JP6594727B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネル付ディスプレイを備えた内視鏡に関する。
従来、内視鏡、光源、ビデオプロセッサ(映像信号処理装置)、及びモニタ等を一体として構成した携帯型内視鏡(所謂モバイル内視鏡)が知られている(例えば特許文献1参照)。携帯型内視鏡は、バッテリーを備えてスタンドアローンで使用することができることから、電源コンセントへの接続や他の機器(周辺機器)との接続が基本的に不要である。従って、例えば病院内の手術室、病棟、ICU(Intensive Care Unit)、救急部門等といった多岐にわたる場所に持ち運んでそのまま使用することができる。
近年においては、携帯型内視鏡の更なる操作性向上の観点から、モニタの代わりに、表示機能と操作機能とを兼ね備えたタッチパネル付ディスプレイの採用が望まれている。
特開2013−17785号公報
しかしながら、携帯型内視鏡において、モニタの代わりにタッチパネル付ディスプレイを採用する場合には、次のような課題がある。
タッチパネルに対する、不意の接触、外乱の影響(例えば電気メス等による電磁波の影響等)、及び液体等の異物の付着等によって、タッチパネルに対するユーザ(医師等)の意図しない操作が検出されてしまい、ユーザの意図しない動作が行われてしまう虞がある。内視鏡検査中にそれが行われてしまうと、内視鏡検査の進行が妨げられる虞がある。
本発明は、上記実情に鑑み、内視鏡検査中に、タッチパネルに対するユーザの意図しない操作の検出を無効にすることができる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、被検体を撮像する撮像素子と、前記撮像素子により撮像された被検体の画像を表示可能な表示部と、前記表示部に設けられたタッチパネルと、前記タッチパネルに対する操作を検出する検出部と、第1の動作モード又は第2の動作モードを設定する第1の設定部と、前記第1の設定部により設定される動作モードに応じて、前記検出部により検出される操作を有効又は無効に設定する第2の設定部と、を備え、前記第2の設定部は、前記第1の設定部により前記第1の動作モードが設定された場合には、前記検出部により検出される全ての操作又は特定操作以外の操作を無効に設定し、前記第1の設定部により前記第2の動作モードが設定された場合には、前記検出部により検出される全ての操作を有効に設定し、前記第1の設定部は、前記検出部による前記特定操作の検出に応じて、前記第2の動作モードを設定する、内視鏡を提供する。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記特定操作は、前記タッチパネルに対する所定時間以上のタッチ操作である、内視鏡を提供する。
本発明の第の態様は、第1又は2の態様において、メカニカルスイッチを更に備え、前記第1の設定部は、前記メカニカルスイッチに対する所定時間以上の押下操作に応じて、前記第2の動作モードを設定する、内視鏡を提供する。
本発明の第の態様は、第の態様において、前記メカニカルスイッチに対する所定時間未満の押下操作が行われる場合には、前記押下操作が開始した時点に第1の機能を実行すると共に、前記押下操作が終了した時点に第2の機能を実行し、前記メカニカルスイッチに対する所定時間以上の押下操作が行われる場合には、前記押下操作が開始した時点に前記第1の機能を実行すると共に、前記押下操作が開始してから所定時間経過した時点に前記第1の機能の実行結果を破棄すると共に前記第1の設定部が前記第2の動作モードを設定する、内視鏡を提供する。
本発明の第の態様は、第1乃至第のいずれか1つの態様において、外部装置と無線通信を行う無線通信部を更に備え、前記第1の設定部により前記第1の動作モードが設定された場合には、前記無線通信部の機能をオフし、前記第1の設定部により前記第2の動作モードが設定された場合には、前記無線通信部の機能をオンする、内視鏡を提供する。
本発明の第の態様は、第1乃至第のいずれか1つの態様において、前記表示部は、当該内視鏡の異常を報知する警告表示を行う際に、前記異常の報知優先度が相対的に高い場合には前記警告表示を前記第1の動作モード中及び前記第2の動作モード中に行い、前記異常の報知優先度が相対的に低い場合には前記警告表示を前記第2の動作モード中のみに行う、内視鏡を提供する。
本発明の第の態様は、第1乃至第のいずれか1つの態様において、前記第1の動作モードは、観察モードであり、前記第2の動作モードは、非観察モードである、内視鏡を提供する。
本発明によれば、内視鏡検査中に、タッチパネルに対するユーザの意図しない操作の検出を無効にすることができる、という効果を奏する。
第1の実施形態に係る内視鏡の外観構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る内視鏡のシステム構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る内視鏡の状態遷移例を示す図である。 第1の実施形態に係るLCDの画面遷移例を示す図である。 第2の実施形態に係る内視鏡の状態遷移例を示す図である。 第2の実施形態に係るLCDの画面遷移例を示す図である。 第3の実施形態に係る内視鏡の状態遷移例を示す図である。 第4の実施形態に係る内視鏡において、静止画撮影モード中にレリーズボタンが押下されたときに行われる動作の一例を示すタイミングチャートである。 第4の実施形態に係る内視鏡において、動画撮影モード中にレリーズボタンが押下されたときに行われる動作の一例を示すタイミングチャートである。 第4の実施形態に係る内視鏡において、撮影モードボタンが押下されたときに行われる動作の一例を示すタイミングチャートである。 第5の実施形態に係る内視鏡のシステム構成例を示す図である。 第5の実施形態に係る内視鏡の動作の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態の変形例に係る内視鏡の動作の一例を示すフローチャートである。 第6の実施形態に係る内視鏡において、動作モードの設定(動作モードの遷移)に応じて行われる表示動作の一例を示すフローチャートである。 異常の報知優先度が相対的に高い場合に、図14のS53で警告表示が行われるLCDの表示画面例を示す図である。 異常の報知優先度が相対的に低い場合に、図14のS53で警告表示が行われるLCDの表示画面例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡は、例えば医療機関(病院等)での内視鏡検査に使用される携帯型内視鏡である。
図1は、本実施形態に係る内視鏡の外観構成例を示す図である。
図1に示したように、本実施形態に係る内視鏡1は、上部にタッチパネル付LCD(Liquid Crystal Display)2及び電源ボタン3等が設けられ、中央部に撮影モードボタン4及びレリーズボタン5等が設けられ、下部に挿入部6等が設けられる。
タッチパネル付LCD2は、観察画像や各種の情報等を表示するモニタとしての機能と、ユーザ(医師等)からの各種の指示操作を受け付ける操作部としての機能を有する。
電源ボタン3は、内視鏡1の電源をオン又はオフする指示を行うためのボタンである。
撮影モードボタン4は、撮影モードの切り替え指示等を行うためのボタンである。より詳しくは、静止画撮影モードから動画撮影モードへの切り替え指示、又は、動画撮影モードから静止画撮影モードへの切り替え指示等を行うためのボタンである。
レリーズボタン5は、静止画撮影モード中の静止画撮影指示、又は、動画撮影モード中の動画撮影開始指示あるいは動画撮影終了指示等を行うためのボタンである。
なお、電源ボタン3、撮影モードボタン4、及びレリーズボタン5の各ボタンは、メカニカルスイッチである。
挿入部6は、内視鏡1において、被検体となる体腔内の被検部位に挿入される部分であり、硬質な先端部分とその他の軟質な部分(軟性部)からなる。
図2は、本実施形態に係る内視鏡1のシステム構成例を示す図である。
図2に示したように、内視鏡1は、光源21、照明光学系22、対物光学系23、撮像素子24、映像信号処理部25、LCD制御部26、タッチパネル付LCD2(LCD27、タッチパネル28)、操作検出部29、操作部30、給電制御部31、バッテリー32、記録媒体33、及びメイン制御部34を含む。
光源21は、例えば半導体光源であって、メイン制御部34の制御の下に、照明光を出射する。
照明光学系22は、光源21から出射された照明光を、図示しないライトガイドファイバを介して導光し、被写体(被検体となる体腔内の被検部位)に照明する。
対物光学系23は、被写体からの反射光を、図示しないイメージガイドファイバを介して導光し、撮像素子24の撮像面に結像させる。
撮像素子24は、CCD(Charge-Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサであって、メイン制御部34の制御の下に、撮像面に結像されている被写体像(被写体からの反射光)を電気信号である映像信号に変換する。
映像信号処理部25は、メイン制御部34の制御の下に、撮像素子24により得られた映像信号に対して所定の処理を行う。
LCD制御部26は、メイン制御部34の制御の下に、タッチパネル付LCD2のLCD27を制御して各種の表示をLCD27に行わせる。
タッチパネル付LCD2は、LCD27とタッチパネル28を含み、LCD27上にタッチパネル28が設けられた構成を有する。
LCD27は、LCD制御部26の制御の下に、各種の表示を行う。例えば、LCD27は、映像信号処理部25により処理された映像信号に応じた映像(静止画、動画)、各種の情報、及び操作ボタン等を表示する。
タッチパネル28は、メイン制御部34の制御の下に駆動し、ユーザからの各種の指示操作を受け付ける。
操作検出部29は、タッチパネル28に対するユーザの操作を検出する。
操作部30は、電源ボタン3、撮影モードボタン4、及びレリーズボタン5を含み、ユーザからの各種の指示操作を受け付ける。
給電制御部31は、メイン制御部34の制御の下に、バッテリー32から供給される電力を内視鏡1の各部へ供給する。なお、バッテリー32は、例えば二次電池である。
記録媒体33は、映像信号処理部25により処理された映像信号に応じた映像(静止画、動画)、及び各種の情報等を記録する。
メイン制御部34は、内視鏡1の全体動作を制御する。例えば、メイン制御部34は、操作部30により受け付けられた操作に応じた処理や、操作検出部29により検出された操作に応じた処理の実行を制御する。また、例えば、メイン制御部34は、詳しくは後述するように、操作部30により受け付けられた所定のボタン押下操作、又は、操作検出部29により検出された所定の操作に応じて、動作モードを観察モード又は非観察モードに設定する。また、例えば、メイン制御部34は、設定した動作モードに応じて、操作検出部29により検出される操作を有効又は無効に設定する。より詳しくは、メイン制御部34は、動作モードを観察モードに設定した場合には、操作検出部29により検出される全ての操作又は特定操作以外の操作を無効に設定し、動作モードを非観察モードに設定した場合には、操作検出部29により検出される全ての操作を有効に設定する。
なお、上述のように構成された内視鏡1は、次のように構成してもよい。
内視鏡1は、撮影機能が一体として構成されたものであるが、その撮影機能をカメラ部として着脱自在に構成してもよい。この場合、内視鏡1は、例えば、接眼部を備えた内視鏡に、カメラ部が、その接眼部に対して着脱自在に構成されるものであってもよい。また、この場合、その接眼部を備えた内視鏡は、例えば、光ファイバーによって光学像を伝送するファイバースコープであってもよいし、リレーレンズによって光学像を伝送する硬性鏡であってもよい。
また、被写体への照明光の照明方式は、同時式又は面順次式等としてもよい。ここで、同時式とは、白色光を被写体に照明する方式であり、面順次式とは、異なる波長帯域の光(異なる色成分の光)を時系列に順次照明する方式である。
また、光源21は、例えば、挿入部6の先端部分に設けられるようにしてもよい。
また、光源21は、例えば、白色光を出射する白色LED(Light Emitting Diode)、夫々が異なる波長帯域(R、G、B等)の光を出射する複数のLEDを用いて各LEDから出射される光の合波により所望の色調の照明光を得るようにしたもの、又はレーザ光源等としてもよい。
また、撮像素子24は、例えば、挿入部6の先端部分に設けられるようにしてもよい。
また、タッチパネル28の検出方式は、例えば、静電容量方式、抵抗膜方式、超音波表面弾性波方式、光学方式(赤外線光学イメージング方式)、又は電磁誘導方式等の検出方式であってもよい。なお、静電容量方式のタッチパネルは、例えば電磁波等の外乱の影響により操作の誤検出が行われ得ることが知られている。また、抵抗膜方式のタッチパネルは、例えば液体等の異物付着により操作の誤検出が行われ得ることが知られている。
また、記録媒体33は、内視鏡1に内蔵される構成としてもよいし、内視鏡1に対して着脱自在の構成としてもよい。後者の場合には、記録媒体33を、例えば、内視鏡1に対して着脱自在のSDカードやUSB( Universal Serial Bus )メモリ等として構成してもよい。
また、バッテリー32は、内視鏡1に内蔵される構成としてもよいし、内視鏡1に対して着脱自在の構成としてもよい。
また、上述のように構成された内視鏡1において、撮像素子24は、被検体を撮像する撮像素子の一例である。LCD27は、撮像素子により撮像された被検体の画像を表示可能な表示部の一例である。タッチパネル28は、表示部に設けられたタッチパネルの一例である。操作検出部29は、タッチパネルに対する操作を検出する検出部の一例である。メイン制御部34の一部の機能は、第1の動作モード又は第2の動作モードを設定する第1の設定部の一例である。メイン制御部34の他の一部の機能は、第1の設定部により設定される動作モードに応じて、検出部により検出される操作を有効又は無効に設定する第2の設定部の一例である。
次に、本実施形態に係る内視鏡1の動作の一例を、図3及び図4を用いて説明する。
図3は、内視鏡1の状態遷移例を示す図である。図4は、LCD27の画面遷移例を示す図である。
図3に示したように、内視鏡1の電源がオフされた状態(S1)であるときに電源ボタン3が押下されると(S2)、内視鏡1の電源がオンし、メイン制御部34は、動作モードを非観察モードに設定し、それに伴って操作検出部29により検出される全ての操作を有効に設定する。これにより、内視鏡1は、電源がオフされた状態(S1)から、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(S3)に遷移する。また、このときのLCD27の表示画面は、図4に示した非観察画面41となる。
非観察画面41には、映像信号処理部25により処理された映像信号に応じた映像411と共に、操作ボタンとして設定ボタン412及び開始ボタン413が表示される。なお、このときの映像411は、非観察モード中(即ち非観察時)の映像である。設定ボタン412は、設定画面42の表示を指示するためのボタンである。開始ボタン413は、観察開始(検査開始)を指示するためのボタンであり、レリーズボタン5と同様の機能を有する。ここで、例えばユーザが設定ボタン412に対するタッチ操作(設定ボタン412に対応するタッチパネル28上の領域に対するタッチ操作)を行うと、LCD27の表示画面は、非観察画面41から設定画面42に遷移する。
設定画面42には、操作ボタンとして、内視鏡1に対する各種の設定を指示するための複数の設定ボタン421(421a、421b、421c)が表示され、ユーザは所望の設定ボタン421に対するタッチ操作(設定ボタン421に対応するタッチパネル28上の領域に対するタッチ操作)を行うことによって、所望の設定を指示することができる。そして、それが終了すると、LCD27の表示画面は、設定画面42から非観察画面41に遷移する(戻る)。
一方、図3に示したように、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(S3)であるときに、レリーズボタン5の押下、又は、図4に示した非観察画面41に表示されている開始ボタン413に対するタッチ操作(開始ボタン413に対応するタッチパネル28上の領域に対するタッチ操作)が行われると(S4)、メイン制御部34は、動作モードを観察モードに設定し、それに伴って操作検出部29により検出される全ての操作を無効に設定する。これにより、内視鏡1は、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(S3)から、タッチパネル28に対する操作を受け付け不可能な状態(S5)に遷移する。また、このときに、LCD27の表示画面は、図4に示したように、非観察画面41から観察画面43に遷移する。
観察画面43には、映像信号処理部25により処理された映像信号に応じた映像431のみが表示され、非観察画面41に表示されていた操作ボタンは表示されない。なお、このときの映像431は、観察モード中(即ち観察時)の映像である。
また、図3に示したように、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(S3)であるときに電源ボタン3が押下された場合や(S6)、タッチパネル28に対する操作を受け付け不可能な状態(S5)であるときに電源ボタン3が押下された場合には(S7)、内視鏡1の電源がオフし、内視鏡1は電源がオフされた状態(S1)に戻る。
以上のように、本実施形態に係る内視鏡1によれば、観察モード中(観察中(検査中))は、操作検出部29により検出される全ての操作が無効とされるので、観察モード中のタッチパネル28に対する全ての操作を無効とすることができる。従って、観察モード中に、タッチパネル28対する、不意の接触、外乱の影響(例えば内視鏡1と共に使用される電気メス等による電磁波の影響等)、及び液体等の異物の付着等によって、ユーザの意図しない操作が検出されることはなく、ユーザの意図しない動作が行われる虞はない。その結果、ユーザの意図しない動作により内視鏡検査の進行が妨げられる虞はない。
また、非観察モード中のLCD27の表示画面(図4の非観察画面41及び設定画面42参照)では、操作ボタンを表示してユーザからの指示操作を受け付け可能とすることで、内視鏡1の操作性を向上させることができる。
また、観察モード中のLCD27の表示画面(図4の観察画面43参照)では、操作ボタンを非表示とすることで、操作ボタンが画像観察を妨げる虞はなく、ユーザは、観察(検査)に集中することができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態に係る内視鏡は、第1の実施形態に係る内視鏡1の動作(図3に示した内視鏡1の状態遷移及び図4に示したLCD27の画面遷移)を、次のように変形したものである。
図5は、第2の実施形態に係る内視鏡1の状態遷移例を示す図である。図6は、第2の実施形態に係るLCD27の画面遷移例を示す図である。
図5に示したように、第2の実施形態に係る内視鏡1では、タッチパネル28に対する操作を受け付け不可能な状態(S5)であるときに、撮影モードボタン4又はレリーズボタン5に対する所定時間以上の押下操作(「長押し」)が行われると(S11)、メイン制御部34は、動作モードを非観察モードに設定し、それに伴って操作検出部29により検出される全ての操作を有効に設定する。これにより、内視鏡1は、タッチパネル28に対する操作を受け付け不可能な状態(S5)から、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(S3)に遷移する(戻る)。また、このときに、LCD27の表示画面は、図6に示したように、観察画面43から非観察画面41に遷移する(戻る)。
その他の動作については、第1の実施形態に係る内視鏡1と同様である。
以上のように、第2の実施形態に係る内視鏡1によれば、第1の実施形態に係る内視鏡1と同様の効果が得られることに加え、内視鏡1の電源をオンさせたままで、タッチパネル28に対する操作を受け付け不可能な状態(S5)から、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(S3)に遷移させる(戻る)ことができる。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態に係る内視鏡は、第2の実施形態に係る内視鏡1の動作(図5に示した内視鏡1の状態遷移)を、次のように変形したものである。
図7は、第3の実施形態に係る内視鏡1の状態遷移例を示す図である。
図7に示したように、第3の実施形態に係る内視鏡1では、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(S3)であるときに、レリーズボタン5の押下、又は、非観察画面41(図6参照)に表示されている開始ボタン413に対するタッチ操作が行われると(S4)、メイン制御部34は、動作モードを観察モードに設定し、それに伴って操作検出部29により検出される特定操作以外の操作を無効に設定する。
なお、特定操作は、タッチパネル28対する、不意の接触、外乱の影響(例えば内視鏡1と共に使用される電気メス等による電磁波の影響等)、及び液体等の異物の付着等によって誤検出される操作とは異なる操作とされる。その観点から、第3の実施形態では、特定操作を、タッチパネル28に対する所定時間以上のタッチ操作(「タッチパネル長押し」)とする。但し、特定操作は、これに限らず、例えば、ユーザにより予め登録された操作(タッチパネル28にタッチしながら所望の軌跡を描く操作等)としてもよい。
これにより、内視鏡1は、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(S3)から、タッチパネル28に対する操作(但し、特定操作を除く)を受け付け不可能な状態(S21)に遷移する。また、このときに、LCD27の表示画面は、非観察画面41から観察画面43に遷移する(図6参照)。
タッチパネル28に対する操作(但し、特定操作を除く)を受け付け不可能な状態(S21)であるときに、タッチパネル28に対する特定操作が行われると(S22)、メイン制御部34は、動作モードを非観察モードに設定し、それに伴って操作検出部29により検出される全ての操作を有効に設定する。これにより、内視鏡1は、タッチパネル28に対する操作(但し、特定操作を除く)を受け付け不可能な状態(S21)から、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(S3)に遷移する(戻る)。また、このときに、LCD27の表示画面は、観察画面43から非観察画面41に遷移する(戻る)(図6参照)。
また、タッチパネル28に対する操作(但し、特定操作を除く)を受け付け不可能な状態(S21)であるときに電源ボタン3が押下された場合には(S7)、内視鏡1の電源がオフし、内視鏡1は電源がオフされた状態(S1)に戻る。
その他の動作については、第2の実施形態に係る内視鏡1と同様である。
以上のように、第3の実施形態に係る内視鏡1によれば、撮影モードボタン4又はレリーズボタン5の長押しの代わりにタッチパネル28に対する特定操作を行うことで、第2の実施形態に係る内視鏡1と同様に、内視鏡1の電源をオンさせたままで、タッチパネル28に対する操作(但し、特定操作を除く)を受け付け不可能な状態(S21)から、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(S3)に遷移させる(戻る)ことができる。
なお、第3の実施形態に係る内視鏡1は、第2の実施形態に係る内視鏡1と同様に、撮影モードボタン4又はレリーズボタン5の長押しを行うことによっても、内視鏡1の電源をオンさせたままで、タッチパネル28に対する操作(但し、特定操作を除く)を受け付け不可能な状態(S21)から、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(S3)に遷移する(戻る)ように変形してもよい。この場合は、タッチパネル28に対する特定操作、又は、撮影モードボタン4あるいはレリーズボタン5の長押しを行うことによって、内視鏡1の電源をオンさせたままで、タッチパネル28に対する操作(但し、特定操作を除く)を受け付け不可能な状態(S21)から、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(S3)に遷移させる(戻る)ことができる。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態に係る内視鏡は、第2の実施形態に係る内視鏡1の動作(図5に示した内視鏡1の状態遷移)において、タッチパネル28に対する操作を受け付け不可能な状態(S5)であるときに、撮影モードボタン4又はレリーズボタン5が押下された場合に、次のような動作を行うようにしたものである。
図8は、静止画撮影モード中にレリーズボタン5が押下されたときに行われる動作の一例を示すタイミングチャートである。図9は、動画撮影モード中にレリーズボタン5が押下されたときに行われる動作の一例を示すタイミングチャートである。図10は、撮影モードボタン4が押下されたときに行われる動作の一例を示すタイミングチャートである。
なお、図8、図9、及び図10において、「長押し検出信号」は、所定時間以上のボタン押下(長押し)を検出するための信号であって、撮影モードボタン4又はレリーズボタン5の押下開始を検出してから所定時間経過するまでの間のみ“H”になり、それ以外では“L”になる信号である。「ボタン短押し時ボタン信号」は、撮影モードボタン4又はレリーズボタン5が所定時間未満押下されたときのボタン信号である。「ボタン長押し時ボタン信号」は、撮影モードボタン4又はレリーズボタン5が所定時間以上押下されたときのボタン信号である。なお、ボタン信号は、撮影モードボタン4又はレリーズボタン5が押下されている間のみ“L”になり、それ以外では“H”になる信号である。
図8に示したように、静止画撮影モード中のレリーズボタン5の押下が、所定時間未満のボタン押下(短押し)であった場合には、「レリーズボタン短押し時ボタン信号」に示したように、ボタン押下が開始した時点に、静止画撮影処理の前半処理(静止画記録用データを内部メモリ(例えばメイン制御部34内のメモリ)に一時記録する処理)を開始し、ボタン押下が終了した時点に、静止画撮影処理の後半処理(内部メモリに一時記録された静止画記録用データを記録媒体33に記録する処理)を開始する。なお、静止画撮影処理の前半処理は第1の機能の一例であり、静止画撮影処理の後半処理は第2の機能の一例である。
一方、静止画撮影モード中のレリーズボタン5の押下が、所定時間以上のボタン押下(長押し)であった場合には、「レリーズボタン長押し時ボタン信号」に示したように、ボタン押下が開始した時点に、上述の静止画撮影処理の前半処理を開始し、所定時間経過した時点(「長押し検出信号」が“H”から“L”になった時点)に、静止画撮影処理の前半処理の処理結果を破棄すると共に、メイン制御部34が、動作モードを非観察モードに設定してタッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態にする。なお、静止画撮影処理の前半処理の処理結果を破棄するとは、例えば、内部メモリに一時記録された静止画記録用データを削除又は無効にすることをいう。また、この場合には、静止画撮影処理の後半処理は行われない。
図9に示したように、動画撮影モード中の動画撮影開始指示としてのレリーズボタン5の押下が、所定時間未満のボタン押下(短押し)であった場合には、「レリーズボタン短押し時ボタン信号」に示したように、ボタン押下が開始した時点に、動画撮影開始処理の前半処理(記録媒体33への動画記録用データの記録を開始する処理)を開始し、ボタン押下が終了した時点に、動画撮影開始処理の後半処理(記録媒体33にファイル作成情報を記録し、動画記録用データがファイルとして記録媒体33に記録されるようにする処理)を開始する。なお、動画撮影開始処理の前半処理は第1の機能の一例であり、動画撮影開始処理の後半処理は第2の機能の一例である。動画記録用データは、公知の種々のコンテナフォーマット・動画圧縮方式を採用し得る。例えば、コンテナフォーマットとしてMP4フォーマットを用い、動画圧縮方式としてH.264を用いるものでもよい。
一方、動画撮影モード中の動画撮影開始指示としてのレリーズボタン5の押下が、所定時間以上のボタン押下(長押し)であった場合には、「レリーズボタン長押し時ボタン信号」に示したように、ボタン押下が開始した時点に、上述の動画撮影開始処理の前半処理を開始し、所定時間経過した時点(「長押し検出信号」が“H”から“L”になった時点)に、動画撮影開始処理の前半処理の処理結果を破棄すると共に、メイン制御部34が、動作モードを非観察モードに設定してタッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態にする。なお、動画撮影開始処理の前半処理の処理結果を破棄するとは、例えば、記録媒体33に記録された動画記録用データを削除又は無効にすることをいう。また、この場合には、動画撮影開始処理の後半処理は行われない。
図10に示したように、撮影モードボタン4の押下が、所定時間未満のボタン押下(短押し)であった場合には、「撮影モードボタン短押し時ボタン信号」に示したように、ボタン押下が開始した時点に、撮影モード切り替え処理の前半処理(撮影モードを切り替える処理)を開始し、ボタン押下が終了した時点に、撮影モード切り替え処理の後半処理(切り替えた撮影モードを確定する処理)を開始する。なお、撮影モード切り替え処理の前半処理は第1の機能の一例であり、撮影モード切り替え処理の後半処理は第2の機能の一例である。
一方、撮影モードボタン4の押下が、所定時間以上のボタン押下(長押し)であった場合には、「撮影モードボタン長押し時ボタン信号」に示したように、ボタン押下が開始した時点に、上述の撮影モード切り替え処理の前半処理を開始し、所定時間経過した時点(「長押し検出信号」が“H”から“L”になった時点)に、撮影モード切り替え処理の前半処理の処理結果を破棄すると共に、メイン制御部34が、動作モードを非観察モードに設定してタッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態にする。なお、撮影モード切り替え処理の前半処理の処理結果を破棄するとは、その前半処理により切り替えられた撮影モードを切り替え前の状態に戻すことをいう。また、この場合には、撮影モード切り替え処理の後半処理は行われない。
以上のように、第4の実施形態に係る内視鏡1によれば、タッチパネル28に対する操作を受け付け不可能な状態(図5のS5)であるときに、撮影モードボタン4又はレリーズボタン5の短押しを行うことによって、本来の操作ボタンとしての指示機能(例えば撮影モードボタン4における撮影モードの切り替え指示機能)を実現することができると共に、撮影モードボタン4又はレリーズボタン5の長押しを行うことによって、タッチパネル28に対する操作を受け付け可能な状態(図5のS3)へ遷移させる指示機能をも実現することができる。
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態に係る内視鏡は、第1乃至第4のいずれか1つの実施形態に係る内視鏡1おいて、更に、無線通信機能を備えるようにしたものである。
図11は、第5の実施形態に係る内視鏡1のシステム構成例を示す図である。
図11に示したように、第5の実施形態に係る内視鏡1は、外部装置との間で無線通信を行う無線通信部35を更に含む。なお、外部装置は、例えば、外部記録装置や、無線通信部35により無線送信されたデータを、病院内ネットワークを介して受信するサーバ等である。また、これに伴い、メイン制御部34は、更に、動作モードを観察モードに設定した場合には、無線通信部35の機能(無線通信機能)をオフにし、動作モードを非観察モードに設定した場合には、無線通信部35の機能(無線通信機能)をオンにするように、無線通信部35を制御する。
なお、第5の実施形態に係る内視鏡1では、動作モードが観察モードに設定されているときに電源ボタン3が押下されると、電源がオフされる前に動作モードが非観察モードに設定されるものとする。
その他の構成については、図2に示したものと同様である。
このような構成に伴い、第5の実施形態に係る内視鏡1では、次のような動作も行われる。
図12は、第5の実施形態に係る内視鏡1の動作の一例を示すフローチャートである。
図12に示したように、第5の実施形態に係る内視鏡1では、電源ボタン3の押下により内視鏡1の電源がオンすると、メイン制御部34は、動作モードを非観察モードに設定し、無線通信部35の機能をオンする(S31)。
その後、レリーズボタン5の押下又は非観察画面41(例えば図4参照)に表示されている開始ボタン413に対するタッチ操作が行われると、メイン制御部34は、動作モードを観察モードに設定し、無線通信部35の機能をオフする(S32)。
その後、観察(検査)を終了させるために電源ボタン3が押下されると、メイン制御部34は、動作モードを非観察モードに設定し、無線通信部35の機能をオンする。そして、無線通信部35が、記録媒体33に記録されたデータ(観察モード中に記録された静止画記録用データ又は動画記録用データ等の検査データ)を外部装置へ無線送信し(S33)、内視鏡1の電源がオフする。
以上のように、第5の実施形態に係る内視鏡1によれば、第1乃至第4のいずれか1つの実施形態に係る内視鏡1と同様の効果が得られることに加え、観察モード中は、無線通信部35の機能がオフされ、無線通信が行われなくなるので、無線通信により生じる電磁波が、観察モード中に内視鏡1と共に使用される他の医療機器に悪影響を及ぼす虞(例えば他の医療機器を誤動作させる虞)はなく、その悪影響による不測の事態の発生を防止することができる。
なお、第5の実施形態に係る内視鏡1において、図12に示したフローチャートの動作を、次のように変形してもよい。
図13は、その変形例に係る内視鏡1の動作の一例を示すフローチャートである。
図13に示したように、その変形例に係る内視鏡1では、電源ボタン3の押下により内視鏡1の電源がオンすると、図12のS31と同様に、メイン制御部34が、動作モードを非観察モードに設定し、無線通信部35の機能をオンする(S41)。
続いて、メイン制御部34は、未送信データが有るか否かを判定する(S42)。ここで、未送信データとは、過去の無線送信時に、無線送信が中断され、無線送信できなかったデータのことである。過去の無線送信とは、過去のS42の判定結果がYesであった場合に行われた無線送信、又は、過去のS44で行われた無線送信のことである。
S42の判定結果がYesの場合、無線通信部35は、未送信データを外部装置へ無線送信する。但し、無線送信中に、レリーズボタン5の押下又は非観察画面41(例えば図4参照)に表示されている開始ボタン413に対するタッチ操作が行われた場合、或いは、ネットワーク障害等により一定時間以上病院内ネットワークに接続することができなかった場合等には、無線送信が中断される。
一方、S42の判定結果がNoの場合には、S41へ戻る。
観察モードが非観察モードで無線通信部35の機能がオンされているときに、レリーズボタン5の押下又は非観察画面41(例えば図4参照)に表示されている開始ボタン413に対するタッチ操作が行われると、図12のS32と同様に、メイン制御部34が、動作モードを観察モードに設定し、無線通信部35の機能をオフする(S43)。
その後、観察(検査)を終了させるために電源ボタン3が押下されると、メイン制御部34は、動作モードを非観察モードに設定し、無線通信部35の機能をオンする。そして、無線通信部35が、図12のS33と同様に、記録媒体33に記録されたデータを外部装置へ無線送信する(S44)。但し、ネットワーク障害等により一定時間以上病院内ネットワークに接続することができなかった場合等には、無線送信が中断される。なお、S44では、過去の無線送信時の未送信データがある場合には、その未送信データも含めて外部装置へ無線送信するようにしてもよい。
S44が終了すると、内視鏡1の電源がオフする。
このような第5の実施形態の変形例に係る内視鏡1によれば、過去の無線送信時の未送信データがある場合には、その未送信データが、次回の電源ボタン3の押下により内視鏡1の電源がオンしたとき等に送信されるようになるので、ユーザの利便性を確保することができる。
<第6の実施形態>
本発明の第6の実施形態に係る内視鏡は、第1乃至第5のいずれか1つの実施形態に係る内視鏡1において、更に、故障等の異常が生じたときに、その異常内容をユーザに報知するための警告表示を行うようにしたものである。
図14は、第6の実施形態に係る内視鏡1において、動作モードの設定(動作モードの遷移)に応じて行われる表示動作の一例を示すフローチャートである。
図14に示したように、本動作が開始すると、メイン制御部34は、まず、LCD27の表示画面を、設定された動作モードに応じた画面(図4又は図6に示した非観察画面41、設定画面42、又は観察画面43)にする(S51)。
続いて、メイン制御部34は、内視鏡1に故障等の異常が有るか否かを判定する(S52)。
S52の判定結果がYesの場合、メイン制御部34は、異常の報知優先度に応じて、LCD27の表示画面上に警告表示を行う(S53)。より詳しくは、図15及び図16を用いて後述するように、異常の報知優先度が相対的に高い場合には動作モードによらず警告表示を行い、異常の報知優先度が相対的に低い場合には非観察モードである場合に限り警告表示を行う。なお、異常の報知優先度が相対的に高い場合とは、異常が、内視鏡検査に支障をきたす異常である場合や、早期対応が必要な異常である場合等である。また、異常の報知優先度が相対的に低い場合とは、異常が、内視鏡検査に支障をきたさない異常である場合や、早期対応が不要な軽微な異常である場合等であり、例えば、RTC(Real Time Clock)バッテリー切れに係る異常である場合等である。
一方、S52の判定結果がNoの場合、又は、S53の後は、本動作が終了する。
図15は、異常の報知優先度が相対的に高い場合に、図14のS53で警告表示が行われるLCD27の表示画面例を示す図である。
図15に示したように、異常の報知優先度が相対的に高い場合には、動作モードによらず、異常内容をユーザに報知する警告表示(図15の「故障:○○○○○○」を参照)を行う。すなわち、非観察モード中の非観察画面41及び設定画面42上であっても、観察モード中の観察画面43上であっても、警告表示を行う。
但し、その警告表示は、図15に示したように、非観察画面41や設定画面42上での操作ボタンの操作や観察画面43上での画像観察の妨げにならない位置に行われる。なお、この警告表示は、操作ボタンの操作や画像観察の妨げにならない位置であれば、図15に示した位置に限らず、他の位置でもよい。
また、その警告表示は、非観察画面41、設定画面42、及び観察画面43の各画面上に継続して行われてよいし、その各画面への画面遷移が行われてから所定時間の間だけ行われるようにしてもよい。
図16は、異常の報知優先度が相対的に低い場合に、図14のS53で警告表示が行われるLCD27の表示画面例を示す図である。
図16に示したように、異常の報知優先度が相対的に低い場合には、動作モードが非観察モードである場合に限り、異常内容をユーザに報知する警告表示(図16の「故障:△△△△△△」を参照)を行う。すなわち、非観察モード中の非観察画面41及び設定画面42上に警告表示が行われ、観察モード中の観察画面43上には警告表示が行われない。
但し、非観察モード中に表示される警告表示は、異常の報知優先度が相対的に高い場合と同様に、図16に示したように、非観察画面41や設定画面42上での操作ボタンの操作の妨げにならない位置に行われる。なお、この警告表示も、操作ボタンの操作の妨げにならない位置であれば、図16に示した位置に限らず、他の位置でもよい。また、この場合は、異常の報知優先度が相対的に低いことから、非観察画面41上のみに警告表示を行い、設定画面42上には警告表示を行わないようにしてもよい。
また、その警告表示は、非観察画面41及び設定画面42の各画面上、又は、非観察画面41上のみに継続して行われてもよいし、その各画面への画面遷移が行われてから所定時間の間だけ行われるようにしてもよい。
以上のように、第6の実施形態に係る内視鏡1によれば、第1乃至第5のいずれか1つの実施形態に係る内視鏡1と同様の効果が得られることに加え、内視鏡1に発生している異常の報知優先度に応じて警告表示が行われるようになるので、ユーザに異常を認識させ、その対応(例えば修理等)を促すのに最適なタイミングで、警告表示を行うことができる。
なお、上述の第1乃至第6の実施形態に係る内視鏡1においては、1つの実施形態に係る内視鏡1を、他の実施形態に係る内視鏡1の構成及び動作と組み合わせて、変形するようにしてもよい。
以上、上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために本発明の具体例を示したものであり、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
1 内視鏡
2 タッチパネル付LCD
3 電源ボタン
4 撮影モードボタン
5 レリーズボタン
6 挿入部
21 光源
22 照明光学系
23 対物光学系
24 撮像素子
25 映像信号処理部
26 LCD制御部
27 LCD
28 タッチパネル
29 操作検出部
30 操作部
31 給電制御部
32 バッテリー
33 記録媒体
34 メイン制御部
35 無線通信部
41 非観察画面
42 設定画面
43 観察画面
411 映像
412 設定ボタン
413 開始ボタン
421 設定ボタン
431 映像

Claims (7)

  1. 被検体を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子により撮像された被検体の画像を表示可能な表示部と、
    前記表示部に設けられたタッチパネルと、
    前記タッチパネルに対する操作を検出する検出部と、
    第1の動作モード又は第2の動作モードを設定する第1の設定部と、
    前記第1の設定部により設定される動作モードに応じて、前記検出部により検出される操作を有効又は無効に設定する第2の設定部と、
    を備え、
    前記第2の設定部は、前記第1の設定部により前記第1の動作モードが設定された場合には、前記検出部により検出される全ての操作又は特定操作以外の操作を無効に設定し、前記第1の設定部により前記第2の動作モードが設定された場合には、前記検出部により検出される全ての操作を有効に設定し、
    前記第1の設定部は、前記検出部による前記特定操作の検出に応じて、前記第2の動作モードを設定する
    ことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記特定操作は、前記タッチパネルに対する所定時間以上のタッチ操作である
    ことを特徴とする請求項1記載の内視鏡。
  3. メカニカルスイッチを更に備え、
    前記第1の設定部は、前記メカニカルスイッチに対する所定時間以上の押下操作に応じて、前記第2の動作モードを設定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の内視鏡。
  4. 前記メカニカルスイッチに対する所定時間未満の押下操作が行われる場合には、前記押下操作が開始した時点に第1の機能を実行すると共に、前記押下操作が終了した時点に第2の機能を実行し、
    前記メカニカルスイッチに対する所定時間以上の押下操作が行われる場合には、前記押
    下操作が開始した時点に前記第1の機能を実行すると共に、前記押下操作が開始してから所定時間経過した時点に前記第1の機能の実行結果を破棄すると共に前記第1の設定部が前記第2の動作モードを設定する、
    ことを特徴とする請求項3記載の内視鏡。
  5. 外部装置と無線通信を行う無線通信部を更に備え、
    前記第1の設定部により前記第1の動作モードが設定された場合には、前記無線通信部の機能をオフし、前記第1の設定部により前記第2の動作モードが設定された場合には、前記無線通信部の機能をオンする、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の内視鏡。
  6. 前記表示部は、当該内視鏡の異常を報知する警告表示を行う際に、前記異常の報知優先度が相対的に高い場合には前記警告表示を前記第1の動作モード中及び前記第2の動作モード中に行い、前記異常の報知優先度が相対的に低い場合には前記警告表示を前記第2の動作モード中のみに行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の内視鏡。
  7. 前記第1の動作モードは、観察モードであり、
    前記第2の動作モードは、非観察モードである、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の内視鏡。
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