JP6593223B2 - 分析装置 - Google Patents
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Description
そのため、分析時間と分析条件の値との関係の設定作業、及び、分析時間と分析条件の値との関係の確認作業を併せて行うことができる。
そのため、入力された値を修正する作業を省くことができる。
そのため、グラフ領域内に対してタッチ操作を行うのみで、分析時間と分析条件の値との関係の再設定を詳細に行うことができる。
そのため、グラフ領域内に対する操作がタッチ操作であっても、分析時間と分析条件の値との関係の再設定を精度よく行うことができる。
この場合、分析の終了時間は変動することとなるが、再設定により分析に悪影響を与えることを抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るガスクロマトグラフの構成例を示した概略図である。このガスクロマトグラフは、キャリアガスとともに試料ガスをカラム1内に供給することにより分析を行うためのものであり、上記カラム1以外に、カラムオーブン2、試料導入部3、検出器4、及び、これらを収容する中空状の本体10などを備えている。
カラムオーブン2は、カラム1を加熱するためのものであり、分析時には後述するヒータ7及びファン8を適宜駆動させる。
図2は、図1のガスクロマトグラフの制御部13、及び、その周辺の部材の具体的構成を示したブロック図である。
ガスクロマトグラフは、上記した検出器4に加えて、ヒータ7と、ファン8と、AFC9と、表示器11と、記憶部12と、制御部13とを備えている。
ヒータ7は、カラムオーブン2(図1参照)内に配置されている。ヒータ7は、駆動されることにより、カラムオーブン2内を加熱する。
検出データ121は、後述するデータ処理部131によって生成されるクロマトグラムのデータである。
設定データ122は、後述する設定処理部134によって設定されるガスクロマトグラフにおける各部品の動作条件のデータである。
データ処理部131は、検出器4からの検出信号に基づいて、クロマトグラムを得る。
データ処理部131で生成されたクロマトグラムのデータは、検出データ121として記憶部12に格納される。
設定処理部134は、タッチパネルの操作による表示器11からの入力信号に基づいて、各部品の動作条件に関する設定を行う。
図3Aは、設定状態の表示画面111の表示態様の一例であって、設定値の入力を開始した直後の状態を示した概略図である。図4Aは、再設定状態の表示画面の表示態様の一例であって、設定値がグラフ表示された状態を示した概略図である。
再設定状態の表示画面111において、グラフ領域112には、記憶部12に格納されている設定データ122に基づく動作条件がグラフとして表示される。
図5は、制御部13による処理の一例を示したフローチャートである。
ガスクロマトグラフでは、以下のようにして、各部品の動作条件(キャリアガスの流量、キャリアガスの圧力、及び、カラムオーブン2内の温度)の設定及び再設定が行われる。なお、この設定及び再設定の際の表示画面111の表示態様については、後述する。
そして、再設定された値を含むデータが、再設定前のデータを書き換えるようにして、設定データ122として記憶部12に格納される。
(1)設定状態における表示画面の表示態様
以下では、上記した制御動作の際の表示画面111の表示態様について、具体的に説明する。以下の説明では、カラムオーブン2内の温度に関する設定及び再設定が行われる場合を例に挙げる。
表示処理部132は、グラフ領域112におけるタッチ部分(領域Aの軌跡)を線で描画する。
(2−1)分析時間保持モード
図4Bは、再設定状態の表示画面111の表示態様の一例であって、グラフ表示された設定値の一部が拡大表示された状態を示した概略図である。図4Cは、再設定状態の表示画面111の表示態様の一例であって、分析時間保持モードにおいて、拡大表示されたグラフ上の点がシフトされることにより設定値が再設定される状態を示した概略図である。図4Dは、再設定状態の表示画面111の表示態様の一例であって、分析時間保持モードにおいて、拡大表示されたグラフ上の線がシフトされることにより設定値が再設定される状態を示した概略図である。図4Eは、再設定状態の表示画面111の表示態様の一例であって、分析時間保持モードにおいて、拡大表示されたグラフ上の点が指定されて数値入力領域が表示された状態を示した概略図である。
図4Bは、図4Aの領域Mを中心としてピンチアウト操作が行われた結果、グラフCを拡大したグラフNがグラフ領域112に表示される状態を示している。
このようにして、グラフ領域112内には、動作条件の再設定を行うのに適した倍率のグラフが表示される。
図4Fは、再設定状態の表示画面111の表示態様の一例であって、通常モードにおいて、拡大表示されたグラフ上の点がシフトされることにより設定値が再設定される状態を示した概略図である。
(1)本実施形態では、表示器11は、タッチパネル式の表示画面111を有する。表示処理部132は、横軸を分析時間、縦軸を分析条件の値とするグラフ領域112を表示画面111に表示させる。設定処理部134は、表示画面111におけるグラフ領域112に対するタッチ操作に基づいて、分析時間と分析条件の値との関係を設定する。記憶部12は、設定処理部134により設定された分析時間と分析条件の値との関係を記憶する。表示処理部132は、図3Cに示すように、記憶部12に記憶されている分析時間と分析条件の値との関係をグラフ領域112にグラフで表示させる。
その結果、分析時間と分析条件の値との関係の設定作業、及び、分析時間と分析条件の値との関係の確認作業を併せて行うことができる。
その結果、入力された値を修正する作業を省くことができる。
そのため、グラフ領域112に表示されたグラフに対してタッチ操作を行うのみで、分析時間と分析条件の値との関係を再設定できる。
その結果、グラフ領域112内に対してタッチ操作を行うのみで、分析時間と分析条件の値との関係の再設定を詳細に行うことができる。
その結果、グラフ領域112内に対する操作がタッチ操作であっても、分析時間と分析条件の値との関係の再設定を精度よく行うことができる。
そのため、グラフ領域112に表示されたグラフに対してシフト操作を行うのみで、分析時間と分析条件の値との関係の再設定を行うことができる。
この場合、分析の終了時間は変動することとなるが、再設定により分析に悪影響を与えることを抑制できる。
以上の説明では、本発明の分析装置は、ガスクロマトグラフであるとして説明したが、本発明の分析装置は、液体クロマトグラフなどのガスクロマトグラフ以外の分析装置に適用可能である。この場合、タッチ操作により設定される分析条件は、ポンプの流量又は圧力、グラジエントの混合比など、他の分析条件であってもよい。
12 記憶部
13 制御部
111 表示画面
112 グラフ領域
132 表示処理部
133 モード選択受付部
134 設定処理部
141 第1数値入力領域
142 第2数値入力領域
Claims (4)
- タッチパネル式の表示画面を有する表示器と、
互いに直交する2軸のうちの一方の軸を分析時間の値とし、他方の軸を分析条件の値とするグラフ領域を前記表示画面に表示させる表示処理部と、
前記表示画面における前記グラフ領域に対するタッチ操作に基づいて、分析時間と分析条件の値との関係を設定する設定処理部と、
前記設定処理部により設定された分析時間と分析条件の値との関係を記憶する記憶部とを備え、
前記表示処理部は、前記記憶部に記憶されている分析時間と分析条件の値との関係を前記グラフ領域にグラフで表示させ、
前記設定処理部は、前記グラフ領域に表示されたグラフに対するタッチ操作に基づいて、前記記憶部に記憶されている分析時間と分析条件の値との関係を再設定し、
前記設定処理部は、前記グラフ領域に表示されたグラフに対するタッチ操作によりグラフ上の点又は線が指定され、その点又は線が前記グラフ領域内でシフトされた場合に、シフトされた後の点又は線に対応する分析時間及び分析条件の値を前記記憶部に記憶させて再設定を行い、
分析時間を保持する分析時間保持モードを実行するか否かの選択を受け付けるモード選択受付部をさらに備え、
前記設定処理部は、シフトされた後の点又は線に対応する分析時間及び分析条件の値を前記記憶部に記憶させて再設定を行う場合に、前記分析時間保持モードが選択されていれば、シフトされた点又は線に対応する分析時間及び分析条件の値以外の値を再設定せずに分析時間を一定に保持し、前記分析時間保持モードが選択されていなければ、シフトされた点又は線に対応する分析時間及び分析条件の値以外の値を再設定して分析時間を変化させることを特徴とする分析装置。 - 前記設定処理部は、前記グラフ領域に対するタッチ操作により分析時間及び分析条件の値が入力された場合に、それらの値の少なくとも一方を近似する規定値に変換して設定することを特徴とする請求項1に記載の分析装置。
- 前記表示処理部は、前記表示画面における前記グラフ領域に対するタッチ操作に基づいて、当該グラフ領域に表示されているグラフを拡大表示させ、
前記設定処理部は、前記グラフ領域に拡大表示されたグラフに対するタッチ操作に基づいて、前記記憶部に記憶されている分析時間と分析条件の値との関係を再設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の分析装置。 - 前記表示処理部は、前記グラフ領域に表示されたグラフに対するタッチ操作によりグラフ上の点又は線が指定された場合に、その点又は線に対応する値を入力するための数値入力領域を前記表示画面に表示させ、
前記設定処理部は、前記数値入力領域に対する入力操作に基づいて、前記記憶部に記憶されている分析時間と分析条件の値との関係を再設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の分析装置。
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