JP6590765B2 - ワイヤ放電加工機 - Google Patents
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Description
加工槽には、下側アームが挿通した加工槽の貫通孔からの液体漏れを防止するシール部材が摺動可能に取り付けられ、下側アームは、シール部材を貫通した状態で配置される。シール部材は、下側アームが加工槽に対し所定方向に移動する際、加工槽に対して摺動する。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、加工槽に対しシール部材が摺動する構造を要さないワイヤ放電加工機を提供することを目的とする。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施の形態に係るワイヤ放電加工機10は、ワイヤ支持機構11で張設したワイヤ電極12に対し、加工槽13内に配した被加工物Wを移動させて加工する。以下、詳細に説明する。
箱状物15の上側には、図2、図3に示すように、平面視して矩形状の固定台20が固定されている。従って、固定台20は、加工槽13に対し静止している。
ベース部材は、固定台20と加工槽13を支持している。
サドル23及び固定台20の間には、平面視して、ガイド部材21、22の間に空間部があり、その空間部のY軸方向中央には、X軸方向に長いボール螺子24と、ボール螺子24に連結されたモータ(第1の駆動源の一例)25が、固定台20に取り付けられている。ボール螺子24は、サドル23に連結され、モータ25の駆動力をX軸方向の直線的な力に変換してサドル23に与え、サドル23をガイド部材21、22に沿ってX軸方向に移動させる。
スライドブロック29は、図2、図3に示すように、矩形状の板状物であり、X軸方向両側がそれぞれ下方に突出しており、そのX軸方向両側の突出部分に形成された凹部にそれぞれガイド部材26、27が嵌入して移動可能となっている。
装着テーブル32は、水平に配された矩形状の板状物であり、X軸方向に長く、X軸方向両側がアーム30の先端(下端)及びアーム31の先端(下端)にそれぞれ取り付けられている。
本実施の形態では、被加工物Wが正方形の板状物であるがこれに限定されない。また、装着テーブル32には、被加工物Wの形状に合わせ、被加工物Wを安定的に固定できる形状のものが選択される。
長尺部材40には、ワイヤ電極12を支持してワイヤ電極12に対し上向き(斜め上向きを含む)の張力を与えるヘッド41が取り付けられている。ヘッド41は、装着テーブル32に固定された被加工物Wの上方で高さ位置が調整可能であり、被加工物Wの高さ方向の厚みに合わせて高さ位置が調整される。
ワイヤ放電加工機10では、ワイヤ支持具42が加工槽13に対して移動しないため、被加工物Wを加工の際、ワイヤ支持具42と加工槽13との間に摺動抵抗が生じず、被加工物Wを安定的に所定の形状に加工することができる。
例えば、ワーク支持部材は装着テーブルを備えなくてもよく、装着テーブルを設けない場合、被加工物を直接アームに固定することができる。また、ワーク支持部材が装着テーブルを備える場合、被加工物を装着テーブルの上側ではなく、下側に固定してもよい。そして、ワーク支持部材が具備するアームは、2本である必要はなく、1本であってもよく、L字状以外の形状のアームを採用することもできる。
また、防振体は必ずしも必要ではない。そして、ワイヤ支持具は、上下方向に長いものに限定されない。
Claims (4)
- ワイヤ支持機構で張設したワイヤ電極に対し、加工槽内の加工液に浸漬された被加工物を移動させて加工するワイヤ放電加工機において、
前記加工槽の外側に設けられた固定台と、前記固定台の上側にX軸方向に移動可能に取り付けられたサドルと、前記固定台に対してX軸方向に前記サドルを移動させる第1の駆動源と、前記サドルの上側にX軸方向に直交するY軸方向に移動可能に取り付けられ、前記被加工物を支持するワーク支持部材と、前記ワーク支持部材を前記サドルに対してY軸方向に移動させる第2の駆動源とを備え、前記加工槽及び前記ワイヤ支持機構を固定した状態で、前記第1、第2の駆動源を作動させて、前記ワーク支持部材及び前記被加工物を一体的に移動させることを特徴とするワイヤ放電加工機。 - 請求項1記載のワイヤ放電加工機において、前記固定台は、間隔を空けて平行配置され、前記サドルが移動可能に取り付けられたX軸方向に長いガイド部材A、Bを有し、前記サドルは、間隔を空けて平行配置され、前記ワーク支持部材が移動可能に取り付けられたY軸方向に長いガイド部材C、Dを有し、前記第1、第2の駆動源の作動に伴い前記固定台に対して移動する部位全体の重心位置は、平面視して、前記ガイド部材A、B、C、Dで囲まれた領域内に収まることを特徴とするワイヤ放電加工機。
- 請求項1記載のワイヤ放電加工機において、前記固定台は、間隔を空けて平行配置され、前記サドルが移動可能に取り付けられたガイド部材A、Bを有し、前記固定台に対する前記サドルの位置を検出する位置検出器が、平面視して、前記加工槽と前記ガイド部材A、Bとの間に配置されていることを特徴とするワイヤ放電加工機。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機において、前記固定台及び前記加工槽を支持するベース部材と、前記ベース部材の下側に配置され、該ワイヤ放電加工機の下方からの振動が該ベース部材に伝達されるのを抑制する防振体とを更に備えることを特徴とするワイヤ放電加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016137474A JP6590765B2 (ja) | 2016-07-12 | 2016-07-12 | ワイヤ放電加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016137474A JP6590765B2 (ja) | 2016-07-12 | 2016-07-12 | ワイヤ放電加工機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018008329A JP2018008329A (ja) | 2018-01-18 |
JP6590765B2 true JP6590765B2 (ja) | 2019-10-16 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016137474A Active JP6590765B2 (ja) | 2016-07-12 | 2016-07-12 | ワイヤ放電加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6590765B2 (ja) |
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2016
- 2016-07-12 JP JP2016137474A patent/JP6590765B2/ja active Active
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JP2018008329A (ja) | 2018-01-18 |
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