JP6593624B2 - 水圧ハンマーの打撃数評価方法及びそれを用いた前方地山の探査方法 - Google Patents
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Description
前記各物理量を用いて前記水圧ハンマーの打撃数を前記送水圧ごとに特定し、
複数組からなる前記送水圧及び前記打撃数を回帰分析することで任意の送水圧Pに対応する打撃数Nを求める算定式、
N=f(P) (1)
を作成する水圧ハンマーの打撃数評価方法であって、前記物理量を前記水圧ハンマーから高圧ポンプに延びる高圧ホースにおける周方向ひずみの変動成分とし、前記物理量計測手段を前記周方向ひずみの変動成分が検出されるように前記高圧ホースに取り付けられたひずみゲージとしたものである。
また、本発明に係る水圧ハンマーの打撃数評価方法は、所定の削孔対象物を水圧ハンマーで削孔しつつ該水圧ハンマーへの送水圧を複数計測するとともに、前記水圧ハンマーの作動に応答してかつその打撃数に対応する形で変動する物理量を物理量計測手段でそれぞれ計測し、
前記各物理量を用いて前記水圧ハンマーの打撃数を前記送水圧ごとに特定し、
複数組からなる前記送水圧及び前記打撃数を回帰分析することで任意の送水圧Pに対応する打撃数Nを求める算定式、
N=f(P) (1)
を作成する水圧ハンマーの打撃数評価方法であって、前記回帰分析を前記水圧ハンマーの摩耗度をパラメータとして行うものである。
前記水圧ハンマへの送水圧を計測して送水圧Pとし、
該送水圧を請求項1乃至請求項5のいずれか一記載の水圧ハンマーの打撃数評価方法で作成された(1)式に適用することで前記送水圧Pに対応する打撃数Nを求め、
前記水圧ハンマによる削孔エネルギーの大きさをエネルギー指標値Mとして定義するとともに、該エネルギー指標値を前記送水圧P及び前記打撃数Nを用いて、次式、
M=P・N/V (2)
V;削孔速度
から算出し、
前記エネルギー指標値Mを用いて前記前方地山の地盤性状を推定するものである。
N=f(P) (1)
を作成する。
(a) 前記物理量を前記水圧ハンマーから前記削孔対象物の露出面に向けて伝播する弾性波とし、前記物理量計測手段を該弾性波が検出されるように前記露出面に設置された加速度センサーとする
(b) 前記物理量を前記水圧ハンマーへの送水圧の変動成分とし、前記物理量計測手段を前記水圧ハンマーに接続された高圧ポンプの水圧計とする
(c) 前記物理量を前記水圧ハンマーから高圧ポンプに延びる高圧ホースにおける周方向ひずみの変動成分とし、前記物理量計測手段を前記周方向ひずみの変動成分が検出されるように前記高圧ホースに取り付けられたひずみゲージとする
といった構成が採用可能である。
M=P・N/V (2)
V;削孔速度
に適用することにより、水圧ハンマによる削孔エネルギーの大きさであるエネルギー指標値Mを算出し、しかる後、エネルギー指標値Mを用いて前方地山の地盤性状を推定すればよい。
N=f(P) (1)
を作成するようになっている。
N=f(P) (1)
を作成する(ステップ103)。
N=aP+b (1′)
a,b;定数
を算定式とすることができる。
M=P・N/V (2)
V;削孔速度
から算出し(ステップ106)、該エネルギー指標値Mを用いて前方地山の地盤性状を推定する(ステップ107)。
23 削孔ロッド
24 水圧ハンマー
27 水圧計(物理量計測手段)
29 切羽(削孔対象物の露出面)
30 加速度センサー(物理量計測手段)
32 地山(削孔対象物)
Claims (7)
- 所定の削孔対象物を水圧ハンマーで削孔しつつ該水圧ハンマーへの送水圧を複数計測するとともに、前記水圧ハンマーの作動に応答してかつその打撃数に対応する形で変動する物理量を物理量計測手段でそれぞれ計測し、
前記各物理量を用いて前記水圧ハンマーの打撃数を前記送水圧ごとに特定し、
複数組からなる前記送水圧及び前記打撃数を回帰分析することで任意の送水圧Pに対応する打撃数Nを求める算定式、
N=f(P) (1)
を作成する水圧ハンマーの打撃数評価方法であって、前記物理量を前記水圧ハンマーから高圧ポンプに延びる高圧ホースにおける周方向ひずみの変動成分とし、前記物理量計測手段を前記周方向ひずみの変動成分が検出されるように前記高圧ホースに取り付けられたひずみゲージとしたことを特徴とする水圧ハンマーの打撃数評価方法。 - 所定の削孔対象物を水圧ハンマーで削孔しつつ該水圧ハンマーへの送水圧を複数計測するとともに、前記水圧ハンマーの作動に応答してかつその打撃数に対応する形で変動する物理量を物理量計測手段でそれぞれ計測し、
前記各物理量を用いて前記水圧ハンマーの打撃数を前記送水圧ごとに特定し、
複数組からなる前記送水圧及び前記打撃数を回帰分析することで任意の送水圧Pに対応する打撃数Nを求める算定式、
N=f(P) (1)
を作成する水圧ハンマーの打撃数評価方法であって、前記回帰分析を前記水圧ハンマーの摩耗度をパラメータとして行うことを特徴とする水圧ハンマーの打撃数評価方法。 - 前記物理量を前記水圧ハンマーから前記削孔対象物の露出面に向けて伝播する弾性波とし、前記物理量計測手段を該弾性波が検出されるように前記露出面に設置された加速度センサーとした請求項2記載の水圧ハンマーの打撃数評価方法。
- 前記物理量を前記水圧ハンマーへの送水圧の変動成分とし、前記物理量計測手段を前記水圧ハンマーに接続された高圧ポンプの水圧計とした請求項2記載の水圧ハンマーの打撃数評価方法。
- 前記物理量を前記水圧ハンマーから高圧ポンプに延びる高圧ホースにおける周方向ひずみの変動成分とし、前記物理量計測手段を前記周方向ひずみの変動成分が検出されるように前記高圧ホースに取り付けられたひずみゲージとした請求項2記載の水圧ハンマーの打撃数評価方法。
- ボーリングマシンに装着した削孔ロッドの先端に水圧ハンマを取り付け、該水圧ハンマで切羽等の露出面の前方に拡がる地山を削孔することにより、該前方地山の地盤性状を探査する前方地山の探査方法において、
前記水圧ハンマへの送水圧を計測して送水圧Pとし、
該送水圧を請求項1乃至請求項5のいずれか一記載の水圧ハンマーの打撃数評価方法で作成された(1)式に適用することで前記送水圧Pに対応する打撃数Nを求め、
前記水圧ハンマによる削孔エネルギーの大きさをエネルギー指標値Mとして定義するとともに、該エネルギー指標値を前記送水圧P及び前記打撃数Nを用いて、次式、
M=P・N/V (2)
V;削孔速度
から算出し、
前記エネルギー指標値Mを用いて前記前方地山の地盤性状を推定することを特徴とする前方地山の探査方法。 - 前記請求項1乃至請求項5のいずれか一記載の水圧ハンマーの打撃数評価方法を請求項3記載の水圧ハンマーの打撃数評価方法とし、前記削孔対象物の露出面を前記切羽等の露出面とし、前記弾性波を前記切羽等の露出面の直後に拡がる地山を削孔するときに生じる弾性波とした請求項6記載の前方地山の探査方法。
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JP2015100587A JP6593624B2 (ja) | 2015-05-16 | 2015-05-16 | 水圧ハンマーの打撃数評価方法及びそれを用いた前方地山の探査方法 |
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