JP6590124B1 - 電圧測定装置及びガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、電気光学結晶内を通じる電圧をゼロにするようバイアス電極を制御するバイアス電源制御部を用いて高電圧導体の直流電圧を測定することが可能な電圧測定装置を提供する。本発明の電圧測定装置は、光源(5)と、光源(5)から出射された光を偏光する偏光子(6)と、高電圧導体(1)と離隔するように設けられ、接地された接地導体(2a)と、浮遊電位であり、接地導体(2a)及び高電圧導体(1)とは非接触である結晶端面電極(4)と、結晶端面電極(4)と接地導体(2a)との間に設けられ、偏光子(6)から出射された光を透過するポッケルスセル(3)と、ポッケルスセル(3)で反射された光を透過する検光子(7)と、検光子(7)から出射された光を検出する光検出器(8)と、光検出器(8)により出力された電圧を結晶内電界に換算して出力する結晶内電界測定部(9)と、高電圧導体(1)と結晶端面電極(4)との間に、結晶端面電極(4)と非接触となるように設けられるバイアス電極(10)と、バイアス電極(10)に接続されるバイアス電源(11)と、結晶内電界測定部(9)と接続され、ポッケルスセル(3)の内部電界をゼロに保つようにバイアス電源(11)を制御するバイアス電源制御部(12)と、結晶内電界測定部(9)及びバイアス電源制御部(12)の出力結果に基づいて高電圧導体(1)の電圧を求める測定電圧演算部(13)と、を備えたことを特徴とする。

Description

本発明は、電気光学効果を利用した電圧測定装置及びガス絶縁開閉装置に関するものである。
電力の長距離送電においては、送電効率及びコストの面から、直流送電の技術である高電圧直流(High Voltage Direct Current、以下ではHVDCと呼ぶ)送電が世界的に注目を集めており、各国で技術開発が進んでいる。直流送電系統と従来の交流送電系統とを連繋するための交直変換所及び、異なる周波数である交流送電系統同士を連繋するため両系統間の接続に直流送電を利用する周波数変換所において、電力系統の制御、保護及び計測のために直流電圧は常時監視しておく必要がある。
送電系統、交直変換所及び周波数変換所で監視対象となる直流電圧は、一般に数百kVの高電圧であり、直接測定するのは困難である。そこで、電圧の測定方法として、ポッケルス効果と呼ばれる1次電気光学効果を用いる手法が提案されている。
1次電気光学効果とは、電気光学結晶に対して電界を加えた際に屈折率が電界の強さの1次に比例して変化し複屈折が生じる現象である。複屈折とは、電気光学結晶に電界をかけ、特定の方向の屈折率のみが変化して屈折率に異方性が生じた電気光学結晶内部を光が透過すると、電気光学結晶内部において直交する2成分の透過速度が異なることで、光学的な位相差が生じて偏光状態が変化する現象のことである。光学的な位相差のことを、以下では、偏光位相差と呼ぶ。複屈折の例では、電界が加わった電気光学結晶に所定の角度を有する直線偏光の光を入射させると、出射光は楕円偏光となる。1次電気光学効果であるポッケルス効果において、偏光位相差は電気光学結晶に印加された電界に比例する。したがって偏光位相差を測定によって得ることで、電気光学結晶に印加された電界、すなわち電気光学結晶の両端の電位差を求めることができる。
そこで従来では、直流系統の電圧を複数の抵抗体で構成された分圧器を用いて一旦扱い易い電圧まで降下させた電圧をポッケルス効果を有する電気光学結晶の両端に印加して測定するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。また、直流系統の高電圧導体の電圧を、ポッケルス効果を利用した電界センサを用いて非接触で測定する方法があった(例えば、特許文献2参照)。
特開2015−11019号公報 特開平5−93743号公報
しかしながら、このような従来の複数の抵抗体で構成された分圧器を用いて直流の系統電圧を測定する方法では、複数の抵抗体を絶縁油に浸漬する必要があり、電圧測定装置が大型化してしまうという問題があった。また、ポッケルス効果を有する電気光学結晶に直流電圧が印加された場合、電気光学結晶の内部を通じた電荷挙動により電気光学結晶の両端電圧は次第に減少していくという変動現象が生じる。その結果、ポッケルス効果を有する電気光学結晶を利用した電界センサを用いて非接触で電圧を測定する装置では、変動現象の影響で測定対象の直流電圧の精度が低下するという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、大型化することなく、変動現象の影響により測定対象の直流電圧の測定精度が低下することを低減可能な電圧測定装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電圧測定装置は、光源と、光源から出射された光を偏光する偏光子と、高電圧導体と離隔するように設けられ、接地された接地導体と、浮遊電位であり、接地導体及び高電圧導体とは非接触である結晶端面電極と、結晶端面電極と接地導体との間に設けられ、偏光子から出射された光を透過するポッケルスセルと、ポッケルスセルで反射された光を透過する検光子と、検光子から出射された光を検出する光検出器と、光検出器により出力された電圧を結晶内電界に換算して出力する結晶内電界測定部と、高電圧導体と結晶端面電極との間に、結晶端面電極と非接触となるように設けられるバイアス電極と、バイアス電極に接続されるバイアス電源と、結晶内電界測定部と接続され、ポッケルスセルの内部電界をゼロに保つようにバイアス電源を制御するバイアス電源制御部と、結晶内電界測定部及びバイアス電源制御部の出力結果に基づいて高電圧導体の電圧を求める測定電圧演算部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る電圧測定装置は、電気光学結晶を使用することで電気測定装置を小型化することができ、変動現象の影響による測定対象の直流電圧の測定精度の低下を低減することができる。
実施の形態1に係る電圧測定装置を説明するための構成図の例である。 実施の形態1に係る電圧測定装置を説明するための構成図の一部をAの矢印から見た断面図である。 実施の形態1に係る電圧測定装置に用いるポッケルスセルの模式図の例である。 実施の形態1に係る電圧測定装置を説明するための電気的等化回路の例である。 実施の形態1に係る電圧測定装置の正弦波のグラフの例である。 実施の形態2に係る電圧測定装置を説明するための構成図の例である。 実施の形態2に係る電圧測定装置の正弦波のグラフの例である。 実施の形態3に係る電圧測定装置を説明するための構成図の例である。 実施の形態4に係る電圧測定装置を説明するための成図の例である。 実施の形態5に係る電圧測定装置を説明するための構成図の例である。 実施の形態6に係る電圧測定装置を説明するための構成図の例である。 実施の形態7に係る電圧測定装置を適用したガス絶縁開閉装置の外観図の例である。 実施の形態7に係る電圧測定装置を適用したガス絶縁開閉装置の回路構成を示すための図の例である。 実施の形態7に係る電圧測定装置を説明するための構成図の例である。 実施の形態7に係る電圧測定装置を説明するための構成図の一部をBの矢印から見た断面図である。
実施の形態1.
本実施の形態である電圧測定装置について説明する。図1は、本実施の形態である電圧測定装置の構成を説明するための構成図である。点線の矢印は、レーザ光の流れを示す。また、実線の矢印は信号の流れを示す。
図1に示されるように、本実施の形態である電圧測定装置は、高電圧導体1に印加された直流電圧を測定するものである。本実施の形態である電圧測定装置には、接地電位に固定された接地導体2a、ポッケルスセル3、結晶端面電極4、バイアス電極10、バイアス電源11、光ファイバ14、ブッシング15、絶縁性支持物16、入力部100及び出力部101が設けられている。
ポッケルス効果を有する電気光学結晶で構成されたポッケルスセル3は、高電圧導体1と接地導体2aとの間に、高電圧導体1とは非接触で、接地導体2aとは接触して配置されている。結晶端面電極4は、ポッケルスセル3の上面に設けられている。また、入力部100には、光源5、偏光子6、検光子7及び光検出器8が備えられている。出力部101には、結晶内電界測定部9、バイアス電源制御部12及び測定電圧演算部13が備えられている。なお、光源5は、レーザ光源であるとして以下では説明する。また、光ファイバ14は、レーザ光の偏光状態が保持可能なものである。
光源5から出射され偏光子6を通ったレーザ光は、一方の光ファイバ14を介してポッケルスセル3に下端から入射する。一方の光ファイバ14を介してポッケルスセル3に入射したレーザ光は、ポッケルスセル3の上端面で反射され、他方の光ファイバ14を介して検光子7を通り、光検出器8に入射する。光検出器8は、結晶内電界測定部9に検出したレーザ光の強度を出力する。
結晶内電界測定部9は、レーザ光の強度からポッケルスセル3の電気光学結晶内の電界を求め、バイアス電源制御部12及び測定電圧演算部13に測定された電界の値を出力する。
バイアス電極10は、結晶端面電極4とは非接触になるよう絶縁性支持物16によって支持固定されている。
バイアス電源11は、接地導体2aと電気絶縁するためのブッシング15を通してバイアス電極10に接続されている。
バイアス電源制御部12は、結晶内電界測定部9から入力された電界の値に応じてバイアス電源11から出力されるバイアス電圧を設定するために、設定信号を出力する。バイアス電源11は、バイアス電源制御部12が出力する設定信号が入力され、バイアス電源制御部12により出力するバイアス電圧が制御される。
また、測定電圧演算部13は、結晶内電界測定部9及びバイアス電源11と接続されており、結晶内電界測定部9で測定された電界の値とバイアス電源制御部12から出力された設定信号とから、高電圧導体1に印加されている直流電圧を演算により求める。
図2は、図1の破線の矢印Aから見た高電圧導体1と接地導体2aとの断面図である。図2で示されるように、接地導体2aは平板形状をしており、高電圧導体1と離隔して対向するように設けられている。
高電圧導体1は、本実施の形態では、直流の送電線に接続され直流の送電用にジュール損を低減するように昇圧された充電部であり、直流電圧は高い場合で数100kVに至る。高電圧導体1としての例としては、変電所、交直変換所及び周波数変換所における電力機器周囲の導体が挙げられる。
接地導体2aは、高電圧導体1に対向するように設置され、その電位は接地線と地面に埋め込まれた接地極を通じて対地電位、すなわち0電位に固定される。接地線や接地極のインピーダンスは充分低くある必要があり、A種接地が確保されていることが望ましい。
ポッケルスセル3に使用される電気光学結晶は、1次電気光学効果、いわゆるポッケルス効果を有する結晶である。電気光学結晶の例としては、LiNbO、LiTaO、Bi12SiO12、BiGe12及び水晶がある。
ポッケルスセル3は、接地導体2aと結晶端面電極4との電位差の測定のため設置される。ポッケルスセル3を構成する電気光学結晶は、空気又は絶縁ガス等の周囲媒体に比べると誘電率が高く、抵抗率が低い。したがって、ポッケルスセル3の電気光学結晶と接地導体2aとの間、及び電気光学結晶と結晶端面電極4との間にもし空隙が入ると、ポッケルスセル3の両端電圧は大きく変動することになってしまう。こうした両端電圧の変動は、高電圧導体1の電位測定の誤差の要因となる。
図3は、本実施の形態の電圧測定装置で用いられているポッケルスセル3の模式図である。点線の矢印はレーザ光の流れを示す。図3に示すように、電気光学結晶3aと結晶端面電極4との接触面に導電層21a、電気光学結晶3aと接地導体2aとの接触面に導電層21bを設けることで、高電圧導体1の電位測定における誤差の減少につながる。導電層21a及び導電層21bは、導電材料を電気光学結晶3aの両端面に蒸着して形成される。
導電層21a及び導電層21bにより、電気光学結晶3aと結晶端面電極4、及び電気光学結晶3aと接地導体2aとは各々空隙を生じることなく、高電圧導体1の電位測定の誤差を抑制することができるようになる。
ポッケルスセル3には、電界による電気光学結晶3a内部の屈折率の変化で生じる偏光位相差の測定のため、レーザ光を透過させる。図1の例では、ポッケルスセル3に設けられた導電層21bと接触する接地導体2aには、光が通過する入射側開口が設けられており、この入射側開口からレーザ光が入射する。このとき、入射側開口は、レーザ光が高電圧導体1と接地導体2aとの間に形成される電界の向きと極力同じ向きになるように設けられている。そして、結晶端面電極4と接触するポッケルスセル3の上面に設けられた導電層21aの表面にてレーザ光は反射する。ポッケルスセル3に設けられた導電層21bと接触する接地導体2aには、光が通過する出射側開口も設けられており、導電層21aの表面で反射してポッケルスセル3の内部を通って戻ってきたレーザ光は、この出射側開口から出射する。
そのため、図1及び図3において、ポッケルスセル3の上面は、光学反射特性を持った、結晶端面電極4と電気接続可能な導電層21aで構成される必要がある。
また、ポッケルスセル3の下面は、光学透過特性を持った、接地導体2aと電気接続可能な導電層21bで構成される必要がある。
光学反射特性が要求される導電層21aには、金及びアルミ等の材料からなる導電性の材料を用いる。
レーザ光路を確保するために、光学透過特性が要求される導電層21bには、光学透過特性のある酸化インジウム錫(Indium Tin Oxide、ITO)等の材料を用いる。
結晶端面電極4は、ポッケルスセル3に設けられた導電層21aに接触して設置される。結晶端面電極4は高電界下に設置されるため、端部はR面取りするといった電界強調を避ける形状とするのが望ましい。
結晶端面電極4は、浮遊電位とするため、高電圧導体1、接地導体2a及びバイアス電極10とは非接触で設置される。
図4は、実施の形態1に係る電圧測定装置で高電圧導体1に印加された直流電圧を測定するための電圧測定系の電気的等価回路図を示す。結晶端面電極4の電位Vを式(1)に示す。結晶端面電極4の電位Vは、高電圧導体1の電位Vapp、接地導体2aの0電位及びバイアス電極10の電位Vにより決定される。ここで、結晶端面電極4と高電圧導体1との静電容量を静電容量C、結晶端面電極4と接地導体2aとの静電容量を静電容量C、結晶端面電極4とバイアス電極10との静電容量を静電容量C、ポッケルスセル3の電気抵抗をR及び結晶端面電極4の帯電量を帯電量Qで示す。
Figure 0006590124
ポッケルスセル3を構成する電気光学結晶3aの電気抵抗Rは有限であるため、結晶端面電極4の電位Vがゼロでない場合は、電気抵抗Rを通じた電荷移動により結晶端面電極4の帯電量Qが変動していき、結晶端面電極4の電位Vは接地導体2aと同電位となるよう変動する。この変動の減衰時定数は、電気光学結晶3aの誘電率と抵抗率の積で表される。
光源5は、可干渉性及び指向性のよいものが望ましくレーザが使用される場合が多い。使用するレーザの具体例としては、半導体レーザ、固体レーザ及びガスレーザ等が挙げられる。
光源5が出射したレーザ光は、偏光子6を透過することで直線偏光となり、両端にコリメータを有する偏光を保持する光ファイバ14を通してポッケルスセル3に入射する。ポッケルスセル3を透過するレーザ光は、電気光学結晶3a内電界に応じた偏光位相差を生じた後、導電層21aの表面で反射する。反射されたレーザ光は、再度、電気光学結晶3a内電界に応じた偏光位相差を生じた後に導電層21bを透過し、光ファイバ14を介して検光子7を通過し、光検出器8に入射する。光検出器8では、光―電気変換により光強度を電気信号として検出する。
ポッケルスセル3を透過するレーザ光に生じる偏光位相差を直接測定することは困難である。したがって、偏光子6及び検光子7に光を透過させることで、偏光位相差を光強度に換算して測定する。例えば、偏光子6と検光子7の光学軸を互いに直交させるように配置した場合、ポッケルスセル3に入射する光強度Iinと、光検出器8に入射する光強度Ioutの関係は、式(2)で表される。ここで偏光位相差θは、ポッケルスセル3をレーザ光が1回通過することによっての電気光学効果により生じる偏光位相差を表す。したがって、レーザ光は図1の点線で示す矢印のように反射されることから、2回通過分の偏光位相差2θが生じることになり、式(2)の右辺のようになる。
Figure 0006590124
本実施の形態では、偏光子6と検光子7との各光学軸を互いに直交させるように配置する。このように配置した場合、光源5から出射されたレーザ光のうち、偏光子6の光学軸の方向と同じ特定の偏光方向の光が偏光子6を透過する。さらに、ポッケルスセル3から出射されたレーザ光のうち、検光子7の光学軸の方向と同じ偏光方向のレーザ光が検光子7を透過する。すなわち、偏光子6を透過したレーザ光の偏光方向と検光子7を透過したレーザ光の偏光方向とは直交する。したがって、光源5が出射したレーザ光は、電気光学結晶3aに電界が加わらない状態では、検光子7を透過することはできないため光検出器8で検出される光強度は原理上ゼロである。
一方、電気光学結晶3aに電界が加わると、ポッケルス効果の原理に従って、入射光には偏光位相差が生じる。その場合、光源5が出射した光は偏光子6を透過し、直線偏光となる。その後、ポッケルスセル3を透過し楕円偏光となる。したがって、検光子7の光学軸に対応した成分は検光子7を透過することができ、光検出器8で検出される光強度はゼロでない値となる。この光強度は、電気光学結晶3a内部の電界に応じて正弦波曲線を示す。また、偏光位相差θと電気光学結晶3aの両端の電位差Vには比例関係があり、比例係数は電気光学結晶3aの種類及び結晶軸に大きく依存する。
結晶内電界測定部9は、入力された光検出器8の出力電圧を結晶内電界に換算して出力する。図5において、予め校正時に取得される結晶内電界と光検出器8の出力電圧の関係を示す正弦波曲線を示す。縦軸が光検出器8の出力電圧を規格化したものであり、横軸は偏光位相差θを表す。結晶内電界測定部9の出力は、バイアス電源制御部12に入力される。
バイアス電源制御部12は、電気光学結晶3aの内部電界に応じてバイアス電源11の出力値を制御する。結晶端面電極4は浮遊電位であり、結晶端面電極4の電位はバイアス電極10の電位に応じて誘導され制御することが出来る。
本実施の形態では、電気光学結晶3aの内部電界をゼロに保つことで、電気光学結晶3aを通じた電気伝導を抑制する。電気光学結晶3aの内部電界は、電気光学結晶3a内を伝搬する光の偏光位相差θから測定し、結晶内電界測定部9から出力され把握することが出来る。電気光学結晶3aの内部電界がゼロ以外の値を有する場合は、バイアス電源制御部12がバイアス電源11を制御することで、結晶端面電極4の電位を変化させ、結晶内電界測定部9の出力がゼロになるようフィードバック制御する。
フィードバック周期は、電気光学結晶3aの電気伝導による帯電の時定数より十分早くする必要がある。さらに、フィードバック周期は、電圧測定装置の応答速度を決めるため、小さいほど望ましい。しかし、応答速度に応じて結晶内電界測定部9のサンプリング周波数を高くする必要があり、高コスト化するため、用途に応じて選定される。
測定電圧演算部13は、結晶内電界測定部9の出力及びバイアス電源制御部12の出力を受け、結晶内電界測定部9も出力がゼロとなり電気光学結晶3aの内部電界がゼロとなったことを確認した上で、測定対象である高電圧導体1の電位Vappを演算する。式(1)を変形した式(3)を示す。式(3)より、高電圧導体1の電位Vappが算出される。式(3)の結晶端面電極4の電位Vは、一般的に電気光学結晶3aの内部電界が生じている場合において、電気光学結晶3aの内部電界と厚さの積から求められる。なお、電気光学結晶3aの内部電界がゼロの場合は、電位Vもゼロである。
Figure 0006590124
結晶端面電極4の帯電量Qの値は通常わずかであるが、式(3)に示すように、高電圧導体1の電位測定において、帯電量Qが測定誤差要因となるため、測定開始時点では結晶端面電極4を接地除電し、帯電量Qをゼロとする。
バイアス電源制御部12によってバイアス電源11を制御することで、電気光学結晶3aの内部電界をゼロに保つことできる。したがって、ポッケルス効果を有する電気光学結晶3aを使用することで電圧測定装置が大型化することなく、また、電気光学結晶3aの内部電界がゼロとなるようにフィードバック制御することで変動現象の影響により測定対象の直流電圧の測定精度の低下を低減することができる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2に係る電圧測定装置の構成を説明するための構成図である。実施の形態1と異なる点は、偏光子6とポッケルスセル3との間に4分の1波長板31を挿入している点である。なお、実施の形態1と同様の内容については説明を省略する。図6では、4分の1波長板31が偏光子6とポッケルスセル3との間に挿入されている例を記載しているが、4分の1波長板31は、少なくとも偏光子6と検光子7との間に挿入されていればよい。本実施の形態においては、偏光子6と検光子7との光学軸を互いに直交させ、さらに4分の1波長板31の光学軸の中でFAST軸を偏光子6の光学軸に対して±45度とする。
このように構成された電圧測定装置においては、ポッケルスセル3に入射する光強度Iinと、光検出器8に入射する光強度Ioutの関係は、式(4)で表わされる。ここで、偏光位相差θは、実施の形態1と同様に、電気光学結晶3aに電界を加えることで生じる偏光位相差を表す。レーザ光は、ポッケルスセル3に入射した後、導電層21aにおいて反射されて光検出器8に入射するため、図5の点線で示されるレーザ光の流れのようにsin2θとする。すなわち、実施の形態1と同様に、レーザ光はポッケルスセル3を2回通過するので、2回通過分の偏光位相差2θとなる。
Figure 0006590124
4分の1波長板31を適用することで、偏光位相差θがゼロから微小に変動した際のIoutの変動(dIout/dθ(θ=0))が大きくなるため、偏光位相差θがゼロ付近における測定感度が改善される。
図7は、本実施の形態の結晶内電界と光検出器8の出力電圧の関係を示す正弦波曲線を示す。4分の1波長板31の光学軸の中で、FAST軸を偏光子6の光学軸に対して+45度とした場合のグラフである。縦軸が結晶内電界と光検出器8の出力電圧の関係であり、横軸は偏光位相差θを表す。
図7で示すように、4分の1波長板31を設けることで位相が45度ずれるため、実施の形態1の図5とは異なり、左右非対称となる。したがって、高電圧導体1に印加された直流電圧の極性も判定することができる。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3に係る電圧測定装置の構成を説明するための構成図である。実施の形態3において実施の形態1及び2との相違は、ポッケルスセル3と検光子7との間のビームスプリッタ32及び、反射光を検出する反射光検出器33とを備えている点である。なお、実施の形態1及び2と同様の内容については説明を省略する。結晶内電界測定部9は、光検出器8と反射光検出器33との出力電圧から電気光学結晶3aに加わる電界を算出する。
実施の形態1の構成では、光源5の出射光強度の変動及び気温変化等によるレーザ光路上にある素子の光学特性の変動により、光検出器8への入射光強度が増減することで、電気光学結晶3a内に電界の読み取り誤差となっていた。
本実施の形態が有する反射光検出器33は、検光子7を透過する前のレーザ光強度を検出するため偏光位相差θの影響は受けず、上記で述べた光源5の出射光強度の変動及び気温変化等によるレーザ光路上にある素子の光学特性の変動のみを検出する。式(2)又は式(4)において、Iinに反射光検出器33の出力を用いることで、変動を補正し測定精度を向上することができる。
実施の形態4.
図9は、実施の形態4に係る電圧測定装置の構成を説明するための構成図である。
実施の形態1〜3との相違は、光検出器8と結晶内電界測定部9とに接続されたロックインアンプ34、信号減衰器35及び交流電源36を有している点である。なお、実施の形態1〜3と同様の内容については説明を省略する。
接地導体2aは、直接接地されずに、変調電圧を生成する交流電源36を介して接地される。すなわち、接地導体2aには交流電源36で生成された変調電圧が印加されている。さらに、交流電源36で生成された変調電圧は信号減衰器35を介して減衰されてロックインアンプ34のリファレンス信号となっている。
ロックインアンプ34は、光検出器8の出力を入力信号とする。さらに、ロックインアンプ34は、信号減衰器35からの減衰された変調信号をリファレンス信号として入力信号を位相同期検波し、結晶内電界測定部9に出力する。
光検出器8は、レーザ光ではない外乱光の影響及び周囲電磁ノイズによる影響を受けることで測定感度が低下する可能性がある。
そこで、接地導体2aの電位を所定の周波数で振動させ、光検出器8の出力から同周波数かつ同位相の成分をロックインアンプ34で抽出することで、上記で挙げたレーザ光ではない外乱光の影響及び周囲電磁ノイズによる影響を低減することができる。
実施の形態5.
図10は、実施の形態5に係る電圧測定装置の構成を説明するための構成図である。
実施の形態1〜4との相違は、温度センサ37が設けられ、ポッケルスセル3、光源5、偏光子6、検光子7、光検出器8及び4分の1波長板31の温度を測定する点である。なお、実施の形態1〜4と同様の内容については説明を省略する。また図10では、温度センサ37は1つだけ設けているが、複数設けてもよい。
ポッケルスセル3、光源5、偏光子6、検光子7及び光検出器8は温度に依存し特性が変動するため、予めその温度依存性を取得しておき、測定環境温度を温度センサ37により把握することで、その影響を低減することができる。
実施の形態6.
図11は、実施の形態6に係る電圧測定装置の構造を説明するための構造図である。実施の形態1〜5との相違は、結晶端面電極4の帯電を除電するための除電部38を有する点である。なお、実施の形態1〜5と同様の内容については説明を省略する。
式(3)で示したように、結晶端面電極4の帯電は測定誤差をもたらす。測定時には、結晶端面電極4の周囲に設置の金属部における高電界箇所からの電子放出、微小放電及び空間電荷の放出による結晶端面電極4の帯電をもたらすことが考えられる。したがって、結晶端面電極4の周囲構造物では、電界低減のため電極角部及び異種材料の三重点といった電界強調する構造を排除した電界緩和構造を採用することが求められる。しかし、機器の寸法やコスト上の制限から電子放出等を完全に抑制することが困難となることが想定される。
そのため、本実施の形態のように除電部38を備えることで、定期的に結晶端面電極4の帯電を除電することができ、測定精度の向上と測定系の小型化を実現することができる。
実施の形態7.
ガス絶縁開閉装置は、接地された金属製の密閉容器内に、遮断器、断路器、接地開閉器、母線、避雷器、計器用変圧器及び変流器等を収納してガス絶縁化した開閉装置である。
以下では、直流送電に使用される機器に本実施の形態に係る電圧測定装置が適用される例として、直流電圧で充電された母線が収納されたガス絶縁開閉装置への適用例を説明する。
図12は、本実施の形態に係る電圧測定装置200を適用したガス絶縁開閉装置の外観図であり、図13は、ガス絶縁開閉装置の回路構成を示すための図である。図12及び図13に示されたガス絶縁開閉装置は、接地された金属製の密閉容器内に母線50が収納されており、直流送電線が接続されるケーブルヘッド40と、直流電圧の測定対象となる母線50と、断路器42と、断路器42の両側に設けられた接地開閉器41a,41bと、避雷器43と、計器用変流器44と、母線50の直流電圧を測定する電圧測定装置200とを備えている。
図14は、図12及び図13に示したガス絶縁開閉装置に搭載するのに適する本実施の形態に係る電圧測定装置200の構造を説明するための構成図である。実施の形態1〜6との相違は、電圧測定装置200をガス絶縁開閉装置に適用するために接地導体の形状を変更した点である。図15は、図14の一部を破線の矢印Bから見た図であり、本実施の形態における接地導体2bは、円筒状の金属導体で形成されており、母線50を中心軸にして配置されている。なお、実施の形態1〜6と同様の内容は説明を省略する。本実施の形態における高電圧導体は母線50が相当し、本実施の形態に係る電圧測定装置200は、接地導体2bの電位を基準として母線50に充電された直流電圧を測定する。
ガス絶縁開閉装置において、接地導体2bである円筒状の金属導体と母線50が相当する高電圧導体との間の空間は、絶縁距離を確保するための絶縁距離が確保されており、さらに絶縁特性を高めるために大気圧以上に加圧された絶縁性ガスで気密に封止されている。絶縁性ガスとしては、乾燥空気、SF、CO及びCFI等が挙げられる。
本実施の形態に係る電圧測定装置200においては、ポッケルスセル3を接地導体2bである円筒状の金属導体の内部に設置している。本実施の形態において、高電圧導体としての母線50に充電された直流電圧を測定する方法は実施の形態1と同様である。
1 高電圧導体
2a,2b 接地導体
3 ポッケルスセル
3a 電気光学結晶
4 結晶端面電極
5 光源
6 偏光子
7 検光子
8 光検出器
9 結晶内電界測定部
10 バイアス電極
11 バイアス電源
12 バイアス電源制御部
13 測定電圧演算部
14 光ファイバ
15 ブッシング
16 絶縁性支持物
21a,21b 導電層
31 4分の1波長板
32 ビームスプリッタ
33 反射光検出器
34 ロックインアンプ
35 信号減衰器
36 交流電源
37 温度センサ
38 除電部
40 ケーブルヘッド
41a,41b 接地開閉器
42 断路器
43 避雷器
44 計器用変流器
50 母線
100 入力部
101 出力部
200 電圧測定装置

Claims (11)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された光を偏光する偏光子と、
    高電圧導体と離隔するように設けられ、接地された接地導体と、
    浮遊電位であり、前記接地導体及び前記高電圧導体とは非接触である結晶端面電極と、
    前記結晶端面電極と前記接地導体との間に設けられ、前記偏光子から出射された前記光を透過するポッケルスセルと、
    前記ポッケルスセルで反射された前記光を透過する検光子と、
    前記検光子から出射された前記光を検出する光検出器と、
    前記光検出器により出力された電圧を結晶内電界に換算して出力する結晶内電界測定部と、
    前記高電圧導体と前記結晶端面電極との間に、前記結晶端面電極と非接触となるように設けられるバイアス電極と、
    前記バイアス電極に接続されるバイアス電源と、
    前記結晶内電界測定部と接続され、前記ポッケルスセルの内部電界をゼロに保つように前記バイアス電源を制御するバイアス電源制御部と、
    前記結晶内電界測定部及び前記バイアス電源制御部の出力結果に基づいて前記高電圧導体の電圧を求める測定電圧演算部と、
    を備えたことを特徴とする電圧測定装置。
  2. 前記ポッケルスセルは、
    電気光学結晶と、
    前記電気光学結晶と前記結晶端面電極との接触面に設けられる第1の導電層と、
    前記第1の導電層と対向するように前記電気光学結晶と前記接地導体との接触面に設けられる第2の導電層と、
    で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電圧測定装置。
  3. 前記第1の導電層は、光学反射特性を持った導電性材料で構成されており、
    前記第2の導電層は、光学透過特性を持った材料で構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の電圧測定装置。
  4. 前記ポッケルスセルを伝播する前記光の偏光位相差は、
    前記ポッケルスセル内で反射されることで、2倍となる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電圧測定装置。
  5. 前記偏光子と前記検光子との間に4分の1波長板を設けること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電圧測定装置。
  6. 前記検光子と前記光検出器との間にビームスプリッタと、
    前記ビームスプリッタから出力された反射光を検出する反射光検出器と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電圧測定装置。
  7. 交流電源と、
    前記交流電源で生成された電圧を減衰させて信号とする信号減衰器と、
    前記信号減衰器で減衰された信号をレファレンス信号とし、前記光検出器からの出力を位相同期検波するロックインアンプと、
    を備え、
    前記接地導体は、前記交流電源を介して接地されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電圧測定装置。
  8. 前記偏光子と前記検光子との間に4分の1波長板が設けられ、
    前記電気光学結晶、前記光源、前記偏光子、前記検光子、前記光検出器及び前記4分の1波長板の温度を測定するよう設けられた温度センサと、
    を備えたことを特徴とする請求項に記載の電圧測定装置。
  9. 前記結晶端面電極の帯電を除電する除電部と
    を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の
    電圧測定装置。
  10. 前記高電圧導体は、直流送電の送電線に接続された充電部であり、
    前記接地導体は、平板形状であること
    を特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の電圧測定装置。
  11. 請求項1から9のいずれか1項に記載の電圧測定装置を搭載し、
    前記高電圧導体は、母線であり、
    前記接地導体は、前記母線を取り囲む円筒状の金属導体であること
    を特徴とするガス絶縁開閉装置。
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