。すなわち、レプリカ生成部41は、送信装置100から送信され伝搬路を通過した後に受信装置200へ入力される時分割多重デジタル信号のうち、移動受信向け信号成分のレプリカ信号を生成して出力する。レプリカ生成部41の出力するレプリカ信号は減算部42へ入力される。
減算部42は、遅延部33から入力される遅延された時分割多重デジタル信号から、レプリカ生成部41から入力されるレプリカ信号を減算することで、受信信号に含まれる移動受信向け信号成分を除去する。減算部42の出力する、移動受信向け信号成分が除去された時分割多重デジタル信号(レプリカ除去信号)は信号再構成部27(外部)へ入力される。
〔レプリカ除去部の第2の構成〕
次に、図6に示したレプリカ除去部26の第2の構成について詳細に説明する。図8は、レプリカ除去部26の第2の構成を示すブロック図である。このレプリカ除去部26−2は、デジタルフィルタ部46、シンボル再生部34、IFFT部36、GI挿入部37、ヌル信号生成部38、時分割多重部40、レプリカ生成部41、減算部42、周波数特性算出部35および遅延プロファイル推定部39を備えている。
図8のレプリカ除去部26−2と図7に示したレプリカ除去部26−1とを比較すると、レプリカ除去部26−2は、遅延部33の代わりにデジタルフィルタ部46を備える点で、レプリカ除去部26−1と相違する。このため、図7に示したレプリカ除去部26−1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
デジタルフィルタ部46は、信号遅延量が図7に示した遅延部33と同一であるとともに、移動受信向けOFDM信号の帯域を制限する特性を持つようにあらかじめ設計されている。すなわち、デジタルフィルタ部46は、入力される時分割多重デジタル信号に、それに対応するレプリカ信号が生成されるまでの演算時間に要する時間からデジタルフィルタ部46自身における信号遅延量を減じた時間の遅延を加えるとともに、移動受信向けOFDM信号の帯域を制限する特性を持つフィルタ処理(例えば、sinc(シンク)関数の特性を有するフィルタ係数に基づいたフィルタ処理)を施す。デジタルフィルタ部46の出力する、遅延され、かつ帯域制限された時分割多重デジタル信号は減算部42へ入力される。
ここで、レプリカ生成部41に入力される遅延プロファイルは帯域制限されているため、実際の伝搬路とは厳密には一致せず、窓がかかった特性となっている。よって、レプリカ生成部41により生成される移動受信向け信号成分のレプリカ信号と減算部42に入力される被減算信号との間には差異が生じてしまう。そこで、デジタルフィルタ部46にて、移動受信向けOFDM信号の帯域を制限する特性を持つフィルタ処理を行うことにより、後段の減算部42に入力される2つの信号がともに帯域制限された信号となるため、両者の差異が小さくなり、受信信号に含まれる移動受信向け信号成分を精度良く除去することができる。
〔遅延プロファイル推定部〕
次に、図7および図8に示した遅延プロファイル推定部39について詳細に説明する。図9は、遅延プロファイル推定部39の構成を示すブロック図である。この遅延プロファイル推定部39は、IFFT部53および切り出し部54を備えている。
IFFT部53は、周波数特性算出部35から入力される周波数特性を、時間領域信号である遅延プロファイルに変換し、変換した遅延プロファイルを出力する。IFFT部53の出力する遅延プロファイルは切り出し部54へ入力される。
切り出し部54は、IFFT部53から入力される遅延プロファイルのうち、折り返しを除外し、有効な遅延プロファイルを切り出して出力する。切り出し部54の出力する遅延プロファイルはレプリカ生成部41(外部)へ入力される。
〔周波数特性算出部の第1の構成〕
次に、図7および図8に示した周波数特性算出部35の第1の構成について詳細に説明する。図10は、周波数特性算出部35の第1の構成を示すブロック図である。この周波数特性算出部35−1は、移動受信機70から入力されるチャネル情報を周波数特性としてそのまま出力する。周波数特性算出部35−1の出力する周波数特性は遅延プロファイル推定部39へ入力される。移動受信機70から入力される等化器出力信号およびFFT出力信号は処理されない。
なお、周波数特性算出部35−1は、シンボル補間部およびキャリヤ補間部を備えるようにしてもよい。この場合、シンボル補間部は、移動受信機70から入力されるチャネル情報をシンボル方向に補間し、シンボル補間したチャネル情報を出力する。シンボル補間部の出力するチャネル情報はキャリヤ補間部へ入力される。キャリヤ補間部は、シンボル補間部から入力されるチャネル情報をキャリヤ方向に補間し、キャリヤ補間したチャネル情報を周波数特性として出力する。キャリヤ補間部の出力する周波数特性は遅延プロファイル推定部39へ入力される。
〔周波数特性算出部の第2の構成〕
次に、図7および図8に示した周波数特性算出部35の第2の構成について詳細に説明する。図11は、周波数特性算出部35の第2の構成を示すブロック図である。この周波数特性算出部35−2は、シンボル再生部56および除算部55を備えている。
シンボル再生部56は、移動受信機70から入力される等化器出力信号をシンボル再生し、再生されたシンボルを出力する。シンボル再生部56の出力する再生シンボルは除算部55へ入力される。
除算部55は、移動受信機70から入力されるFFT出力信号を、シンボル再生部56から入力される再生シンボルで除算し、周波数特性を生成して出力する。除算部55の出力する周波数特性は遅延プロファイル推定部39へ入力される。移動受信機70から入力されるチャネル情報は処理されない。
なお、シンボル再生部56は、図7および図8に示したレプリカ除去部26−1,26−2のシンボル再生部34と同一の処理を行うものであるため、その出力信号を共通して用いればよい。
また、周波数特性算出部35−2は、さらに、シンボル補間部およびキャリヤ補間部を備えるようにしてもよい。この場合、シンボル補間部は、除算部55から入力される周波数特性(チャネル情報)をシンボル方向に補間し、シンボル補間したチャネル情報を出力する。シンボル補間部の出力するチャネル情報はキャリヤ補間部へ入力される。キャリヤ補間部は、シンボル補間部から入力されるチャネル情報をキャリヤ方向に補間し、キャリヤ補間したチャネル情報を周波数特性として出力する。キャリヤ補間部の出力する周波数特性は遅延プロファイル推定部39へ入力される。
〔信号再構成部〕
次に、図6に示した信号再構成部27について詳細に説明する。図12は、信号再構成部27の構成を示すブロック図である。この信号再構成部27は、シンボル抽出部57、遅延部58,59、シンボル加算部60および有効シンボル抽出部61を備えている。信号再構成部27の入力する、レプリカ信号が除去された時分割多重デジタル信号、およびシンボルタイミングは、シンボル抽出部57へ入力される。
シンボル抽出部57は、移動受信機70から入力されるシンボルタイミングに基づいて、レプリカ除去部26から入力される時分割多重デジタル信号(レプリカ除去信号)に対し、固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間の前後にGI長と同じ期間(GI相当期間)を付加したシンボル抽出範囲の期間を設定する。シンボル抽出部57は、レプリカ除去部26から入力される時分割多重デジタル信号(レプリカ除去信号)から、シンボル抽出範囲の期間の信号を抽出し、これを、シンボル抽出されたレプリカ除去信号として出力する。詳細については後述する。シンボル抽出部57の出力するシンボル抽出されたレプリカ除去信号は3分配され、遅延部58,59およびシンボル加算部60へそれぞれ入力される。
遅延部58は、シンボル抽出部57から入力されるシンボル抽出されたレプリカ除去信号を、時分割多重デジタル信号に含まれる固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間に相当する時間分だけ遅らせて出力する。遅延部58の出力する、固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間に相当する時間分だけ遅らせたレプリカ除去信号は、シンボル加算部60へ入力される。
遅延部59は、シンボル抽出部57から入力されるシンボル抽出されたレプリカ除去信号を、時分割多重デジタル信号に含まれる固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間の2倍に相当する時間分だけ遅らせて出力する。遅延部59の出力する、固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間の2倍に相当する時間分だけ遅らせたレプリカ除去信号は、シンボル加算部60へ入力される。
シンボル加算部60は、シンボル抽出部57から入力されるシンボル抽出されたレプリカ除去信号と、遅延部58から入力される遅延されたレプリカ除去信号と、遅延部59から入力される遅延されたレプリカ除去信号とを加算することで、固定受信向けOFDM信号を再構成し、加算結果の信号を固定受信向け再構成信号として出力する。シンボル加算部60の出力する固定受信向け再構成信号は有効シンボル抽出部61へ入力される。
有効シンボル抽出部61は、移動受信機70から入力されるシンボルタイミングに基づいて、シンボル加算部60から入力される固定受信向け再構成信号のうち、時分割多重デジタル信号に含まれる固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間に相当する信号を抽出し、再構成信号として出力する。有効シンボル抽出部61の出力する再構成信号である固定受信向けOFDM信号はFFT部28(外部)へ入力される。
〔動作原理〕
次に、本発明の実施形態による受信装置200の固定受信機80において、GIが付加されていないOFDM信号が遅延波を含む伝搬路を通過した場合であっても、正しく受信できることの動作原理について説明する。図14は、受信装置200の動作原理を示す図である。横軸は時間を示す。
図14(a)は、受信信号である時分割多重デジタル信号を示す。図14(b)は、レプリカ除去部26により移動受信向けのOFDM信号のレプリカ信号が除去された時分割多重デジタル信号であって、信号再構成部27のシンボル抽出部57によりシンボル抽出されたレプリカ除去信号を示す。図14(c)は、信号再構成部27により出力される再構成信号を示す。
図14(a)に示すように、伝搬路の遅延広がりはGI長以内であるとし、時分割多重デジタル信号は、主となるパスを通過する主波、先行波および遅延波により構成されるものとする。移動受信機70は、送信装置100から送信された時分割多重デジタル信号に含まれる移動受信向けデジタル信号を正しく受信しているものと仮定する。そうすると、図14(b)に示すように、レプリカ除去信号には、移動受信向けOFDM信号に由来する信号成分が含まれていない。
しかしながら、図14(b)の斜線部に示すように、レプリカ除去信号において、先行波および遅延波の成分が主波の有効シンボル期間の前後にはみ出している。このままでは、はみ出した部分について有効シンボル期間内の信号の連続性が確保されない。つまり、主波の有効シンボル期間の時間領域において、先行波はシンボルの後ろ、遅延波はシンボルの先頭付近において信号が欠落している。よって、有効シンボル期間の信号をFFTにより周波数領域に変換すると、キャリヤ間干渉が生じてしまう。
そこで、この問題を解決するために(有効シンボル期間において欠落した成分を補い、有効シンボル期間内の信号の不連続を解消するために)、信号再構成部27の遅延部58,59およびシンボル加算部60は、有効シンボル期間の前後のGI相当期間の信号を、有効シンボル期間の後ろと前にそれぞれ複製し、加算する。
図15は、図12に示した信号再構成部27の動作原理を示す図である。横軸は時間を示す。図14と同様に、伝搬路の遅延広がりはGI長以内であるとし、時分割多重デジタル信号は、主となるパスを通過する主波、先行波および遅延波により構成されるものとする。また、OFDM信号を示す長方形の内部に表した波形は、OFDM信号の連続性が解消されることを説明するためのものである。
図15の上段を参照して、このレプリカ除去信号は、レプリカ除去部26から入力される時分割多重デジタル信号である。シンボル抽出部57は、移動受信機70から入力されるシンボルタイミングに基づいて、レプリカ除去部26から入力される時分割多重デジタル信号(レプリカ除去信号)について、固定受信向けOFDM信号の有効シンボル長の期間を特定する。そして、シンボル抽出部57は、特定した固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間の前後にGI挿入部5が挿入するGI長と同じ期間(GI相当期間a)を付加したシンボル抽出範囲の期間を設定し、レプリカ除去信号から、シンボル抽出範囲の期間の信号を抽出し、この信号を、シンボル抽出されたレプリカ除去信号として出力する。
図15の中段を参照して、シンボル抽出部57出力信号は、シンボル抽出部57によりシンボル抽出されたレプリカ除去信号である。遅延部58出力信号は、シンボル抽出部57出力信号に対し、固定受信向けOFDM信号の有効シンボル長の期間に相当する時間分だけ遅らせたレプリカ除去信号である。遅延部59出力信号は、シンボル抽出部57出力信号に対し、固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間の2倍に相当する時間分だけ遅らせたレプリカ除去信号である。
図15の下段を参照して、シンボル加算部60出力信号は、シンボル抽出部57出力信号、遅延部58出力信号および遅延部59出力信号が時間軸に沿ってシンボル加算された信号であり、再構成された固定受信向けOFDM信号として連続した信号である。有効シンボル抽出部61出力信号は、移動受信機70から入力されるシンボルタイミングに基づいて抽出された再構成信号であり、再構成された固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間内で、連続した信号である。
これにより、図14に示したとおり、固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間の前後のGI相当期間の信号が、有効シンボル期間の後ろと前でそれぞれ複製され、有効シンボル期間内でOFDM信号の不連続が解消された再構成信号として出力される。この再構成信号は、不連続性が解消された信号であるから、後段のFFT部28においてFFTにより周波数領域信号であるキャリヤシンボルに変換してもキャリヤ間干渉は生じない。また、固定受信向けOFDM信号の有効シンボル期間内には前後のシンボルの固定受信向け信号も存在しないため、シンボル間干渉のない復調を実現することができる。
なお、図14および図15では、主波の時間軸に合わせた再構成信号が生成されるように記載されているが、実際は、遅延波の時間軸に合わせた再構成信号が生成される。
以上のように、本発明の実施形態による受信装置200によれば、送信装置100から伝搬路を介して、GIが挿入された移動受信向けOFDM信号およびGIが挿入されていない固定受信向けOFDM信号を含む時分割多重デジタル信号を受信し、移動受信機70は、時分割多重デジタル信号から、移動受信向けOFDM信号を抽出してOFDM復調するようにした。また、固定受信機80のレプリカ除去部26は、移動受信機70から等化器出力信号、FFT出力信号およびチャネル情報を入力し、これらの信号のいずれかを用いて移動受信向けのOFDM信号のレプリカ信号を生成し、レプリカ信号を時分割多重デジタル信号から減算することでレプリカ信号を除去する。そして、固定受信機80の信号再構成部27は、シンボルタイミングに基づいて、レプリカ信号が除去された時分割多重デジタル信号から、移動受信向けOFDM信号の期間に対応する信号を除去し、固定受信向けOFDM信号のみの信号に再構成し、固定受信向けOFDM信号を生成する。そして、固定受信機80は、固定受信向けOFDM信号をOFDM復調するようにした。
移動受信機70は、移動受信向けOFDM信号を抽出してOFDM復調する際に、例えば、固定受信向け信号よりもFFTサイズが小さい2k等のサイズにて、かつ固定受信向け信号よりも広いキャリヤ間隔にてFFTし、固定受信向け信号よりも雑音耐性が強く、かつ固定受信向け信号よりもキャリヤ変調の多値数の小さいQPSK等の変調方式にて復調する。また、固定受信機80は、固定受信向けOFDM信号を抽出してOFDM復調する際に、例えば、移動受信向け信号よりもFFTサイズが大きい8k等のサイズにて、かつ、移動受信向け信号よりも狭いキャリヤ間隔にてFFTし、移動受信向け信号よりも雑音耐性が小さく、かつ移動受信向け信号よりもキャリヤ変調の多値数の大きい64QAM等の変調方式にて復調する。
これにより、GIが挿入された移動受信向けOFDM信号およびGIが挿入されていない固定受信向けOFDM信号を含む時分割多重デジタル信号から、移動受信向けOFDM信号および固定受信向けOFDM信号を抽出してOFDM復調することができる。したがって、移動受信向け信号および固定受信向け信号の信号特性を考慮したモードを選択することができ、かつ、GIのオーバーヘッドが大きくなることを抑制することができ、結果として周波数利用効率を損なわない時分割多重方式の伝送を実現することが可能となる。
〔シミュレーション特性〕
次に、計算機によるシミュレーションの結果について説明する。表2は、移動受信向けデジタル信号と固定受信向けデジタル信号を多重する場合における伝送効率の一例を示したものである。伝送効率の増加の数値は、固定受信向けデジタル信号についてはモード3〜5が使用され、移動受信向けデジタル信号についてはモード1,3が使用され、GI長を126μs,63μsとした場合を示している。
Figure 0006595208
表2から、いずれの場合も伝送効率が増加しており、特に、固定受信のモードを3、移動受信のモードを1、GI長を126μsとした場合に、周波数分割多重に比べて時分割多重の伝送効率が大幅に高くなっていることがわかる。
次に、本発明の実施形態のシミュレーション特性について、計算機によるシミュレーション結果を示す。表3は、計算機シミュレーションの諸元を示したものである。この計算機によるシミュレーションは、モード対伝送効率の試算値において伝送増加率が顕著であった移動受信をモード1、固定受信をモード3、GI長を63μsとした場合(表2の最下段)について、以下の条件にて行った。
Figure 0006595208
図16は、従来法(CP−OFDM 8K)および本発明の実施形態(GMF−OFDM)の移動受信について、ビット誤り率特性を比較した図である。横軸はC/N(dB)、縦軸はBER(ビット誤り率)を示す。従来法(CP−OFDM 8K)における移動受信のモードはモード3であり、本発明の実施形態(GMF−OFDM)における移動受信のモードはモード1である。後述する図17についても同様である。
図16から、本発明の実施形態では、従来法に比べキャリヤ間隔が広いから、C/Nが略10dB以上においてBERが顕著に改善されることがわかる。
図17は、従来法(CP−OFDM 8K)および本発明の実施形態(GMF−OFDM)の移動受信について、移動速度特性を比較した図である。横軸は最大ドップラー周波数(Hz)、縦軸は受信に必要となる所要C/Nである。図17から、本発明の実施形態では、従来法に比べキャリヤ間隔が広いから、最大ドップラー周波数が略1000Hzまでにおいて所要C/Nが小さくて済むことがわかる。
図18は、従来法(CP−OFDM 8K)および本発明の実施形態(GMF−OFDM)の固定受信について、マルチパスのD/U比が10dB、遅延時間が61.5μsの場合のビット誤り率特性を比較した図である。グラフの横軸はC/N(dB)、縦軸はBER(ビット誤り率)である。従来法(CP−OFDM 8K)における固定受信のモードはモード3であり、本発明の実施形態(GMF−OFDM)における固定受信のモードもモード3である。後述する図19についても同様である。
図18から、建物等の反射によるマルチパスがある場合には、C/Nの十分高い領域では、従来法よりも本発明の実施形態の方が特性として若干劣るが、無視できる程度であることがわかる。したがって、本発明の実施形態は、従来法とほぼ同様の特性であるといえる。
図19は、従来法(CP−OFDM 8K)および本発明の実施形態(GMF−OFDM)の固定受信について、C/Nが25dB、変調方式が64QAMの場合の遅延時間特性を比較した図である。グラフの横軸はマルチパスの遅延時間(μs)、縦軸はBERの(ビット誤り率)である。
図19から、マルチパスの遅延時間が約60μs以下では、従来法と本発明の実施形態とではほとんど差がないことがわかる。したがって、本発明の実施形態は、従来法とほぼ同様の特性であるといえる。
このように、計算機によるシミュレーション結果により、(1)固定受信において、静的2波マルチパスで発生するキャンセル残差および雑音重畳により、従来法よりも若干特性が劣化するが、ほぼ同様の特性となる。(2)移動受信において、従来法よりもキャリヤ間隔が広いため、特性が改善される。(3)伝送効率については、周波数分割の場合に1.2%、時分割多重の場合に4.8%増加する効果が示された。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。前記実施形態では、送信装置100は、固定受信向けOFDM信号にGIを挿入しないようにしたが、伝送効率に影響しない範囲で、例えば、移動受信向けOFDM信号に挿入されるGIよりも短い長さのGIを挿入するようにしてもよい。具体的には、図1に示した送信装置100の構成において、IFFT部4bと時分割多重部6との間にGI挿入部を設け、当該GI挿入部は、IFFT部4bから入力される固定受信向けOFDM信号の時間領域信号の末尾と同一の信号を、時間領域信号の先頭にGIとして付加することによりGIを挿入し、固定受信向けOFDM信号として時分割多重部6へ出力する。これにより、固定受信特性をさらに改善することができる。
1a、2a S/P変換部
2a、2b QAM変調部
3a、3b パイロット信号挿入部
4a、4b、36、53 IFFT部
5、37 GI挿入部
6、40 時分割多重部
8 移動受信向け信号抽出部
9 GI除去部
10、28 FFT部
11、29 チャネル等化部
12、30 チャネル推定部
13、31 QAM復調部
14、32 P/S変換部
15 シンボル同期部
16、18、19、33,58、59 遅延部
17 複素共役部
20 乗算部
21、42 減算部
22 加算部
23 同期加算部
24 振幅算出部
25 最大値検出部
26、26−1、26−2 レプリカ除去部
27 信号再構成部
34、56 シンボル再生部
35、35−1、35−2 周波数特性算出部
38 ヌル信号生成部
39 遅延プロファイル推定部
41 レプリカ生成部
46 デジタルフィルタ部
54 切り出し部
55 除算部
57 シンボル抽出部
60 シンボル加算部
61 有効シンボル抽出部
70 移動受信機
80 固定受信機
100 送信装置
200、201 受信装置

Claims (10)

  1. 移動受信向けデジタル信号と固定受信向けデジタル信号とをそれぞれOFDM(直交周波数分割多重)変調し、前記OFDM変調された前記移動受信向けデジタル信号と前記固定受信向けデジタル信号とを時分割多重して時分割多重デジタル信号を送信する送信装置であって、
    前記移動受信向けデジタル信号をOFDM変調する第1のOFDM変調部、および、
    前記第1のOFDM変調部により変調されたOFDM信号にGI(ガードインターバル)を挿入し、前記GIが挿入され、前記固定受信向けデジタル信号とはキャリヤ間隔の異なるOFDM信号を出力するGI挿入部と、を有する移動受信向け変調部と、
    前記固定受信向けデジタル信号をOFDM変調し、前記OFDM変調された、前記移動受信向けデジタル信号とはキャリヤ間隔の異なるOFDM信号を出力する第2のOFDM変調部を有する固定受信向け変調部と、
    前記移動受信向け変調部のGI挿入部により出力された、前記GIが挿入されたOFDM信号、および、前記固定受信向け変調部の第2のOFDM変調部により出力された、GIが挿入されていないOFDM信号を時間領域で時分割多重する時分割多重部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記移動受信向け変調部の第1のOFDM変調部によりOFDM変調されるOFDM信号の多値数が、前記固定受信向け変調部の第2のOFDM変調部によりOFDM変調されるOFDM信号の多値数よりも小さい、ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記移動受信向け変調部の第1のOFDM変調部によりOFDM変調されるOFDM信号のキャリヤ間隔が、前記固定受信向け変調部の第2のOFDM変調部によりOFDM変調されるOFDM信号のキャリヤ間隔よりも広い、ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  4. 信装置により送信された時分割多重デジタル信号を受信し、前記時分割多重デジタル信号に含まれる移動受信向けデジタル信号をOFDM復調する移動受信機を備える受信装置であって、
    前記移動受信機は、
    前記時分割多重デジタル信号に含まれる、GIが挿入された前記移動受信向けデジタル信号と、GIが挿入されていない固定受信向けデジタル信号との間の境界を、前記移動受信向けデジタル信号に挿入されたGIに基づいて検出し、シンボルタイミングを出力するシンボル同期部と、
    前記シンボル同期部により出力されたシンボルタイミングに基づいて、前記時分割多重デジタル信号から前記移動受信向けデジタル信号を抽出する移動受信向け信号抽出部と、
    前記移動受信向け信号抽出部により抽出された移動受信向けデジタル信号から、前記GIを除去し有効シンボルを抽出するGI除去部と、
    前記GI除去部により抽出された移動受信向けデジタル信号の有効シンボルをFFT(高速フーリエ変換)して周波数領域の信号に変換し、キャリヤシンボルを出力するFFT部と、
    前記FFT部により出力されたキャリヤシンボルに基づいて、前記送信装置から当該受信装置までのチャネルを推定し、前記推定したチャネルをチャネル情報として出力するチャネル推定部と、
    前記FFT部により出力されたキャリヤシンボルを、前記チャネル推定部により出力されたチャネル情報で除算し、チャネル等化を行うチャネル等化部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  5. 信装置により送信された時分割多重デジタル信号を受信し、前記時分割多重デジタル信号に含まれる移動受信向けデジタル信号をOFDM復調する移動受信機と、前記時分割多重デジタル信号に含まれる固定受信向けデジタル信号をOFDM復調する固定受信機と、を備える受信装置であって、
    前記移動受信機は、
    前記時分割多重デジタル信号に含まれる、GIが挿入された前記移動受信向けデジタル信号と、GIが挿入されていない固定受信向けデジタル信号との間の境界を、前記移動受信向けデジタル信号に挿入されたGIに基づいて検出し、シンボルタイミングを出力するシンボル同期部と、
    前記シンボル同期部により出力されたシンボルタイミングに基づいて、前記時分割多重デジタル信号から前記移動受信向けデジタル信号を抽出する移動受信向け信号抽出部と、
    前記移動受信向け信号抽出部により抽出された移動受信向けデジタル信号から、前記GIを除去し有効シンボルを抽出するGI除去部と、
    前記GI除去部により抽出された移動受信向けデジタル信号の有効シンボルをFFTして周波数領域の信号に変換し、キャリヤシンボルを出力するFFT部と、
    前記FFT部により出力されたキャリヤシンボルに基づいて、前記送信装置から当該受信装置までのチャネルを推定し、前記推定したチャネルをチャネル情報として出力するチャネル推定部と、
    前記FFT部により出力されたキャリヤシンボルを、前記チャネル推定部により出力されたチャネル情報で除算し、チャネル等化を行い等化信号を出力するチャネル等化部と、
    を備え、
    前記固定受信機は、
    前記時分割多重デジタル信号に含まれる前記移動受信向けデジタル信号のレプリカを除去するレプリカ除去部と、
    前記レプリカ除去部によりレプリカが除去された時分割多重デジタル信号から、前記移動受信向けデジタル信号の期間に対応する信号を除去し、前記固定受信向けデジタル信号に再構成する信号再構成部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  6. 前記固定受信機のレプリカ除去部は、
    前記移動受信機のチャネル等化部によりチャネル等化されたキャリヤシンボルをシンボル再生するシンボル再生部と、
    前記シンボル再生部によりシンボル再生されたキャリヤシンボルをIFFT(逆高速フーリエ変換)して時間領域の信号に変換するIFFT部と、
    前記IFFT部により変換された時間領域の信号にGIを挿入するGI挿入部と、
    前記時分割多重デジタル信号の期間における前記固定受信向けデジタル信号の期間に相当する時間分の値をゼロとしたヌル信号を生成するヌル信号生成部と、
    前記GI挿入部によりGIが挿入された時間領域の信号と前記ヌル信号生成部により生成されたヌル信号とを時分割多重し、時分割多重信号を出力する時分割多重部と、
    前記送信装置から当該受信装置までの周波数特性を算出し、前記算出した周波数特性をチャネル情報として出力する周波数特性算出部と、
    前記周波数特性算出部により出力されたチャネル情報から遅延プロファイルを求める遅延プロファイル推定部と、
    前記遅延プロファイル推定部により求められた遅延プロファイルをフィルタ係数とし、前記時分割多重部により出力された時分割多重信号をフィルタ処理し、レプリカを生成するレプリカ生成部と、
    前記時分割多重デジタル信号を入力してから、前記レプリカ生成部により前記レプリカが生成されるまでの期間だけ、前記時分割多重デジタル信号を遅延させる遅延部と、
    前記遅延部により遅延された時分割多重デジタル信号から、前記レプリカ生成部により生成されたレプリカを減算する減算部と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記遅延部の代わりにデジタルフィルタ部を備え、
    前記デジタルフィルタ部は、
    前記時分割多重デジタル信号を入力してから、前記レプリカ生成部により前記レプリカが生成されるまでの期間の遅延時間と同一となるように、かつsinc(シンク)関数の特性を有するフィルタ係数に基づいたフィルタ処理を行う、ことを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
  8. 前記レプリカ除去部の周波数特性算出部は、
    前記移動受信機のチャネル推定部により出力されたチャネル情報を、OFDM信号のシンボル方向に補間して出力するシンボル補間部と、
    前記シンボル補間部により出力されたチャネル情報を、キャリヤ方向に補間して出力するキャリヤ補間部と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
  9. 前記レプリカ除去部の周波数特性算出部は、
    前記移動受信機のチャネル等化部により出力された等化信号をシンボル再生し、再生シンボルを出力シンボル再生部と、
    前記時分割多重デジタル信号に含まれるパイロット信号を、前記シンボル再生部により出力された再生シンボルで除算し、除算結果をチャネル情報として出力する除算器と、
    前記除算器により出力されたチャネル情報を、OFDM信号のシンボル方向に補間して出力するシンボル補間部と、
    前記シンボル補間部により出力されたチャネル情報を、キャリヤ方向に補間して出力するキャリヤ補間部と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
  10. 前記固定受信機の信号再構成部は、
    前記時分割多重デジタル信号に含まれる前記移動受信向けデジタル信号と固定受信向けデジタル信号との間の境界から検出されたシンボルタイミングに基づいて、前記レプリカ除去部によりレプリカが除去された時分割多重デジタル信号について、前記固定受信向けデジタル信号の有効シンボル期間の前後にGI相当期間を付加したシンボル抽出範囲の期間を設定し、前記レプリカが除去された時分割多重デジタル信号から、前記シンボル抽出範囲の期間の信号をレプリカ除去信号として抽出するシンボル抽出部と、
    前記シンボル抽出部により抽出されたレプリカ除去信号を、前記時分割多重デジタル信号に含まれる前記固定受信向けデジタル信号の時間分遅延させて出力する第1の遅延部と、
    前記シンボル抽出部により抽出されたレプリカ除去信号を、前記時分割多重デジタル信号に含まれる前記固定受信向けデジタル信号の2倍の時間分遅延させて出力する第2の遅延部と、
    前記シンボル抽出部により抽出されたレプリカ除去信号と、前記第1の遅延部により出力されたレプリカ除去信号と、前記第2の遅延部により出力されたレプリカ除去信号とを加算し、加算信号を出力する加算部と、
    前記シンボルタイミングに基づいて、前記加算部により出力された加算信号のうち、前記時分割多重デジタル信号に含まれる前記固定受信向けデジタル信号の有効シンボル期間に相当する信号を、前記再構成した固定受信向けデジタル信号として抽出する有効シンボル抽出部と、
    を備えたことを特徴とする請求項5から9までのいずれか一項に記載の受信装置。
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