JP6593861B2 - ホールクロップ収穫機 - Google Patents

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Description

本発明は、ホールクロップ用作物(以下、「作物」と称する)を収穫して細断するホールクロップ収穫機に関するものであり、より詳しくは、刈り取られた作物が、これを細断するディスクカッターよりも長い場合であっても、その長さを超える部分を確実に細断できるようにしたホールクロップ収穫機に関するものである。
従来の一般的な細断型ホールクロップ収穫機の構造を図9に説明する。
図9において、符号81は、刈取・搬送部であって、作物の株元を切断して斜め上方に搬送できるようにしたものである。この作物を搬送する場合、機体80の上方部分で作物が機体80の左右方向となるように水平に搬送させるようにしている。また符号82は、細断部であって、互いにオーバーラップするように配置された複数のディスクカッターを回転させることにより、上から落下してきた作物を細断させるようにしたものである。この細断部82で作物を細断する場合、ディスクカッターの回転軸と平行となるように作物を落下させ、ディスクカッターの間に挟み込んで細断させるようにしている。また、符号83は、拡散部であって、回転ディスク上に複数の拡散羽根を起立させておき、その回転ディスクを回転させることによって、上から落下してくる作物を拡散羽根に当てて拡散させるようにしたものである。また、符号85は、ロール成形部であって、拡散部83で拡散された細断片を搬送部84でロール成形室まで搬送し、そこで、タイトバーを円弧状に周回させることによって、細断片を自重で自転させながら円柱状のロールベールを成形するようにしたものである。
特開2008−142049号公報
ところで、このようなホールクロップ収穫機で背丈の高い作物を細断する場合、次のような問題を生ずる。
すなわち、上述のようなホールクロップ収穫機で細断を行う場合、刈り取られた作物を水平横向きにしてディスクカッターの間に落とし込むようにしているが、このとき、例えば、作物がディスクカッターの軸方向の長さよりも長いと、その長さを超える穂先部分などがディスクカッターの端部壁面に沿って縦方向に引き込まれてしまい、ディスクカッターで細断することができない。しかるに、このように細断できなかった非細断片をその下方の拡散部に落下させると、拡散部の拡散羽根の先端部分と壁面との間に挟まって詰まってしまったり、拡散部の回転軸に巻き付いたりする可能性を生ずる。さらには、このような非細断片が存在すると、ロールの成形状態が悪くなって梱包密度が下がり、サイレージの品質が悪くなってしまうといった問題を有していた。
そこで、本発明は、作物が細断部を構成するディスクカッターよりも長い場合であっても、確実に細断できるようにしたホールクロップ収穫機を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、ホールクロップ用作物を刈り取って搬送する刈取・搬送部と、当該刈取・搬送部によって搬送されたホールクロップ用作物を水平方向に向けた状態で落下させ、複数のディスクカッターで細断する細断部と、当該細断部の下方に設けられた左右の傾斜壁の内側に設けられ、回転ディスク上に設けられた拡散羽根を回転させることによって前記細断部から供給された細断片を拡散させる拡散部と、当該拡散部の外周に沿って設けられた上下方向に沿う回動軸を中心に回動可能に設けられ、先端を斜め上下方向に屈曲させた屈曲部を有するカッターを備えた第二細断部と、を設けるようにしたものである。
また、このような発明において、前記カッターを、回転ディスク上に立設する拡散羽根の外側に設けるようにする。
本発明によれば、ディスクカッターの回転軸に対して直角方向に引きずり込まれて細断されなかった非細断片を第二細断部で細断させることができ、拡散部での詰まりや巻き付きなどを防止することができる。また、非細断片をなくすことで、ロール成形時の梱包密度を低下させることもなくなるようになる。
本発明の一実施の形態を示すホールクロップ収穫機の概略図 図1における平面概略図 同形態における細断部を示す平面図 同形態における拡散部を示す図 同形態における拡散部の拡大斜視図 同形態におけるロール成形部の一部を示す図 同形態における動力原理を示す図 第二の実施の形態を示す図 従来例を示す図
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
この実施の形態におけるホールクロップ収穫機1は、図1に示すように、圃場の作物を刈り取って搬送する刈取・搬送部2と、その刈り取られた作物を茎と直交する方向に細断する細断部3と、その細断部3で細断された作物を搬送部5で搬送し、円柱状のロールベールを成形するロール成形部6とを備えて構成されている。そして、特徴的に、図3に示すように、その細断部3を互いに内向きに回転するディスクカッター31で構成するとともに、そのディスクカッター31で細断されずに縦長方向に落下してきた非細断片を、第二細断部7(図4参照)で細断させるようにしたものである。以下、本実施の形態におけるホールクロップ収穫機1について詳細に説明する。
まず、このホールクロップ収穫機1を構成する刈取・搬送部2は、作物の株元を切断して機体10の斜め後方に搬送し、その搬送された作物を中央寄せ部25まで搬送させるように構成されている。この刈取・搬送部2は、図2に示すように、機体10の前方に複数の分草板21を設けており、圃場の作物を分草して、その後、引き起こし処理を行えるようにしている。この引き起こし処理を行う場合、互いに対向するように設けられた樹脂製の突起22を斜め上後方に向けて周回させ、これによってその突起22で作物の株元から持ち上げて引き起こさせようにしている。この突起22を斜め上方に向けて周回させる際は、その突起22を互いに対向させるように突出させてチェーンを周回させ、一方、その突起22を上から下に向けて周回させる際には、その突起22をチェーンに沿わせるように傾倒させる。そして、このような突起22によって引き起こしを行った作物については、往復動する図示しない刃によって、その株元が切断される。そして、その作物を、コンベア23によって斜め上後方に搬送する。このコンベア23で搬送する際には、三角形状をなす爪を有するチェーンで作物の株元部分や中央部分を挟み込み、また、穂先部分については樹脂製の突起とガイドバー24で挟み込んで搬送する。
中央寄せ部25は、このように搬送されてきた作物を機体10の幅方向を向くように水平に搬送し、また、その作物を機体10の中央付近に向けて搬送させる。このように作物を中央付近に搬送させる際、作物の中央付近を金属爪を有するチェーン26で上下方向から挟み込み、また、穂先部分についてはガイドバーと樹脂製突起27で上下方向から挟み込んで保持するようにしている。そして、このような金属爪を有するチェーン26や樹脂製突起27の搬送方向を機体10の中央方向に向けることで、作物を機体10の中央付近に搬送させる。
細断部3は、このような中央寄せ部25から落下してきた作物を一定幅寸法に細断する。この細断部3は、図3に示すように、前後一対の回転軸32a、bに複数枚の回転刃を備えたディスクカッター31で構成され、その回転刃をそれぞれ互いに内向きに回転させることで、作物を細断させるようになっている。このディスクカッター31のうち、一方の回転軸32aには、軸方向に左右一対となる補助ディスクカッター33を設けており、他方の回転軸32bには、これらの補助ディスクカッター33の隙間に入り込むような主ディスクカッター34を設けている。これにより、これらのオーバーラップしたカッターの部分に入り込んだ作物を、補助ディスクカッター33や主ディスクカッター34のピッチ寸法で細断できるようにしている。
この細断部3を駆動する場合、図7に示すように、動力源11からの回転をドライブシャフト12に伝達させ、そこからチェーンを用いて細断部3の駆動軸に取り付けられたスプロケットを回転させるようにする。
拡散部4は、この細断部3で細断された作物を後述する搬送部5に向けて拡散させる。この拡散部4は、図4や図5に示すように、左右一対の回転ディスク41と、これらの回転ディスク41上で半径方向に沿って起立する複数の拡散羽根42とを設けて構成され、この回転ディスク41を互いに逆方向に回転させることで、上から落下してきた作物を拡散羽根42に当てて放射状に拡散させる。なお、これら左右一対の回転ディスク41は、穂先側の回転ディスク41を上側に配置させ、また、株元側の回転ディスク41を下方に配置させるようにしており、これによって、それぞれの回転ディスク41を回転させた際に、放射状に飛散した作物を互いに衝突させないようにして均一に混合させるようにしている。また、このように穂先側の回転ディスク41を上側に配置させることで、細断片を混合させた際に穂先を上側に位置させる割合を高くし、これによってロールベールの梱包時における作物のこぼれを少なくしている。これら拡散部4の中央部分については、落下してきた作物を左右の回転円板側に分離するための分離突起体43が設けられ、また、それぞれの回転ディスク41の左右方向については、上方から落下してきた作物を回転ディスク41側に寄せるための傾斜壁44が設けられる。
この拡散部4を駆動する場合、図7に示すように、動力源11からの回転をドライブシャフト12に伝達させ、そこからチェーンを介して駆動軸45を回転させる。このように駆動軸45が回転すると、図4に示すような傘歯車46によって回転ディスク41が回転するようになる。
搬送部5は、このように細断された作物をロール成形室61に向けて搬送する。この搬送部5は、図1に示すように、ロール成形室61側の下方に設けられたボトムローラ51と、進行方向前方側に設けられた第一フリーローラ52と、この第一フリーローラ52の下流側で僅かに高い位置に設けられた第二フリーローラ53とを設け、これらのローラの間に無端状のコンベア54を周回させることで、ボトムローラ51を回転させて細断片をロール成形室61まで搬送する。
ロール成形部6は、この搬送部5から搬送されてきた作物を自転させて円柱状のロールベールを成形し、そのロールベールの外周にネット68を巻き付けて圃場に放出させる。より具体的には、このロール成形部6は、前部チャンバー62fと、この前部チャンバー62fの後上端部に取り付けられたヒンジによって開閉可能に設けられた後部チャンバー62bとを設け、これら前部チャンバー62fや後部チャンバー62bによって囲まれたロール成形室61でロールベールを成形できるようにしている。これらの各チャンバー62f、62bを構成する左右両側壁には、鎖64を周回させる複数の鎖歯車63が取り付けられており、また、その周回する鎖64の中心方向内側には、円弧状をなすガイド板65が取り付けられている(図6参照)。このガイド板65は、前部チャンバー62f側に設けられる前部ガイド板65fと、後部チャンバー62b側に設けられる後部ガイド板65bとに分離されており、前部チャンバー62fと後部チャンバー62bとを閉じた場合に、連続したC字状をなすガイド縁65aが成形される。このように側壁に設けられたガイド板65のガイド縁65aには、複数のタイトバー66の端部が接触するようになっており、そのタイトバー66の両端部に鎖64を連結させて周回させるようになっている。このタイトバー66は、ガイド縁65aに沿ったC字状に周回し、後部チャンバー62bを開けた際には、前部ガイド板65fと後部ガイド板65bのガイド縁65aに沿って周回する。また、このロール成形部6には、図1に示すように、ロールベールにネット68を巻き付けるネット繰出部69が設けられる。このネット繰出部でネット68を巻き付ける際には、ロールベールが一定の大きさになったことを検知した場合、ネットロール67からネット68をモーターで繰り出し、ロール成形室61にそのネット68の先端部分を導いて、ロールベールを成形するときと同じ要領でネット68を巻き付けていく。そして、所定回数ネット68を巻き付けた後、そのネット68を切断し、後部チャンバー62bを開放させてロールベールを圃場に放出する。
なお、このロール成形部6を駆動させる場合も、図7に示すように、動力源11からの回転をドライブシャフト12に伝達させ、そこからチェーンを用いて駆動用の鎖歯車63を回転させる。そして、この鎖歯車63の回転によって、図6に示すように、タイトバー66をガイド縁65aに沿って周回させ、ロールベールを成形できるようにする。
このような構成で、ディスクカッター31を用いて作物を細断する場合、ディスクカッター31の回転刃で水平方向の作物を細断するが、このとき、この作物の長さがディスクカッター31の長さよりも長いと、そのディスクカッター31を超える部分が機体10の壁面などに当たって縦方向に引きずり込まれてしまう。しかるに、このとき作物の茎径がディスクカッター31のピッチよりも細いと、ディスクカッター31をすり抜けて、そのまま下方に落下してしまうことになる。そこで、ここではこのような非細断片を細断できるような第二細断部7を設けるようにしている。
この第二細断部7は、図5に示すように、鉛直軸方向に沿って落下してきた非細断片を、その茎桿を横切る方向に切断できるように構成されている。このような非細断片を切断する方法としては、種々の方法が考えられるが、ここでは、拡散羽根42の外側にカッター72を設け、このカッター72を回転ディスク41で回転させることによって非細断片を細断できるようにしている。
この第二細断部7は、回転ディスク41上に起立する拡散羽根42の先端に縦軸をなす回動軸71を設け、その回動軸71にカッター72を取り付けるように構成される。この回動軸71は、拡散羽根42の先端側にネジで着脱可能に取り付けられており、このネジを取り外すことで、カッター72を装着・交換できるようにしている。この回動軸71には、長穴73を介して上下一対の独立したカッター72が取り付けられており、その回動軸71を介して回動させ、また、長穴73を介して、長穴73の縦長方向に退避できるようになっている。これら上下のカッター72は、回転ディスク41と平行な面をなすプレート部74の先端に斜め上方および下方に45度〜60度屈曲させた屈曲部75を設けており、その屈曲部75の両側片を鋭利にすることで非細断片を切断できるようにしている。また、このとき45度〜60度の範囲内で屈曲させることで、鉛直軸方向に落下してきた非細断片と接触する面積を大きくし、これによって、非細断片を大きな面積傷付けてサイレージの発酵を促進させるようにしている。
次に、このように構成されたホールクロップ収穫機1の作用について説明する。
まず、機体10を走行させて圃場の作物を収穫する際、図2に示すように、機体10の前方の刈取・搬送部2で作物を分草し、上下方向に周回する突起22で作物を引き起こす。そして、このように引き起こした作物の株元を切断し、その作物の株元や中央付近、穂先部分などをコンベア23で保持して斜め上後方に搬送させていく。このように搬送されてきた作物は、中央寄せ部25によって、機体10の左右方向に沿って水平な状態となるように搬送される。
このように水平に搬送された作物は、細断部3を構成するディスクカッター31の上方から放出される。このとき、作物の中央部分では、ディスクカッター31に引き込まれて茎の軸方向と直交方向に細断される。一方、このような作物のうち、ディスクカッター31の長さを超える部分については、ディスクカッター31の両端部の壁面などに当たって起立状態となり、縦方向となってディスクカッター31に引きずり込まれるようになる。このとき、その作物の茎の太さがディスクカッター31の補助ディスクカッター33と主ディスクカッター34のピッチよりも細い場合、ディスクカッター31で細断されず、非細断片として下方に落下していくことになる。
ここで、ディスクカッター31の中央部分で細断された細断片は、図4に示すような分離突起体43で左右に分離される、一方、左右両側から落下してきた細断片および非細断片は、傾斜壁44に沿って落下するようになる。そして、このように落下してきた細断片のうち、穂先部分の細断片については、上方に設けられた回転ディスク41の上に落下し、拡散羽根42に当たって放射状に拡散される。一方、株元側の細断片は、下方に設けられた回転ディスク41の上に落下し、拡散羽根42に当たって放射状に拡散される。
一方、補助ディスクカッター33や主ディスクカッター34の隙間から落下した非細断片については、拡散部4の拡散羽根42の外側に取り付けられたカッター72によって細断される。より具体的には、ディスクカッター31の両端近傍から鉛直軸方向に非細断片が落下してくると、傾斜壁44に沿ってその非細断片が落下し、拡散羽根42の外側に設けられた上下一対のカッター72に接触する。このとき、そのカッター72は回転ディスク41とともに回転してくるので、その回転によって茎を横切る方向に非細断片を切断することができる。また、このときカッター72と非細断片との衝突によって、非細断片の大きな面積を傷付けることができ、発酵を促進することができる。
また、このとき、傾斜壁44に沿って大量の非細断片や異物などが落下してくると、回動軸71を中心としてカッター72を回転方向に退避させ、また、長穴73の範囲内でカッター72を直線方向に退避させて、壁面との間に非細断片などを詰まらせないようにする。そして、このカッター72によって切断された細断片を放射状に拡散させ、株元を下側、穂先を上側に位置させた状態でロール成形室61まで搬送する。
このようなロール成形室61まで搬送された細断片は、ガイド板65に沿って周回するタイトバー66の作用によって自転し、徐々に大きなロールベールを成形していく。
そして、ロールベールが一定の大きさになった場合、ネット68を繰り出してその先端部分をロール成形室61まで導き、タイトバー66を周回させることでロールベールの外周にネット68を巻き付けていく。そして、所定回数ネット68を巻き付けた場合、そのネット68を切断し、後部チャンバー62bを開放させて梱包されたロールベールを圃場に放出する。
このように上記実施の形態によれば、ホールクロップ用作物を刈り取って搬送する刈取・搬送部2と、当該刈取・搬送部2によって搬送されたホールクロップ用作物を水平方向に向けた状態で落下させ、複数のディスクカッター31で細断する細断部3と、当該細断部3の下方に設けられた左右の傾斜壁44の内側に設けられ、回転ディスク41上に設けられた拡散羽根42を回転させることによって前記細断部3から供給された細断片を拡散させる拡散部4と、当該拡散部4の外周に沿って設けられた上下方向に沿う回転軸を中心に回動可能に設けられ、先端を斜め上下方向に屈曲させた屈曲部75を有するカッター72を備えた第二細断部7と、を設けるようにしたので、ディスクカッター31の回転軸32a、32bに対して直角方向に引きずり込まれて細断されなかった非細断片を、第二細断部7で細断させることができる。また、非細断片をなくすことで、拡散部4での詰まりや巻き付きなどを防止することができ、また、ロール成形時の梱包密度を低下させることがなくなるようになる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、上記実施の形態では、拡散部4の回転ディスク41上に第二細断部7を設けるようにしたが、これに限らず、ディスクカッター31と拡散部4との間に、図8に示すような鉛直軸回りに回転するカッター72aで構成された第二細断部7を独立して設けるようにしてもよい。このように構成した場合であっても、非細断片が鉛直軸方向に落下してきた場合に、その回転するカッター72aで非細断片を切断することができ、細断した状態で拡散部4に細断片を供給することができるようになる。なお、この場合においても、第二細断部7をディスクカッター31の軸方向両端近傍に設けるなど、非細断片が落下してくる可能性の高い部分にのみ第二細断部7を設けるようにしておくとよい。
また、上記実施の形態では、第二細断部7として、回転ディスク41と平行な面を有するプレート部74と、そのプレート部74の先端から上下方向に屈曲した屈曲部75とを設け、その屈曲部75の側辺を鋭利に構成するようにしたが、このような屈曲部75を設けることなく、プレート部74の側辺を鋭利にして茎桿を切断できるようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、回動軸71を中心にプレート部74を回動させるようにしたが、拡散羽根42の外側に回動不能に取り付けるようにしてもよく、あるいは、拡散羽根42とは別の場所の回転ディスク41上に取り付けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、ディスクカッター31の外側などに第二細断部7を設けるようにしたが、ディスクカッター31の下方側に全体的に第二細断部7を設けるようにしてもよい。
1・・・ホールクロップ収穫機
10・・・機体
2・・・刈取・搬送部
21・・・分草板
22・・・突起
23・・・コンベア
24・・・ガイドバー
25・・・中央寄せ部
26・・・ガイドバー
27・・・金属爪
3・・・細断部
31・・・ディスクカッター
32a、b・・・回転軸
33・・・補助ディスクカッター
34・・・主ディスクカッター
4・・・拡散部
41・・・回転ディスク
42・・・拡散羽根
5・・・搬送部
51・・・ボトムローラ
52・・・第一フリーローラ
53・・・第二フリーローラ
54・・・コンベア
6・・・ロール成形部
61・・・ロール成形室
62f・・・前部チャンバー
62b・・・後部チャンバー
63・・・鎖歯車
64・・・鎖
65・・・ガイド板
65a・・・ガイド縁
66・・・タイトバー
67・・・ネットロール
68・・・ネット
7・・・第二細断部
71・・・回動軸
72・・・カッター
73・・・長穴
74・・・プレート部
75・・・屈曲部
76・・・側片

Claims (2)

  1. ホールクロップ用作物を刈り取って搬送する刈取・搬送部と、
    当該刈取・搬送部によって搬送されたホールクロップ用作物を水平方向に向けた状態で落下させ、複数のディスクカッターで細断する細断部と、
    当該細断部の下方に設けられた左右の傾斜壁の内側に設けられ、回転ディスク上に設けられた拡散羽根を回転させることによって前記細断部から供給された細断片を拡散させる拡散部と、
    当該拡散部の外周に沿って設けられた上下方向に沿う回動軸を中心に回動可能に設けられ、先端を斜め上下方向に屈曲させた屈曲部を有するカッターを備えた第二細断部と、
    を設けるようにしたことを特徴とするホールクロップ用作物ホールクロップ収穫機。
  2. 前記カッターが、回転ディスク上に立設する拡散羽根の外側に設けられた回動軸に設けられたものである請求項1に記載のホールクロップ用作物ホールクロップ収穫機。
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