JP6591606B1 - カメラ用防水ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で防水性能が高いカメラ用防水ケースを提供すること。【解決手段】所定長さの筒体からなるレンズ部収容部20およびカメラ本体部収容部30の第1端部20A,30A側が連結部材40で連結され、第2端部20B,30Bに取り付けられるレンズ部収容部用閉塞体50Aおよびカメラ本体部収容部用閉塞体50Bを具備するカメラ用防水ケース10であって、レンズ部収容部20と連結部材40およびレンズ部収容部用閉塞体50Aの連結部分と、カメラ本体部収容部30と連結部材40およびカメラ本体部収容部用閉塞体50Bの連結部分はそれぞれシール部材58Bを介して連結されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ用防水ケースに関する。
従来技術におけるカメラ用防水ケースとしては、特許文献1(特開2002−090855号公報)に開示されてるような構成が知られている。
特開2002−090855号公報(明細書段落0005,図1等)
特許文献1には、フロント側(または上側)とリア側(または下側)とに分割された分割ハウジングのそれぞれがシール部材を介して突き合わされ、突き合わされた全周の一端部がヒンジで開閉可能に連結され、他端部がクランプ機構によって締め付けられるデジタルカメラ用防水ハウジングの構成が開示されている。この分割ハウジングは、図1等からも明らかなように、収容対象となるデジタルカメラの外表面形状に倣った形状に形成されているため、デジタルカメラのレンズ交換や他のデジタルカメラには使用することができないといった課題がある。
また、同じく図1等から明らかなように、分割ハウジングの組み立てにはヒンジ構造とバックルが用いられている。このため、片手での組み立て操作が困難である他、シール部材は分割ハウジングの開口端部の全周にわたって均一に圧縮せず、防水ハウジングの水密性能を高めることが困難であるといった課題も有している。
本発明においては、他のカメラへの流用が可能であって、レンズ交換等片手でのカメラ用防水ケースの組み立て操作を可能にすると共に、収容物の長さや大きさに関わらず水密性能の向上をすべて満たすことが可能なカメラ用防水ケースの提供を目的とするものである。
すなわち本発明は、レンズ部とカメラ本体部とを有するカメラに用いられるカメラ用防水ケースであって、前記レンズ部が収容可能な所定長さの筒体からなるレンズ部収容部と、前記カメラ本体部が収容可能な所定長さの筒体からなるカメラ本体部収容部と、前記レンズ部収容部と前記カメラ本体部収容部とを連結する連結部材と、前記レンズ部収容部において、前記連結部材に連結される第1端部とは反対側の第2端部に装着されるレンズ部収容部用閉塞体と、前記カメラ本体部収容部において、前記連結部材に連結される第1端部とは反対側の第2端部に装着されるカメラ本体部収容部用閉塞体と、を具備し、前記レンズ部収容部と前記連結部材および前記レンズ部収容部用閉塞体の連結部分と、前記カメラ本体部収容部と前記連結部材および前記カメラ本体部収容部用閉塞体の連結部分はそれぞれシール部材を介して連結されていて、前記レンズ部収容部と前記カメラ本体部収容部の前記第1端部および前記第2端部は、開口部から所定長さ範囲において前記筒体の内径寸法よりも大径となる大径部に形成されていて、前記連結部材は、前記カメラ本体部の前記レンズ部との接続部分である撮像部に合わせて貫通孔が設けられた隔壁の前記レンズ部収容部の側の面および前記カメラ本体部収容部の側の面のそれぞれにおいて、前記大径部の内径寸法と同径寸法の筒状体が形成されていると共に、前記筒状体の外周面に沿って前記シール部材が設けられていて、前記レンズ部収容部用閉塞体および前記カメラ本体部収容部用閉塞体は、前記レンズ部収容部および前記カメラ本体部収容部の前記第2端部にそれぞれ形成された前記大径部の内径寸法と同径寸法の大径部進入部が形成されていると共に、前記大径部進入部の外周面に沿って前記シール部材が設けられ、前記隔壁には前記レンズ部収容部の側の面に前記貫通孔の外周に沿って前記レンズ部と当接するシール材が周設されていることを特徴とするカメラ用防水ケースである。
これにより、レンズ交換や他のカメラへの流用が可能であると共に、バックル等の操作部を用いない取り付け構造であるため片手での組み立て操作を可能にすると共に、シール部材の全体を均一に圧縮させることによる水密性能の向上を両立させることが可能になる。また、連結部分におけるシール部材との当接精度を高めることができると共にシール部材の当接度を均一にすることができるので、シール性能を向上させることができる。さらには、隔壁の貫通孔の外周に沿って周設されたシール材がレンズ部と当接することによりレンズ部収容部に浸水が生じてもカメラ本体部収容部への水の侵入を防止することができる。
また、前記レンズ部収容部および前記カメラ本体部収容部の前記第1端部のそれぞれには、前記連結部材との突き合わせ面に先端拡径部を有するガイド棒が起立されていて、前記連結部材には、前記ガイド棒の拡径部が進入可能な拡径部進入部と、前記拡径部進入部を起点として前記拡径部進入部よりも幅狭に形成されると共に前記第1端部の周方向に沿って前記ガイド棒が移動可能なガイド孔とからなるロック機構が設けられていて、前記ロック機構は、前記隔壁の中心軸周りに複数設けられていることが好ましい。
これにより、シール部材を均一に圧縮させることができるため、水密性能を高めることができる。
また、前記連結部材には、前記カメラ本体部を前記カメラ本体部収容部の内底面から離反させた状態で保持するカメラ本体部保持体が設けられていることが好ましい。
これにより、万が一カメラ本体部収容部が浸水した場合であっても、カメラ本体部が直ちに浸水してしまうことがない。
また、前記レンズ部収容部と前記カメラ本体部収容部はいずれも透明材料により形成されていることが好ましい。
これにより、カメラ用防水ケース内に浸水が生じたとしても、外部から浸水状態の確認ができるため、万が一カメラ防水用ケースが浸水してしまっても、カメラ用防水ケースから速やかにレンズ部およびカメラ本体部をカメラ用防水ケースから取り出すことができる。
前記カメラ本体部収容部用閉塞体には、ケーブル挿通部が設けられていて、前記ケーブル挿通部は、前記ケーブル挿通部に挿通されたケーブルを水密にシールするシール部を有していることが好ましい。
これにより、カメラ本体部により撮影された映像データをカメラ本体部から有線で外部装置に送信する場合であっても防水仕様にすることができる。
本発明においては、カメラ本体部収容部とレンズ部収容部とを有しているため、ズーム機能の使用やレンズ交換を容易に行うことができる。また、バックル等の操作部を用いない取り付け構造であるため片手での組み立て操作が可能になる。さらにはシール部材が筒体の開口端部に沿って単純な線形に設けられているので、収容すべきカメラ本体部やレンズ本体部が長くなったり大きくなっても、シール部材を全体にわたって均一に圧縮させることが可能になり水密性能を向上させることができる。そして、連結部分におけるシール部材との当接精度を高めることができ、隔壁の貫通孔の外周に沿って周設されたシール材がレンズ部と当接することによりレンズ部収容部に浸水が生じてもカメラ本体部収容部への水の侵入を防止することができる。
本実施形態におけるカメラ用防水ケースの側面図である。 レンズ部収容部(カメラ本体部収容部)の斜視図である。 連結部材をレンズ部収容部側から臨んだ斜視図である。 ロック機構の拡大図である。 連結部材をカメラ本体部収容部側から臨んだ斜視図である。 連結部材の隔壁に正対する位置から隔壁を臨んだ連結部材の正面図である。 カメラ本体部収容部の内底面からカメラ本体部保持体を臨んだ状態を示す説明図である。 カメラ用防水ケースの雲台取付部分における底面図である。
図1に示すように本実施形態におけるカメラ用防水ケース10は、レンズ部収容部20とカメラ本体部収容部30が連結部材40により連結され、レンズ部収容部20およびカメラ本体部収容部30の開口部(後述する第2端部20B,30B)に装着されたレンズ部収容部用閉塞体50Aおよびカメラ本体部収容部用閉塞体50Bを具備している。本実施形態におけるカメラ用防水ケース10においては、カメラ本体部収容部用閉塞体50Bにケーブル挿通部60が設けられていて、連結部材40の外側底面には雲台取付用アタッチメント70が取り付けられている。
レンズ部収容部20とカメラ本体部収容部30は基本構造が共通しているため、ここではレンズ部収容部20についてのみ説明をおこなう。図2内に示されているカッコ付きの符号は、レンズ部収容部20の構成に対応するカメラ本体部収容部30の構成である。
図1および図2に示すように、レンズ部収容部20は、収容対象となるレンズ部Lens(カメラ本体部Cam)が収容可能な所定長さの筒体からなっている。ここでは、筒体として透明なアクリル製パイプを用いている。レンズ部収容部20(カメラ本体部収容部30)の第1端部20A(30A)および、これとは反対側の第2端部20B(30B)には、開口部からの所定長さ範囲がアクリル製パイプの内径寸法よりも大径の大径部22(32)が形成されている。大径部22(32)は中心点からの距離が一定となるように精密に(いわゆる真円度が高くなるように)切削加工されており、アクリル製パイプの製造公差よりも精密な円形断面を有する大径部22(32)に形成されている。本実施形態においては、レンズ部収容部20(カメラ本体部収容部30)の第1端部20A(30A)が連結部材40に連結され、第1端部20A(30A)とは反対側の第2端部20B(30B)にはレンズ部収容部用閉塞体50A(カメラ本体部収容部用閉塞体50B)が取り付けられる。
また、レンズ部収容部20(カメラ本体部収容部30)の第1端部20A(30A)における連結部材40との突き合わせ端面26(36)には、先端拡径部を有するガイド棒80(図3−図5参照)を起立させた状態で取り付けるための取付穴26A(36A)が形成されている。同様に、レンズ部収容部20(カメラ本体部収容部30)の第2端部20B(30B)におけるレンズ部収容部用閉塞体50A(カメラ本体部収容部用閉塞体50B)との突き合わせ端面28(38)には、ガイド棒80(図3−5参照)を起立させた状態で取り付けるための取付穴28A(38A)が形成されている。本実施形態における取付穴26A(36A),28A(38A)はいずれもネジ穴としているが、これに限定されるものではない。なお、本実施形態においてはガイド棒80としてネジを用いている。
本実施形態における連結部材40は、図3−図6に示すように隔壁41と、隔壁41の両面から起立する筒状体42とを有している。隔壁41にはカメラ本体部収容部30に収容されたカメラ本体部Camのレンズ部Lensとの接続部分である撮像部の位置に合わせて貫通孔43が形成されている。さらに隔壁41のレンズ部収容部20の側の面にはレンズ部Lensが当接する位置に貫通孔43の外周に沿ってシール材としてのパッキン44を周設することもできる。また筒状体42の外径寸法は、レンズ部収容部20(カメラ本体部収容部30)における大径部22の内径寸法と同径寸法に形成され、外周面に沿ってシール部材45が周設されている。シール部材45は筒状体42の外周面からわずかに突出した状態(変形代を有する状態)で埋設されている。このような連結部材40にレンズ部収容部20およびカメラ本体部収容部30を連結することにより、大径部22に当接したシール部材45がシール部材45の全体で均一に変形し、シール部材45を介して互いに水密にシールされた状態で連結することができる。本実施形態に示したシール機構を採用することにより、レンズ部収容部20に収容するレンズ部Lensの長さや大きさや、カメラ本体部収容部30に収容するカメラ本体部Camの長さや大きさに関わらず高い水密性が確保された状態で連結部材40を介して連結レンズ部収容部20とカメラ本体部収容部30を連結することができる。
また、本実施形態における連結部材40には、レンズ部収容部20との突き合わせ面およびカメラ本体部収容部30との突き合わせ面に、連結対象であるレンズ部収容部20とカメラ本体部収容部30との連結状態を維持させるためのロック機構46が設けられている。このロック機構46は、先端拡径部を有するガイド棒80であるネジのネジ頭(拡径部)が進入可能な拡径部進入部46Aと、拡径部進入部46Aを起点として円弧状に延びるガイド孔46Bとにより形成されている。拡径部進入部46Aとガイド孔46Bは、第1端部20A(30A)の突き合わせ端面26との突き合わせ面において連結部材40(隔壁41)を貫通している。ガイド孔46Bは、拡径部進入部46Aの径寸法よりも幅狭でガイド棒80が移動可能な寸法に形成されていると共に、第1端部20A(30A)の突き合わせ端面26(36)の周方向に沿った円弧状に形成されている。
図6に示すように本実施形態においては、連結部材40の中心軸周りに90度間隔でロック機構46が設けられている。このように形成されたロック機構46には、レンズ部収容部20に起立しているガイド棒80とカメラ本体部収容部30に起立しているガイド棒80が連結部材40の中心軸周りにおいてロック機構46の拡径部進入部46Aに交互に差し込まれる。そしてガイド棒80の拡径部(ネジ頭)を拡径部進入部46Aに貫通させた状態で細径部分であるネジ山部分をガイド孔46Bに沿って移動させれば、レンズ部収容部20およびカメラ本体部収容部30の連結部材40への連結状態をロックすることができる。なお、ロック機構46の配設間隔は、連結部材40の中心軸周りに90度間隔で配設しているがこの配設間隔に限定されるものではなく、ロック機構46は連結部材40の連結面に複数設けられていればよい。
さらに本実施形態における連結部材40は、カメラ本体部Camをカメラ本体部収容部30の内底面から離反させた状態で保持するカメラ本体部保持体47が取り付けられている。カメラ本体部保持体47は、図5―図7に示すように、平面視コの字形に形成されていて、内底面の中央部分および連結部材40の隔壁41に形成されたネジ穴41Aを用いてネジ留めによって連結部材40に固定されている。カメラ本体部保持体47は、カメラ本体部収容部30の内底面から離反させた状態で連結部材40に取り付けられている。カメラ本体部Camは、カメラ本体部保持体47のコの字の内側部分にカメラ本体部Camの底部が差し込まれた後、カメラ本体部保持体47の側面に設けられた固定用ネジ穴47Aでネジ留め固定される。このようにしてカメラ本体部Camは、カメラ本体部収容部30の内底面から離反させた状態でカメラ本体部収容部30に収容されることになる。
さらにまた本実施形態における連結部材40の外側底面には、図示しないカメラ用三脚の雲台にカメラ用防水ケース10を取り付けるための雲台取付用アタッチメント70が設けられている。雲台取付用アタッチメント70は、図8に示すように、連結部材40の外側底面に形成されたネジ穴72を用いてネジ留めすることにより連結部材40の外側底面に着脱可能に取り付けられている。雲台取付用アタッチメント70は雲台に形成されているネジを固定用ネジ穴74に螺合させることにより三脚に固定することができる。また、雲台取付用アタッチメント70は、連結部材40の外側底面との第1当接部76およびカメラ本体部収容部30の外側底面との第2当接部78(図3参照)の当接面がそれぞれ円弧状に形成されている。このような第1当接部76および第2当接部78により、雲台取付用アタッチメント70は、連結部材40とカメラ本体部収容部30とを安定的に支持することができる。
本実施形態においては、レンズ部収容部20の第2端部20Bにレンズ部収容部用閉塞体50Aが取り付けられ、カメラ本体部収容部30の第2端部30Bにカメラ本体部収容部用閉塞体50Bが取り付けられている。レンズ部収容部用閉塞体50Aはレンズ部Lensのレンズ面に平行なフィルタ52Aがフィルタ保持部54Aにより保持されたものである。フィルタ保持部54Aにはレンズ部収容部20の第2端部20Bの大径部22に進入可能な大径部進入部56Aが設けられている。大径部進入部56Aの外径寸法は大径部22の内径寸法と等しい径寸法に形成されていると共に、大径部進入部56Aには外周面に沿ってシール部材58Aが周設されている。大径部進入部56Aをレンズ部収容部20の第2端部20Bの大径部22に進入させれば、レンズ部収容部20と連結部材40との連結形態と同様、レンズ部収容部20にレンズ部収容部用閉塞体50Aを水密にシールした状態で取り付けることができる。
カメラ本体部収容部用閉塞体50Bは、隔壁52Bが隔壁保持体54Bに保持されていて、隔壁52Bの外側面にはケーブル挿通部60が取り付けられている。隔壁52Bの中央位置には隔壁52Bおよびケーブル挿通部60を貫通する貫通孔(図示せず)が穿設されていて、この貫通孔にカメラ本体部CamからのケーブルCabを挿通させることによりカメラ用防水ケース10の外部に引き出すことができる。ケーブル挿通部60の貫通孔の内周面にはシール部(図示せず)が設けられているのでケーブルCabからカメラ本体部収容部30の内部に浸水することはない。
また、隔壁52Bのカメラ本体部収容部30の側の面にはカメラ本体部収容部30の第2端部30Bの大径部22に進入可能な大径部進入部56Bが形成されている。大径部進入部56Bの外径寸法は大径部22の内径寸法と等しい径寸法に形成されていると共に、大径部進入部56Bの外周面に沿ってシール部材58Bが周設されている。大径部進入部56Bをカメラ本体部収容部30の第2端部30Bの大径部22に進入させれば、カメラ本体部収容部30と連結部材40との連結形態と同様、シール部材58Bによりカメラ本体部収容部30にカメラ本体部収容部用閉塞体50Bをシールした状態で取り付けることができる点で好都合である。
また、万が一カメラ用防水ケース10が浸水したとしても、レンズ部収容部20とカメラ本体部収容部30は透明であるから外部からカメラ用防水ケース10の内部の観察が可能である。これにより浸水時にはカメラ用防水ケース10を水中等から迅速に引き上げることができる。さらにカメラ本体部Camは、カメラ本体部収容部30の内底面から離反しているので、少量の浸水ではカメラ本体部Camが浸水することがないといえる。
以上に説明したように、本実施形態におけるカメラ用防水ケース10の連結部分は、いずれも真円度の高い大径部(22,32)にシール部材付きの筒状体42および大径部進入部(56A,56B)が差し込まれた構造になっている。これによりレンズ部収容部20,カメラ本体部収容部30,連結部材40,レンズ部収容部用閉塞体50Aおよびカメラ本体部収容部用閉塞体50Bは、連結部分の大きさに関わらずシール部材(45,58A,58B)によってきわめて高い水密性能でシールされた状態で連結されることになる。よって、水中での撮影も可能になる点において好都合である。
なお、本発明におけるレンズ収容部20およびカメラ本体部収容部30と連結部材40およびレンズ部収容部用閉塞体50Aまたはカメラ本体部収容部用閉塞体50Bとの連結部分における形態は、以上の実施形態で説明した構成に限定されるものではない。具体的には、レンズ部収容部20およびカメラ本体部収容部30の両端部に大径部を形成せず、連結部材40に筒状体42を形成すると共にレンズ部収容部用閉塞体50Aおよびカメラ本体部収容部用閉塞体50Bの連結端部に外径寸法をレンズ部収容部20およびカメラ本体部収容部30の両端部の内径寸法以下の連結用筒状体(図示せず)を形成し、筒状体42および連結用筒状体の外周面にシール部材を設けた形態を採用することもできる。以上により、筒状体42および連結用筒状体の外周面のシール部材がレンズ部収容部20およびカメラ本体部収容部30の両端部の内周面に当接することで収容物の長さや大きさに関わらず水密にシールされた状態でこれらを連結することができる。
また、本実施形態においては、連結部材40にカメラ本体部保持体47を設けているが、カメラ本体部保持体47の構成は省略することもできる。この場合、カメラ本体部収容部30の内部でカメラ本体部Camを固定するためのカメラ本体部用固定手段を設けておくことが好ましい。
また、本実施形態においては、連結部材40にロック機構46が設けられていると共に、レンズ部収容部20およびカメラ本体部収容部30にロック機構46に差し込むための先端拡径部を有するガイド棒80を設けているが、この形態に限定されるものではない。レンズ部収容部20およびカメラ本体部収容部30に対する筒状体42の差し込み長さを十分長くすることができれば、ロック機構46および先端拡径部を有するガイド棒80の構成はそれぞれ省略することも可能である。
また、本実施形態においては、レンズ部収容部20およびカメラ本体部収容部30を透明材料であるアクリル樹脂により形成しているが、レンズ部収容部20およびカメラ本体部収容部30は不透明材料により形成することもできる。
また、本実施形態においては、カメラ本体部収容部用閉塞体50Bにケーブル挿通部60を設けているが、カメラ本体部Camからの信号を外部装置に無線出力することができれば、カメラ本体部収容部用閉塞体50Bへのケーブル挿通部60の構成を省略した単純な隔壁52Bの構成を採用することもできる。
さらに、以上に説明した実施形態および変形例を適宜組み合わせた形態を採用することもできる。
10 カメラ用防水ケース,
20 レンズ部収容部,
20A 第1端部,20B 第2端部,22 大径部,26,28 突き合わせ端面,
26A,28A 取付穴,
30 カメラ本体部収容部,
30A 第1端部,30B 第2端部,32 大径部,36,38 突き合わせ端面,
36A,38A 取付穴,
40 連結部材,
41 隔壁,41A ネジ穴,42 筒状体,43 貫通孔,44 パッキン,
45 シール部材,46 ロック機構,46A 拡径部進入部,46B ガイド孔,
47 カメラ本体部保持体,47A 固定用ネジ穴,
50A レンズ部収容部用閉塞体,52A フィルタ,54A フィルタ保持部,
56A 大径部進入部,58A シール部材,
50B カメラ本体部収容部用閉塞体, 52B隔壁,54B 隔壁保持体,
56B 大径部進入部,58B シール部材,
60 ケーブル挿通部,
70 雲台取付用アタッチメント,
72 ネジ穴,74 固定用ネジ穴,76 第1当接部,78 第2当接部,
80 先端拡径部を有するガイド棒,
Lens レンズ部,
Cam カメラ本体部,
Cab ケーブル

Claims (5)

  1. レンズ部とカメラ本体部とを有するカメラに用いられるカメラ用防水ケースであって、
    前記レンズ部が収容可能な所定長さの筒体からなるレンズ部収容部と、
    前記カメラ本体部が収容可能な所定長さの筒体からなるカメラ本体部収容部と、
    前記レンズ部収容部と前記カメラ本体部収容部とを連結する連結部材と、
    前記レンズ部収容部において、前記連結部材に連結される第1端部とは反対側の第2端部に装着されるレンズ部収容部用閉塞体と、
    前記カメラ本体部収容部において、前記連結部材に連結される第1端部とは反対側の第2端部に装着されるカメラ本体部収容部用閉塞体と、を具備し、
    前記レンズ部収容部と前記連結部材および前記レンズ部収容部用閉塞体の連結部分と、前記カメラ本体部収容部と前記連結部材および前記カメラ本体部収容部用閉塞体の連結部分はそれぞれシール部材を介して連結されていて
    前記レンズ部収容部と前記カメラ本体部収容部の前記第1端部および前記第2端部は、開口部から所定長さ範囲において前記筒体の内径寸法よりも大径となる大径部に形成されていて、
    前記連結部材は、
    前記カメラ本体部の前記レンズ部との接続部分である撮像部に合わせて貫通孔が設けられた隔壁の前記レンズ部収容部の側の面および前記カメラ本体部収容部の側の面のそれぞれにおいて、前記大径部の内径寸法と同径寸法の筒状体が形成されていると共に、前記筒状体の外周面に沿って前記シール部材が設けられていて、
    前記レンズ部収容部用閉塞体および前記カメラ本体部収容部用閉塞体は、
    前記レンズ部収容部および前記カメラ本体部収容部の前記第2端部にそれぞれ形成された前記大径部の内径寸法と同径寸法の大径部進入部が形成されていると共に、前記大径部進入部の外周面に沿って前記シール部材が設けられ、
    前記隔壁には前記レンズ部収容部の側の面に前記貫通孔の外周に沿って前記レンズ部と当接するシール材が周設されていることを特徴とするカメラ用防水ケース。
  2. 前記レンズ部収容部および前記カメラ本体部収容部の前記第1端部のそれぞれには、前記連結部材との突き合わせ面に先端拡径部を有するガイド棒が起立されていて、
    前記連結部材には、前記ガイド棒の拡径部が進入可能な拡径部進入部と、前記拡径部進入部を起点として前記拡径部進入部よりも幅狭に形成されると共に前記第1端部の周方向に沿って前記ガイド棒が移動可能なガイド孔とからなるロック機構が設けられていて、
    前記ロック機構は、前記隔壁の中心軸周りに複数設けられていることを特徴とする請求項1記載のカメラ用防水ケース。
  3. 前記連結部材には、前記カメラ本体部を前記カメラ本体部収容部の内底面から離反させた状態で保持するカメラ本体部保持体が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のカメラ用防水ケース。
  4. 前記レンズ部収容部と前記カメラ本体部収容部はいずれも透明材料により形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載のカメラ用防水ケース。
  5. 前記カメラ本体部収容部用閉塞体には、ケーブル挿通部が設けられていて、前記ケーブル挿通部は、前記ケーブル挿通部に挿通されたケーブルを水密にシールするシール部を有していることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のカメラ用防水ケース。
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