JP6592937B2 - 認証システム、認証制御装置用プログラム - Google Patents
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Description
・第1の発明は、第1通行口及び第2通行口を有する通路を開閉可能なゲート装置(40)と、前記ゲート装置において認証対象の保持する認証媒体(10)から認証信号を検出し、前記認証信号に基づく認証情報を取得する認証信号検出装置(21)と、前記認証信号検出装置で取得された認証情報を認証サーバに送信する認証制御装置(23)と、を備え、前記認証情報に対する前記認証サーバの判定結果に基づいて前記ゲート装置の開閉が制御される認証システムであって、前記認証制御装置は、前記認証信号検出装置で取得された認証情報を前記認証サーバに送信した後、規定時間内に前記認証サーバに送信した前記認証情報と同じ認証情報が前記認証信号検出装置で取得された場合、前記規定時間内に遅れて取得された前記認証情報に基づく前記ゲート装置の開閉を中止することを特徴とする認証システム(1)である。
・第2の発明は、第1の発明の認証システムにおいて、前記認証制御装置(23)は、前記認証信号検出装置で取得された認証情報を前記認証サーバに送信した後、規定時間内に前記認証サーバに送信した前記認証情報と同じ認証情報が前記認証信号検出装置(21)で取得された場合、前記規定時間内に遅れて取得された前記認証情報の前記認証サーバへの送信をキャンセルすることを特徴とする認証システム(1)である。
・第3の発明は、第1又は第2の発明の認証システムにおいて、前記認証信号検出装置(21)は、前記ゲート装置(40)の前記第1通行口に設置された第1認証信号検出装置(211)と、前記ゲート装置の前記第2通行口に設置された第2認証信号検出装置(212)と、を備えることを特徴とする認証システム(1)である。
・第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明の認証システムにおいて、前記認証媒体(10)と前記認証制御装置(23)との間の通信手段として電界通信が用いられることを特徴とする認証システム(1)である。
・第5の発明は、第4の発明の認証システムにおいて、前記認証媒体(10)は、固有の認証情報を保持するICカード(30)と、前記ICカードとの間で情報を送受信するリーダライタ(11)と、認証対象に変調電界を誘起する信号電極(121)と、前記信号電極により誘起された変調電界により、認証対象を介して前記認証制御装置(23)との間で通信を行う電界通信部(12)と、前記リーダライタが前記ICカードから受信した前記認証情報を電界通信用の認証信号に変換し、前記認証信号を前記電界通信部から前記認証制御装置に送信する通信制御部(15)と、を備えることを特徴とする認証システム(1)である。
・第6の発明は、第3から第5までのいずれかの発明の認証システムにおいて、前記第1認証信号検出装置(211)及び前記第2認証信号検出装置(212)は、前記認証媒体から認証信号を検出する信号検出用アンテナ(211a、212a)をそれぞれ備え、それぞれの前記信号検出用アンテナが前記ゲート装置(40)の前記第1通行口及び前記第2通行口に設置されることを特徴とする認証システム(1)である。
・第7の発明は、認証情報に対する認証サーバの判定結果に基づいてゲート装置(40)の開閉が制御される認証システムにおいて、認証対象の保持する認証媒体(10)から取得された前記認証情報を認証サーバに送信する認証制御装置(23)の認証制御装置用プログラムであって、コンピュータを、認証対象の保持する認証媒体から取得された認証情報を前記認証サーバに送信した後、規定時間内に前記認証サーバに送信した認証情報と同じ認証情報が取得された場合、前記規定時間内に遅れて取得された前記認証情報に基づく前記ゲート装置の開閉を中止する制御手段として機能させることを特徴とする認証制御装置用プログラムである。
図1は、本実施形態における入室管理システム1の全体構成を示すブロック図である。図2は、カードホルダ10の外観図である。
図1に示すように、入室管理システム1は、カードホルダ10、認証コントローラ20、ゲート装置40、認証サーバ50及びゲート開閉管理部60を備える。
カードホルダ10は、入室管理システム1の利用者が保持する携帯端末である。カードホルダ10は、図2に示すように、箱枠形状の筐体100により構成される。筐体100の内部には、後述するリーダライタ11等の電子部品が配置されている。筐体100は、ICカード30(後述)を保持可能な第1面101、及び第1面101とは反対側の第2面102とを有する。
リーダライタ11は、ICカード30との間で非接触により情報を送受信する、NFC規格に対応したリーダライタである。ICカード30がカードホルダ10に保持されると、ICカード30とリーダライタ11との間で電磁誘導による情報の送受信が行われ、ICカード30のメモリに記憶された認証情報がリーダライタ11で読み取られる。リーダライタ11で読み取られた認証情報は、記憶部13(後述)に記憶される。
電源部14は、リーダライタ11、端末側通信部12、記憶部13、端末側制御部15等に電力を供給する。電源部14は、バッテリ本体、バッテリ制御ドライバ等(いずれも不図示)により構成される。
認証コントローラ20は、カードホルダ10から、人体を介した電界通信により取得した認証情報に基づいて、ゲート装置40(後述)の開閉を制御する。認証コントローラ20は、図1に示すように、認証側通信部(認証信号検出装置)21と、記憶部22と、認証側制御部(認証制御装置)23と、を備える。なお、図1では、認証コントローラ20の機能的な構成を模式的に示している。認証側通信部21は、後述する図3に示すように、認証コントローラ20の外部に設置されている。
それぞれの電極マットから認証側制御部23へ送信される認証情報は、同じ場合もあれば、異なる場合もある。なお、以下の説明においては、第1認証情報及び第2認証情報を総称して「認証情報」ともいう。また、第1電極マット211と第2電極マット212を総称して「電極マット」ともいう。
認証コントローラ用プログラムは、コンピュータとしての認証側制御部23を、利用者の保持するカードホルダ10から取得された認証情報を認証サーバ50に送信した後、規定時間内に認証サーバ50に送信した認証情報と同じ認証情報が取得された場合、規定時間内に遅れて取得された認証情報に基づくゲート装置40の開閉を中止する制御手段として機能させるためのプログラムである。
認証側制御部23は、認証側通信部21で取得された認証情報を認証サーバ50(後述)に送信して、受信した認証情報の認証(正当性の検証)を委託する。
図3に示すように、ゲート装置40は、第1通行口W1及び第2通行口W2(後述)を有する通路Wを開閉可能な装置である。ゲート装置40は、ゲート側壁41及び42と、ゲート43と、を備える。
認証サーバ50は、例えば、入室管理システム1の管理会社により管理・運営されるサーバであり、通信ネットワーク2を介して入室管理システム1と接続されている。認証サーバ50のデータベース(不図示)には、予め登録された利用者の認証情報等に関するデータが保存されている。認証サーバ50において、データベースに保存されているデータの管理及び認証側制御部23(認証コントローラ20)との間のデータの送受信は、制御部(不図示)により実行される。
また、ゲート開閉管理部60は、ゲート装置40に設けられた人感センサから利用者を検知したことを知らせる検知信号を受信すると、タイマ機能により時間の計時をスタートする。そして、ゲート開閉管理部60は、計時を開始してから所定時間が経過すると、ゲート装置40に閉操作信号を送信して、開いているゲートバーを閉鎖する。また、ゲート開閉管理部60は、ゲート装置40に開操作信号を送信した後、タイマ機能により時間の計時をスタートする。そして、ゲート開閉管理部60は、計時を開始してから所定時間が経過するまで人感センサから検知信号を受信しなければ、ゲート装置40に閉操作信号を送信して、開いているゲートバーを閉鎖する。
なお、ゲート開閉管理部60と認証サーバ50との間は、専用回線で接続されていてもよいし、通信ネットワーク2又は不図示の他の通信ネットワークを介して接続されていてもよい。
図3に示すように、ゲート43のそれぞれのゲートバーが閉じられた状態で、利用者Pがゲート装置40の第1通行口W1に設置された第1電極マット211を踏むと、第1電極マット211に内蔵された信号検出用アンテナ211aとカードホルダ10(端末側通信部12)との間で、利用者Pの人体を介した電界通信による信号の送受信が開始される。これにより、認証コントローラ20の認証側通信部21から発せられた通信開始信号が、利用者Pの人体を介した電界通信により、認証コントローラ20からカードホルダ10へ送信される。また、ICカード30から読み取られた認証情報は、利用者Pの人体を介した電界通信により、カードホルダ10から認証コントローラ20へ送信される。
S102において、認証側制御部23は、取得した認証情報を、記憶部22に記憶させる。
ここで、認証情報を受信した認証サーバ50側の処理について説明する。
認証サーバ50の制御部は、受信した認証情報に基づいて認証処理を実行する。認証サーバ50の制御部は、認証成功であれば、ゲート開閉管理部60にゲート開放信号を送信する。そして、ゲート開閉管理部60からゲート装置40に開操作信号さ送信されることにより、ゲート43が開放される。このように、認証成功の場合には、ゲート装置40のゲート43が開かれるため、利用者は、通路Wを通行できる。一方、認証失敗であれば、ゲート開閉管理部60にゲート開放信号が送信されないため、ゲート43は開放されない。このように、認証失敗の場合には、ゲート装置40のゲート43が開かれないため、利用者は、通路Wを通行することができない。このような認証サーバ50側の処理は、先に説明した非接触の近距離通信により認証情報を取得する入室管理システム1Aにおいても同じである。
S105において、認証側制御部23は、タイマユニットで計時している経過時間t1が、規定時間t2に達したか否かを判定する。ここで、規定時間t2は、利用者が通常の速度で歩行した場合に、一方の電極マットから他方の電極マットに達するまでの標準的な時間に基づいて設定される。
S107において、認証側制御部23は、S106で取得した認証情報が、S102で記憶部22に記憶させた前回の認証情報(S103で認証サーバ50に送信した認証情報)と一致するか否かを判定する。S107の判定がYESの場合、認証側制御部23は、S102で記憶部22に記憶させた認証情報を削除すると共に、タイマユニットの計時をリセットして、本フローチャートの処理を終了する。
(1)認証側制御部23は、カードホルダ10を保持した利用者が入側の電極マットを踏んでからの経過時間t1が規定時間t2に達するまでの間に、出側の電極マットで同じ認証情報を取得した場合には、遅れて取得された認証情報に基づくゲート装置40の開閉が中止される。そのため、入室管理システム1においては、同じカードホルダ10を保持した利用者の認証情報が、入側と出側の電極マットで連続して取得されることにより、利用者がゲート43を通過した後、再びゲート43が開いてしまう不具合を抑制できる。したがって、本実施形態によれば、セキュリティ性を向上させた入室管理システム1を提供できる。
また、入室管理システム1において、認証側制御部23は、ゲート装置40の開閉を中止するために、出側の電極マットで取得された認証情報の認証サーバ50への送信をキャンセルする。そのため、認証サーバ50及びゲート開閉管理部60の制御プログラムに変更を加えることなしに、ゲート装置40の開閉を中止できる。
(1)本実施形態では、認証側通信部21が第1電極マット211と第2電極マット212とを備える構成について説明した。これに限らず、認証側通信部21は、一枚の電極マットで構成されていてもよい。図5は、変形形態におけるゲート装置40Aの全体構成を説明する図である。以下、本実施形態(図3)のゲート装置40と同一部分に同一符号を付して説明する。
このように、ゲート開閉管理部60を認証コントローラ20に設けた場合においても、同じカードホルダ10を保持した利用者の認証情報が、入側と出側の電極マットで連続して取得されることにより、利用者がゲート43を通過した後、再びゲート43が開いてしまう不具合を抑制できる。
10 カードホルダ
11 リーダライタ
12 端末側通信部
13 記憶部
15 端末側制御部
20 認証コントローラ
21 認証側通信部
23 認証側制御部
30 ICカード
40 ゲート装置
50 認証サーバ
60 ゲート開閉管理部
121 信号電極
211 第1電極マット
211a、212a 信号検出用アンテナ
212 第2電極マット
Claims (6)
- 第1通行口及び第2通行口を有する通路を開閉可能なゲート装置と、
前記ゲート装置において認証対象の保持する認証媒体から認証信号を検出し、前記認証信号に基づく認証情報を取得する認証信号検出装置と、
前記認証信号検出装置で取得された認証情報を認証サーバに送信する認証制御装置と、を備え、
前記認証信号検出装置は、
前記ゲート装置の前記第1通行口に設置された第1認証信号検出装置と、
前記ゲート装置の前記第2通行口に設置された第2認証信号検出装置と、
を備え、
前記認証情報に対する前記認証サーバの判定結果に基づいて前記ゲート装置の開閉が制御される認証システムであって、
前記認証制御装置は、
前記第1認証信号検出装置で取得された認証情報を前記認証サーバに送信した後、利用者が通常の速度で歩行した場合に、前記第1認証信号検出装置から前記第2認証信号検出装置に達するまでの標準的な時間に基づいて設定された規定時間内に前記認証サーバに送信した前記認証情報と同じ認証情報が前記第2認証信号検出装置で取得された場合、前記規定時間内に遅れて取得された前記認証情報に基づく前記ゲート装置の開閉を中止すること、
を特徴とする認証システム。 - 請求項1に記載の認証システムにおいて、
前記認証制御装置は、
前記認証信号検出装置で取得された認証情報を前記認証サーバに送信した後、規定時間内に前記認証サーバに送信した前記認証情報と同じ認証情報が前記認証信号検出装置で取得された場合、前記規定時間内に遅れて取得された前記認証情報の前記認証サーバへの送信をキャンセルすること、
を特徴とする認証システム。 - 請求項1又は請求項2に記載の認証システムにおいて、
前記認証媒体と前記認証制御装置との間の通信手段として電界通信が用いられること、
を特徴とする認証システム。 - 請求項3に記載の認証システムにおいて、
前記認証媒体は、
固有の認証情報を保持するICカードと、
前記ICカードとの間で情報を送受信するリーダライタと、
認証対象に変調電界を誘起する信号電極と、
前記信号電極により誘起された変調電界により、認証対象を介して前記認証制御装置との間で通信を行う電界通信部と、
前記リーダライタが前記ICカードから受信した前記認証情報を電界通信用の認証信号に変換し、前記認証信号を前記電界通信部から前記認証制御装置に送信する通信制御部と、を備えること、
を特徴とする認証システム。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の認証システムにおいて、
前記第1認証信号検出装置及び前記第2認証信号検出装置は、
前記認証媒体から認証信号を検出する信号検出用アンテナをそれぞれ備え、
それぞれの前記信号検出用アンテナが前記ゲート装置の前記第1通行口及び前記第2通行口に設置されること、
を特徴とする認証システム。 - 第1通行口及び第2通行口を有する通路を開閉可能なゲート装置と、
前記ゲート装置において認証対象の保持する認証媒体から認証信号を検出し、前記認証信号に基づく認証情報を取得する認証信号検出装置と、
前記認証信号検出装置で取得された認証情報を認証サーバに送信する認証制御装置と、を備え、
前記認証信号検出装置は、
前記ゲート装置の前記第1通行口に設置された第1認証信号検出装置と、
前記ゲート装置の前記第2通行口に設置された第2認証信号検出装置と、
を備え、
前記認証情報に対する前記認証サーバの判定結果に基づいてゲート装置の開閉が制御される認証システムにおいて、認証対象の保持する認証媒体から取得された前記認証情報を認証サーバに送信する認証制御装置の認証制御装置用プログラムであって、
コンピュータを、
前記第1認証信号検出装置で取得された認証情報を前記認証サーバに送信した後、利用者が通常の速度で歩行した場合に、前記第1認証信号検出装置から前記第2認証信号検出装置に達するまでの標準的な時間に基づいて設定された規定時間内に前記認証サーバに送信した認証情報と同じ認証情報が前記第2認証信号検出装置で取得された場合、前記規定時間内に遅れて取得された前記認証情報に基づく前記ゲート装置の開閉を中止するする制御手段、
として機能させることを特徴とする認証制御装置用プログラム。
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