JP6591042B2 - 機械のスライド機構のための釣り合い及び駆動システム - Google Patents

機械のスライド機構のための釣り合い及び駆動システム Download PDF

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Description

本発明は、垂直方向に変位可能なスライド機構の釣り合いと制御された変位に関する。
様々な種類の機械は電動ステージを含んでいる。電動ステージは、機械軸に沿った相対的な並進運動または機械軸の回りの回転運動を行うため、スピンドルおよびピボットは勿論のこと、キャリッジおよび他のスライド機構を含んでいる。例えば、工具とワークとの間、または計測機械におけるセンサと試験対象部品との間などでの相対運動を実行することができる。
電動ステージは、機械フレームに直接または他の電動ステージに間接的に相対運動するように支持される。ガイドシステムは、所望の動作を規定するためのレール、ベアリング、シャフト、経路、およびローラを含む。典型的なリニアドライブは、ステッピングモータまたはサーボモータで駆動される、ベルト、ラックとピニオン、ボールネジ、リードネジを含む。
ベルトドライブは、タイミングベルトを介して回転運動を直線運動に変換する。タイミングベルトは歯を有し、駆動モータによって直接または間接的に駆動される歯付きプーリと係合する。機械の垂直軸(Z軸)にリニアベルトドライブを装備する場合、垂直方向に変位可能なスライド機構の重量を相殺するために、しばしば釣り合い(counter balance)が必要となる。タイミングベルトは、機械のフレームまたは他の形態のマウントに取り付けられた1つまたは複数のプーリによって支持され、タイミングベルトの一端が、垂直方向に移動可能なスライド機構に取り付けられ、タイミングベルトの他端がカウンタウエイトに取り付けられている。プーリの1つは駆動プーリであり、この駆動プーリは、歯車減速機または他のパワーアロケータを介して回転駆動モータに直接または間接的に接続されている。カウンタウエイトの質量は、垂直方向に移動可能なスライド機構の質量に等しいかほぼ等しく、駆動プーリのいずれかの側で釣り合う荷重又はほぼ釣り合う荷重を生成する。釣り合い荷重は、垂直方向に移動可能なスライド機構を一定のZ軸位置に維持するために付与すべきモータによる保持力を低減する。これにより、モータによって生成される熱量が低減され、より小さくより安価なモータを使用することも可能になる。
上記既知の形態では、垂直に移動可能なスライド機構が下降している間に予期せぬ障害に遭遇した場合に、問題が生じる可能性がある。カウンタウエイトが存在するにもかかわらず、スライド機構の全重量が障害物に乗る可能性がある。なぜなら、スライド機構をその所望の位置に向かって若干オーバードライブすることによって、駆動モータがカウンタウエイトを持ち上げ、その間、タイミングベルトが駆動モータとスライド機構の間で弛むからである。スライド機構の全重力が障害物に付与されると、スライド機構が損傷したり、障害物が傷つく可能性がある。障害物は作業者の身体の一部である可能性もある。過剰な位置誤差を監視する制御ループは、オーバードライブの量を制限することができるが、いかなる量のオーバードライブでも、釣り合いを解消して、障害物に望ましくない重量を伝達してしまう可能性がある。
実施形態による釣り合い及び駆動システムは、垂直方向に変位可能なスライド機構が下降の過程で予期しない障害物に遭遇した時でも、スライド機構の釣り合いを保つ。実施形態はまた、カウンタウエイトとスライド機構との間の第1フレキシブル接続部が喪失した場合に、釣り合いを維持するためのフェイルセーフシステムを特徴とする。
機械のスライド機構のためのこのような釣り合い及び駆動システムの実施例は、垂直方向に変位可能なスライド機構とカウンタウエイトを支持する機械マウントを含む。機械マウントから吊り下げられた第1フレキシブルコネクタは、スライド機構とカウンタウエイトとを接続し、スライド機構に作用する重力がカウンタウエイトに作用する重力によって少なくとも部分的に相殺される釣り合いシステムを形成する。垂直方向に変位可能なスライド機構のための駆動システムは、機械マウントから吊り下げられてスライド機構とカウンタウエイトとを接続する第2フレキシブルコネクタを含む。駆動システムはまた、スライド機構を垂直方向に変位させるために第2フレキシブルコネクタに作用的に係合された駆動モータと、追従コネクタを含む。追従コネクタは、限定された追従範囲内で、第2フレキシブルコネクタにおける少なくとも前記駆動モータの係合部と前記カウンタウエイトとの間の部位に、調整された張力を付与する。
追従コネクタは、好ましくは相対変位可能であり、スライド機構に対するするカウンタウエイトの相対変位なしに、第2フレキシブルコネクタのオーバードライブを限定された従動範囲内で吸収する。これにより、スライド機構に作用する重力がカウンタウエイトに作用する重量により、少なくとも部分的に相殺される状態を維持する。好ましくは、コントローラが、第2フレキシブルコネクタの検出されたオーバードライブに応答して、限定された追従範囲において、スライド機構の変位に対する第2フレキシブルコネクタのさらなる変位を停止する。
好ましくは、限定された追従範囲内で追従コネクタによって与えられる調節された張力は、カウンタウエイトの持ち上げ力を供給する。この持ち上げ力は、カウンタウエイトに作用する重力の一部しか打ち消さない。
しかし、追従コネクタは、フェイルセーフ機構の一部としての限定された追従範囲を超えて動作するように構成することができる。これにより、第1フレキシブルコネクタによって提供されるスライド機構とカウンタウエイトとの間の接続の破断に応答して、第2フレキシブルコネクタが、スライド機構とカウンタウエイトとを接続するバックアップ釣り合いシステムの一部として機能し、スライド機構に作用する重力がカウンタウエイトに作用する重力によって少なくとも部分的に相殺された状態が維持される。
例えば、追従コネクタは、限定された従動範囲内で調節された張力を付与するスプリングと、ストップとを含む。このストップを介して、第2フレキシブルコネクタが限定された追従範囲を超えてスライド機構とカウンタウエイトとを接続する。これにより、第2フレキシブルコネクタによって更なる張力を伝達することができ、この張力は、カウンタウエイトに作用する重力をより十分に相殺できるカウンタウエイトの持ち上げ力に相当する。
機械のスライド機構のための釣り合い及び駆動システムの別の実施例は、垂直方向に移動可能なスライド機構及びカウンタウエイトを支持する機械マウントの基本的な装備を含む。機械マウントから吊り下げられた第1フレキシブルコネクタは、スライド機構とカウンタウエイトとを接続し、スライド機構に作用する重力がカウンタウエイトに作用する重力によって少なくとも部分的に相殺されるような釣り合いを形成する。この釣り合いは、スライド機構とカウンタウエイトとの間の第1フレキシブルコネクタによる第1の張力の伝達を介して実現する。
機械マウントから吊り下げられた第2フレキシブルコネクタも、スライド機構とカウンタウエイトとを接続する。しかしながら、スライド機構を垂直方向に変位させるために駆動モータが第2フレキシブルコネクタに作用的に係合され、テンショナが、第2フレキシブルコネクタにおける駆動モータの係合部とカウンタウエイトの間の部位に、第2のより小さな張力を付与し、これにより、駆動モータと第2フレキシブルコネクタとの間の係合を維持する。
テンショナは、弾性部材を含むことができ、この弾性部材は、第2フレキシブルコネクタに上記のより小さな張力を付与するために、限られた範囲内で変位可能である。好ましくは、弾性部材の変位は、第2フレキシブルコネクタの限られた量のオーバードライブを、スライド機構に対するカウンタウエイトの相対変位なしに吸収する。これにより、スライド機構に作用する重力が少なくとも部分的に、第1フレキシブルコネクタを介して、カウンタウエイトに作用する重力により相殺された状態を維持できる。
さらに、弾性部材の変位はストップによって制限することができ、これにより、第2フレキシブルコネクタに沿ってより大きな張力を伝達することができる。好ましくは、テンショナにより与えられるより小さな張力は、カウンタウエイトに持ち上げ力を供給する。この持ち上げ力は、カウンタウエイトに作用する重力を部分的にしか相殺しない。しかし、テンショナは、第2フレキシブルコネクタと共にフェイルセーフ機構の一部として構成される。これにより、第1フレキシブルコネクタによって提供されるスライド機構とカウンタウエイトとの間の接続の破断に応答して、第2フレキシブルコネクタは、スライド機構とカウンタウエイトとを接続するバックアップ釣り合いシステムの一部として機能し、スライド機構に作用する重力がカウンタウエイトに作用する重力によって少なくとも部分的に相殺された状態が維持される。
テンショナの1つの構成では、テンショナは、第2フレキシブルコネクタの長さに沿う第1の点に接続された第1部分と、フレキシブルコネクタの長さに沿う第2の点に接続された第2部分と、第1部分と第2部分との間に弾性力を付与する弾性部材とを含む。
テンショナの別の構成では、テンショナは、機械マウントに接続された第1部分と、第2フレキシブルコネクタの側部に係合する第2部分と、第1部分と第2部分の間に弾性力を与える弾性部材とを含む。
いずれの構成においても、テンショナは、第1部分と第2部分との間の相対運動を制限するストップを含むことができる。
第1フレキシブル部材は、好ましくは、2つの端部の間に延在する長さを有する。第1フレキシブル部材の第1部分は、スライド機構に接続された2つの端部のうちの第1端部からカウンタウエイトまで延びている。第1フレキシブル部材の第2部分は、カウンタウエイトからスライド機構に接続された2つの端部のうちの第2端部まで延びている。第1フレキシブル部材の長さの中間部分は、ベアリングを介してカウンタウエイトに接続することができる。このベアリングは、第1フレキシブル部材の第1部分と第2部分とを分けるとともに、第1部分と第2部分の張力の釣り合いを維持する。
第2フレキシブルコネクタは、第1フレキシブルコネクタの第1端部と第2端部との間でスライド機構に接続される第1端部と、第1部分と第2部分とを分ける軸受と整列してカウンタウエイトに接続される第2端部とを有している。この構成により、両方のフレキシブルコネクタをスライド機構とカウンタウエイトの重心に接続することができる。
垂直方向に変位可能なスライド機構を有する多軸測定機の概略側面図である。
上記垂直方向に変位可能なスライド機構のための釣り合い及び駆動システムの側面図であり、スライド機構が仮想線で示されている。
上記釣り合い及び駆動システムの平面図である。
上記釣り合い及び駆動システムの背面図である。
上記釣り合い及び駆動システムの正面図である。
図4の背面図における領域Aの拡大詳細図であり、追従コネクタを示す。
図6のX−X線に沿う追従コネクタの断面図である。
別のタイプの駆動システムの一部の概略側面図であり、追従コネクタを示す。
発明の詳細な説明
多くの測定機の1つとして示された多軸機械10は、試験片18をXおよびY座標軸に沿って水平に移動するためのX−Yステージ14と、センサ20をZ座標軸に沿って垂直方向に移動するためのスライド機構16とを含む。X−Yステージ14は機械ベース22に支持されている。スライド機構16は、柱24に把持されたスライドサポ−ト26に支持されている。測定機としてセンサ20が配置されている。センサ20は例えば、局所的な計測情報を得るための機械的または光学的プローブとして、又は試験片18のより広い領域にわたる情報を獲得するための対物レンズとして構成されている。機械の計測機能をサポートするセンサまたは他の装置の目に見えない部分は、スライドサポート26に収容することができる。このスライドサポート26内でスライド機構16が移動可能である。
測定機10は、試験片18とセンサ20の一方または他方を相対的に移動させる移動軸の他の組合せを用いることができる。試験片18とセンサ20の一方または他方を相対回転させるために、1つまたはそれ以上の回転軸を追加してもよい。しかし、ある実施形態のために、スライド機構16は、重力の影響を受ける垂直方向に変位可能な質量を有する。すなわち、拘束されていなければ、スライド機構16は重力のもとで動くであろう。
垂直方向に変位可能なスライド機構16のための釣り合い及び駆動システムは、図2〜図7に示されている。これら図では、スライド機構16は仮想線で示されている。スライド機構16は、他の移動可能なステージと同様に、Z軸に沿った移動のために、好適なレールまたは経路によって案内されることが好ましい。スライド機構16のためのカウンタウエイト30も、Z軸に沿った直線運動可能に設けられている。例えば、カウンタウエイト30は、垂直ガイドレール32に沿って移動するように構成することができる。カウンタウエイト30は、垂直軸に沿って移動するために吊り下げられ、機械10がガタついた場合に揺れを禁じるために拘束することだけが求められているので、カウンタウエイトのための案内システムは緩くてもよく、ガイドレール32に直に接触しなくてもよい。しかし、カウンタウエイトが傾斜軸に沿って変位するように意図されている場合、または移動しやすい別の機械軸によって支持される場合、カウンタウエイト30は、ガイドレール30とより確実に係合させるために、通常のベアリング面を有するように構成することができる。
適宜サイズのリニアタイミングベルト34の一端は、スライド機構16に直接取り付けられており、好ましくはスライド機構16の重心またはその近傍に固定されている。リニアタイミングベルト34は、タイミングプーリ36およびアイドラープーリ38を通り又は掛けられ、駆動プーリ40の配置に都合が良い経路を有している。駆動プーリ40は、モータ42(仮想線で示す)によって直接的にまたは間接的に駆動される。
駆動プーリ40からのタイミングベルトは、タイミングプーリ44および他のいくつかのプーリを通り又は掛けられ、カウンタウエイト30を吊るすのに都合のよい場所までの経路を有している。しかし、リニアタイミングベルト34の他端は、カウンタウエイト30に直接取り付けるのではなく、追従コネクタ46(compliant connector;コンプライアントコネクタ)に取り付けられている。追従コネクタ46は、カウンタウエイト30に取り付けられており、好ましくはカウンタウエイト30の重心またはその近くに取り付けられている。
したがって、図示の実施形態では、タイミングベルト34は、追従コネクタ46と共に、スライド機構16からカウンタウエイト30まで延びるフレキシブルコネクタ48を形成する。タイミングベルト34は、一定の長さを維持しながら、プーリ36,38,40,44の周りに曲がる(すなわち巻き付く)ことを可能にする可撓性を有している。 追従コネクタ46は、タイミングベルト34とカウンタウエイト30との間のフレキシブルコネクタ48の長さの制限された変動に適応するために、長さ方向の可撓性を有する。種々のプーリ36,38,40および44は、スライドサポート26または柱24のような機械マウントからフレキシブルコネクタ48を吊り下げる。タイミングベルト34および駆動プーリは、好ましくは、回転運動を並進運動に効率的に変換するために歯が形成されている。しかし、チェーンとスプロケットの組み合わせ、または穿孔金属テープとブルノーズピン付きのプーリの組み合わせを含む、他のタイプの駆動手段を用いることができる。
リニアタイミングベルト34の近傍において、スライド機構16にはケーブル52の一端が取り付けられている。このケーブル52は、鋼線を編んだものまたは他の材料で作られており、制限された曲げ量を許容するために可撓性を有するが、引張り荷重を伸びずに支持するのに十分な強度を有している。ケーブル52は、一連の溝付きアイドラープーリ54aを通りまたは掛けられて、カウンタウエイト30に至る。カウンタウエイト30において、ケーブル52は、カウンタウエイト30に取り付けられた図4に示す溝付きアイドラープーリ56のような、1つ又はそれ以上の溝付きアイドラープーリの周りを巻き、同様の戻り経路を経てスライド機構16に至る。ケーブル52の他端がスライド機構16に取り付けられている。
ケーブル52の戻り経路は、溝付きアイドラープーリ54aと同軸に取り付けられた一連の溝付きアイドラープーリ54bによって画定される。プーリ56は、ケーブル52をタイミングベルト34と追従カップリング46の両側にずらし、同軸に設けられた対をなすアイドラープーリ54a、54bは、ケーブル52を平行に所望のオフセットで維持する。これにより、ケーブル54の両端は、タイミングベルト34の両側においてスライド機構16に取り付けられている。このようにして、ケーブル52の2つの端部がタイミングベルト34を跨ぎ、ケーブル52とタイミングベルト34の両方をスライド機構16に取り付けることができる。好ましくはケーブル52をスライド機構16の重心又はその近傍に取り付けることができる。同様に、プーリ56は、追従コネクタ46の取り付け位置と整列した位置でカウンタウエイト30の内部に取り付けることができる。その結果、プーリ56と追従コネクタ46は、カウンタウエイト30の重心又はその近傍に配置することができ、スライド機構16またはカウンタウエイト30の傾きや捩れを防止する。
対をなす一連のプーリ54a、54bは、スライドサポート26または柱24のような機械マウントからケーブル52を吊り下げる。このように吊り下げられた二重のケーブル52は、フレキシブルコネクタ58を形成する。このフレキシブルコネクタ58は、スライド機構16とカウンタウエイト30とを接続し、これにより、スライド機構16に作用する重力が、カウンタウエイト30に作用する重力により少なくとも部分的に相殺される。さらに、ケーブル52の一方または両方の端部は、ケーブル52の全長を調整する手段を有してスライド機構16に取り付けられており、これにより追従コネクタ46の相対的な長さの適切な調整を可能にする。フレキシブルコネクタ58はケーブル52として形成されるが、所望の引っ張り荷重を担持するように構成されたチェーンまたはベルトを含む様々な他の形態をとることができる。
特に図7に示すように、リニアタイミングベルト34は、ベルトクランププレート64を介して追従コネクタ46のハウジング62にクランプされている。ボルト66がハウジング62を貫通してカウンタウエイト30と螺合している。 ジャムナット68は、カウンタウエイト30と係合しているボルト66を、ロックしている。ハウジング62内のボルト66に沿って、圧縮バネ70が配置されている。この圧縮バネ70は、ボルト66のヘッド端のスペーサワッシャ72から、ハウジング62の底部のばね捕捉プレート74まで延在している。
圧縮バネ16のバネ力は、タイミングベルト34に張力を付与する。この張力は、カウンタウエイト30の全重量を持ち上げるのに必要な張力よりもかなり小さいが、スライド機構16の昇降中にタイミングベルト34が弛んだり駆動プーリ40の歯を飛び越えるのを防止するのに十分なものである。加えて、圧縮バネ70は所定長さ分だけ圧縮可能であり、これによりタイミングベルト34を所定距離だけオーバードライブさせることができる。この距離で、圧縮バネ70が完全に圧縮される前にタイミングベルト34の更なる移動を停止させる状態を引き起こすことができる。
タイミングベルト34を介した駆動モータ42の制御により、スライド機構16を決められた量だけ上昇または下降させることができる。この間、カウンタウエイト30がケーブル52を介して下降または上昇する。ケーブル52は、スライド機構16とカウンタウエイト30の片寄った重量による張力のもとで、固定長さを維持しているので、追従カプラ46も、圧縮バネ70が駆動プーリ40とカウンタウエイト30との間のタイミングベルト34に沿って所望の張力を発揮した状態で、同じ長さを維持する傾向にある。
スライド機構16が下降中に障害に遭遇し、もはや下方に動くことができない場合、駆動モータ42は、タイミングベルト34をスライド機構16に向かって押し続け、駆動プーリ40とスライド機構16との間のタイミングベルト34に弛みを生じさせる。駆動プーリ49とカウンタウエイト30との間では、タイミングベルト34のオーバードライブにより、追従コネクタ46のハウジング62が持ち上げられ、圧縮バネ70がさらに圧縮され、それによってフレキシブルコネクタ48の長さが伸びる傾向にある。
カウンタウエイト30を持ち上げ、カウンタウエイト30とスライド機構16との係合を解除し、スライド機構16の全重量を障害物に付与する代わりに、上記のように追従コネクタ46がタイミングベルト34のオーバードライブに適応するため、タイミングベルト34によってカウンタウエイト30に加えられる持ち上げ力の増加は、圧縮バネ70のさらなる圧縮に伴う追加的なばね力に制限される。好ましくは、圧縮バネ70の更なる圧縮に伴うばね力の増加は最小にする。タイミングベルト34の所望の張力を越えず、カウンタウエイト30に付与される持ち上げ力の著しい増加を回避するためである。そうでなければ、ケーブル52による所望の釣り合い効果の一部が解除されるだろう。
追従コネクタ46の追従範囲(range of compliance;コンプライアンス範囲)内、例えば圧縮バネ70の圧縮範囲内に、タイミングベルト34のオーバートラベルの許容量を制限するために、好ましくは制御ループが設けられる。この制御ループは、過剰位置エラーに応答して駆動モータ42を停止させる。このような制御ループの一部として、1つまたは複数の位置センサ90、92を設けることができる。これら位置センサ90,92は、スライド機構16に対するタイミングベルト34のオーバードライブを検出する。オーバードライブでは、駆動モータ42によるタイミングベルト34の変位量がスライド機構16の変位量を超える。センサ90は、スライド機構16のZ軸に沿った並進位置を監視する。センサ92は、タイミングベルト34の予想される変位を決定する駆動モータ42の回転位置を監視する。両方のセンサ90,92および駆動モータ42に接続されたコントローラ94は、タイミングベルト34の検出されたオーバードライブ(タイミングベルト34の変位とスライド機構16の変位との間の差)に応答して、駆動モータ42を停止させる。オーバードライブ状態は、追従コネクタ46の限定された追従範囲内で検出することが好ましい。この限定された追従範囲では、ケーブル52の所望の釣り合い効果を打ち消すことなく、タイミングベルト34の過剰な移動を受け入れることができる。
機械10がこのような停止状態になった時、スライド機構16を容易に手動で持ち上げることができる。カウンタウエイト30がケーブル52を介してまだ有効に働き、スライド機構16の重量を相殺するからである。スライド機構16が持ち上げられると、障害物を外に出すことができ、次に、スライド機構16を手動で降ろして、タイミングベルト34に弛みがない意図された位置まで戻すことができる。そして機械10を所望の運転状態に戻すことができる。
追従カプラは、タイミングベルト34による所定のオーバートラベルの量(オーバードライブ状態を検出し、タイミングベルト34の更なるオーバートラベルを停止するのに必要な量)を受け入れるのに十分な追従範囲を示す。追従範囲は、更にフェイルセーフの特徴として制限される。例えば、圧縮バネ70は好ましくは、更なる圧縮が終了する密着高さまで圧縮される。バネ70が完全に圧縮されたとき、ハウジング62とカウンタウエイト30へのボルト接続部との間のさらなる変位は不可能であり、フレキシブルコネクタ48はもはや伸長可能ではない。したがって、もしもスライド機構16とカウンタウエイト30との間のケーブル52によって支持されたフレキシブルコネクタ58が破断した場合、フレキシブルコネクタ48は最大長さまで延び、この最大長さでフレキシブルコネクタは、スライド機構16とカウンタウエイト30とを接続するバックアップ釣り合いシステムの一部として機能する。これにより、スライド機構16に作用する重力が、カウンタウエイト30に作用する重力によって少なくとも部分的に相殺された状態が維持される。
フェイルセーフシステムの一部として、タイミングベルト34および追従コネクタ46は、スライド機構16とカウンタウエイト30の両方の重量を支えるのに必要な張力に耐えるように設計されていることが好ましい。そのように釣り合っているので、駆動モータ42は、スライド機構16を安全な位置に動かすために動作し続けることができる。ケーブル52と接触するセンサを使用して、ケーブル52の破断やスライド機構16とカウンタウエイト30の接続の破断を検出して、機械10を安全モードへと移行することができる。
追従コネクタ46は、所望の張力を提供するための他の形態の弾性体を配置することを含んで、タイミングベルト34のためのテンショナとして様々な形態をとることができる。追従範囲を制限するために、他のストップを用いることができる。例えば、引張バネを、この引張バネの伸長を制限するための物理的ストップと共に用いることができる。
フレキシブルコネクタ48の長さを収縮させるように作用する弾性力によってタイミングベルト34に張力をかける代わりに、スライド機構16とカウンタウエイト30との間に配置されているタイミングベルト34の経路の長さを延ばすことによって、タイミングベルト34に張力をかけることができる。例えば図8は、異なる形態のテンショナとしての追従コネクタ76を示している。この追従コネクタ76は、駆動プーリ40とタイミングプーリ44との間において、タイミングベルト34に対して横方向の力を加える。アイドラープーリ78は、タイミングベルト34を、ピボットアーム82の一端に回転可能に取り付けられたテンショナプーリ80の周りに導く。テンショナプーリ80をアイドラープーリ78に対して変位させるために、ピボット84はピボットアーム82を,スライドサポート26または柱24のような機械マウントに取り付ける。圧縮バネ86がピボットアーム82の遠位端に係合し、テンショナプーリ80をアイドラープーリ78から離れるように付勢し、これによりタイミングベルト34に所望の張力が生じるように負荷を与える。圧縮バネ86はまた、ピボットアーム82に対する所望の力を支持するために、スライドサポート26または柱24のような機械マウントに対して作用する。
タイミングベルト34に張力をかけるための図8に示す代替的な追従コネクタ構成では、タイミングベルト34またはフレキシブルコネクタ48の他の部分の長さに対する弾性調整手段を装備せずに、タイミングベルト34を適切なクランプ機構などによってカウンタウエイト30に直接接続することができる。タイミングベルト34がオーバートラベルした場合、例えばスライド機構16が下降している時に障害物に出会った時には、駆動モータ42によりカウンタウエイト30を持ち上げるように加えられるはずの追加的な張力が、圧縮バネ86によって最初に吸収される。圧縮バネ86が圧縮してテンショナプーリ80を変位させ、これにより、オーバートラベルの分だけタイミングベルト34の経路を短縮する。
圧縮バネが密着高さに圧縮されるまでの変位の支持範囲は、タイミングベルト34による所定のオーバートラベル量(オーバードライブ状態を検出し、タイミングベルト34の更なるオーバートラベルを停止させるのに必要なオーバートラベル量)を受け入れるのに十分な範囲とするのが好ましい。テンショナプーリ80が変位可能な範囲内では、スライド機構16が障害物に当たっている間でも、ケーブル52は、カウンタウエイト30の重量に対するスライド機構16の重量の釣り合い状態を維持し続ける。
ピボットアーム82の遠位端部と機械マウントとの間の固体のストップによって設定された追従コネクタ76の追従の制限は、フェイルセーフシステムに寄与する。すなわち、ケーブル52またはフレキシブルコネクタ58の他の部分が破断したとしても、スライド機構16とカウンタウエイト30との間の釣り合いを維持する。ストップに達し、タイミングベルト34の経路の長さがさらに収縮できなくなると、ケーブル52に沿った張力の代わりにタイミングベルト34に沿って張力が増加し、これにより、スライド機構16とカウンタウエイト30とを接続するバックアップ釣り合いシステムを支持する。その結果、スライド機構16に作用する重力がカウンタウエイト30に作用する重力によって少なくとも部分的に相殺された状態を維持する。このように釣り合いにより、駆動モータ42は、スライド機構16を安全な位置に動かすために動作し続けることができる。
限定された数の実施形態のみが開示されているが、当業者であれば、開示された特徴および機能の変形形態または代替形態を、提供される教示内容において、他のシステムまたはアプリケーションと組み合わせることができることを理解するであろう。様々な改善も以下の特許請求の範囲によって包含される。

Claims (16)

  1. 機械のスライド機構のための釣り合い及び駆動システムであって、
    垂直方向に変位可能なスライド機構及びカウンタウエイトを支持する機械マウントと、
    前記スライド機構に作用する重力が前記カウンタウエイトに作用する重力によって少なくとも部分的に相殺されるように、前記機械マウントから吊り下げられて、前記スライド機構と前記カウンタウエイトとを接続する第1フレキシブルコネクタを含む釣り合いシステムと、
    前記機械マウントから吊り下げられ、前記スライド機構と前記カウンタウエイトとを接続する第2フレキシブルコネクタを含む駆動システムと、
    を備え、
    前記駆動システムは、
    前記スライド機構を垂直方向に変位させるために、前記第2フレキシブルコネクタに係合する駆動モータと、
    限定された追従範囲内で動作し、少なくとも前記第2フレキシブルコネクタにおける前記モータの係合部と前記カウンタウエイトとの間の部位に、調節された張力を付与する追従コネクタと、
    を含むことを特徴とする釣り合い及び駆動システム。
  2. 前記駆動モータによる前記第2フレキシブルコネクタの変位が前記スライド機構の変位を超える、前記スライド機構に対する前記第2フレキシブルコネクタのオーバードライブ、を検出するための1つまたはそれ以上のセンサをさらに備え
    前記追従コネクタは、前記限定された追従範囲内で相対的に変位可能であり、前記スライド機構に対する前記カウンタウエイトの相対的変位なしに、前記第2フレキシブルコネクタのオーバードライブに適応し、これにより、前記第1フレキシブルコネクタを介して前記スライド機構に作用する重力が前記カウンタウエイトに作用する重力によって少なくとも部分的に相殺された状態が維持されることを特徴とする請求項1に記載の釣り合い及び駆動システム。
  3. さらにコントローラを備え、このコントローラは、前記第2フレキシブルコネクタの前記検出されたオーバードライブに応答し、前記限定された追従範囲内で、前記スライド機構の変位に対する前記第2フレキシブルコネクタのさらなる変位を停止し、
    前記1つまたはそれ以上のセンサは、前記スライド機構の変位を計測するための第1のセンサと、前記駆動モータによって駆動される前記第2フレキシブルコネクタの変位を計測するための第2のセンサとを含み、前記コントローラは、計測されたスライド機構の変位と計測された第2フレキシブルコネクタの変位との差に応答して、前記駆動モータによる前記第2フレキシブルコネクタの動きを停止することを特徴とする請求項に記載の釣り合い及び駆動システム。
  4. 前記限定された追従範囲内において前記追従コネクタによって与えられる調節された張力が、前記カウンタウエイトに持上げ力を加え、この持ち上げ力は前記カウンタウエイトに作用する重力を部分的にしか打ち消さず、
    前記追従コネクタが、フェイルセーフ機構の一部として、前記限定された追従範囲を超えて動作するように構成され、これにより、前記第1フレキシブルコネクタによって提供された前記スライド機構と前記カウンタウエイトとの間の接続の破断に応答して、前記第2フレキシブルコネクタが前記スライド機構と前記カウンタウエイトを接続するバックアップ釣り合いシステムの一部として働き、前記スライド機構に作用する重力が、カウンタウエイトに作用する重力によって少なくとも部分的に相殺される状態が維持され、
    前記追従コネクタが、前記限定された追従範囲内において前記調節された張力を与えるスプリングと、ストップとをさらに含み、このストップを介して前記第2フレキシブルコネクタが前記限定された追従範囲を超えて前記スライド機構と前記カウンタウエイトとを接続し、これにより、前記第2フレキシブルコネクタによって更なる張力を伝達することができ、この張力は、前記カウンタウエイトに作用する重力をより十分に相殺する持ち上げ力に相当することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の釣り合い及び駆動システム。
  5. 前記追従コネクタは、前記第2フレキシブルコネクタの長さの一部を形成し、前記追従コネクタの限定された追従範囲内で、前記第2フレキシブルコネクタが、前記駆動モータと前記カウンタウエイトとの間において、限定された量だけ弾性的に伸長可能であり、
    前記追従コネクタは、前記カウンタウエイトに対して張った状態で引っ張るために、前記限定された追従範囲内で、前記第2フレキシブルコネクタの長さに沿って弾性収縮力を発揮することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の釣り合い及び駆動システム。
  6. 前記追従コネクタがストップを有し、このストップが、前記追従コネクタの限定された追従範囲を超えた前記第2フレキシブルコネクタの伸長を制限することを特徴とする請求項に記載の釣り合い及び駆動システム。
  7. 前記追従コネクタは、前記第2フレキシブルコネクタの長さに沿って第1の点で接続された第1部分と、前記第2フレキシブルコネクタの長さに沿って第2の点で接続された第2部分と、前記限定された追従範囲内で、第1部分と第2部分との間に弾性力を付与する弾性部材と、を含み、
    前記追従コネクタがストップを有し、このストップが、前記限定された追従範囲を超えた前記第1部分と前記第2部分の間の相対運動を制限し、
    前記第2フレキシブルコネクタの前記第2の点が、前記カウンタウエイトに接続された前記第2フレキシブルコネクタの端部に相当することを特徴とする請求項5に記載の釣り合い及び駆動システム。
  8. 前記追従コネクタは、前記駆動モータの係合部と前記カウンタウエイトとの間において、前記機械マウントから前記第2フレキシブルコネクタを弾性的に支持し、
    前記カウンタウエイトに対して張った状態で前記第2フレキシブルコネクタを引張るために、前記追従コネクタが、前記限定された追従範囲内で、前記第2フレキシブルコネクタにその長さ方向と垂直の弾性力を付与し、
    前記追従コネクタが、前記機械マウントに連結された第1部分と、前記第2フレキシブルコネクタの側部と係合する第2部分と、前記限定された追従範囲内で前記第1部分と前記第2部分との間に弾性力を付与する弾性部材と、を含み、
    前記追従コネクタがさらにストップを有し、このストップが、前記限定された追従範囲を超えた前記第1部分と前記第2部分との間の相対運動を制限することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の釣り合い及び駆動システム。
  9. 前記第1フレキシブルコネクタおよび前記第2フレキシブルコネクタは、両方とも前記スライド機構の重心で前記スライド機構に接続され、
    前記第1フレキシブルコネクタと前記第2フレキシブルコネクタとの両方が、前記カウンタウエイトの重心で前記カウンタウエイトに接続されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の釣り合い及び駆動システム。
  10. 前記第1フレキシブルコネクタは、2つの端部の間に延在する長さを有し、前記第1フレキシブルコネクタの第1部分は、前記第1フレキシブルコネクタにおける前記2つの端部のうち前記スライド機構に連結された第1端部から、前記カウンタウエイトまで延在し、前記第1フレキシブルコネクタの第2部分は、前記カウンタウエイトから、前記2つの端部のうち前記スライド機構に接続された第2端部まで延在し、
    前記第1フレキシブルコネクタの前記長さの中間部分は、ベアリングを介して前記カウンタウエイトに連結され、このベアリングは、前記第1フレキシブルコネクタの前記第1部分と前記第2部分を分けるとともに、前記第1部分と前記第2部分の張力が釣り合った状態を維持し、
    前記第2フレキシブルコネクタは、前記第1フレキシブルコネクタの前記第1端部と前記第2端部との間において前記スライド機構に連結された第1端部と、前記カウンタウエイトに接続され、前記第1フレキシブルコネクタの第1部分と第2部分を分ける前記ベアリングと整列された第2端部と、を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の釣り合い及び駆動システム。
  11. 機械のスライド機構のための釣り合い及び駆動システムであって、
    垂直方向に変位可能なスライド機構及びカウンタウエイトを支持する機械マウントと、
    前記機械マウントに吊り下げられ、前記スライド機構と前記カウンタウエイトを接続し、前記スライド機構に作用する重力が少なくとも部分的に前記カウンタウエイトに作用する重力によって相殺されるような釣り合いを形成する第1フレキシブルコネクタと、
    前記機械マウントから吊り下げられ、前記スライド機構と前記カウンタウエイトを接続する第2フレキシブルコネクタと、
    前記スライド機構を垂直に変位させるために、前記第2フレキシブルコネクタに作用的に係合された駆動モータと、
    テンショナと、
    を備え、
    上記スライド機構と上記カウンタウエイトの釣り合いが、前記スライド機構と前記カウンタウエイトとの間の前記第1フレキシブルコネクタによる第1の張力の伝達を介してなされ、
    前記テンショナが、前記駆動モータと前記第2フレキシブルコネクタとの間の係合を維持するために、第2フレキシブルコネクタにおける前記駆動モータの係合部と前記カウンタウエイトとの間の部分に、第2のより小さな張力を付与することを特徴とする釣り合い及び駆動システム。
  12. 前記テンショナによって与えられる前記のより小さな張力が、前記カウンタウエイトに持ち上げ力を供給し、この持ち上げ力が前記カウンタウエイトに作用する重力を部分的にしか相殺せず、
    前記テンショナは、フェイルセ−フ機構の一部として、前記第2フレキシブルコネクタとともに配置され、これにより、前記第1フレキシブルコネクタによって提供された前記スライド機構と前記カウンタウエイトとの間の接続の破断に応答して、前記第2フレキシブルコネクタが前記スライド機構と前記カウンタウエイトを接続するバックアップ釣り合いシステムの一部として働き、前記スライド機構に作用する重力が、前記カウンタウエイトに作用する重力によって少なくとも部分的に相殺される状態が維持されることを特徴とする請求項11に記載の釣合い及び駆動システム。
  13. 前記テンショナが、前記第2フレキシブルコネクタに前記のより小さい張力を付与するために、限定された範囲内で変位可能な弾性部材を含み、
    前記第2フレキシブルコネクタに沿ってより大きい張力を伝達するために、前記弾性部材の変位がストップによって制限されることを特徴とする請求項11または12に記載の釣り合い及び駆動システム。
  14. 前記テンショナは、前記第2フレキシブルコネクタの第1の点に接続された第1部分と、前記第2フレキシブルコネクタの第2の点に接続された第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間に弾性力を付与する弾性部材と、含み、
    前記テンショナが、前記第1部分と前記第2部分との間の相対運動を制限するストップを含むことを特徴とする請求項11または12に記載の釣り合い及び駆動システム。
  15. 前記テンショナは、前記機械マウントに連結された第1部分と、前記第2フレキシブルコネクタの側部と係合する第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間に弾性力を付与する弾性部材と、を含み、
    前記テンショナは、前記第1部分と前記第2部分との間の相対運動を制限するストップを含むことを特徴とする請求項11または12に記載の釣り合い及び駆動システム。
  16. 前記駆動モータによる前記第2フレキシブルコネクタの変位が前記スライド機構の変位を超える、前記スライド機構に対する前記第2フレキシブルコネクタのオーバードライブ、を検出するための1つまたはそれ以上のセンサをさらに備え、
    前記テンショナは、前記スライド機構に対して前記カウンタウエイトを相対的に変位させることなく、前記第2フレキシブルコネクタのオーバードライブを受け入れるために、限られた範囲内で相対的に変位可能な弾性部材を含み、これにより、前記スライド機構に作用する重力が前記第1フレキシブルコネクタを介して前記カウンタウエイトに作用する重力によって少なくとも部分的に相殺される状態を維持され、
    さらにコントローラを備え、このコントローラは、前記第2フレキシブルコネクタの検出されたオーバードライブに応答して、前記弾性部材の限られた変位の範囲で、前記スライド機構の変位に対する前記第2フレキシブルコネクタのさらなる変位を停止することを特徴とする請求項11に記載の釣り合い及び駆動システム。
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